JP2002345602A - 布 団 - Google Patents
布 団Info
- Publication number
- JP2002345602A JP2002345602A JP2001188848A JP2001188848A JP2002345602A JP 2002345602 A JP2002345602 A JP 2002345602A JP 2001188848 A JP2001188848 A JP 2001188848A JP 2001188848 A JP2001188848 A JP 2001188848A JP 2002345602 A JP2002345602 A JP 2002345602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- quilt
- metal compound
- woven fabric
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】蓄熱性の高い金属や金属化合物の特性を不織布
に付加し、より暖かく柔軟性があり、薄くて軽い布団を
提供する事を目的とする。 【解決手段】不織布の基材に金属や金属化合物をスパッ
タリング法で密着させた金属層と不織布からなる基材層
からなる。このように構成することにより、金属の薄膜
が繊維に密着し、赤外線吸収機能で、体内から発散され
る熱線を吸収するので高い蓄熱効果を持つ。このため薄
手の不織布でも十分保温効果を上げることができる。ま
たスパッタリング法で金属や金属化合物を密着させるこ
とにより、密着強度が高く、かつ繊維の柔軟性を変えな
いため加工しやすいという特徴がある。
に付加し、より暖かく柔軟性があり、薄くて軽い布団を
提供する事を目的とする。 【解決手段】不織布の基材に金属や金属化合物をスパッ
タリング法で密着させた金属層と不織布からなる基材層
からなる。このように構成することにより、金属の薄膜
が繊維に密着し、赤外線吸収機能で、体内から発散され
る熱線を吸収するので高い蓄熱効果を持つ。このため薄
手の不織布でも十分保温効果を上げることができる。ま
たスパッタリング法で金属や金属化合物を密着させるこ
とにより、密着強度が高く、かつ繊維の柔軟性を変えな
いため加工しやすいという特徴がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は布団や座布団、敷物
に用いられる。金属または金属化合物を基材の片面ある
いは、両面にスパッタリングした不織布に関するもので
ある。
に用いられる。金属または金属化合物を基材の片面ある
いは、両面にスパッタリングした不織布に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布に金属をスパッタリングし
て布団の中地として利用したものはなかった。
て布団の中地として利用したものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】基材にスパッタリング
法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれら
の金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属を密着させて、体
の熱を蓄熱し防寒する布団はなかった。
法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれら
の金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属を密着させて、体
の熱を蓄熱し防寒する布団はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、基材に窒化チ
タン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属化合
物と銀、銅等の抗菌性金属をスパッタリング法で密着さ
せた金属層と基材層からなる。このように構成すること
により、窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこ
れらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属の極薄膜が繊
維に密着し、赤外線吸収機能で体内から発散される熱線
を吸収するので、高い蓄熱効果を持つ。このため薄手の
生地で十分保温効果を上げることができるため、軽くて
薄く、且つ取り扱いしやすい布団を提供することができ
る。また透湿性や通気性を変えないため蒸れにくい。ま
たスパッタリング法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チ
タンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属
を密着させることにより、密着強度が高く、且つ繊維の
柔軟性を変えない為、加工し易いという特徴がある。
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、基材に窒化チ
タン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属化合
物と銀、銅等の抗菌性金属をスパッタリング法で密着さ
せた金属層と基材層からなる。このように構成すること
により、窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこ
れらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属の極薄膜が繊
維に密着し、赤外線吸収機能で体内から発散される熱線
を吸収するので、高い蓄熱効果を持つ。このため薄手の
生地で十分保温効果を上げることができるため、軽くて
薄く、且つ取り扱いしやすい布団を提供することができ
る。また透湿性や通気性を変えないため蒸れにくい。ま
たスパッタリング法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チ
タンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属
を密着させることにより、密着強度が高く、且つ繊維の
柔軟性を変えない為、加工し易いという特徴がある。
【0005】また請求項2記載の発明として、基材はポ
リエステル、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの合成繊維。あるいはその混紡であるこ
とを特徴とする。このように構成することにより、スパ
ッタリング法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンま
たはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属を密着
させるのに適した構成となる。
リエステル、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの合成繊維。あるいはその混紡であるこ
とを特徴とする。このように構成することにより、スパ
ッタリング法で窒化チタン、酸化チタン、炭化チタンま
たはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌性金属を密着
させるのに適した構成となる。
【0006】また請求項3記載の発明は、窒化チタン、
酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属化合物と
銀、銅等の抗菌性金属は、蓄熱性が高くかつ抗菌性があ
るもので構成されることを特徴とする。このように構成
することにより、赤外線吸収機能に優れ、体内から発散
される熱を吸収して、高い蓄熱効果を発揮するため暖か
い。また合成繊維と天然繊維を混紡する場合は、天然繊
維の比率は重量比で5%までが好ましい。
酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属化合物と
銀、銅等の抗菌性金属は、蓄熱性が高くかつ抗菌性があ
るもので構成されることを特徴とする。このように構成
することにより、赤外線吸収機能に優れ、体内から発散
される熱を吸収して、高い蓄熱効果を発揮するため暖か
い。また合成繊維と天然繊維を混紡する場合は、天然繊
維の比率は重量比で5%までが好ましい。
【0007】
【実施例】以下,本発明の実施の形態について説明す
る。図1は不織布の片面に、窒化チタン、酸化チタン、
炭化チタンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌
性金属をターゲット材とし、スパッタリング法で密着さ
せた構成とする。スパッタリングした面を身体側とす
る。どちらの面を使用しても良いが、このように使用す
ることによって、体温がすぐに金属面に伝わり、蓄熱さ
れてより暖かい。
る。図1は不織布の片面に、窒化チタン、酸化チタン、
炭化チタンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の抗菌
性金属をターゲット材とし、スパッタリング法で密着さ
せた構成とする。スパッタリングした面を身体側とす
