JPS6359021B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6359021B2 JPS6359021B2 JP57113389A JP11338982A JPS6359021B2 JP S6359021 B2 JPS6359021 B2 JP S6359021B2 JP 57113389 A JP57113389 A JP 57113389A JP 11338982 A JP11338982 A JP 11338982A JP S6359021 B2 JPS6359021 B2 JP S6359021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- resistant plate
- cylinder head
- cast
- combustion chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 12
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 6
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/26—Cylinder heads having cooling means
- F02F1/36—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/38—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling the cylinder heads being of overhead valve type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F2001/008—Stress problems, especially related to thermal stress
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/247—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated in parallel with the cylinder axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/06—Casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関用のシリンダヘツドの製造方
法に係り、特に弁間亀裂防止用の耐熱板を鋳込ん
で取付けるようにしたシリンダヘツドの製造方法
に関する。
法に係り、特に弁間亀裂防止用の耐熱板を鋳込ん
で取付けるようにしたシリンダヘツドの製造方法
に関する。
シリンダヘツドはシリンダの一端を閉塞するよ
うにシリンダブロツクに取付けられ、これによつ
てピストンとともに密閉空間から成る燃焼室を形
成するようにしている。そしてシリンダヘツドに
はその燃焼室に臨む表面に吸気ポートと排気ポー
トとがそれぞれ開口しており、これらの開口には
吸気弁と排気弁とが取付けられるようになつてい
る。これら一対の弁が取付けられる吸気ポートと
排気ポートの間の部分、すなわち弁間部分におい
ては燃焼爆発に伴つて大きな熱負荷を受けるため
に、この部分が上記熱負荷によつて亀裂を生じ易
いという問題がある。
うにシリンダブロツクに取付けられ、これによつ
てピストンとともに密閉空間から成る燃焼室を形
成するようにしている。そしてシリンダヘツドに
はその燃焼室に臨む表面に吸気ポートと排気ポー
トとがそれぞれ開口しており、これらの開口には
吸気弁と排気弁とが取付けられるようになつてい
る。これら一対の弁が取付けられる吸気ポートと
排気ポートの間の部分、すなわち弁間部分におい
ては燃焼爆発に伴つて大きな熱負荷を受けるため
に、この部分が上記熱負荷によつて亀裂を生じ易
いという問題がある。
このような弁間亀裂を防止するために、シリン
ダヘツドの全体を耐熱性を有する金属から形成す
ることも考えられるが、このような対策によれば
シリンダヘツドのコストが著しく高くなる。そこ
で例えば実公昭47−22006号公報には、弁間に耐
熱板を一体的に鋳込んだシリンダヘツドが開示さ
れている。この耐熱板は上記一対の弁間において
燃焼室に臨む表面に露出しないようにシリンダヘ
ツドを形成する母材に埋込むようにして取付けら
れている。従つてこのような構成によれば、耐熱
板が燃焼室に臨む表面に露出されていないため
に、耐熱効果が十分に発揮されず、また耐熱板が
母材に埋込まれているために鋳造の際における耐
熱板の位置決めおよび保持が非常に難しいという
欠点を有している。
