JPS6367499A - 光学装置用支持スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学装置用支持スタンドに関する。

［従来の技術］ 光学装置用支持スタンドの一例として、複数の担持部材
を軸方向に並置して中央軸に支持させ、該中央軸を中心
に休止即ち非使用位置と支持スタンド使用時の位置との
間を回転可能としたものがある。担持部材により枢支さ
れる支持脚は、休止位置では中央軸に少なくとも略平行
に配し且つ全て同一平面内にあるが、支持スタンド使用
時には外方に拡がることができる。斯かる支持スタンド
の一例としてはフランス特許第５５０，８５３号に開示
されたものがあり、３本の支持脚に対し２本の担持部材
で構成されており、第１の担持部材の中央部と第２の担
持部材の端部を支持スタンド中央軸が通っている。この
支持スタンド構成では、光学装置は中央軸に対し整合で
はなく側方にずれて支持スタンドに固定され、その固定
手段は第２の担持部材に設けられている。この構成では
、中央軸は２つの担持部材を回転可能に接続する役目し
か果たさない。

アメリカ特許第２，０５４，８００号は中央軸を中心に
３６０°旋回可能に３つの支持脚を枢支した支持スタン
ドを開示しており、支持脚が担持部材と一体形成である
。

アメリカ特許第４，３７７．２６９号は、中央軸を中心
に担持部材が休止位置と使用位置との間を移動可能な支
持スタンドを開示している。休止位置での担持部材の向
きは、これら担持部材が枢支する支持脚のうち１脚と他
の２脚が中央軸に関し相反側に位置する構成となってい
るため、スタンドをショルダータイプのスタンドとじて
使うことかできる。支持スタンド使用位置、即ち担持部
材に枢支された支持脚を相互に等角を成すよう中央軸に
対し回転させた状態では、三脚スタンドとして使用でき
る。担持部材は全て中央軸半径方向の長さが相等しい。

２つの担持部材が中央軸を中心に回転可能であるのに対
し３番目の担持部材は中央軸に回転不能に接続されてい
る。休止位置でもスタンド構造は、担持部材が中央軸に
関し全く相反側に配するのでかなりの空間を占める。

［発明が解決しようとする問題点コ 従来技術では、光学装置の支持が充分でなく安定性がな
い、支持スタンド休止状態でかなり嵩ぼる等、種々の問
題があり、これら問題点に充分対処したものはない。

本発明の目的は、光学装置を支持スタンドの中央軸に固
定でき、該中央軸がスタンドに対し軸方向に移動可能な
、光学装置用支持スタンドを提供することである。

本発明の別の目的は非使用位置で嵩ばらず、しかも使用
位置では安定性が良好な、光学装置用支持スタンドを提
供することである。

本発明の更に又別の目的はコンパクトな構造で、担持す
る光学装置の位置決め調茄性がよい、光学装置用支持ス
タンドを提供することである。

本発明の更に更に又別の目的は適用性が広い、光学装置
用支持スタンドを提供することである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によればこれら及びその他の目的を達成する支持
スタンドは、中央軸アセンブリ上に軸方向に並置して配
され中央軸を中心に休止位置と使用位置との間を回転可
能な複数の担持部材を備えている。担持部材に枢支され
た支持脚はスタンド休止位置では上記した中央軸に対し
少なくとも略平行であって全て一平面内に配し、支持ス
タンド使用時には対応する担持部材から外方に拡がるこ
とができる。担持部材は中央軸半径方向の長さが相異な
り中央軸を中心に回転可能であって、休止位置では全て
の担持部材が中央軸の同一側となる。各担持部材は、前
記中央軸が内を延びる中央スリーブに担持されたスリー
ブ状部分と、該スリーブ状部分から突出したアームとで
構成され、該アームに支持脚が枢支される。隣接する担
持部材のアームの、中央軸半径方向の長さの差が支持脚
の断面寸法に合わせられる。

