JPS6373068A - 凍結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は被凍結物をほぼ全面から冷ブラインによって
凍結するようにした凍結装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の凍結装置としては、第３図に示すものが
あった。

図において、１は図示しない可変速モーターに直結した
ドライブプーリ２によって矢印方向（こ駆動され、表面
が平滑な一枚もののステンレススチールベルト、３はこ
のスチールベルト１に一定の引張力を与えるテンシドン
プーリ、４ばスチールベルト１の下側に配置され、図示
しない冷凍機から冷ブライン５が導入口４１に導入され
、導出口４２から導出されるブラインタンク、６はスチ
ールベルト１の上面に並べられた被凍結物、７はスチー
ルベルト１の上方に配置され、図示しない冷凍機からの
冷媒が導入出される冷媒導入ロア１および冷媒導出ロア
２を有する冷却フィンコイル、８は通風ダクト９を経て
冷却風を矢印方向に送るファン、ｌＯは冷却フィンコイ
ル７、ファン８および通風ダクト９等からなる冷凍ゾー
ン、１１は冷凍ゾーン１０を収納すると共に被凍結物６
の導入口１１１ｊよび導出口１１２を有する断熱トンネ
ルである。

この従来のものでは、断熱トンネル１１の被凍結物導入
口１１１からスチールベルト１上に乗せられた被凍結物
６が導入され、一定のスピードで移動するスチールベル
ト１と共に冷凍ゾーンに入る。

この冷凍ゾーン内で被凍結物６は、ブラインタンク４内
のブライン液により冷却されたスチールベルト１を介し
て下面から接触凍結される。一方接凍結物６の上面は、
冷却フィンコイル７とファン８により断熱トンネル１１
内で循環冷却される通風ダクト９から吹付けられた冷却
空気によって凍結される。　　　゛ このようにして凍結完了した被凍結物６は断熱トンネル
１１の導出口１１２から導出され、次のプロセスへ搬出
される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の凍結装置は以上のように構成されているので、被
凍結物の下面は、接触冷凍により急速凍結されるが、上
面は冷却空気を吹き付けるため、被凍結物は乾燥目減を
起こすと共に、冷却速度が遅く、緩慢冷凍となり、製品
の品質低下を招き易い。

また、この冷凍装置はブライン冷却とエアブラスト冷却
の２方式を採用しているため、冷凍機が２台必要となり
、イニシャルコストが重むと共にランニングコストも大
きくなるという欠点があった。

この発明はこのような従来のものの欠点を除去するため
になされたもので、エアブラスト方式の代わりに可撓性
を有するシート部材方式を導入して被凍結物の接触冷凍
ができるようにすると共に、システムの簡素化したコン
パクトで省エネルギー型の凍結装置を提供しようとする
ものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る凍結装置は、被凍結物が乗せられろ冷却
板の下面から冷ブラインによって冷却すると共に、被凍
結物の上面に被凍結物の形状に沿って変形するシート部
材を配置し、このシート部材の上面から冷ブラインによ
り冷却することによって、被凍結物の外周全面を凍結す
るようにしたものである。

〔作用〕

この発明によれば、被凍結物は全面から冷ブラインによ
って凍結されるので、急速凍結が可能になり、被凍結物
の品質が安定する。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を第１図および第２図にもとづ
いて説明する。即ち第１図および第２図において、１２
は下面が冷ブラインによって冷却される冷却板、１３は
冷却板１２の上側に配置されると共に、一端が冷却板１
２の固定部１２１に取付けられ、低温において引張強度
、引裂強度、弾性、屈曲性および気密性にすぐれたゴム
の薄いフィルムと補強材であろ基布を貼抄合せて成形し
た可撓性を有するシートで、熱伝導は金属に劣るが厚み
を薄くして熱伝導を良好にすると共に被凍結物の形状・
に沿って変形するよう構成されている。１４は案内ロー
ル１５を介してシート１３を実線位置から一点鎖線位置
に巻上げる巻取機、１Ｂはブラインタンク４内の冷ブラ
イン５を汲み掲げ、バルブ１７および配管１８を介して
冷却板１２の下面に冷ブライン５を゛循環させると共に
バルブ１９、配管２０およびノズル２１ヲ介してシート
１３に冷ブライン５を噴き付けるポンプ、２２：よ被凍
結物６の導入出口２２１を有°ｒろ断熱囲いである。な
おその他の構成は第３図に示す従来のものと同様である
ので説明を省略する。

このように構成されたものでは、断熱囲い２２の被凍結
物導入出口２２１からシート１３を一点鎖線位置に上げ
た状態で被凍結物６を冷却板１２上に乗せた後シート１
３を実線位置に下げると、被凍結物６が冷却板１２とシ
ート１３間に挟まれた状態になる。

この状態で冷ブラインを冷却板１２の下面およびシー）
　１３の上面に供給すると、被凍結物６の下面は冷却板
１２を介してまた被凍結物６の上面はシート１３を介し
て凍結される。しかも被凍結物６の形状、寸法が変化し
ても被凍結物に接するシート１３が被凍結物の形状に沿
って変形するため、宮に被凍結物と接触を保った熱伝達
の良好な状態が維持される。ブラインタンク４に回収さ
れた冷ブライン５はブラインタンク４の導出口４１から
導出され外部に設置された図示しないブライン冷凍機で
冷却されて再び導入口４２からブラインタンク４に戻さ
れる。

このようにして被凍結物６は上下面とも急速凍結が可能
となる。特に食肉の場合表面の急速凍結が可能で流通過
程での肉の鮮度維持、品質の向上を図ることができる。

なお上記実用例で（ま、食肉の急途凍結の場合を説明し
たが、応用範囲として魚介類、野菜類を始めｒＡ整冷凍
食品の凍結にも同様に適用されろ。またここではブライ
ン冷凍機を外部に設けた場合を示したが・、ブラインタ
ンク内に直膨冷却コイルを設置し外部コンデンシングユ
ニットと接続することによってブラインを冷却するよう
にしてもよい。

〔発明の効果〕

上記のようにこの発明による凍結装置は、被凍結物のほ
ぼ全面を接触冷却によって凍結するようにしたので、被
凍結物の表面の急球凍結が可能となり、凍結物の鮮度維
持および品質向上を図ることができる。しかも装置もコ
ンパクトで安価にｆｉ’）成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はいずれもこの発明の一実施例を示
す図で、第１図は全体の斜視図、第２図は第１図ＩＩ−
Ｉ線断面図、第３図は従来のこの種凍結装置を示す側断
面図である。 図中、５は冷ブライン、６は被凍結物、１２は冷却板、
１３はシートである。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被凍結物が載置され下面から冷ブラインによって冷却さ
   れる冷却板、この冷却板の上方に配置され上記被凍結物
   の形状に沿って変形して被凍結物の上面を覆うと共に上
   面から冷ブラインによって冷却されるシート部材を備え
   た凍結装置。