JPS636025Y2 - - Google Patents

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JPS636025Y2
JPS636025Y2 JP5665883U JP5665883U JPS636025Y2 JP S636025 Y2 JPS636025 Y2 JP S636025Y2 JP 5665883 U JP5665883 U JP 5665883U JP 5665883 U JP5665883 U JP 5665883U JP S636025 Y2 JPS636025 Y2 JP S636025Y2
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knob
tab
rivet
hole
panel
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JP5665883U
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は摘みタブに関し、さらに詳しくは開口
容易な蓋に設けられた開口用の摘みタブに関す
る。
従来第1図、第2図、第3図に示すような、蓋
本体2と摘みタブ3を備えた開口容易な蓋1が知
られている。開口部を画定するスコア部4内のス
コア部4近傍に外方に突出するリベツト部5が形
成されており、リベツト部5には摘みタブ3のパ
ネル部3aが係合している。すなわちリベツト部
5は首部5a(第3図)を有し、首部5aの外径
より僅かに小さい内径を有するパネル部3aの孔
部3a1(第4図参照)を首部5aに嵌込んだ後、
リベツト部5を押潰してリベツト部5の上部に環
状突出部5bを形成して、パネル部3aを蓋本体
2に固着している。
摘みタブ3には、手指を挿入可能の孔部3b1
有するリング状の摘み部3bが形成されている。
また摘み部3を引き上げた時に先端3c1が支点と
なる脚部3cが形成されている。摘みタブ3は1
枚の金属板(例えば厚さ約0.40mmのアルミニウム
合金(5082 H19)板)より形成されており、手
指の傷つき防止、および補強のため、孔部3b1
周縁部の下側には、半径方向外方に延びるカール
部6(断面形状は周方向に、C字状からほぼU字
状の間で若干変動する)が形成されており、また
摘み部3bから脚部3cに至る外周縁部の下側に
も内方に向うカール部7(断面形状は周方向にほ
ぼU字状の)が形成されている。
開口は、摘み部3bを手指で摘んで、引上げる
ことにより、脚部の先端3c1を支点として、パネ
ル部3aを介して梃子作用により、リベツト部5
に上方に向う力を加えて、先づ摘み部3b側のリ
ベツト部5近傍のスコア部4の部分を破断し、以
後摘み部3bを上方に引張つて残りのスコア部4
を引裂くことによつて行なわれる。
上記開口のため、摘み部3bを引き上げるさ
い、パネル部3aの孔部3a1周辺のリベツト部の
環状突出部5bの下方部分3a2(以下孔部周辺部
とよぶ)には、下方に向う曲げ力が作用する。ま
たリベツト部5の最も摘み部3b寄りの部分に対
応するパネル部の部分3a3と、孔部3b1の最もパ
ネル部3a寄りの部分に対応する摘み部の部分3
b2の間の部分9、特に部分3a3よりも摘み部3b
寄りのパネル部3aの部分3a4(部分9の中では
断面積が比較的小さい)にも、曲げ力が作用す
る。
そのため摘みタブ3を形成する金属板は、上記
曲げ力に耐える強度を有するよう、一定以上の厚
さが必要であつた。何となれば孔部周辺部3a2
上記曲げ力に耐えず、曲げ変形するとパネル部3
aがリベツト部5から抜けてしまつて開口が不可
能となるからである。また上記パネル部の部分3
a4が大きく曲つた場合も、挺子作用が利かなくな
つて、リベツト部5を持ち上げることができず、
そのためリベツト部5近傍のスコア部4を破断で
きず、開口が不可能となるからである。
材料費節減のため、摘みタブ3を形成する金属
板の厚さは、可能な限り薄いことが望ましいので
あるが、従来の摘みタブ構造の場合は、以上の曲
げ力に耐えるため、比較的厚い金属板例えば前述
の如く厚さ約0.40mmのアルミニウム合金板(5082
H19)を用いなければならず、そのめ材料費が比
較的高くつくという問題があつた。
