JPS6373958A - 複合材料カバ−を備えた生理用ナプキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸収性製品、たとえばおむつ、生理用ナプキン
、創傷用ドレッシング等に関し、そして特に液体を吸収
性コアへ移動させることを意図する複合カバー材料を含
む製品に関する。

一般にこの種の製品は、木材パルプ、レーヨン、ガーゼ
、ティシュ−等のような液体吸収材料（場合によっては
、合成親水性材料、たとえば親水性ポリウレタンフォー
ムを使用してもよい）の１層以上を含んで成る吸収性コ
アを備えている。親水性材料は一般にパッドの形状で提
供され、これは長方形または幾分長円形を成していても
よい。使用者の衣服が、親水性材料によって吸収された
体液によシ汚染されたシ、濡らされた９するのを助役す
るために、パッドは一般に体液不浸透性バリヤーシート
で裏打ちされてめる。吸収性製品は、身体に対面する親
水性材料および使用者の衣服に対面する液体不浸透性バ
リヤーをもって身体上に配置される。

使用者の快適感を高めるために、吸収性製品はまた一般
に親水性材料から成る身体に面する表面を覆うカバー材
料まだはフェーシングを用いている。このカバーの目的
は、粗に充填した吸収性材料を構造的に包むことと、身
体を吸収性パッドと直接接触することから助役すること
である。このカバーは身体に対面して配置された製品の
側において体液に関し浸透性であυ、一方、カバーによ
る最小液体保持性を有すると共に体液の吸収性パッドへ
の移動を促進するように比較的に非吸収性であることが
好ましい。体液浸透性特性は、たとえば孔を開けたフィ
ルムまたは不織成カバーの使用によシ得ることができる
。従って、巧みにデザインされたカバーは使用に際して
比較的乾燥したままであって、それによシ使用者の快適
さを高める。

もしカバーがその強力な液体透過性および最小液体保持
性という特性に加えて、一方向液体透過性を示せば、使
用者の快適さは更に高められる。

このことが再湿潤（ｒｅｗｅｔ　）％性として知られる
ものを改良する。先に述べたように、カバーはこれを介
して液体を迅速かつ容易に吸収性コアに移動させるべき
である。しかし、コアが飽和すると、液体がカバーを経
由して逆流すなわち再湿潤する傾向がみられ、これが使
用者を不快にする。再湿潤は、コア中の液体保持性はカ
バーから最も離れた該コアの領域内で最大となるように
吸収性コアを設計することによって可成υ阻止すること
ができる。たとえば、吸収性コアは液体不浸透性バリヤ
ーに対向する層内に配置された超吸数体を備える異なっ
た材料層から成る複合体から形成すればよい。このカバ
ーに対向する層はよシ吸収特性の乏しい材料から構成さ
れている。この種の吸収性コア構造は液体保持性の勾配
を確立することになυ、それによって液体はカバーから
最も離れた超吸収性層内に優先的に保持される傾向を有
することになる。

使用中に吸収性コアが飽和状態になるか、あるいは圧力
を受けると、液体はカバーを介して逆方向に再移動した
シ、カバーの表面を再湿潤させたシ、ひいては使用者の
身体を再湿潤させる傾向を示す。再湿潤によシ惹き起こ
された不快さは、使用者が吸収性製品の有効寿命の終結
前に廃棄するのを促す可能性がある。この種の再湿潤お
よびその結果である使用者の不快さを阻止するためには
。

吸収性コアを経由してカバー表面に至る液体の通過に対
してカバーが抵抗するのが望ましい。液体をその身体に
対面する表面から吸収性コアへ容易に移動させるが、逆
方向への液体の移動には抵抗するカバーがここでは、所
望の一方向液体透過特性を示すものとして特徴づけられ
る。

本発明の原理によれば、吸収性製品は高められた使用者
の快適さを提供するものと言うことができる。本発明の
吸収性製品は液体不浸透性バリヤー、吸収性コアおよび
身体に対面する複合材料カバーを有している。この複合
材料カバーは、層を通過する液体通路を有する実質的に
疎水性材料から成る外方身体対面層を含んで構成される
。この通路は十分に小さいので、吸収性コア上に堆積さ
れた場合、層の表面と対面する液体は該層を通過するこ
とはない。この複合材料カバーは更に、成る最低限の湿
潤性を有する材料から構成される不織布の内方吸収性コ
ア対面層を含んでいる。この内方層は外方層に対し、湿
潤性材料が外方、ｌＨの（吸収性コアに対面する表面に
おける）液体通路開口部に近接して配置されるように密
着し、これによって、湿潤性材料は通路を経由して内方
層へ液体を取り込むことになる。この内方層は、液体の
大部分を保持するには不十分である毛管構造を有してい
るので、液体の大部分は、本明細書中に記載される試験
条件下で重力の影響の下に弱い液体吸上作用によシ前記
内方層を通過することになる。これらの性質を有する複
合材料カバーは、この特性の強調が意図される本明細書
中に記載された試験によう示されるように、所望の一方
向液体透過特性を示す。

第１図および第２図を同時に参照すると、本発明の原理
に従って構成された生理用ナプキン１０が示されている
。ナプキン１０はほぼ長方形をなしている。ナプキンは
また、別の形状、たとえば中央部に細い腰部を有する砂
時計の形状を示すものであってもよい。体液は、第２図
に示されるような、複合材料カバー１４および液体不浸
透性バリヤー１６間にシールされる吸収性コア１５によ
り吸収され、かつ保持される。吸収性コア１５は周知の
吸収体、たとえば木材パルプ、レーヨン、および繊維、
粉末または発泡体あるいはそれらの組合わせの形態にお
ける合成吸収体のいずれからも構成することができる。

吸収性増強材、たとえば所謂「遡及数体」材料を使用し
てもよい。非親水性材料もまた、吸収性材料と組み合わ
せて用いることができる。

この種の一例には吸収性繊維とステープル長さを有する
複合繊維との混合物から成る低密度、熱接着不織布があ
る。吸収性繊維は、吸収性を高めるように処理された木
材パルプまたはその他のセルロース系繊維であってもよ
い。適切な複合繊維は、ポリエチレンのさやによ）取り
囲まれたポリエステルのコアを含んで構成される。非常
に満足すべき吸収性パッドは、木材パルプ繊維５４重量
％および複合繊維４６重量％であって、ステーブル長さ
３．８１１１１ならびに３．０デニールを有するものを
含んで成る熱接着された吸収性生地によって製造される
。この生地は、繊維を経由して熱風を通過させ、それに
よってポリエチレンを溶融させ、これを冷却すれば互い
に繊維を接着して安定化されるものである。この種の生
地は、その自重の約１７倍の蒸留水を保持することが可
能である。或いは米国特許第４，５５１，１４２号中に
記載されるように、圧縮ウェブ材料から成る吸収性コア
を使用することもできる。

