JPS6358528A - 自動零化機能付タッチパネル装置 - Google Patents

自動零化機能付タッチパネル装置

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JPS6358528A
JPS6358528A JP62207346A JP20734687A JPS6358528A JP S6358528 A JPS6358528 A JP S6358528A JP 62207346 A JP62207346 A JP 62207346A JP 20734687 A JP20734687 A JP 20734687A JP S6358528 A JPS6358528 A JP S6358528A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は使用者が指等によりタッチ感応表面上のタッチ
した任意の位置を決定するタッチパネル装置に関する。
本発明は使用者が選択する情報を表示する各種の表示装
置に広く応用し得る。−例として、使用者が質問に応答
する為に選択し、タッチするラップベルト(膝のせ)型
タブレットへの応用がある。
他の例として、コンピュータ情報処理システムに接続し
た陰極線管(CRT)端末の如き表示画面上の情報項目
(メニュ)を使用者が選択する装置への応用がある。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕表示
画面上に複数のタッチ区分の設定パターンを有するタッ
チパネルを配置したCRT表示端末装置は周知である。
この端末装置では上記パターンのどの区分へのタッチに
も応答し、その区分の位置を確認できる。このようなシ
ステムでは静電容量検出技術を採用・しているのが一般
的である。
即ち、コントローラは絶えずタッチパネル面に走査信号
を送り続け、タッチを検出するまでタッチ区分の監視を
続ける。使用者がタッチ区分の1つにタッチすると、使
用者の身体の静電容量が、この回路に加えられる。コン
トローラはこの静電容量の変化を検出し、そのタッチ区
分を確認する。
このようなタッチ応答型端末装置の一例はユタ州ソルト
・レイク・シティのRGBダイナミックス社により製造
されている。この装置では、タッチ感応表面はガラス基
板に被着したインジウム・スズ酸化物より構成されてい
る。この表面被覆は各タッチ区分が分離するようパター
ン化して電気的検出回路と導体により接続している。こ
のようにパターン化すると、パターン化したタッチ区分
の寸法でタッチ検出分解能が制限されてしまう。
また、タッチ検出自体、形成したタッチ区分の特定パタ
ーンに制限されてしまう。更に、パターン化した各タッ
チ区分と電気的接触をする複雑な配線も必要である。こ
のような複雑な接続構造では簡単な構造のものに比べ故
障し易く経費もかかる。
他の周知の実用例としては、画面上に透明な機械的スイ
ッチを配置したものがある。カリフォルニア州シルマー
のシェラシン・インドレックス・プロダクツ社がこの型
のスイッチをトランスフレックス(Transflex
 )の商標で販売している。この型の装置では複数の薄
膜シートを用い、使用者がタッチするとシート間を押圧
して電気的接触させている。このM M*レシートある
位置を押圧すると、電流が特定回路に流れて、その押圧
位置が確認される。他の薄膜型タッチパネルはドーマン
等による米国特許第4,484.038号公報に開示さ
れている。
また、マサチューセッツ州アンドーバーのドーマン・ホ
ドノフ社の製品カタログによれば、パターン化していな
い薄膜を用いたタッチ・パネル・スイッチの1000シ
リーズタツチ・スクリーン装置の従来技術がある。この
1000シリーズタツチ・パネル装置は、タッチ・スク
リーンのX及びY軸間のスイッチング電流によって透明
タッチ・スクリーン上のスイッチの開閉を検出するコン
トローラを具えている。このタッチ・スクリーンの種々
のスイッチを通過した電流は電圧に変換され、次にアナ
ログX/Y信号更にデジタルX/Y位置座標に変換され
る。このような薄膜型スイッチ装置では、薄膜はキズが
つき易い。また、この装置に用いられている多層膜によ
り、光の反射率が高くなり、光の等価率及び分解能が比
較的低くなり易いという欠点がある。
タッチパネルの周囲に光源及び検出器のアレイを形成し
て、タッチパネル上のタッチした位置を検出する方法も
周知である。或は、超音波発振器及び超音波検出器のア
レイをタッチパネルの周囲に形成することもある。いず
れの場合でも、信号源及び検出器は電気的システムと接
続していて、信号源から検出器に送られる信号がパネル
にタッチすることにより妨害されるのに応じてその位置
を検出する。
他の静電容量タッチ検出装置はNg等による米国特許第
4,476.463号公報に開示されている。この特定
装置には導電性タッチ感応被覆表面が用いられ、この被
覆には4本の細長い導電性バー状電極が接続されている
。このタッチ感応被覆の各辺にこのバー状電極が1本ず
つ設けられている。この特許公報に記載されている如く
、静電容量性タッチによってタッチ検出表面を含む抵抗
−静電容1(R−C)回路に起こるインピーダンスの変
化が測定される。このインピーダンス測定をするには、
2本の交差する直線軸の各端部より繰返し行われる測定
により上記R−C回路の時定数を測定する。この測定結
果を総合してタッチした位置を検出する。この特許の一
実施例では、交流測定信号が電極に入力し、その信号に
応じて発生する電圧波形がこの電極で監視される。この
測定信号の周波数は監視される電圧波形が選択した条件
に達するまで変化する。この選択した条件と合う測定信
号周波数より、信号の入力した電極上に於けるタッチ位
置を決めることができる。他の実施例では、2つの選択
した幅の直流信号を連続的に電極に加えている。この信
号の人力した電極上に於けるタッチ位置は電極に加えた
2つの直流信号による電極での電圧から決めることがで
きる。即ち、第1測定信号はタッチにより生じた静電容
量を含んだタッチ感応被覆の静電容量を既知のレベルま
で充電する。それから、第2測定信号はタッチ感応被覆
の抵抗を介して部分的に放電させる。この部分的放電後
に残る電極電圧により電極上に於けるタッチの位置を求
めることができる。この特許公報に記載されている回路
は入力信号の周波数を変化させたり、2つの連続した直
流信号を入力させたりする必要性がある等、相当複雑に
なるという欠点があった。
タッチ感応表面を有する別のタッチ・パネル装置がペラ
パー・ジュニアによる米国特許第4,353゜552号
公報に開示されている。この装置によれば、使用者は指
又は他の身体の部分又は導電性のスタイラス等でタッチ
感応表面にタッチする。このタッチ感応表面の複数の終
端部(即ち、4つの角A。
B、C,D)は発振器により同じ瞬時レベルに同時に駆
動される。タッチ感応表面にタッチすると、電流がこれ
ら終端部を介して流れ、使用者のタッチによるインピー
ダンス変化とは無関係に、これらの電流によってタッチ
のX及びY座標が決められる。この方法ではタッチの位
置決定が不正確になるという問題があり、且つある応用
例では有用であるインピーダンス情報がなくなるという
欠点がある。一実施例では、ペラパーはタッチ位置の圧
力が闇値を越えると感応する圧力センサも用いている。
このようなタッチ位置決定方法により、ビデオ・ゲーム
の遊戯中に銃を発射するというような2つの作用を制御
し得る。
以上の装置の多くはノイズに対し非常に敏感なので、タ
ッチ位置の検出精度が著しく低下することもあり得る。
また、これら多くの従来型タッチパネル装置では、消費
電力が大きいとか回路が複雑になるとか経費がかさむ等
欠点が多い。
従って、従来技術の以上の欠点を解消し、且つタッチ感
応表面をパターン化していないタッチパネル装置の実現
が待たれている。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は改良型のタッチ応答型表示装置
を提供することである。
本発明の別の目的はタッチ感応表面上のタッチ位置決定
精度及び信頼性が高いタッチパネル装置を提供すること
である。
本発明のその他の目的は改良したタッチ信号の零化(n
ulling )によりノイズの除去効果を改善し、応
用範囲が拡大し得るタッチパネル装置を提供することで
ある。
〔発明の概要〕
本発明によるタッチパネル装置は人間の指等でタッチパ
ネルのタッチ感応表面上のどこにタッチしてもそのタッ
チを検出する。このタッチ感応表面上のタッチ位置を決
める回路が設けられている。
このタッチ位置は典型的には針によって正確にタッチし
たものとしてX−Y座標系により決められる。
このタッチ位置は、交流電圧パネル走査信号をタッチ感
応表面に選択的に印加し、それから発生するタッチ信号
(即ち電流)により決定される。
−走査方法によれば、これらパネル走査信号はタッチ感
応表面の第1辺から反対側の第2辺まで第1方向に交流
電圧勾配を形成するように印加される。このように走査
され、使用者がタッチ感応表面にタッチすると、第1タ
ツチ電流が使用者を介して流れ、検出される。更に、共
通の交流電圧パネル走査信号がタッチ感応表面の第1及
び第2辺の両辺に同時に印加されると、インピーダンス
・タッチ電流が使用者を介して流れ、検出される。
この第1方向に関するタッチ位置が検出された第1及び
インピーダンス・タッチ電流により決められる。また、
交流電圧走査パネル信号がタッチ感応表面の第3辺から
第4辺まで第2方向に交流電圧勾配を形成するように印
加される。パネルがタッチされると、第2タツチ電流が
流れ、検出される。一般に、第1及び第2方向は互いに
直交していて、X−Y座標系に対応している。それから
、タッチ位置は第1.第2.及びインピーダンス・タッ
チ電流によりこのX−Y座標系に対して決められる。他
の適当な走査法を採用してもよい。
本発明をより具体的に述べると、タッチ電流を処理する
パネル出力信号処理回路手段を設けている。この処理回
路手段はタッチ電流をデジタル化した信号からタッチ位
置を決めるプロセッサ回路(MPU)を内蔵している。
このMPUの制御によりタッチ感応表面がタッチされな
い時には自動的にタッチ電流をOにする零化回路を設け
ている。
この零化とは非タッチ時に、第1.第2.及びインピー
ダンス・タッチ電流が0にされるということである。
この零化回路は実質的な容量性負荷を第1及び第2パネ
ル走査出力の1つと接続し、この容量性負荷の静電容量
はMPUからの零化制御信号に応じて変化する。具体例
では、第1及び第2パネル走査出力と接続するコンデン
サを選択するように零化制御信号に応じて零化スイッチ
手段を制御するラッチ、シフト・レジスタ、或いはカウ
ンタを含んでいる。これにより検出したタッチ電流に零
化電流を実際に加えている。
パネル走査信号源と接続したデジタル・アナログ変換器
(DAC)をMPUの制御により乗算器として働かせて
いる。コンデンサを第1及び第2パネル走査出力の1つ
と接続し、更に、帰還抵抗を有する演算増幅器の反転入
力又は出力端子にも接続している0乗算器として働< 
DACの出力をこの演算増幅器の非反転入力端子と接続
し、コンデンサの影響を制御している。
MPUの制御により乗算器として働<DACはパネル走
査信号と90度位相の異なる信号を受ける。
この乗算用DACはこの受けた信号を演算増幅器抵抗回
路を介して第1及び第2パネル走査出力の1つに接続し
ている。この乗算用DACはパネル走査信号に関係した
方形波信号を受けているので、可変の実質的容量性負荷
が第1及び第2パネル走査出力の1つに加えられている
零化回路は、パネル走査中にタッチ感応表面から発生し
た信号に零化タッチ電流を加える。具体例では、演算増
幅器の非反転入力端子に接続した、MPU制御の乗算用
DACを用いている。この演算増幅器は非反転入力端を
コンデンサを介して第1及び第2パネル走査出力の1つ
と接続し、帰還抵抗を有し、その出力をタッチ位置を決
定する信号処理部に接続している。乗算用DACはタッ
チ感応表面から発生する信号に加える零化タッチ電流を
可変及び制御する。
MPUはタッチ感応表面が夕・ンチされない時にはタッ
チ信号を強制的にOにする為オフセット(相殺)零化信
号も出力する。
本発明の付加的側面として、インピーダンス電流オフセ
ット・コンデンサが、インピーダンス・タッチ電流の検
出中に零化回路と接続していたパネル走査出力とは別の
パネル走査出力に選択的に接続される。
タッチ位置は、使用者の指と同様に導電性のスタイラス
でタッチされても求めることができる。
また、手袋をしてタッチした場合でも、手袋が導電性物
質であるか、或いは導電性でなくとも充分に薄くてパネ
ル走査信号の周波数で容量性タッチ電流を測定できれば
、正確にタッチ位置を求めることができる。このような
タッチ電流を生じさせるものであれば、他の方法でタッ
チしてもよい。
ここに述べたように、手袋をした指とかスタイラスとか
によるタッチは、タッチ電流を生じさせるような物に限
定されると理解されたい。
〔実施例〕
1糺 第1図に示すように、本発明のタッチパネル装置は表示
画面(14)を有する表示装置(12)を具えている。
図の表示装置はCRTコンピュータ端末装置を含むので
、表示画面(14)はCRTの表面を含んでいる。光学
的に透明なタッチパネル(16)が画面(14)に重ね
られているので、タッチパネル(16)を等価して画面
(14)を見ることができる。これは光学的透明という
ことであり、画面(14)上の画像がタッチパネル(1
6)を介して見えるということである。他の応用例では
表示装置(12)を削除する。例えば、質問及び回答シ
ートのような情報を含んだ一枚の用紙をタッチパネル(
16)の下に置き、この質問及び回答シートに関するデ
ータを入力するのにタッチパネル(16)を利用しても
よい。別の応用例では、タッチパネル(16)は透明で
なくてもよい。例えば、タッチ。
パネル(16)を単にデータ入力パッドとして用い、タ
ッチした位置によってコンピュータ或いは他の装置にデ
ータを入力してもよい。
タッチパネル(16)はガラス或いは他の光学的通過性
物質の基板を含み、その基板の外側表面上には導電性液
ff(18)を被着している。被覆(18)はタッチ・
パネルを施して表示画面(14)全体を覆ってもよく、
或いは画面の一部のみを覆って、そこに使用者の選択項
目(メニュ)を表示するようにしてもよい。
第2図に概要を示しているように、(詳細は後述する)
被覆(18)は、複数の電気的コンタクト或いは電掻(
この場合20個のA乃至Tのコンタク日を有するタッチ
感応表面を含んでいる。これらのコンタクトの第1組(
22) 、即ちP乃至Tのコンタクトはタッチ感応表面
(18)の1辺に1列に配置している。コンタクトの第
2組(24)、即ちF乃至Jのコンタクトは第1組(2
2)の対向する辺に1列に配置している。つまり、第1
及び第2組(22)及び(24)はタッチ感応表面(1
