JPS637095A - 立体テレビジヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、２台のディスプレイを使用した、両眼の視
差を利用する立体テレビジョン装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

第２図は従来のこの種の立体テレビジョン装置の構成図
であり、図において、１は被写体、２ａ。

２ｂはそれぞれ左目、右目の位置に設置された左目用、
右目用カメラ、３は右目用カメラ２ｂに接続された走査
方向変換回路、４ａ、４ｂは両者の表示面の位置関係が
９０°をなし、且つその角を２等分する面（４５°面）
に対し面対称な位置に配置された同サイズの左目用、右
目用ディスプレイであり、左目用ディスプレイ４ａは左
目用カメラ２ａに接続され、右目用ディスプレイ４ｂは
走査方向変換回路３に接続されている。５ａ、５ｂはそ
れぞれ左目用、右目用ディスプレイの表示面前面に、該
表示面と平行に設置された左目ディスプレイ用、右目デ
ィスプレイ用偏光子であり、両者共に垂直方向に対し左
４５６の偏光角度を有している。６は透過率と反射率が
等しいハーフミラ−であり、これは偏光子５ａ、５ｂの
前方で、かつ雨漏光子５ａ、５ｂのなす角を２等分する
面（４５″面）上に設置されている。７ａ、７ｂは左目
用ディスプレイ４ａの表示面に対向している鑑賞者８に
備えつけられた左目用、右目用偏光子であり、左目用偏
光子７ａは垂直方向に対し左４５゜右目用偏光子７ｂは
垂直方向に対し右４５°の偏光角度を有している。

次に動作について説明する。左目の位置で被写体１を撮
像する左目用カメラ２ａは、その信号を左目用ディスプ
レイ４ａに送り、左目用ディスプレイ４ａはその映像を
表示する。−方、右目の位置で被写体１を撮像する右目
用カメラ２ｂは、その信号を走査方向変換回路３に送り
走査方向変換回路３は、その信号をディスプレイに表示
した際に、その映像の左側と右側が逆転するように信号
処理し、その信号を右目用ディスプレイ４ｂに送り、右
目ディスプレイ４ｂはその左右が逆転した映像を表示す
る。

次に、左目用ディスプレイ４ａに表示された映像光は、
左目ディスプレイ用の左４５°偏光子５ａを通過するこ
とにより左４５°直線偏光となり、ハーフミラ−６を左
４５°直線偏光の状態で通過する。また、右目用ディス
プレイ４ｂに表示された映像光は、右目ディスプレイ用
人４５６偏光子５ｂ）ｆ：通過することにより左４５°
直線偏光となり、ハーフミラ−６で反射され右４５６直
線偏光となる。

ここで左目用ディスプレイ４ａの表示面と平行に左目及
び右目用の偏光子７ａ、７ｂをそれぞれ左目、右目眼前
につげた観賞者８が、左目用ディスプレイ４ａの正面に
一定以上の距離を隔てて立つ時、左目用ディスプレイ４
ａから到来する左４５°直線偏光となった映像光は、左
目につけた左４５°偏光子７ａを通過し左目に達し、−
方右目用デイスプレイ４ｂから到来する右４５６直線偏
光となった映像光は、右目につけた右４５°偏光子７ｂ
を通過し右目に達することにより、両眼の視差で観賞者
８は立体感を体験することになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の２台のディスプレイを使用した、両眼の視差を利
用する立体テレビジョン装置は以上のように構成されて
いるので、ハーフミラ−での反射による映像の左右の逆
転を補正するために反射映像光となる映像光を出す系統
のカメラとディスプレイ間に、走査方向変換回路が必要
となるか、あるいは映像の左右が逆転する特殊なカメラ
あるいはディスプレイが必要となり、市販の機器では構
成できない等の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、映像信号の左右関係を逆転させる走査方向変
換回路が不要でかつ映像の左右が逆転するような特殊な
カメラやディスプレイも必要としない、２台のディスプ
レイを用いた両眼の視差を利用するシステムの立体テレ
ビシロン装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る立体テレビジョン装置は、ハーフミラ−
と反射映像光となる映像光を出すディスプレイとの間に
ハーフミラ−での反射による映像の逆転を補正するミラ
ーを設け、かつディスプレイの表示面から観賞者までの
光路長を可変できる距離調整装置を設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、ミラーが、左目あるいは右目ディ
スプレイの一方の映像の左右を逆転させることにより、
従来の走査方向変換回路の機能を果たし、且つ、ディス
プレイの表示面から観賞者までの光路長を可変できるよ
うにすることで、光路長の相違による像の遠近関係のく
るいを補正する。

〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例による立体テレビジョン装
置を示し、図において、９は第２図におけるハーフミラ
−６の位置から観賞者８の右方へ右目用ディスプレイ４
ｂの横幅分だけ平行移動させた位置に設置されたミラー
であり、５Ｃは右目ディスプレイ用の偏光子で、右４５
°の偏光角度を有する。その他第２図と同一符号は同一
部分を示している。

ここで右目用ディスプレイ４ｂ及び右目ディスプレイ用
偏光子５Ｃとミラー９との位置関係は、第２図における
左目用ディスプレイ４ａ及び左目ディスプレイ用偏光子
５ａとハーフミラ−６との位置関係と同様に設置されて
いる。

また、第１図においては第２図における左目用ディスプ
レイ４ａ及び左目ディスプレイ用偏光子５ａはハーフミ
ラ−６から表示面の垂直方向に遠ざけた位置に設置され
ている。

なお、第１図の１０は、上記左目用ディスプレイ４ａか
らハーフミラ−６までの距離を可変できる距離調整装置
であり、左目用ディスプレイ４ａの表示面から観賞者８
までの光路長と右目用ディスプレイ４ｂの表示面から観
賞者８までの光路長とが一致するように調整する。

次に動作について説明する。左目用ディスプレイ４ａに
表示された映像光は、左目ディスプレイ用の左４５６偏
光子５ａを通過することにより左４５°直線偏光となり
、ハーフミラ−６を左４５゜直線偏光の状態で通過する
。また、右目用ディスプレイ４ｂに表示された映像光は
、右目ディスプレイ用の右４５Ｄ偏光子５ｃを通過する
ことにより右４５°直線偏光となりミラー９で反射され
像の左右が反転した左４５°直線偏光となり、ハーフミ
ラ−６で反射され、さらに像の左右が反転、すなわち正
常な左右関係をもつ右４５′直線偏光となる。

また、ミラー９の使用による左目用ディスプレイ４ａの
表示面から観賞者８までの光路長と右目用ディスプレイ
４ｂの表示面から観賞者８までの光路長に相違による映
像の遠近関係のくるいは距離調整装Ｍ、１０により補正
される。

その他の動作原理については、従来例と同様である。

以上のように本実施例ではミラーを用いてその反射によ
る映像の左右逆転で走査方向変換回路の機能を実現した
ので、走査方向変換回路は不要であり、またその他特殊
なカメラあるいはディスプレイも必要とせず、市販の機
器で構成できる。

なお、上記実施例では、左目用と右目用で、同じサイズ
のディスプレイを用いたが、サイズが異なっていても、
距離調整装置を調整することにより、使用できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、ミラーにより走査方
向変換回路の機能を実現したので、走査方向変換回路が
不要となり、市販の機器で立体テレビジョン装置を構成
できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による立体テレビジョン装
置を示す構成図、第２図は従来のこの種の立体テレビジ
ョ、ン装置を示す構成図である。 １は被写体、２ａは左目用カメラ、２ｂは右目用カメラ
、３は走査方向変換回路、４ａは左目用ディスプレイ、
４ｂは右目用ディスプレイ、５ａは左目用ディスプレイ
用偏光子、５ｂ、５ｃは右目用ディスプレイ用偏光子、
６はハーフミラ−１７ａは左目用偏光子、７ｂは右目用
偏光子、８は観賞者、９はミラー、１０は距離調整装置
。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被写体を左目，右目の位置から撮像する左目用，
   右目用カメラと、 該左目用，右目用カメラの映像を表示する左目用，右目
   用ディスプレイと、 該左目用，右目用ディスプレイの映像光を偏光する偏光
   角度の相異なる左目，右目ディスプレイ用偏光子と、 該偏光子によって偏光された映像光のいずれか一方を透
   過，他方を反射するハーフミラーと、看者の眼前に配置
   され該ハーフミラーからの映像光を偏光する上記偏光子
   と対応する偏光角度をそれぞれ有する左目用，右目用偏
   光子を備えた立体テレビジョン装置において、 上記ハーフミラーと反射映像光となる映像光を出すディ
   スプレイとの間に上記ハーフミラーによる反射映像光の
   像の左右の反転を補正するミラーを設けたことを特徴と
   する立体テレビジョン装置。