JPS6360145A - 無水石こう抄造板の製造方法 - Google Patents

無水石こう抄造板の製造方法

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JPS6360145A
JPS6360145A JP61205358A JP20535886A JPS6360145A JP S6360145 A JPS6360145 A JP S6360145A JP 61205358 A JP61205358 A JP 61205358A JP 20535886 A JP20535886 A JP 20535886A JP S6360145 A JPS6360145 A JP S6360145A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は繊維補強した無水石こう抄造板(以下石こう板
と称す)及びその製造方法に関し、と(にn型無水石こ
う、短繊維及び石こう硬化促進剤を主成分としたスラリ
ーを抄造成形して、冷却養生を行うことによって得られ
る長さ変化率の小さな無水石こう抄造板及びその製造方
法に関するものである。
b、従来の技術 抄造方法によって製造される石こう板の原料として、従
来は例えば特公昭53−25339.特公昭57−49
004゜特公昭55−36628.特開昭60−422
67、特開昭60−171261等に開示されているよ
うに、半水石こうが用いられている。半水石こうの水和
速度は急激であり、凝結遅延剤を用いない場合には30
分前後で水和硬化がほぼ完全に終了する。一方抄造工程
において、原料の半水石こうの一部流出あるいは生板、
製品の裁断切シロ、不良品の回収などの時間経過によっ
て半水石こうが二水石こう化する。二水石こうは半水石
こうの急結剤としての作用があり、凝結遅延剤の添加に
よっても自己増殖的に増加する。また水の循環系統や回
収系統から順次、不確定の量の二水石こうが入り込むこ
とから、凝結遅延剤量の選定ならびに凝結時間の制御が
困難であった。これらの欠点に対しいくつかの改良がな
されているが、いずれも十分でなく、工程管理が困難で
あり、結果として品種に悪影客を与えることもあった。
また従来、無水石こうを工業的に抄造して、大量生産し
た例は、はとんど皆無であった。
C9発明が解決しようとする問題点 無水石こうは半水石こうとは逆に水和速度が遅く、硬化
促進剤を添加しても3〜4週間位を経過しないと、所定
の強度が得られず、硬化促進剤を多く添加することによ
っである程度の水和速度を早くすることができるが、逆
に長さ変化率が大きくなったり、白華現象が現れるなど
、新たな弊害を生じる。
また無水石こう硬化体の性状はバラツキが大きく一定の
品質のものが得られない。
そこで、本発明者らは石こう板およびその製造方法にお
ける以下の問題点について検討した。
+1)  半水石こうを原料とすることで抄造工程にお
ける製造の長時間の安定性ならびに定常性が得られ難か
った点を、■型態水石こうを用いて解決を図れないか。
(2)製品の性状において、日間2月間ならびに季節間
による変動が大きく、一定の品質が得られないがどうし
たらよいか。
(3)■型態水石こうは水和速度が遅く、長期間の養生
が必要であったが、早期に強度発現を生じさせ、工業製
品としての生産性の向上を図るにはどうしたらよいか。
(4)■型態水石こうの水和速度の改善のために、硬化
促進剤が用いられるが、逆に長さ変化率や白華等の品質
の低下を招くためには、硬化促進剤の添加量の低減が必
要ではないか。
(5)■型態水石こうは曲げ強度、剥離強度等が低いが
、全体的に品質の向上を図るにはどうしたらよいか。
d0問題点を解決するための手段 本発明者は各種の石こうを用いて、製造ならびに品質の
向上について鋭意研究を重ねた結果、■型態水石こうを
マトリックスとしてこれを短繊維で補強し、水和率30
%以上及び長さ変化率0.12%以下にした石こう板に
よってその目的を達することができ、製造に当って冷却
養生を主体とすることで、従来にない新しい石こう板が
得られるとの知見に基づいて、本発明を完成したもので
ある。
すなわち本発明は、■型態水石こう98〜60重量%、
短繊維2〜40重量%及び石こう硬化促進剤を主成分と
する、水和率30%以上および長さ変化率0.12%以
下の無水石こう抄造板を提供する。また上記配合割合の