8)の第1方向の両端に夫々位置する離れた列を形成し
ている。コンタクトの第3組(28) 、即ちに乃至0
のコンタクトはタッチ感応表面(18)の下側(第3)
辺に1列に配置している。また、コンタクトの第4組(
26) 、即ちA乃至Eのコンタクトはこの面の上側(
第4)辺に1列に配置している。
従って、第3及び第4組(28)及び(26)はタッチ
感応表面の第2方向の両端に互いに離れて位置している
。これらコンタクトは約0.2平方インチの空気乾燥し
た銀接触塗料スポットであってもよい、各コンタクトに
は電気的接触を容易にするため導線が接続されている。
歪を軽減する為、コンタクトとの接続部分、付近の各導
線の一部はエポキシ樹脂などでタッチパネル基板の縁に
固定してもよい。
この構成では、コンタクトの第1及び第2組(22)及
び(24)は、タッチパネルの水平方向の対向する両端
に離れて位置している。別のコンタクトの組(26)及
び(28)はタッチパネルの鉛直方向の対向する両端に
夫々離れて位置している。
コンタクトの各組は必ずしも1列に並んでいなくともよ
いが、各組が夫々直線上にあり、且つ第1及び第2方向
が互いに垂直であれば、コンタクトにより基準座標系が
定義される。タッチ位置はこの座標系に従って、以下に
説明する回路により求められる。更に、タッチ・パネル
を固定し、校正しておけば、コンタクトは画面(14)
に関して既知の位置にある。従って、タッチ感応表面(
18)上でのタッチ位置を求めれば、これに対応する画
面(14)上での位Rを求めることができる。本発明は
この特定のコンタクトの構成に限定されるものではない
ことに留意されたい。また、タッチ感応表面の各辺に設
けたコンタクトの数は増減してもよい。
第2図のタッチ位置検出システムでは、タッチ感応表面
(18)上で2つの方向に関してタッチ位置を求めるの
に、対向するコンタクトの組のペア(22) 、  (
24)及び別のペア(26) 、  (28)の2つの
ペアを用いている。もし、1方向に関してのみタッチ位
置を求めるのなら、一方のペアのみが使用される。即ち
、コンタクトの組(22)及び(24)は第1 (X)
方向のタッチ位置を求めるのに用いられ、また、組(2
6)及び(28)は第2(Y)方向のタッチ位置を求め
るのに用いられる。
また、第1図及び第2図を参照すると、関数発生器即ち
、可変周波数信号源(30)は出力端(36)に交流電
圧タッチパネル走査信号を出力する。パネル駆動増幅器
(38)はパネル走査信号を受け、この信号を増幅し、
出力醋1(40)に出力したその信号をタッチパネル駆
動変成器(44)の1次巻線(42)に供給する。これ
は変成器の2次巻線(=16)の両端、即ち信号プラス
(SIG+)出力i(48)及び信号マイナス(SIG
−)出力fi(50)間に交流電圧を発生させる。マル
チプレクサ(I!]ちスイッチ回路)  (52)によ
り、2次巻線の出力端(48)及び(50)からのパネ
ル走査信号を、以下に説明するように、選択的にタッチ
パネル・コンタクトの組に加える。これらパネル走査信
号に応じて、パネル出力タッチ信号(即ち、タッチ電流
信号)がタッチ感応表面がタッチされると変成器(44
)の中央タップ(54)に発生する。これらタッチ電流
信号は、パネル出力信号処理回路(56)で処理され、
タッチ位置及び他の情報が求められる。
このパネル出力信号処理回路(56)では、中央タップ
(54)からのタッチ電流信号は線路(60)を伝わり
、電流検出演算増幅器のようなタッチ電流検出器(62
)に送られる。この検出器(62)の出力は中央タップ
(54)からのタッチ電流信号に対応している。この検
出器(62)の出力は出力線(64)に出力され、フィ
ルタ(66)  (第3B図)を介してアナログ・マル
チプライヤ(69)の1人力@(6B)へ送られる。可
変周波数信号源(30)の交流電圧基準出力は線路(7
0)によって、マルチプライヤ基準回路(72)と接続
している。このマルチプライヤ基準回路(72)から出
力するマルチプライヤ基準電圧信号は、線路(74)を
伝わり、アナログ・マルチプライヤ(69)の基準入力
端(76)に入力する。この基準電圧信号により、アナ
ログ・マルチプライヤ(69)の乗算とタッチ感応表面
(18)に入力する交流電圧信号とが同期する。
この乗算されたタッチ電流信号は線路(78)を経て増
幅器とフィルタ回路(80)に送られる。この回路(8
0)の出力は線路(82)に出力し、積分回路タイミン
グ・スイッチ(84)を介し°ζ、これらの信号を積分
する積分回路(86)に入力する。
この積分回路タイミング・スイッチ(84)は積分タイ
ミング信号(INT)に応じて、積分期間中に閉じる。
この積分タイミング信号(INT)は後述するように発
生し、積分タイミング入力端子(88)に入力する。こ
のスイッチ(84)が閉じると、積分回路(86)に送
られた信号が、そこで積分される。m分画路(86)は
互いに並列な積分コンデンサ(90)及び増幅器(92
)を含んでいる。
これらに加えて、積分コンデンサ放電スイッチ(94)
も内蔵し、このスイッチは線路(96)の放電信号(D
IS)に応じて選択的に積分コンデンサ(90)を放電
させる。この放電信号(D I S)、(!I]ち積分
回路の零化信号)の発生については後述する。この積分
されたタッチ電流信号は線路(98)を経て、信号をデ
ジタル化するアナログ・デジタル変換器回路即ちADC
(100)に入力する。このデジタル化された信号はデ
ータ・バス(1(12) 、  (104)を経て、M
PLI(10B)のデータ入力端(106)に送られる
0MPU (108)は他の処理の合間に、タッチ電流
信号からタッチ位置及び他の所望の情報を計算する。
MPU(10B)は、バス(104) 、  (110
)、並列出力ラッチ(112)及びバス(113”)を
介してコンピュータ(114)と接続している。このコ
ンピュータ(114)  は線路(116)により表示
端末装置(12)と接続している。このように接続した
ことにより、コンピュータ(114)を用いて選  、
択した情報を画面(14)上に表示させることができる
。また、コンピュータ(114)により、タッチ位置に
応じて表示情報をソフトウェアに従って変更してもよい
、このように、所望の応用に適合するように従来の手法
により実現できる。MPU(10B)はバス(11B>
によって周知のR5232型通信インターフェース回路
(120)にも接続している。これによって、タッチパ
ネルで遠方のデータ処理局と通信回線を介して通信でき
る。このインターフェース回路(120)には典型的な
例として直列データ出力端(122)を設けている。
MPU(108)からの制御信号はMO及びMl出力端
から夫々線路(124)及び(126)を経てマルチプ
レクサ(52)へ送られる。これらの制御信号により、
マルチプレクサ(52)はパネル走査信号をコンタクト
の所望の組へと接続する。このようにして、タッチ位置
を決めるタッチ電流信号が発生する。典型的な走査方法
については後述する。
第1図のパネル出力信号処理回路(56)はデコーダ・
デマルチプレクサ(130)も含んでいる。
デコーダ・デマルチプレクサ(130)はMPU(10
B)からの線路(132) 、  (134)及び(1
36)の入力信号をデコードし、それに応じて、タッチ
パネル回路の種々の機能を制御する信号を出力する。例
えば、デコーダ・デマルチプレクサ(130”)は線路
(88)に積分タイミング信号(INT)を出力する。
この信号を受けるとスイッチ(84)が閉じて、タッチ
位置の決定が必要になるとタッチ電流信号の積分が始ま
る。この積分はINT信号のパルス幅の期間続く。デコ
ーダ・デマルチプレクサ(130)は線路(96)に積
分コンデンサ放電信号(D I S)も出力する。この
信号によりスイッチ(94)が閉じて、積分コンデンサ
(90)は各連続的な積分の前に放電される。MPU(
10B)は信号源(30)の基準出力から出た線路(1
40)上の同期信号を受ける同期入力端を有する。従っ
て、積分はパネル走査信号のタッチ感応表面(18)へ
の印加と同期している。デコーダ・デマルチプレクサ(
130)は線路(142)でAI)C(100)にも接
続している。ADC(100)は積分されたタッチ信号
をデジタル変換した信号をMPU(108)に送る。
ADC(100)が所望の範囲内の値の出力を発生すれ
ばより正確なタッチ電流及びタッチ位置の決定が行える
。もしこれが小さずぎると、タッチ電流の小さな変動が
見のがされ、スプリアス信号の影響がより大きくなる。
もし大きすぎればADC(100)はオーバーフローし
て、不正確なタッチ電流信号の指示を与える。このよう
な可能性を最小にする為、MPU(108)はADC(
100)の出力値を監視している。この値が所望の範囲
外のとき、MPU(108)はデコーダ・デマルチプレ
クサ(130)に送る積分タイミング制御信号のパルス
幅を調整する。これに応じてINT信号のパルス幅、即
ち積分期間が調整され、ADC(100)の出力が所望
のレベルまで戻される。これによって、広範囲にタッチ
電流が変化するように条件が広範囲に変化しても、容易
にこのパネル装置を使用できる。例えば、タッチ感応表
面(18)へのタッチがスタイラスの使用によるものと
か、指や他自動零化回路(150)はタッチ感応表面が
タッチされない時、変成器(44)の中央タップ(54
)のタッチ電流信号を0にするように調整する。この零
化後、中央タップ(54)に電流が存在すると、(少く
ともノイズ閾値レベル以上の電流があると)、それはタ
ッチ感応表面がタッチされたことをt誇示する。一般に
自動零化回路(150)は、夕・ソチされない状況下で
は中央タップ(54)に自動的に適当なオフセット電流
を供給し、その中央タップの電流を全て打ち消して0に
する。
これを実行する為、第1図の自動零化回路では、実質的
な静電容量性負荷をパネル走査出力の1つ(この場合、
線路152を介してSIG+出力端(48) )に選択
的に接続している。自動零化回路(150)はMPU(
108)からバス(104)及び(154)を介して入
力する零化信号に応答する。
自動零化回路(150)によりSIG+出力端(48)
と接続された実質的静電容量性負荷の値は零化信号に応
じて変化し、それによって零化動作に影響する。典型的
に、オフセット零化コンデンサ(158)が5IG−パ
ネル走査出力端(5o)と接続し、中央タップ(54)
に自動零化回路から供給されるオフセット電流と逆の方
向に初期オフセット電流を供給する。その結果、自動零
化回路(150)によりSIG+パネル走査出力端(4
8)に静電容量が加えられると、コンデンサ(15B)
から流れる初期オフセット電流と他の周辺信号とが釣り
合う。
別のオフセット・コンデンサ(168)がスイ・ノチ(
170”)により選択的に5IG−パネル走査出力端(
50)に接続される。スイッチ(170)はマルチプレ
クサ(52)から線路(172)に出力する信号に応じ
て、インピーダンス・タッチ電流の決定中に閉じられる
。コンデンサ(158)及び(168)が両方共この回
路に接続されると、インピーダンス・タッチ電流の決定
中に生じる典型的な電流誦れがより大きくなるので、初
期オフセット電流はより大きくなる。
第1図のパネル出力信号処理回路(56)は、自動周波
数制御手段も含んでいる。これはタッチパネル装置が使
用されている環境での、CRT水平フライバンク信号の
ような一定周波数の混信スペクトルによって影響を受け
ないレベルまでパネル走査信号の周波数を変化させるた
めのものである。
ここで用いた「一定周波数の混信スペクトル」とは、タ
ッチパネル装置と併用する装置によって典型的に発生す
る周期信号及びそれらの高部波信号を言う、この用語は
CRT表示装置の変動する多m水平フライバック信号の
ように、ある時間一定で、その後別の一定値に変化する
ような信号も含んでいる。これは、またタッチパネル装
置のパネル励起周波数のn整可能速度より遅い速度で変
化する周辺ノイズ信号も含んでいる。タッチパネル装置
をこのような一定周波数混信スベクトルの周波数付近で
動作させると、タッチ位置の決定を著しく損ない、場合
によっては決定したタッチ位置が全く信紺性を欠くもの
になる。
第1図の構成に於て、信号源(30)は可変周波数信号
発生器を内蔵している。この信号源(30)は周波数制
御入力端(176)を有し、ここに入力する周波数制御
信号に応じて可変の交流電圧出力信号を線路(36) 
、  (70)に出力する手段を内蔵している。 MP
U (108)の制御により、自動周波数制御回路(1
7B)は周波数制御信号を出力し、周波数制御入力端(
176)に線路(180)を介して送る。より具体的に
はMPU(10B)が周波数調整を必要と判断した時点
で、デジタル周波数制御信号がバス(104)及び(1
B2)を経て自動周波数制御回路(17B)へ送られる
。デジタル・アナログ変換器(DAC)(184)はデ
コーダ・デマルチプレクサ(130)からの線路(18
6)の信号に応じて、バス(182)から入力した周波
数制御信号を自動周波数制御回路に伝える。典型的には
、周波数の調整は零化調整の頻度が高くなり過ぎた時、
零化調整の頻度を減少させるレベルまで動作周波数を変
化させる目的で行われる。MPU(1(18)はこの周
波数の変化方向(増加又は減少)も予め定める。
第1図のタッチ・パネル装置は過大なタッチ電流からパ
ネル出力信号処理回路(56)及びタッチ感応表面(1
8)を保護するという特徴もある。具体的に、MPU(
10B)はタッチ電流が最大安全闇値を越え、積分回i
i!8(86)がその信号を最小積分期間積分している
ことを判断していると仮定する。この場合、MPU(1
0B)により、デコーダ・デマルチプレクサ(130)
は線路(190)のOSC,EN、出力を打ち切る。こ
れによりスイッチ(192)が閉じて、信号源(30)
のディセーブル・人力@(194)を接地する。こうな
ると、信号源(30)の出力は停止し、タッチ感応表面
(18)へのパネル走査信号は遮断される。保護の為に
、MPU(10B)のMO及びMl出力は、S+C+及
びSIC,−パネル走査出力端とタッチ感応表面との間
の?[を断ち切るようにマルチプレクサ(52)を制御
するデジタル論理レベルに変化する。
手動制御スイッチ(198>が¥11:御線路(200
)によりMPU(108)と接続している。詳細は後述
するが、スイッチ(19B)の設定により、タッチ位置
信号を並列出力端(113)に送るか或いは直列データ
出力fi(122)に送るかというような処理パラメー
タが選択される。
パネル   °  びタッチ位置のン より詳細にUJt述する通り、MPU(108)はマル
チプレクサ(52)を制御して、所定の方法でタッチ感
応表面(18)の辺に変成!5(44)の310+及び
5IG−出力端(48)及び(50)を夫々接続する。
この結果生じるタッチ電流信号によりタッチ位置及び他
