JPS6368080A - α,ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素及びその製造方法 - Google Patents

α,ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素及びその製造方法

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JPS6368080A
JPS6368080A JP61211010A JP21101086A JPS6368080A JP S6368080 A JPS6368080 A JP S6368080A JP 61211010 A JP61211010 A JP 61211010A JP 21101086 A JP21101086 A JP 21101086A JP S6368080 A JPS6368080 A JP S6368080A
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JP
Japan
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diaminopimelic acid
diaminopimelic
epsilon
alpha
dehydrogenase
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JP61211010A
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Shiyaidetsugaa Arufuretsudo
アルフレツド シヤイデツガー
Kenji Soda
健次 左右田
Hidehiko Tanaka
英彦 田中
Katsuyuki Tanizawa
克行 谷澤
Nobuyoshi Nakajima
中島 伸佳
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はα、ε−ジアミノピメリン酸のD体に作用する
性質を有するα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。
(その製造方法に関するものである。
(従来の技術) α、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(α。
ε−ジアミノピメリン酸の定量に用いられる酵素である
。α、ε−ジアミノピメリン酸を定量する従来の方法と
しては、アミノ酸分析機による方法が知られているが、
装置が高価であり、さらに試料の前処理が煩雑で時間を
要することが問題とされている。さらに、α、ε−ジア
ミノピメリン酸には5体、D体、メゾ体という3種の光
学異性体が存在するが、アミノ酸分析機による方法では
これらを区別なく全量として定量してしまうという欠点
も有している。そのため、α、ε−ジアミノL°メリン
酸脱水素酵素。(いる方法が提案されており、この方法
は試料の前処理も特に要せず、操作も比較的簡単に行え
るという利点を有している。
しかしながら、従来知られているα、ε−ジアミノピメ
リン酸脱水素酵素。( Agric、Biol、Che
m、。
44、No、1(1980年)227〜229頁及びN
o、、 9 (1980年)2125〜2128頁など
に記載されているように、α。
ε−ジアミノピメリン酸のメゾ体にのみ作用し。
5体やD体には作用しないものであった。
(発明が解決しようとする問題点) このように、酵素を用いるα、ε−ジアミノピメリン酸
の定量では、特別な分析装置を必要とせず、簡単な比色
計で定量可能であるという長所を有するが、5体のα、
ε−ジアミノピメリン酸を定量するには、公知のジアミ
ノピメリン酸エピメラーゼという酵素で5体をメゾ体に
変換した後に定量することで可能であるものの、α、ε
−ジアミノピメリン酸のD体は今まで知られている酵素
を組み合わせても定量はできないという問題点があり、
これまで、D体のα、ε−ジアミノピメリン酸を酵素法
で定量することは知られていなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような問題点を解決すべく鋭意研究
の結果、バチルス属に属する微生物菌体にα、ε−ジア
ミノピメリン酸のD体に作用する性質を有するα、ε−
ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(在することを見いだ
し2本発明を完成した。
すなわち1本発明は1次の(イ)、(o)の理化学的性
質を有するα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(
バチルス属に属する細菌を培養し、培養物から次の<4
) 、 (El)の理化学的性質を有するα。
ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素を採取することを特