第２図の好ましい実施態様において、吸収性コアは２個
のパッドまたは層１１および１２から成る複合材料であ
る。複合材料カバー１４に隣接する上部層１１は低密度
木材パルプの羽毛状のフラッフ（ｆｌｕｆｆ　）から成
っておシ、そしてこれはカバー１４にエマルジョン接着
剤２２をもって接着されている。下部層１２は、パルプ
のフラッフと遡及数体とを熱および圧力Ｌ１カレンダー
仕上げして、高度に圧縮した層を形成したものから成る
均質ブレンドである。二つの層１１２よび１２はポリエ
チレンの「ポート」２４に包まれ、そしてエマルジョン
接着剤２６を用いてこれに接着される。低密度７ラツフ
層１１の目的は、液体を迅速に吸収し、かつ所望の製品
厚さを提供することにある。高密度木材パルプ／超吸収
性層１２の目的は液体をカバーから離れた製品の底部に
抜き出し、層１２に液体を迅速に分配させ、そしてこの
液体を加圧下に保持することにある。更Ｋ、この層１２
は所望製品の安定性をもたらす。ポリエチレンボート２
４の目的は液体の封じ込めにあシ、それによって液体が
吸収性パッドの底部および側面から使用者の下着を汚す
可能性のある外方位置へ移動することはない。

好ましい実施態様において、上部層１１は従来の低密度
磨砕木材パルプのフラッフ１．５乃至４．０ｇから成っ
ている。下部層１２は磨砕木材パルプのフラッフ１．５
乃至４．０ｇおよび遡及数体「サンウェット（Ｓａｎｗ
ｅｔ　）　ＬＭ　−１０００Ｊ　Ｏ，３乃至０．７１ｇ
から成っており、後者は日本国、京都布のサンヨーφケ
ミカル・インダストリーズ・リミテッド（８ａｎｙｏ　
Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ、　Ｌｔｄ、
　）によシ製造されたものである。ポリエチレンポート
２４は０．５ミルのポリエチレンフィルムから成り、マ
た２２および２６において使用されたエマルジョン接着
剤は、ミネソタ州ミネアポリス市のエッチ。

ビー・フラー−カンパニー　（Ｈ，Ｂ、　Ｆｕｌｌｅｒ
　Ｃｏ、）によ）：Ａ遺された「フラーＬ−３５８５−
ＵＪエマルジョン接着剤である。

液体不浸透性バリヤー１６は体液に対する別のバリヤー
として機能し、使用者の下着の汚れを阻止し、かつまた
接着手段に関する裏打ちを提供するものであるが、これ
は引裂きを伴わずに使用者の下着からこれに付着してい
る製品を除去することを許容するものである。このバリ
ヤーは、薄い可撓性体液不浸透性材料、たとえばポリエ
チレン、ポリプロピレンまたはセロファンで構成されて
もよい。或いは、バリヤーは通常液体不浸透性材料から
構成されればよく、たとえば、これば含浸された撥液性
紙または撥液処理したマイクロデニール材料により不浸
透性に処理されたものである。

第２図の好ましい態様において、カバー１４はポリエチ
レンボートの上面と側面ならびに吸収性コアの周囲にＣ
字状ラップを形成し、そしてナプキンのそれぞれの側で
ポート２４の底部下方に短い距離をもって折シ畳まれて
いる。バリヤー１６は符号２８で示されるように「フラ
ーＩ（Ｍ−６６８０４ホットメルト接着剤によシカバー
の両面に接着固定されて、ナプキンの衣服に面する側を
形成する。

好ましい実施態様において、バリヤー１６は１．５ミル
のエンボスしたポリエチレンのシートを含んで構成され
る。

バリヤー１６の衣服に対面する表面上に配置されている
のは、縦に延びる感圧接着手段１８であυ、これはナプ
キンを下着の股部に取）付けるために提供されるもので
ある。この種の接着手段は縦に延びるラインの形状で示
されているが、種々のパターン、たとえばスポットまた
は横断ラインも適当であることが理解されよう。使用さ
れる接着剤は、アクリル酸接着剤のような水性接着剤、
たとえば酢酸ビニル／アクリル酸２−エチルヘキシル共
重合体、またこれと粘着付与剤とを組み合わせたものを
含む市販の数多くの感圧接着剤のいずれであってもよい
。或いは、この接着剤はまた、感圧速硬ホットメルト接
着剤で構成してもよい。

接着エレメントはまた、両面テープを含んでいてもよい
。

別の構成は、接着手段１８をポリエチレンボートの表面
と対面する衣服上に直接配置して、バリヤー１６を不要
とするものであることが理解し得る。このような構成に
おいて、次にカバー１４は、それがボート上に横たわる
場所でボート材料にシールされる。次に、ボートは液体
不浸透性材料から構成されるが、これはナプキンが使用
後、使用者の下着から除去される際、引裂きに抵抗する
ために十分強力なものとなっている。

接着手段１８の上に横たわっているのは、保護剥離ス）
ｌツブ２０であり、これは接着手段の使用に先立ってご
みや、意図しない接着から防護するために提供されてい
る。この剥離ストリップ２０はいずれの適当なシート状
材料から構成されていてもよいが、これは接着手段に対
し十分な強さをもって接着して、使用に先立ち適所に留
まるものである一方、ナプキンを使用する際には容易洗
除去可能なものとする。特に有用な材料は半ざらしクラ
フト紙であシ、その接着剤接触側はシリコーン処理され
ていて接着手段１８からの容易な剥離をもたらす。

本発明の原理によれば、ナプキン１０のカバー１４は二
層、すなわち外方身体対面層３０および内方パッド対面
層乃至ライナー３２から成る複合体である。この二層は
互いに接着または積層されているので、ライナーの身体
対面表面は外方ＲＪ３０のパッド対面側と密接な接触状
態にある。