■型態水石こう、短繊維及び石こう硬化促進剤を主成分
とするスラリーを抄造成形した後に、温度0〜22℃、
湿度50〜100%で冷却養生を行う無水石こう抄造板
の製造方法を提供するものである。
本発明の石こう板において、■型態水石こうと短繊維の
合計量100重量部に対して、無機質粉末を外削で1〜
100重量部を配合することができる。
本発明の石こう板は、■型態水石こう、短繊維。
硬化促進剤および必要に応じて無機質粉末が配合され、
水和率30%以上であり、長さ変化率0.12%以下の
ものである。
水和率は本来高い方が良いが、しかし冷却養生を行うこ
とで水和速度が早くなり、従来と同一水和率に対して大
幅に品質が向上した。このため水和率30%までの、実
用製品が得られるようになった。
長さ変化率は配合、製造および養生条件によって変化す
るが、無水石こうを原料とした石こう板としての石こう
の特性を生かし、0.12%以下とした。
石こう板の比重(かさ比重を表わす)は大略1.0から
1.8程度である。石こう板の比重9曲げ強度および剥
離強度は配合、抄造、成形圧力および養生条件によって
左右される。
本発明における製造工程は次の通りである。
原料に3〜15倍量の水を加えてパルパーで混練してス
ラリーとして、チェストにて混練物の均質化を行い、こ
のスラリーを丸網あるいは長網製造機によってシート状
に抄造成形する。このシートの端部を一部裁断して、加
圧成形を行った後に、所定の冷却養生を行って水和硬化
させる。硬化後にシートは必要に応じて乾燥を行い、規
準寸法に裁断して製品とする。
本発明における冷却養生は、温度0〜22℃、相対湿度
50〜100%のもとで行い、養生日数は1日から15
日間であり、かくして■型態水石こうの二水石こうへの
転移が促進される。
石こう板は、冷却養生を行うことで水和速度が増進し、
高品質であり、かつ製造時期による変動の無い一定の品
質のものが得られた。
冷却によって生シートの水分の凍結が生じると、水和は
阻害され硬化しない、したがって水分の凍結が生じない
ように0℃以上の温度を保持する必要がある。22℃以
上では水和の進行がきわめて遅く長期間の養生が必要と
なる。温度が30℃以上になると長期間養生しても水和
は進み難(、板材の強度はかなり低(なる。なお石こう
の水和は発熱反応を伴なうために積極的に熱を除去する
必要がある。
相対湿度は50〜100%以上であり、50%以下にな
ると、板材の板厚が4〜15w程度と薄いため、表面あ
るいはぎ周の端部において乾燥が進行し、未硬化なド今
イアウド状態が生じて、均質な材料が得られなくなる。
養生日数は冷却温度との関連で選定される。温度が低い
と短期間に、温度が上がると長時間を要する。
しかし養生日数1日以下では必要な性状が得られない。
また温度がある程度高く、長期間養生すれば水和は進行
するが、強度の向上の割合が少ない。冷却養生ならびに
工業的な生産の見地から養生期間は15日間以内とした
。冷却養生温度の範囲においては15日間以上養生して
も品質向上の割合が少ない(15日間以上養生あるいは
ストックしておいても良い)。
抄造は、網で形成された複数個の回転ドラムによって抄
き上げられ、メーキングロールにて所定厚に積層する丸
網抄造機、あるいは脱水機構を有するエンドレスベルト
上で抄き上げられる長網抄造機によって行われる。
抄造時の混練水の水温は15から38℃程度であり、好
ましくは20から35℃である。水温が15℃以下では
製造能率が低下する。また38℃以上になると製造能率
の向上の効果は少な(、後工程の養生の効果も悪くなる
。また水のpHは7以上である。
抄造後の生シートは加圧成形が行われる。この加圧成形
の圧力は、原料配合および製品強度の設計の面と、生シ
ートの含水率(生板含水率と称す)を7〜90%とする
範囲で選定される。成形圧力としては1〜400kg/
c11である。
加圧成形が行われない場合には板材の良好な表面平滑性
が得られず、また強度も低いものとなる。また圧力が4
00kg/cdを越えると、所定の生板含水率が確保さ
れず、これに伴なって生シート中に水和に必要な水なら
びに硬化促進剤が確保されない。このため■型態水石こ
うの水和は進行せずに性状が低下する。加圧はロールプ
レスあるいは面ブレスによって行なわれる。加圧手段と
しては、丸網式製造におけるシートの積層の際のメーキ
ングロールによる加圧をも含む。