徴とするα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(造
方法を要旨とするものである。
(イ)作用 下記反応を触媒する。
α、ε−ジアミノピメリン酸+l(!O+NAD”↓ 
↑ α−アミ八へε −ケFピメリン酸十NH,“ +NM
DI+(0)基質特異性 D−α、ε−ジアミノピメリン酸、又はメゾ−α−ジア
ミノピメリン酸に作用し。
特にD−α、ε−ジアミノピメリン酸に高い特異性を有
する。
次に本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。
(化学的性質を示す。
1、作用 前記のとおり。
2、基質特異性 前記のとおり。
なお、D−α、ε−ジアミノピメリン酸に対するミカエ
リス定数(Km値)は、約6.0mMである。D−α、
ε−ジアミノピメリン酸以外に次表のような基質にも作
用する。
(以下余白) 3、至適pH 約pH9,5(55℃) 4、安定pH範囲 pH7,0〜1).0で37℃で20分間の処理でほと
んど失活が起こらない。
5、作用適温の範囲 pH9,5で25℃より70℃までの範囲。
6、耐熱性及び保存安定性 60℃の緩衝液中で20分間処理した後も、その活性は
処理前の活性とほとんど同じ値を示す。
また、緩衝液中で室温にて2週間保存した後でも。
はとんど活性の低下は認められない。。
7、分子量 スーパローズ12ゲルクロマトグラフイー(ファルマシ
ア社製)から約8万と算出された。
8、力価の測定法 pH9,5,0,1M)リス−塩酸緩衝液中2.5mM
NAD、50mM  D−α、t−ジアミノピメリン酸
を含む混合溶液を調製し、その混合溶液に適当量のα、
ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(えて、55℃に
おける還元型NADの単位時間あたりの増加を340n
mの吸光度の増加として計測し、1分間あたり1マイク
ロモルのNADHの340nmにおける吸光度を増加せ
しめる酵素量を1単位とした。
9、単一性 精製標品は、pH9,4の7.5%アクリルアミドゲル
ディスク電気泳動法により陽極側に移動し。
単一なバンドを与えた。
10、元素分析 元素分析値はまだ測定していない。
1)、結晶構造 現在まだ結晶として得られていないため不明。
本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(造
するには1次のごとき方法を採用することができる。す
なわち、バチルス属に属する細菌を培養し、その培養物
から本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。
(取することによって得ることができる。
本発明に使用する細菌は2本発明のα、8−ジアミノピ
メリン酸脱水素酵素。(出しうるバチルス属の細菌であ
り、そのような細菌であれば、いかなるものでも使用で
きる。好ましい細菌としては、たとえば、バチルス・ス
テアロサーモフィルス(Bacillus Stear
othermophilus )があげられる。ステア
ロサーモフィルスとしての具体例としては、八TCC7
953,7954,8005,10194,12980
,IFO12550,12983,NC八 1503.
などがある。
9一 本発明における細菌を培養するに際して用いられる栄養
培地において炭素源として、たとえば。
グルコース、シュークロース、フルクトース、澱粉加水
分解物、糖蜜、亜硫酸パルプ廃液の糖類。
酢酸、乳酸等の有機酸類、さらには使用する細菌が資化
しうるアルコール類、油脂、脂肪酸およびグリセリン等
が使用でき、窒素源として、たとえば、硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、アンモニ
ア、アミノ酸、ペプトン、肉エキス、酵母エキス等の無
機又は有機物が使用できる。さらに、無機塩類として、
たとえばカリウム、ナトリウム、リン酸、亜鉛、鉄、マ
グネシウム、マンガン、銅、カルシウム、コバルト等の
各塩類、必要に応じて微量金属塩、コーン・ステイープ
・リカー、ビタミン類、核酸等を使用してもよく、細菌
の一般的栄養培地が使用できる。
これらの培地を用いて、バチルス属に属する細菌を20
℃〜80℃、好ましくは40℃〜70℃。
最適には55℃で、約2〜16時間、好気的に培養すれ
ばよい。また、工業的には、たとえば希釈率(醗酵槽に
培地液を供給する速度及び同時に醗酵槽より抜出す速度
を醗酵槽中の培養液量で割った値)を使用する菌株の最
大比増殖速度の0.3〜1.0.好ましくは0.5〜1
.o、最適には0.7〜1゜0の範囲で制御しながら連
続的に培養する連続培養法も用いることができる。
次に得られた培養物から本発明のα、ε−ジアミノピメ
リン酸脱水素酵素。(取されるが、培養物2分離生菌体
1分離菌体の処理物、粗製酵素。
精製酵素等のあらゆる段階で採取できる。精製法として
は1通常の酵素精製法を用いることができる。すなわち