外方層３０は、液体を通過させるための孔または通路を
備える疎水性材料のシートで構成されている。それは凡
ゆる適切な多孔性材料、たとえば不織成または開孔させ
たフィルムシート、発泡体材料、あるいは親水性材料、
たとえば疎水性に処理したレーヨンから形成することが
できる。外方層における開孔または通路は十分に小さい
ので、以下に述べる試験に従って液体がこの層のパッド
対面表面上に堆積されたとき、液体がこのシートを通過
することはない。

ライナーまたはインサート３２は不織布であり、外方層
の液体通路内に位置する液体による湿潤性材料について
の接触が、その液体を外方層を経由して取シ出させるよ
うに、成る最低限度の湿潤性を有する材料、たとえば繊
維から構成されてめる。

たとえば、湿潤性繊維を含有する好ましいライナーが外
方層に接着されると、この種の繊維は外方層３０の液体
通路の直ぐ下方）て配置されることになる。重力下また
は加圧下で液体粒子が、孔または通路へ延びる液滴の表
面を形成している状態で外方層の身体対面側に配置され
ると、その液滴の表面はライナーの湿潤性ｆＲ維の内の
１本と接触することになる。この接触で液体粒子は外方
層を経由し、かつライナー３２中へ抜き出されることに
なる。

更に、このライナーの毛管は、ライナーそれ自体はほん
の少量の液体を保持するに過ぎず、一方液体の大部分は
下に敷かｎた吸収性パッドを介し、これに進むことにな
る。％Ｋ、以下に述べる試験条件下でう・ｆナー内の毛
管力は概して、液体粒子に作用する重力により圧倒され
、６筈でちる。従つて、このライナーは平均して十分に
大きい細管を有することによって特徴づけられ、これは
ほんの僅かの吸上作用をもって外方層から吸収性パッド
への液体の容易な通過を許容するものである。この方法
によシライナーは弱い液体吸上作用によって液体を外方
層から吸収性パッドへ迅速に導くことになシ、それによ
って吸収性製品に高い再湿潤特性を提供するものである
。

好ましい実施前、様において、外方層３０は主として線
状低密度ポリエチレンから成る上部または外表面および
主としてエチレン−酢酸ビニルから成る下部または内側
表面を備える同時押出孔あきフィルムである。米国特許
量ａ第８４０，２９０号〔出願臼：　１９８６年３月１
４日、発明の名称「同時押出孔あきフィルムの生理用ナ
プキンカバー（ＣＯｇＸＴ凡（ＪＤＥＤ　ＡＰＥＲＴＵ
Ｉ硅Ｄ　ＦＩＬＭ　５ＡＮＩＴＡ凡ＹＮＡＰＫ工ＮＣ０
ｖＥ几）」〕中ニ記載サすテイルヨウに、この同時押出
孔あきフィルムは熱シールさせることが出来る一方、そ
の開孔保全性を維持するという能力に関して最も好まし
いものである。この同時押出孔あきフィルムは、ライナ
一対面エチレン−酢酸ビニル層を溶融することによって
ライナーに対し熱的に接着されるが、一方弁溶融線状低
密度ポリエチレン層はフィルムの保全性を維持するもの
である。この孔あきフィルムは疎水性材料から構成され
ているので、その非汚染性、乾燥外観属性に関してもま
た望ましいものである。好ましい材料は基本、ｉｉｌ、
０オンス／平方ヤードを有しておシ、そして引張強さは
縦方向において最低３ボンド／３インチ幅、また横方向
において最低１ボンド／３インチ幅を示す。開口面積は
３５チ乃至４５％に及び、また孔は１５ミル乃至２２ミ
ルの等価（ｅｑｕｉｖａｌｅｒ＋ｔ　）水力直径を示す
。開孔は約０．０２８インチの平均心心間隔を有してい
る。

孔あきフィルムは米連邦ゲージ（１’ｅｄｅｒａｌ　ｇ
ａｕｇｅ　）３５Ｂ−３０モデルにより測定したとき、
厚さ約０．００４インチを有している。

好ましい実施態様における不織インサート３２は、可融
複合繊維７５％およびレーヨン繊維２５チから成るブレ
ンドである。可融複合繊維はノースヵロライナ州、エン
カのジ争アメリカン拳エンカ申カンパニー　（Ｔｈｅ　
Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｅｎｋａ　Ｃｏ、　）から入手可能
でアシ、そしてこれはポリエステルのコアと高密度ポリ
エチレンのさやとから構成されている。

、＋８接着中に溶融するというさやの能力がライナーに
対し熱可融特性を付与するものである。この可融繊維は
３．０デニールおよびステープル長さ１．５インチを有
している。バージニア州、フロント・ロイヤルのアヴテ
ツクス・ファイバーズ・インコーホレーテッド（Ａｖｔ
ｅｘ　Ｆｉｂｅｒｓ、　Ｉｎｃ、）から「タイプ５Ｎ９
１３Ｊとして入手可能なレーヨン繊維は３．０デニール
およびステープル長さ１．５インチを有している。

ライナーが、可融１時性を有する複合繊維によシ孔あ＠
フィルムに熱的に接着されると、湿潤特性を有するレー
ヨン繊維はライナーを介して移送され、かつ下方の吸収
性低密度パルプのフラッフ層によ）吸収されるように液
体を、フィルムの開孔を経由して抜き出すことになる。

好ましい実施態様におけるインサート３２は基本型″ｆ
ｉ０．８オンス／平方ヤード、全厚さ約１５ミル、なら
びに縦方向における最低常態引張強さ３ボンド／インチ
幅、および横方向において０．４ボンド／インチ幅を有
する。

インサートについての他の適切な材料には、ポリエステ
ルおよび最低の湿潤性を有する発泡体材料がある。

好ましＡ不織インサートは所望割合における二種類の繊
維材料から成る混合物を完全に混合することにより形成
される。カーディング工程を利用して高弾性繊維ウェブ
を形成する。このウェブを二本の対抗するメツシュベル
トの間を通過させる。

このベルトの一方は比較的細かいメツシュを、また他方
は比較的粗いメツシュを備えるものである。

対抗するメツシュベルトはウェブに対し圧力を加え、こ
のことが他のプロセスパラメーターと共にウェブに対し
て所望厚さを付与する。ウェブがこのベルト間を通ると
、メツシュベルトとウェブを経由して熱風が吸い込１れ
る。この風は複合繊維のポリエチレンさやの融点よりも
高いが、この繊維のポリエステルコアの融点よりも低い
温度に加熱される。これによって複合さやが溶融され、
そしてウェブが一体のライナ一層に熱的に接着される。