［作　　　用］ 以下で詳述する本発明の好適実施例かられかるように、
本発明の支持スタンドは休止位置においてわずかの空間
しか占めないので、カバンやバッグ内等にコンパクトな
形状で入れることができ好便である。本発明の支持スタ
ンド構造がコンパクトなのは、特に、休止位置で支持脚
が同一平面内に配するためである。１つ又は複数の光学
装置を取付は得る中央軸も休止位置において前記平面内
にある。中央軸の軸方向に相互に相並んで配した前記の
スリーブ状部分は中央軸に回転可能に取付けられ、旋回
動により休止位置と使用位置との間を移動可能である。

スリーブ状部分から半径方向に突出し自由端に支持脚を
担持するアームも、休止位置では同一平面内にある。担
持部材のアームが同一長さでなく特に相互関連した相異
なる長さなので、アームに枢支される支持脚相互が休止
位置でぶつかり合わず、干渉し合わない。支持スタンド
中央軸の軸方向に相互隣接した担持部材のアームの長さ
の差が支持脚の断面寸法に合わせられているため、支持
スタンド休止位置で支持脚が相互に密に隣接し、従って
、休止位置での支持スタンドが嵩ばらない。担持部材の
アームの長さが相異なるのは他の点でも有利である。即
ち、支持スタンド中央軸から支持脚が離れ拡がる支持ス
タンド使用位置において、支持脚の中央軸からの距離が
相異なる故に、好ましくも光学装置が半径方向長さの最
大なアームの方を向くため、使用時の支持スタンドの転
倒点は拡がった支持脚で画定される支持領域内にある。

このため、かなり重い光学装置やかなり突き出た部分を
含む光学装置に関して使われても支持スタンドの転倒は
ない。

好ましくは、担持部材のスリーブ状部分は中央スリーブ
に回転可能に取付けられ、中央スリーブが光学装置取付
用の中央柱を収容する。中央柱は中央スリーブ内を摺動
可能とし得、中央スリーブに設けた施錠部材によって中
央スリーブに対し定位置に施錠できる。本発明の好まし
い特徴では、中央柱は望遠鏡状に長さ可変である。斯か
る構成によれば広範な変更か可能であり、光学装置を適
宜取付可能である。

これに関し、本発明の支持スタンドには写真カメラ、フ
ラッシュ光装置、照明装置、これら装置の電力供給装置
（しばしば、パワーパックと称される）等各種の光学装
置が取付使用可能である。

担持部材のうち少なくとも２つに、中央スリーブに対す
る担持部材の回転動の限界を定める受け部を備える。受
け部としては、例えば、中央スリーブに回転可能に担持
された各スリーブ状部分の内面に設けられた溝又は長大
の端部が用いられ、溝又は長穴は中央スリーブ外面に設
けた突起に係合される。溝又は長穴は各スリーブ状部分
の内面全周に延びる必要はなく内面全周の一部に延びれ
ば充分であって、支持スタンド使用位置で支持脚が等辺
多角形を成すよう中央柱に対する担持部材の角運動を制
限するものとする。既に述べたように、担持部材の長さ
が相異なるため使用位置での支持スタンド中央軸は上記
した等辺多角形の重力中心にない。

支持脚は望遠鏡状の脚であり従って長さ調節可能である
のが好ましい。支持脚を斯かる構成とすることにより、
支持スタンドを立てるべき地面等の面の凹凸に容易に対
処できる。

本発明のその他の目的、特徴及び利点は以下の好適実施
例の記述により明らかであろう。

［実　施　例］ 以下、図面を参照して本発明の好適実施例を説明する。

本発明の支持スタンドは、中央柱ｌＯと第１、第２及び
第３の支持脚１２とで構成される。図示したのは、中央
柱ＩＯを支持スタンド使用時の位置から１８０’回転さ
せて休止位置とした状態である。中央柱１０は望遠鏡状
であり、参照番号１４は伸縮調節後の中央柱１０をその
状態で、即ち調節長さに施錠する施錠部材である。参照
番号１６はねじ山付きピンであって、中央柱１０の支持
板１８から突出している。ねじ山付きピン１６は合規格
の雄ねじ山を有するので、対応する合規格の雌ねじ山を
存する写真カメラや映画カメラ等の光学装置をねじ山付
きピン１６に取付は可能である。

