JPS6359966A - 抗血液凝固性高分子材料およびその製法 - Google Patents

抗血液凝固性高分子材料およびその製法

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JPS6359966A
JPS6359966A JP61203620A JP20362086A JPS6359966A JP S6359966 A JPS6359966 A JP S6359966A JP 61203620 A JP61203620 A JP 61203620A JP 20362086 A JP20362086 A JP 20362086A JP S6359966 A JPS6359966 A JP S6359966A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗血液凝固性高分子材料およびその製法に関す
るものであシ、さらに詳しくは、本発明は機械的強度の
改善された高分子ポリイオンコンプレックスを主成分と
する抗血液凝固性高分子材料およびその製法に関する。
本発明の高分子材料は血液と接しても血液に凝固を起さ
せず、機械的強度が優れているので人工血管、人工臓器
、体列補助循環装置等の医用材料として有用である。
〔従来の技術〕
従来から人工血管、人工臓器などをけじめとして各種カ
テーテル、カニユーレ、チューブ類、血液保存容器、注
射器等多くの医療機器の分野で種々のプラスチック材料
が使用されているが、それらの材料が血液と接触した場
合、血液の凝固をひき起こす問題があった。この問題を
解決する手段として、抗凝固作用を有するヘパリンを高
分子材料にブレンドしたり結合させたりする方法が知ら
れている。しかしながら高分子材料の表面にヘパリンを
結合させることはその官能基の一部を材料との結合のた
めに消費してしまうため、へ7J?リンの抗凝固活性が
低下し、また生産加工性も乏しい。
ブレンドする場合はヘパリンが血液との接触面にないと
効果がなく、またその場合V−は血液中にヘパリンが溶
出するので長時間抗血液凝固作用を維持させることは困
難であった。このような問題点を解決するため、本発明
者等は先に多価カチオンセルロース誘導体と多価アニオ
ンセルロース誘導体とから形成さjたセルロースポリイ
オンコンプレックスを主成分とする抗血液凝固性高分子
材料を提案した(特開昭60−203265号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のセルロースポリイオンコンプレックスからなる高
分子材料は、抗血液凝固作用が優れており活性成分の溶
出の問題もなく、製造も容易であるという特長を有して
いる。しかしながら他方において機械的強度が弱(、水
分によって膨潤するのでこのもの自体で医療器機を作製
することはできず被覆用等に用途が限定されていた。そ
こで本発明は上記高分子材料の優れた抗血液凝固活性を
維持しつつ、その機械的強度や膨潤性の問題を解決せん
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するため下記の構成よシなる
即ち多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分子化
合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレックス
を主成分とする抗血液凝固性高分子材料であって、上記
多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少なく
とも一方が実質的に水不溶性であることを特徴とする抗
血液凝固性高分子材料である。
具体的な態様として多価カチオン高分子化合物が実質的
に水不溶性のポリヒドロキシ高分子化合物のアミン化物
または4級アンモニウム塩である抗血液凝固性高分子材
料である。
さらに、ポリヒドロキシ高分子化合物4級アンモニウム
塩カセルロース4Rアンモニウム塩である抗血液凝固性
高分子材料である。
さらに多価アニオン高分子化合物がカルボキシメチルセ
ルロースまたはセルロースサルファイトである抗崩液凝
固性高分子材料である。
更にまた、多価アニオン高分子化合物の溶液に実質的に
水不溶性の多価カチオン高分子化合物を浸漬して高分子
ポリイオンエンブレックスを製造することを特徴とする
抗崩液凝固性高分子材料の製法である。
さらにカルボキシメチルセルロース筐たはセルロースサ
