JPS6369846A - カレンダ−成形用セルロ−ス系樹脂組成物 - Google Patents
カレンダ−成形用セルロ−ス系樹脂組成物Info
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- JPS6369846A JPS6369846A JP21532086A JP21532086A JPS6369846A JP S6369846 A JPS6369846 A JP S6369846A JP 21532086 A JP21532086 A JP 21532086A JP 21532086 A JP21532086 A JP 21532086A JP S6369846 A JPS6369846 A JP S6369846A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、カレンダー成形用セルロース系樹脂組成物
に関する。
に関する。
従来の技術
一般に、セルロース系樹脂は強靭で、透明性および表面
光沢に優れ、また表面が平滑で触感が良いという特質を
有している。このような特質のゆえにセルロース系樹脂
は各種用途のシートとして使用され、例えばセルロース
アセテートプロピオネートのシートはテンプレート、食
品包装材、グラフィックフィルム等に使用されている。
光沢に優れ、また表面が平滑で触感が良いという特質を
有している。このような特質のゆえにセルロース系樹脂
は各種用途のシートとして使用され、例えばセルロース
アセテートプロピオネートのシートはテンプレート、食
品包装材、グラフィックフィルム等に使用されている。
そしてセルロース系樹脂は、従来よりブロック法、流延
法、押出法等の成形法により製造されていた。
法、押出法等の成形法により製造されていた。
一方、他の合成樹脂のシート成形には、均一な厚みのシ
ートを能率よく連続的に製造することができかつ作業性
にすぐれているカレンダー成形法が広く用いられている
が、セルロース系樹脂にカレンダー成形法を適用すると
、いわゆる素材のロール離れが悪く、シーテイングでき
ないという問題があった。
ートを能率よく連続的に製造することができかつ作業性
にすぐれているカレンダー成形法が広く用いられている
が、セルロース系樹脂にカレンダー成形法を適用すると
、いわゆる素材のロール離れが悪く、シーテイングでき
ないという問題があった。
そこで、一般の合成樹脂に使用されている滑剤を添加す
ることが考えられたが、そのような滑剤はセルロース樹
脂に対して相容性が悪く、また例えシーテイングができ
た場合でもセルロース系樹脂は１９０℃前後の比較的高
温で成形する必要があるため、滑剤の焼番プによりシー
トの透明性が低下するという問題があった。
ることが考えられたが、そのような滑剤はセルロース樹
脂に対して相容性が悪く、また例えシーテイングができ
た場合でもセルロース系樹脂は１９０℃前後の比較的高
温で成形する必要があるため、滑剤の焼番プによりシー
トの透明性が低下するという問題があった。
発明の目的
この発明の目的は、上記の問題を解決し、力レンダ−成
形法によるシート成形が可能で、しかも透明性、表面光
沢および平滑性に優れかつ触感の良好なきわめて品質の
良いセルロース系樹脂のシートを能率よく製造すること
ができるカレンダー成形用樹脂組成物を提供しようとす
るにある。
形法によるシート成形が可能で、しかも透明性、表面光
沢および平滑性に優れかつ触感の良好なきわめて品質の
良いセルロース系樹脂のシートを能率よく製造すること
ができるカレンダー成形用樹脂組成物を提供しようとす
るにある。
発明の構成
この発明は、上記の目的を達成するために、セルロース
系樹脂１００重量部に対し、アルコール変性シリコーン
オイルもしくはポリエーテル変性シリコーンオイルが０
．１〜５重量部含まれているカレンダー成形用セルロー
ス系樹脂組成物を要旨としている。
系樹脂１００重量部に対し、アルコール変性シリコーン
オイルもしくはポリエーテル変性シリコーンオイルが０
．１〜５重量部含まれているカレンダー成形用セルロー
ス系樹脂組成物を要旨としている。
上記において、セルロース系樹脂としては、セルロース
アセテート、セルロースアセテートブチシー１〜、セル
ロースアセテートプロピオネート、しルロースブチレー
１−等があげられる。
アセテート、セルロースアセテートブチシー１〜、セル
ロースアセテートプロピオネート、しルロースブチレー
１−等があげられる。
シリコーンオイルは、一般式
％式％
（ここで、Ｒはメチル基であって、一部が水素原子、エ
チル基、フェニル基等で置換されていてもよい） で表わされ、疎水性を有している。
チル基、フェニル基等で置換されていてもよい） で表わされ、疎水性を有している。
