JPS6359345B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 使用中壁に取り外し可能に固定されるように
構成された鍛練装置であつて、少なくとも一つの
リフト可能なウエイトと、リフト中ウエイトを案
内する直立案内手段と、使用者により係合せしめ
られ、ウエイトを上げ下げし得るようにウエイト
に連結されるリフテイング手段とを有するものに
おいて、 該装置を支持し且つ該装置を壁から外した際該
装置の移動を容易にするように、前記案内手段の
底部近傍において該装置に軸支された車輪手段
と、装置の下部が壁に隣接した傾斜位置から装置
の使用直立位置に前記車輪手段の周りで装置を上
方に枢動させて装置の前記下部を壁に固定し且つ
該装置を前記直立位置から下方に逆方向に枢動さ
せることによつて壁から該装置を取り外し得るよ
うに構成された下方固定手段とを有してなる鍛練
装置。

２ 前記下方固定手段が、壁から間隔を置いて位
置する上向きフランジを有しており壁に固定され
た壁ブラケツトと、装置が前記直立位置に回転さ
れる際前記上向きフランジの背後に受け入れられ
るように構成された垂下フランジを有しており前
記案内手段の底部近傍に固定された基台ブラケツ
トとを有する請求の範囲第１項に記載の鍛練装
置。

３ 前記壁ブラケツトがＪ字型である請求の範囲
第２項に記載の鍛練装置。

４ 前記下方固定手段で装置の下部を固定した後
該装置の上部を壁に固定するための上方固定手段
が設けられている請求の範囲第１項に記載の鍛練
装置。

５ 前記案内手段が二本の間隔を置いた平行なガ
イドバーからなり、前記車輪手段が、該ガイドバ
ーに担持された横軸と、該軸に支持されており前
記ガイドバーに側面が接する二つの車輪とからな
る請求の範囲第１項に記載の鍛練装置。

６ 前記ウエイトをその最下安置位置で支持する
ように、前記車輪手段の上方に前記案内手段に支
持されたウエイト台が設けられている請求の範囲
第１項又は第２項に記載の鍛練装置。

７ 前記ウエイト台の下方に前記案内手段に支持
された下方シーブが設けられており、前記リフト
手段が、装置の前方から低引張り力を加えて前記
ウエイトを持ち上げ得るように前記下方シーブの
周りに掛けられたケーブルを有する請求の範囲第
６項に記載の鍛練装置。

発明の背景 １ 発明の分野 本発明は身体の種々の部分を発達させ且つコン
デイシヨンづくりをなす鍛練装置に関し、特にポ
ータブルで、コンパクトなウエイトリフテイング
鍛練装置に関する。

２ 先行技術の説明 体力と耐久力を形成し且つ維持するための規則
正しい鍛練の重要さは強調しすぎる事はない。
我々が近代的設備を享有し、座つてなす仕事が増
えて行く事は我我に安楽な生活様式を与えると共
に身体の健康を犠牲にする。ランニングのような
高活動的な鍛練により心臓血管系の耐久力が発達
する。筋肉の強さと耐久力はウエイト鍛練を通じ
て最も発達する。

ウエイト鍛練のための最も簡単で且つ最も安い
装置は重さを変えられるバーベルである。然しな
がら、バーベルの使用のみでは身体の全ての領域
を発達させる事はできない。それ故、包括的コン
デイシヨンづくりのために別の装置を使用しなけ
ればならない。この目的のために開発された装置
は一般に使用者に力の抵抗を与え、それに対し筋
力を付与しなければならないようになつている。
抵抗は一般にウエイトとプーリ構造により、或い
は伸縮部材により与えられる。これらの装置は身
体のほぼ全領域を発達させるため多くの方向から
使用者に身体に力が与えられるのを可能にする。