ダヘツドの全体を耐熱性を有する金属から形成す
ることも考えられるが、このような対策によれば
シリンダヘツドのコストが著しく高くなる。そこ
で例えば実公昭47−22006号公報には、弁間に耐
熱板を一体的に鋳込んだシリンダヘツドが開示さ
れている。この耐熱板は上記一対の弁間において
燃焼室に臨む表面に露出しないようにシリンダヘ
ツドを形成する母材に埋込むようにして取付けら
れている。従つてこのような構成によれば、耐熱
板が燃焼室に臨む表面に露出されていないため
に、耐熱効果が十分に発揮されず、また耐熱板が
母材に埋込まれているために鋳造の際における耐
熱板の位置決めおよび保持が非常に難しいという
欠点を有している。
そこで例えばシリンダヘツドを形成する砂型の
受け側の上面に平坦な耐熱板を載置し、そしてこ
の耐熱板を鋳込むようにシリンダヘツドを鋳造す
ることにより、耐熱板をシリンダヘツドの燃焼室
に臨む表面に露出させることが可能になる。とこ
ろがこのような方法によれば砂型の受けの上面と
耐熱板のエツジとの境界部において局部的に温度
が下がり、このために溶融金属の流動が良好でな
くなり、この結果耐熱板とシリンダヘツドとの結
合が確実に行なわれなくなるという欠点を生ず
る。
受け側の上面に平坦な耐熱板を載置し、そしてこ
の耐熱板を鋳込むようにシリンダヘツドを鋳造す
ることにより、耐熱板をシリンダヘツドの燃焼室
に臨む表面に露出させることが可能になる。とこ
ろがこのような方法によれば砂型の受けの上面と
耐熱板のエツジとの境界部において局部的に温度
が下がり、このために溶融金属の流動が良好でな
くなり、この結果耐熱板とシリンダヘツドとの結
合が確実に行なわれなくなるという欠点を生ず
る。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、耐熱板とシリンダヘツドの母材との
結合が確実になされるとともに、耐熱板が燃焼室
に臨む表面に露出することにより、シリンダヘツ
ドの特に弁間部分に高い耐熱性を付与するように
したシリンダヘツドの製造方法を提供することを
目的とするものである。
のであつて、耐熱板とシリンダヘツドの母材との
結合が確実になされるとともに、耐熱板が燃焼室
に臨む表面に露出することにより、シリンダヘツ
ドの特に弁間部分に高い耐熱性を付与するように
したシリンダヘツドの製造方法を提供することを
目的とするものである。
以下本発明を図示の一実施例につき説明する。
第１図はこの実施例のシリンダヘツドに組込まれ
る耐熱板１を示しており、この耐熱板１は鋳鉄か
ら成るシリンダヘツドに鋳込む場合における親和
性が高く、しかも耐熱性に優れた材料、例えば
SS41等の圧延鋼から構成されている。そしてこ
の耐熱板１の両側面は、吸気ポートおよび排気ポ
ートの開口縁部に整合するように円弧状に切欠か
れるとともに、その下端には必要に応じて段部２
が形成されている。またこの耐熱板１には燃料噴
射ノズルの先端が挿入される小孔が３が形成され
ている。またこの耐熱板１の下面の両端には、一
対の脚部４が形成されている。なお脚部４は必ず
しも耐熱板１と一体である必要はなく、別部材を
耐熱板１に結合して形成してもよい。
第１図はこの実施例のシリンダヘツドに組込まれ
る耐熱板１を示しており、この耐熱板１は鋳鉄か
ら成るシリンダヘツドに鋳込む場合における親和
性が高く、しかも耐熱性に優れた材料、例えば
SS41等の圧延鋼から構成されている。そしてこ
の耐熱板１の両側面は、吸気ポートおよび排気ポ
ートの開口縁部に整合するように円弧状に切欠か
れるとともに、その下端には必要に応じて段部２
が形成されている。またこの耐熱板１には燃料噴
射ノズルの先端が挿入される小孔が３が形成され
ている。またこの耐熱板１の下面の両端には、一
対の脚部４が形成されている。なお脚部４は必ず
しも耐熱板１と一体である必要はなく、別部材を
耐熱板１に結合して形成してもよい。
このような耐熱板１はシリンダヘツドを鋳造す
る砂型の受け側５の載置面６上に第２図に示すよ
うに載置される。このときに載置面６には上記耐
熱板１の脚部４が当接するために、耐熱板１と載
置面６との間には空間７が形成されることにな
る。そしてこのような状態において溶融した鋳鉄
をこの砂型内に流し込むことにより、シリンダヘ
ツド８によつてこの耐熱板１が鋳込まれることに
なる。しかも上記耐熱板１の下側の空間７にも溶
融した鋳鉄が流れ込み、これによつて耐熱板１は
脚部４の下端面以外の部分においては完全に鋳鉄
によつて鋳包まれることになる。このようにして
耐熱板１を鋳込むようにして鋳造されたシリンダ
ヘツド８は、その下面、すなわち燃焼室に臨む表
面側が機械加工され、これによつて第２図におい
て鎖線９で示す位置まで除去されることになる。
この結果上記耐熱板１の脚部４および耐熱板１の
