JPS637306Y2 - - Google Patents

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JPS637306Y2
JPS637306Y2 JP18010583U JP18010583U JPS637306Y2 JP S637306 Y2 JPS637306 Y2 JP S637306Y2 JP 18010583 U JP18010583 U JP 18010583U JP 18010583 U JP18010583 U JP 18010583U JP S637306 Y2 JPS637306 Y2 JP S637306Y2
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iodine
nozzle
granulation
dripping
storage pan
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JP18010583U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の背景 (産業上の利用分野) 本考案は、沃度を粒状にして結晶化させる沃度
造粒装置に関する。
(従来技術) 沃度を結晶化させて製品とする場合、溶融した
沃度を回転する冷却円盤の表面で冷却固化させて
からこれをナイフ状のスクレーパで鱗片状に削り
取ることが一般には行なわれているが、斯かる製
品は削り取られる際に少なからず粉末化し、これ
が吸湿して品質の低下を来し、又包装後のケーキ
ングを招くことがある。そこで、この欠点を改善
するものとして、一定間隔置きに切刃を持つた回
転切刃で帯状に固化した沃度を切断して細片状と
なした後破砕すことにより粉末化を防いで粒揃い
の製品とする技術が本考案者によつて既に開示さ
れている(実公昭56−4427号)。しかしながら、
この技術は、一旦固形化させた沃度を切断しかつ
破砕するため、製造工程が複雑となると共に均一
の大きさの結晶を得ることが困難となるし、破砕
時に沃度が粉末化して飛散することから歩留りが
悪くなる虞がある。
考案の目的 本考案は、上述した従来技術が有する欠点を解
消すべく為されたものであつて、沃度を溶融状態
から直ちに粒状にして結晶化させる沃度造粒装置
を提供することを目的とする。
考案の構成 (考案の特徴的構成) かかる目的を達成するため、本考案の沃度造粒
装置は、(a)周壁より低位において開口し所定液位
以上の溶融沃度を溢流させる滴下ノズルを備えた
貯溜パンと、前記滴下ノズルを貫通させかつ該ノ
ズルとの間に流路を形成する穴を穿孔した押出し
板とを鉛直方向に重ねて配置し、いずれか一方を
上下動可能に設けて前記押出し板と前記貯溜パン
との間で可変容量の貯溜空間を形成すると共に該
貯溜空間内に溶融沃度を定量的に供給する給液装
置を設け、前記貯溜パンに供給された溶融沃度を
前記押出し板で排斥して前記滴下ノズルから滴下
させて成る造粒部と、(b)該造粒部の下流において
滴下する溶融沃度の液滴を冷却雰囲気によつて固
化する冷却部と、(c)更にその下流において固形沃
度の表面を乾燥させる乾燥部とで構成し、溶融沃
度を滴下させてその落下中に固化、乾燥させるよ
うにしたものである。
(考案の具体的構成) 以下、本考案の構成を図面に示す一実施例に基
づいて詳細に説明する。
第1図に本考案に係る沃度造粒装置の一実施例
を概略説明図で示す。この沃度造粒装置は、外部
の他の装置から導入される溶融状態の沃度5を間
欠的に滴下させ一定粒径の滴液5′とする造粒部
14と、その下流において滴下する溶融沃度の液
滴5′を固化する冷却部15と、更にその下流に
おいて固化した固形沃度5の表面を乾燥させる乾
燥部16とを造粒塔13内に設けて成る。
前記造粒部14を構成する滴下装置9は、第2
図に示すように、滴下ノズル4を有し一定量の液
体5を貯留する貯溜パン1と、この貯溜パン1内
に押し込まれて貯溜液体5を排斥する押出し板2
とから構成されており、貯溜パン1内への押出し
板2の押し込みにより貯溜液体5を滴下ノズル4
へ溢流させて一定大きさ・体積の液滴5′として
落下させるものである。
ここで、貯溜パン1は、底部に滴下ノズル4を
有すと共にその周縁部を滴下ノズル4よりも高い
周壁1aによつて囲繞され、貯留する液体5の排
出が滴下ノズル4を通じてのみ行なわれるように
設けられている。滴下ノズル4は、表面張力によ
る液滴5′の形成と落下を容易にするため、下端
部が貯溜パン1の底面より突出されている。液滴
5′の形成及び成長に好適なノズル形状は断面円
形のスリーブであつて、その先端切り口が平らな
ものである。勿論、滴下ノズル4の穴径は表面張
力によつて液滴が形成可能な範囲であることが必
要である。また、滴下ノズル4の上部は貯溜パン
1内に鉛直方向に突出している。そして、その上