然しながら、これらのウエートトレーニング装
置で使用者に身体全体に必要な種々の鍛練の殆ど
全てを与えるものは少ない。それをなすものは概
して大きく、複雑で高価な機械であり、相当な量
のスペースを占め、従つて家庭で使用するのには
適さない、これらは通常ヘルスクラブ及び他の運
動施設にしか見られない。家庭用に特に構成され
た装置は若干小さくとも通常部屋又は鍛練用に特
別に設定された場所に恒久的にすえつけなければ
ならない。多くの家庭はこの目的のために十分な
スペースを持たない。この事から、容易に使用の
ためにすえつけられ、収納用に取脱する事のでき
るコンパクトで応用自在の鍛練装置の必要が存在
する。

発明の概要 本発明は前記した点に鑑み成されたものであ
り、その目的とするところは、移動及び壁に対す
る着脱のための位置的な微調整が容易かつ確実に
行われ得る鍛練装置を提供することにある。

本発明によれば、この目的は、使用中壁に取り
外し可能に固定されるように構成された鍛練装置
であつて、少なくとも一つのリフト可能なウエイ
トと、リフト中ウエイトを案内する直立案内手段
と、使用者により係合せしめられ、ウエイトを上
げ下げし得るようにウエイトに連結されるリフテ
イング手段とを有するものにおいて、該装置を支
持し且つ該装置を壁から外した際該装置の移動を
容易にするように、前記案内手段の底部近傍にお
いて該装置に軸支された車輪手段と、装置の下部
が壁に隣接した傾斜位置から装置の使用直立位置
に前記車輪手段の周りで装置を上方に枢動させて
装置の前記下部を壁に固定し且つ該装置を前記直
立位置から下方に逆方向に枢動させることによつ
て壁から該装置を取り外し得るように構成された
下方固定手段とを有してなる鍛練装置によつて達
成される。

本発明の鍛練装置では、該装置を支持し且つ該
装置を壁から外した際該装置の移動を容易にする
ように、前記案内手段の底部近傍において該装置
に軸支された車輪手段が設けられているゆえに、
該車輪手段によつて装置が所定位置まで容易に運
ばれることは勿論のこと、装置の下部が壁に隣接
した傾斜位置から装置の使用直立位置に前記車輪
手段の周りで装置を上方に枢動させて装置の前記
下部を壁に固定し且つ該装置を前記直立位置から
下方に逆方向に枢動させることによつて壁から該
装置を取り外し得るように構成された下方固定手
段が設けられているゆえに、車輪手段が更に装置
の所定位置への枢動固定及び該固定の解除のため
の逆方向への枢動の際の支点になり得る。ここ
で、支点が前記車輪手段であるために装置の支点
位置の微調整が容易且つ確実に行われ得る。従つ
て、装置全体の重量が比較的大きくても、壁に対
して装置の位置的微調整を容易かつ確実に行い得
装置の壁への固定を容易且つ確実に行い得る。

ところで、一実施例の目的は全体的範囲のウエ
イトトレーニング鍛練を行なう簡単でコンパクト
な且つ安価な装置を提供する事により上記の先行
技術の欠点を回避する事である。

一実施例の他の目的はその壁支持位置から容易
に取り脱し可能であり、且つ楽に収納場所に運搬
しうるような装置を提供する事である。

一実施例の他の目的は扱いやすい大きさの一つ
又はそれ以上のパツケージにして運搬され、使用
者が組立てる事ができるような装置を提供する事
である。

一実施例の他の目的は最小の量の空間で全体的
範囲の鍛練を行うのに使用できるような装置を提
供する事である。

一実施例のこれらの及び他の目的は使用中壁に
取脱し可能に固定するようになつている鍛練装置
であつて、少くとも一つのリフト可能のウエイト
と、リフテイング中ウエイトを案内する直立案内
手段と、使用者により作動され、ウエイトに作動
連結して、ウエイトを上げ下げするリフテイング
手段と、案内手段の下部に隣接して装置に軸支
し、装置を支持し且つ壁から脱した時、その運搬
を容易にする車輪手段を有する鍛練装置を提供す
る事により達成される。

