JPS6361092A - 水性エマルジヨンからなる金属加工油 - Google Patents

水性エマルジヨンからなる金属加工油

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JPS6361092A
JPS6361092A JP20504386A JP20504386A JPS6361092A JP S6361092 A JPS6361092 A JP S6361092A JP 20504386 A JP20504386 A JP 20504386A JP 20504386 A JP20504386 A JP 20504386A JP S6361092 A JPS6361092 A JP S6361092A
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Japan
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ethylene
olefin copolymer
oil
graft
weight
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JP20504386A
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Kazuo Aihara
藍原 和夫
Atsushi Deguchi
敦 出口
Toshihiko Okada
敏彦 岡田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水性エマルジョンからなる金属圧延加工油など
の金属加工油に関する。
〔従来の技術〕
従来、常温で液状のエチレン・α−オレフィン共重合体
を合成潤滑油として使用することは知られていた。
特開昭51−112809号公報には、プロピレン含量
が37〜60重量%、分子量分布(Mw/Mn)が25
?L下、30℃でトルエン溶液として測定した極限粘度
が0.4〜1.5であるエチレン−プロピレン共重合体
を、粘度指数向上剤として含有する潤滑油組成物されて
いる。
特公昭47−42723号公報には、大きい割合を占め
る潤滑油と小さな割合を占めるエチレン・α−オレフィ
ン(Cs−C1,)共重合体とからなる潤滑油組成物が
開示されている。上記共重合体が70〜91そル%のエ
チレン含量、約3〜18%の結晶化度、約4以下のMw
/Mnおよび約1万〜20万の粘度平均分子量を有する
ことを特徴とする 特公昭47−21650号公報には、約99℃の動粘度
が1〜60センチストークス、粘度指数が110以上、
流動点が一32℃以下そして29〜71モル%のエチレ
ンを含有スるエチレン°プロピレン共重合体を含有する
合成潤滑油が記載されている。
特開昭48−65205号公報には、大きい割合の潤滑
油と、小さい割合の1〜25%の結晶化度の粘度指数向
上用のエチレン・プロピレン共重合体とを含む潤滑剤が
記載されている。
また、特開昭57−117595号公報には、エチレン
含量30〜70モル%、数平均分子量300〜2000
%Q値(MY/Mn)3以下テアって統計的な分子量分
布を有するエチレン・α−オレフィン共重合体合成潤滑
油が記載されている。
さらに、特開昭52−113352号公報には、高粘度
鉱油に、流動点5℃以下、沃素価90〜110の植物油
を20〜50%添加した混合油を水と物理的に攪拌して
調製した濃度0.05〜1.0%のエマルジョンを製造
し、これを熱間圧延機の7−クロール入側ロール噛込み
部近傍に0.05〜3.0P/m”(混合油換算)の量
で施用する圧延油使用法が開示されている。
特開昭59−227980号公報には、(a)油脂、鉱
物油および脂肪酸エステルから選ばれる潤滑油成分と、
(b)塩基性窒素原子又は陽イオン性窒素原子を含む水
溶性高分子化合物とを必須成分として含有する金属加工
油組成物が記載されている。上記金属加工油組成物は該
潤滑油成分(a)が乳化していす従って水性エマルジョ
ンとは相違する。
また、特開昭59−53599号公報には、0.1〜6
0%の天然又は合成ワックス、0.1〜50%の防錆剤
、0.1〜30%の油性向上剤および0.1〜20%の
乳化剤を含有する熱処理鋼管製造用多目的エマルジョン
型組成物が記載されている。
しかしながら、本発明者の知る限シ、常温で液体のエチ
レン・α−オレフィン共重合(するいは常温で液体ない
し半固体状のグラフト変性エチレン・α−オレフィン共
重合体を用いた水中油型の水性エマルジョンからなる金