下面の一部が同時に除去加工されることになる。
る砂型の受け側５の載置面６上に第２図に示すよ
うに載置される。このときに載置面６には上記耐
熱板１の脚部４が当接するために、耐熱板１と載
置面６との間には空間７が形成されることにな
る。そしてこのような状態において溶融した鋳鉄
をこの砂型内に流し込むことにより、シリンダヘ
ツド８によつてこの耐熱板１が鋳込まれることに
なる。しかも上記耐熱板１の下側の空間７にも溶
融した鋳鉄が流れ込み、これによつて耐熱板１は
脚部４の下端面以外の部分においては完全に鋳鉄
によつて鋳包まれることになる。このようにして
耐熱板１を鋳込むようにして鋳造されたシリンダ
ヘツド８は、その下面、すなわち燃焼室に臨む表
面側が機械加工され、これによつて第２図におい
て鎖線９で示す位置まで除去されることになる。
この結果上記耐熱板１の脚部４および耐熱板１の
下面の一部が同時に除去加工されることになる。
第３図および第４図はこのようにして鋳造され
たシリンダヘツド８を示しており、このシリンダ
ヘツド８の上記耐熱板１の両側には、それぞれ吸
気ポート１０と排気ポート１１とが形成され、こ
れらの吸気ポート１０および排気ポート１１の開
口縁部にはバルブシート１２，１３がそれぞれ鋳
込まれている。なおバルブシート１２，１３は上
記耐熱板１の側面側に形成された段部２に係合さ
れている。また吸気ポート１０および排気ポート
１１にはそれぞれ吸気弁およぴ排気弁を支持する
貫通孔１４，１５が連通されている。なおこのシ
リンダヘツド８の下面を鎖線９の位置まで除去す
る際に、上記バルブシート１２，１３の下面も一
緒に除去加工されるようになつている。
たシリンダヘツド８を示しており、このシリンダ
ヘツド８の上記耐熱板１の両側には、それぞれ吸
気ポート１０と排気ポート１１とが形成され、こ
れらの吸気ポート１０および排気ポート１１の開
口縁部にはバルブシート１２，１３がそれぞれ鋳
込まれている。なおバルブシート１２，１３は上
記耐熱板１の側面側に形成された段部２に係合さ
れている。また吸気ポート１０および排気ポート
１１にはそれぞれ吸気弁およぴ排気弁を支持する
貫通孔１４，１５が連通されている。なおこのシ
リンダヘツド８の下面を鎖線９の位置まで除去す
る際に、上記バルブシート１２，１３の下面も一
緒に除去加工されるようになつている。
以上に述べたようにこの実施例のシリンダヘツ
ド８によれば、耐熱板１に脚部４を形成し、この
脚部４によつて砂型の受け側５の載置面６に第２
図に示すように浮かした状態で保持し、これによ
つてシリンダヘツド８にこの耐熱板１を鋳込むよ
うにしている。従つて耐熱板１を浮かして保持す
るための特別な位置決め保持手段を必要としな
い。またこの耐熱板１は脚部４によつて浮かして
砂型に取付けるようにしているために、第２図に
示す鎖線９が耐熱板１と交差する点１６の位置に
おいて、注湯時に溶融した鋳物の温度が局部的に
低下することなく十分に流れこみ、これによつて
耐熱板１とシリンダヘツド８との強固な結合力が
得られる。またこの実施例においては、シリンダ
ヘツド８に耐熱板１を鋳込んだ状態で、第２図に
おいて鎖線９の下側の部分を除去加工し、これに
よつて耐熱板１の下側の表面をも一緒に切削加工
するようにしているために、耐熱板１の設置位
置、大きさ等の寸法精度があまり要求されず、こ
のために製造コストも安くなるという利点をもた
らす。
ド８によれば、耐熱板１に脚部４を形成し、この
脚部４によつて砂型の受け側５の載置面６に第２
図に示すように浮かした状態で保持し、これによ
つてシリンダヘツド８にこの耐熱板１を鋳込むよ
うにしている。従つて耐熱板１を浮かして保持す
るための特別な位置決め保持手段を必要としな
い。またこの耐熱板１は脚部４によつて浮かして
砂型に取付けるようにしているために、第２図に
示す鎖線９が耐熱板１と交差する点１６の位置に
おいて、注湯時に溶融した鋳物の温度が局部的に
低下することなく十分に流れこみ、これによつて
耐熱板１とシリンダヘツド８との強固な結合力が
得られる。またこの実施例においては、シリンダ
ヘツド８に耐熱板１を鋳込んだ状態で、第２図に
おいて鎖線９の下側の部分を除去加工し、これに
よつて耐熱板１の下側の表面をも一緒に切削加工
するようにしているために、耐熱板１の設置位
置、大きさ等の寸法精度があまり要求されず、こ
のために製造コストも安くなるという利点をもた
らす。
そしてこのようにして得られたシリンダヘツド
８は、第３図および第４図に示すように吸気ポー
ト１０および排気ポート１１の開口の間の部分、
すなわち一対の弁間の部分において耐熱板１が配
置されているために、特に熱負荷の高い弁間部分
における亀裂を効果的に防止することが可能とな
る。さらにこの耐熱板１は、上記開口１０，１１
の周縁部を結ぶ鎖線１７のよりも、その先端が外