の情報が決められる。
走査方法の第1の具体例として第2図を参照し、タッチ
感応表面がタッチされずに零化回路(150)によりタ
ッチ電流が0に調整されていると仮定する。また、X−
Y座標系の原点をタッチ感応表面(18)の中心に設定
したものとする1点Pがタッチされたとすると、この点
の位置は第2図のX及びY座標で与えられる。(ここで
は、時々Xp。
ypと表わす、) この第1走査方法の第1モードでは、5IG−出力端(
50)がコンタクトの組(22)と、STG+出力端(
48)はコンタク1−0組(24)と夫々接続している
。その上、他のコンタクトの組(26)及び(28)は
くその必要性は特にないが)開路になっている。このモ
ードでは交流電圧勾配がり・ノチ感応表面(18)の第
1方向(即ち、X方向)に形成される。この場合では、
第1方向は水平方向でX軸を含んでいる。後述するよう
に、マルチプライヤ(69)の乗算及びフィルタ通過後
、第1(X)方向のタッチ電流は次式で表わされる。
■ この方程式で、i×は上述の結果によるタッチ電流で第
1 (即ちX)タッチ電流を表わす。また、■は変成器
の中央タップ(54)の仮忠接地に対する2次巻線出力
端(48)の電圧である。21は使用者がタッチ感応表
面にタッチした時この回路に加えられるインピーダンス
であり、Kxは定数である。また、V/Z tは使用者
のタッチによって流れるインピーダンス・タッチ電流に
相当している。Xはタッチ位置のX座標である。
第1走査方法の第2モードでは、SIG+出力端(48
)はタッチ感応表面の第1及び第2辺(22)(24)
の少(とも一方、典型的には同時に両方と接続する。こ
れにより一様な交流電圧が第1 (X)方向に形成され
る。このモードでは中央タップ(54)のどのタッチ電
流も使用者を介して流れるインピーダンス・タッチ電流
に相当する。乗算及びフィルタ通過後のインピーダンス
・タッチ電流は次式で表わされる。
■ インピーダンス電流走査モードの他の方法としては、パ
ネル走査出力端の一方(I!IIち、SIG+出力端)
をタッチ感応表面の1辺だけと接続したり、隣接する2
辺と接続したり、4辺全部と接続したりする。
上記2つの方程式を連立して解けば、Xタッチ位置は次
式で与えられる。
K Z / K Xを求める為に、夕・ノチ感応表面(
18)の既知のX位置にタッチする。例えば、4隅、即
ちX座標の右端及び左端に夕・ソチする。複数の既知の
X座標を上記(C)式に代入して、その結果を平均すれ
ばK z / K xの値が求められる。−旦Kz/K
xの値が求まれば、未知のXタッチ位置は第1及びイン
ピーダンスタッチ電流信号から上記方程式を使って計算
できる。
2次元のタッチ情報が望ましい場合には、第1走査方法
を第3モードにする。第3モードでは、SIG+出力端
(4日)はタッチ感応表面(18)の上辺(26)と接
続し、5IG−出力端(50)は底辺(2日)と接続す
る。これにより交流電圧勾配がタッチ感応表面(18)
の第2(叩ちY)方向に形成される。乗算及びフィルタ
通過後の第2 (Y)タッチ電流信号iyは次式で表わ
せる。
この方程式でYはYタッチ位置、KyはKxと同様に決
まる定数である。第1図ではKx、Ky及びに2は夫々
略1に等しい。従って、これら定数を求める必要がない
。方程式(bl及びfdlを連立して解けば、Yタッチ
位置は次式で与えられる。
この方程式で、K z / K yはK z / K 
Xと同様に決まる定数である。
以上述べた3つのモードでタッチ感応表面(18)を走
査して得たタッチ電流信号から、タッチ位置PのX及び
Y座標が求められる。所定の回数走査サイクルを繰返し
て、その結果を聡合、(即ち平均)してタッチ位置を正
確に求めることができる。
しかし、精度は及ばないが、多(の応用例では、複数の
結果を平均しなくても十分な精度でタッチ位置を求める
ことができる。種々のモード間の切換えはMPU(10
8)からの信号〜10及びMlの制御により、マルチプ
レクサ(52)が実行する。
タッチパネル(16)上のタッチ位置より、コンビュー
タ(114)は表示端末(12)に表示されたほどの情
報項目を使用者が選択したかを確認する。
それから表示端末は周知の方法で使用者の選択に応答す
る。
タッチ位置の決定に加えて、生じたタッチ電流から付加
的情報が得られる0例えば、X及びY座”      
  4mを連続して計算し、その上インピーダンス・タ
ッチ電流jzも監視した場合がある。X及びYが不変で
tzだけが変化すれば、これは使用者がタッチ感応表面
の特定の位置をタッチし続け、単にタッチの仕方が変っ
たという事を示す0例えば、これは使用者がタッチ位置
をより強く押えている場合かも知れない、この場合には
タッチ感応表面のタッチされている面粕が変化する。こ
の結果生じるインピーダンス・タッチ電流の変化は付加
的機能を制御する為コンピユータ(114)が使用でき
る0例えば、タッチ画面が同じ位置で単により強(押さ
れただけなら、インピーダンス・タッチ電流の変化は検
出され、それはタッチ位置で決まるデータ上で動作する
特性のサブルーチンを呼び出すのに用いられる。
所望のX及びYタッチ電流及びインピーダンス・タッチ
電流を与える他の走査方法を以下に説明する。この第2
の走査方法では前述した3つのモードの代りに、4つの
モードでタッチ感応表面を走査する。第2図に於て、こ
の走査方法によればタッチ位置の点PはX 11 X 
2 、Y l* Y 2の4つで記述される。即ち、タ
ッチ感応表面のX方向の両端間の距離は既知で、それが
Xl及び×2の和に等しい、また、Xlは第2図のパネ
ルの左辺から点Pまでの水平距離で定義され、他方X2
はパネルの右辺から点Pまでの水平距離で定義される。
また、このパネルのY方向の両端の距離は既知で、それ
はYl及びY2の和に等しい、Yl及びY2は夫々タッ
チ感応表面の底辺及び上辺から点Pまでの距離として定
義される。
この第2走査方法の第1モードでは、マルチプレクサ(
52)によりSIG+出力端(48)はタッチ感応表面
(18)の右辺と接続し、中央タップ(54)はタッチ
感応表面(18)の左辺と接続している。これによって
、タッチ感応表面のX方向に右端から左端へと交流電圧
勾配が形成される。タッチ感応表面(18)がタッチさ
れない時零化回路によってタッチ電流は0に調整され、
またタッチ電流の乗算及びフィルタ通過も行われたもの
と仮定する。これらの条件で、中央タップの第1タフチ
電流iX1は次式で与えられる。
また、第2モードの時、SIG+出力端(48)及び中
央タップ(54)は夫々タッチ感応表面の左辺及び右辺
に接続される。これによってタッチ感応表面のX方向に
今度は左端から右端へ交流電圧勾配が形成される。この
場合の第2タツチ電流tx2は次式で与えられる。
方程式(「)及び(幻を加算すれば、インピーダンス・
タッチ電流izxは次式で与えられる。
結局、方程式(f)及び(hlより、タッチ位置の点P
のX軸位置X1は次式で与えられる。
以上の方程式でKxは定数で、タッチ感応表面(18)
の既知の位置にタッチして前述したのと同様の方法で求
めることができる。
また、前述の通り、XlとX2の和は既知である。従っ
て上記2測定の結果からタッチ位Wl(点P)のX軸位
置情報は計算でき、また、インピーダンス・タッチ電流
iZXに関する変化の情報も得られる。
Y軸についての位置情報は以下の方法で求められる。こ
の第2走査方法の第3モードに於て、SIG+出力端(
48)及び中央タップ(54)は夫々タッチ感応表面(
18)の上辺及び底辺と接続する。その結果、第3タッ
チ電流iy、は次式で与えられる。
第4モードでは、SIG+出力端(48)及び中央タッ
プ(54)は夫々タッチ感応表面(18)の底辺及び上
辺と接続する。この結果、第4タツチ電流i y2は次
式で与えられる。
方程式(J)及び(k)を加算すれば、インピーダンス
・タッチ電流12−/は次式で与えられる。
更に、方程式(」)及び(11より、Ylは次式で与え
られる。
上述のように、Yl及びYlの和は既知であり、また定
数Kyは定数KXと同様にして求めることができる。よ
って、Xl及びYlはタッチ電流から求めることができ
、またインピーダンス・タッチ電流の変化も自在に監視
できる。
当業者には明−らかなように、タッチ感応表面に交流電
圧勾配を形成する他の走査方法及びモードを採用するこ
とにより、所望の位置情報を求め得るようなタッチ電流
信号を発生させることが可能である。
ソチ・パネルの ; 再び第2図を参照して、タッチ・パネル(16)の全面
領域を覆うタッチ感応表面(18)はタッチ位置決定回
路と接続され、使用者のタッチを検出するのに用いられ
る。前述のように、タッチ・パネル(16)は導電性フ
ィルムでタッチ感応表面を被覆した基板を具えている。
このようなフィルムの好適な一例は、面固有抵抗が20
0Ω/面、520nmの波長の光透過率が85%のイン
ジウム・スズ酸化物である。このようなフィルムで被覆
した基板は、カリフォルニア州すンタ・ローザのオプテ
ィカル・コーティング・ラボラトリ社から市販されてい
る。このフィルムの面固有抵抗はそれ程厳密でなくとも
よく、50〜2000Ω/面かそれ以上でも好適である
0面固有抵抗200Ω/面より相当低い場合には特別に
低抵抗スイッチを必要とし、比較的大電力を消費するこ
とになるかも知れない。
この基板は特定の形状に限定されるものではない。従っ
て、画面(14)に適合するように、円形、凹面、球面
、曲面、平面等どんな面でもよい。また、この基板は光
学的に透明であれば種々の好適材料ものでもよい。背景
からの反射光による眩しさを低減する為、基板は市販の
防眩ガラスのものでもよい。このガラスも平面或いは表
示画面の曲面に合うような曲面であってもよい、このよ
うな基板の販売元の1つはウェスト・バージニア州チャ
ールスバーグのイーグル・コンベックス・グラス社であ
る。
前述のように、どのようなコンタクト配置構造を採用す
るかは上述の例に応じて種々変更し得る。
勿論、具体的なマルチプレクサ(即ちスイッチ回路) 
 (52)は選択したコンタクト配置構造に応じて変わ
る。一般に、比校的−様な交流電圧勾配を所望の方向に
タッチ感応表面上に容易に形成し得るものならどんなコ
ンタクト配置構造を採用してもよい。
タッチパネル駆動回路 交流電圧信号を発生し、タッチ感応表面(I8)に印加
する回路の詳細は第3図に示している。
もっと具体的に述べると、図の構成に於て、信号源(3
0)はエグザ・カンパニーのXR8038A 型集積回
路信号源で代表される周知の正弦波信号源を含み、第3
図のように周知の方法で接続されている。信号源(30
)は正弦波出力をピン2、叩ち出力6m(36)に出力
する。決定的条件ではないが、この信号発生器の典型的
出力信号の周波数は15〜300Ktlz (好適値2
00K)lz)である、理由は後述するが、この周波数
はタッチ処理回路によって自動的に調整される。この信
号源(30)は矩形基準信号もピン9(出力端(70)
 )に出力する。この基準信号により同期信号(OSC
,5YNCH,)が線路(140)に出力され、またマ
ルチプライヤ基準回路(72)を経て、この基準電圧信
号がアナログ・マルチプライヤ(69)に送られる。
図のパネル駆動増幅器(38)は演算増幅器(210)
及びディスクリート型ブシュ・プル・フォロア回路(2
12)を含んでいる。パネル駆動増#Aa (3B)の
出力は線路(40)によりlμFのセラミック製DC遮
断コンデンサ(213”)を介して変成器(44)の1
次巻線(42)と接続している。コンデンサ(213)
は直流電流によって変成器(44)が飽和するのを防止
する。典型的に、信号源(30)及び駆動増幅回路(3
8)により変成器(44)は2次巻線の出力端(4日)
及び(50)間に最高最低(ピーク・トウ・ピーク)電
圧値で約12Vの電圧を出力する。この変成器は1次対
2次の電圧比が1対1のものを用いているので、同じ電
圧が1次1!線(42)の入力端間に供給されている。
好適実施例では変成器(44)は環状(トロイダル)コ
アを有する。この変成器(44)によって、タッチ感応
表面(18)を駆動する電流と信号源(30)の出力す
る電流とが隔離される。その結果、中央タップ(54)
に生じる電流はタッチ電流のみとなる。このような変成
り(44)の駆動構成により、パネル走査電流を除いて
タッチ電流のみを得る為の複雑な回路は不必要となる。
信号発生器(30)及び駆動増幅回路(38)に好適な
抵抗器及びコンデンサは先の説明にはなかったが、この
実施例の最後の表1に記載している。
第2図のマルチプレクサ(52)はパネル走査信号をタ
ッチ感応表面に供給するスイッチ回路を含んでいる。こ
れらのパネル走査信号により、タッチ感応表面(18)
上に所望の方向で交流電圧勾配を形成する0図示したタ
ッチ・コンタクトの配置に関して、マルチプレクサ(5
2)は図のように相互接続した6つの2極双投CMOS
アナログ・スイッチ(260”)乃至(270)及び状
態デコーダ回路(272)を含んでいる。具体例として
、スイッチ(260)乃至(270)はジー・イー・イ
ンターシル社製lH3O45型スイツチを用いてもよく
、また状態デコーダ回路(272)は周知の74LSO
2型NORゲートの回路でもよい、SIG+出力端(4
8)及び5IG−出力端(50)のパネル走査信号はマ
ルチプレクサ(52)の走査入力端に送られる。一般に
、スイッチ(260)乃至(270)はMPU(10B
)から制御線路(124) 、  (126)を介して
状態デコーダ回路(272)に送られる制御信号MO及
びMlに応じて種々の状態に切換えられる。マルチプレ
クサ(52)の入力/出力線路(274)は第2図に示
したようにタッチ感応表面(18)のコンタクト人乃至
Tに夫々接続している。
論理状態“0” (MO)及び論理状態“l。
(Ml)の信号がMPU(108)から制御線路(12
4)及び(126)に夫々出力されると、スイッチ回路
は第1 (x)タッチ電流検出状!@(X状態)に入る
。この第1状態のとき、コンタクトの組(22)のP乃
至Tは電気的接続し、またコンタクトの&tl(24)
のF乃至Jも電気的接続する。それに、コンタクトA乃
至E及びに乃至0は開路(オープン)になっている、ま
た、この第1状態のとき、SIG+出力端(48)の出
力はコンタクトの組(24)に印加し、5IG−出力端
(50)の出力はコンタクトの組(22)に印加する。
これらの条件下で、タッチ感応表面(18)の第1(×
)方向に交流電圧勾配が形成される。
更に、制御線路(124)に出力したMO制御信号が論
理状態′l”で、制御線路(128)のM1制御信号が
論理状!@“0”のとき、マルチプレクサ(52)は第
2(Y)タッチ電流検出状!!(Y状態)となる、この
第2状態ではコンタクトの組(26)のA乃至Eは電気
的接続し、SIG+出力端(48)からの信号が入力す
る。また、コンタクトの組(28)のに乃至0も電気的
