JPS6363597B2 - - Google Patents

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JPS6363597B2
JPS6363597B2 JP11824279A JP11824279A JPS6363597B2 JP S6363597 B2 JPS6363597 B2 JP S6363597B2 JP 11824279 A JP11824279 A JP 11824279A JP 11824279 A JP11824279 A JP 11824279A JP S6363597 B2 JPS6363597 B2 JP S6363597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、記録ヘツドの使用寿命を格段に向上
し得る記録液に関する。 ノンインパクト記録法は、記録時に於ける騒音
の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
に於いて、最近関心を集めている。その中で、高
速記録が可能であり、而も所謂普通紙に定着とい
う特別な処理を必要とせずに記録の行える所謂イ
ンクジエツト記録法(液体噴射記録法)は、極め
て有力な記録法であつて、これ迄にも様々な方式
の提案とそれを具現化する装置が考案され、改良
が加えられて商品化されたものもあれば、現在も
尚実用化への努力が続けられているものもある。 その中で、例えば特開昭54−51837号公報、ド
イツ公開(DOLS)第2843064号公報に記載され
てある液体噴射記録法は、液滴形成エネルギーで
ある熱エネルギーを液体に作用させて、液滴吐出
の為の原動力を得るという点に於いて、他の液体
噴射記録法とは、異なる特徴を有している。 即ち、上記の公報に開示されてある記録法は、
熱エネルギーの作用を受けた液体が急峻な体積の
増大を伴う状態変化を起し、該状態変化に基く作
用力によつて、記録ヘツド部先端のオリフイスよ
り液滴が吐出、飛翔して被記録部材に付着し記録
が行われるという特徴である。 殊に、DOLS 2843064に開示されている液体噴
射記録法は、所謂drop−on demand記録法に極
めて有効に適用されるばかりではなく、記録ヘツ
ド部をfull lineタイプで高密度マルチオリフイス
化として容易に具現化出来るので、高解像度、高
品質の画像を高速で得られるという特徴を有して
いる。 この様に、上記の液体噴射記録法は、優れた特
徴を有するものであるが、高解像度、高品質の画
像を更に高速で長時間記録する場合、或いは装置
の使用寿命を飛躍的に向上させるには、記録ヘツ
ドの繰返し使用寿命(耐久寿命)を向上させる必
要がある。 上記の如き記録法に適用される記録ヘツドの使
用寿命を決定している主たる要因は、具備される
電気・熱変換体の寿命である。即ち、上記の記録
法に適用される記録ヘツドは、例えば、第1図に
示す様な構造を有しているものであり、電気・熱
変換体102は、液滴形成エネルギー作用部であ
る熱作用部107に於いて、エネルギー作用面と
しての熱作用面109を介して矢印Aより導入さ
れる液体と接触している構成とするのが、発生さ
れる液滴形成エネルギーとしての熱エネルギーを
熱作用部107にある液体に有効に且つ効率良く
作用させ得るという点で一般的である。 その為に、使用される記録液にもよるが、通常
の水を液媒体とする様な記録液を使用する場合に
は、該記録液を通じての電極113,114間の
電気的リークを防止する事、及び発熱抵抗層11
1を前記記録液から、或いは熱的酸化から保護す
る為に上部層112がヘツド作成時に、熱発生部
108に於ける部分では、発熱抵抗層111上に
形成される。 斯かる記録ヘツドを使用する記録法に於ける液
滴形成原理は、前記した様に電気・熱変換体への
通電がONされると液滴形成エネルギーである熱
エネルギーの作用を受けた、熱作成部107にあ
る記録液が急激な体積の増大を伴う状態変化、即
ち、熱作用部107にある記録液がμsec程度以下
という非常に瞬時間の中に気化状態に達し、熱作
用部107に於いて、瞬時の中に気泡の発生とそ
