JPS637402Y2 - - Google Patents

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JPS637402Y2
JPS637402Y2 JP1983069593U JP6959383U JPS637402Y2 JP S637402 Y2 JPS637402 Y2 JP S637402Y2 JP 1983069593 U JP1983069593 U JP 1983069593U JP 6959383 U JP6959383 U JP 6959383U JP S637402 Y2 JPS637402 Y2 JP S637402Y2
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core
main body
wire
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insulating core
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JP1983069593U
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JPS59175446U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばベアリングのレースやワツシ
ヤ類等に適用されるリングを連続的に製造する装
置の改良に関する。
従来、この種リングは、パイプ材を輪切りにし
たり或は板材を打抜いたりして製造されていた。
ところが、この様な方法では、材料歩留りが極
めて悪いので、コストの高騰を招く難点があつ
た。
この為、近年にあつては、線材を利用して、こ
れを芯金に沿つて彎曲させ、その両端を溶接する
事に依りリングとする製造方法が広く採用されて
いる。
例えば、特公昭45−15873号公報に開示された
製造方法が知られている。
これは、所定寸法の線材を一つの芯金の周囲
に、回転しながら移動する二つの小ロールに依り
加圧すると同時に曲げ加工を行ない、曲げ加工完
了部位にダイスを順次押付けて線材を芯金との間
で加圧し、線材の両端接触時に小ロールに通電し
て該両端部を溶接し、その後前記溶接部をダイス
で加圧する事に依りリングを得る様にしたもので
ある。
ところが、同方法は、線材を芯金に対して動か
す事なく、成形できると共に溶接できる利点はあ
るが、次の様な難点があつた。
(1) 成形時には、小ロールを回転させると共に、
溶接時にはこれを退避させねばならないので、
構造が極めて複雑化する。
(2) 二つの小ロールは、所定の直径を持つと共
に、溶接時には離間させて置かねばならないの
で、線材の端部まで適正に彎曲できず、この
為、線材の両端部が芯金から離間した状態を呈
する。
(3) 線材の両端部が芯金から離間している事は、
溶接時に幸いする。何故なら、芯金は成形を担
う関係上金属で作製され、この導電性の高い芯
金との間で溶着する惧れがないからである。
ところが、この様な状態で溶接すると、線材
の両端部の内側(芯金に近い側)のみが溶着さ
れ易く、所謂溶接が不完全となつてその強度が
大幅に低下し、形状も真円状にならない。
(4) 溶接後のリングは、溶接部分が芯金から離間
した分だけ芯金外径より大きくなつているの
で、この溶接部分をダイスで加圧しても芯金に
準ずる真円度の高いリングにする事が極めて難
しい。
又、例えば特開昭54−20953号公報並びに実開
昭54−152144号公報に開示された方法も知られて
いる。
これらは、芯金とこれに対して求心方向に移動
する複数の押圧頭に依り所定寸法の線材を漸次環
状にした後、この環状体を芯金から一旦外して別
の処でその両端部を溶接してリングと為すもので
ある。
同方法は、線材を完全に環状に彎曲させた後に
その両端部を溶接するので、前者の方法より真円
度の高いリングを製造できるが、次の様な難点が
あつた。
(1) 成形後の環状体を芯金から一旦外して別の処
で溶接するので、その経路途中には落下制御機
構、ターンテーブル、把持機構等の付帯設備が
必要となり、構造が複雑化して大型化する。
(2) 溶接時には、環状体の両側から把持するだけ
であるので、真円度の高いリングができず、両
端接合部に段差等ができ、不良品が出る事が多
かつた。
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
構造が比較的簡単で小型化が図れると共に、真円
度の高いリングを製造でき、且つ不良品が出ない
リング製造装置を提供するにある。
本考案のリング製造装置は、本体と、本体に突
設された円柱状の芯金と、芯金と同径の円柱状を
呈して該芯金の遊端側に同心状に連設された絶縁
芯体と、本体に設けられて長尺線材を芯金へ送出
する送出管と、本体に設けられて長尺線材を所定
寸法の線材に切断する切断刃と、本体に設けられ
て芯金に対して求心方向に移動自在で切断刃と同
期して所定寸法の線材を芯金との間で漸次彎曲し
て環状体にする複数の成形用押頭と、本体に設け
られて環状体を絶縁芯体へ移動させる押動体と、
本体に設けられて絶縁芯体に対して求心方向に移
動自在で成形用押頭と同期して環状体を絶縁芯体
へ押圧すると共にその両端間に通電して溶接する
溶接用押頭と、から構成した事に特徴が存する。