端切り口が水平にカツトされ、貯溜液体5を全周
から均等に溢流させるようにして液体5を静かに
滴下ノズル4内へ導入し得るように設けられてい
る。したがつて、滴下ノズル4を溢流して静かに
同ノズル4内へ導入される液体5は、同ノズル4
の先端において表面張力によつて液滴5′を形成
し、液滴5′の重量がその表面張力に打ち勝つま
で生長した後滴下する。尚、滴下ノズル4は本実
施例の場合複数個設けているが、場合によつては
1個でも良い。
貯溜パン1内の液体5を排斥する押出し板2
は、駆動装置及びガイド装置によつて上下動可能
に支持されている。勿論、該押出し板2を固定し
て貯溜パン1側を昇降させることも可能である。
駆動装置としては、図示していないが、ガイドも
兼ねるピストンクランク機構の採用が好適であ
り、その他モータの回転を往復直線運動に変える
あらゆる機構例えば偏心輪を利用したもの、ある
いは流体圧シリンダを利用した往復直線運動機構
等のいずれかの採用が可能である。この押出し板
2には滴下ノズル4を貫通させる該ノズル4との
間に流路6を形成する大き目の穴7が穿孔されて
いる。また、押出し板2には該押出し板2と前記
貯溜パン1との間で構成される可変容量の貯溜空
間8に向けて排斥量に見合つた量の液体を定量的
に供給する給液装置3が接続されている。この給
液装置3は、図示していないが流量調節弁あるい
はその他の定量的流量調節手段例えばフロート弁
を有するタンク等を内蔵しており、所望とする一
定量の液体を断続的に供給し得るように設けられ
ている。該給液装置3は、押出し板2が上昇して
いるとき即ち造粒が完了した後に給液されるよう
にすることが好ましい。また、この給液装置3
は、本実施例の場合、押出し板2側に給液管部分
を取付けて押出し板2と共に昇降するように設け
られているが、貯溜パン1側に固定しても良い。
尚、滴下ノズル4の内径即ち穴径、滴下ノズル
4と押出し板2の穴7との間の隙間即ち流路6及
び押出しち板2の押込み量(液体排斥に作用する
実質ストローク)は、処理液体の性状及び目的と
する造粒径寸法により適宜決定する。また、滴下
装置全体の処理量は、これ等部品の大きさ、滴下
ノズル4の数量及び押出し板2の昇降速度によつ
て決定される。
また、第3図には滴下装置9の他の実施例が示
されている。この滴下装置9は、比較的固化し易
い液体沃度を確実に処理する場合に好適なもので
あつて、押出し板2に電熱ヒータ10を埋設して
押出し板2自体を加熱する一方、貯溜パン1側に
はジヤケツト11を設置して加熱流体例えば蒸気
を導入し、貯溜パン1及び滴下ノズル4を暖める
ように設けられている。尚、給液装置3の管にも
ジヤケツト12が設けられて加熱流体の導入が図
られている。
造粒部14の下流の冷却部15は、滴下される
沃度の液滴5′を固化させるに十分な冷却雰囲気
を形成する領域である。比較的僅かな温度低下に
よつて固化する沃度にあつては、冷却水をミスト
状にして噴射すれば足りる。この冷却水の噴射に
よる冷却方法が最も経済的かつ安全であるが、他
の冷却方法を採用しても良い。
また、冷却部15の更に下流には冷却部15に
おいて固化された沃度粒5″の表面に付着してい
る水分を取除く乾燥部16が形成されている。こ
の乾燥部16は単なる空間内に除湿エアを通過さ
せて落下中の沃度粒5″と接触させるものである。
除湿エアとは人工的に低湿度に調整された空気で
ある。
以上のように構成された本考案の沃度造粒装置
は、次のようにして一定大きさの粒状固形沃度を
製造できる。
即ち、造粒塔13の外の図示しない加熱装置に
おいて溶融された沃度(液体)5は給液管9を通
つて定量的に貯溜パン1上に供給される。このと
き、沃度は貯溜パン1上において温められている
ため液状態を保持する。次いで、駆動装置17の
作動によつて押出し板2を加工させると、貯溜パ
ン1上の液体5が押出し板2と滴下ノズル4との
間の隙間流路6から押し出されて滴下ノズル4内
に溢流する。このとき、溶融沃度5は、押出し板
2も温められているため固化することなく隙間6
を通り抜ける。また、滴下ノズル4内に流入して
溶融沃度5はジヤケツト11内の加熱蒸気によつ
て保温されるため、固化することなく静かに滴下
ノズル4の内壁面を流下する。したがつて、溶融
沃度5は滴下ノズル4の先端において表面張力に
よつて膜状となり、次第に生長して滴下する。
沃度の液滴5′は冷却層15を通過する間にス
プレーノズル18から噴射される噴霧と接触して
固化する。尚、冷却水ヘツダ19から噴射された
霧状冷却水の一部及び沃度固化時に発生する蒸気
は吸引ブロワ20によつて外部へ排出され、壁面
等に付着した水分は受桶21に集められてから排
水される。
固化した粒状沃度5″は乾燥層16を通過する
間に除湿エアと接触し、粒子5″の保有熱に因る
蒸発と除湿エアによる水分除去とによつて囲りの
水分を取除く。尚、乾燥層16に下部から導入さ
れた除湿エアは上部の排気口から排出される。