の成長が起り、次いで、前記通電がOFFされる
とそれに付随して、前記気泡は瞬時的にその体積
を収縮し、消滅する。この収縮消滅のスピード
は、前記気泡の発生と成長のスピードに略々等し
いか或いは、多少遅い程度の極めて速いものであ
る。 この気泡の発生・成長・収縮・消滅の繰返しに
於いて、殊に、この過程の後半である気泡の収
縮・消滅が、電気・熱変換体の使用寿命を決める
大きな要因である事を、本発明者等は多大な実験
の繰返しと注意深い検討の結果見出した。 即ち、上記の気泡の収縮・消滅の過程が著しく
高速度である為に、それによるシヨツク波が熱作
用面109を直撃する。従つて、液滴吐出を繰返
す毎にこのシヨツク液で熱作用面109が打撃を
受け、やがては、そのシヨツク波で、破壊される
様になる。殊に、電気・熱変換体108を駆動す
る印加パルス信号の印加周波数(駆動周波数)が
高くなれば、なる程、即ち、高速記録を行う為に
液滴形成頻度を高めれば高める程、又、印加パル
ス信号のレベル値を高めれば高める程、前記シヨ
ツク波による熱作用面109の打撃は大きくな
り、電気・熱変換体102の使用寿命を短かくす
る根本的要因となつている。 更に、電気・熱変換体102の通電のON・
OFF時の熱作用面109の温度差は著しく大き
く、且つ、単時間の中にその温度差が形成される
為に熱的要因による応力が熱発生部108に掛か
るので、上部層112に歪が生じ、亀裂やクラツ
クが生じ易くなり、これも又、電気・熱変換体の
繰返し使用寿命を左右する要因の1つになつてい
る。 この様に、上記の記録法は、装置、殊に記録ヘ
ツドを高密度マルチオリフイス化し得る、現在の
IC技術を使用して低価格でヘツド製造が量産化
出来る等の利点があるにも拘らず、液滴形成の根
本的点に於いて、記録ヘツドの使用寿命を大きく
左右する要因を内在しているという点で、未だ解
決され得る可き点が存在していた。 本発明は、上記に鑑み成されたものであつて、
前記した公報に記載された記録法に適用される記
録ヘツドの使用寿命を格段に延ばし得、然も信頼
性を著しく高め、及び故障率を遥かに低くし得る
事を主たる目的とするものである。 又、上記した如きの記録ヘツドを使用し得る記
録法に適用した場合、上記目的を達成し得る記録
液を提供することも目的とするものである。 本発明である記録液は、記録剤とこれを溶解又
は分散する液媒体を含み、更に有機金属キレート
化合物、有機酸金属塩及びカーボンフアンクシヨ
ナルシランから選択される化合物を含むことを特
徴とするものである。 この様な構成とする本発明の記録液は、染料或
いは顔料等の所謂記録剤、更には必要に応じて表
面張力調整剤,粘度調整剤等の添加物を添加調合
して所謂インクと称される記録液を作成し、例え
ば第1図に示される様な記録ヘツドを使用して記
録を行えば、従来通りの記録液を使用して記録を
行う場合に較べて、記録ヘツドの使用寿命は、以
降の実施例で明示される様に飛躍的に向上し得
る。 本発明に係る前記化合物とは、液媒体中に溶解
又は分散されており、液体流路の壁面に、再形成
可能な被膜を形成し得る機能を有するものであ
る。 その様なものの中で特に本発明に於いて有効な
ものとして採用されるのは、具体的には、有機金
属キレート化合物としてαα′ジピリジル鉄錯塩,
o−フエナントロリン鉄錯塩,ジメチルグリオキ
シム鉄錯塩,ニトロ−o−フエナントロリン鉄錯
塩等の酸化還元指示薬、ビスアセチルアセトナト
コバルト(),トリスアセチルアセトナトコバ
ルト(),トリスアセチルアセトナト鉄(),
ビスアセチルアセトナトマンガン(),トリス
アセチルアセトナトマンガン(),ビスアセチ
ルアセトナトニツケル(),ビスアセチルアセ
トナト亜鉛,テトラアセチルアセトナトジルコニ
ウム(),ビスアセチルアセトナト銅(),ビ
スアセチルアセトナトマグネシウム,トリスアセ
チルアセトナトアルミニウム,ビスアセチルアセ
トナト酸化モリブデン,ビスアセチルアセトナト
酸化チタニウム,エチレンジアミンテトラアセテ
ート鉄(),エチレンジアミンテトラアセテー
トコバルト(),エチレンジアミンテトラアセ
テート銅(),4−シクロヘキシル酪酸コバル