ルファイドの水溶液に実質的に水工m 性o ポリヒド
ロキシ高分子化合物4級アンモニウム塩を浸漬して高分
子ポリイオンコンプレックスを製造することを特徴とす
る抗血液凝同性高分子材料の製法である。
本発明で使用する多価カチオン−もしくはアニオン高分
子化合物とは、分子内に多数の水酸基、アばノ基または
カルボキシル基を有する高分子化合物をそれ自体公知の
方法によってカチオンもしくはアニオン化したものを意
味する。
多価カチオン高分子化合物は例えば上記高分子化合物に
アミクイ1″、剤例えばジエチルアミンエチルクロライ
ド、アミノエチル硫酸などを反応させるか、第4級アン
モニウム基型のカチオン化剤、例えばグリシジルトリメ
チルアンモニウムハライト、クリシジルトリエチルアン
モニウムハライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ルトリメチルアンモニウムハライド、アリールトリメチ
ルアンモニウムハライドなどな反応させて得られる。グ
リシジルトリエチルアンモニウムクロライド、グリシジ
ルトリメチルアンモニウムクロライドなどエポキシ基を
有する4級アンモニウム塩を使用する場合はルイス酸、
第3アミン、水酸化ナトリウムなどの存在下で反応させ
るが操作性、毒性などの点から水酸化ナトリウムを使用
するのが好ましい。反応に使用する溶媒として高分子化
合物に難溶性を示し、エホキシ基を有する4級アンモニ
ウム塩を溶解し、実質的に非反応性のものが好ましく、
例えば水、低級アルコール、ジメチルホルムアミド等が
好適である。水酸化す) IJウムを使用する場合のそ
の濃度はI X 10−6〜1x1ON%好ましく汀I
 X 10−4〜lX1O−INであ夛、反応温度は2
00℃以下好箇しくけ室温から80℃である。
反応時間は反応温度によるが、通常5秒から50時間程
度である。
多価カチオン高分子化合物の例としては、水溶性のもの
として(β−ヒドロキシ−γ−トリメチルアンモニオプ
ロピル〕セルロースクロライド、(β−ヒドロキシ−γ
−トリメチルアンモニオフロビル)ヒドロキシエチルセ
ルロースクロライド、アミノエチルセルロース、ジエチ
ルアミノエチルセルロース等があげられ、水不溶性のも
のとして、 ポリアクリルアミド、ポリビニルアミンおよびフィブロ
イン;並びにキトサン、コラーゲン、ポリメタクリル酸
、ポリアクリル酸、ポリグルタミン酸、ハイドロキシエ
チルメタクレート、ポリエチレンビニルアルコール共重
合体、キチン、セルロース等ヲ4 級アンモニウム塩と
した訊導体 智があげられる。
多価アニオン高分子化合物の例としては、水溶性のもの
として、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ナト
リウムセルロースオキシプロピオネート、ナトリウムセ
ルロースサルフェート、セルロースフォスフェートなど
のセルロースエーテルまたはセルロースエーテルカアケ
られ、水不溶性のものとして ポリメタクリル酸及びその共重合体、ポリアクリル酸及
びその共1゛合体、ポリグルタミン酸等があげられ、 これらの多価アニオン高分子化合物はそれ自体公知の方
法に従って前駅の高分子化合物に7ニオン基を導入する
ことによって製造される。
本発明の高分子ポリイオンコンプレックスはそれ自体公
知の方法によって製造される。即ち、多価カチオン−お
よび多価アニオン高分子化合物の共通の溶媒、例えばト
リフルオロ酢酸、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどにそれぞれ溶解しておき、両溶液を混合す
ることによってポリイオンコンプレックスを生成させる
ことができる。あるいけ一方の高分子化合物を溶かし、
他方の高分子化合物を溶かさない溶剤例えば水を用いて
一方の高分子化合物溶液に他方の晶分子化合物を浸漬す
ることによってポリイオンコンプレックスを製造すると
とができる。
かくして得られたポリイオンコンプレックスは常法に従
ってフィルム、チューブその他の所望の形に成形される
次に実施例および試験例を示して本発明をさらに具体的
に説明する。
実施例 1 1)水酸化ナトリウムを用いてpI(13に調製した水
溶液に再生セルロースおよびグリシジルトリメチルアン
モニウムクロライドをそれぞれ等モルずつ加え、この混
合液を80℃に設定した振盪器を用いて5時間反応させ
る。
反応終了後、蒸留水で生成物を十分に洗浄してポリカチ
オン化セルロースを得る。