本発明における原料の詳細は次の通りである。
■型態水石こうは天然の二水石こうあるいは燐酸。
チタン、排脱等からの副生ずる二水石こうの焼成物ある
いは弗酸製造時に副生ずる■型態水石こう等の汎用のも
のが用いられる。二水石こうを焼成する場合に、400
からi 、 ooo℃程度の温度で焼成した■型態水石
こうを用いる。焼成温度によって、例えば低温側では■
型態水石こうが、また高温側では■型態水石こうが一部
共存することがある。この場合にも本発明の石こう板の
原料として用いることができる。
■型態水石こうの粉末度はブレーン値で2.000から
9.000 ai/g程度である。これは抄造時の濾過
性および水和反応性の面から選択される範囲である。
■型態水石こう量は98〜60重量%である。この量は
短繊維2〜40重量%との関係で定められる。繊維量2
%以下では抄造時に金網を通して固形分の流出が多くな
り抄造が不可能となる。また繊維量40%を越えると、
もはや石こう板でなく繊維板となる。このため製品強度
ならびに層間の密着性が悪くなり、石こう板の用途には
使えないものとなる。
■型態水石こうと短繊維の合計量100重量部に対して
無機質粉末1〜100重量部配重量心配ともできる。短
繊維量は2〜40重量%である。短繊維として石綿ある
いは石綿と他繊維との組合せ、また石綿を使用しない場
合には、バルブあるいはバルブと他繊維との組合せが行
れる。短繊維としては、石綿、バルブ(セルロース)等
の天然繊維2ガラス繊維、炭素繊維、ガラスウール、ロ
ックウール、セラミックウール等の無機質繊維およびポ
リアミド、ポリプロピレン、ポリビニールアルコール(
ビニロン)、ポリエステル、ポリエチレン、アクリル等
の合成繊維等の汎用のものが用いられ、抄造性、生板含
水率および製品性状の面から任意に選択される。
石綿は製品性状および生板含水率の向上で用いられるが
、規制等の面から、5%以下とするのが好ましい。
非石綿系繊維を使用する場合にはパルプ量1重量%以上
で、好ましくは2〜10重世%である。非石綿系におい
てバルブ1重量%以下とすると、抄造時の原料の分散お
よび歩留が悪く、製造が極めて困難とする。また10重
量%を越えると抄造時にバルブの分散が悪く、材料の均
質性が得られ難く、また建築材料として不燃性能が得ら
れなくなる。
バルブは必要に応じて叩解を行う。その叩解度はカナデ
ィアン標準フリーネス(C3F)で800〜30rn 
lであり、その配合量、!li維の組合せによって異な
る。
非石綿系の場合に、抄造時の分散5歩留および製品の曲
げ強度、眉間剥離強度、生板含水率の点から500〜5
抛!程度が好ましい。叩解はパルパー、ディスクリファ
イナ−、コーン型リファイナー等の汎用の機械を用いて
行う。
■型態水石こうの硬化促進剤としては、H2SO4,K
zSO4゜NazSO,(NH*)zsO*、 Mg5
O*、 Zn5Ot+ Fe5Ot+ Cu5Ot+A
 l t (SOJ s等の硫酸塩および複塩、例えば
KA l (SOt) z12HzO,NaA l (
SOJz12ToO,NH4Al (SOt)z12H
zO等のミョウバン類、NaCl 、 CaC12z、
 MgCl 、等の塩化物、NaHSOe KHSOt
等の酸水素塩、NaNO3,NHJOs。
KN(h等の硝酸塩の汎用のものが、単独あるいは併用
して用いられる。硬化促進剤の量は板材中に保持される
量であり、■型態水石こうに対して0.1〜3.0%、
好ましくは0.2〜2.5%である。この量が0.1%
以下では4週間以上の冷却養生を行っても所定の水和率
に達せず、曲げ強度等の性状も極めて低く、実用に供す
る板材が得られない。3.0%を越えて添加しても品質
向上の効果の割合は少なく、逆に長さ変化率の増大を来
たし、遊離の硬化促進剤による白華現象が生じ、表面が
粉っぽく、美観を損ねることとなる。
上述の硬化促進剤の他に、Cab、 Ca(OH)z、
Mg (OH) t。
セメント、塩基性スラグの塩基類あるいはシリカゲル等
も硬化促進の効果があり、場合によっては併用される。
この場合には10重量%程度まで添加される。
無機質粉末として、その使用機能から3種類に分けられ
る。
第1は粉末度が7.000 cIIl/g程度以上の微
細粉末で、例えばヘントナイト、活性白土、セビオライ
ト、アタパルジャイト、その他の粘土鉱物、シリコンダ
スト、珪藻土等が挙げられる。この微細粉末は抄造時の