(),4−シクロヘキシル酪酸鉄(),ヘキサ
アンミンコバルト硫酸塩,ヘキサアンミンニツケ
ル硫酸塩,テトラアンミン亜鉛硫酸塩等の有機金
属錯体、有機酸金属塩として、サリチル酸亜鉛,
サリチル酸コバルト,サリチル酸第2鉄,酒石酸
コバルト,クエン酸第2鉄,安息香酸亜鉛等々、
カーボンフアンクシヨナルシランとして、ビニル
トリス(β−メトキシエトキシ)ジラン,n−
(ジメトキシメチルシリプロピル)エチレンジア
ミン,n−(トリメトキシシリプロピル)エチレ
ンジアミン等々が好ましいものとして挙げられ
る。 これ等の化合物は、水、或いは下記に挙げられ
る各種有機溶剤、又は、これ等の混合液である液
媒体に溶解又は分散されて本発明の記録液を構成
する。 上記に示される有機溶剤として好ましく採用さ
れるものは、具体的には、水溶性の有機溶剤とし
ては、例えばメチルアルコール,エチルアルコー
ル,n−プロピルアルコール,イソプロピルアル
コール,n−ブチルアルコール,sec−ブチルア
ルコール,tert−ブチルアルコール,イソブチル
アルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコー
ル類;ジメチルホルムアミド,ジメチルアセトア
ミド等のアミド類;アセトン,ジアセトンアルコ
ール等のケトンまたはケトアルコール類;テトラ
ヒドロフラン,ジオキサン等のエーテル類;ポリ
エチレングリコール,ポリプロピレングリコール
等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール,プロピレングリコール,ブチレングリコ
ール,トリエチレングリコール,1,2,6−ヘ
キサントリオール,チオジグリコール,ヘキシレ
ングリコール,ジエチレングリコール等のアルキ
レン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレング
リコール類;グリセリン;エチレングリコールメ
チルエーテル,ジエチレングリコールメチル(又
はエチル)エーテル,トリエチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコ
ールの低級アルキルエーテル類等が挙げられる。 これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエ
チレングリコール等の多価アルコール,トリエチ
レングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル
は、一層好ましいものである。 本発明の記録液中に含有される本発明に係る前
記化合物の含有量は、液媒体及び前記化合物の種
類、使用される条件、更には、他の添加物との関
係、及び所望される液物性との関係に於いて適宜
決定されるものであるが、良好な被膜が形成され
得るということから記録液全体量に対して上限と
しては、通常3wt%以下、好適には2wt%以下。
最適には1wt%以下とされるのが望ましく、又下
限としては、通常0.001wt%以上、好適には
0.01wt%以上とされるのが望ましいものである。 液媒体として水と前記の有機溶媒とを混合して
使用する場合、有機溶媒は重量比で水に対して、
通常は0.1〜10倍、好適には0.2〜5倍、最適には
0.4〜2倍とされるのが望ましいものである。 本発明の記録液は、基本的には、上記の構成成
分では構成されるものであるが、更に各種のもの
を添加することにより広範囲の応用が可能であ
る。 例えば、下記に示す記録剤、更には、必要に応
じて添加される各種の添加剤を添加して調合され
ることにより前記に示した公報に記載された記録
法に有効に適用される優れた記録液を得ることも
出来る。 上記に示した記録液に使用される記録剤成分と
しては、水溶性染料、例えば直接染料,酸性染
料,塩基染料,反応性染料等が挙げられる。中で
も直接染料は種々の特性上好ましいものである。 上述の水溶性染料の含有量は、本発明に係る前
記化合物及び液媒体の種類、記録液に要求される
特性等に依存して決定されるが、一般には記録液
全重量に対して、重量パーセントで0.5〜20%、