、遠心分離等により菌体を得た後。
菌体をマントンゴーリン、ダイノミル、フレンチプレス
、超音波処理、乳鉢磨砕等により細胞破砕後、遠心分離
により細胞片を除去し、細胞抽出液を得、これに硫酸ス
トレプトマイシン又は硫酸プロタミン処理を行いさらに
は、ポリエチレングリコール沈澱、アセトン沈澱、加熱
処理等を行い。
精製するために、DEAE−)ヨパール力ラム(東洋曹
達社製)等のイオン交換クロマトグラフィー、ブチル−
トヨバールカラム(東洋曹達社製)等の疎水性クロマト
グラフィー、ヒドロキシアパタイトカラム等の吸着クロ
マトグラフィー、セファデックスカラム(ファルマシア
社製)等のゲル濾過クロマトグラフィー等のクロマトグ
ラフィーを組合わせて行うことができる。このようにし
て。
本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(離
、精製することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1.比較例1 ポリペプトン20g/β、酵母エキス2g/j!、肉エ
キスIg/A、グリセリン10g/A、塩化ナトリウム
2 g/ R、リン酸二カリウム2g/7!、  リン
酸−カリウム2g/Il、硫酸マグネシウム0.1g/
j!、塩化力/l/ シラL 0.074g/ Il、
硫酸マンガン0.oo18g/CpH7,2に調整した
培地120βを、120”C1)0分間加熱殺菌した後
、バチルス・ステアロサーモフィルスIP012983
株を接種し、55℃で1)時間、好気的に培養した。培
養後、遠心骨分離機で菌体を採取して1.5kgの湿菌
体を得た。
得られた菌体を凍結状態で保存した。
次に凍結菌体500gを、2−メルカプトエタノールを
0.01容量%含む25mM)リス−塩酸緩衝液(pH
8)IIlに懸濁し、連続式超音波破砕機を用いて細胞
を破壊後、遠心分離機により細胞片を除去しα、ε−ジ
アミノピメリン酸脱水素酵素。(む粗抽出液を得た。こ
の粗抽出液に固形硫酸アンモニウムを徐々に加えて30
%飽和(4℃)とした。生成した沈澱を遠心分離により
除去し。
上清にさらに固形硫酸アンモニウムを徐々に加えて70
%飽和(4℃)とした。生成した沈澱を遠心分離により
集め、2−メルカプトエタノールを0.01容量%含む
25mM)リス−塩酸緩衝液(pH8,以下バッファと
いう)にとかし、ついで30倍量のバッファに対して透
析、脱塩して粗酵素液を得た。この粗酵素液をあらかじ
めバッファで平衡化したDEAE−)ヨパール力ラム(
東洋曹達社製)に通じ食塩をバッファに加えた溶液で溶
出せしめると1食塩濃度300mMの近くで目的のα、
ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(出した。この区
分を集め、硫酸アンモニウム30%飽和源度のバッファ
で透析した後、あらかじめ同じバッファで平衡化したブ
チル−トヨパールカラム(東洋曹達社製)に通じ硫酸ア
ンモニウム濃度を連続的に低下させたところ、10%飽
和濃度近くに目的のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素
酵素。(出した。この溶出区分を濃縮後、2−メルカプ
トエタノールを0.01容量%含む25mM)リス−塩
酸緩衝液(pH8)を溶出液に用いたセファデックスG
−150カラムクロマトグラフイー(ファルマシア社製
)を行うことにより、精製されたα、ε−ジアミノピメ
リン酸脱水素酵素。(ることができた。このようにして
得たα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(pH9
,4の7.5%アクリルアミドディスク電気泳動で陽極
側に移動し、単一なバンドを与え、スーパローズ12ゲ
ルクロマトグラフイー(ファルマシア社製)より。
分子量は約8万であった。また、ラウリル硫酸ナトリウ
ムを含む12%アクリルアミドゲルスラスラブ電気泳動
において分子量約4万の位置に単一のバンドを与えた。
また、活性の収率は約9%で。
酵素1■あたり約17単位の力価を示し、その精製度は
粗抽出液を1とすると約430であった。
次に、このようにして得たα、ε−ジアミノピメリン酸
脱水素酵素。(定性と、従来より知られているバチルス
・スフエリカス(Bacillus  二戸μ阻)から
得たα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(較例1
)の安定性とを比較した。その結果、2−メルカプトエ
タノールを0.01容量%含むp H7,0の25mM
リン酸緩衝液中、60℃で20分間加熱処理を行った後
の残存活性を測定したところ、バチルス・スフエリカス
のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(00%失
活していた。ところが2本発明のα、ε−ジアミノピメ
リン酸脱水素酵素。(0℃、20分間の加熱処理によっ
て全くその活性を失わなかった。
