JPS6367126A - モ−ルあるいはガスケツトを形成する方法 - Google Patents

モ−ルあるいはガスケツトを形成する方法

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JPS6367126A
JPS6367126A JP10644287A JP10644287A JPS6367126A JP S6367126 A JPS6367126 A JP S6367126A JP 10644287 A JP10644287 A JP 10644287A JP 10644287 A JP10644287 A JP 10644287A JP S6367126 A JPS6367126 A JP S6367126A
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板硝子の周辺部にモールあるいはガスケットを
形成する方法に関するものであり、特に板硝子を配置し
た型内に反応射出成形方法により合成樹脂原料を注入し
て板硝子の周辺部にモールあるいはガスケットを形成す
る方法に関するものである。
自動車などの車輌用の板硝子あるいは建築用板硝子の周
辺部に装飾あるいはシール等を目的として合成樹脂製の
モールやガスケット(以下両者をモールと総称する。)
を取り付けることは通常行なわれている。この合成樹脂
製モールの板硝子への取り付けは通常あらかじめ成形し
たモールを使用し、これを板硝子の周辺部へ接着、はめ
込み等の手段で取り付ける方法で行なわれている。しか
しながら、この従来の方法はあらかじめモールを成形す
る必要があることや、板硝子への取り付けを必要とする
ことなどにより繁雑な方法であるとともに経済性も充分
でない。また、複雑な形状を有するモールや表面に凹凸
模様などを形成したモールは従来の押出成形などによる
モールの成形方法では製造困難であった。
本発明者は板硝子への合成樹脂製モール取り付は方法を
種々研究検討した結果、板硝子周辺部において合成樹脂
製モールな反応射出成形方法により直接成形し、これに
より合成樹脂製モールが取り付けられた板硝子を1工程
で製造する方法を見い出した。この方法では合成樹脂製
モールの成形と板硝子周辺部への取り付けを同時に行う
方法であるので工程数が省略化され経済性が改善される
。さらに、板硝子の周辺部で合成樹脂を成形することに
より、より装飾性の優れた複雑な形状のモールを容易に
成形できるようになる。本発明はこの一体成形による周
辺部に合成樹脂製モールが形成された板硝子の製造方法
であり、即ち、板硝子の周辺部に合成樹脂製のモールあ
るいはガスケットする方法において、板硝子を内面に離
型剤を塗布した型内に配置し、型を閉じて該板硝子の周
辺部表面および離型剤が塗布された型内面によりキャビ
ティー空間を形成し、次いで反応射出成形方法により合
成樹脂原料を該キャビティー空間に注入して固化し、合
成樹脂の同化後詰板硝子を該型より取り出すことを特徴
とする板硝子の周辺部に合成樹脂製のモールあるいはガ
スケットを形成する方法である。
本発明の方法の例をまず図面を用いて説明する。第1図
は板硝子を内部に配置して閉じた型の部分断面図である
。型は上型(11と下型(2)とからなり、板硝子(3
)はその」二型(1)と下型(2)の間に位置している
。板硝子(3)の周辺部は周辺上面(4)、周辺下面(
5)および端面(6)からなり、周辺」二面(4)と周
辺下面(5)の巾をそれぞれ図示したようにaとbとす
る。後述するように板硝子の周辺部すべてに千−ルを形
成しない場合もあるので、周辺部のモールが形成される
面をモール形成面と呼び、周辺部のモールが形成されな
い面を含めて板硝子の周辺部以外の表面を非モール形成
面と呼ぶことにする。
従って、図の周辺上面(4)、周辺下面(5)および端
面(6)はモール形成面であり、板硝子の他の面(7)
 (81が非モール形成面である。非モール形成面に接
していない」二型(1)の内面(9)、下型(2)の内
面(lO)および板硝子のモール形成面で囲まれた型内
面がキャビティー空間(11)となり、この空間(11
)には上下型の分割線(12)に設けられた注入孔を通
って合成樹脂原料が注入される。
本発明において、上記キャビティー空間(11)に面す
る上型(1)の内面(9)、下型(2)の内面(10)