補助材として、原料の分散性の向上、濾過時間の調整を
行うことで、原料の均質性を得るために用いる。また板
材の眉間剥離強度ならびに生板含水率の向上のために用
いる。その量は1〜20重量%、好ましくは3〜10重
量%程度である。20重重量を越えると排水中への逃げ
が多くなり運転が困難となると共に曲げ強度、長さ変化
率等の性状の低下を来たす。
この材料は特に非石綿系配合の際に有効であるが、石綿
系の場合にも用いられる。
第2の無機質粉末として、製品の三水石こう化した裁断
物の粉砕品(スクラップと称す)があり、このスクラッ
プは原料の一部として再使用される。その量は1〜35
重量%程度である。二水石こうのスクラップは■型態水
石こうの凝結に何ら作用しないので、未焼成の状態で再
使用される。スクラップは粉砕された石こうと微細繊維
の混合物であり、原料固形物の歩留向上に効果がある。
第3の無機質粉末としては充填材あるいは軽量化材等で
あり、石灰石、消石灰、珪石、スラグ、フライア・ノシ
ュ、二水石こう、半水石こう、マイカ、ワラストナイト
等の粉末およびパーライト、バーミキュライト、シラス
バルン等がある。
これらの無機質粉末の合計量は■型態水石こうと短繊維
の計100重量部に対して、外削で1〜100重量部が
配合される。
高分子凝集剤が原料の歩留の向上の面で添加される場合
がある。特に非石綿系の場合に用いられるが、石綿系の
場合にも用いられる。高分子凝集剤としてはアニオン系
のポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミドあるいは
ノニオン系のポリアクリルアミド。
ポリエチレンオキサイド等の汎用品が単独あるいは併用
される。その添加量は1〜10ppm程度である。
e、 作用 ■型態水石こうを原料とすることで、製造時に半水石こ
うのような凝結反応が無く、長時間の連続生産が安定的
に行えるようになった。また工程中において、変動の要
因が無くなり、工程管理が極めて容易となった。
一方、■型態水石こうは水和速度が遅く、硬化までに長
期間を要し、また製造時の日間1月間および季節間の変
動が大きく、一定の品質が得られ難かった。
これは1つに抄造工程中において、硬化促進剤が循環す
る水と共に流出していたのを、原料、繊維配合および加
圧成形圧力等の改善を行うことで、生板含水率を高くし
、水和に必要な水と硬化促進剤を板材中に有効に確保し
た。
2つに板材を冷却養生することで、無水石こうの水和速
度が向上し、水和の促進効果が現われ、短期間に必要な
性状が得られ、生産性が向上した。養生期間が同一なら
ば従来に比して水和率は著しく向上した。また石こうの
水和速度が向上したことで、同−水和率において、冷却
養生を行った場合に、そうでない場合に比べて、曲げ強
度、剥離強度、長さ変化率の性状が著しく向上した。従
ってこのことによって、性能面から水和率30%まで実
用的な製品が得られるようになった。
冷却養生を行うことで水和が進み、石こうの硬化促進剤
が低減でき、また加圧成形圧力をより高くすることが可
能となった。硬化促進剤の低減は長さ変化率の低減およ
びより過酷な条件下での白華現象が生じない製品が得ら
れるようになった。石こう板として長さ変化率0.12
%以下とすることができ、より実用的となった。
加圧成形圧力を高くすることで、品質の向上、平面平滑
性の向上に一層の効果があった。また非石綿系における
眉間剥離強度の改善ができ、より高くすることができた
一定条件下で冷却養生することで、日間2月間および季
節間において品質への変動の要因が取り除かれ、工業製
品として年間を通じて一定の品質のものが得られた。
f、実施例 原料の合計量に対して、約3倍の重量の水を用いてパル
パーにて混練を行いスラリーとした。原料は水に対して
、硬化促進剤、各繊維、ベントナイト等の微細粉末、ス
クラップ、■型態水石こうおよびその他の無機質粉末の
順に投入して分散させた。このスラリーはチェストを通
し、さらに固形分温度約1710に稀釈し、丸網抄造機
によって抄造を行い、メーキングロールで所定の厚みに
積層してシートとした。
このシートをプレス機によって、所定の加圧成形を行い
、厚さ6111m程度とした。
加圧成形後の板材を約50枚積として所定の養生条件に
て養生を行い、その後に乾燥および切断を行った。
比較例についても同様な方法で製造した。