本考案に依れば、次の様な優れた効果を奏する
事ができる。
(1) 本体、芯金、絶縁芯体、送出管、切断刃、成
形用押頭、押動体、溶接用押頭に依り構成し、
所謂これらを一纒に設けたので、構造が比較的
簡単で小型化を図る事ができる。
(2) 完全に環状に彎曲成形した後に溶接すると共
に、溶接時には環状体の中心に絶縁芯体が存す
るので、これに沿つた真円度の高いリングを製
造する事ができる。
勿論、絶縁芯体が存するので、両端接合部に
段差等が起生して不良品となる様な事はないば
かりでなく、両端接合部と絶縁芯体とが溶着す
る惧れもない。
(3) 切断刃と成形用押頭と溶接用押頭とを同期し
て作動させる様にしたので、これらの作動が容
易になる。
(4) 切断と成形と溶接を並行して同期的に行なう
様にしたので、その製造速度を倍加する事がで
きる。
(5) 環状体を絶縁芯体へ移動させる押動体を設け
たので、芯金で成形された環状体を絶縁芯体ま
で移動させる事ができると共に、該環状体に依
り絶縁芯体で溶接されたリングを絶縁芯体から
離脱させる事ができる。この為、特別なリング
排出機構が不要となり、それだけ製造装置の構
造が簡素化でき、然も製造速度の向上並びに装
置価格の低減を図る事ができる。
本考案に依れば、芯金と絶縁芯体が連設されて
いるので、成形機構部分と溶接機構部分とが隣接
し、この為、構造が比較的簡単で小型化を図る事
ができる。
然も、完全に環状に彎曲成形した後に溶接する
と共に、溶接時には環状体の中心に絶縁芯体が存
するので、これに沿つた真円度の高いリングを製
造する事ができる。勿論、絶縁芯体が存するの
で、両端接合部に段差等が起生して不良品となる
様な事はないばかりでなく、両端接合部と絶縁芯
体とが溶着する惧れもない。
更に、本考案に依れば、成形と溶接を並行して
同期的に行ない得るので、その製造速度を倍加す
る事ができる。
加えて、成形後の環状体を押動体にて移行させ
ると共に、移行して来た環状体に依り溶接後のリ
ングを押して絶縁芯体の遊端から離脱放出し得る
ので、特別な排出機構が不要となり、それだけ製
造装置の構造が簡素化でき、然も製造速度の向上
並びに装置価格の低減を図る事ができる。
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の実施例に係るリング製造装
置の構造を示す要部正面図。第2図は、その縦断
側面図である。
リング製造装置1は、本体2、芯金3、絶縁芯
体4、成形用押頭5、押動体6、溶接用押頭7と
からその主要部が構成されている。
本体2は、詳しく図描していないが、箱状を呈
している。
芯金3は、金属性で円柱状を呈し、本体2の一
側面にその基端が水平片持ち状態で突設されてい
る。
絶縁芯体4は、芯金3と同径の円柱状を呈して
絶縁物で作製され、芯金3の遊端側に同心状態で
連設されている。従つて、芯金3と絶縁芯体4の
外面は面一になつている。
成形用押頭5は、複数あつて、芯金3に対して
求心方向に移動できるべく本体2に設けられて居
り、所定寸法の線材Aを芯金3との間で漸次彎曲
して環状するものである。
この例では、上部押頭8、左右一対の側部押頭
9,9、下部押頭10とから成つて居り、何れの
押頭もその先端は芯金3の外径と等しい凹弧面に
為されていると共に、環状体Bの外径に呼応した
凹弧溝が形設されている。
而して、これらは、上部押頭8、側部押頭9,
9、下部押頭10の順序で求心方向に作動される
様になつている。
押動体6は、環状体Bを芯金3から絶縁芯体4
まで移動させる為のものである。
この例では、押杆の前側が平面二叉状に為され
ていると共に、この二叉部分が芯金3並びに絶縁
芯体4の両側に外接して前後に摺動すべく配さ
れ、二叉部分の各先部内側には環状体Bが嵌入す
る内段部が形設されている。
溶接用押頭7は、絶縁芯体4に対して求心方向
に移動できるべく本体2に設けられて居り、環状
体Bを絶縁芯体4へ押圧すると共に、その両端部
C,C間に通電して溶接する為のものである。
この例では、環状体Bの両端部C,Cとは反対
側を絶縁芯体4へ押圧する上部の押頭11と、環
状体Bの両端部C,Cどうしを接当させると共に
絶縁芯体4へ押圧する斜下方の二つの電極押頭1
2,12とから成り、電極押頭12,12には溶
接電流が流れる様に為されている。
押頭11は、成形用押頭5の上部押頭8と、
又、電極押頭12,12は側部押頭9,9と夫々
同期的に作動する様になつている。
尚、本実施例では、成形用押頭5の上部押頭8
の一側部に切断刃13が設けられ、送出管14か
ら定寸だけ送られた長尺線材Eを切断刃13と送
出管14の端部との間で切断し、所定寸法の線材
Aが得られる様にしている。
成形用押頭5の各押頭8,9,9,10、押動
体6、溶接用押頭7の各押頭11,12,12
は、夫々図示していないカムを介して駆動源に依
り作動する様に為されている。
線材Aは、本実施例では断面角形を呈してい
る。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解
する。
第1図及び第2図は、成形用押頭5、押動体
6、溶接用押頭7が夫々原位置にある状態を示し
て居り、この状態から長尺線材Eが第3図の如く
定寸だけ芯金3の上部に接する様に送出管14か
ら送給される。
長尺線材Eが定寸だけ送給されると、成形用押
頭5の上部押頭8と切断刃13が第5図の如く降