にあらかじめ離型剤が塗布される。場合によっては、さ
らに後述シール性を有する弾性体(+3) +141の
キャビティー空間(11)に面する面にもあらかじめ離
型剤が塗布される。さらには、この弾性体(+3) (
14)の板硝子(3)に接する面にも離型剤が塗布され
ていてもよく、弾性体(13)(14)が型の内面に固
定されていない場合にはこの型に接する面にも離型剤が
塗布されていてもよい。離型剤としては、ワックス系離
型剤、シリコーンオイル系離型剤、含フツ素系離型剤、
その他の離型剤を任意に採用できる。後述のように、キ
ャビティー空間(11)に注入される合成樹脂原料はこ
のキャビティー空間内で反応し固化して合成樹脂となる
。このような材料は、通常射出成形における溶融された
合成樹脂やゴムなどに比較して型表面に強固に接着する
ものが多い。従って、型表面の非付着性を高めない限り
、充分な離型が困難となりやすい。
第1図において、板硝子(3)の非モール形成表面(7
1(8)と上型(1)および下型(2)との接触面にキ
ャビティー空間(11)より合成樹脂原料が侵入してく
ること好ましくない。そのため、この部分をシールする
方法を採用することが好ましい。1つの方法は、板硝子
(3)の非モール形成表面+7) (81と一ト型(1
1および/または下型(2)との接触面にシール性を有
する弾性体を存在させる方法がある。この弾性体は薄い
フィルムであっても比較的厚いものであってもよい。
しかも、この弾性体はあらかじめ型内面に取り付けられ
たものであっても、板硝子の非モール形成表面に接着等
で取り付けられたものであってもよい。勿論、両者にあ
らかじめ取り付けられていなくても、板硝子と型との圧
縮により固定しうるものであってもよい。このシール性
を有する弾性体は非モール形成面全体にわたって存在さ
せることができるが、またキャビティー空間に接する部
分のみで充分な場合も多い。
第2図は第1図と同様板硝子を内部に配置して閉じた型
の部分断面図あり、上記シール性を有する弾性体を使用
した1例を示すものである。第1図と同じ部分は同じ番
号で示した。シール性を有する弾性体(131(+41
はそれぞれ板硝子(3)の非モール形成面(7) (8
)のキャビティー空間(11)に接する部分のみにシー
ル性を達成しうる巾で設けられている。両弾性体(+3
) (141はまた板硝子(3)を型内で保持する役目
も有している。弾性体f71 (8)に接していない板
硝子の非モール形成面は型に接していてもよいが、第2
図のように型に接触しないようにすることもできる。
第3図はさらに別の本発明の実施態様を説明するための
第1図、第2図と同様の部分断面図であり、第1図、第
2図と同じ部分は同じ番号で示した。この特徴は外部の
油圧等で駆動しうる作動杆(15)でシール性を有する
弾性体(14)を押さえ、シールをより完全にするとと
もに、場合によっては板硝子(3)の位置決めをも行う
点にある。作動杆(15)はまた弾性体の長さ方向(紙
面に垂直な方向)に延びた板体であってもよい。さらに
、他のシール性を有する弾性体(14)部分に作動杆を
設けてもよく、また両弾性体部分にも設けることができ
る。また、板硝子(3)の位置決めのみを目的とする場
合は、同様の作動杆を板硝子(3)の弾性体(+3) 
(+41が接触しない非モール形成表面に接触するよう
に設けることもできる。
モールは少くとも板硝子の端面(6)を覆うことが必要
である。しかしながら、モールと板硝子が板硝子の端面
(6)のみと接合している場合では両者の接合強度が不
充分となり易いので、好ましくは板硝子の周辺上面(4
)と周辺下面(5)の少くとも一方、より好ましくは両
方に接合させる。従って、千−ルの断面形状は図に示し
たキャビティー空間(11)の断面形状であるコの字形
になることが好ましい。周辺上面(4) と周辺下面(
5)の巾a、bは異る長さであっても同一の長さであっ
てもよい。また、a、bの長さは特に限定されるもので
はないが、両者とも少くとも1mmであることが好まし
い。
前記のようにモールは板硝子の周辺部全面に形成するこ
とは勿論、周辺部の一部に形成することもできる。たと
えば、長方形の板硝子を例にとれば、その四辺全周にモ
ールを形成することは勿論、1〜3辺のみに千−ルな形
成することができる。さらに長方形板硝子の四隅のみ、
辺の一部分のみに千−ルを形成することもできる。モー