壁との迅速な取付けと取脱しは装置の下方部分
に取付けられた下方固定手段により、装置の下方
部分を壁に対し、装置を車輪手段のまわりで使用
直立位置に上方に枢動する事により固定し且つ装
置をその直立位置から下方に枢動させて壁から装
置を取脱し可能にする事で与えられる。

ウエイトはその下部の上の案内手段により支持
された台によつてその最下休止（安置）位置に支
持される。台の下の空間は車輪手段とケーブルを
案内して低引張り訓練をなす下方シーブと下方固
定手段を収容している。上方シーブがケーブルを
通して強引張り訓練をなすのに備えられる。案内
装置は好ましくは二つの部分で形成され、組立の
間互いに連結される。

【図面の簡単な説明】

本発明の新規な特徴は特に添付の請求の範囲に
示されているが、本発明は添付の図面に示されて
いるような発明の次の詳細な説明からより十分に
且つ明確に理解されるであろう。

第１図は本発明による鍛練装置の斜視図であ
る。第２図はその背面図である。第３図は案内手
段の上部とその壁ブラケツトの分解図である。第
４図は第２図の４−４線に沿つて切断した装置の
断面図である。第５図は第２図の５−５線に沿つ
て切断した装置の断面図である。第６図は装置の
持ち上げキヤリツジの分解図である。第７図は第
２図の７−７線に沿つて切断した装置の一部断面
図である。第８図は装置の下方部分の一部を除去
した斜視図である。第９図は装置のキヤリツジ組
立体の一部の分解図で、ハンドルのキヤリツジと
の組合せを示している。第１０図はその収納位置
で示した装置の斜視図である。第１１図は装置の
変形したキヤリツジ組立体の部分斜視図である。
第１２図は第１１図の実施例による鍛練装置の部
分背面図である。

好ましい実施例の詳細な説明 第１図及び第２図を参照して、本発明の鍛練装
置は総体的に直立ガイドバーフレーム１００を含
み、キヤリツジとハンドルの組立体２００により
持ち上げられるウエイト３０２を案内し、その組
立体２００は又ガイドバーフレーム１００に沿つ
て案内される。ガイドバーフレーム１００は以下
詳細に説明するように、装置の上部及び下部で壁
Ｗ又は他の垂直支持面に固定される。

ガイドバーフレーム１００は上方案内バー部分
１０４と下方案内バー部分１０６で組立てられた
ほぼ正方形の断面をなす二つの平行ガイドバー１
０２を含む、ガイドバー１０２を組立てた装置の
高さのおよそ半分であるこれら短い部分で組立て
る事により装置を一つ又はそれ以上の扱いやすい
大きさのボール箱に収納し、輸送する事が可能に
なる。上方及び下方ガイドバー部分１０４及び１
０６はＵ型スペーサブラケツト１０８により互い
に結合し、ブラケツトは部分間の継目をまたがつ
て各部分にボルト１１０及びナツト１１２により
固定される、これらの継目はガイドバー部分１０
４及び１０６内に収容され、同時にボルト１１０
により位置にボルト留めされる管状挿入体（図示
せず）により補強される。

ガイドバー１０２の上端は上方ブラケツト１１
４（第３図）に固定される。ブラケツト１１４は
孔あき垂直前方フランジ１１６を有し、それに対
しガイドバー１０２がボルト１１８でボルト留め
される。ブラケツト１１４は又フランジ１１６か
ら後方に延長する平坦部分１２０と、装置の上部
を通して、それを壁Ｗに、壁に固定されたスタツ
ド１２６により固定するようにした孔１２４を有
する垂下フランジ１２２とワツシヤ１２８及びち
ようナツト１３０を有する。ガイドバー１０２の
下端はボルト１３６とナツト１３８により下方ブ
ラケツト１３４の前方フランジ１３２に固定され
ている（第７図及び第８図）。下方ブラケツト１
３４は中央平坦部分１４０と垂下後方フランジ１
４２を有する。後方フランジ１４２は壁Ｗに対
し、ねじ１４８その他により壁に固定されたＪ型
ブラケツト１４６の起立フランジ１４４との接合
によつて固定されるようになつている。