2)置換度が1.94または2.74の1 w/v係カ
ルボキシメチルセルロース(CMり水溶液および置換度
が1,25の1w/v%セルロースサルフエイト水溶液
を各々作製し、%N水酸化ナトリウム水溶液で〆(8に
調整し、上記1)で得られたポリカチオン化セルロース
を24時間浸漬する。浸漬後、生成物を蒸留水で十分洗
浄して目的とする水不溶性のセルロースポリイオンコン
プレックスを得る。
ヘパリンナトリウム(151工U/mg )を生理食塩
水に溶解し、溶液濃度a 2 % C′502工U/m
t)の溶液を作製する。この溶液に上記1)で作製した
ポリカチオン化セルロースを24時間浸漬し、ヘパリン
を結合させる。処理後生理食塩水で十分洗浄し、対照材
料とする。
試験例 1 上記の本発明旧料および対照材料のシート(IXlcg
L)について以下の方法で血小板拡張能試験を行なった
。健常人の静脈血4.5−を&8係クエン酸ナトリウム
075t111.’&収容したプラスチック注射器で採
血し、プシスナック試験管に移し、800rpmで5分
間遠心する。稈られた多崩小板崩漿(PRP )を希釈
液(6,8%クエン酸ナトリウム:生理食塩水=179
)で崩小板数を6万個/wx3に調整し、血小板浮遊液
をつくる。
試料シートに上記血小板浮遊液を滴下し、室温下で60
分間接触させる。接触後各試料を上記希釈液にて軽く洗
浄し、′L5%ゲルタールアルデヒドで固定し、エタノ
ールで乾燥した。試料に固定化された血小板の付着蓋お
よび形態変化を走査型電子顕微硯で仙察した。結果を表
1に示す。
形態変化は以下の6種に分類した。
I型:正常形態である円盤形から球状化して3本の偽足
を形成したもの。
■型:4本以上の偽足な伸はし、偽足の長さの半分まで
胞体な拡けだもの。
■型:偽足の長さの半分以上に薄い胴体を拡げたものか
らはy光合に胞体を拡張したもの。
表  1 本発明材料A   64.5   35.5   0 
  107F B 77.5 225 0 120y 
O69,530,80127 対照材料  6α7  3B、9  0.6 545未
処理材料  4a8   47.7    &5 66
2本発本発明材料C:ポリカチオン化セルロース換度1
.94のcMO水溶液で処理したもの 本発明材料B:ポリカチオン化ナセルロース置換1i2
.74の皇水溶液で処理したもの 本発明材料C:ポリカチオン化セルロースを置換度1.
25のセルロースサルファイドで処理したもの表1から
本発明の詞書は、へ・ぞリン処理した対照旧科または未
処理材料に比較して廂小板の変形が少なく、またその付
着数も少ないことが明らかである。これらのこ乏は本発
明の材料(衝崩小板を活性化せず、血液凝固を惹起しに
くいことな示している。
実施例 2 精練済みポリエステル繊維(日腸工業株式会社製、国際
規格1−0号)を6%セルローストリアセテート/塩化
メチレン溶液に浸漬し、脱気し、室温下でコーティング
する。ポリエステル繊維を溶液から引き上げ、さらVこ
15%アンモニア水溶液中に浸漬してコートしたセルロ
ーストリアセテートな脱アセチル化する。水酸化ナトリ
ウムを用いて1罰16に調整した水溶液中に上記セルロ
ースコートポリエステル繊維およびグリシジルトリメチ
ルアンモニウムクロライドを等モル量加えさらに80’
CK設定した振盪器を用いて5時間反応させる。反応終
了後、蒸留水で十分洗浄してカチオン化セルロースコー
トsl!維を得るck置換度t94のカルボキシメチル
セルロース1 w/v%水溶液および置換度z5のセル
ロースサルファイ) 1 w/v%水溶液を各々作製し
、水酸化ナトリウムで≠8に調整し、これらの水溶液に
カチオン化セルロースコート繊維を24時間浸漬し、目
的とする水不溶性のポリイオンコンプレックス繊維を得
る。
試験例 2 実施例2で得られた本発明のポリイオンコンプレックス
繊維!維を末梢静脈内に挿入し、1日経過後、ヘパリン
化して脱崩し、静脈を切開し、生理食塩水で洗浄した後
表面状態を肉眼で観察して評価した。結果を表2に示す
−lツー 表  2 本発明材料 D     − E             − 本発明材料D:カチオン化セルロースコート繊維を置換
度194のallIOで処理したもの 本発明材料E:カチオン化セルロースコート繊維を置換
度25のセルロースサルファイドで処理したもの一:崩
栓形成なし +ニ一部血栓形成 升:全表面で血栓形成 表2からセルロースコートしたポリエステル繊維が血栓
を生じるのに対して、ポリイオンコンプレックスでコー