下する。この為、長尺線材Eは、切断刃13と送
出管14に依り切断されて所定寸法の線材Aとな
り、該線材Aは上部押頭8と芯金3とに依り倒立
U型に彎曲される。
その後、側部押頭9,9が第7図の如く芯金3
の方へ移動して線材Aの遊端部を彎曲させると共
に、下部押頭10が第9図の如く上昇して線材A
を環状に彎曲させ、環状体Bにする。環状体B
は、その両端部C,Cが下方に存している。
線材Aを環状体Bにした後の上部押頭8、切断
刃13、側部押頭9,9、下部押頭10は、夫々
第11図の如く原位置に戻る。
次いで、押動体6が作動し、第13図の如くそ
の内段部を環状体Bに嵌合してこれを芯金3の位
置から第14図に示す如く絶縁芯体4の方へ移動
させる。押動体6は、その後、原位置に戻る。
絶縁芯体4に達した環状体Bは、第6図の如く
溶接用押頭7の押頭11に依りその上部が絶縁芯
体4へ押圧される。
その後、二つの電極押頭12,12が作動して
第8図の如く環状体Bの各端部C,Cどうしが接
合すべくこれらを夫々絶縁芯体4に押圧し、この
状態を保持したまま、第10図の如く両電極押頭
12,12に溶接電流を流すことに依り両端部
C,C間に通電してここを溶接する。
環状体Bの両端部C,Cが溶接されてリングD
となつたならば、押頭11、電極押頭12,12
は原位置に復帰し、これらの復帰は成形用押頭5
の各押頭と同期する。
絶縁芯体4と溶接用押頭7に依り環状体Bを溶
接してリングDにする間、線材Aは芯金3と成形
用押頭5に依り環状体Bに彎曲成形されて居り、
これら二つの工程は並行して同時に行なわれる。
従つて、芯金3には第11図の如く環状体B
が、絶縁芯体4には第12図の如くリングDが完
成している訳である。
その後、押動体6が作動して第13図の如くそ
の内段部が環状体Bに嵌合し、これを芯金3から
第14図の如く絶縁芯体4の方へ移動した後、押
動体6は原位置に戻る。
環状体Bが芯金3から絶縁芯体4の方へ移動し
て来ると、絶縁芯体4にあるリングDはこれに押
されて第14図の如く絶縁芯体4から離脱して前
方に放出される。
つまり、押動体6は、環状体Bの移動とリング
Dの放出という二つの機能を併備している。
以下、この様な一連の動作が繰返して行なわ
れ、連続的にリングDが製造される。
尚、芯金3並びに絶縁芯体4は、先の実施例の
如く水平状態に限らず、垂直状態や斜め状態であ
つても良い。
成形用押頭5、押動体6、溶接用押頭7の数や
形状並びにこれらの駆動機構等は、先の実施例に
限定される事はなく、適宜設計変更し得る。
線材Aは、先の実施例の如く断面角形に限ら
ず、例えば丸、楕円、多角形等の断面を有するも
のでも差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るリング製造装
置の構造を示す要部正面図。第2図は、その縦断
側面図。第3図乃至第14図は、リング製造装置
の作動順序を示す説明図である。 1……リング製造装置、2……本体、3……芯
金、4……絶縁芯体、5……成形用押頭、6……
押動体、7……溶接用押頭、A……線材、B……
環状体、D……リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体と、本体に突設された円柱状の芯金と、芯
    金と同径の円柱状を呈して該芯金の遊端側に同心
    状に連設された絶縁芯体と、本体に設けられて長
    尺線材を芯金へ送出する送出管と、本体に設けら
    れて長尺線材を所定寸法の線材に切断する切断刃
    と、本体に設けられて芯金に対して求心方向に移
    動自在で切断刃と同期して所定寸法の線材を芯金
    との間で漸次彎曲して環状体にする複数の成形用
    押頭と、本体に設けられて環状体を絶縁芯体へ移
    動させる押動体と、本体に設けられて絶縁芯体に
    対して求心方向に移動自在で成形用押頭と同期し
    て環状体を絶縁芯体へ押圧すると共にその両端間
    に通電して溶接する溶接用押頭と、から構成した
    事を特徴とするリング製造装置。
JP6959383U 1983-05-09 1983-05-09 リング製造装置 Granted JPS59175446U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6959383U JPS59175446U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 リング製造装置

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JP6959383U JPS59175446U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 リング製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS59175446U JPS59175446U (ja) 1984-11-22
JPS637402Y2 true JPS637402Y2 (ja) 1988-03-02

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ID=30199745

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