この技法は讐た、ライナーの細かいメツシュ側に細メツ
シユ生地ベニヤを、そしてライナーの粗いメツシュ対面
側には粗メツシユ生地ベニヤを生成し、それによってラ
イナーの厚さを介して毛管勾配を提供する。粗ベニヤ面
を孔あきフィルムに直接接着すると、細ベニヤ面は吸収
性コアに対向することになる。従って、好ましいライナ
ーは都合のよい犬から小への毛管勾配を備えていて、液
体をその液体通路から吸収性コアのより細い毛管構造へ
も容品に導く。

本発明の複合材料カバー、その構成層および数種類の市
販のカバー材料を第３図をて示した以下の手順に従って
試験した。この試験手順は各種の複合材料カバーおよび
カバー材料についての一方向液体透過特性を強調するよ
うに意図した。試験すべきカバー試料は４インチ×４イ
ンチ試料寸法に切断する。この試料４０は直径３インチ
の試料保持用フープ４２の内側に配置され、このフープ
は試料を締め付けてきちんと維持されるが、フープを横
切る方向に過度に伸長された位置に維持するものではな
い。このフープの張力は、フープ内にある限シ垂れ下が
ったυ、または皺がよったシすること無しに試料を水平
に保つのに十分であυ、そしてこれは各試料について維
持された。試料と共に７−プを「サートリウス（５ａｒ
ｔｏｒｉｕｓ　）　Ｊ秤で帆００１ｇ精度をもって秤量
し、そしてその重量を引き続く使用のために記録する。

このフープはプレキシグラスのペトリ皿４４内に配置す
るが、これはスタンドならびに液体収集用皿として機能
するものである。ベトリ皿４４は中心に１．５インチの
穴４７を備える第二のベトＩＪ皿４６によシカバーされ
る。このベトリ皿包囲体は試験が気流により影響を受け
るのを阻止する。フープおよび試料を包含するベトリ皿
包囲体は秤４８上に置かれ、そしてこの秤は風袋を差し
引いて零ｇとする。

針を除去し、かつ尖端を切シ取った３　０　ｃｃの「ペ
クトン中デイツキンソｙ　（Ｂｅｃｔｏｎ　Ｄｉｃｋｉ
ｎｓｏｎ）す５１９７Ｊ注射器５０を１％塩水で充填す
る。この注射器ｅｒセージ曖インスツルメンツ（Ｓａｇ
ｅＩｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ　）　Ｊ注射器ポンプ５２モ
デル３４１人に取り付ける。これは流量３−３．ｃｃ／
分にセットされている。成る長さの「タイボン（Ｔｙｇ
ｏｎ　）　Ｊチューブ５４、タイプＳ　−５０−ＨＬク
ラス■で、内径１／８インチ、外径１／４インチのもの
を注射器と、０．０８インチ開口部を備える１６ゲージ
針を含んで成る液体オリアイス５６との間に接続する。

液体オリフィス５６はり／グスタンド５８上に装架され
ている。注射器ポンプがスタートされて、このシステム
を準備し、そしてチューブおよびオリフィスを塩水で充
填する。

リングスタンドが位置決めされると、オリフィス５６は
ペトリ皿の穴の上方となる。次いで、リングスタンドが
調整されて、オリフィスをカバー試料４０の表面上方、
略１／８インチの位置に移動させる。注射器ポンプを２
０秒間始動させて、生理溶液（塩水）を試料上に３．３
ＣＣ，／分の流計で堆積させる。２０秒後ポンプが遮断
されたら、塩水および試料を更に１分４０秒間適所に放
置する。

従って、合計試験時間は２分間である。２分の試験期間
後、試料表面上に堆積された塩水の全重量は秤４８上の
読み取り値として記録される。

フープおよび試料はペトリ皿から除去される。

秤に関する読み取シ値はフープおよび試料にっｒて先に
記録された重ｉｉｔにより調整されて、試料を通過し、
そして下部ベトリ皿の表面に堆積した塩水の重量を計算
するものである。つぎに試料シζより保持さｎる塩水の
重ｆｌは、先の測定値から容易に計算することができる
。

この方法における各植試料の試１験の結果は以下の表Ａ
中に示す。

表Ａにおいて、「カバー３０」は先に説明した孔あきフ
ィルムを含んで成る好ましい外方層３０を指示している
。「インサート３２」は復合偵維およびレーヨンから成
る好ましいライナー全指示する。「／」は二層から成る
伐合カバーを示１〜ている。揚起された百分率は、試料
を通通し、かっペトリ皿４４の底部に落下した堆）Ｊｔ
塩水の百分率の平均値である。各試料タイプについて、
少なくとも２０個の個別の試料を試験して平均百分率の
結果を得た。

表　　Ａ ３、カバー３０のみ　　　　　　　０％　　　　　　　
　０％４、インサート３２のみ　　　　９２慢　　　　
　　　９３％本車接着 ＊　非接着 試料す１の好ましい複合材料カバーは、所望の一方向液
体透過特性を示すことが理解される。液体がカバーの身
体対面表面上に堆積された場合は、堆積塩水の平均９０
％がカバーを通過し、そして下部ペトリ皿上に堆積され
た。液体がパッド対面側上（すなわち、インサートまた
はライナー３２上）に堆積された場合、液体は試験につ
いて完全に２分間玉になったままであり、液体は全く試
料を通過せず、かつベトリ皿に落下しなかった。

試料＋３、すなわち孔あきフィルムのみのものは液体を
いずれの方向にも通過させず、液体は材料の表面上に単
に広がるのみであった。このことは、好ましい孔あきフ
ィルムが本発明の基準に適合することを示しておシ、こ
れは外方層３０が十分に小さい開孔まだは液体用通路を
備えた疎水性材料を含んで構成される結果、パッド対面
側に堆積された液体はその材料を浸透しないということ
を示すものである。

試料す４についての試験は、重力下でインサート３２が
ライナーを介して液体を容易に導くこと、すなわちライ
ナー基準を示し、更にライナー中には適用液体の平均７
−８チのみが保持されたので、そこには横方向の液体吸
上げが殆ど無いことを示している。残シの分は下部ベト
リ皿に落下した。