ルの断面形状は上記のようにコの字形が好ましいが、そ
れを基本としてさらに表面に凹凸を設けたり、コの字の
3辺の厚さや中を変化させることもできる。後述のよう
に反応射出成形方法においては、モールの長さが長くな
る(即ち、キャビティー空間の長さが長くなる)場合で
あっても1点の注入孔から合成樹脂原料を注入するのみ
で合成樹脂原料をキャビティー空間すべてに充分に行き
渡らせることが可能である。しかし場合によっては、長
方形板硝子の全周にモールを形成する場合、四隅に注入
孔を設けるなど2以上の注入孔を設けることが好ましい
場合もある。第4図はモールが形成された板硝子の部分
断面図あり、モール(16)は第1図または第2図のキ
ャビティー空間(11)内に合成樹脂原料が注入された
後固化して形成された合成樹脂からなっている。
板硝子としては種々の板硝子を使用しうる。
たとえば、単なる平板硝子であっても加工された板硝子
であってもよく、強化された板硝子であってもよい。加
工された板硝子としては、たとえば自動車用のフロント
ガラス、リアガラス、ドアガラスのように曲げ加工され
た板硝子などがあり、これらはまた中間膜をする積層硝
子であってもよく、熱処理や化学的処理によって強化さ
れた強化硝子であってもよい。板硝子はまた建築構築用
の板硝子、あるいはその他の用途に使用される板硝子で
あってもよい。たとえば建築用平板硝子、複層硝子、型
板硝子などがある。本発明では、型板硝子のように表面
凹凸を有する板硝子であっても、その表面に密着したモ
ールを形成することができる。
板硝子の表面はまた種々の処理を施したものであっても
よい。たとえば熱線反射ガラスのようにメッキしたもの
やセラミックスコートしたものなどであってもよい。こ
れとは別に、モールを形成するために好ましい処理を行
った板硝子であってもよい。たとえば、モールが形成さ
れる板硝子周辺部(モール形成面)に千−ルとの接着強
度を向上させるためにブライマーを塗布した板硝子を使
用することができる。逆に非モール形成面にモール形成
後剥離しうる保護塗料を塗布したり、剥離可能なフィル
ムを密着させることかできる。同様に非モール形成面の
モール形成面に接した部分にシール性の弾性体となる塗
料を塗布したり、シール性の弾性体を接着しておくこと
ができる。
型の材質としては特に限定されないが、金属製の型やエ
ポキシ樹脂やポリエステル樹脂などで製造されたいわゆ
る樹脂型であってもよい。
比較的軟質の樹脂型の場合、板硝子を押さえた時に板硝
子を傷つけたり破壊する虞れが少く、かつシール性もあ
れば前記シール性の弾性体を使用しなくともよい。しか
し、金属製の型のような硬質の材料からなる型の場合は
、板硝子との接触部分に弾性体を介在させることが好ま
しい。この弾性体はシール性を有する部分は勿論、それ
以外の部分であっても板硝子を傷つけたり破壊する虞れ
のある接触部分に介在させることが好ましい。型の寸法
精度は板硝子に部分的に強い力をかけないように高いも
のであることが好ましく、同様に板硝子の寸法精度も高
いものであることが好ましい。
型は温度調節可能な型であることが好ましい。特に少く
ともキャビティー空間に接した型部分の温度を調節しう
ることが好ましい。これは、キャビティー空間に注入さ
れた固化しうる合成樹脂原料の固化を調節することが必
要である場合が多いためである。型の加温あるいは冷却
の程度は、注入される固化しうる合成樹脂原料の種類に
よる。通常は150℃程度まで加温可能であることが好
ましい。板硝子の非モール形成表面に接した千−ルド表
面は温度調節を特に必要としない場合が多いが、この部
分への固化しうる合成樹脂原料の侵入を防ぐために温度
調節をするなどの温度調節を行うことが好ましい場合も
ある。
前記シール性を有する弾性体の材質としては、合成樹脂
および合成樹脂製エラストマーやゴムなどが好ましいが
、これに限られるものではなく、軟質の合成樹脂や発泡
合成樹脂のような弾性を有するものであってもよい。こ
れらは少くとも型の材質よりも弾性を有するものが好ま
しい。シール性を有する弾性体の固化しうる合成樹脂原
料に接する可能性のある部分は非粘着性の表面を有する
材質であることが好ましいが、たとえそうでなくとも離
型剤を塗布するなどの非粘着性表面を形成したものを使
用しうる。具体的な材質としては、たとえば、フッ素樹