トされた本発明の材料は血栓を形成しないことが明らか
である。
〔発明の効果〕
本発明は多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分
子化合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレッ
クスを主成分とする抗血液凝固性高分子材料において、
上記多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少
なくとも一方が水不溶性である抗崩液凝固性高分子材料
からなり、人工m管、人工臓器、カテーテル、採血管、
崩液保存容器等崩液と接する医用機器の材料として有用
である。
本発明の高分子材料は抗血液凝固活性が優れている。
さらに、本発明の高分子材料は、多価カチオン−もしく
はアニオン高分子化合物の少なくとも一方が水不溶性で
あるため、そのポリイオンコンプレックスは水分によっ
て膨潤することがなく、機械的強度も優れている。従っ
て本発明の高分子材料自体で前述した各種の医用機器を
作製することができる。
手続補正書 昭和62年 2月27日 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第203620号 2、発明の名称 抗血液凝固性高分子材料およびその製法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目44番1号名称 チル
千株式会社 4代理人 5、補正命令の日令j  (自発) 7、 M止の同各 1)特許請求の範囲を別紙のとおりに補正する。
2)第6頁末行〜第7頁第1行、第7頁第8行−第17
頁第6行および第18頁第9行の「ザルファイト」を「
サルフエイト」と補正する。
3)第7頁第4行の「エンプレックス」ヲ「コンプレッ
クス」と補正する。
4)第9頁下から第2行の「氷」を「水」と補正する。
5)第10頁第1〜7行の「ポリアクリルアミド、・・
・・・・とした誘導体」を次のとおりに補正する。
「 低カチオン化並びに分子鎖の一部をカチオン化した
上記セルロース誘導体、およびフィブロイン、コラーゲ
ン、キチン、キトサン、ポリエチレンビニルアルコール
共重合体などのカチオン化した誘導体」 5)第11負第8行の1例えば」の次に「ギ酸、」を加
入する。
6)第12頁第9行の「および」を「を浸漬し、」と補
正する。
7)同頁第10〜11行の「それぞれ等モルずっ加え、
」を「セルロースの水酸基に対し等モル加え、」と補正
する。
8)第16頁第8行ないし下から第2行の「精練済み・
・・・・・繊維および」を次のとおりに補正する。
[精練済みポリエステル製手術糸(日腸工業株式会社製
、国際規格1−0号)の表面にセルローストリアセテー
トを塩化メチレン溶液がら溶媒蒸発法によりコーティン
グする。コーティングされたセルローストリアセテート
を15%アンモニア水溶液中での脱アセチル化処理によ
りセルロースに再生する。水酸化ナトリウムを用いてp
H13に調整した水溶液中に上記セルロースコートポリ
エステル製手術糸および」 9)第17頁第1〜2行の1−を等モル等加え・・・・
・・を用いて」を「をセルロースの水酸基と等モル量加
えさらに80℃、振盪下で」と補正する。
10)同頁下から第4行の「末梢静脈内」の前に「犬の
」を加入する。
11)第18頁下から第8行の「一部」を削除する。
12)同頁下から第7行の[→(−:全表面で血栓形成
」を削除する。
以上 2、特許請求の範囲 1)多価カヂオン高分子化合物と多価アニオン高分子化
合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレックス
を主成分とする抗血液凝固性高分子材料であって、上記
゛多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少な
くとも一方が実質的に水不溶性であることを特徴とする
抗血液凝固性高分子材料。
2)多価カチオン高分子化合物が実質的に水下B’tJ
=のポリヒドロキシ高分子化合物のアミン化物または4
級アンモニウム塩である特許請求の範囲第1項記載の抗
血液凝固性高分子材料。
5)ポリヒドロキシ高分子化合物4級アンモニウム塩が
セルロース4級アンモニウム塩である特許請求の範囲第
2項記載の抗血液凝固性高分子材料。
4)多価アニオン高分子化合物がカルボキシメチルセル
ロースまたはセルロースサルフェイトである特許請求の