試料＋１は、ライナー３２が上方層３０に接着されると
、開孔の底部においてレーヨン繊維の湿潤特性がその開
孔を経由して液体を引き上げること、およびライナーに
ついての大きな細管特性で重力下で液体がライナーを貫
通し続け、セしてベトリ皿底部に落下することを示して
いる。

試料す２の試験は、ライナーを外方層に接着することの
重要性を示している。接着は、外方層３０の開孔の底部
においてライナーを湿潤性繊維について、賢密に配置さ
せ、その結果開孔部を経由して液体を抜き出すためにそ
れらが適所に存在していることが必要とされるものであ
る。これらの試験結果は、必要な接着なしでは液体が開
孔を介して抜き出されてライナーを通過することは無い
こと金示している。

以下に掲げる表Ｂば、市販のカバー材料のみ、あるいは
各種のライナーと組合わせたものを用いた同一の試験の
結果を示している。各タイプについて少なくとも１０個
の試料を試験した。

試料５．６．１Ｏ１１２，１４および１７において使用
されたポリエチレン孔あきフィルムカバーは、非イオン
界面活性剤で処理し、かつ基本重量的０．７オンス／平
方ヤードを有する孔あきフィルム表面シートであった。

それは平均開放面積３６チ、等価水力直径約０．０２５
インチ、そして見掛は厚さ約２３ミルを示した。

界面活性剤処理したポリエチレン材料は実質的に疎水性
であり、そして試料＋５の試験が示すように、開孔部は
十分に小さいので孔あきフィルムのみでは液体を通過さ
せない。このフィルムラ接着的に密着させた木材パルプ
繊維から成る１乃至３ミルの厚いライナーと組合わせる
と、この複合材料は試料す６の試験結果により理解され
るように、一方向液体浸透特性を示さない。この試験結
果は高い吸収性および木材パルプ繊維の層から成る細い
毛管構造に起因するものである。液体が試料≠６を通過
することはなく、その液体は木材パルプ繊維によシ試料
内に保持された。試料す１２は木材パルプに積層された
同一の孔あきフィルムと、厚さ約７７ミルを有する溶融
インフレート（ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ　）ポリプロピレン
繊維ライナーであって、液状ポリエチオキンル化エステ
ルタイプ非イオン界面活性剤で処理されたものとから構
成されていた。このライナーは細い毛管構造と、塩水を
身体対面何次適用した場合ライナーに液体を保持させる
湿潤性とを同様に示している。

この孔あきフィルムを本発明の好ましいインサートと組
合わせるが、二種類の材料の貼υ合わせを行わなければ
、複合材料カバーとして、この組合わせは失敗である。

それはこのカバーが液体をいずれかの方向に再び通過さ
せることは無いからである。このことは試料すｌＯの試
験結果によシ示されており、そして表Ａ中の非接着材料
である試料す２の結果と一致している。しかし、この孔
あきフィルムを好ましいインサート３２とラミネートさ
せると、試験した試料の８０％は身体対面側から適用液
体の９１％を通過させ、そして逆方向には試験に際して
液体を全く通過させなかった。

このことは本発明の要件を満たす複合材料カバーを構成
する試料÷１４の試験結果により示されている。

表　　Ｂ ５、ポリエチレン開孔フィルム　　　　　０％　　　　
　Ｏ％イナーネ＊　　　　　　　　　　　　０％　　　
　　Ｏ装本　非接着 本本カーバー（Ｃａｒｖｅｒ　）　：ｌ：’レスにおい
てエンボス／ラミネート 表Ｂに関する註 １、エマルジョン接着剤スプレーにより開孔フィルムカ
バーに接着された木材パルプ繊維。

２、本発明の組合わせを試験試料組合わせ１１．１２な
らびＫ１４−１５として同一方法にょ９ラミネートした
。

３、調製複合材料カバーの２０％はいずれかの方向に液
体を通過させるのに失敗したが、その結果は採用した手
作業貼り合わせ法に固有の変動性に起因した。

基本重量的０．４５オンス／平方ヤードおよび厚さ約４
ミルを有するスパンボンド不織成ポリプロピレンフィル
ムカバーを、試料≠７−９および≠１５の調製に際して
用いた。この不織成カバーのみの試験は試料す７の試験
の結果によって示されるように、その材料は十分に疎水
性であり、かつ細かく開孔されてカバー基準を満足する
ものであった。この不織成カバーと、界面活性剤処理木
材パルプおよび溶融インフレートポリプロピレンライナ
ーとの非接着組合わせは、試料す８の試験により示され
るように、試験に失敗し、そして液体をいずれの方向に
も通過させるものでは無かった。

不織成カバーと好ましいインサート３２との非接着組合
わせも、試料す９の試験結果が示すように、同様に行わ
れた。

しかし、不織成ポリプロピレン繊維カバーが好ましいイ
ンサート３２に接着されると、試料φ１５の試験結果が
示すように、その組合わせは本発明の複合材料カバーの
要件を満たした。これらの試料は不織成カバーに適用さ
れた液体の平均６６チを通過させたが、逆方向には全く
液体を通過させなかった。

本発明の基準を満足する別の複合材料カバーは試料す１
８により示されている。

これらの試料は、好ましいインサート３２にラミネート
された１００％ポリエステル孔あきウェブを含んで構成
される。試験結果が示すように、この組合わせは優れた
一方向液体透過特性を呈示した。

好ましい孔あきフィルムカバー３０は、試料÷１３によ
り示されるように、インサート３２にハントラミネート
すると、一方向液体透過性基準には合致するが、試料す
１１および＋１６の試験が示すように、木材パルプおよ
び溶融インフレートポリプロピレン繊維ライナーと組合
わせるか、あるいはこれらにラミネートした場合には液
体をいずれかの方向に通過させることに失敗した。

垂直吸上試験は、本発明の複合材料カバーにおいて使用
されるライナーの非常に僅かな吸上特性を強調するため
に利用した。表ＡおよびＢ中の結果によシ示されるよう
に、それはこの特性、すなわち外方層上に堆積された液
体の大部分を吸収性コアに移す一方、それ自体は貧弱な
量の液体を維持するに過ぎないという複合材料カバーの
能力に寄与する特性である。このことが、その有利な再
湿潤特性を備える吸収性製品をもたらすことになる。