る。どちらの面を使用しても良いが、このように使用す
ることによって、体温がすぐに金属面に伝わり、蓄熱さ
れてより暖かい。
【0008】基材に加工を施すには、基材を乾燥した
後、密閉可能なケーシング内に広げ、その前方に棒状の
陽極およびスパッタリング加工用の金属のターゲットを
設置する。上記のケーシング内を1×10−3Torr
程度に減圧した後、アルゴンガスを導入してケーシング
内の圧力を5×10−4Torr程度の低圧アルゴンガ
ス雰囲気に調整し、しかる後上記の陽極と陰極との間に
400〜800V、2〜100Aの直流電流を流すと、
陰極のターゲットから金属が飛び出し、基材の表面に密
着される。
後、密閉可能なケーシング内に広げ、その前方に棒状の
陽極およびスパッタリング加工用の金属のターゲットを
設置する。上記のケーシング内を1×10−3Torr
程度に減圧した後、アルゴンガスを導入してケーシング
内の圧力を5×10−4Torr程度の低圧アルゴンガ
ス雰囲気に調整し、しかる後上記の陽極と陰極との間に
400〜800V、2〜100Aの直流電流を流すと、
陰極のターゲットから金属が飛び出し、基材の表面に密
着される。
【0009】
【発明の効果】不織布の基材に窒化チタン、酸化チタ
ン、炭化チタンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の
抗菌性金属金属や酸化物を強固に密着させることによ
り、柔らかい風合いを維持しつつ、赤外線吸収機能を付
与することで、より暖かい布団を提供することができ
る。また透湿性や通気性を変えないため蒸れにくい。窒
化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属
化合物と銀、銅等の抗菌性金属を不織布に付着させて
も、不織布本来の柔らかさや通気性、肌触りが変わらな
い。また自由に任意の大きさに裁断することも容易であ
る。
ン、炭化チタンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の
抗菌性金属金属や酸化物を強固に密着させることによ
り、柔らかい風合いを維持しつつ、赤外線吸収機能を付
与することで、より暖かい布団を提供することができ
る。また透湿性や通気性を変えないため蒸れにくい。窒
化チタン、酸化チタン、炭化チタンまたはこれらの金属
化合物と銀、銅等の抗菌性金属を不織布に付着させて
も、不織布本来の柔らかさや通気性、肌触りが変わらな
い。また自由に任意の大きさに裁断することも容易であ
る。
【図1】本発明の断面図である。
【図2】装着した状態を示す図である。
1−−− 金属化合物 2−−− 基材 3−−− 側生地 4−−− 保温材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/20 C23C 14/20 A 4L047 14/34 14/34 N D04H 1/02 D04H 1/02 D06M 11/83 D06M 101:20 // D06M 101:20 101:28 101:28 101:32 101:32 101:34 101:34 11/00 F Fターム(参考) 3B096 AC11 AC16 AD06 3B102 BA07 BA08 BA10 BA11 4F100 AA01B AA12B AA15B AA21B AB01B AB17B AB24B AK04A AK07A AK27A AK41A AK48A AS00C AS00D BA02 BA04 BA07 BA10D DD32D DG01A DG11C DG11D DG15A EH66B GB72 JC00B JJ02C JJ10 JK17 JL03 4K029 AA11 AA21 BA04 BA08 BA48 BA55 BA60 BB04 CA05 4L031 AA14 AA17 AA18 AA20 AB34 BA04 BA05 CB14 DA12 4L047 AA14 AA17 AA21 AA23 AB02 BA07 CA20 CB10 CC07 DA00 EA02
Claims (3)
- 【請求項1】金属や金属化合物を、スパッタリング法で
表面に密着させた基材を布団内部に装着したことを特徴
とする布団 - 【請求項2】基材は不織布で構成され、繊維としては合
成繊維のポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリエチ
レン、ポリプロピレンあるいはその混紡である請求項1
の布団 - 【請求項3】金属化合物としては窒化チタン、酸化チタ
ン、炭化チタンまたはこれらの金属化合物と銀、銅等の
抗菌性金属のうち少なくとも一方を使用したことを特徴
とする請求項1の布団
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001188848A JP2002345602A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 布 団 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001188848A JP2002345602A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 布 団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002345602A true JP2002345602A (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=19027868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001188848A Pending JP2002345602A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 布 団 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002345602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005073456A1 (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Yoshiaki Maeda | 抗菌性不織布 |
WO2013025827A1 (en) | 2011-08-15 | 2013-02-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | A breathable product for protective mass transportation and cold chain applications |
JP2019044258A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 世枝 麦 | プラスチック上においてpvd抗菌フィルムを製造する方法 |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001188848A patent/JP2002345602A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005073456A1 (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Yoshiaki Maeda | 抗菌性不織布 |
JPWO2005073456A1 (ja) * | 2004-01-30 | 2007-09-13 | 前田 芳聰 | 抗菌性不織布 |
WO2013025827A1 (en) | 2011-08-15 | 2013-02-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | A breathable product for protective mass transportation and cold chain applications |
US9827529B2 (en) | 2011-08-15 | 2017-11-28 | E I Du Pont De Nemours And Company | Breathable product for protective mass transportation and cold chain applications |
US9839873B2 (en) | 2011-08-15 | 2017-12-12 | E I Du Pont De Nemours And Company | Breathable product for protective mass transportation and cold chain applications |
JP2019044258A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 世枝 麦 | プラスチック上においてpvd抗菌フィルムを製造する方法 |
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