接続し、5AG−出力1m(50)からの信号が入力す
る。コンタクトP乃至T及びF乃至Jは開路となってい
る。この条件下で、タッチ感応表面(18)の上辺及び
底辺のコンタクト間に第2 (Y)方向で交流電圧勾配
が形成される。
マルチプレクサ(52)はMO及びMl制御信号が共に
@0“のとき、第3 (即ちインピーダンス)タッチ電
流検出状態(Z状態)になる、この第3状態ではコンタ
クトの組(22)及び(26)は夫々電気的接続し、S
tC+出力端(48)と接続する。
また、他のコンタクトの組(24)及び(2日)は開路
となっている。交流電圧がタッチ感応表面(18)の2
つの隣接する辺に同時に印加する。その結果、中央タッ
プ(54)に流れるタッチ電流は、タッチ感応表面が使
用者にタッチされた時発生するインピーダンス電流に直
接対応している。前述した型の付加的なC?lOSアナ
ログ・スイッチを追加使用すれば、タッチ・パネルの総
ての辺に同時に同じ信号を加えることもできる。また、
多くの場合、インピーダンス電流は、タッチ感応表面の
単一の辺のみを駆動するだけでも検出することができる
勿論、この辺によって形成したタッチ表面上の−様な交
流電界によって他の辺のコンタクトは刺激されている。
最後に、マルチプレクサ(52)はMO及びM1制御信
号が両方共“1”のとき、第4(オフ)状態となる。ス
イッチ(260)乃至(270)がオフ状態になると、
タッチ感応表面(18)へのパネル走査信号の印加が遮
断される。過大出力電流が検出されると、このオフ状態
に切換ねるようにし得るので、これによりタッチ感応表
面及び回路は過大電流から保護される。また、回路を保
護する為に通常、スイッチ(260)乃至(270)は
、X。
Y、及びZ状態間の切換時及び回路のリセット時にはオ
フ状態に切換ねる。
次の状態表は上述の4つの状態を示している。
この表で、英文字R,L、T及びBは状態デコーダ(2
72)の出力信号の論理状態を示し、夫々タッチ感応表
面(18)の4辺右辺、左辺、上辺及び底辺と対応して
いる。
動作中、MPU(108)はタッチ感応表面(18)の
走査を周期的に繰返しているつ各サイクルについてマル
チプレクサ(52)は次の順序で切換わる。
即ち、第3 (z)→オフ→第1 (X)→オフ→第2
 (Y)→オフ→第3 (Z)−オフ・・・の如くであ
る。過大電流に関するテストは通常Z状態中に実行され
、この状態切換順序に於ける各走査サイクルの開始及び
終了時点毎にチェックされる。
また、インピーダンス(Z)電流はX及びY軸上の位置
を決めるのに用いられるので、X及びY’2i流の検出
の場合より高い周波数でZ電流を検出し直すことが望ま
しい。勿論、他の走査方法を用いてもよい。この結果求
めたタッチ電流から、前述の方程式(a)乃至(e)を
用いてタッチ位置が決定される。通常、マルチプレクサ
(52)の3状態間の走査切換サイクルは比較的高速で
、30〜1000Hzである。一般に、マルチプレクサ
(52)の切換周波数が遅くなればなる程、処理回路が
タッチ位置を決定するに要する時間は長くなる。
同様にして、適当なマルチプレクサにより、前述の方程
式(fl乃至(ff+1に関して説明したように、4つ
のタッチ電流iX1+  ’X2+  +yよ及びi 
3/2を発生させてもよい。
タッチ検出回路を駆動するのに変成器を用いたことによ
り回路構成が簡単になった上に他の利点もあるが、タッ
チ感応表面(18)に所望の交流電圧勾配を形成するの
に別の回路を用いてもよい。
例えば、正弦波駆動信号出力端(40)を利得一定の反
転増幅器を介して5IG−出力端(5o)に接続しても
よい。同時に駆動信号出力端(4o)を直接SIG+出
力!(48)に接続してもよい。それから、SIG+及
び5IG−出力端(48) 、  (50)の差動電流
は差動電流検出器に入力し、処理されてタッチ位置が決
められる。更に、タッチ・パネルがタッチされない時及
び零化回路(150)により零化調整されている時には
、後述するようにこの差動電流はOになる。
付加的保護装置として、第2図のタッチ・パネル駆動信
号印加回路には、タッチ検出回路から高電圧を放電する
付加的手段を具えている。このような電圧は、例えば使
用者の静電気に起因して発生する。この手段は4組のク
ランプ・ダイオードから成り、1組は第2図で(280
)の番号を付して示している。これらの各組はタッチ感
応表面の各辺と夫々接続している0例えば、組(208
)はパネル上辺の中央コンタクトCと接続している。
同様に他の組もパネルの他の辺の中央のコンタクトと夫
々接続している0組(280)の第1ダイオード(28
2)はカソードをタッチ感応表面に、アノードを一12
VのDC電源に夫々接続し、第2ダイオード(284)
はアノードをタッチ感応表面に、カソードを+12Vの
DC電源に夫々接続している。
パネル上辺の電圧が+12V越えると、ダイオード(2
84”)が順バイアスで導通し、この電圧を放電。
する。同様に、この電圧が一12Vより低くなると、ダ
イオード(282)が導通してこの電圧を放電させる。
従って、タッチ感応表面の電圧は+12Vの範囲内の電
圧に有効に制限される。第1ツエナー・ダイオード(2
85)はアノードを一12V電源に接続し、カソードを
接地している。第2ツエナー・グイオニド(286)は
カソードを+12V電源に接続し、アノードを接地して
いる。これらのツェナー・ダイオードのブレーク・ダウ
ン電圧は供給電圧より高(、例えば+18Vである。従
って、ダイオードの組(280)及び他のダイオードの
組を介して放電された電圧が電源の吸収し得る電圧を越
えても、その電圧はツェナー・ダイオードを介して接地
端に流れる。このような高電圧の保護以外にはこれらク
ランプ・ダイオード及びツェナー・ダイオードは通常の
タッチ位置検出中に電流を余計に流すことはない。よっ
て、この保護回路の漏れ電流によってタッチ位置決定精
度が影響されるということもない。
引き続き第2図を参照する署、第3(Z)タッチ電流検
出中にオフセット・コンデンサ(16B)を5IG−出
力端(50)に接続する回路がある。
具体的に言えば、MO及びM1出力がダイオード(28
B) 、  (290)及び抵抗器(292>より成る
ワイヤードORゲートを介してスイッチ(170)に接
続している。スイッチ(170)は制御入力の状態が“
θ″のとき閉じる周知の反転スイッチである。このスイ
ッチ(170)が閉じるのは、MO及びM1制御入力が
共に“0”、且つパネルが第3(Z)状態、即ちインピ
ーダンス電流検出状態のときである。このオフセット・
コンデンサ(168)の機能については、自動零化回路
(150)に関連して後述する。
パネル  發 几 回 再び第3図に戻り、電流検出器(62)は電流・電圧変
換器としての演算増幅器を含み、この増幅器の反転入力
端は変成器(44)の中央タップ(54)と接続してい
る。また非反転入力端は接地している。この電流検出増
幅器(62)の再入力端間に並列且つ逆方向に1対のダ
イオードを接続している。
これらのダイオードにより、この増幅器(62)は過大
電流及び電圧から保護される。220Ωの帰還抵抗器(
302’)が増幅器(62)の出力端(64)及び反転
入力端間に接続している。以上の結線の結果、増幅器(
62)の出力端(64)の電圧は、変成器の中央タップ
(54)に流れる電流、即ち第1(X)、第2 (Y)
 、及び第3(Z)の各タッチ電流に夫々対応している
。これらのタッチ電流信号はフィルタ回路(66)を通
ってアナログ・マルチプライヤ(69)の入力端(68
)に送られる。フィルタ(66)は受動型高域通過フィ
ルタである。
このフィルタ(66)には、100OIIIFρDC遮
断コンデンサ(304)及びアナログ・マルチプライヤ
入力端(68)及び接地間に接続した4、7にΩの抵抗
器(302)が含まれている。また、−12v電源も4
.7にΩの抵抗器(306)を介して入力端(68)に
接続している。
アナログ・マルチプライヤ(69)は信号源(30)の
出力fi(70)から基準信号を受ける。出力端(70
)の信号は変成器(44)を駆動するのに用いる正弦波
出力端(36)の信号と90°位相のずれた    ゛
矩形波である。出力端(70)は4.7にΩの抵抗器(
310)を介して接続点(311)と接続し、ここから
IOKΩの抵抗器(312)を介して+12V電源に接
続している。接続点(311)はまた3、9にΩの抵抗
器(314)を介して接地端にも接続している。
この回路によって、矩形波出力の電圧がTTLロジック
回路に適合する電圧まで分圧される。ダイオード(31
6)により矩形波出力信号の負の半周期がクリップされ
て切り取られる。この結果、O5C,5YNCH,出力
端(140)の同期信号として正の半周期が残される。
接続点(311)は1000pFのDCig断コンデン
サ(318)及び1対のIOKΩの抵抗器(320) 
、  (322)を介してアナログ・マルチプライヤ(
69)の入力端(76)に接続している。150pFの
フィルタ用コンデンサ(324)が抵抗器(320) 
、  (322)間の接続点と接地間に接続している。
また、アナログ・マルチプライヤ(69)の入力端(7
6)はIKΩの抵抗器(328)を介して接地している
。これらコンデンサ及び抵抗・器のフィルタを通過して
、クリップされた矩形波出力信号は基準周波数信号とし
てアナログ・マルチプライヤに入力する。アナログ・マ
ルチプライヤ(69)にはモトローラ社の−C1496
型アナログ・マルチプライヤを用いてもよい。この回路
に第3B図に示すように接続されている周知のバイアス
抵抗器は表1、の中に示している。
後述するように、零化回路によって使用者がタッチして
いないとき、変成器の2次巻線の中央タップ(54)の
電圧は正確に0■になる。これは、たとえ検出回路がな
くても実行される。使用者がパネルにタッチすると電流
がある程度接地端に流れる。電荷保存則により、この電
流は変成器の中央タップのワイヤ(54)にも流れる。
この結果流れる中央タップの電流はパネル駆動周波数W
oの信号及び実質的ノイズ成分より成る。X、Y及びZ
のタッチ・データは各電流信号の振幅の変化によって表
わされる。この振幅のデータのみに注目すればよいので
、同期検出器は振幅変調したタッチ電流信号を復調する
のに使用し得る。アナログ・マルチプライヤ(69)が
この同期検出の為に用いられ、ノイズの除去効果が高ま
り、それによってより正確なタッチ位置の決定が行える
。(9調する為に中央タップの電流信号は、信号源(3
0)の出力端(70)から送られた搬送信号と乗算され
る。
数学的に示すと、第1 (X)タッチ電流検出状態で、
タッチによって接地端に対して一定のインピーダンス2
1が生じているものと仮定すると、次のような結果が得
られる。
パネル1五 X Vo  cos  WQ  t これらの式は信号の処理中に打消される定数も含んでい
る。同様の式がY及びZのタッチ電流検出状態の場合に
も得られる。マルチプライヤの基準信号に対するタッチ
電流の位相のずれφが90゛でなければ、COSφは0
にはならず、マルチプライヤの出力はを効なデータを与
える。タッチ電流は通常容量性であるが、信号源(30
)の矩形波出力信号は正弦波出力信号から90゛位相が
ずれているので、結局位相差φは0゛に近く、正確な情
報が得られる。マルチプライヤの出力の増幅器及びフィ
ルタ回路(80)はVo cos 2wo tの項及び
ノイズの殆どを効果的に除去する低域通過フィルタを含
んでいる。この結果得られる信号は前述した方程式a、
b及びdで夫々示したfx、iy及びizに対応してい
る。タッチ位置はこれらの信号を処理して決定される。
より具体的に言えば、アナログ・マルチプライヤ(69
)の出力ピン(9)は47にΩの抵抗B (346)を
介して演算増幅器(348)の反転入力端にt9続して
いる。アナログ・マルチプライヤ(69)の出力ピン(
6)は別の47にΩの抵抗器(350)を介して演算増
幅器(348)の非反転入力端に接続している。この増
幅器の非反転入力端は47にΩの抵抗器(352)を介
して接地端にも接続している。また、47にΩの帰還抵
抗器(354)が増幅器(348)の出力端及び反転入
力端間に接続している。更に、0.022μFのコンデ
ンサ(356)、  (358’)が夫々出力ビン(9
)及び(6)と接地端との間に接続している。
21は広範囲に変化するので、出力端(82)の信号レ
ベルも相当大幅に変化する。出力端(82)のIX+’
F及びizの信号を単にデジタル・データに変換して前
述の方程式a、b及びdに従って分離するだけでは、得
られるネn度は所謂丸めの誤差の為微小信号に対して低
くなってしまう。そうならないように、これらの信号は
積分され、夫々t)(+×、ty iy及びtz iz
のの値を得る。
この積分回数tX+  tF+  jZはMPU(10
8)により積分値の大きさを制限範囲内で最大にし、誤
差を最小にするように制御される。LX+jy及びtz
はMPU(10B)には既知なので、夫々異なる積分回
数がタッチ位置検出中にMPU(108)によって設定
される。この積分操作により更にノイズを除去し得る。
再び第3B図に戻り、増幅器(348)の出力端(82
)は2.2にΩの抵抗器(360)を介して積分器スイ
ッチ(84)に接続している。論理状態“θ″の保持信
号(INT”)がMPU(10B)によりデコーダ(1
30)から線路(8日)に人力していれば、スイッチ(
84)は閉じている。このとき、増幅器(348)の出
力端(82)は積分コンデンサ(9o)と接続している
。出力端(82)の信号は保持信号(INT)のパルス
幅で決まる積分期間に積分ささる。積分コンデンサ(9
0)は0.02μFのコンデンサで、積分増幅器(92
)の反転入力端及び出力端(98)間に接続している。
増幅器(92)の非反転入力端は2.2にΩの抵抗器(
362)を介して接地している。積分器放電スイッチ(
94)と390Ωの放電電流制限抵抗器(364)の直
列回路が積分コンデンサ(90)と並列接続している。
MPU(10B)の制御によりデコーダ(130’)か
らの線路(96)の論理状態“0”の信号(D I S
)に応じてスイッチ(94)が閉じてコンデンサ(90
)を放電させる。この放電は積分の直前に行われる。積
分回路(86)の出力端(98)の信号は正或いは負の
アナログ電圧信号である。この出力信号は変成器(44
)の中央タップ(54)に発生したタッチ電流の積分ア
ナログ信号に相当する。
この積分回路出力端(9B)は演算増幅器回路(366
)を介してADC(100)のデータ入力端ピン(6)
に接続している0回路(366)により積分回路出力端
(98)の信号はADC(100)の入力範囲に合うよ
うにレベル・シフト及び減衰される。
回路(366)も別のフィルタ段を含んでいる。1対の
ツェナー・ダイオード(38B )は抵抗器(380)
及び(386)間の接続点と接地間に接続している。
これらのダイオードによりこの接続点の電圧は約±6.
