JPS6361857A - 冷蔵庫等の運転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、圧縮機を商用電源とインバータ装置とで切換
え制御し、能力可変する冷蔵庫等の運転制御装置に関す
る。

従来の技術 近年、冷蔵庫等の冷凍装置にあっては、圧縮機を商用電
源で起動・運転し、必要時にインバータ装置に切換えて
駆動し、その冷却能力を変化させ得るようにすることが
考えられている。

しかし従来の商用電源とインバータ装置との切換えは、
単なるリレーによる接続切換えであり、商用電源とイン
バータ装置の電圧位相または電流位相に対する配慮やリ
レーの切換えタイミングに対する配慮がなされていなか
った。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来のような方式では、電流が流れて
いてもリレーを切換えるだめにモータのインダクタンス
によシ、モータの両端すなわちリレーの接点に高い電圧
を誘起し、リレーの接点寿命に悪影響を与え、インバー
タ装置の素子の破壊およびノイズの発生となる欠点があ
った。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明の冷蔵庫等の運転制
御装置は、圧縮機を商用電源とインノ＜−夕装置とのう
ちいずれかにより駆動されるよう切換える切換手段と、
商用電源と前記インバータ装置の周波数及び位相を同期
させると共に、前記切換手段を商用電源の電圧又は電流
がゼロになるポイントで切換える制御装置という構成を
備えたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、前記欠点を排除し、圧
縮機の商用電源とインバータ装置との運転切換をスムー
ズに切換えることができ、さらに前記圧縮機運転切換え
を切換手段のみで最少限の構成で実現することができる
。

実施例 以下本発明の一実施例の冷蔵庫等の運転制御装置につい
て図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一実
施例における冷蔵庫等の運転制御装置の回路ブロック図
を示すものである説明の簡略化のため冷凍サイクル部分
は省略した。第１図において１は商用電源である。２は
圧縮機であり、切換手段３を介して圧縮機２の起動時及
び通常運転時は商用電源１につながれている。４はイン
バータ装置で切換手段３のもう一方の端子につながれて
いる。６は冷蔵庫等の庫内温度を検出する温度検出器で
、比較器らにより設定温度と比較し信号を送出する。７
はスイッチで、冷蔵庫等の庫内を急速に冷却したい時に
動作させるものである。

８はゼロクロス検知回路で、商用電源１の電圧がゼロボ
ルトになるポイントを検出し信号を送出する。９は制御
回路で、庫内温度の比較器６と、急速冷却用スイッチ７
と、ゼロクロス検知回路８との出力を入力として取り込
み、インバータ装置４と切換手段３とに制御信号を出力
するようつながれている。

以上のように構成きれた冷蔵庫等の運転制御装置につい
て以下第１図と第２図を用いて動作を説明する。

第２図は第１図の構成における商用電源１からインバー
タ装置４出力に切換わる時のタイミング図を示している
。第１図において、冷蔵庫等の圧縮機２の起動時及び通
常運転時は、制御回路９から切換手段３に信号を送出し
商用電源１側に接続して圧縮機２を商用電源１で運転す
る。庫内が冷却され設定温度以下になれば比較器６から
信号が制御回路９に送出され、制御回路９はインバータ
装置４に停止信号を送出しインバータ装置４を停止場せ
ると共に切換手段３をインバータ装置４側に切換えるこ
とにより圧縮機２を停止させる。次に庫内温度が上昇す
ると前述の通常運転にもどり、通常はこのように商用電
源１で切換手段３にて圧縮機２が○Ｎ１０ＦＦ運転され
庫内を一定温度に保つう 次に庫内温度が異常に温度上昇した場合は、比較器６で
所定の上限温度設定値を越えると異常温度上昇信号が制
御回路９に送出される。制御回路９はこの温度上昇信号
を受け、まずゼロクロス検知回路８の出力の第２図イに
示すゼロクロスポイントを検出しインバータ装置４に信
号を送出して、インバータ装置４を電源電圧１と同期し
た周波数と位相で運転する。次に制御回路９はゼロクロ
ス検知回路８のゼロクロスポイントで第２図口に示すよ
うに切換手段３を動作させる。この結果第２図ハに示す
ように圧縮機２の印加電圧は、商用電源１のゼロボルト
で切換手段３が切換わり引続きインバータ装置４のスイ
ッチング波形が供給されることとなる。インバータ装置
４に切換ったあとは、インバータ装置４の運転を高周波
にすることにより圧縮機２を高速で運転し、庫内を急速
に冷却する。庫内が冷却され設定温度に達したら、比較
器６の出力変化を制御回路９が受け、インバータ装置４
を停止して、圧縮機２を停止させる。