前記変性シリコーンオイルは、このシリコーンオイルに
アルコール基およびポリニーデル基よりなる親水基を導
入したもので、親水性を有している。
アルコール基およびポリニーデル基よりなる親水基を導
入したもので、親水性を有している。
すなわち、アルコール変性シリ」−ンオイルは、一般式
％式％
（ここで、Ｒはメチル基であって、一部が水素原子、エ
チル基、フェニル基で置換されていてもよい。Ｒ′は炭
素数１〜８のアルキレン基、ｎは１〜１００の整数を表
わす。）で表わされるものである。
チル基、フェニル基で置換されていてもよい。Ｒ′は炭
素数１〜８のアルキレン基、ｎは１〜１００の整数を表
わす。）で表わされるものである。
Ｒａ ＳｉＯ（Ｒ２ＳｉＯ） （Ｒ３ｉＯ）□Ｓｉ
Ｒ３Ｒ−（ＯＡ）ａ ＯＨ２ ・・・（２） Ｒａ ＳｉＯ（Ｒ２ＳｉＯ） （Ｒ８ｉＯ） ｍ５
ｉＲａ「 （ＯＡ）ａ ＯＨ２−＜３） Ｒ′ ０（八）ａＲ，、ＳｉＯ（Ｒ２ＳｉＯ） ｒＰ
ｌ＋、 −３ｉＲ２（ＯＡ）ａ ＯＨ２−（４） （ここで、ＲとＲ”は前記式（１）の場合と同義、Ｒｒ
ｒは水素原子もしくは炭素数１〜Ｂのアルキル基、フェ
ニル基などの炭化水素幕、並びにアシル基、Ａは炭素数
２〜４のアルキレン基、ｎとｍは共に正の整数であって
、両者の和が２〜１０００である。ａは１〜１００の整
数を表わす。） 上記ポリエーテル変性シリコーンオイルの具体例として
は、ポリアルキレングリ−］ル変性シリコーンオイルが
あげられる。
Ｒ３Ｒ−（ＯＡ）ａ ＯＨ２ ・・・（２） Ｒａ ＳｉＯ（Ｒ２ＳｉＯ） （Ｒ８ｉＯ） ｍ５
ｉＲａ「 （ＯＡ）ａ ＯＨ２−＜３） Ｒ′ ０（八）ａＲ，、ＳｉＯ（Ｒ２ＳｉＯ） ｒＰ
ｌ＋、 −３ｉＲ２（ＯＡ）ａ ＯＨ２−（４） （ここで、ＲとＲ”は前記式（１）の場合と同義、Ｒｒ
ｒは水素原子もしくは炭素数１〜Ｂのアルキル基、フェ
ニル基などの炭化水素幕、並びにアシル基、Ａは炭素数
２〜４のアルキレン基、ｎとｍは共に正の整数であって
、両者の和が２〜１０００である。ａは１〜１００の整
数を表わす。） 上記ポリエーテル変性シリコーンオイルの具体例として
は、ポリアルキレングリ−］ル変性シリコーンオイルが
あげられる。
また上記アルコール変性シリコーンオイルおよびポリエ
ーテル変性シリコーンオイルは、それぞれ一種のものを
使用しても、複数種のものを混合してもよい。
ーテル変性シリコーンオイルは、それぞれ一種のものを
使用しても、複数種のものを混合してもよい。
また上記変性シリコーンオイルは、それぞれ２５℃にお
ける粘度が１００００ｃｓ（センチストークス）以下、
好ましくは１００〜４０００ＣＳのものを使用する。
ける粘度が１００００ｃｓ（センチストークス）以下、
好ましくは１００〜４０００ＣＳのものを使用する。
上記変性シリコーンオイルは、セルロース系樹脂１００
重量部に対し０．１〜５重量部の割合で添加される。こ
こで変性シリコーンオイルが０．１重量部未満であれば
、少なすぎてカレンダー成形のさい樹脂組成物のロール
離れが悪く、また５重量部を越えると、多すぎて樹脂組
成物の滑性が強くなりすぎ、カレンダー成形が困難とな
るうえに、変性シリコーンオイルがシー１−表面に滲出
しくブルーミング）、シートの表面光沢が悪くなるとと
もに、透明性が損われるので好ましくない。
重量部に対し０．１〜５重量部の割合で添加される。こ
こで変性シリコーンオイルが０．１重量部未満であれば
、少なすぎてカレンダー成形のさい樹脂組成物のロール
離れが悪く、また５重量部を越えると、多すぎて樹脂組
成物の滑性が強くなりすぎ、カレンダー成形が困難とな
るうえに、変性シリコーンオイルがシー１−表面に滲出
しくブルーミング）、シートの表面光沢が悪くなるとと
もに、透明性が損われるので好ましくない。
なお、セルロース系樹脂には、その地回塑剤、安定剤、
着色剤、充てん剤等の滑剤以外の一般の添加剤が含まれ
ていてもよい。
着色剤、充てん剤等の滑剤以外の一般の添加剤が含まれ
ていてもよい。
実 施 例
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明による各種セルロース系樹脂組成物を用いてロ
ール温度１９０℃のカレンダー成形機により厚さ０．１
纏のシートを製造し、得られたシート製品について透明
性と表面光沢を検査し、その結果を下表にまとめて示し
た。
ール温度１９０℃のカレンダー成形機により厚さ０．１
纏のシートを製造し、得られたシート製品について透明
性と表面光沢を検査し、その結果を下表にまとめて示し
た。
なお、変性シリコーンオイルの添加量は、セルロース系
樹脂１００重量部に対する割合を記載した。
樹脂１００重量部に対する割合を記載した。
また比較のために、セルロース系樹脂組成物に、変性シ