属加工油、とくに金属圧延加工油は知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、常温で液体のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体及び/又はグラフト変性エチレン・α−オレ
フィン共重合体を用いた水中油型の水性エマルジョンか
らなる金属圧延加工油などの金属加工油を提供すること
にある。
本発明の他の目的は、金属表面に強固な油膜を形成し、
高い潤滑性を示す金属圧延加工油などの金属加工油を提
供することにある。
本発明のさらに他の目的は、金属加工面の目視判定が容
易に行える透明性の大きい金属圧延加工油などの金属加
工油を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、脱脂が容易であシ、しかも
凍結を解凍してもあるいは沸点よシも高い温度あるいは
低い温度あるいは低い温度に上げ下げしても安定な水性
エマルジョンから成る金属圧延加工油などの金属加工油
を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、防錆剤を含有しなくても防
錆性に優れ且つ発泡性も小さい金属圧延加工油などの金
属加工油を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明によ
れば、本発明のかかる目的および利点は、エチレン含有
量30〜70モル%、数平均分子!500〜10,00
0および常温で液体のエチレン・α−オレフィン共重合
体及び/又は幹ポリマーが上記エチレン・α−オレフィ
ン共重合体である常温で液体ないしは半固体状のグラフ
ト変性エチレン・α−オレフィン共重合体の水中油型の
水性エマルジョンから成る金属加工油によって達成され
、さらには該水中油型の水性エマルジョンからなる金属
圧延加工油によって達成される。
本発明において用いられるエチレン・α−オレフィン共
重合体は、エチレン含有量が30〜70モル%、好まし
くは40〜60モル%のものである。エチレン含有量が
30モル%よシ少ないものあるいはエチレン含有量が7
0モル%より多いものは固体状となシ、切削油として充
分の潤滑性能を発揮しない傾向が強く、いずれも好まし
くない。
共重合成分であるα−オレフィンとしては、例、tハフ
’ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン
、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テト
ラデセン、1−へキサデセン、1−オクタデセン、4−
メチル−1−ペンテンの如き炭素数3〜20のα−オレ
フィンを好ましいものとして挙げることができる。これ
らのうち、炭素数3〜14のα−オレフィンがより好ま
しく、就中炭素数8〜14のα−オレフィンが特に好ま
しい。これらのα−オレフィンは2種以上併用すること
ができる。
エチレン・α−オレフィン共重合体の数平均分子量は5
00〜10,000である。数平均分子量が500より
小さいものは、引火点が低くまた切削油として使用した
際に強靭な油膜を形成し難い。
また、数平均分子量がio、oooよシ大きいものは、
安定な水性エマルジョンを形成し難くなる0エチレン・
α−オレフィン共重合体はさらに常温で液状である必要
がある。常温で固体を形成する傾向の大きいものは常温
で安定な水中油型エマルジョンを形成し難くなる。
本発明で用いられる上記エチレン・α−オレフィン共重
合体は、好ましくは3以下のQ値(重量平均分子量/数
平均分子量)、さらに好ましくは2.8以下のQ値を有
している。
なお、エチレン・α−オレフィン共重合体中のエチレン
含有量は”C−NMR分析により測定できる。また、エ
チレン・α−オレフィン共重合体の数平均分子量は分子
量既知の標準物質(単分散ポリスチレン及びスクアラン
)を用いて予め較正されたGPC(Gel Perme
ation Chromat −ograph)によっ
て測定される。さらに、エチレン・α−オレフィン共重
合体のQ値は、分子量既知の標準物質(単分散ポリスチ
レン、Mw= so。
〜840X10’、16個)を使用してGPCカウント
を測定することによシ予め分子量とEV(Elutio
n volume)の相関図(較正曲線)を作成してお
き、この相関図を用いてQ値を求めようとする共重合体
のGPCパターンからその分子量を求め算出する。
本発明において用いられる上記の如きエチレン・α−オ
レフィン共重合体は例えば水素の共存下、可溶性バナジ
ウム化合物と有機アルミニウム化合物とから形成される
触媒を用いて、液相中でエチレンとα−オレフィンを連
続的に共重合させ、その際重合系におけるバナジウム化
合物濃度を液相1を当り0.3 ミIJモル以上とし、