表ＡおよびＢのライナーまたはインサート材料は以下の
方法で試験した。まず、着色するために添加した青色染
料と共に先の試験で使用した１％塩水の皿を「サルトリ
ウス」押上に配置し、そして秤の風袋を差し引いて零ｇ
とした。塩水のプールは深さ１／４インチ以上、そして
表面積の＠は２−１／４インチ以上を有していた。幅２
−１／４インチおよび長さ６インチのライナー試料をそ
の頂部においてリングスタンドから懸垂し、その結果試
料の底部端縁が塩水プール中心を覆うようになった。試
料は、垂直方向に置かれた長さ方向をもって懸垂される
が、この方向はまた材料の縦方向に対応するものである
。次いで、試料はリングスタンドの調節によって、試料
の底部端縁が塩水中に約１／４インチ浸漬するまで下降
させた。試料端縁が浸漬された瞬間に引き続く５分のイ
ンターバルで試料を観察し、かつ測定した。タイムイン
ターバルごとにプールの表面から塩水が垂直に吸い上げ
られた距離を測定し、また塩水の皿の重量減少を秤に示
された通りに記録した。これらの試験の多くの結果を以
下の表Ｃ中に示すが、これらは適時の各地点における塩
水により移動された全垂直距離を示している。

最初の４個のインサート試料、Ｉｎ　ｌ　−Ｉｎ　４は
複合繊維およびレーヨンから成る好ましいインサート３
２の試料であった。試験結果が示すように、塩水により
移動された垂直距離はごく僅かであυ、測定不能でちっ
た。

表Ｃ Ｉｎ１：インサート３２　　　牢　　　本　　　本　　
　本　　　傘　　　本Ｉｎ　　　２：　　　　　　　　
　ｔｒ　　　　　　　　　　　　　本　　　　　　本　
　　　　　本　　　　　　＊　　　　　　本　　　　　
　本Ｉｎ　　　３：　　　　　　　　　ｚ　　　　　　
　　　　　　　＊　　　　　　　本　　　　　　本　　
　　　　木　　　　　　率　　　　　　傘Ｉｎ４：　　
　　　　　　　ｔｔ　　　　　　　　　　　　　本　　
　　　　木　　　　　　＊　　　　　　＊　　　　　　
　本　　　　　　本Ｉｎ１−Ｉｎ４の平均値　　　本　
　　傘　　　本　　　率　　　本　　　本Ｉｎ６：　　
　　ｔｔ　　　　　　Ｏ，５０，５１，５１，５１，５
１，５Ｉｎ　７：　　　　ｚ　　　　　　Ｏ，７５１，
２５１，２５１，２５１，５１，５Ｉｎ　８：　　　　
ｔｔ　　　　　　１．０　　Ｌ、０　１．２５　１．２
５　１．２５　１．２５Ｉｎ９：　　　　ｓ　　　　　
　１．５　１．５　１．５　１．５　１．６　１．６Ｉ
ｎ５−Ｉｎ９の平均値　０．８６１．１　１．３　１．
４　１．５　１．５ＩｎｌＨｔｔ　　　　　　１．７５
２．２５２．２５２．２５２．５　２．５Ｉｎ１２：　
　　　ｚ　　　　　　２．０　２．０　２．２５２．５
　２．５　２．５Ｉｎ１３：　　　　ｙ　　　　　　１
．５　２．５　２．５　２．５　２．６　２．６Ｉｎｌ
Ｏ−Ｉｎ１３の平均値　１．８　２．３　２．４　２．
４　２．５　２．５傘無視可能：　０．２’未満 次の５個の試料、Ｉｎ　５−　Ｉｎ　９は１乃至３ミル
の太い木材パルプ繊維であシ、これは表Ｂの試料≠６に
おいて使用されたものと同一のライナーであった。この
ライナー材料それ自体は、試料す６においてポリエチレ
ン孔あきフィルムカバーに接着された場合以外は保全性
を有していないので、Ｉｎ　５−　Ｉｎ　９試料はカバ
ーおよび木材パルプ繊維と共に構成される。試験結果は
、カバー材料の疎水特性に起因してポリエチレンカバー
の存在によっては実質的に影響を受けることはない。試
験結果は５分後に吸上距離が少なくとも１７２インチで
あることを示し、そして３０分後の全試料についての平
均吸上距離は１．５インチであることを示している。木
材パルプ繊維の注目すべき、しかし予期された、可成シ
の吸上特性は表Ｂの試料す６の試験結果と一致し、そこ
ではそれらの試験において堆積された液体が試料により
保持された。

試料Ｉｎ　１０−　Ｉｎ　１３は表Ｂの試料す８、ナ１
１゜φ１２、＄１６およびす１７において用いられたの
と同じ木材パルプおよび溶融インフレートポリプロピレ
ンライナー材料を含んで構成される。これらの試料は先
行の試料のいずれよりも十分に大きい吸上傾向を示した
。これらの試料は５分後に少なくとも１．７５インチ吸
い上げ、そして３０分後には試料は平均２．５インチ吸
い上げた。

各タイプのインサート試料を更に１２時間試験して、そ
の時間後の全垂直吸上距離を測定した。

これらの結果は、好ましいインサート３２が１２時間後
に距離０．２インチを吸い上げたことを示した。ポリエ
チレンフィルムカバーに接着的に付着された木材パルプ
繊維は１２時間後に２．５インチの距離を吸い上げ、そ
して木材パルプおよび溶融インフレートポリプロピレン
繊維ライナーはその時間後に４．７５インチの距離を吸
い上げた。

本発明の複合材料カバーにおいて使用するのに適するラ
イナーは、先に述べた試験条件下１５分後に垂直吸上距
＠　ｌ／２インチ未満を示すべきである。好ましくは吸
上距離が、その時間後１／４インチ未満であるべきであ
シ、そして最も好ましいのは吸上距離が無視し得る値で
あることである。

１２時間後、本発明カバーについての適切なライナーは
距離２．５インチ未満を垂直に吸い上げるべきであり、
好ましくは１インチ未満、そして最も好着しくはｌ／２
インチである。

第１図の好ましい吸収性製品１０の製造方法はＭ４図中
に概略的に示されている。超吸収性材料と均一に混合さ
れる木材パルプの層は６０で示される。低密度木材パル
プのみの類似の層は６２で示される。層６０はカレンダ
ーロール６４によシ圧縮されて、６６において高密度層
を生成する。