側に延出され、熱負荷の低くなる部分まで延びて
いるために、この耐熱板１とシリンダヘツド８と
の境界部においてこのシリンダヘツド８に熱亀裂
を生ずることがなくなる。さらにこのシリンダヘ
ツド８は、一対の弁間において耐熱板１がシリン
ダヘツド８の下面に直接露出しているために、耐
熱板１による耐熱効果が確実に得られることにな
る。
８は、第３図および第４図に示すように吸気ポー
ト１０および排気ポート１１の開口の間の部分、
すなわち一対の弁間の部分において耐熱板１が配
置されているために、特に熱負荷の高い弁間部分
における亀裂を効果的に防止することが可能とな
る。さらにこの耐熱板１は、上記開口１０，１１
の周縁部を結ぶ鎖線１７のよりも、その先端が外
側に延出され、熱負荷の低くなる部分まで延びて
いるために、この耐熱板１とシリンダヘツド８と
の境界部においてこのシリンダヘツド８に熱亀裂
を生ずることがなくなる。さらにこのシリンダヘ
ツド８は、一対の弁間において耐熱板１がシリン
ダヘツド８の下面に直接露出しているために、耐
熱板１による耐熱効果が確実に得られることにな
る。
以上に述べたように本発明によれば、シリンダ
ヘツドの弁間に鋳込まれる耐熱板に脚部を形成
し、この脚部によつて耐熱板の下側に空間を形成
した状態でシリンダヘツドを形成する溶融した金
属を型の中に注入するようにしているために、耐
熱板の保持および位置決めが確実になる。また脚
部によつて浮かした状態で耐熱板を鋳込み、この
後で脚部を除去加工するようにしているために、
シリンダヘツドを構成する溶融した金属が除去加
工後に耐熱板のエツジを構成する部分まで確実に
温度低下することなく流入し、これによつて両者
の結合状態が極めて良好なものとなる。また本発
明によれば、シリンダヘツドの燃焼室に臨む表面
と鋳込まれた耐熱板とを一緒に除去加工するよう
にしているために、耐熱板の寸法精度が低くても
よく、これによつてコストの低減を図ることが可
能となる。
ヘツドの弁間に鋳込まれる耐熱板に脚部を形成
し、この脚部によつて耐熱板の下側に空間を形成
した状態でシリンダヘツドを形成する溶融した金
属を型の中に注入するようにしているために、耐
熱板の保持および位置決めが確実になる。また脚
部によつて浮かした状態で耐熱板を鋳込み、この
後で脚部を除去加工するようにしているために、
シリンダヘツドを構成する溶融した金属が除去加
工後に耐熱板のエツジを構成する部分まで確実に
温度低下することなく流入し、これによつて両者
の結合状態が極めて良好なものとなる。また本発
明によれば、シリンダヘツドの燃焼室に臨む表面
と鋳込まれた耐熱板とを一緒に除去加工するよう
にしているために、耐熱板の寸法精度が低くても
よく、これによつてコストの低減を図ることが可
能となる。
第１図は本発明の一実施例の方法に係るシリン
ダヘツドに鋳込まれる耐熱板の斜視図、第２図は
この耐熱板をシリンダヘツドに鋳込む状態を示す
要部縦断面図、第３図はこのようにして得られた
シリンダヘツドの底面図、第４図は第３図におけ
る〜線断面図である。 なお図面に用いた符号において、１……耐熱
板、４……脚部、８……シリンダヘツドである。
ダヘツドに鋳込まれる耐熱板の斜視図、第２図は
この耐熱板をシリンダヘツドに鋳込む状態を示す
要部縦断面図、第３図はこのようにして得られた
シリンダヘツドの底面図、第４図は第３図におけ
る〜線断面図である。 なお図面に用いた符号において、１……耐熱
板、４……脚部、８……シリンダヘツドである。
Claims (1)
- １ 弁間亀裂防止用の耐熱板を鋳込んで取付ける
ようにしたシリンダヘツドの製造方法において、
前記耐熱板に脚部を形成し、この脚部によつて前
記耐熱板のシリンダヘツドの燃焼室側に空間を形
成し、この空間にシリンダヘツドを形成する溶融
した金属が流入するようになし、鋳造後に少なく
とも前記空間に入つた金属と前記脚部とを除去加
工し、これによつて前記耐熱板が燃焼室に臨む表
面に露出するようにしたことを特徴とするシリン
ダヘツドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11338982A JPS593144A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | シリンダヘツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11338982A JPS593144A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | シリンダヘツドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS593144A JPS593144A (ja) | 1984-01-09 |
