JPS636023Y2 - - Google Patents

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JPS636023Y2
JPS636023Y2 JP1982134998U JP13499882U JPS636023Y2 JP S636023 Y2 JPS636023 Y2 JP S636023Y2 JP 1982134998 U JP1982134998 U JP 1982134998U JP 13499882 U JP13499882 U JP 13499882U JP S636023 Y2 JPS636023 Y2 JP S636023Y2
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JP
Japan
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line
center
opening
shape
mounting stud
Prior art date
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Application number
JP1982134998U
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English (en)
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JPS5938229U (ja
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Publication of JPS5938229U publication Critical patent/JPS5938229U/ja
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Publication of JPS636023Y2 publication Critical patent/JPS636023Y2/ja
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は果汁缶又はビール缶等の引上げ式開口
注出用容易開封缶の蓋における開口部を区画する
切込線に関する。
近年、果汁缶又はビール缶コーラ缶等の容器は
開封用器具を用いることなく、缶蓋に鋲でもつて
付設された引上げ片を引上げるのみで容易に開口
部分を蓋天板から破断し以て開封し得る容器が多
い。
ところで、引上げ片を引上げても容易に切込線
を破断し得ずして開封が困難な場合は、引上げ片
を強力に引上げる為開封し得た瞬時に内容液を噴
き出させたり、涌出させたりすることが多い故、
容易開封缶における開口性を向上せしめることが
要望されていた。
引上げ式容易開封缶の開口性を容易に向上せし
める法法としては、開口部を区画する切込線を深
くし切込残部を薄くする方法があるが、斯る方法
によつて切込残部を薄くする場合は、内容物がビ
ール、コーラ等の如くガス飲料の場合は不測の爆
発開口を生じることがあり、又、衝撃に弱く落下
強度が低下する等の欠点がある。
本考案は上述の欠点を有せず、開口部の外周を
区画する切込線の形状を改善するのみにて、開口
性を向上せしめるものであること下記の通り。
従来における引上げ式開口注出用容易開封缶の
蓋における開口部は、第1図に示すように蓋体の
天板に設けた扇形開口部12の一側端に近く取付
け鋲14でもつて引上げ片16を取付け、第2図
に示すように開口部12の外周を区画する切込線
のうち引上げ片16の下側となる頂部切込線21
部分(一点鎖線にて示す)を取付鋲14の中心0
よりも頂部切込線21の反対方向に中心02を位
置する円周に沿つた形状とした。
従つて、頂部切込線21の頂点Aは、切込線の
うち最も取付鋲14に近接した位置にある。それ
故、第1図に示す引上げ片16の指かけ部17を
引上げるとき、指かけ部17が力点となり、引上
げ片16の両足18,18′の先端が支点となつ
て、作用力は取付鋲14の内側端15に集中す
る。
即ち、引上げ力は先ず取付鋲14の内側端15
に集中し、次で切込線のうち、鋲に最も近接した
頂部切込線21の頂点Aに伝達される。そうする
と頂部切込線21に対する引上げ力は第3図の斜
線で示すように頂部切込線21の外側方域に分散
され、A点の左右側を含めた切込線にて破断的に
開口する。即ち引上げ片16に対する引上げ力
は、頂部切込線の頂点Aを含む左右側に分散した
形状にて頂部切込線内側部開口部分13を引上
げ、A点を含む頂部切込線内側部開口部分13を
破断し、引続き両外側切込線26,26′へと破
断を続ける。
上述の如き、開口部12の外側周を区画する従
来の切込線形状に対し、本考案に係る切込線形状
は、第4図に示す如し。
即ち、開口部12の両外側線26,26′を共
に上方に延長し、取付鋲14の中心01を通る軸
線27の両側へ、中心01から夫々ほぼ45゜の挾角
をなす角の点をB,Bとなし、両B点より両波高
を形成すると共に両B点間において中央点A′点
を両波間最低点とするような波形をもつて、引上
げ片16下側の頂部切込線21(一点鎖線にて示
す区間)を形成する。そして上述の如く頂部切込
線21のうち、開口部12の両外側線の延長部分
を夫々頂部両側切込線25,25とし、その上端
を夫々B点とする。そして両B点間の波形とする
部分を頂部中央切込線部分22となし、その中央
にして両波間最低点をA′点とし、頂部中央切込
線22を該頂部中央切込線22と軸線27との交
点A′から、該交点A′を通り軸線27と直交する
仮想線よりも、一旦上方に位置させることにより
A′点を取付鋲14への最近接点とする。
そうすると、A′点は両波間の最低点である故、
A′点と軸線27上の鋲周側即ち鋲上側縁15と
の距離d′1は頂部中央切込線22上にて鋲上側線
25,25の延長上端B,Bと鋲周側との距離
d′2はB点が鋲中心0から挾角をほぼ45゜とする線