次に、2−メルカプトエタノールを0.01容量%含む
pH7,0の25mMリン酸緩衝液中で、室温における
保存安定性を調べた。
その結果を第1図に示す。
第1図において曲線Aは実施例1)曲線Bは比較例1で
ある。第1図から明らかなようにバチルス・スフエリカ
スから得たα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(
4日間で活性が50%以下に減少し、2週間でほぼ活性
を失うのに対し1本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸
脱水素酵素。(2週間経過後も約100%の活性を保持
していた。
参考例1 実施例1で得たα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素
。(いてD−α、ε−ジアミノピメリン酸を測定する際
に必要な検量線を作製した。
その測定方法は、200マイクロモルのグリシン−KC
I−NaOH緩衝液(pH10,5,2,5マイクロギ
ルのNAD、0〜0.2マイクロモルのD−α、ε−ジ
アミノピメリン酸を含む1.Omj+を反応溶液とし、
340nmにおける吸光度を測定してから約1単位のα
、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(加し、37℃
で30分間保温した後、340nmの吸光度の増加と2
反応液中に添加したD−α、ε−ジアミノピメリン酸の
量との間には、第1図に示すように良好な比例関係が認
められ2本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵
素。(いてD−α、ε−ジアミノピメリン酸が精度良く
測定できることがわかった。
(発明の効果) 本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(α
、ε−ジアミノピメリン酸の0体に作用するという性質
を有しているため、これまで酵素法では行うことのでき
なかったD−α、ε−ジアミノピメリン酸の定量が可能
となる。また、バチルス・スフエリカスからのメゾーα
、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素やジアミノピメリ
ン酸エピメラーゼと組み合わせて使用することにより。
α、ε−ジアミノピメリン酸のL体、0体及びメゾ体の
3つの光学異性体を分別定量することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素
酵素。(線A)及びバチルス・スフエリカスから得たα
、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(線B)を室温
で放置した後の残存活性を示す図であり、第2図は本発
明のα、ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。(いて作
製したα、ε−ジアミノピメリン酸に対する検量線を示
す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の(イ)、(ロ)の理化学的性質を有するα,
    ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素。 (イ)作用 下記反応を触媒する。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ロ)基質特異性 D−α,ε−ジアミノピメリン酸、又 はメゾ−α,ε−ジアミノピメリン酸に 作用し、特にD−α,ε−ジアミノピメ リン酸に高い特異性を有する。
  2. (2)バチルス属に属する細菌から得られる特許請求の
    範囲第1項記載のα,ε−ジアミノピメリン酸脱水酵素
  3. (3)バチルス属に属する細菌を培養し、培養物から次
    の(イ)、(ロ)の理化学的性質を有するα,ε−ジア
    ミノピメリン酸脱水素酵素を採取することを特徴とする
    α,ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素の製造方法。 (イ)作用 下記反応を触媒する。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ロ)基質特異性 D−α,ε−ジアミノピメリン酸、又は メゾ−α−ジアミノピメリン酸に作用し、 特にD−α,ε−ジアミノピメリン酸に高 い特異性を有する。
  4. (4)バチルス属に属する細菌が、バチルス・ステアロ
    サーモフィルスである特許請求の範囲第3項記載の製造
    方法。
JP61211010A 1986-09-08 1986-09-08 α,ε−ジアミノピメリン酸脱水素酵素及びその製造方法 Pending JPS6368080A (ja)

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