鍛練装置全体はガイドバー１０２の下方部分に
形成された孔１５４に収容された軸１５２上に軸
支された一対の車輪１５０により支持される。車
輪は装置を単に床上を転がす事により楽に装置を
運搬できるようにする。この事は装置を恒久的に
設置できない状況では特に有利である。それ故、
装置は押入れその他の収納位置からその使用場所
へころがして運ぶ事ができる。装置は装置の下端
をブラケツト１４６の前で壁に近く位置づけし、
装置を上方に回動させて、ブラケツト１３４の垂
下フランジ１４２がブラケツト１４６のフランジ
１４４の後へ下方に移動する事により素早やく且
つ容易に壁に固定される。

キヤリツジ組立体２００は前面２０４とガイド
バー１０２の側部に沿つて後方に延長する側方部
材２０６を有するチヤンネル型フレーム２０２を
含む。ローラ２０８の上方及び下方対（第４、第
５及び第６図）が側方部材２０６により担持され
た軸２１０上に軸支されている。ローラ２０８は
ガイドバー１０２の前面及び後面に接合する直径
を縮少した中央部分２１２と、ガイドバー１０２
の外面に接合してキヤリツジの横移動を防ぐ拡大
端部２１４を有する。キヤリツジ２０２の上端は
側方部材２０６をまたがる硬化ブラケツト２１３
により強化され、ボルト２１５、リベツトその他
によりそれに固定される。

ハンドル２１６が種々の開始高さでキヤリツジ
２０２に調節可能に固定される。即ち、ハンドル
２１６の選択された高さは使用者の高さと、特定
の鍛練を行なう時のその最初の身体の位置により
決定される。例えば、ベンチプレスは起立位置で
行なうプレスよりも低い開始高さを必要とする。
ハンドル２１６は外向きグリツプ２２０を回動自
在に設けたほぼＵ型の部材２１８を含む。水平バ
ー又はストラツト２２２と２２４がＵ型部材２１
８の脚部を相互連結し、ハンドル組立体を補強し
ている。ストラツト２２４は位置にボルト留めさ
れているので、ベンチプレスを行なう時は脱して
除去し、スカツト鍛練をする時は再設置して肩で
操作し、レツグプレスを行なう時は足で操作する
事ができる。Ｕ型部材２１８の下部２２６は二つ
の突出孔あきタブ２２８（第９図）を備えてい
る。タブ２２８はキヤリツジ２０２の前面２０４
に形成されたスロツト２３０に収容される。スロ
ツト２３０の幾つかの異なる対がキヤリツジ２０
２に沿う異なる高さに備えられる。タブ２２８の
孔２３２はスロツト２３０の各対に隣接する側方
部材２０６に形成された孔２３４同様にかぎ型で
ある。タブ２２８がスロツト２３０に挿入された
時、孔２３２と２３４は整合して、キヤリツジ２
０２の一側から挿入されて、その全幅に延長し、
ハンドル２１６を位置に固定するかぎ型固定ピン
２３６を収容する。好ましくは孔２３４に形成さ
れたかぎ穴は12時と６時の位置にあるのに対し、
固定ピン２３６上のかぎ２３７はピンのハンドル
部分２３９から90度に位置している。この構造は
全体の操作を行なうのに固定ピン２３６の回動を
必要とするが、使用の間、ハンドル部分２３９が
下方に向く時、固定ピンが不慮に脱れるのを妨げ
る。

