JPS635878Y2 - - Google Patents

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JPS635878Y2
JPS635878Y2 JP9344884U JP9344884U JPS635878Y2 JP S635878 Y2 JPS635878 Y2 JP S635878Y2 JP 9344884 U JP9344884 U JP 9344884U JP 9344884 U JP9344884 U JP 9344884U JP S635878 Y2 JPS635878 Y2 JP S635878Y2
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JP
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layer
woven
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vapor deposited
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JP9344884U
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JPS618131U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱線反射性及び断熱性を備えた実用
的な複合断熱材に関する。
従来、衣料や寝具等の保温性を上げるために綿
や羽毛を中入綿として用いることが実施されてい
るが、近ごろでは、アルミニウムを蒸着した織布
も用いられる。
しかしながら、前記のアルミニウムを蒸着した
織布は熱線をよく反射できるが、アルミニウム金
属は極めて熱伝導性に優れている為、熱伝導に対
しては充分に断熱性を発揮しえないものであつ
た。
熱伝導に対しても優れた断熱性を付与する為
に、最近では実公昭58−652号で示された独立気
泡を有する軟質の発泡シートを併用した防寒用衣
料も提案されているが、発泡シートを貼合した
為、衣料として特性、すなわち嵩張つたり、ごわ
ついたりしたものしか得られなかつた。
本考案は、前記の問題を解決するために、熱伝
導性のよくない金属蒸着層と熱線反射性の優れた
金属蒸着層を従来の単一金属蒸着層にかえて採用
したものである。
即ち、本考案では、織編物または不織布1の片
面または両面に、直接にまたは樹脂層2を介して
熱伝導性のよくない金属蒸着層3たとえばチタン
蒸着層、および熱線反射性の優れた金属蒸着層4
たとえばアルミニウム蒸着層を積層したことによ
り、前記の問題を解決したものである。
本考案の複合断熱材によれば、熱線は熱線反射
性の優れた金属蒸着層たとえばアルミニウム蒸着
層により効果的に反射することができ、熱伝導に
よる熱の移動は熱伝導性のよくない金属蒸着層3
たとえばチタン蒸着層により効果的に遮断するこ
とができるので、本考案の目的である熱線反射性
及び断熱性を備えその上、公知技術(実公昭58−
652号)のように発泡シートを併用する必要がな
いから、嵩張つたり、ごわついたりすることがな
いので織編物や不織布の衣料としての特性を失な
わずに保温効果や防暑効果を高めることができ、
極めて衣料特性の優れた複合断熱材である。
その為、通常の衣料や寝具などの素材として好
適であるほか、帽子や天幕などの素材としても好
適である。またガラス繊維や石綿などの無機質繊
維製の織編物や不織布を用いたものにあつては、
消防士用などの防火服、ガラス産業などにおける
断熱服などの素材としても有効である。
以上の織編物または不織布に直接に金属蒸着し
た場合のほか、ポリエステル、ポリプロピレンな
どのフイルムの片面に、用すれば離型処理した面
上に熱線反射性の優れた金属蒸着層を形成し、つ
いで熱伝導性のよくない金属蒸着層を形成したも
のを、織編物または不織布に接着剤樹脂層を介し
て貼着したのち、前記フイルムのみを剥離して、
織編物または不織布の片面または両面に熱伝導性
のよくない金属蒸着層および熱線反射性の優れた
金属蒸着層を形成するようにしてもよい。
次に図面を用いて本考案の複合断熱材を説明す
る。
図はいずれも本考案の複合断熱材の部分拡大断
面図であり、第1図は織編物または不織布1の片
面に、直接に熱伝導性のよくない金属蒸着層3た
とえばチタン蒸着層、および熱線反射性の優れた
金属蒸着層4たとえばアルミニウム蒸着層を積層
した複合断熱材の構造を示す。第2図は織編物ま
たは不織布1の両面に、直接に熱伝導性のよくな
い金属蒸着層3たとえばチタン蒸着層、および熱
線反射性の優れた金属蒸着層4たとえばアルミニ
ウム蒸着層を積層した複合断熱材の構造を示す。
第3図は織編物または不織布の片面に、樹脂層2
を介して熱伝導性のよくない金属蒸着層3たとえ
ばチタン蒸着層、および熱線反射性の優れた金属
蒸着層4たとえばアルミニウム蒸着層を積層した
複合断熱材の構造を示す。第4図は織編物または
不織布1の片面に接着剤樹脂層2を介して熱伝導
性のよくない金属蒸着層3たとえばチタン蒸着