8■にクランプされ、演算増幅回路(366)に印加す
る電圧範囲が制限される。
ADC(100)はナショナル・セミコンダクタ社のA
DC100I型回路を用いてもよい。この回路の8本の
出力データ線路は線路(102)及び(104)により
、MPU(10B)のデータ入出力ピン(32)乃至(
39)に接続している。 ADC(100)のC8入カ
ビン(1)は線路(142)を介してデコーダ(130
)と接続しており、ADC(100)はRDピン(2)
、WRピン(3)及びπ■ピン(5)を有している。
周知のように、これらのピンはMPU(10B)によっ
て制御され、積分サイクルが完了し、その積分したタッ
チ電流信号をデジタル化すると、このデジタル化された
タッチ電流データがMPU(108)に送られる。AD
C(100)及び回路(366) に接続又は含まれて
いる抵抗器及びコンデンサの値は表1に載っている。
積分回路(86)からの負の出力値をデジタル化する際
に、2つの相補的方法を使用し得る。デジタル化された
値の符号からタッチ位置の点Pがどの象限にあるかが決
められる0例えば、タッチ感応表面(18)の中央に原
点を設定したX−Y座標系に於て、負のXタッチ電流値
はタッチ位置が原点より左側にあることを示している。
逆に、正のXタッチ電流値はタッチ位置が原点右側であ
ることを示す。同様に、負のYタッチ電流値はタッチ位
置が原点より下側であることを示し、正のYタッチ電流
値はタッチ位置が原点より上側であることを示す。
MPU(108)によりマルチプレクサ(52)(第2
図)の状態を切換えて、上記積分サイクルが繰り返され
、連続的にデジタル化した第1 (X)、第2(Y)及
びインピーダンス(Z)タッチ電流値が得られる。これ
らの値が処理されて、パネルのタッチ位置が求められる
図のMPU(10B)はインテル社製プログラマブル8
751型EPROMマイクロコントローラである。
また、デコーダ(130)は74LS138型デコ一ダ
/デマルチプレクサ回路を含んでいる。更に、通信用イ
ンターフェース(120)はナショナル・セミコンダク
タ社製031489型クワツド・ライン・レシーバ(Q
uad Line Receiver)及び05148
8型クワツド・ライン・ドライバ(Quad Line
 Driver)で構成してもよい。図の構成に於て、
MPU(10B)のピン(10)は直列入力ボートを含
み、ピン(9)は論理状態“1”でタッチ検出回路をリ
セットするリセット入力端を含み、ピン(13)は外部
割込入力端を含んでいる。MPU(10B)の出力ピン
(6)は送信要求信号を送るのに用いられ、ピン(7)
はデータ送信用送信可能信号線であり、ピン(11)は
直列データ出力端を含んでいる。これらのピンを周知の
方法で制御して、MPU(108)はインターフェース
(120)を介して通信ネットワークとデータの送受信
を行う。また、データを直列送受信することも可能であ
る。並列出力ラッチ(112)は8本の並列データ出力
ピン及び対応する入力ピンを有する74LS377型8
D・フリップ・フロップでもよい。MPU(108)は
ピン(11)でこのラッチ(11,2)を制御する。ま
た、ラッチ(112)のイネーブル入力ピン(1)はM
PU(108)の人出力ビン(8)と接続している。M
PU(108)からのイネーブル信号に応じて、ラッチ
(112’)から並列データが送信される。
制御スイッチ(198)はMPU(108)の人力ピン
(21)乃至(27)に接続した7つの出力端を有する
手動スイッチを含んでもよい。これらの出力端はスイッ
チの設定に応じて論理状態“l”又は“0“になる0通
常、この制御スイッチのピン(13)及び(14)の論
理状態によりタッチを検出するモードが決まる。例えば
、ピン(13)及び(14)が夫々“0”及び“1”な
らば、タッチ接触(on make )モードが指示さ
れる。このモードでは、タッチの最初の検出に応じてタ
ッチ位置データがラッチ(112)或いはインターフェ
ース(120)を介して送られる。また、これらの論理
状態が夫々“1”及び“0”のときはタッチ解除(on
 break)モードが指示される。このモードでは、
例えば使用者がタッチ感応表面から指を離すというよう
なタッチ位置の解除に応じてタッチ位置データが送られ
る。更に、ピン(13)及び(14)の出力が共に“0
”のときは連続モードが指示される。このモードでは、
タッチ位置データが連続的に送られ、タッチ感応表面上
での使用者の指の動きが監視される。また、ピン(11
)及び(12)の論理状態によって、並列出力ランチ(
112)か直列出力のどちらを用いるかが決まるほか、
通信出力の送信速度(ボー)も(例えば1200; 9
,600 ;19.200ポーのように)決まる。ピン
(9)及び(10)の論理状態により、これらのデータ
のパリティ(奇偶性)が決められる。最後に、ピン(8
)の状態により、データが8ビツトの2進形式か又は別
の形式で伝送されるかが決まる。スイッチ(198)は
実際にはどのような形式のものでもよく、信号処理の際
に指定されたパラメータを制御するときの必要に応じて
より大きくしても又は小さくしてもよい。
最後に、MPU(10B)のピン(18)及び(19)
は夫々、33pFのコンデンサを介して、接地している
0両方のピンの間にMPU(10B)の基準周波数の発
振器となる水晶発振器が接続されている。
また、タッチパネル回路(56)には多くの電源用デカ
ツブリング(減結合)コンデンサ(例えばコンデンサ(
374) )が含まれている。
信号の積分やタッチ位置の決定をしたり、自動零化制御
及び自動周波数制御等を行うMPU(108)の動作に
ついては、第9図乃至第16図の流れ図を参照して後述
する。
1勤1H口」i 本発明の別の側面として、パネル出力信号処理回路は、
第1(X)、第2(Y)及びインピーダンス(Z)タッ
チ電流を0にする自動零化回路(150)を含んでいる
。零化の意味はタッチ感応表面(18)がタッチされな
い時、中央タップ(54)のタッチ電流が効果的に相殺
されてOになるということである、この零化を行うこと
により、比較的微小なタッチ電流を発生するような、例
えば手袋をした指によるタッチの場合でも、そのタッチ
電流をより正確且つ容易に検出し得る。即ち、タッチ電
流がタッチと関係なく中央タップ(54)に発生する潜
在的周囲電流信号に隠されていることがない、従って、
本発明のタッチパネル装置はエレクトロルミネセンス表
示器も含んだ比較的ノイズの多い種々の環境でも広く応
用することができる。
一般に、オフセフ)電流即ち、零化電流は、非タッチ状
態の条件で変成器の中央タップ(54)に実質的に加え
られて、X、Y、及びZのタッチ電流を相殺して0にす
る。この零化電流の値はMPU(10B)に制御され、
処理が続くにつれて自動的に調整される。零化回路の具
体例では、実質的な容量性負荷が零化回路によって、第
1及び第2パネル走査出力端(48) 、  (50)
の内の一方に接続される。この容量性負荷の静電容量は
MPU(10B)からの零化制御信号に応じて変化し、
それにょうて変成器の中央タップ(54)の電流信号を
零化する零化電流を変えている。
自動零化回路の一実施例を第3A図に示している。この
場合、零化回路(150)はランチ(390)のような
零化制御デバイスを含んでいる。ラッチ(390)は並
列出力ラッチ(112)と類似していて、MPU(10
B)のデータ・ピン(32)乃至(39)からバス(1
54)を介して零化信号を受ける。クロック信号もMP
U(108)からラッチ(390)のピン(11)に送
られる。 MPU (10B)の制御によりデコーダ(
130)から線路(156)を介してラッチ(390)
のピン(1)に入力するイネーブル入力信号に応じて、
デジタル零化制御信号がラッチ(390)の入力端から
出力端に送られる。
流れ図に関連して後述するように、これは通常MPU(
10B)がタッチ感応表面(18)がタッチされていな
いことを検出した時、及びX、Y及び2タツチ電流のど
れかが過大であることを検出時に起こることである。ラ
ッチ(390)の出力端は1対のスイッチ回路(392
’) 、  (394”)の制御ピン(1) 、 (8
) 、 (9)及び(16)に図のように接続している
。実施例のスイッチ回路はGEインターシル社製DG2
11型CMOS 4チヤンネル・アナログ・スイッチを
含んでいる。これらのスイッチ回路の出力ピン(31,
(61,(11)及び(14)は相互接続しており、線
路(152)によってパネル走査信号出力端の一方(例
えばSIG+出力端(4B))に接続している。これら
のスイッチ回路の入力ピンは夫々コンデンサ・バンク(
396) 、  (39B )のコンデンサに接続して
いる。SIG+パネル走査出力端に接続される静電容量
の値はラッチ(390)の出力端の論理状態に応じて決
まる。もって具体的に言えば、スイッチ回路(392)
のピン(2)、 (?)、  (10)及び(15)は
夫々1 pF、 2 pP、  4 pF及び8pFの
コンデンサ群(400)乃至(40B)を介して接地し
ている。同様に、スイッチ(394)のピン(2) 、
 (7) 。
(10)及び(15)は夫々16pF、32pF、 6
4pF及び128pFのコンデンサ群<408)乃至(
414)を介して接地している。コンデンサのこのよう
な配置により、零化回路(150)によってSIG+出
力端(48)に加えられる容量性負荷の値を1 pFの
分解能で0〜2559Fまで可変できる。所望により、
スイッチ回路(392) 、  (394)及びラッチ
(390)をもって制御能力のある部品に変更して、も
っと大きなコンデンサ・バンク(396) 、  (3
98)を用いて可変容量範囲を拡大してもよい。
特定のタッチ電流を最も有効に零化するようにSIG+
出力端(48)に与える容量性負荷を決めるのに種々の
方法を利用し得る。この零化の為の容量性負荷はX、Y
及び2タツチ電流の各測定状態に応じて決められるもの
と仮定する。この容量性負荷は通常非タッチ条件下でタ
ッチ感応表面に発生するタッチ電流が所定の零閾値を越
えない限り一定のままである。タッチ電流がこの零閾値
を越えると、そのタッチ電流の測定値が闇値以下になる
ように容量性負荷が調整される。
適切な容量性負荷を自動的に選択する1方法として、非
タッチ条件下でインピーダンス(Z)タッチ電流が零閾
値を越えた場合を考える。この場合、静電容量が最大の
零化コンデンサ(414)がSIG+出力端に接続し、
可変容量範囲の中央の静電容量を結合しているものとす
る。その後、非タッチ条件下でZタッチ電流が負になっ
て、所望の闇値を越えたとすると、これはコンデンサ(
414)の値では零化するのに不十分であることを意味
する。2番目に大きなコンデンサ(412)がSIG+
出力端に追加され、非タッチ条件下のZタッチ電流を再
検査する。逆に、SIG+出力端にコンデンサ(414
)が接続していた時、非タッチ条件下で2タツチ電流が
正になって零閾値を越えたとすると、これはコンデンサ
(414)の値が大き過ぎることになる。コンデンサ(
414)は回路から離され、コンデンサ(412)に置
換される。その後、零化検査が継続する。その後この手
順が繰返され、所望の零化を達成するように適切な容量
性負荷が接続される。勿論、容量性負荷を結合するのに
他の方法を用いてもよい。
オフセット・コンデンサ(15B)(第1図及び第3B
図)は通常120pFのコンデンサから成り、5IG−
出力端(50)と接地間を接続している。
このコンデンサにより中央タップ(54)のタッチ電流
に初期零化オフセットを与える。この初期オフセントの
方向は、典型的にコンデンサ・バンク(396) 、 
 (398)の中央付近の静電容量によってX及びYタ
ッチ電流をOにするようになっている。2タツチ電流の
検出中に、特にタッチ感応表面の全通が同時にSIG+
出力により駆動されている場合には漏れ電流が比較的大
きくなる。従って、この時付加的なオフセット静電容量
を加えて、零化回路(150)の総静電容量の中央付近
のどこかで、非タッチ条件下のインピーダンス(Z)タ
ッチ電流にオフセットを与えるようにしてもよい。
故に、付加的オフセット・コンデンサ(168)がZタ
ッチ電流検出中に5IG−出力端(50)に追加される
。第2図に関して前述した通り、スイッチ(170)は
Zタッチ電流の測定をしている時のみコンデンサ(16
B ”)を接続する。それ以外の時、このコンデンサ(
168)は回路から切り離されている。付加的オフセン
ト・コンデンサ(168)の代表的な値は約esopp
である。もし自動零化回路(150)の静電容量の可変
範囲を拡大すれば、コンデンサ(168)を継続して回
路に接続しておいてもよい。
非タッチ条件下でインピーダンス(Z)タッチ電流を測
定していると仮定する。この場合、総浮遊容量及びタッ
チパネルに接続しているオフセット静電容量の和が零化
回路(150)による零化静電容NC2と等しければ、
変成器の中央タップ(54)から仮想接地へと電流は流
れない。これが零化条件であり、この時中央タップの電
流はタッチ・インピーダンスのみの関数となる。この為
タッチ位置が変ってもあまり電圧変化を生じない。
X及びYタッチ電流の検出中に零化回路(150)によ
ってタッチ感応表面(18)に接続される零化静電容量
Cx及びcyは、同様に非タッチ条件下で中央タップ(
54)に零化電流を与えるように調整される。3つの全
状態について零化されると、タッチ感応表面(18)が
タッチされた時のみ中央タップ(54)に電流が流れる
タッチ感応表面がタッチされない時、タッチ信号を0に
する為MPU(10B)はオフセット零化信号を発生す
るソフトウェアを含んでいる。これらオフセット信号は
非タッチ条件下のタッチ電流を事実上0にするように微
調整する。この詳細については第9図乃至第16図の流
れ図の説明の中で後述する。
零化回路(150)を種々の形式で実現してもよい。例
えば、第6図に示すように、ラソ千(390”)を、ス
イッチ回路(392) 、  (394)の各制御入力
端に接続する出力端を有するループ・カウンタ或いはシ
フト・レジスタ(422)と入れ換えてもよい。カウン
タの場合には、MPU(108)から線路(154)を
介して入力する計数パルスに応じて、カウンタ(422
)は計数値を増加して、それによってSIC,十出力端
(48)に接続する容量性負荷を種々切換える。この静
電容量は、各タッチ電流検出状態に対して所望の零化静