次に通常運転中に急速冷却用のスイッチ７が入った場合
は、商用電源１からインバータ装置４による駆動に切換
わる手順は前述の庫内温度上昇時と同じである。圧縮機
２が停止中にこのスイッチ７が入った場合は、制御回路
９により切換手段３を商用電源１側に切換えて起動した
後に、前述の手順と同じように商用電源１からインバー
タ装置４による駆動へ切換え、その後圧縮機２を高速で
運転し庫内を急速に冷却することとなる。所定時間が経
過すれば、制御回路９の信号でインバータ装置４を停止
し、圧縮機２を停止させ、庫内の急速冷却運転が完了す
る。

なお上記実施例に限らず、ゼロクロス検知回路８は商用
電源１の一線の電流を検知するものとしその値がゼロに
なるポイントを検出し信号を送出し、上記実施例と同様
の手順で制御しても良い。

さらに、インバータ装置４から商用電源１への切換につ
いても、インバータ装置４の運転周波数と位相を商用電
源１と同期させて切換手段３を切換えることは、上記実
施例で容易に可能である。

以上のように本実施例によれば、圧縮機２を商用電源１
とインバータ装置４とのうちいずれかにより駆動される
よう切換える切換手段３と、商用電源１と前記インバー
タ装置４の周波数及び位相を同期させると共に、前記切
換手段３を商用電源１の電圧又は電流がゼロになるポイ
ントで切換える制御装置とを設けることにより、商用電
源１からインバータ装置４への切換えが、圧縮機２のモ
ータインダクタンスによる高い電圧を切換手段３及びイ
ンバータ装置４の素子（図示せず）に誘起することなく
行えるので、インバータ装置４の素子及び切換手段３を
損傷することなく切換えることができる。また、インバ
ータ装置４による運転から商用電源１への切換えも、同
様にスムーズに切換えることができる。さらに、高い電
圧を発生しないだめ、切換え時のノイズ発生を減少する
ことができる。さらに、圧縮機２の電流が流れる大電流
回路の切換え部分の構成を、切換手段３のみの最少限の
構成で圧縮機２運転中の商用電源１とインバータ装置４
との切換え、圧縮機２のＯＮ１０　Ｆ　Ｆ及びインバー
タ装置４による高抵速運転が可能となる。

発明の効果 以上のように本発明は、圧縮機を商用電源とインバータ
装置とのうちいずれかにより駆動されるよう切換える切
換手段と、商用電源と前記インバータ装置の周波数及び
位相を同期させると共に。

前記切換手段を商用電源の電圧又は電流がゼロになるポ
イントで切換える制御装置とを設けることにより、圧縮
機運転時の商用電源からインバータ装置への切換えがモ
ータインダクタンスによる高い電圧を誘起することなく
行え、インバータ装置の素子及び切換手段を損傷するこ
となく行える。

さらに圧縮機の電流が流れる大電流回路の切換４Ｂ分の
構成を、切換手段のみの最少限の構成で所望の制御が実
現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における冷蔵庫等の運転制御
装置の回路ブロック図、第２図は第１図の構成における
タイミング図である。 １・・・・−・商用電源、２・・・・・・圧縮機、３・
・・・・・切換手段、４・・・・・・インバータ装置、
８・・・・・・ゼロクロス検知回路、９・・・・・・制
御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 商用電源の周波数を変換するインバータ装置と、圧縮機
   を前記インバータ装置及び商用電源のうちいずれかによ
   り駆動されるよう切換える切換手段と、商用電源の電圧
   又は電流がゼロになるポイントを検知するゼロクロス検
   知回路と、このゼロクロス検知回路の出力により前記イ
   ンバータ装置の周波数及び位相を前記商用電源と同期さ
   せると共に、前記ゼロクロス検知回路の出力により前記
   切換手段を商用電源の電圧又は電流がゼロになるポイン
   トで切換える制御装置を具備した冷蔵庫等の運転制御装
   置。