本考案は以上に述べた従来技術の問題点の解消
を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、蓋本体に
形成されたリベツト部に係合する第1の孔部を有
するパネル部と、第2の孔部を有する摘み部を備
えた、該摘み部を引き上げて該リベツト部を持ち
上げることにより、該摘み部側の該リベツト部近
傍のスコア部の部分を最初に破断して開口を行な
うタイプの開口容易な蓋に設けられた摘みタブに
おいて、該パネル部に対向する第2の孔部の周縁
部の部分に下向きに形成された断面C字状のカー
ル部から該パネル部にわたる部分が、全体として
2重層になつており、かつ第1の孔部の周辺部お
よび該カール部の下端部が2重以上の層からいる
ことを特徴とする摘みタブを提供するものであ
る。
以下実施例である図面を参照しながら本考案に
ついて説明する。
第4図(以下の図面についても同じ)におい
て、第1図、第2図、第3図と同一符号の部分は
同様な部分を示す。
第4図に示す摘みタブ13は、パネル部13
a、脚部13c、および摘み部13bとパネル部
13aの連接部14、ならびに摘み部13bと脚
部13cの連接部15の点線で示される部分が、
第5図、第6図、第7図、第8図に示されるよう
に2重層になつており(ただし孔部周辺部13a2
のみ3重層(4重層でもよい)、かつ従来の摘み
タブ3を形成する金属板のほぼ1/2の厚さの同種
の金属板より形成されている点が、摘みタブ3と
の主な相異点である。
すなわち第5図に示すように、パネル部13a
の孔部周辺部13a2は3重層(4重層でもよい)
になつており、また孔部周辺部13a2の摘み部1
3bに最も寄つている部分13a2′から連接部1
4を経て、パネル部13aに対向するカール部1
6に至る部分17が2重層になつており、この部
分の上層17aと下層17bは密接している。そ
のため第9図に示すように、リベツト部5に固着
された摘みタブ13の摘み部13bを開口のため
矢印A方向に引き上げたとき、孔部周辺部13a2
が曲つて、リベツト部5から孔部3a1が抜けるお
それがない。また下層17bは下向きに形成され
た断面C字状の、かつパネル部13aに対向する
位置にあるカール部16の下部16aでは上層1
7aに対し上方に位置するので、摘み部13bを
上げるとき、カール部16において下層17bは
上層17aによつて押上げられることになる。そ
のため上層17aと下層17bは分離することな
く一体となつて密接して曲げ力を受けるので、特
に部分13a2′より摘み部13b寄りのパネル部
の部分13a4は大きな曲げ変形を受けることな
く、従つて上記曲げ変形のため開口が不可能にな
るおそれがない。
さらに従来の摘みタブ3の場合は、摘み部3b
を矢印A方向に上げたとき、第3図に示すよう
に、部分9に矢印B方向への力が作用して、孔部
周辺部3a2の摘み部3b側の部分がリベツト部5
から抜け易い。しかし摘みタブ13場合は、部分
9において上層17aと下層17bの間でずれを
生じ、すなわち下層17bは矢印C方向に動こう
とするが、上層17aは矢印D方向に動いて、そ
の先端17a1がリベツト部の首部5bを押圧する
ので、孔部周辺部13a2のリベツト部5からの抜
けが一層起り難くなつている。
第10図a,b,c,d,e,f,g,h,i
には種々の態様の孔部周辺部13a2を示したが、
何れも第9図に示す孔部周辺部13a2と同様の効
果を奏することができる。
また摘み部13bは比較的薄い金属板よりなる
ので、第9図に示すように、摘み部13bは引き
上げるさい弓なりに若干曲り易く、そのため摘み
部13bの端部13b1の初期摘みがより容易とな
る。
なお第11図に示す摘みタブ13′のように、
カール部16の先端において、上層17aを下層
17bの上面に折り返して折り返し部17a2を形
成し、カール部16の下端部を3重層にすること
は、摘み部13′bを引き上げるさいの上層17
aと下層17bの一体化を助長して、部分9の曲
げ防止に一層寄与する。
第8図に示す、パネル部13aの先端13a3
傍に設けられた凸部18は、上層18aと下層1
8bが重ね合せられた後、圧印加工によつて形成
されたものであつて、上層18aと下層18bの
固着に寄与する。また摘みタブ13は第7図に示
すように、脚部13cも2層構造になつているの