好ましくは、タブ２２８はＵ型部材２１８のな
す面に対して少し傾斜して設けられている。第１
図に示す如く、この事はハンドル組立体２１６が
水平面に対してわずかに下方へ傾斜して伸長する
ことを可能にし、或いは、ハンドルを反転させて
取り付けた場合わずかに上方に傾斜・伸長する事
を可能にする。この特徴により使用者は開始位置
をより大きく選択できる。

長方形開口３０４を有するウエイト支持台３０
２（第７図及び第８図）がボルト３０６及びナツ
ト３０８によりガイドバー１０２にボルト留めさ
れている。台３０２はガイドバー１０２を収容す
る長方形開口３１２を有する一かさねのウエイト
３１０を支持している。ウエイト３１０は又ウエ
イト支持ロツド３１６を収容するほぼ中央に位置
した円孔３１４を有している。ロツド３１６はそ
の上端の孔３１７（第６図参照）にピン又はボル
ト３２１を通すことにより持ち上げブラケツト３
１８の中央ボツクス型部分３１５に固定される。
ピン３２１がキヤリツジの前面２０４及びブラケ
ツト３１８の孔３１９を通して延長している。ブ
ラケツト３１８はボルト孔３２０その他により側
方部材２０６に固定される。ウエイトロツド３１
６は各ウエイト３１０内の横断底溝３２６と整合
する一連の垂直に間隔をおいた横孔３２４（第７
図）を備えている。ウエイト量の選択はピン又は
ロツド３２８を底溝３２６を通して位置し、選択
したウエイトの重ねをウエイトロツド３１６の対
応孔３２４を通して位置する事により達成され
る。それ故、キヤリツジ２０２が上昇するとウエ
イトロツド３１６、ピン３２８及びその上に支持
された全てのウエイトが上昇する。ウエイトロツ
ド３１６の下方運動は台３０２の孔３２９に圧
接、溶接その他で固定された凹状停止部材３２７
により制限される。

異なるハンドル開始高さを達成するのに使用さ
れうる他の構造が第１１図及び第１２図に示して
いる。この実施例に於て、ローラ２０８′を備え
た短いキヤリツジ２０２′はただ一対のハンドル
スロツト２３０′を有し、その中にハンドルタブ
２２８が収容され、孔２３４′を通して固定ピン
２３６が貫通している。入れ子式ウエイトロツド
３１６′が下方ロツド部分３１６′ｂ内に摺動する
上方ロツド部分３１６′ａを有する。下方ロツド
部分３１６′ｂは通常横ウエイトピン収容孔３２
４′を有する。上方ロツド部分３１６′ａは下方ロ
ツド部分３１６′ｂ内の孔３２４′と整合する同様
に間隔をおいた孔３２５′を有する。キヤリツジ
２０２′の最初の高さとその一位置ハンドルはキ
ヤリツジ２０２′の所望の位置に上昇する事によ
り、且つピン３２３′を整合孔３２４′と３２５′
を通して挿入し、入れ子式ロツド部分を互いに固
定する事により選択される。ピン３２３′と孔３
２４′，３２５′はかぎ型にして装置の使用の間ピ
ン３２３′が脱れるのを防ぐ。

種々のタイプのウエイトリフテイング鍛練が又
キヤリツジ２０２に作動連結されるケーブル及び
プーリ装置を使用して行なわれる。上方シーブ３
３０（第３図）が上方ブラケツト１１４平坦部分
１２０にボルト３３２、ワツシヤ３３４及びナツ
ト３３６により枢動自在に取付けられる。キヤリ
ツジシーブ３３８がＵ型ブラケツト３４０にボル
ト３４２及びナツト３４４にボルト留めされる。
ブラケツト３４０はキヤリツジ２０２の側方部材
２０６にブラケツト３４０及び側方部材２０６の
各整合かぎ穴３４８と３５０に嵌合するかぎ型固
定ピン３４６によつて固定される。第１ケーブル
３５２（第１図及び第２図）は一端３５４をブラ
ケツト１１４の平坦部分１２０にかぎ穴スロツト
３５６（第３図）内で固定し、それをプラグ３５
８で固定してケーブル３５２の離脱を防止する。
ケーブル３５２はキヤリツジシーブ３３８及び上
方シーブ３３０周囲を走行する。ケーブル３５２
の他端は敏速解放継手３６０を備えている。