好ましくは0.5〜15%、より好ましくは1〜10%
の範囲とされる。 本発明に於いて好適に使用される水溶性染料の
例を次に示す(カツコ内の数字はカラーインデツ
クスナンバーを示す)。 ニツポンピユアイエロー5G(13920),ダイレク
トフアストイエローGC(29000),ダイアシツドラ
イトイエロー2GP(18900),スミライトオレンジ
G conc.(29050),スミノールフアストレツド
GG conc.(14690),スミライトレツドF3B
(35780),スミライトレツド4B(28160),ソーラ
ーフアストレツド3G(18050),スミノールミリン
グスカーレツトG(23905),スミノールミリング
ブリリアントレツドB conc.(18134),シヤパノ
ールバイオレツトJ(22570),スミライトバイオ
レツトBB conc.(27905),スミノールフアストボ
ルドーB conc.(17060),スミライトスプラブル
ーFBGL(23155),スミノールレベリングブルー
4GL(61125),スミノールフアストスカイブルー
B(62105),ダイレクトダークグリーンB
(30280),スミラングリーンBL(13425),スミノ
ールミリンググリーンSS(20440),ニツポンフア
ストブラウンCB(22345),アシツドブルーブラツ
ク10B(20470),スミノールミリングブラツク
8BX(26370),スミアクリルイエロー3G(48055),
ローダミン6GCP(45160),スミアクリルオレン
ジG(48035),メチレンブルー(52015)(以上住
友化学(株)製); ダイレクトフアーストイエローR(29025),ダ
イアシツドフアストイエローR140%(18835),
ダイヤコツトンフアストオレンジWS(29156),
ダイレクトフアストスカーレツト4BS(29160),
ダイアルミナスレツド4BL(29065),ダイアシツ
ドスプラレツド3B(18065),ダイアシツドアリザ
リンルピノールF3G200%(68205),ダイアシツ
ドフアストレツド6B(18055),ダイアシツドライ
トバイオレツトRS130%(60730),ダイアルミナ
スブルーB2R conc.(34140),ダイアシツドライ
トブルー2A180%(62055),ダイアシツドライト
グリーンGS160%(61570),ダイアルミナスブラ
ウンG conc.(36200),ダイアシツドスプラブラ
ウンR(17605),アリザリンライトブラウン
BL190%(66710),ダイレクトフアストブラツク
AB(35440),ダイアルミナスグレーG(34180),
ダイアルミナスグレーR conc.(35870),ダイア
シツドフアストブラツクBR conc.(17580),ダイ
アシツドフアストグレー2BLW120%(65005)
(以上三菱化成(株)製); クリリフエニン(24895),カヤシルイエロー
GG(18965),カヤノールミリングイエローO
(25135),カヤクアシツドオレンジ(15510),
カヤノールミリングオレンジG(22895),カヤク
ダイレクトスカーレツト3B(23630),カヤシルル
ピノール3GS(17045),カヤノールミリングレツ
ドRS(23635),カヤクアシツドレツド3B
(24810),カヤクアシツドブリリアントレツドBL
(18129),カヤラススプラレツドバイオレツトRL
(25410),カヤラススプラバイオレツト5BL
conc.(29125),カヤラスブルーG conc.
(34200),カヤラススプラブルーFF2GL(51300),
カヤシルブルーBR(62130),カヤノールミリン
グシアニン5R(26360),カヤノールミリンググリ
ーンGW(61580),カヤノールシアニングリーン
5G(62560),ダイレクトブラウンM(22311),カ
ヤノールミリングブラウン4GW(10410),ダイレ
クトフアストブラツクD(27700),ダイレクトデ
イープブラツクEX(30235),カヤクレザーブラツ
クB(30336),カヤラススプラグレーVGN
(25040),カヤノールミリングブラツクVLG
(27070),カヤクリルブリリアントピンクB(B.