図示の支持スタンドは、第１、第２及び第３の担持部材
２０を備えており、各部材２０はスリーブ状部分２２と
該部分２２から半径方向外方に突出したアーム２４とで
構成されている。アーム２４はそれぞれ長さが異なり、
隣り合ったアーム２４の長さの差は各支持脚１２の断面
寸法に合わせる。

取付はピン又はボルト２６が各支持脚１２上端とアーム
２４の反スリーブ状部分２２側自由端とを通って延びる
ことにより支持脚１２はアーム２４に枢支される。参照
番号２８は支持脚１２上端の据付耳部であって、各取付
はピン又はボルト２６の通る中ぐり孔を含む。

各アーム２４に設けられた傾斜面３０は、各支持脚１２
が図示した如き休止位置と支持スタンド中央軸から外側
へと拡がる使用位置との間を旋回動できるようにするた
めのものである。参照番号３２は、支持脚１２の旋回動
のため各担持部材２０のアーム２４自由端に設けられた
凹所であり、凹所３２内に支持脚１２の据付耳部２８が
収納される。

各担持部材２０の一部を成すスリーブ状部分２２は中央
スリーブ３４に回転可能に取付けられる。

中央柱１０は中央スリーブ３４の成す中央空間内を移動
可能に延びる。中央スリーブ３４に設けられたナツト３
６はスリーブ状部分２２に対し中央スリーブ３４が軸方
向に移動するのを防ぐためのものである。

参照番号３８は施錠部材を示し、中央スリーブ３４に対
し従って担持部材２０に対し中央柱１０を所望の位置に
固定するためのものである。施錠部材３８は、例えば、
中央スリーブ３４のねじ山付き突出部４０にねじ込みで
きるキャップナツトである。施錠部材３８は、中央軸４
２を中心に該施錠部材３８が回転されたときに中央スリ
ーブ３４の円錐又はテーパ面と共働する少なくとも１つ
の円錐又はテーパ面（図示せず）を有する。

中央軸４２を中心にした担持部材２ｏの回転を制限する
ため、支持スタンドには更に受け部４４を設ける。受け
部４４は各スリーブ状部分２２内面に形成した長穴状開
口４６の端部によって形成される。ピン等の突起４８が
中央スリーブ３０の外面に略半径方向に突設されてスリ
ーブ部分２２の長穴状開口４Ｂに係合する。従って、中
央スリーブ３４とスリーブ状部分２２との相対的回転動
は長穴状開口４Ｂの長さによって制限される、即ち、開
口４６の端部と突起４８との共働によって制限される。

参照番号５０は、隣り合うスリーブ状部分２２の間に配
し両者間の摩擦を最小にするリングである。

図示した実施例の支持脚１２は望遠鏡状の脚であって、
脚全長を調節する施錠部材５２を有する。

こうした望遠鏡状の脚そのものは旧来のものなので、施
錠部材５２の作動について詳述しない。

図示した実施例では、各担持部材２０の一部を成すアー
ム２４の形状は支持脚１２の長さが相異なる場合に対応
するものであるが、アーム２４端部に相応の曲がり部を
設け、ここに凹所３２と取付ピン又はボルト２６を配す
るようにすれば、支持脚１２を同一長さとすることがで
きる。支持脚１２を同一長さとするのは、支持スタンド
の製造者が保管せねばならない構成部品の種類を減らせ
るという利点がある。

以上の記述から明らかなように、各スリーブ状部材２２
と半径方向に突出するアーム２４とで形成された担持部
材２０は休止位置と使用位置との間を中心軸４２を中心
に回転可能であり、休止位置においては支持脚１２が中
央軸に少なくとも略平行に且つ同一平面内に配する。支
持脚１２が中央軸４２に平行で一平面内にある休止位置
において、図示の如く支持脚１２が中央軸４２半径方向
に密に隣接配置するような関係にアーム２４の長さは相
異ならせられる。従って、隣接するアーム２４相互の長
さの差は、各支持脚１２の横方向寸法（例えば直径）に
アーム２４と支持脚１２隣接部分との間のわずかの遊び
（作動用空隙）をプラスアルファしたものである。