層６２および６６は地点６８において重ねられ、一方ホ
ー）　２４用の０．５ミルのポリエチレンフィルムシー
トはロール７０かもほどかれ、そして超吸収性層６６に
、！なる。符号７２で示すように、エマルジョン接着剤
がフィルムのパッド対面側上にスプレーされる。ポリエ
チレンボートフィルムは地点７４において吸収性パッド
の側面周囲で折シ畳まれ、そしてパッドおよびボートは
パッドナイフ７６により所望の最終製品長さに従って、
長さ７−１／４インチ乃至８−１／４インチの個々の製
品パッドに切断される。

先に述べたようにして調製されたインサート材料３２の
ロールを、　孔＝１フィルム３０のロールと共にほど〈
。この二種類の材料をエンボスロール８０によシラミネ
ートし、かつエンボスするが、このロールは二層を互い
にラミネートし、かつ複合材料カバーを雪片パターンを
もってエンボスするものである。その独特の雪片パター
ンを伴う複合材料カバーの身体対面表面１４は第１図中
にフルスケールテ示すしている。エンボスロールハ２０
５°乃至３１０’Ｆの範囲の温度に加熱され、そして材
料の幅インチ当たり１．２５乃至６．２５ボンドの範囲
の逆方向に作用する圧力を二層に加えて、このカバーを
積層し、かつエンボスする。エマルジョン接着剤を地点
８２において、複合材料カバーのパッド対面表面上にス
プレーし、そしてこの複合材料カバーは個々のパッドの
下に横たわり、更にパッドの周囲は地点８４においてＣ
″ｆ−型折り目に折シ畳まれる。

１．５ミルのポリエチレンバリヤーがロール８６からほ
どかれ、そしてホットメルト接着剤８８がバリヤーの端
縁に沿って押し出てれ、そこでバリヤーはカバーの側面
上に置かれる。タリンプロール９０はバリヤーをカバー
の側面にシールし、かつ製品の縦方向端部をシールする
。２５ボンドの「アクロシル（Ａｋｒｏｓｉｌ　）　Ｊ
剥離紙のロールがロール９２からほどかれ、そしてホッ
トメルト位置決め接着剤のラインが地点９４において、
ツクリヤーと対面する紙の側に塗布される。剥離ライナ
ーは圧縮ロール９６によってバリヤーに接着される。

個々の吸収性製品はナイフ９８によって分離される。

本発明の別の好ましい実施態様であって、非常にしなや
かな吸収性製品を提供し、この製品は著しく飽和された
際にも軟化したシ、潰れたシすることの無いもので、こ
のものは第５図中にその横断面が示されている。外観に
おいて第５図の生理用ナプキンは、線状低密度ポリエチ
レンおよびエチレン−酢酸ビニルから成る同様な孔あき
フィルムカバー１３０ならびに剥離ライナー１２０によ
シカパーされて接着的に貼シ合わされたバリヤー１１６
を包含する第１図のナプキンと同じである。

孔あきフィルムカバー１３０は反発力のある低密度ラン
ダム化繊維ウェブ１３２に熱的に接着される。ウェブ１
３２は、７５％のポリエステル繊維であって、１５デニ
ール、ステープル長さ約１．５インチのものにューヨー
ク州、ニューヨークのセラニーズ・コーボレーショ：ｙ
　（Ｃｅ１ａｎｅｓｅ　Ｃａｒｐ、）から入手可能であ
る）と、２５％のコンジュゲート＃ｌｌ！！維であって
、３デニール、ステープル長さ約１．５インチのもの（
ジ・アメリカン健エンカ・カンパニーから入手可能）と
の均一混合物で構成される。繊維の長さは、それらを処
理中十分に混合させ得る範囲に及んで変動してもよい。

ウェブ１３２ハ従来の「ホリンゲスワース」ランダム化
ロール法（ＨｏＬｌｉｎｇｓｗｏｒｔｈ　ｒａｎｄｏｍ
ｉｚｉｎｇ　ｒｏｌｌ　ｐｒｏｃｅｓｓ　）を用いて調
製することができる。好ましいウェブ１３２は基本重量
約４０　ｇ／ｍ　および厚さ約５０ミルを有している。

上に述べたように、ウェブ１３２は非感水性である繊維
を含んで成るのが望ましい。

ウェブが、それを通過する液体により飽和される場合、
非感水性繊維が飽和されることはなく、吸収された液体
によシ、レーヨンが意図するように軟化または可ｍ化さ
れる。このウェブはしなやかであシ、それによってその
高分子孔あきフィルムカバーと共に製品全体の柔らかさ
の感覚を高める。

非感水性繊維は、液体を吸収することに関するそれらの
相対的な無能力に基づいてウェブの弾力性を維持するこ
とになるが、この特性はポリエステル繊維の比較的高い
デニールにより補助される。

ウェブ１３２は本質的に疎水性物質から構成されている
ので、それはカバー１３０の゛開孔を介して液体を吸引
するのに必要な湿潤特性を欠いている。従って、ｇ着の
前にウェブを界面活性剤で処理して、ウェブに対し僅か
の親水性を付与するものとする。これはウェブ１３２の
少なくともカバ一対面側を、ペンシルバニア州、フィラ
デルフィアのローム・アンド・ハース（Ｒｏｈｍ　＆Ｈ
ａａｓ　）　カら入手可能な「トライトン（Ｔｒｉｔｏ
ｎ　）　Ｇ几−５」界面活性剤の帆２％溶液でスプレー
することによシ達成することができる。活性剤の最低量
のみがウェブにその僅かな湿潤特性を付与するために必
要とされる。約帆０１５ｃｃ／平方インチ乃至０．０２
５ＣＣ／平方インチがウェブの処理に際して使用される
。

単一プライのティシュ−１３４がそのパッド対面側でウ
ェブに熱接着される。このティシュ−はウェブのための
キャリヤーとして機能し、このウェブをティシュ−とカ
バー１３０との間に包囲するものである。このティシュ
−は親水性でめり、そしてウェブから吸収性パッドへの
液体の移動を補助する。下に置かれた吸収性パッド１１
１は木材パルプあるいは米国特許第４，４７３．４４０
号中に記載されるようなピートモス（みず苔）ベース材
料またはこの褌材料の組合わせを含む吸収性物質から好
ましくは構成されるものであり、そしてこれはｌ乃至２
プライのティシュ−によってカバーされたパッド材料を
含有していてもよい。上述したように、ナプキンは液体
不浸透性バリヤー１１６によシ裏打ちされ、このバリヤ
ー上には使用者の衣服へのナプキンの取り付けのための
接着剤ライン１１３が配置されている。