範囲第1項記載の抗血液凝固性高分子材料。
5)多価アニオン高分子化合物の溶液に実質的に水不溶
性の多価カチオン高分子化合物を浸漬して高分子ポリイ
オンコンプレックスを製造することを特徴とする抗血液
凝固性高分子材料の製法。
6)カルボキシメチルセルロースまたはセルロースサル
フエイトの水溶液に実質的に水不溶性のN +)ヒドロ
キシ高分子化合物4級アンモニウム塩を浸漬して高分子
ポリイオンコンプレックスを製造することを特徴とする
特許請求の範囲第5項に記載の抗血液凝固性高分子材料
の製法。
手続補正書 昭和62年3月90 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第203620号 2、発明の名称 抗血液凝固性高分子材料およびその製法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目44番1号名称 テル
モ株式会社 4、代理人 7、補正の内容 明細書を別紙訂正明細書のとおり全文補正します(なお
これは明細書を昭和62年2月2′7[1付t:I提出
の手続補正書でなj7カ―補11−)事項に基き浄書し
たものであります)。
以  −L =T丁E明糸「I書 1、発明の名称   抗血液凝固性高分子材料およびそ
の製法 2、特許請求の範囲 〕)多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分子化
合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレックス
を主成分とする抗血液凝固性高分子材料であって、」1
記多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少な
くとも一方が実質的に水不溶性であることを特徴とする
抗血液凝固性高分子材料。
2)多価カチオン高分子化合物が実質的に水不溶性のポ
リヒドロキシ高分子化合物のアミノ化物または4級アン
モニウム塩である特許請求の範囲第1項記載の抗血液凝
固性高分子材料。
3)ポリヒドロキシ高分子化合物4級アンモニウム塩が
セルロース4級アンモニウム塩である特許請求の範囲第
2項記載の抗血液凝固性高分子材料。
4)多価アニオン高分子化合物がカルボキシメチルセル
ロースまたはセルロースザルフェイトである特許請求の
範囲第1項記載の抗血液凝固性高分子材料。
5)多価アニオン高分子化合物の溶液に実質的に水不溶
性の多価カチオン高分子化合物を浸漬して高分子ポリイ
オンコンプレックスを製造することを特徴とする抗血液
凝固性高分子材料の製法。
6)カルボキシメチルセルロースまたはセルロースザル
フェイトの水溶液に実質的に水不溶性のポリヒドロキシ
高分子化合物4級アンモニウム塩を浸漬して高分子ポリ
イオンコンプレックスを製造することを特徴とする特許
請求の範囲第5項に記載の抗血液凝固性高分子材料の製
法。
3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野] 本発明は抗血液凝固性高分子材料およびその製法に関す
るものであり、さらに詳しくは、本発明は機械的強度の
改善された高分子ポリイオンコンプレックスを主成分と
する抗血液凝固性高分子材料およびその製法に関する。
本発明の高分子材料は血液と接しても血液に凝固を起さ
せず、機械的強度が優れているので人工血管、人工臓器
、体外補助循環製置等の医用材料としてa用である。
[従来の技術] 従来から人工血管、人工臓器などをはじめとして各種カ
テーテル、カニユーレ、チューブ類、血液保存容器、注
射器等多くの医療機器の分野で種々のプラスチック材料
が使用されているが、それらの材料が血液と接触した場
合、血液の凝固をひき起こす問題があった。この問題を
解決する手段として、抗凝固作用を有するヘパリンを高
分子材料にブレンドしたり結合させたりする方法が知ら
れている。しかしながら高分子材料の表面にヘパリンを
結合させることはその官能基の一部を材料との結合のた
めに消費してしまうため、ヘパリンの抗凝固活性が低下
し、また生産加]二性も乏しい。
ブレンドする場合はヘパリンが血液との接触面にないと
効果がなく、またその場合には血液中にヘパリンが溶出
するので長時間抗血液凝固作用を維持させることは困難
であった。このような問題点を解決するため、本発明者
等は先に多価カチオンセルロース誘導体と多価アニオン
セルロース誘導体とから形成されたセルロースポリイオ