で、摘み部13bを引き上げるさい、脚部13c
が曲り難く、挺子作用が満足に機能する。
第12図aに示す摘みタブ23は、カール部1
6の下部16aにおいて、上層17aと下層17
bが間〓21を形成して僅かに離れている。第1
2図bに示すように、摘み部23bを矢印A方向
に引き上げると、間〓21が消失するまで上層1
7aの上部部分9が僅かに曲つて、カール部16
の下部16aの上層17aと下層17bが接触
し、カール部16の上部近傍において上層17a
と下層17bの間に間〓22が形成される。その
ため摘み部23bの端部23b1の初期摘みが容易
になる。また上記のカール部下部16aにおける
接触以後の部分9の曲げ変形抵抗は、間〓22の
存在のため摘みタブ13の場合ほど大きくない
が、2重層になつているので、必要に応じ板厚を
若干厚くすることによつて、開口不可能になるよ
うな大きな曲げ変形を防止することができる。
摘みタブ13は例えば次のようにして製造され
る。従来の摘みタブ用ブランクの板厚の約1/2の
板厚(約0.20mm)のブランク(例えばアルミニウ
ム合金板(5082 H19)よりなる)より摘みタブ
13の素板を打抜くさい、第4図に示すように、
2重層の下層となるべき部分13xを、パネル部
13aの先端13a3に対し対称の位置に同時に打
抜く。その後先端13a3、すなわちx−x線に沿
つて部分3xを下側になるように折り返した後、
ほぼ常法に従つて摘みタブ13を形成する。この
場合は部分13xに対応する分だけ板取り量が増
加する(約50%)が、ブランクの板厚は約1/2で
あるので、材料重量は約25%節減される。
第13図、第14図に示す摘みタブ33は、点
線部分が2重層になつており、カール部16の先
端において上層17aと下層17bが折返されて
接続している。従つて部分9のより強い曲げ変形
抵抗を確保できる。摘みタブ33は、2重層の下
層に対応する形状の部分33xを孔部3b1内に残
して、従来の板厚の約1/2の板厚のブランクより
打抜いた後、y−y線に沿つて部分33xを下側
になるようにして折返した後、ほぼ常法に従つて
成形することにより製造することができる。この
場合は材料費を約1/2に節減できる。
第15図、第16図に示す摘みタブ43は、パ
ネル部43aの先端43a3において、上層と下層
が折返しにより接続していない点のみが、摘みタ
ブ13と異なる。
摘みタブ43は、第17図に示す下層に対応す
る形状の部分43xを本体とは別箇にブランクよ
り打抜き、その後部分43xを対応する本体の部
分に重ね合せて、ほぼ常法に従つて成形すること
によつて製造される。この場合も、本体および部
分43x用のブランクの板厚は、従来のブランク
の板厚の約1/2のものが用いられる。
第18図、第19図は、パネル部53aの両側
にスリツト部8(第4図参照)が形成されていな
いタイプの摘みタブ53を示したものであつて、
点線部分54が2重層になつていて、摘みタブ1
3と同様の効果を奏することができる。
本考案の蓋本体に形成されたリベツト部に係合
する第1の孔部を有するパネル部と、第2の孔部
を有する摘み部を備えた、摘み部を引き上げて該
リベツト部を持ち上げることにより、摘み部側の
リベツト部近傍のスコア部の部分を最初に破断し
て開口を行なうタイプの開口容易な蓋に設けられ
た摘みタブは、パネル部に対向する第2の孔部の
周縁部の部分に下向きに形成された断面C字状の
カール部からパネル部にわたる部分が、全体とし
て2重層になつているので、板厚が従来の同じタ
イプの摘みタブの夫れの約1/2とした場合であつ
ても、開口しようとして摘み部を引き上げようと
したとき、リベツト部より抜けたり、あるいはリ
ベツト部より摘み部側のパネル部の部分等が大き
く曲つて開口が不可能となることがなく、摘みタ
ブとしての機能を満足に果すことができるので、
材料費が節減できるという効果を奏する。
さらに第1の孔部の周辺部は2重以上の層から
なつているので、上記リベツト部よりの抜け防止
の効果が一層助長され、またカール部の下端部が
2重以上の層からなつているので、上記パネル部
の部分等が大きく曲つて開口不能となるのを防止
する効果が一層助長されるというメリツトを有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は開口容易な蓋の例の平面図、第2図は