かつ重合系に供給するバナジウム化合物は、重合系のバ
ナジウム化合物濃度の5倍以下の濃度となるように重合
媒体に希釈して供給する方法がある。
バナジウム化合物としては、vOC18、vO(QC,
H,)CI、 、VO(QC,H,)、CI、 、MC
I。
の如き、一般式VO(OR)nX、−n又はVX。
(Rは脂肪族炭化水素基、Xは)・ロゲン、0≦n≦3
)で示される化合物が使用できる。また有機アルミニウ
ム化合物としては、(CtHs)s”1(CzHs )
 t Al’C’ s (C2H4) 1.a AlC
l +、s 、(’ ”−C4H,)、、、AlCl、
、い(C,H,)AICI、、これらの混合物の如き一
般弐R’mAIX’ s−m  (こ2にR′は脂肪族
炭化水素基、Xlは)・ロゲン、1≦m≦3)で示され
る化合物が使用できる。
重合媒体としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、灯
油、シクロヘキサン、トルエンのような炭化水素類が使
用できる。液相中のバナジウム化合物濃度は、0.3ミ
リモル/1以上、好ましくは0.5ないし20ミリモル
/1、又、有機アルミニウム化合物濃度は、Al/V(
原子比)が2ないし50、とくに3ないし20の範囲と
なるようにすればよい。
共重合温度は0ないし100℃、とくに20ないし80
℃、重合圧力はOないし50ゆ/crrL!(ゲージ圧
)、とくに0ないし30kg/α2 (ゲージ圧)、平
均滞留時間は5ないし300分、とくに10ないし25
0分とするような重合条件を採用すればよい。
また、本発明において用いられるグラフト変性エチレン
・α−オレフィン共重合体は上記と同じエチレン・α−
オレフィン共重合を幹ポリマーとし、これをグラフト変
性することによって製造されたものである。グラフト変
性は、例えばエチレン・α−オレフィン共重合体をラジ
カル発生剤である例えば過酸化物の存在下にグラフトモ
ノマー成分と反応せしめることにより容易に実施できる
このようにして得られたグラフト変性反応生成物を、水
性エマルジョン化処理に先立って例えば苛性ソーダ、苛
性カリの如き無機塩基性化合物あるいはアンモニア、モ
ノ−、ジーもしくはトリーアルキルアミン例えば−メチ
ルアミン、−エチルアミン、あるいはモノ−、ジーもし
くはトリーエタノールアミンまたはモルホリンの如き有
機塩基性化合物で処理して、該グラフトモノマー成分の
1部分または全部が中和された形態のカルボキシレート
基を生成させることができるし、後記エマルジョン化処
理を上記アルカリの存在下に行うことにより該グラフト
モノマー成分の1部分または全部が中和された形態のカ
ルボキシレート基を生成声せることも可能である。従っ
て、本発明におけるグラフト変性エチレン・α−オレフ
ィン共重合体には、上記の如きカルボキシレート基を有
するものも包含されると理解すべきであるO本発明にお
いて好ましく用いられるグラフト変性エチレン・α−オ
レフィン共重合体は、例えばグラフト変性成分に換算し
て約1〜20重量%、さらに好ましくは約3〜1!lJ
t%のグラフト変性成分を有している。
本発明の水性ディスパージョンのグラフト変性エチレン
・α−オレフィン共重合体を構成するグラフト変性成分
としては例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、ビシクロ
(2,2,11ペプトー2−エンーS、a−ジカルボン
L m水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、ビシクロ(2,2,1)ヘプト−2−エン−5,6
−ジカルボン酸無水物などの不飽和カルボン酸またはそ
の無水物を挙げることができる。
該グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体は、
キの数平均分子量(Mn)が好ましくは500〜10,
000、とくに好ましくは600ないし5,000の範
囲にあシ、そのQ値(重量平均分子量/数平均分子量)
が好ましくは3以下、とくに好ましくは2.8以下の範
囲にあシ、その性状は常温で液体ないしは半固体状の共
重合体であるが、常温で液体のグラフト変性エチレン・
α−オレフィン共重合体が好ましい。
本発明における上記の如き重合体の水中油型エマルジョ
ンは必要に応じて重合体を界面活性剤により乳化させる
ことができるが、グラフト変性エチレン・α−オレフィ
ン共重合体はこれ自体界面活性能力を有しているため、
別に界面活性剤を使用しなくても水性エマルジョンを与
えることができる。
本発明において用いられる界面活性剤は、非イオン系界