適当なハンドル又はグリツプが継手３６０に固
定されて、「強引張り」ウエイトリフテイング鍛
練を行なう。ケーブル３５２をガイドバー１０２
の間に伸長させてもよい。鍛練装置の前方位置か
ら直接引張り力を及ぼし得るように、或いは、上
方シーブ３３０の枢動を利用して、ケーブル３５
２をいずれかのガイドバー１０２と壁Ｗとの間で
伸長させてもよく、そうすればウエイトリフテイ
ング鍛練を装置の一側の位置で行なう事ができ
る。

「低引張」鍛練は上方シーブ３３０を側方に回
転し、且つ継手３６０で第１ケーブル３５２に取
付けられ、下方ブラケツト１３４の平坦部分１４
０にボルト留めされた下方シーブ３６４周囲を走
行する第２ケーブル３６２を使用して行なわれ
る。ケーブル３６２はガイドバー１０２の間を前
方に延長し、適当なハンドル又はグリツプと連結
して、所望の鍛練を行なう。

ベンチＢ（第１図）が鍛練装置の前に位置して、
それと共に種々の鍛練を行なうのに使用される。
例えば、使用者は背中をベンチに横たえてハンド
ル２１６をくり返して上げ下げする事によりベン
チプレスを行なえる。或いは第２ケーブル３６２
をベンチシーブ３６８を介して従来のベンチ取付
けレツグリフト装置３６６に固定された他のケー
ブル３６４に連結し、レツグリフト及び他の同様
の鍛練をなす事ができる。好ましくは、ベンチＢ
の各端部の脚は折りたたみ可能で、ベンチをコン
パクトに収納できるようにする。一セツトの脚を
折ると、ベンチは傾斜ボードシツトアツプを行な
うのに使用できる。

使用しない時、第１ケーブル３５２は手動で巻
いて、ボルト１１８により上方ブラケツト１１４
に固定された伸縮性ストラツプ３７０の後に保持
する（第３図）。同様に、第２ケーブル３６２は
使用していない時、カバーＣの側方に固定された
伸縮性ストラツプ３７２の下に巻いた状態で収納
される。

鍛練装置を使用していないが、壁に固定された
ままの時、ハンドル２１６とベンチＢはハンドル
２１６をタブ孔２３２を通してガイドバー１０２
にピン留めし、ピン２３６を穴１６０を通して装
置上ほぼ平坦な形に収納できる。ベンチの脚は脚
を一端でハンドル２１６のバー２２４上に引掛け
て折るようにする。これによりその作動形態に容
易に且つ素早やく転換しうる小じんまりした且つ
コンパクトな鍛練装置となる。

穴１６０はキヤリツジ２０２を側方部材２０６
の穴２４０を通して上昇位置にピン留めするのに
用いる事もできる。キヤリツジをこの上昇位置に
して、ハンドル２１６のバー２２４は懸垂バーそ
の他に用いる事ができる。

本発明の鍛練装置はその目的をその単純性、万
能性、収納用に折りたたんだ時のコンパクト性、
及び運搬可能性のおかげで首尾よく達成する事が
理解されるであろう。それは身体のほぼ全体部分
を鍛練するのに多くの異なる使用が可能である。
少くとも150の異なる鍛練がこの鍛練装置を用い
て実行されると考えられる。

通常の技術的知識をもつ者ならば、添付の請求
の範囲によつてのみ定義されるべき本発明の範囲
と真の精神を逸脱する事なく多くの変更がなされ
る事は明らかである。