R27)(以上日本化薬(株)製); ダイレクトフアーストイエロー5GL(25300),
アイゼンタートラジンconc.(19140),ダイレクト
フアストオレンジS(29150),アイゼンダイレク
トフアストレツドFH(22310),アイゼンダイレ
クトボルドーGH(22155),アイゼンプリムラピ
ンク2BLH(25380),アイゼンブリリアントスカ
ーレツト3RH(16255),アイゼンオパールブルー
2GLH(14880),ダイレクトグリーンB(30295),
アイゼンプリムラブラウン8RLH(29166),ダイ
レクトフアストブラツクB(35435),ダイレクト
フアストブラツクconc.(27720),アイゼンオパー
ルブラツクWGH(15711),アイゼンカチロンピ
ンクFGH(48015),アイゼンメチルバイオレツト
BB(42535),アイゼンマラカイドグリーン
(42000),アイゼンカチロングレイBLH(11825),
(以上保土谷化学(株)製); ウオーターピンク2(45410),ウオーターレツ
ド2(45380),ウオーターイエロー(19140),ウ
オーターブルー105(42660),ウオーターブルー9
(42090),ウオーターブルー106(42045),ウオー
ターブルー3(74180),ウオーターブラツク187L
(D.B154),ウオーターブラツクR−455(50420),
ウオーターブラツクL−200(35255)(以上オリエ
ント化学(株)製)。 その他の好ましい染料としては、例えば酸性含
金染料(CI.名)として、CI.アシツドイエロー
98,CI.アシツドオレンジ74,CI.アシツドレツド
186,CIアシツドバイオレツト78,CI.アシツドブ
ルー158,CI.アシツドブルー192,CI.アシツドグ
リーン12,CI.アシツドブラツク52,CI.アシツド
ブラツク119等、分散染料として、CI.デイスパー
スイエロー31,CI.デイスパースオレンジ11,CI.
デイスパースレツド4,CI.デイスパースブルー
7等、油溶染料として、CI.ソルベントイエロー
15,CI.ソルベントオレンジ37,CI.ソルベントレ
ツド8,CI.ソルベントブルー73,CI.ソルベント
ブラツク23等、反応染料として、CI.リアクテイ
ブイエロー3,CI.リアクテイブオレンジ15,CI.
リアクテイブレツド6,CI.リアクテイブバイオ
レツト2,CI.リアクテイブブルー15,CI.リアク
テイブブルー19,CI.リアクテイブブラツク8,
CI.リアクテイブブラツク1等が挙げられる。 上記の様な各種成分のほかに、更に物性値を改
善する為に種々の添加剤が使用されて良い。例え
ば、PH調整剤,尿素の様な結晶性有機化合物の乾
燥防止剤,粘度調整剤,表面張力調整剤,防カビ
或いは殺菌剤等である。 次に、本発明の記録液を用いて第1図に示す記
録ヘツドで記録を行う場合に就いて詳細に説明す
る。 本発明の記録液が第1図bに矢印Aで示す方向
より熱作用部107に導入され、電気・熱変換体
102が所定の条件で駆動されると、熱発生部1
08に於いて瞬時的に熱エネルギーが発生され、
熱作用面109を介して熱作用部107にある液
体(記録液)を瞬時的に加熱する。加熱された液
体は、急激な状態変化を起して、蒸発し、一瞬の
中に熱作用部107中に気泡が形成される。この
気泡は、電気・熱変換体102への通電がOFF
されると、急速にその体積を収縮させ、消滅の過
程を経る。この気泡の発生消滅の過程の繰返しに
於いて、本発明に係る前記化合物が熱作用面10
9に接触するか或いは近傍距離内に存在している
と、該手段は、熱エネルギーを得て被膜形成変化
を起し、熱作用面109がその被膜で覆われる様
になる。この様にして熱作用面109上に形成さ
れた被膜は、熱作用部107に於いて形成される
気泡の高速度での収縮作用によつて生ずるシヨツ
ク波を吸収して、発熱抵抗層111、及び上部層
112が設けられてある場合には、該上部層11
2を保護する。熱作用面109上に形成されるこ
の様な被膜は、何度かシヨツク波を受けている中
に部分的に或いは略々全面的に破損され剥離する
場合があるが、次の瞬間には、再び新しい被膜が
瞬時に形成される為に、記録過程に於いては、常
時、熱作用面109上に前記被膜が形成されてい
ることに等しくなり電気・熱変換体102の使用
寿命は、従来に較べて格段に延び単位時間当りの
液滴形成頻度を高め、且つ長時間連続的に記録を
実行する事が出来る。 然も、上記の被膜は、熱作用面109上により
遊離すると、再び液体中に溶解又は分散し、液吐
出部106に於ける液体流路中を目詰らせる事は