電容量が決まるまで、1ステツプずつ連続的に変る。シ
フト・レジスタに置換した場合には、シフト・レジスタ
(422)はMPU(108)に接続したデータ入力端
及びMPU(108)のストローブ出力端に接続したス
トローブ入力端を有する。ストローブ信号に応じて零化
コンデンサの特定の組合せを決める零化信号データはM
PU(108)からシフト・レジスタ(422)に送ら
れる。第3図に関連して前述した反復技法を用いてシフ
ト・レジスタ(422)に入力する適当な零化データを
決めてもよい。
他の例として、MPU(10B)の制御により乗算用D
AC回路を用いてタッチ感応表面に接続する容量性負荷
を変化させてもよい。第4図に於て、周知の乗算用DA
C回路(424)はパネル駆動増幅器(38)の出力端
(40)に接続した入力端を有する。この回路(424
)の出力端は演算増幅器(426)の非反転入力端に接
続している。この演算増幅器の出力端及び反転入力端間
に帰還抵抗器(428)が接続している。使用する演算
増幅器(426)の型に応じて、零化コンデンサ(43
0)は、(a)・・・演算増幅器の反転入力端及び5I
G−パネル走査出力端(50)間を接続(第4図に実線
で示す)、或いは(b)・・・演算増幅器の出力端及び
SIG−出力端間を接続(第4図に破線で示す)のどち
らかの接続になる。第5図は乗算用DAC回路(424
)を使用する点で第4図と類似している。
しかし、第5図の回路(424)の出力端は直接550
pFの零化コンデンサ(430)に接続している。
32にΩの抵抗器(431)は回路(424)の全スケ
ール範囲を減少し、他方22pFのコンデンサ(433
)は回路(424)のスプリアス発振を防止する。従っ
て、零化コンデンサ(430)は零化回路の容量性負荷
の一形式である。 MPU (108’)は線路(15
4)を介して零化制御信号を乗算用DAC回II(42
4)へ送る。この信号に応じて、コンデンサ(430)
の容量性負荷効果が変化する。上述したように容量性負
荷が変化して、パネルがタッチされない時X、Y及びZ
タッチ電流が0に調整される。
第7図の実施例に於て、信号源(30)に含まれる周知
の矩形波発振器の第1出力端(36)はパネル駆動増幅
器(38)に接続している。この例では、乗算用DAC
回路(424)に矩形波発振器(30)の第2出力端(
70)から第1出力端(36)の信号と90°位相のず
れた信号が入力する。この乗算用DAC回路の出力端は
抵抗器(432)を介して5IG−パネル走査出力端(
50)に接続している。
矩形波発振器の出力端(36)及び(70)の出力信号
の位相が90°ずれているので、抵抗器(432)は実
質的に5IG−出力端に対して容量性負荷の如くふるま
う、この実効的容量性負荷の値はMPU(108)から
線路(154)を介して送られる零化信号に応じて変化
する。この値は各タッチ電流に対して零化条件を満たす
ように調整される。
第8図にはオフセット電流を電流検出器(62)の前の
位置で直接中央タップ(54)に加える零化回路の例を
開示している。この例では中央タップ(54)は演算増
幅器(434)の反転入力端に接続している。この増幅
器(434)の出力端及び反転入力端間に帰還抵抗器(
436)が接続している。
増幅器(434)の出力端は抵抗器(438)を介して
別の演算増幅器(440)の反転入力端に接続している
。演算増幅器(440)も出力端及び反転入力端間に帰
還抵抗器(442)を有し、この出力端は電流検出器(
62)の入力端(60)に接続している。これら増幅器
(434)及び(440)の各非反転入力端は接地して
いる。更に乗算用DAC回路(424)の出力端はコン
デンサ<444)を介して増幅器(440)の反転入力
端に接続している。乗算用DAC回路(424’)の第
1入力端はパネル駆動増幅器(38)の出力端(40)
と接続している。
回路(424)の第2(制御)入力端にはMPU(10
8’)から零化信号が入力している。このように接続す
ると、乗算用DAC回路(424)により中央タップ(
54)に生じたタッチ電流に零化電流が加えられる。こ
の零化電流の値はMPU(10B)の制御により調整さ
れ、パネルがタッチされない時タッチ電流を0にする。
以上の例により、タッチ・パネル装置に生じるタッチ電
流信号の自動的零化が行われる。また、タッチ・パネル
装置の動作中にタッチ電流をOにするようにこの零化を
行える。
1勝且改改剪差 第1図及び第3図に於て、タッチ・パネル装置は、この
システムが使用されている環境内の信号とパネル走査信
号が干渉しないようにパネル走査信号の周波数を環境信
号の周波数スペクトルから自動的にずらす手段を含んで
いる。この手段はタッチ電流検出の際に干渉する周波数
スペクトルの影響を効果的に除去する。このような干渉
スペクトル信号源の主な一例はCRT表示装置の水平フ
ライバンク信号である。このフライバック信号の周波数
は装置によって変化し、且つ特定の装置が動作しても変
化する。この干渉周波数スペクトルからパネル走査周波
数を自動的にずらすようにしたので、予期される種々の
干渉周波数スペクトルに対し、種々のタッチパネル装置
を特別に設計する必要がない。即ち、本発明のタッチパ
ネル・システムはこのような周波数変化に対し自動的に
補償されるので干渉周波数スペクトルを避ける為に逐−
作る必要がない。
第1図に於て、信号源(30)に含まれる可変周波数信
号発生器は制御入力端(176)に入力する周波数制御
信号に制御された周波数の出力を発生する。具体的には
、信号源(30)は自動周波数制御回路(17B)の信
号に応じて可変周波数信号を出力する電圧制御発振器(
VCO)を含んでもよい。
MPU(108)はタッチ電流データにより駆動信号周
波数を変化させるかどうか決める。1つの方法として、
この決定はタッチ電流出力の零化調整の必要頻度を監視
して行われる。もし零化調整頻度が予め定めた頻度を越
えると、駆動周波数が干渉信号の周波数に近過ぎるレベ
ルにあるものと見なされる。この場合、MPU(108
)が自動周波数制御回路(178)を制御して信号発生
器(30)の出力するパネル走査信号の周波数を調整す
る。
通常、最初に調整した周波数は比較的高い。最初の動作
周波数を選択後、動作周波数の更新は通学生しずつ増加
して行われる。また、流れ図に関して後述するように、
この周波数を調整すべき方向を決める手段が用意されて
いる。
第3図に於て、MPU(108)の出力ピン(32)乃
至(39)からデジタル周波数制御信号がバス(104
)及び(182)を介してDAC(184)のデータ入
力ピン(4)乃至(11)に送られる。DAC(184
)は自動周波数制御回路の一部を構成し、第3B図のよ
うに接続したアナログ・デバイス社製AD7524型D
ACを含んでもよい。この回路に用いたフィルタ用コン
デンサ及びバイアス抵抗器は表1に記載されている。D
AC(184)のWR入力ピン(13)はMPU(10
8)のWR出力ビン(16)に接続している。また、D
AC(184)のCSピン(12)はデコーダ(130
)に線路(186)を介して接続している。MPU(1
0B)の制御によりCS及びWR入力ビン(12)及び
(13)が共に論理′0″になると、DAC(184)
はピン(4)乃至(11)のデータ・バス入力信号に応
答する。
τ下人力信号が論理“1”になると、データ・バス入力
信号は遮断される。逆に、WR大入力“1”になると、
DAC(184)はWR又は−τ入力信号が“1”にな
った時データ入力端に最後に存在するデータを保持する
。DAC(184)の出力ピン(1+は演算増幅器(4
60)の反転入力端に接続している。増幅器(460)
の出力端はDAC(184)の帰還ピン(16)に接続
している。1μFのコンデンサ(462)はDAC(1
84)のピン(1)及び(16)間を接続し、増幅器(
460”)の非反転入力端は接地している。また、増幅
器(460)の出力端は68にΩの抵抗器(464’)
を介して別の演算増幅器(466)の反転入力端に接続
している。信号源(30)のFMバイアス端(176a
)は47にΩの抵抗器(468”)を介して増幅器(4
66”)の非反転入力端に接続している。増幅器(46
6)の出力端は信号源(30)の周波数掃引入力端(1
76b)に接続するほか、IOKΩの帰還抵抗器(47
0)を介して自身の反転入力端にも接続している。上述
の構成により、MPU(108)の周波数制御信号に応
じて信号源出力端(36) 、  (70)の信号の周
波数は約130〜230にHzの範囲で可変できる。こ
の可変範囲は所望により増減可能である。
タッチパネル装置を過大電流から保護する為、MPU(
108)は絶えずデジタル化タッチ電流信号を監視して
いる。典型的にはインピーダンス(Z)タッチ電流信号
が特に過大電流になるか監視されるが、他のタッチ電流
を同様に監視してもよい。Zタッチ電流信号が予め定め
た値を越えると、MPU(10B)によりデコーダ(1
30)からOSC,EN、信号が線路(190)を介し
て信号源(30)用のディセーブル・スイッチ(192
)の制御入力端に送られる。これによってスイッチ(1
92)が閉じると、信号源(30)のピン(10)が接
地され、信号出力が遮断される。同時にパネル走査状態
がオフ状態に通常切換わる。これでパネルのコンタクト
とタッチ検出回路群との接続が離れ、タッチ処理回路群
も過大電流から保護される。
上述したタッチ電流システムは動作するのに比較的小さ
な電力(即ち、通常3W以下)しか消費しない、更に、
回路基板の寸法、使用部品点数及び経費も低減している
。また、通常この装置全体が広範囲に応用できる基準装
置であるが、オフセット・コンデンサ(158)及び(
168)は実際の環墳に適合させる為に時には変更でき
る。従って、使用者による調整は最小限度となる。また
、マルチプレクサ(52)を設計変更すずに1ピンから
6ビンまでをタッチ感応表面の各辺に接続するのに使用
できる。これによって本タッチ・パネル装置の汎用性は
更に拡大される。
久ユl」uuJl 第9図乃至第16図の流れ図は第1図のタッチ・パネル
・システムを動作させる一手順を示している。これら流
れ図には自動零化、自動周波数制御の手順及びデジタル
・タッチ電流信号をタッチ位置データに処理する手順も
含まれている。
第9図では全般的手順を示している。開始ブロック(4
80)  (これは装置のリセットを含んでいてもよい
)から始まり、初期周波数ブロック(482)に敗る。
ブロック(482)は初期タッチ・パネル動作周波数を
選択するサブルーチン及び初期零化サブルーチンを呼び
出すサブルーチンにも相当する0次のブロック(484
)ではX及びYが0に設定される。またZはFFhに設
定される。このFFhは16進数0FF(10進数では
255)を示している。これらの値は非タッチ状態に対
応している。この後、この装置はX、Y及びZを出力し
、この初期設定が完了したことを示す、その後、ブロッ
ク(486)では以前のX、Y及びZの値(旧(X、Y
、Z))として(X、Y、 ′Z)が設定される。その
後、ブロック(488)に達すると新しいX、Y及びZ
の値が決められる。ブロック(48B )は第13図及
び第14図に示したサブルーチンに相当する。
ブロック(488)から処理はループ(490)。
(495)及び(497)へ継続していく。これらのル
ープではタッチ・パネル装置が特定の動作モードにある
時新しいX、Y及びZの値を新しい値として認めるかど
うかを決める。より詳しく言えば、ループ(490)は
この装置が連続モードで動作中であるかどうかを検査す
る判断ブロック(492)を含んでいる。第3A図に関
して上述したように、これは制御スイッチ(19B)の
設定によって決まる。もしYESならばタッチ・パネル
装置は判断ブロック(494)でX、Y及びZの値の変
化を探策する。もし値の変化がなければ(即ちNoなら
ば)、処理はブロック(49B )へ進む。もし値が変
化していれば(YESならば)、ブロック(496)で
新しいX、Y及び2の値がタッチパネル検出回路群から
出力される。その後処理手順は継続する。
ループ(490)の処理の後、ループ(495)では制
御スイッチ(19B)によってタッチ接触モードが選択
されている場合にこのモードを評価する。
このモードの時には、X、Y及びZの値の最初の変化に
応じて新しい値が出力される。タッチパネル装置がタッ
チ接触モードであれば、判断ブロック(49B)から判
断ブロック(500)に処理が進む。もし、旧Zの値が
FFh(IIEタッチ)であって、新しいZの値がFF
hに等しくなければ、パネルがタッチされていることに
なる。この場合、ブロック(496)に進み新しいX、
Y及びZの値が出力される。その後、ブロック(496
)カラ、或いは新しいタッチが検出されなかった場合に
はブロック(500)から処理は継続する。
ループ(497)の判断ブロック(502”)では、タ
ッチ・パネル装置がタッチ解除モードにあるかどうかが
判断される。これは制御スイッチ(198)の設定で決
まり、もしこのモードにあればタッチパネル装置は使用
者がタッチ感応表面からタッチを離す最初の瞬間を監視
する。ブロック(504)では旧Zの値がタッチ状態に
対応していて且つ新しいZの値が非タッチ状態に対応し
ているかどうかを判断する。もしYESならば、タッチ
感応表面からタッチが解除されたことになるので、記憶
されていた旧X、Y及びZの値が出力される。これらの
値は使用者の指又はスタイラスがタッチ感応表面から離
された位置に対応している。ブロック(506)又はブ
ロック(504’)から処理が継続する。
ブロック(508)では信号源(30)がOSC,EN
信号によって停止されたかどうかを判断する。もし停止
状態になれば、ブロック(510)で任怠の遅延時間(
例えば1秒より僅かに長い時間)を加えて、過大電流源
を取り除く時間を与える。この遅延時間後に処理が継続
する。第9図には示していないが、絶えず遅延時間を監
視することができる。また、累積遅延時間が予め定めた
時間を越えた場合、全処理を停止するようにしてもよい
。この場合、MPU(10B)は過大タッチ電流の為に
、所定の最大遅延時間を越えて、信号源(30)を停止
し続ける。これはシステムを検査する必要があることを
意味する。
第10図を参照すると、第9図から呼出された初期周波
数サブルーチンはブロック(512)から開始する。ブ
ロック(514)では周波数FREQ、は7Fhに初期