| JPS6359021B2 true JPS6359021B2 (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=14611068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11338982A Granted JPS593144A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | シリンダヘツドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593144A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6365519U (ja) * | 1986-10-17 | 1988-04-30 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5165491U (ja) * | 1974-11-19 | 1976-05-24 |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP11338982A patent/JPS593144A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6365519U (ja) * | 1986-10-17 | 1988-04-30 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS593144A (ja) | 1984-01-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100404171C (zh) | 进气口用分隔板、进气口成形用型芯和气缸盖 | |
| EP0796687B9 (en) | A method for producing a piston for an internal combustion engine and a piston produced by the method | |
| US5197532A (en) | Cylinder head casting apparatus and method | |
| US4939984A (en) | Investment-cast piston crown cap with encapsulated non-metallic insulating core | |
| CN106141095B (zh) | 集成式复合气缸盖的铸造砂芯组 | |
| JPS63192936A (ja) | 水冷エンジンのシリンダブロツク | |
| US2963015A (en) | Engine | |
| JPS6359021B2 (ja) | ||
| JPS59131747A (ja) | 嵌込弁座を備えた水冷式の内燃機関並びにその製法 | |
| JPS62282747A (ja) | 内燃機関用シリンダヘツドの鋳造用消失性模型 | |
| JPH08270500A (ja) | 内燃エンジン | |
| US8672018B2 (en) | Cylinder head and method | |
| JPH0780032B2 (ja) | 内燃機関用シリンダヘツドの鋳造用消失性模型 | |
| EP0392988B1 (en) | Method of producing cylinder heads with flame plates for internal combustion engines | |
| JPH0780033B2 (ja) | 内燃機関用シリンダヘツドの鋳造用消失性模型 | |
| JP2004098147A (ja) | スリーブ付きシリンダブロックの製造方法 | |
| JPS6359022B2 (ja) | ||
| JP2550607B2 (ja) | シリンダヘッドの製造方法 | |
| JP7173166B2 (ja) | シリンダヘッド | |
| US3130461A (en) | Cooling passages in cast aluminum cylinder heads and blocks | |
| JPH07293323A (ja) | シリンダヘッドの冷却構造 | |
| JPS601219Y2 (ja) | 内燃機関の予燃焼室 | |
| JP2007061891A (ja) | 鋳鉄の鋳造方法及びその方法を使用した内燃機関用シリンダヘッドの製造方法 | |
| JPS5870039A (ja) | 内燃機関のピストン | |
| US2154717A (en) | Cylinder head |