本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
とは勿論である。

［発明の効果］ 以上から明らかなように、本発明の光学装置用支持スタ
ンドによれば、構造がコンパクトで、安定性があり、休
止位置において嵩ぼらない、等の種々の優れた効果を発
揮する。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の光学装置用支持スタンドの側面図である
。 図中、ｌＯは中央柱、１２は支持脚、２０は担持部材、
２２はスリーブ状部分、２４はアーム、３４は中央スリ
ーブ、３８は施錠部材、４２は中央軸、４４は受け部、
４６は長穴状開口、４８は突起、５２は施錠部材を示す
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）中央軸を有する取付素子に複数の担持部材を、軸方
   向に並置して且つ前記中央軸を中心に支持スタンド休止
   位置と使用位置との間を回転可能に担持せしめ、全ての
   担持部材を前記中央軸の半径方向に長さを異ならしめ且
   つ前記休止位置で中央軸の同一側に配するよう中央軸を
   中心に回転可能とし、各担持部材を前記取付素子に担持
   されたスリーブ状部分と該スリーブ状部分から突出した
   アームとで構成し、該アームには、当該支持脚が前記中
   央軸に対し略平行で一平面内にある休止位置と対応する
   担持部材から離れるよう拡げられる使用位置との間を旋
   回可能なよう、支持脚を取付け、取付素子軸方向に隣り
   合う前記アーム相互の長さの差を各支持脚の断面寸法に
   見合うものとすることを特徴とする光学装置用支持スタ
   ンド。 ２）取付素子を中央柱と、該中央柱に取付けた中央スリ
   ーブとで構成し、担持部材のスリーブ状部分を取付素子
   の前記中央スリーブを中心に回転可能とした、特許請求
   の範囲第１）項に記載の光学装置用支持スタンド。 ３）取付素子の中央柱を、中央スリーブ内を移動可能と
   し、中央スリーブに、該中央スリーブ内に前記中央柱を
   施錠する施錠部材を設けた、特許請求の範囲第２）項に
   記載の光学装置用支持スタンド。 ４）取付素子の中央柱を望遠鏡状に長さ可変とした、特
   許請求の範囲第２）項に記載の光学装置用支持スタンド
   。 ５）担持部材のうち少なくとも２つに、取付素子に対し
   て相互に担持部材の旋回動を制限する受け部を各々備え
   た、特許請求の範囲第１）項に記載の光学装置用支持ス
   タンド。 ６）支持脚を望遠鏡状に長さ調節可能な脚とした、特許
   請求の範囲第１）項に記載の光学装置用支持スタンド。 ７）取付柱部材と、該取付柱部材に設けられて光学装置
   を固定する素子と、前記取付柱部材に回転可能に担持さ
   れた複数の担持部材と、第１及び第２端を有し対応する
   担持部材に該第１端で接続した複数の支持脚とで構成し
   た支持スタンドにおいて、各担持部材を、取付柱部材に
   回転可能に担持された略環状の取付部と該取付部から片
   持状に略半径方向に突出した支持部とで構成し、該支持
   部各々の反取付部側の自由端を第１取付素子と成し、支
   持脚各々の前記第１端に、前記第１取付素子に枢支され
   る第２取付素子を設け、前記支持部の取付柱部材半径方
   向の長さを相異ならしめ、該支持部相互の長さの差を、
   前記担持部材が支持スタンド休止位置へと回転して前記
   支持部が取付柱部材軸方向に相互に全て整合した場合に
   支持脚が取付柱部材の同一側に取付柱部材軸方向に少な
   くとも略平行に且つ相互に密に隣接して配されるような
   ものとしたことを特徴とする光学装置用支持スタンド。 ８）支持スタンド休止位置で支持脚が同一平面内にあり
   密に相互隣接するよう、隣接する担持部材相互の各支持
   部の長さの差を、支持部長さ方向での支持脚断面寸法と
   作動用空隙との和に相当するものにした、特許請求の範
   囲第７）項に記載の光学装置用支持スタンド。