設定される。これは信号源(30)の周波数制御の為に
DAC(184)に送られた最初の周波数である。この
初期値はDAC(184)の出力範囲の略中央値から始
まる。後続のブロック(516) 、  (518)及
び(520)ではある初期条件が設定される。変数Fc
onstは最初0に設定される。この変数はタッチが検
出されずに走査周波数の設定が一定のまま走査した走査
サイクルの数を表わしている。F constの前の値
OL D F constは最初周波数が安定であると
仮定しているので、FFhに設定される。変数F of
fsetも最初Oに設定される。また、F modフラ
グは1に設定される。
このF modフラグは周波数の変化方向を制御する。
F mad = 1のとき周波数の調整は増加方向であ
る。
Fmod=−1のときは周波数調整が減少方向であるこ
とを意味する。ブロック(520)から初期零化ブロッ
ク(522)に進む。このブロックはX。
Y及びZタッチ電流を最初0に設定する初期零化サブル
ーチンである。このサブルーチンについては第11図に
関連して後述する。
その後、判断ブロック(524)ではX、Y及びZタッ
チ電流が十分に零化されているかどうかを判断する。こ
れは、各電流の値を零化閾値と比較して行われる。答が
Noであれば、初期周波数が干渉周波数スペクトルに近
過ぎることを意味する。
例えば、初期周波数が、この装置を使用しているCRT
表示器の水平フライバック周波数の高聞波のどれかに近
いものかも知れない。この場合には、ブロック(526
)で周波数は大きなステ、ノブ(即ち、10単位)だけ
増加される。これはMPU(108)と自動周波数制御
回路(17B)とによって行われる0判断ブロック(5
2B )では全周波数が試験済かどうかが評価される。
答がYESなら、処理はブロック(530)で停止する
。まだ全周波数が試験済でなければ、処理はブロック(
52B )から信号の再零化の為ブロック(522)へ
と戻る。
ブロック(524)でX、Y及びZタッチ電流が闇値範
囲内と判断されたと仮定する。この場合にはサブループ
(532)に処理が進む。このサブループでは、タッチ
電流(例えばZタッチ電流)が予め定めたサイクル数の
期間十分に一定であったかどうか評価する。十分一定で
あれば、最初の動作周波数は以下述べるように更新され
るまで、そのまま保持される。Zタッチ電流がこのサイ
クル期間中に一定でなければ、周波数を少しだけ増加し
てから初期周波数選択手順が継続する。結局、周波数を
選択した結果Zタッチ電流は所定の測定サンプル数の期
間で略一定となる。そして、この初期周波数サブルーチ
ンが終了する。
詳しく言えば、ブロック(524)からYES分岐によ
りブロック(534)に進み、ここで測定サンプル数C
0UNTが設定される。測定サンプル数をいくつに選ん
でもよいが、10が好適例である。ブロック(536)
では旧インピーダンス・タッチ電流0LDZとしてZの
値が記憶され、次のブロック(538)では新しいイン
ピーダンスタッチ電流Zが測定される。タッチ電流の測
定については第12図に関連して後述する。ブロック(
540)では旧 −ZとZとの差の絶対値を閾値(即ち
1)と比較する。もし、闇値より大きければ、ブロック
(542)に進み、駆動周波数FRI!Q、は小さなス
テップ(!pち1単位)だけ増加する。その後処理はブ
ロック(524)へ継続する。しかし、もしインピーダ
ンス・タッチ電流がこの闇値の許容範囲内で一定であれ
ば、ブロック(540)からブロック(543)に進み
、C0UNTの値が1減少される。次のブロック(54
4)では測定サンプル全てが検査されたかどうかを判断
する。まだなら処理はブロック(536)に戻される。
全て検査が終れば一定かどうか評価中のZタッチ電流酸
いは他のタッチ電流は所定の測定サンプル数の期間、十
分に一定であったことになる。その後、この結果によっ
て初期動作周波数が確定する。ブロック(546)から
処理は第9図のブロック(482)に戻る。
第1O図のブロック(522)で呼出された初期零化サ
ブルーチンは、第11図のブロック(550)から開始
する。このサブルーチン零化手順によって、各タッチ電
流信号を零化する為に必要な零化静電容量を選択する。
第4図乃至第8図に示した種々の零化回路の例に対して
も同様の手順が好適である。ブロック(552)では、
積分器の利得GAINはOに初期設定される。これは最
長有効時間(例えば約30m5)の積分に対応している
。また、零化制御信号NtlLLは0に初期設定される
。この零化制御信号はMPU(108)からラッチ(3
90)(第3A図)に送られる信号である。また、最終
零化フラグLAST NULLを論理状態“偽”  (
FALSE ) ニ初期設定する。このフラグは、後の
零化を更新する際に用いられる。
ブロック(554)では、変数BITがaoh (16
進数)に設定される。このBITはラッチ(390)の
出力に対応し、16進数形式で表わされる。BITが8
0hに設定されると、可変範囲の中間値のコンデンサ(
即ち、128pFのコンデンサ(414) )が選択さ
れ、SIG+走査出力端(48)に接続される。ブロッ
ク(556)では、零化制御信号NIILLとBITの
和を新しいN[JLLに設定する。このループを最初通
過するとき、零化制御信号NULLは80hに等しい。
もし、Xタッチ電流を零化している時なら、ブロック(
558)でXタッチ電流が第12図のサブルーチンに従
って測定される。同様に、Y及びZタッチ電流も各零化
中には測定される。
ブロック(560)では、測定したXタッチ電流の値(
或いはY又は2タフチ電流の値)が0より大きいかどう
かを判断する。答がYESならば、SIG+出力端に接
続した静電容量が大き過ぎることになる。この場合、ブ
ロック(562)でNIJLLからBITを引いた値を
新しいNtlLLとする。これで自動零化回路(150
)からコンデンサが切離される。初期状態ではコンデン
サ(414)がSIG+出力端に結合していたとする。
ブロック(560)でもし測定したタッチ電流が0より
大きくなければ、これはSIG+出力端に十分な静電容
量が接続していないことを意味する。この場合、ブロッ
ク(564)でBITの値が半分になる。次のブロック
(566)では、この半分になったBITの値が0かど
うかを判断する。答がYESならばコンデンサ選択過程
が完了したことになる。第1回目では答はNoで処理は
ブロック(556)に戻ることになる。ブロック(56
0)で、もし自動零化回路の静電容量が不十分と判断さ
れたら(即ち、NOのとき)、ブロック(562)は迂
回され、その後ブロック(556”)に戻った時、コン
デンサ(414)及び(412)が共にこの回路に接続
する。
その後、処理が継続する0反対に、ブロック(560)
で自動零化回路の静電容量が大き過ぎると判断されると
、ブロック(556)に戻った時コンデンサ(414)
がはずされ、コンデンサ(412)が加えられる。SI
G十出力出力端続した総静電容皇により、零化タッチ電
流の値が僅かに負でOに非常に近づいた時、このコンデ
ンサ選択手順は停止する。この種々のコンデンサを組合
せた結果、BIT−0になると、ブロック(568)に
進んで非タッチ条件下のX、Y及びZタッチ電流が測定
される。
また、ブロック(570)にて、X、Y及びZの零化オ
フセットがこれらの測定値に等しく設定される。これら
の測定値は初期零化処理が完了後の非タッチ条件下に於
ける残留X、Y及びZタッチ電流に対応している。これ
ら零化オフセットは零化処理を更新するかどうかの後の
判断に用いられる。
即ち、SIG十出力出力端8)に零化回路(150)が
接続するコンデンサを変更するかどうかを判断する場合
である。ブロック(570)からブロック(582)へ
進み、処理は第10図のブロック(524)へ戻る。
第12図のタッチ電流の測定サブルーチンはブロック(
590)から開始する。ブロック(592)では、マル
チプレクサ(52)を制御して、タッチ電流検出の為所
望の状態に装置を設定する。例えば、X電流検出中には
SIG+出力端をパネルの右側辺に接続し、5IG−出
力端を左側辺に接続する。
ブロック(594)では、適当な零化状態を設定する。
換言すれば、特定のタッチ電流(即ちXタッチ電流)を
検出する為以前決めたラッチ(390)の設定を用いて
、以前決めたコンデンサをSIG+出力端に接続するの
である。ブロック(596)では、スイッチ(94) 
 (第1.3図)を閉じて、積分準備の為積分用コンデ
ンサ(90)を放電させる。ブロック(598)では、
アナログ・デジタル(A/D)オフセットが決められる
。具体的には、積分用コンデンサを放電した時、ADC
(100)から7Eh (中央値)以外の出力を発生さ
せてもよい、A/Dオフセントは記憶され、データのず
れを補償する為に用いられる。
ブロック(600)では、積分期間を、最長積分期間M
AX、TIME割る設定利得値gain (便宜的にG
AINと書くこともある)を指数とする2の累乗(即ち
、MAX、TIME/ 2 gatn)ニ等しくする。
最初、この利得gainはOである。しかし、後述する
ように、この利得は第13図の位置読込サブルーチンで
調整される。一般に、丸め誤差を低減する為に、タッチ
電流をデジタル化した時、ADC(100)の出力範囲
を逸脱しない範囲で最も長い期間積分を行うことが望ま
しい。ブロック(602)では、X、Y。
Zのどれであっても積分回路の出力をデジタル化した値
を測定したタッチ電流の値(VALLIE )とする。
ブロック(604”)では、この値VALUEからブロ
ック(598)で決めたA/Dオフセント(A/D 0
FFSET )を引いて新たな値VAL[IEとする。
その後、ブロック(606)ではマルチプレクサ(52
)を切換えてスイッチをオフ状態にする。この手順は測
定された各タッチ電流について繰返される。
以上のタッチ電流測定の完了後、ブロック(608)か
らこの測定サブルーチンを呼出した元の処理ブロックへ
処理は戻される。
新しいX、Y及びZの値を返すサブルーチンを第13図
及び第14図に示す。このサブルーチンは第13図のブ
ロック(610)から開始する。総ての場合に不可欠と
いう訳ではないが、通常タッチ電流信号は平均化され、
この平均化によりタッチ位置が決められる。ブロック(
612)では平均化処理する測定サンプルの数を設定す
る。この数(N)は積分回路の設定利得GAINの関数
f1 (即ち、N= f 1(GAIN) )に等しく
設定される。より詳しく言えば、fl(GAIN)の値
は、設定利得が0か1の時2に等しく、設定利得が2又
は3の時4に等しく、設定利得が4又は5の時8に等し
く、設定利得が6又は7の時16に等しい。この測定サ
ンプル数の選択は、平均化によってノイズを有効に除去
し、他方妥当な応答時間を維持するように決められる。
他の利得関数も所望により用いてもよい。
ブロック(614)では、測定したX、Y及びZタッチ
電流をデジタル化したデータを累計するアキュムレータ
を0に設定する。その後、ブロック(616)に進み、
Zタッチ電流が測定される。この時X或いはYタッチ電
流を測定することもできるが、通常はZタッチ電流を測
定し、これが過大タッチ電流の存在及び設定利得の調整
の必要性も判断する為に評価される。この測定したZタ
ノチ電流は、ブロック(61B)で予め定めた最大値M
AX、Zより大きいかどうか判断される。もしYESな
ら、ブロック(620)でこの設定利得が、最短積分時
間に対応する値0であるかどうかチェックされる。もし
設定利得が0であれば、最短積分時間を用いても尚Zタ
ッチ電流が所定の最大値を越えていることから、過大2
タツチ電流が流れていることを意味する。この場合、ブ
ロック(621)で信号源(30)の動作を停止し、マ
ルチプレクサ(52)のスイッチも遮断される。更に、
X及びYの値は夫々以前の値0LDX及び0LDYに等
しく設定され、Zは0に設定され、停止条件を示す。
また、最終零化フラグLAST NULLは後の零化の
更新に用いるので論理状態“偽(PALSE )  “
に設定される。その後、処理はブロック(624)から
元に戻される。第9図のブロック(508)に達すると
、停止状態が指示され、ブロック(510)で遅延時間
が発生する。
第13図のブロック(620)で設定利得GAINが0
でないと判断されると、この利得はブロック(622)
で0に設定される。その後処理はブロック(612)か
ら継続する。再びブロック(618)に達し、YES分
岐に進めば設定利得はOなので停止状態になる。しかし
、Zタッチ電流が所定の最大値MAX、Z以下ならば、
ブロック(626’)に処理が進む。このブロック(6
26)ではZタッチ電流が最小所望値MIN、Zより小
さいかどうか判断される。
もし、小さければ、サブルーチン(62B ”)で利得
調整が行われる。即ち、ブロック(626)からブロッ
ク(630)に進み、利得GAINが最大設定利得MA
X、GAINに等しいかどうか判断される。もし等しけ
れば、ブロック(632)でX、Y及びZは非タッチ状
態を示すように(即ちx、y=o、z=FFh)夫々設
定される。換言すれば、微小インピーダンス電流信号は
最長積分期間を設定したことにより検出され、タッチさ
れたことを指示できる。ブロック(632)から処理は
周波数及び零化のオフセット更新サブルーチン(634
)に進む。
このサブルーチン実行後、ブロック(636)から処理
が戻される。この処理手順では、オフセット更新サブル
ーチン(634)には非タッチ条件の時以外進まない、
従って、タッチが検出されている時には周波数及び零化
の調整(即ち更新)は行われない。
ブロック(630)に於て、設定利得GAINが最大設
定値ではないと判断されるとブロック(638)に進む
、ここでは設定利得(即ち積分期間)が1増加する。ま
た、ここではZを再測定せずに単純に2倍(2Z)に設
定する。その後、ブロック(640)では、Zが最小所
望値MIN、Zより小さいかどうかが確認される。もし
、2が小さければ(YESならば)、処理は上記ブロッ
ク(630)に戻る。もしZが小さくなければ(Noな
らば)、処理はブロック(612)に戻り、本タッチ・
パネル装置は前と異なる設定利得にて動作する。
ブロック(626)に於て、Zタッチ電流がMIN、Z
の値より小さくないと判断されると(Noならば)、こ
れはZの値が所望のMIN、ZからMAX、Zの範囲内