面活性剤、陰イオン系界面活性剤および陽イオン系界面
活性剤のいずれであってもよい。
非イオン系界面活性剤としては、例えばポリオキシエチ
レンアルキルエーテルホリオキシエチレンアルキルアリ
ルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステルグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等を用
いることができる。陰イオン界面活性剤としては、例え
ば脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルフォン酸塩、アルキルフェニルエーテルジスルフ
オン酸塩、硫酸エステル塩を用いることができる。
さらに陽イオン界面活性剤としては、例えば4級アンモ
ニウム塩、等を用いることができる。これらのうち非イ
オン系界面活性剤が好ましく用いられ、特にHLB5〜
19、就中10〜15の非イオン系界面活性剤がより好
ましく用いられる。
本発明の水性エマルジョンは、上記の如きエチレン・α
−オレフィン系共重合体及び/又はそのグラフト変性エ
チレン・α−オレフィン共重合体と必要に応じて界面活
性剤とを、例えば攪拌型乳化機、コロイドミルあるいは
超音波乳化機の如き装置を用いて、水の存在下に、例え
ば室温ないし100℃の温度条件下に、例えば室温ない
し100℃の温度条件下で処理することによりs造する
ことができる。
また、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体
の場合には、該共重合体を上記の如き装置と条件下で処
理することによって製造することもできる。この場合に
も、もちろん界面活性剤を使用することもできる。例え
ばグラフト変性の度合が小さい場合やあるいはグラフト
変性しないエチレン・α−オレフィン共重合体を本発明
のグラフト変性共重合体を併用する場合等においては、
界面活性剤を使用した方が乳化は容易であシまたイン共
重合体および/iたはそのグラフト変性共重合体と水と
の合計重量に基づいて、該共重合体を10〜90重量%
、よシ好ましくは20〜50重量%の割合で含有するこ
とができ、また界面活性剤を0〜50重景%景気シ好ま
しくは10〜30重景%で景気することができる。また
、水は同じ基準に基づいて90〜10重量%、よシ好ま
しくは80〜50重量%で含有することができる。
本発明の水性エマルジョンは水中油型のエマルジョンで
あシ、特別に着色等をしなければ、通常半透明ないし乳
白色を呈している。エマルジョンの粒子径は例えば0.
01〜lOμm1 より好ましくは0.05〜3μm程
度にある。
本発明の金属圧延加工油は、上記水性エマルジョンに、
必要に応じ、防錆剤、防腐剤、消泡剤例えばシリコンオ
イル等々の種々の添加剤を添加することKよって調製す
ることができる。これらは通常数%以下、例えば2%以
下で使用される。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳述する。
実施例1) エチレン含量50mc>1%、Mn=810、Q値(M
w / M nの比)=1.40のエチレン・プロピレ
ン共重合体100重量部に対し、界面活性剤(ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテルHLB=10.7)
20重量部を添加して油相とした。次いで、との油相に
油:水比=50:50(重量比)の割合いで水を注入し
、ホモミキサーで80℃、1200ORPMの条件で乳
化した。得られた乳化物をリーズ・ノースラップ社のマ
イクロ・トラック゛粒径分布測定装置で測定したところ
、平均粒径1ミクロンの乳白色安定な乳化液であった。
ついで、本乳化液の性能を評価する為に、防衛庁暫定規
格NDS XXK2740  油膜強度試験方法(曽田
四球式試験法)に準じて焼付加重の測定を行った。測定
に当って本試料を蒸溜水で20倍に希釈して用いた。結
果は第1表の通シである。
実施例2) エチレン含量5Qmo1%、Mn=1500、Q値=1
.65のエチレン・プロピレン共重合体100重量部に
対し、界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルHLB=12.4)20重量部を添加して油相
とした。次いで、この油相に油:水比=40:60(重
量比)の割合いで水t−注入し、ホモミキサーで80℃
、12000RPMの条件で乳化した。得られた乳化物
は平均粒径1ミクロンの乳白色安定な乳化液であった。
本乳化液の性能を実施例1と同様に評価した。
結果は第1表の通りである。
実施例3) エチレン含量59mo1%、Mn=810、Q値=1.