第1図の開口容易な蓋における、従来の摘みタブ
近傍の拡大平面図、第3図は第2図の−線に
沿う縦断面図、第4図は第1図の開口容易な蓋に
適用される本考案の第1の実施例である摘みタブ
の平面図、第5図、第6図、第7図、および第8
図は、夫々第4図の−線、−線、−
線および−線に沿う縦断面図、第9図はリベ
ツト部に固着された第4図の摘みタブの摘み部を
上げようとしている状態を示す要部縦断面図、第
10図a,b,c,d,e,f,g,h,iは、
第4図の摘みタブの孔部周辺部の種々の態様を示
す要部縦断面図、第11図は本考案の第2の実施
例である摘みタブの縦断面図、第12図a,bは
本考案の第3の実施例である摘みタブのリベツト
部に固着された状態を示す縦断面図であつて、第
12図aは固着されたままの状態を示す図面、第
12図bは摘み部を上げる初期状態を示す図面、
第13図は本考案の第4の実施例である摘みタブ
の平面図、第14図は第13図のXI−XI線に
沿う縦断面図、第15図は本考案の第5の実施例
である摘みタブの平面図、第16図は第15図の
−線に沿う縦断面図、第17図は第15
図の摘みタブの下層となるべき部分の打抜き形状
を示す平面図、第18図は本考案の第6の実施例
である摘みタブの平面図、第19図は第18図の
XI−XI線に沿う縦断面図である。 1……開口容易な蓋、2……蓋本体、3a1……
第1の孔部、3b1……第2の孔部、4……スコア
部、5……リベツト部、13,13′,23,3
3,43,53……摘みタブ、13a……パネル
部、13a2……孔部周辺部、13b……摘み部、
16……カール部、17a2……折り返し部(カー
ル部下端部の)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋本体に形成されたリベツト部に係合する第1
    の孔部を有するパネル部と、第2の孔部を有する
    摘み部を備えた、該摘み部を引き上げて該リベツ
    ト部を持ち上げることにより、該摘み部側の該リ
    ベツト部近傍のスコア部の部分を最初に破断して
    開口を行なうタイプの開口容易な蓋に設けられた
    摘みタブにおいて、該パネル部に対向する第2の
    孔部の周縁部の部分に下向きに形成された断面C
    字状のカール部から該パネル部にわたる部分が、
    全体として2重層になつており、かつ第1の孔部
    の周辺部および該カール部の下端部が2重以上の
    層からなつていることを特徴とする摘みタブ。
JP5665883U 1983-04-18 1983-04-18 摘みタブ Granted JPS59162432U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5665883U JPS59162432U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 摘みタブ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5665883U JPS59162432U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 摘みタブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59162432U JPS59162432U (ja) 1984-10-31
JPS636025Y2 true JPS636025Y2 (ja) 1988-02-19

Family

ID=30186981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5665883U Granted JPS59162432U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 摘みタブ

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JPS59162432U (ja) 1984-10-31

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