ンコンプレックスを主成分とする抗血液凝固性高分子材
料を提案した(特開昭[io −2032[45号公報
)。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のセルロースポリイオンコンプレックスからなる高
分子材料は、抗血液凝固作用が優れており活性成分の溶
出の問題もなく、製造も容易であるという特長を有して
いる。しかしながら他方において機械的強度が弱く、水
分によって膨潤するのでこのもの自体で医療器機を作製
することはできず被覆用等に用途が限定されていた。そ
こで本発明は−1−2高分子材料の優れた抗血液凝固活
性を維持しつつ、その機械的強度や膨潤性の問題を解決
せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は」1記の目的を達成するため下記の構成よりな
る。
即ち多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分子化
合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレックス
を主成分とする抗血液凝固性高分子材料であって、上記
多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少なく
とも一方が実質的に水不溶性であることを特徴とする抗
血液凝固性高分子オイ料である。
具体的な態様として多価カチオン高分子化合物が実質的
に水不溶性のポリヒドロキシ高分子化合物のアミノ化物
または4級アンモニウム塩である抗血液凝固性高分子材
料である。
さらに、ポリヒドロキシ高分子化合物4級アンモニウム
塩がセルロース4級アンモニウム塩である抗血液凝固性
高分子材料である。
さらに多価アニオン高分子化合物がカルボキシメチルセ
ルロースまたはセルロースザルフェイトである抗血液凝
固性高分子材料である。
更にまた、多価アニオン高分子化合物の溶液に実質的に
水不溶性の多価カチオン高分子化合物を浸漬して高分子
ポリイオンコンプレックスを製造することを特徴とする
抗血液凝固性高分子材料の製法である。
さらにカルボキシメチルセルロースまたはセルロースサ
ルフェイトの水溶液に実質的に水不溶性のポリヒドロキ
シ高分子化合物4級アンモニウム塩を浸漬して高分子ポ
リイオンコンプレックスを製造することを特徴とする抗
血液凝固性高分子材料の製法である。
本発明で使用する多価カチオン−もしくはアニオン高分
子化合物とは、分子内に多数の水酸基、アミノ基または
カルボキシル基を有する高分子化合物をそれ自体公知の
方法によってカチオンもしくはアニオン化したものを意
味する。多価カチオン高分子化合物は例えば上記高分子
化合物にアミノ化剤例えばジエチルアミノエチルクロラ
イド、アミノエチル硫酸などを反応させるか、第4級ア
ンモニウム塩型のカチオン化剤、例えばグリシジルトリ
メチルアンモニウムハライド、グリシジルトリエチルア
ンモニウムハライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムハライド、アリールトリメ
チルアンモニウムノーライドなどを反応させて得られる
。グリシジルトリエチルアンモニウムクロライド、グリ
シジルトリメチルアンモニウムクロライドなどエポキシ
基を有する4級アンモニウム塩を使用する場合はルイス
酸、第3アミン、水酸化すI−リウムなどの存在下で反
応させるが操作性、毒性などの点から水酸化ナトリウム
を使用するのが好ましい。反応に使用する溶媒として高
分子化合物に難溶性を示し、エポキシ基ををする4級ア
ンモニウム塩を溶解し、実質的に非反応性のものが好ま
しく、例えば水、低級アルコール、ジメチルホルムアミ
ド等が好適である。水酸化ナトリウムを使用する場合の
その濃度はlXl0’〜1.Xl0N、好ましくはlX
1O〜lX10’Nであり、反応温度は200℃以下好
ましくは室温から80℃である。反応時間は反応温度に
よるが、通常5秒から50時間程度である。
多価カチオン高分子化合物の例としては、水溶−7= 性のものとして(β−ヒドロキシ−γ−トリメチルアン
モニオプロピル)セルロースクロライド、(β−ヒドロ
キシ−γ−トリメチルアンモニオプロピル)ヒドロキシ
エチルセルロースクロライド、アミノエチルセルロース
、ジエチルアミノエチルセルロース等があげられ、水不
溶性のものとして、低カチオン化並びに分子鎖の一部を
カチオン化した上記セルロース誘導体、およびフィブロ