40のエチレン・プロピレン共重合体100重量部に対
し、グラフト変性成分として、14重量部の無水マレイ
ン酸と3.3重量部のジ・ターシャリ−ブチル・パーオ
キサイドを混合し、弱攪拌下で160℃4時間反応させ
て、淡黄色液状のエチレン・プロピレン共重合体マレイ
ン酸グラフト変性物を得た。この変性物中のマレイン酸
含量は、赤外分光分析法で定量した所10.1i量%で
あった。また、変性後のMn、Q値は変性前と比べて変
化していなかった。
ついで、この変性体100部に対して、2規定KOH水
100部を混合し、ホモミキサーで80tl:、120
00RPMの条件で乳化した。得られた乳化物をリーズ
・ノースラップ社のマイクロ・トラック粒径分布測定装
置にかけて測定した所、平均粒径0.9ミクロンの乳白
色安定な乳化液であった。
本乳化液の性能を実施例1と同様に評価した。
結果は第1表の通りである。
実施例4) 実施例3と同様の処方で得たエチレン・プロピレン共重
合体マレイン酸グラフト変性物100重量部に対してモ
ルフォリン18重を部を80℃で混練した。ついでこの
混合物に蒸溜水を118重量部加え、80℃で緩かに攪
拌して淡黄色透明のマイクロエマルジョンを得た。本乳
化液をバイアツク社ナイコムP2O0m1粒径分布分析
装置を用いて平均粒径を測定したところ、0.07.S
クロンであった。
本乳化液の性能を、実施例1と同様の方法で評価して第
1表の結果を得た。
実施例5) エチレン含量5Qmo1%、Mn=150o、Qi=1
.65のエチレン・プロピレン共重合体100重量部に
対し、グラフト変性成分として、14重量部の無水マレ
イン酸と3.3重量部のジ・ターシャリ−ブチル・パー
オキサイドを混合し、弱攪拌下で160℃4時間反応さ
せて、淡黄色液状のエチレン・プロピレン共重合体マレ
イン酸グラフト変性物を得た。この変性物中のマレイン
酸含量は、赤外分光分析法で定量した所9.5重量%で
あった。
また、変性後のMn、Q値は変性前と比べて変化してい
なかった。
次にこのエチレン・プロピレン共重合体マレイン酸グラ
フト変性物100重量部に対してモルフォリン18重量
部を80℃で混練した。ついでこの混合物に蒸溜水を1
18重量部加え、80℃で緩かに攪拌して淡黄白色の水
性エマルジョンを得た。得られた水性エマルジョンを光
学顕微鏡で観察したところ、リンベン状の分散物が散見
された。
tた、0.2ミクロンのテフロン製濾過膜(ミリボア・
フィルター)を用いてこの分散物を分離した後の水性エ
マルジョンの平均粒径をバイアツク社ナイコムP2O0
型粒径分布分析装置を用いて測定したところ、0.1ミ
クロンであった。
本乳化液の性能を、実施例1と同様の方法で評価して第
1表の結果を得た。
実施例6) エチレン含量4Qmo1%、Mn=9001 Q値=1
.65のエチレン・ヘキセン−1共重合体100重量部
に対し、実施例1と同様の方法でマレイン酸グラフト変
性し、重量で等量のKOH水で乳化した0得られた乳化
物の平均粒径は1.1ミクロンであった。
本乳化液の性能を、実施例1と同様の方法で評価して第
1表の結果を得た。
実施例7) エチレン含量5Qmo1%、Mn=810、Q値=1.