ない。 この様に、本発明に於ける液体組成物を必要に
応じて調合して記録液として使用すれば、従来の
記録ヘツドの使用寿命が飛躍的に延びる。殊に、
DOLS2843064に開示されてある様な、full line
タイプで高密度マルチオリフイス化された記録ヘ
ツドの場合には、例えば、A4判短手方向full
lineタイプとすると1700個程度の電気・熱変換体
が具備される為、各電気・熱変換体の使用寿命が
例えば印加パルス数108であつたとしても、記録
ヘツド全体としての電気・熱変換体102の破損
確率は著しく高くなり、商品価値を低下させる大
きな要因となるばかりか、信頼性の上でも著しい
低下を招くものであるが、この様な記録ヘツドに
本発明に成る記録液を使用すれば、各電気・熱変
換体の使用寿命が格段に延びるばかりか、破損確
率が著しく低下し信頼性の高い装置と成り得るも
のである。 以下、実施例に従つて、本発明を具体的に説明
する。 実施例 1 アルミナ基板上にSiO2層(下部層)をスパツ
タリングにより5μm厚に形成、続いて発熱抵抗
層としてHfB2を1000Å厚に、アルミニウムを電
極として3000Å厚に積層した後、選択エツチング
によつて50μm×200μmの発熱抵抗体パターンを
形成した。次に、SiO2層をスパツタリングによ
り3500Å厚に保護層(上部層)として積層して基
板上に電気・熱変換体を形成した後、幅50μm×
深さ50μmの溝を刻んだガラス板を溝と発熱抵抗
体が合致するように接合した。引続いて発熱抵抗
体の先端とオリフイスの距離が250μmになるよ
うオリフイス端面を研磨して記録ヘツドを作成し
た。この記録ヘツドを用いて、以下に示す液組成
のインクを吐出させた。 黒色染料(ウオーターブラツク187L) 5部 エチレンジアミンテトラアセテートコバルト
() 0.1部 エチルアルコール 44.8部 水 50部 この場合、記録ヘツドの駆動を10μsec、40Vの
矩形電圧パルス印字信号を200μsecの周期で行つ
たところ、210時間の連続印字に充分耐える寿命
を有していた。 一方比較として、前記インク組成のうちの、エ
チレンジアミンテトラアセテート・コバルト
()を除いて、その他は同一の液組成のインク
を、前記駆動条件と同一の条件で駆動させたとこ
ろ、10時間の連続印字寿命であつた。 実施例 2 実施例1において用いた液組成のインクのうち
の、エチレンジアミンテトラアセテート・コバル
ト()の代りに、以下に示した化合物を用いた
場合の記録ヘツドの耐久時間を表−に示した。 尚ヘツドの駆動は10μs、50Vの矩形電圧パルス
印字信号を200μsの周期で行つた。
【表】 実施例 3 実施例1において用いた、インク液組成物のエ
チレンジアミンテトラアセテートコバルト()
の添加量と、記録ヘツドの耐久性について測定し
た結果を表−2に示す。尚ヘツドの駆動条件は実
施例1と同様であつた。
【表】 実施例 4 実施例1において用いた、インク液組成物のう
ちの黒染料である、ウオーターブラツク187Lの
代りに、アイゼンスピロンブラツクGMHスペシ
ヤルを用いた場合も実施例1と同様な結果を得
た。 実施例 5 実施例1において用いたインク液組成物のうち
のエチルアルコールの代りに、エチレングリコー
ルを用いた場合も実施例1と同様な結果を得た。 実施例 6 実施例4において用いたインク液組成物のうち
の水の代りにメチルカルビトールを用いた場合も
実施例1と同様な結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明に係る液体噴射記録ヘツドの
オリフイス側からの正面部分図、第1図bは第1
図aの一点鎖線XYで示す部分で切断した場合の
切断面部分図である。 101……液体噴射記録ヘツド、102……電
気・熱変換体、103……基板、104……溝付
板、105……オリフイス、106……液吐出
部、107……熱作用部、108……熱発生部、
109……熱作用面、110……下部層、111
……発熱抵抗層、112……上部層、113……
電極、114……電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録剤とこれを溶解又は分散する液媒体を含
    むインクジエツト用記録液に於いて、有機金属キ
    レート化合物、有機酸金属塩及びカーボンフアン
    クシヨナルシランから選択される化合物を含有す
    ることを特徴とするインクジエツト用記録液。
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