脂、フッ素ゴム、シリコン樹脂、シリコンゴムなどの非
粘着性表面を有する合成樹脂や合成ゴム、軟質あるいは
半硬質ポリウレタンフォームその他の発泡合成樹脂、比
較的軟質の合成樹脂の中空体、樹脂含浸紙などの複合材
などが好ましい。その他、ポリエチレンなどの比較的軟
質の合成樹脂や上記以外のエラストマーやゴムも使用し
うる。また、前記板硝子の非モール形成表面を保護する
ための弾性体としては、特にシール性を必要としないが
、上記シール性を有する弾性体を使用することができる
ことは勿論、他の合成樹脂、エラストマー、ゴム、塗料
、紙などのフィルムやシート、その他種々のものを採用
することができる。
本発明において、反応射出成形(ReactionIn
jection Molding)方法とは、[多成分
の流動性合成樹脂原料を圧力下で混合しつつその混合物
を型中に射出し、型中で合成樹脂原料混合物を急速に反
応させて合成樹脂を形成して成形された合成樹脂を得る
方法]である。この方法はrRIM方法」とも呼ばれて
いる。合成樹脂原料は通常液体であり、充填剤などの固
体を含む液体からなるスラリー状のものであってもよい
強化材を配合した合成樹脂原料を使用して反応射出成形
する方法なrR−RIM方法」と呼ぶ場合もあるが、以
下、これは反応射出成形方法の1種であるとする。
反応射出成形方法において、合成樹脂原料は2以」二の
成分の組み合せからなる。これら成分は混合されると急
速に反応して合成樹脂を形成するような組み合せであり
、たとえばポリウレタン樹脂を形成する成分としてはポ
リオールなどの活性水素含有基を有する化合物とポリイ
ソシアネート化合物の組み合せである。特に反応性の高
い高分子量のポリオールと鎖伸長剤(あるいは架橋剤)
とを主成分とするポリオール成分とポリイソシアネート
化合物を主成分とするイソシアネート成分とが用いられ
る。反応性の高い高分子量のポリオールとしては、たと
えば第1級水酸基の割合の高いポリエーテルポリオール
があり、鎖伸長剤(あるいは架橋剤)としてはエチレン
グリコールや1.4−ブタンジオールなどの低分子量ポ
リオールや低分子量ポリアミンなどがある。ポリウレタ
ン樹脂以外の合成樹脂を形成しうる合成樹脂原料として
は、たとえばナイロンを形成しうるカプロラクタム、類
がある。たとえば、カプロラクタム類と重合触媒とを含
む成分とカプロラクタム類と重合促進剤とを含む成分と
の組み合せを使用して反応射出成形によってナイロンを
製造できる。その他、反応射出成形によって、エポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などの合
成樹脂を製造することができる。なお、上記合成樹脂原
料を含む成分には充填剤、強化剤、着色剤、発泡剤、触
媒、安定剤、その他の種々の添加剤して使用できる。
反応射出成形において、前記2以上の成分は比較的高圧
で混合され直ちにキャビティー空間に射出される。たと
えば、2つの成分を向き合ったノズルより高圧で噴出さ
せて衝突混合させ、混合物をその圧力で直ちにキャビテ
ィー空間に注入する方法が採用される。反応射出成形方
法における射出圧が高いとはいえ、その圧力は通常3 
kg/ cm”程度以下であり、溶融合成樹脂の射出成
形法に通常採用される射出圧に比較すればはるかに低圧
である。型は加熱されていてもよく、常温であってもよ
い。特に、キャビティー空間に接した型部分は常温〜1
00℃に加熱されていることが好ましい。また、ポリウ
レタン樹脂を成形する場合は、特に40〜70℃に加熱
されていることが好ましい。キャビティー空間に充填さ
れた合成樹脂原料の混合物はそれらの反応による高分子
量化によって固化し、合成樹脂となる。このように、反
応射出成形方法では、低粘度の合成樹脂原料を用いて、
比較的低圧かつ高速でそれを混合しつつ型内のキャビテ
ィー空間に射出して充填することができ、かつキャビテ
ィー空間内に充填された混合物は急速に反応固化し合成
樹脂の成形物となる。なお、反応射出成形方法の概要に
ついては、たとえば(株)工業調査会より発行された雑
誌「プラスチックス」第28巻第4号(+977)第2
7頁〜第31頁、および同雑誌第29巻第9号(+97
8)第13頁〜第24頁に記載されている。
一方、板硝子の周辺部にモールを形成する方法として、
板硝子を配置して閉じた型のキャビティー空間に、溶融
合成樹脂、溶融ゴム、その他の溶融合成樹脂材料を通常