リコーンオイルを多産に使用した場合（比較例１）、シ
リコーンオイル（ジメチルポリシロキサン）を使用した
場合（比較例２）および一般の滑剤（カルシウムステア
レー１−）を使用した場合（比較例３）について同様に
カレンダー成形法によりシートを製造し、得られたシー
トを検査して、その結果を同表にまとめて示した。
リコーンオイルを多産に使用した場合（比較例１）、シ
リコーンオイル（ジメチルポリシロキサン）を使用した
場合（比較例２）および一般の滑剤（カルシウムステア
レー１−）を使用した場合（比較例３）について同様に
カレンダー成形法によりシートを製造し、得られたシー
トを検査して、その結果を同表にまとめて示した。
（以下余白）
（注）表中のセルロース系樹脂および変性シリコーンオ
イルは、下記のものを使用した。
イルは、下記のものを使用した。
※１ セルロースアセテートプロビオネートイーストマ
ンコダック社製、 品番３０７Ｅ ※２ セルロースアセテートブヂレートバイエル社製、
品名セドリア８１ 品番Ｂ５４０１−１０ ※３ ポリエチレングリコール変性シリコーンオイル、
粘度３００ｃｓ（２５℃） ダウコーニング社製、 品番ＤＫＱ８−７７９ ※４ ポリエチレングリコール変性シリコーンオーイル
、粘度１５０ｃｓ（２５℃）ダウコーニング社製、 品番ＤＫＱ８−７７８ ※５ （ポリエチレングリコール＋ポリプロピレングリ
コール）変性シリコーンオイル、粘度１３００ｃｓ（２
５℃） トーレシリコン社製、 品番５Ｈ３７４９ ※６ アルコール変性シリコーンオイル、粘度３００ｃ
ｓ（２５℃） トーレシリコン社製、 品番５Ｆ８４２７ 上記表から明らかなように、この発明のセルロース系樹
脂組成物によれば、比較例に比べてきわめて透明性にす
ぐれかつ表面光沢の良好なシートを得ることができ、ま
た該シート表面の平滑性および触感もきわめて良好であ
った。
ンコダック社製、 品番３０７Ｅ ※２ セルロースアセテートブヂレートバイエル社製、
品名セドリア８１ 品番Ｂ５４０１−１０ ※３ ポリエチレングリコール変性シリコーンオイル、
粘度３００ｃｓ（２５℃） ダウコーニング社製、 品番ＤＫＱ８−７７９ ※４ ポリエチレングリコール変性シリコーンオーイル
、粘度１５０ｃｓ（２５℃）ダウコーニング社製、 品番ＤＫＱ８−７７８ ※５ （ポリエチレングリコール＋ポリプロピレングリ
コール）変性シリコーンオイル、粘度１３００ｃｓ（２
５℃） トーレシリコン社製、 品番５Ｈ３７４９ ※６ アルコール変性シリコーンオイル、粘度３００ｃ
ｓ（２５℃） トーレシリコン社製、 品番５Ｆ８４２７ 上記表から明らかなように、この発明のセルロース系樹
脂組成物によれば、比較例に比べてきわめて透明性にす
ぐれかつ表面光沢の良好なシートを得ることができ、ま
た該シート表面の平滑性および触感もきわめて良好であ
った。
発明の効果
この発明によるカレンダー成形用セルロース系樹脂組成
物は、上述のように、セルロース系樹脂１００重量部に
対し、アルコール変性シリコーンオイルもしくはポリエ
ーテル変性シリコーンオイルが０．１〜５重量部含まれ
ているものであるから、カレンダー成形法によるシート
成形が可能であり、しかも透明性、表面光沢および平滑
性に優れかつ触感の良好なきわめて品質の良いセルロー
ス系樹脂のシートを能率よく製造することができるとい
う効果を奏する。
物は、上述のように、セルロース系樹脂１００重量部に
対し、アルコール変性シリコーンオイルもしくはポリエ
ーテル変性シリコーンオイルが０．１〜５重量部含まれ
ているものであるから、カレンダー成形法によるシート
成形が可能であり、しかも透明性、表面光沢および平滑
性に優れかつ触感の良好なきわめて品質の良いセルロー
ス系樹脂のシートを能率よく製造することができるとい
う効果を奏する。
以 上
Claims (1)
- セルロース系樹脂１００重量部に対し、アルコール変性
シリコーンオイルもしくはポリエーテル変性シリコーン
オイルが０．１〜５重量部含まれているカレンダー成形
用セルロース系樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21532086A JPS6369846A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | カレンダ−成形用セルロ−ス系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21532086A JPS6369846A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | カレンダ−成形用セルロ−ス系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6369846A true JPS6369846A (ja) | 1988-03-29 |
| JPH0455626B2 JPH0455626B2 (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=16670355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21532086A Granted JPS6369846A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | カレンダ−成形用セルロ−ス系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6369846A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012017769A1 (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-09 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物 |
| WO2014087881A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物 |
| WO2019117315A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2019-06-20 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物、成形体及びこれを用いた製品、並びにセルロース系樹脂組成物の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-11 JP JP21532086A patent/JPS6369846A/ja active Granted
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012017769A1 (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-09 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物 |
| JP5786861B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2015-09-30 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物 |
| US9487646B2 (en) | 2010-08-06 | 2016-11-08 | Nec Corporation | Cellulose resin composition |
| WO2014087881A1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-12 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物 |
| WO2019117315A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2019-06-20 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物、成形体及びこれを用いた製品、並びにセルロース系樹脂組成物の製造方法 |
| JPWO2019117315A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2020-12-03 | 日本電気株式会社 | セルロース系樹脂組成物、成形体及びこれを用いた製品、並びにセルロース系樹脂組成物の製造方法 |
| US11434350B2 (en) | 2017-12-15 | 2022-09-06 | Nec Corporation | Cellulose resin composition, molded body and product using same, and a method for producing cellulose resin composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0455626B2 (ja) | 1992-09-03 |
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