上にある故、頂部中央切込線22において前記
d′1距離に比較して甚だしく長大である。
そこで、第4図に示すように頂部中央切込線2
1を具えた蓋体において、第1図に示す如き引上
げ片16の指かけ17を引上げると、引上げ片1
6の両足18,18′先端が支点となり、 引上げ力は先ず取付鋲16の上側縁15に集中
し、次いで頂部切込線内側開口部分13に伝達さ
れる。そうすると、引上げ力は、頂部中央切込線
22全体に及ぶが、頂部中央切込線22の両端で
あるB,B点と鋲上側縁15との距離d′2に比較
して、頂部中央切込線22の中央点A′と鋲上側
縁15′との距離d′1が非常に短小である故、引上
げ力は、第5図の切込線21の外側に斜線で示す
域の如く、軸線27方向に集中する。
従つて、本考案に係る切込線の形状を具えた開
口部12において、引上げ片の力は頂部中央切込
線の中央点A′に集中し、該点A′における破断が
容易である。
要するところ本考案は、引上げ片を有する開口
容易開封缶の開口部を区画する切込線の形状にお
いて、引上げ片の下側となる頂部切込線部分のう
ち、取付鋲中心から挾角をほぼ90゜とする部分を
両側にて上方へ凸形とすることによりリベツト中
心からの遠点とし、且つ、中央にて下方へ凹形の
波形とすることにより取付鋲の中心を通る軸線と
切込線との交点から、切込線を一旦前記軸線と直
交する仮想線よりも上方に位置する形状として形
成し、以て軸線と切込線との交点を取付鋲中心に
最近接点とした構造を特徴とする切込線形状を具
えた開口容易開封缶である。
従つて、初期開口が一層容易となり、従来形状
の切込線を具えた缶蓋を開封するときは2.2Kgを
要したのに対して、本考案の形状を具えた缶蓋の
開封には1.5Kgを要したから、約30%の開口性向
上を得たことが判明したのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は開口部及び引上げ片を示す図にして、
第2図は従来の頂部切込線形状を示す図、第3図
は第2図に示す頂部切込線における引上時応力分
布図、第4図は本考案に係る頂部切込線形状を示
す図にして、第5図は本考案に係る頂部切込線の
引上げ片引上げ時の応力分布を示す図である。 10……蓋、12……開口部、13……頂部切
込線内側部開口部分、14……取付鋲、15……
鋲上側縁、16……引上げ片、17……指かけ、
18……引上げ片の足、20……切込線、21…
…頂部切込線、22……頂部中央切込線、25,
25……頂部両側切込線、26……外側切込線、
27……開口部中央軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引上げ片を有する開口容易開封缶の開口部を区
    画する切込線の形状において、引上げ片の下側と
    なる頂部切込線部分のうち、取付鋲中心から挾角
    をほぼ90゜とする部分を両側にて上方へ凸形とす
    ることによりリベツト中心からの遠点とし、且
    つ、中央にて下方へ凹形の波形とすることにより
    取付鋲の中心を通る軸線と切込線との交点から、
    切込線を一旦前記軸線と直交する仮想線よりも上
    方に位置する形状として形成し、以て軸線と切込
    線との交点を取付鋲中心に最近接点とした構造を
    特徴とする切込線形状を具えた開口容易開封缶。
JP13499882U 1982-09-06 1982-09-06 開口容易開封缶 Granted JPS5938229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499882U JPS5938229U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 開口容易開封缶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499882U JPS5938229U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 開口容易開封缶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5938229U JPS5938229U (ja) 1984-03-10
JPS636023Y2 true JPS636023Y2 (ja) 1988-02-19

Family

ID=30303998

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13499882U Granted JPS5938229U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 開口容易開封缶

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349782U (ja) * 1989-09-22 1991-05-15

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601214A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Showa Denko Kk 変性塩素化ポリエチレンの製造方法

Patent Citations (1)

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JPS601214A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Showa Denko Kk 変性塩素化ポリエチレンの製造方法

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JPS5938229U (ja) 1984-03-10

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