の射出成形方法で射出して冷却固化し板硝子周辺部にモ
ールを形成する方法がある。しかし、この方法は、キャ
ビティー空間の形状が小断面積で長くかつ曲りのある形
状であることにより材料の射出充填および冷却固化の際
に種々の制約があり、また型内に板硝子という破壊し易
い材質のものが存在していることに基づく制約がある。
たとえば、キャビティー空間の形状と高粘度材料が射出
されることにより、キャビティー空間の隅々まで充分に
材料を充填することが困難となり易い。
これを解決するためには、射出圧を極めて大きくする必
要があり、また粘度を下げるために材料の温度を高める
必要がある。また、射出された材料がキャビティー空間
の途中で冷却固化しないように型温を高める必要が生じ
る。このため、射出充填に時間を要しまた充填後の材料
の冷却同化にも時間を要するため成形時間が長くなる。
さらには、射出圧が高いためキャビティー空間の内圧が
高まり、前記した型と板硝子が接触する部分のシールが
困難となり材料がシール部から漏出し易くなる。一方、
キャビティー空間の内圧に耐えるためには、型締圧を高
める必要が生じる。そうすると、型と板硝子との接触圧
が高まり、板硝子の破壊のおそれが大きくなる。また、
射出された材料および型の温度が高いため板硝子の受け
る熱ショックが大きく、この熱ショックにより板硝子が
破壊するおそれが大きくなる。
本発明においては、」1記のような問題が生じるおそれ
は少い。なぜなら射出される材料の粘度が低いことによ
り材料を高速でかつ比較的低い射出圧で射出することが
でき、キャビティー空間の形状による制約が少いためそ
の空間の隅々まで材料を充填ずことか容易であるからで
ある。また、射出充填および材料の反応同化が急速であ
ることにより、成形時間も極めて短時間ですむ。また、
板硝子に対する機械的および熱的なショックが少く、板
硝子の破壊のおそれが少い。
なお、本発明において0?■記のようにガスケットを含
めた意味で千−ルという用語を使用したが、本発明の方
法が特にモールの形成に適しているといえるものではな
い。業界で使用されているモールとガスケットの区別は
一般に明確なものとなっていない。本発明では、一応シ
ール性を目的として使用されているものをガスケツトと
呼び、エラストマーや熱可塑性ゴムなどの弾性を有する
合成樹脂製のものをいう。モールは装飾を目的として使
用されているものを呼び、エラストマーや熱可塑性ゴム
は勿論、他の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などの合成樹
脂製のものをいうものとし、弾性の低いものであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の1例を示す板硝子を配置した型
の部分断面図あり、第2図は他の例を示す同様の部分断
面図である。第3図はモールが形成された板硝子の部分
断面図である。第4図はモールが形成された板硝子の部
分断面図である。 l・・・上型     2川下型 3・・・板硝子    9.IO・・・型内面11・・
・キャビティー空間 13、14・・・シール性の弾性体 14・・・モール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、板硝子の周辺部に合成樹脂製のモールあるいはガス
    ケットを形成する方法において、板硝子を内面に離型剤
    を塗布した型内に配置 し、型を閉じて該板硝子の周辺部表面および離型剤が塗
    布された型内面によりモールあるいはガスケットを形成
    するためのキャビティー空間を形成し、次いで反応射出
    成形方法により合成樹脂原料を該キャビティー空間に注
    入して固化し、合成樹脂の固化後該板硝子を該型より取
    り出すことを特徴とする板硝子の周辺部に合成樹脂製の
    モールあるいはガスケットを形成する方法。 2、合成樹脂原料がポリウレタン樹脂を形成しうる反応
    性の原料混合物である、特許請求の範囲第1項の方法。
JP10644287A 1987-05-01 1987-05-01 モ−ルあるいはガスケツトを形成する方法 Granted JPS6367126A (ja)

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