次に各実施例および比較例について配合、製造。
養生条件および性状試験結果を表−1に示す。
実施例1〜5および比較例1〜4 表−1に養生条件を変えた場合の条件および結果を示す
実施例6〜13 表−2に養生温度および養生日数を変えた場合の条件お
よび結果を示す。
実施例14〜18および比較例5〜7 表−3に石こう硬化促進剤の種類および添加量を変えた
場合の条件および結果を示す。
実施例19〜23および比較例8〜9 表−4に加圧成形圧力を変えた場合の条件および結果を
示す。
実施例24〜28 表−5に配合条件等を変えた場合の条件および結果を示
す。
実施例29〜31および比較例10 表−6に製造時の水温を変えた場合の条件およ結果を示
す。
使用原料 ■型態水石こう:排脱石こう 600℃焼成品ガラス繊
維  :日本電気硝子製チョツプドストランド61ガラ
スウール :日本グラスウール製ホワイトウールビニロ
ン繊維 :クラレ製 カーボン繊維 :呉羽化学製 カーボンウール:呉羽化学製 ロシクウール :日本セメント製ミネラルファイバー粒
状綿石    綿 :クリソタイル系5クラス硫酸カリ
ウム :試薬1級品 硫酸ナトリウム:  # ベントナイト :市 販 品 シリコンダスト:  〃 珪藻土 : 〃 石灰石粉: 〜 ス  ラ  グ  粉 :    〃 ■型無水石こうと短繊維の合計100重量部に対して無
機質粉末を外削で配合、硬化促進剤は石こうに対しての
重量を示す。
本発明で用いた試験方法は次のとおりである。
長さ変化率         〃 抄造能率  A>B>C g、 発明の効果 (1)  冷却養生を行うことで、■型態水石こうの水
和速度が向上し、同−水和率とした場合に、従来に比較
して高品質となった。このことにより石こう板の水和率
を30%まで実用性の範囲が拡げることができた。
(2)石こうの水和速度が向上したことから、硬化促進
剤の低減が可能となり、長さ変化率の低減および白華現
象の低減につながり、長さ変化率0.12%以下とする
ことができた。
(3)冷却養生を行うことで、■型態水石こうの水和速
度が向上し、水和の促進硬化が顕著となり、短期間に必
要な性状が得られ、生産性が向上した。
(4)冷却養生によって、製造時期によって■型態水石
こうの水和速度に起因すると考えられる性状の変動が除
去され、工業製品として、年間を通じて一定の品質のも
のが得られた。
(5)■型態水石こうを使用することで、抄造中に凝結
作用ならびに凝結の変動要因が無くなり、長時間の安定
操業ならびに工程管理が極めて容易になった。このこと
は製品の安定性にも好結果となった。
(6)■型態水石こうを使用した石こう板として、9曲
げ強度、剥離強度、長さ変化率に優れた品質で、また白
華現象も無く、鋸引き、釘打ち9曲げ加工性等の加工性
にも優れた不燃材料が得られた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)II型無水石こう98〜60重量%、短繊維2〜4
    0重量%及び石こう硬化促進剤を主成分とし、水和率3
    0%以上、長さ変化率0.12%以下であることを特徴
    とする無水石こう抄造板。
  2. (2)石こう硬化促進剤をII型無水石こうに対して0.
    1〜3.0重量%用いた特許請求の範囲第(1)項記載
    の無水石こう抄造板。
  3. (3)II型無水石こうと短繊維100重量部に無機質粉
    末1〜100重量部を配合する特許請求の範囲第(1)
    項記載の無水石こう抄造板。
  4. (4)II型無水石こう98〜60重量%、短繊維2〜4
    0重量%及び石こう硬化促進剤を主成分とするスラリー
    を抄造成形した後に、温度0〜22℃、湿度50〜10
    0%で冷却養生することを特徴とする水和率30%以上
    、長さ変化率0.12%以下の無水石こう抄造板の製造
    方法。
  5. (5)石こう硬化促進剤をII型無水石こうに対し0.1
    〜3.0重量%用いた特許請求の範囲第(4)項記載の
    無水石こう抄造板の製造方法。
  6. (6)II型無水石こうと短繊維100重量部に無機質粉
    末1〜100重量部を配合する特許請求の範囲第(4)
    項記載の無水石こう抄造板の製造方法。
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