層、および熱線反射性の優れた金属蒸着層4たと
えばアルミニウム蒸着層を積層した複合断熱材を
製造する時に用いる、例えばポリエステル、ポリ
プロピレンなどのフイルム5の片面に、用すれば
離型処理した面上に熱線反射性の優れた金属蒸着
層4を形成し、ついで熱伝導性のよくない金属蒸
着層3を形成し、織編物または不織布の貼着を便
ならしめる為に更に接着剤樹脂層2を形成したも
のの構造を示す。
本考案に用いる織編物または不織布1として
は、例えば、タフタ、ニツト、レース、乾式、湿
式の不織布で、素材としては、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ナイロン、アクリル等種類は問わ
ない等を挙げることができる。
また、本考案に用いる熱伝導性のよくない金属
蒸着層3を構成する金属としては、例えばチタ
ン、ジルコニウム、鉛、ステンレス、インコネ
ル、ハステロイ等を挙げることができる。またそ
の層の厚さは通常20〜100mμ程度の範囲から適宜
選択される。厚さが20mμ以下の場合には金属層
自体の厚さが薄すぎて、本来の断熱効果が発揮で
きないという理由で好ましくない。一方厚さが
100mμ以上の場合には、蒸着層の内部応力が大き
くなり、クラツク等が発生するという理由で好ま
しくない。
また、本考案に用いる熱線反射性の優れた金属
蒸着層4を構成する金属としては、例えば金、
銀、アルミニウム、銅、ニツケル及びそれ等の合
金等を挙げるとができる。またその層の厚さは通
常10〜100mμ程度の範囲から適宜選択される。厚
さが10mμ以下の場合には熱線の反射率が落ちる
という理由で好ましくない。一方厚さが100mμ以
上の場合には特別の厚さ制限はないが、100mμ以
上では、反射率はそれ以上良くならないという理
由で好ましくない。
以上に詳述した通り、本考案の複合断熱材は極
めて簡単な構成でありながら、従来品にあつた問
題、即ち従来のアルミニウムを蒸着した織布が熱
線はよく反射できるが、熱伝導に対しては充分な
断熱性を発揮しえないという問題、熱伝導に対し
ても優れた断熱性を付与する為に、独立気泡を有
する軟質の発泡シートを併用した防寒用衣料は発
泡シートを貼合した為、衣料としての特性が、即
ち嵩張つたり、ごわついたりしたものしか得られ
ないという問題を全て解決したものであり、極め
て実用新案性の高い優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はいずれも本考案
の複合断熱材の部分拡大断面図であり、第4図は
本考案の複合断熱材を貼着法により製造するとき
に用いる中間材料の構造を示す。 図中1は織編物または不織布、2は樹脂層また
は接着剤樹脂層、3は熱伝導性のよくない金属蒸
着層、4は熱線反射性の優れた金属蒸着層、5は
フイルムである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織編物または不織布1の片面または両面に、直
    接にまたは樹脂層2を介して熱伝導性のよくない
    金属蒸着層3および熱線反射性の優れた金属蒸着
    層4を積層したことを特徴とする複合断熱材。
JP9344884U 1984-06-22 1984-06-22 複合断熱材 Granted JPS618131U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344884U JPS618131U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 複合断熱材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344884U JPS618131U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 複合断熱材

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JPS618131U JPS618131U (ja) 1986-01-18
JPS635878Y2 true JPS635878Y2 (ja) 1988-02-18

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JP9344884U Granted JPS618131U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 複合断熱材

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JP2011016235A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 芯材及び保温用シート

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JPS618131U (ja) 1986-01-18

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