イン、コラーゲン、キチン、キトサン、ポリエチレンビ
ニルアルコール共重合体などのカチオン化した誘導体 等があげられる。
多価アニオン高分子化合物の例としては、水溶性のもの
として、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ナト
リウムセルロースオキシプロピオネート、ナトリウムセ
ルロースサルフェイト、セルロースフォスフェートなど
のセルロースエーテルまたはセルロースエステルがあげ
られ、水不溶性のものとして、 ポリメタクリル酸及びその共重合体、ポリアクリル酸及
びその共重合体、ポリグルタミン酸等があげられ、 これらの多価アニオン高分子化合物はそれ自体公知の方
法に従って前記の高分子化合物にアニオン基を導入する
ことによって製造される。
本発明の高分子ポリイオンコンプレックスはそれ自体公
知の方法によって製造される。即ち、多価カチオン−お
よび多価アニオン高分子化合物の共通の溶媒、例えばギ
酸、トリフルオロ酢酸、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシドなどにそれぞれ溶解しておき、再溶液を
混合することによってポリイオンコンプレックスを生成
させることができる。あるいは一方の高分子化合物を溶
かし、他方の高分子化合物を溶かさない溶剤例えば水を
用いて一方の高分子化合物溶液に他方の高分子化合物を
浸漬することによってポリイオンコンプレックスを製造
することができる。
かくして得られたポリイオンコンプレックスは常法に従
ってフィルム、チューブその他の所望の形に成形される
次に実施例および試験例を示し、て本発明をさらに具体
的に説明する。
実施例 1 本発明高分子材料の作製 1)水酸化ナトリウムを用いてpH13に調製した水溶
液に再生セルロースを浸漬し、グリシジルトリメチルア
ンモニウムクロライドをセルロースの水酸基に対し等モ
ル加え、この混合液を80℃に設定した振盪器を用いて
5時間反応させる。
反応終了後、蒸留水で生成物を十分に洗浄してポリカチ
オン化セルロースを得る。
2)置換度が1.94または2.74の1 w/v%カ
ルボキシメチルセルロース(CMC)水溶液および置換
度が1.25の1 w/v%セルロースサルフエイト水
溶液を各々作製し、’/  N水酸化ナトリウム水溶液
でpH8に調整し、上記])で得られたポリカチオン化
セルロースを24時間浸漬する。
浸漬後、生成物を蒸留水で十分洗浄して目的とする水不
溶性のセルロースポリイオンコンプレックスを得る。
スナ照材料の作製 ヘパリンナトリウム(1511U/mg)を生理食塩水
に溶解し、溶液濃度0.2%(30210/ml)の溶
液を作製する。この溶液に上記1)で作製したポリカチ
オン化セルロースを24時間浸漬し、ヘパリンを結合さ
せる。処理後生理食塩水で十分洗浄し、対照材料とする
試験例 1 −1−記の本発明材料および対照材料のシート(IXl
cm)について以下の方法で血小板拡張能試験を行なっ
た。健常人の静脈血4.5mlを3.8%クエン酸ナト
リウム0.5mlを収容したプラスチック注射器で採血
し、プラスチック試験管に移し、800rpmで5分間
遠心する。得られた多血小板血漿(PRP)を希釈液(
3,8%クエン酸ナトリウム:生理食塩水=1:9)で
血小板数を6万個/−に調整し、血小板浮遊液をつくる
。試料シートに上記血小板浮遊液を滴下し、室温下で3
0分間接触させる。接触後者試料を」−2希釈液にて軽
く洗浄し、2.5%ゲルタールアルデヒドで固定し2、
エタノ−ルで乾燥した。試料に固定化された血小板の付
着量および形態変化を走査型電子顕微鏡で観察した。
結果を表1に示す。
形態変化は以下の3種に分類した。
I型:正常形態である円盤形から球状化して3本の偽足
を形成したもの。
■型:4本以上の偽足を伸ばし、偽足の長さの半分まで
胞体を拡げたもの。
■型:偽足の長さの半分以上に薄い胴体を拡げたものか
らはゾ完全に胞体を拡張したもの。
(以下余白) 表    1 本発明材料A  B4.5 35.5 0  107〃
B 77.522.50120 〃C69,330,80127 対照材料60.738.90.6 545未処理祠料 
48.847.73.5 662本発本発明材料C:ポ
リカチオン化セルロース換度1゜94のCMC水溶液で
処理した もの 本発明材料B:ポリカチオン化セルロースを置換度2.
74のCMC水溶液で処理した もの 本発明材料C:ポリカチオン化セルロースを置換度1.