にあり、タッチが検出されたことを意味する。ブロック
(629)では測定したZタッチ電流を累計し、且つX
及びYタッチ電流を測定及び累計する。
ブロック(631)では測定サンプル数Nが1減少する
。その後、ブロック(633)では、ブロック(612
’)で設定した全ての測定サンプルが得られたかどうか
が判断される。もし、まだ全て得られていなければ(N
oならば)、処理はブロック(616)から継続する。
もし全測定サンプルが揃っていれば(YESならば)、
処理はブロック(635)から第14図のブロック(6
37)に進む。
その後、第14図のブロック(639)  、  (6
41)及び(642)に於て、X、Y及びZの各累計値
が調整されて、第11図のブロック(570)で最初設
定したX、Y及びZのオフセット値或いは第15図のサ
ブルーチンで更新されたX、Y及びZのオフセット値の
影響を除去している。これらのオフセット値(X of
fset、 Y offset、 Z offset)
は、積分回路の利得を0に設定して決められている。し
がし、X、Y及び2の測定値は必ずしも同じ設定利得で
決められてはいない。従って、この調整の中で、上記オ
フセット値(X offset、 Y offset。
Z offset)は設定利得gainを指数とした2
の累乗(即ち2gatn)で割算される。更に、このオ
フセット値に累計範囲内の測定サンプルの総数Nを刺箆
して総オフセット値が決められる。従ってMPtJ(1
08)は残留零化オフセット電流を補償しているのであ
る。ブロック(644)及び(646)では、X及びY
のタッチ位置(Xp、Yp)が計算される。また、イン
ピーダンス値Zpは利得GAIN及びZの累計値ΣZの
関数f2に設定される。具体的に言えば、f 2  (
GAIN、ΣZ) = ((MAX、GAIN−GAI
N) X16) + (ΣZ/2’)である。この関数
は設定利得の基数2を底とする対数の値が利得の設定範
囲に収まるように選ばれたものである。その後、ブロッ
ク(650)で、最終零化フラグLAsTNULLが“
偽(FALSE )  ″に設定され、ブロック(65
2)で処理が戻る。
第15図を参照して、零化オフセット及びパネル駆動周
波数の更新サブルーチンについて以下に述べる。このサ
ブルーチンはブロック(660)から開始する。ブロッ
ク(662)では、零化更新フラグUPDATE NI
JLLを“偽(FALSE ) ″に、また旧Zの値0
LDZをZの値と等しく設定する。ブロック(664)
では、すぐ前の走査サイクルも非タッチ状態であったか
どうかの判断がされる。もしYESであれば、Z、X及
びYオフセット(Zoffset。
X offset、 Y offset)が順次オフセ
ットの更新の必要性を判断する為に検査される。換言す
れば、零化更新を行う前に少くとも1サイクル期間非タ
ッチ状態が継続していなければならない。
零化更新を行う場合には、処理はブロック(664)か
らブロック(666)へ進む。このブロック(666)
では、Zオフセット(Z offset)はZ off
setと旧2の値(OLDZ)の関数f1に等しく設定
される。
即ち、f 1  (Zoffset、  0LDZ) 
= (Zoffset −Z offset/ 25+
0LDZ/ 2 ’ )であるeflは他の関数でもよ
いが、この特定の関数はオフセット値をフィルタ処理す
る為に選ばれたものである。
その後、ブロック(66B )でこのZ offset
は評価され、最大Zオフセント値MAX、 Z ofr
seはり大きいかどうかが判断される。もし、大きけれ
ば(YESならば)、自動零化回路(150)を調整し
てSIG+出力端に結合する静電容量を減少する必要が
ある。これはブロック(670)にて、Iステップ零化
信号(Znull)を減少して行われる。
ブロック(670)からブロック(672)に進み、こ
こではZ offsetをOに設定し、更新零化フラグ
(UPDATE NtlLL ’)を“真(TRUE)
  ”に設定する。
このフラグは零化更新が実行されたことを示している。
このサブルーチンの処理は、その後位置(674)から
41!続する。
ブロック(66B )に於て、Z offset;6<
MAX、 Z of−fset以下と判断された場合に
は、ブロック(676)に進んでZ offsetが最
小Zオフセット値旧N、Zof−fsetより大きいか
どうかが判断される。もし、大きければ、自動零化回路
が十分な静電容量をSIG+出力端に結合していないこ
とになる。その為、ブロック(67B )では零化信号
(Z null)が1ステツプ増加し、静電容量を付加
する。ブロック(678)からブロック(672)に進
み、ここでは上述のブロック(672)の処理が実行さ
れる。もし、ブロック(668)及びブロック(676
)で共にNoの判断がされて位置(674)に達した場
合、これはZ offsetの調整が不要であることを
意味する。
X offsetはZ offsetと同様の手法で評
価される。
従って、Z offsetの場合に述べたブロックに対
応するブロックには同じ番号にaを付加して記入してい
る。同様に、Y offsetの評価の場合でも、各対
応ブロックには同じ番号にbを付加して記入している。
また、関数f1についてもZ offsetの場合と同
様に、f 1(Xoffset、 0LDX) = (
Xoffset−X offset/ 25+ 0LD
X/ 2 ’ )及びft  (Yof−fset、 
0LDY) = (Yoffset−Yoffset/
 25+0LDY/25〕となる。
零化オフセットを評価し、必要に応じて更新してから、
処理はブロック(680)から継続する。
プロ・ツク(680”)では、Xタッチ電流を測定(第
12図参照)し、旧Xの値(OLDX)をXに等しく設
定する。それからブロック(682)ではYタッチ電流
を測定し、旧Yの値(OLDY)をYに等しく設定する
。ブロック(684)では最終零化フラグ(LAST 
NULL )を“真(TRUE)  ″に設定する。ブ
ロック(686)では以下に述べる周波数更新サブルー
チン(第16図)が実行される。この周波数更新サブル
ーチン終了後、処理はブロック(68B )にて、戻さ
れる。
第16図のサブルーチンではパネル駆動周波数の調整が
必要かどうかが判断される。このサブルーチンはブロッ
ク(690)から開始し、ブロック(692)へ進む、
ブロック(892)では、変数F offsetを、F
 offsetと零化更新フラグUPDATENULL
の関数f1に等しく設定する。この関数f1は自動零化
回路がSIG+出力端に接続する容量性負荷の調整頻度
を評価するのに用いる。この零化調整の頻度が高過ぎる
と、タッチパネルの駆動周波数が環境内の固定周波数干
渉スペクトルに近過ぎることを意味する。この場合には
、MPU(10B)により駆動周波数が調整される。
、具体例として、f s  (Foffset、 UP
DATE NULL )−(F offset −F 
offset/ 23+  (16又は0)〕(但し、
右辺第3項は零化更新フラグUPDATE N[ILL
が“真”のとき16. UPDATE NULLが“偽
”のとき0である。ブロック(694)に於て、変数F
 offsetがF offsetの所定の最大値MA
χ、Foffseはり大きいかどうかが判断される。大
きくない(Noの)場合、零化調整の実行頻度が最大値
を越えていないことを意味する。従って、ブロック(6
96’)に於て・変数F constをF const
 + 1に等しく設定し、次のブロック(698)から
処理が戻される。
従って、変数F constの値は非タッチ条件下でF
offs、etがMAX、F offsetを越えない
限り、毎回更新される。換言すれば、変数F cons
tはパネル駆動周波数の調整時点間に於てパネルがタッ
チされずに且つ十分に零化されていた期間を示している
ブロック(694)に於て、F offsetがMAX
、F of−fseはり大きいと判断された場合には、
ブロック(700)に処理が進み、現在のF cons
tの値と旧FconstO値(OL D F cons
t )が比較される。
即ち、零化調整を行わない期間が以前の動作周波数の場
合より現在の動作周波数の場合の方が長いかどうかを判
断している。もし、YESであれば、以前の周波数変化
が適切な方向に行われたことを意味している。この場合
、ブロック(702)に於て旧F constの値(O
L D F const )をF constの値に等
しく設定する。反対に、ブロック(700)に於て現在
の駆動周波数によって以前の周波数の場合よりも零化調
整頻度が高くなった場合(N。
のとき)、ブロック(704)に処理が進む、ブロック
(704)では、フラグF modの正負符号を逆にし
て、以前の誤りの周波数変化方向とは反対の方向に次の
周波数変化を変更する。その後、ブロック(702)の
処理後、ブロック(706)に進み、F const及
びF offsetを共に0に設定する。更に、ブロッ
ク(708)ではX、Y及びZオフセット(offse
t(X、 Y、  Z) )を全て0に設定する。
また、ブロック(710)では周波数FREQ、を1ス
テツプF nodだけ適切な方向に調整している。その
後、ブロック(712)からこのサブルーチンは第15
図に戻る。
所定のx−y座標は適当な方法で使用者のコンピュータ
(114)  (第1図)により利用し得る。
例えば、特定の位置に於けるタッチの場合にサブルーチ
ンを呼出すようにしてもよい。また、上述の説明で明ら
かなように、タッチ感応表面上をすべらせてタッチ位置
を連続的に決めてもよい。このような連続的タッチ位置
決定法をコンピュータ(114)で用いて、例えば表示
端末画面(14)上の画像をトレースするようにしても
よい。第9図乃至第16図の流れ図に示した手順も、他
の走査方法に応用してもよい。即ち、本発明は上述の処
理手順に限定されるものではない。
表  1 以上、本発明の原理についていくつかの好適実施例を用
いて説明したが、本発明の要旨を変更することなく、種
々の変形及び変更が可能であることは当業者には明らか
であろう。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特に自動零化回路を設けたことにより
、装置の初期設定時及び動作中に於て、パネルの非タッ
チ状態時のタッチ電流信号を自動的且つ高精度に0に設
定及び維持できるので、使用環境内のノイズや干渉信号
の影r2によるタッチ電流信号の誤差を排除することが
でき、タッチ電流信号の検出感度を飛曜的に向上するこ
とにより、タッチ位置及び押圧力の決定精度、信頼性、
安定性、使用環境の選択自由度、及び汎用性等を格段に
向上したタッチパネル装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタッチパネル・システム全体のブ
ロック図、第2図は第1図のマルチプレクサ(52)及
びタッチパネル(16)を詳細に示す回路図、第3A図
及び第3B図は第1図から第2図の部分を除いた部分を
詳細に示す回路図、第4図乃至第8図は第1図及び第3
A図の自動零化回路(150)の他の実施例を夫々示す
回路図、第9図は第1図のMPUの全体的処理を示す流
れ図、第10図は初期パネル走査周波数を決定する処理
手順を示す流れ図、第11図は初期零化処理手順を示す
流れ図、第12図はタッチ電流信号の測定処理手順を示
す流れ図、第13図及び第14図はタッチ位置を決定す
る処理手順を示す流れ図、第15図は非タッチ状態時に
タッチ電流信号を零化する処理手順を示す流れ図、第1
6図はパネル走査信号の周波数を変更する処理手順を示
す流れ図である。 (30)・・・信号源、(44) 、  (48) 、
  (50)・・・パネル走査信号発生手段、(62)
・・・タッチ信号検出手段、(52)・・・切換手段、
(56)・・・タッチ信号処理手段、(150)・・・
自動零化回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性のタッチ感応表面上のタッチに応じて少くともタ
    ッチ位置を決定するタッチパネル装置であって、 交流電圧信号を発生する信号源と、 上記交流電圧信号に応じて互いに逆位相の第1及び第2
    パネル走査信号を発生するパネル走査信号発生手段と、 上記第1及び第2パネル走査信号の差に相当するタッチ
    電流信号を検出するタッチ信号検出手段と、 上記タッチ感応表面への上記第1及び第2パネル走査信
    号の印加状態を選択的に切換える切換手段と、 上記タッチ電流信号から少くともタッチ位置を決定する
    タッチ信号処理手段と、 上記タッチ感応表面が非タッチ状態の時に上記タッチ電
    流信号を自動的に零にする自動零化手段と を具えることを特徴とする自動零化機能付タッチパネル
    装置。
JP62207346A 1986-08-26 1987-08-20 自動零化機能付タッチパネル装置 Granted JPS6358528A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/900,559 US4707845A (en) 1986-08-26 1986-08-26 Touch panel with automatic nulling
US900559 1986-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6358528A true JPS6358528A (ja) 1988-03-14
JPH0448245B2 JPH0448245B2 (ja) 1992-08-06

Family

ID=25412717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62207346A Granted JPS6358528A (ja) 1986-08-26 1987-08-20 自動零化機能付タッチパネル装置

Country Status (5)

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US (1) US4707845A (ja)
EP (1) EP0261770B1 (ja)
JP (1) JPS6358528A (ja)
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