乾燥した固形沃度5は造粒塔13の真下に設
置された搬送装置・コンベア22によつて搬出さ
れ、製品受け23へ搬送される。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案の沃度
造粒装置は、(a)周壁より低位において開口し所定
液位以上の溶融沃度を溢流させる滴下ノズルを備
えた貯溜パンと、前記滴下ノズルを貫通させかつ
該ノズルとの間に流路を形成する穴を穿孔した押
出し板とを鉛直方向に重ねて配置し、いずれか一
方を上下動可能に設けて前記押出し板と前記貯溜
パンとの間で可変容量の貯溜空間を形成すると共
に該貯溜空間内に溶融沃度を定量的に供給する給
液装置を設け、前記貯溜パンに供給された溶融沃
度を前記押出し板で排斥して前記滴下ノズルから
滴下させて成る造粒部と、(b)該造粒部の下流にお
いて滴下する溶融沃度の液滴を冷却雰囲気によつ
て固化する冷却部と、(c)更にその下流において固
形沃度の表面を乾燥させる乾燥部とで構成し、溶
融沃度を滴下させてその落下中に固化、乾燥させ
るようにしたので、表面張力によつてほぼ球形と
なつた溶融沃度がそのままの状態で固まり、粒状
の固形沃度として得られる。しかも、この沃度造
粒装置によれば、切断や破砕を伴うことなく溶融
状態から均一の大きさの粒状物に直ちに結晶化で
きるので、製造工程が極めて簡単となるし、ひい
ては粉末化の虞がないので包装後のケーキングや
吸湿に因る品質低下を起すことがないし、歩留り
もほぼ100%に近い状態にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の沃度造粒装置の一実施例を示
す原理図、第2図は同沃度造粒装置の造粒部にお
いて使用される滴下装置の一実施例を示す中央断
面図、第3図は滴下装置の造粒原理説明図でaは
押出し板下降開始時、bは押出し板下降による液
体排斥時、cは押出し板上昇時・給液時を夫々示
す。第4図は沃度造粒装置に適した滴下装置の他
の実施例を示す中央断面図である。 1……貯溜パン、1a……周壁、2……押出し
板、3……給液装置(管)、4……滴下ノズル、
5……溶融沃度、5′……沃度の液滴、5″……冷
却固化直後の沃度粒、5……乾燥した粒状固形
沃度、6……流路、7……穴、8……貯溜空間、
9……滴下装置、13……造粒塔、14……造粒
部、15……冷却部、16……乾燥部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 周壁より低位において開口し所定液位以上の
    溶融沃度を溢流させる滴下ノズルを備えた貯溜
    パンと、前記滴下ノズルを貫通させかつ該ノズ
    ルとの間に流路を形成する穴を穿孔した押出し
    板とを鉛直方向に重ねて配置し、いずれか一方
    を上下動可能に設けて前記押出し板と前記貯溜
    パンとの間で可変容量の貯溜空間を形成すると
    共に該貯溜空間内に溶融沃度を定量的に供給す
    る給液装置を設け、前記貯溜パンに供給された
    溶融沃度を前記押出し板で排斥して前記滴下ノ
    ズルから滴下させて成る造粒部と、 (b) 該造粒部の下流において滴下する溶融沃度の
    液滴を冷却雰囲気によつて固化する冷却部と、 (c) 更にその下流において固形沃度の表面を乾燥
    させる乾燥部、 とから成る沃度造粒装置。
JP18010583U 1983-11-24 1983-11-24 沃度造粒装置 Granted JPS6091243U (ja)

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JP18010583U JPS6091243U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 沃度造粒装置

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JP18010583U JPS6091243U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 沃度造粒装置

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JPS6091243U JPS6091243U (ja) 1985-06-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6596250B2 (ja) * 2015-07-22 2019-10-23 大陽日酸株式会社 液滴製造装置

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JPS6091243U (ja) 1985-06-22

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