ライナー３２あるいはウェブ１３２に関し上に列挙した
材料の代わりに、低密度連続気泡性発泡体もまた使用可
能であシ、これは必要な毛管構造を呈して極く僅かな横
方向の吸上作用によシその層を経由して液体を容易に通
過させる。好ましい外方層はｌ／８インチ以下の厚さを
有するべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理に従って構成された生理用ナプキ
ンの斜視図、第２図は第１図のナプキンを示す横断面図
、第３図は複合材料カバーにつＡて適切な材料を同定す
るために用いられる試験用固定具を示す概略図、第４図
は第１図のナプキン製造工程を示す概略図、そして第５
図は本発明の別の実施態様を示す横断面図である。 １０・・・生理用ナプキン、１４・・・複合材料カバー
、１５・・・吸収性コア、１６・・・液体不浸透性バリ
ヤー、３０・・・外方身体対面層、３２・・・内方パッ
ド対面層、１１１・・・吸収性パッド、１１６・・・バ
リヤー、１３０・・・開孔フィルムカバー、１３２・・
・繊維ウェブ。 特許出願人　パーソナル−プロダクツ・カンパニー代理
人　弁理士　　１）澤　博　昭 （外２名） 図面の浄書 手続補正書（方式）

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. （１）　表裏を貫通する液体通路を備えた実質的に疎水
   性材料から成り、前記液体通路が重力の影響のみでは１
   ％生理溶液を通過させるのには充分でない寸法を有して
   いる、身体に対面する第一層と、少なくとも湿潤性であ
   り、前記第一層に接着された多孔性材料から成り、前記
   第一層の前記液体通路から前記多孔性材料内に入つた１
   ％生理溶液の大部分が重力の影響のみで上記多孔性材料
   を通過し得るのに充分な寸法の毛管を含む第二層と、を
   備えた吸収性製品の複合材料カバー。
2. （２）　前記第一層が開孔高分子フイルム、不織布また
   は多孔性発泡体である特許請求の範囲第１項記載の複合
   材料カバー。
3. （３）　前記第二層が不織布または多孔性発泡体である
   特許請求の範囲第１項記載の複合材料カバー。
4. （４）　前記最小限の湿潤性を有する第二層が１５分後
   に１％塩水を垂直に０．５インチ未満吸い上げることに
   よつて特徴づけられる特許請求の範囲第１項記載の複合
   材料カバー。
5. （５）　約３０ミル未満の厚さを有する実質的に疎水性
   の高分子孔あきフイルムから成り、前記孔の総開口面積
   が前記フイルムの少なくとも３５％であるが、前記フイ
   ルムの平均寸法が、重力の影響のみで１％生理溶液が前
   記フイルムを貫通するのには不充分なものである、身体
   に対面する側の第一層と、 疎水性繊維と親水性繊維との混合物からなる少なくとも
   湿潤性のもので、前記第一層の孔を通して流入した１％
   生理溶液の大部分を保持することはできないような毛管
   構造を有する、前記第一層に接合された不織ライナーと
   、 を備えた吸収製品用複合材料カバー。
6. （６）　前記不織ライナーが、前記第一層に対面する、
   より大きい平均値の毛管、および前記第一層から離れた
   位置にある相対的に小さい平均値の毛管によつて、厚さ
   方向に関して毛管勾配を呈する特許請求の範囲第５項記
   載の複合材料カバー。
7. （７）　前記疎水性繊維が、コア材料よりも低い融点の
   さや材料を有する複合繊維を含んで成る特許請求の範囲
   第５項記載の複合材料カバー。
8. （８）　前記複合繊維が前記開孔高分子フイルムに熱的
   に接着されている特許請求の範囲第７項記載の複合材料
   カバー。
9. （９）　前記孔あきフイルムが、第一溶融温度を有する
   第一高分子層と、前記第一溶融温度よりも低い第二溶融
   温度を有する第二高分子層とを含んで成り、前記第二層
   が前記ライナーに熱的に接着されている特許請求の範囲
   第５項記載の複合材料カバー。
10. （１０）　前記親水性繊維がレーヨン繊維である特許請
    求の範囲第５項記載の複合材料カバー。
11. （１１）　内側表面と外側表面とを有する実質的に疎水
    性の材料からなり、前記材料が、その表面を水平にした
    状態でその上におかれた１％生理溶液が貫通するのには
    不充分であるような複数の液体通路を含んでいる第一層
    と、 前記第一層の内側表面に接合され、前記第一層の外側表
    面から前記液体通路に達する液体が前記材料に接触する
    ように、前記第一層の前記液体通路の各開口に近接して
    配置された、少なくとも湿潤性であるウエブと、水平に
    置かれた状態での重力の影響のみでは１％生理溶液の大
    部が容易に通過するような毛管構造とを有している第二
    層と、を備えた吸収製品複合材料カバー。
12. （１２）　前記最小限の湿潤性を有する繊維状材料が１
    ５分後に１％生理溶液を垂直に０．５インチ未満吸い上
    げることによつて特徴づけられる特許請求の範囲第１１
    項記載の複合材料カバー。
13. （１３）　前記第一層が孔あき高分子フイルムである特
    許請求の範囲第１１項記載の複合材料カバー。
14. （１４）　前記第二層が、前記第一層の表面に近接して
    配置される相対的により大きい毛管を伴い、それを通過
    して延びる毛管勾配構造を呈する特許請求の範囲第１１
    項記載の複合材料カバー。
15. （１５）　前記第一層が不織布を含んで構成される特許
    請求の範囲第１１項記載の複合材料カバー。
16. （１６）　液体吸収性材料から成るパツドと、前記パツ
    ドの片側に配置された液体不浸透性バリヤーと、前記パ
    ツドの反対側に配置された液体浸透性複合材料カバーと
    を備えて成る吸収性製品であつて、複数の液体通路を有
    する実質的に疎水性の材料からなり、前記液体通路は、
    前記材料を水平に置いた状態では１％生理溶液が通過す
    るのには不充分なものであり、前記溶液と接触する表面
    領域の下方では他の材料と接触しないようになされてい
    る外層と、 前記外層と前記パツドとの間に位置し、前記外層の表面
    に接合され、少なくとも湿潤性であり、水平に置かれた
    状態で前記第一層から前記パツドに向かう方向に１％生
    理溶液の大部分が容易に通過することが可能な毛管構造
    を有している内層と、を備えた吸収性製品。