25のセルロースザルフェイト で処理したもの 表1から本発明の材料は、ヘパリン処理した対照材料ま
たは未処理材料に比較して血小板の変形が少なく、また
その付着数も少ないことが明らかである。これらのこと
は本発明の材料は血小板を活性化せず、血液凝固を惹起
しにくいことを示している。
実施例 2 精練済みポリエステル製手術糸(日腸工業株式会社製、
国際規格1−0号)の表面にセルローストリアセテート
を塩化メチレン溶液から溶媒蒸発法によりコーティング
する。コーティングされたセルローストリアセテートを
15%アンモニア水溶液中での脱アセチル化処理により
セルロースに再生する。水酸化ナトリウムを用いてpn
i3に調整した水溶液中に上記セルロースコートポリエ
ステル製手術糸およびグリシジルトリメチルアンモニウ
ムクロライドをセルロースの水酸基と等モル星加えさら
に80℃、振盪下で5時間反応させる。反応終了後、蒸
留水で十分洗浄してカチオン化セルロースコート繊維を
得る。置換度1.94のカルホキジメチルセルロース1
.w/v%水溶液および置換度2.5のセルロースサル
フェイト1.w/v%水溶液を各々作製し、水酸化ナト
リウムでpngに調整し、これらの水溶液にカチオン化
セルロースコート繊維を24時間浸漬し、目的とする水
不溶性のポリイオンコンプレックス繊維を得る。
試験例 2 実施例2で得られた本発明のポリイオンコンプレックス
繊維を犬の末梢静脈内に挿入【7.1日経過後、ヘパリ
ン化して脱血し、静脈を切開し、生理食塩水で洗浄した
後表面状態を肉眼で観察して評価した。結果を表2に示
す。
(以下余白) = 15− 表    2 試    料         評 価本発明材料D 
     − //   E      − ポリエステル繊維 本発明材料D:カチオン化セルロースコート繊維を置換
度1.94のCMCで処理した もの 本発明材料Eニカチオン化セルロースコート繊維を置換
度2.5のセルロースザル フエイトで処理したもの −二 血栓形成なし 十 :血栓形成 表2からセルロースコートシたポリエステル繊維が血栓
を生じるのに対して、ポリイオンコンプレックスでコー
トされた本発明の+イ料は血栓を形成しないことが明ら
かである。
「発明の効果コ 本発明は多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分
子化合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレッ
クスを主成分とする抗血液凝固性高分子材料において、
上記多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少
なくとも一方が水不溶性である抗血液凝固性高分子材料
からなり、人工血管、人工臓器、カテーテル、採血管、
血液保存容器等血液と接する医用機器の材料どして有用
である。
本発明の高分子材料は抗血液凝固活性が優れている。
さらに、本発明の高分子材料は、多価カチオン−もしく
はアニオン高分子化合物の少なくとも一方が水不溶性で
あるため、そのポリイオンコンプレックスは水分によっ
て膨潤することかなく、機械的強度も優れている。従っ
て本発明の高分子材料自体で前述した各種の医用機器を
作製することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多価カチオン高分子化合物と多価アニオン高分子化
    合物とから形成された高分子ポリイオンコンプレックス
    を主成分とする抗血液凝固性高分子材料であつて、上記
    多価カチオン−もしくはアニオン高分子化合物の少なく
    とも一方が実質的に水不溶性であることを特徴とする抗
    血液凝固性高分子材料。 2)多価カチオン高分子化合物が実質的に水不溶性のポ
    リヒドロキシ高分子化合物のアミノ化物または4級アン
    モニウム塩である特許請求の範囲第1項記載の抗血液凝
    固性高分子材料。 3)ポリヒドロキシ高分子化合物4級アンモニウム塩が
    セルロース4級アンモニウム塩である特許請求の範囲第
    2項記載の抗血液凝固性高分子材料。 4)多価アニオン高分子化合物がカルボキシメチルセル
    ロースまたはセルロースサルファイドである特許請求の
    範囲第1項記載の抗血液凝固性高分子材料。 5)多価アニオン高分子化合物の溶液に実質的に水不溶
    性の多価カチオン高分子化合物を浸漬して高分子ポリイ
    オンコンプレックスを製造することを特徴とする抗血液
    凝固性高分子材料の製法。 6)カルボキシメチルセルロースまたはセルロースサル
    ファイドの水溶液に実質的に水不溶性のポリヒドロキシ
    高分子化合物4級アンモニウム塩を浸漬して高分子ポリ
    イオンコンプレツクスを製造することを特徴とする特許
    請求の範囲第5項に記載の抗血液凝固性高分子材料の製
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6379667A (ja) * 1986-09-22 1988-04-09 妹尾 三郎 抗血栓性材料
JPH03501721A (ja) * 1989-03-28 1991-04-18 ペシネ・ルシエルシユ 高い比表面積を有する重金属炭化物の製造方法
WO2000006651A1 (fr) * 1998-07-27 2000-02-10 M & M Laboratory Co., Ltd. Complexe ionique, materiau de revetement et procede de revetement

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US6555225B1 (en) 1998-07-27 2003-04-29 M&M Laboratory Co., Ltd. Ion complex, coated product and coating method

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