40のエチレン・プロピレン共重合体100重量部に対
し、グラフト変性成分として、20重量部のアクリル酸
と3.3重量部のジ・ターシャリ−ブチル・パーオキサ
イドを用いた。まず、エチレン・プロピレン共重合体を
140℃で弱攪拌し、とtLKアクリル酸とパーオキサ
イドを8時間かけて徐々に滴下してグラフト反応させた
結果、淡黄色液状のエチレン・プロピレン共重合体アク
リル酸グラフト変性物を得た。この変性物中のアクリル
酸含有量は、赤外分光分析法で定量したところ15.0
重量%であった。また、変性後のMn、Q値は変性前と
比べて変化していなかった。
ついで、この変性体100重量部に対して、3規定KO
H水100重量部を混合し、ホモミキサーで80℃、1
2000RPMの条件で乳化した。
得られた乳化物をリーズ・ノースラップ社のマイクロ・
トラック粒径分布測定装置にかけて測定した所、平均粒
径1.2ミクロンの乳白色安定な乳化液であった。
本乳化液の性能を実施例1と同様の方法で評価し、第1
表の結果を得た。
比較例1) スピンドル油70重量部とステアリン酸オクチル・エス
テル30重量部の混合液に界面活性剤としてオレイン酸
、及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを各
々5部量部及び2重量部添加した。更にこれに酸化防止
剤として2,6ジ・ターシャリ−・ブチル・フェノール
を1部加えて、油:水比=50:50で乳化して比較品
を得た。
この比較品を実施例1と同様に評価したところ、第1表
に記した結果となった。
比較例2) スピンドル油70重量部とステアリン酸オクチル・エス
テル30重量部の混合液に界面活性剤としてオレイン酸
、及びポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを各
々5重量部及び2重量部添加した。更にこれに極圧添加
剤としてトリフェニル7オスフエイトを1部加えて、油
:水比=50=50で乳化して比較品を得た。
この比較品を実施例1と同様に評価したところ、第1表
に記した結果となった。
以上の結果から、本発明の優位性が明らかとなった。
第1表 手続補正書 If/(和61年10月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エチレン含有量30〜70モル%、数平均分子量5
    00〜10,000および常温で液体のエチレン・α−
    オレフィン共重合体及び/又は幹ポリマーが上記エチレ
    ン・α−オレフィン共重合体である常温で液体ないしは
    半固体状のグラフト変性エチレン・α−オレフィン共重
    合体の水中油型の水性エマルジョンから成る金属加工油
    。 2、上記水性エマルジョンが上記エチレン・α−オレフ
    ィン共重合体、界面活性剤および水を含有する水中油型
    エマルジョンである特許請求の範囲第1項に記載の金属
    加工油。 3、上記水性エマルジョンが上記グラフト変性エチレン
    −α−オレフィン共重合体の水中油型エマルジョンであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の金属加工油。 4、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体が
    エチレン・α−オレフィン共重合体と不飽和カルボン酸
    またはその酸無水物のグラフト化物のグラフト成分の1
    部分または全部をアルカリで中和したものである特許請
    求の範囲第1項又は第3項に記載の金属加工油。 5、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体が
    無水マレイン酸に換算して約1〜20重量%のマレイン
    化変性部分を有している特許請求の範囲第1項、第3項
    又は第4項に記載の金属加工油。 6、エチレン含有量30〜70モル%、数平均分子量5
    00〜10,000および常温で液体のエチレン・α−
    オレフィン共重合体及び/又は幹ポリマーが上記エチレ
    ン・α−オレフィン共重合体である常温で液体ないしは
    半固体状のグラフト変性エチレン・α−オレフィン共重
    合体の水中油型の水性エマルジョンから成る金属圧延加
    工油。 7、上記水性エマルジョンが上記エチレン・α−オレフ
    ィン共重合体、界面活性剤および水を含有する水中油型
    エマルジョンである特許請求の範囲第6項に記載の金属
    圧延加工油。 8、上記水性エマルジョンが上記グラフト変性エチレン
    −α−オレフィン共重合体の水中油型エマルジョンであ
    る特許請求の範囲第6項に記載の金属圧延加工油。 9、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体が
    エチレン・α−オレフィン共重合体と不飽和カルボン酸
    またはその酸無水物のグラフト化物のグラフト成分の1
    部分または全部をアルカリで中和したものである特許請
    求の範囲第6項又は第8項に記載の金属圧延加工油。 10、グラフト変性エチレン・α−オレフィン共重合体
    が無水マレイン酸に換算して約1〜20重量%のマレイ
    ン化変性部分を有している特許請求の範囲第6項、第8
    項又は第9項に記載の金属圧延加工油。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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