JPS635773Y2 - - Google Patents

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JPS635773Y2
JPS635773Y2 JP13115981U JP13115981U JPS635773Y2 JP S635773 Y2 JPS635773 Y2 JP S635773Y2 JP 13115981 U JP13115981 U JP 13115981U JP 13115981 U JP13115981 U JP 13115981U JP S635773 Y2 JPS635773 Y2 JP S635773Y2
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JP
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liquid
reaction tank
chamber
partition plate
reaction
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JP13115981U
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は反応槽内の液体を撹拌機により撹拌し
ながら反応させる反応槽装置に関する。
例えば鉄・マンガン鉱石からタングステン金属
粉末を製造するためには、アルカリ溶解(鉱石粉
末をカ性ソーダ溶液に加えて溶解しタングステン
酸ナトリウムを取出す。)、カルシウム沈澱(アル
カリ溶解で取出したタングステン酸ナトリウムに
塩化カリシウム溶液を加えてタングステン酸カル
シウムを取出す。)、酸沈澱(カルシウム溶解で取
出したタングステン酸カルシウムに塩酸を加えて
タングステン酸を取出す)の各反応処理を順次行
なつた後に、結晶抽出処理および還元処理を行な
いタングステン金属粉末を得ている。
従来、これらの反応処理を行なうためには第1
図で示すように内部空間が単一の室をなす反応槽
イが用いられている。この反応槽イ上部には液体
を送入する入口ロと反応後の液体を送出する出口
ハが、液面を一定に保つために同じ高さの位置で
形成され、また反応槽イには回転羽根ホを有する
撹拌機ニが設けられている。
しかるに、この反応槽イは内部が単一の室をな
すものであるために、入口ロから送入された液体
は槽内部で分散されて撹拌機ニの回転羽根ホによ
り全体的に充分撹拌されず、液体の一部は反応槽
イの底部へ移動して出口ハから送出されるが、液
体の他の部分は反応槽イの底部まで移動せずに上
部を通過するだけでそのまま出口ハから送出され
るので、反応槽イ内での滞溜時間が短く反応も不
充分となり、場合によつては未反応のまま送出さ
れることがある。従つて、従来は反応槽イ内に送
入される液体の全体を長く滞溜させて充分且つ均
一に反応させることができない欠点があつた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、反
応槽内に送入した液体を全体にわたり長く滞溜さ
せ充分且つ均一に反応させることができる反応槽
装置を提供することを目的とする。
本考案の反応槽装置は、反応槽の内部を仕切板
により入口側と出口側との少なくとも2つの室に
仕切ることにより液体の移動する距離を増大さ
せ、また各室毎で撹拌機により液体に対しその移
動方向とは逆向きの力を与えることにより撹拌に
よる液体の滞溜を高めるようにしたものである。
以下本考案を図面で示す一実施例について説明
する。
第2図は本考案の反応槽装置の一実施例を示す
縦断側面図である。図中1は例えば円形をなす反
応槽で、この反応槽1の周壁の対向する上側部に
は所定高さに位置に液体の入口2と液体の出口3
が形成してあり、反応槽1の上開放部には蓋4を
被せて設けてある。反応槽1の内部において入口
2を形成した側部と出口3を形成した側部とで挾
まれる中央には、反応槽1の直径方向に沿つて仕
切板5が配置してあり、この仕切板5は上縁が蓋
4に固定して保持されるとともに両側縁が反応槽
1の周壁と接触している。仕切板5の下縁と反応
槽1の底壁とは互いに離間して開放され、この開
放部分は反応槽1内部の仕切板5で仕切られた両
側部分を互いに連通する連通部6となつている。
このため、反応槽1の内部は仕切板5により入口
2側の第1の室7と出口3側の第2の室8の2個
の室に仕切られ、これら各室7,8は反応槽1底
部の連通部6を介して互いに連通する。また、第
1の室7と第2の室8には夫々撹拌機9,9が設
けてある。撹拌機9,9は蓋4に設置した電動機
10と、この電動機10から垂直に反応槽1の第
1および第2の室7,8内部に垂下された回転軸
11と、この回転軸11の下端部に取付けられた
回転羽根12とで構成されている。第1の室7に
設けた撹拌機9の回転羽根12は、第1の室7で
移動する液体に上向きの力を作用させるように回
転軸11の回転方向に対する羽根の向き(傾き)
を設定してある。第2の室8に設けた撹拌機9の
回転羽根12は、第2の室8を移動する液体に下
向きの力を作用させるように回転軸11の回転方
向に対して羽根の向き(傾き)を設定してある。
各撹拌機9,9の回転軸11,11の回転方向を
同じとすれば、図示するように各回転羽根12,
12の羽根の向きは互いに逆向きとなる。また、
回転軸11,11の回転方向が反対であれば回転
羽根の羽根の向きは夫夫同じとなる。
しかして、このように構成した反応槽装置は、
例えば鉄・マンガン鉱石からタングステンを取出
す工程において、アルカリ溶解を行なう場合に用
いる。このアルカリ溶解を行なう場合には、鉄・
マンガン鉱石粉末とカ性ソーダ溶液とを混合した
液体Aを連続して入口2から反応槽1の第1の室
7内部に送入する。液体Aは連続して送入される
ために、液体A全体が第1の室7の上部から底部
(すなわち反応槽1の上部から底部)に向けて図
示実線で示すように下降移動する。第1の室7に
おいては撹拌機9が電動機10により回転軸11
とともに回転羽根12を矢印方向に回転させてお
り、回転羽根12の回転により第1の室7内を下
降移動する液体Aを撹拌する。この場合、回転羽
根12は液体Aに加える力の一部として図示破線
で示すように液体Aにその下降移動方向とは逆方
向である上向きの力を作用するので、この回転羽
根12による力が抵抗となつて液体Aの移動が滞
り第1の室7における液体Aの滞溜時間が大とな
る。また、液体Aの撹拌がより促進される。液体
Aは第1の室7の底部から仕切板5と反応槽1底
壁との間で構成される連通部6を通り、第2の室
8の底部に流入する。そして、液体Aは第2の室
8の底部から上部すなわち、反応槽1の底部から
上部へ向けて上昇移動する。第2の室8において
も撹拌機9の回転羽根12が回転して液体Aを撹
拌する。この場合、回転羽根12は液体Aに作用
する力の一部として液体Aにその上昇移動方向と
は逆向きの力を作用するので、この力が低抗とな
つて液体Aの移動が滞り第2の室8における液体
Aの滞溜時間が大となる。また、液体Aの撹拌も
促進される。そして、液体Aは反応槽1の出口3
から連続的に送出して次の工程の反応槽へ送られ
る。液体Aが反応槽1の第1および第2の室7,
8を移動する過程において鉱石粉末とカ性ソーダ
とが反応して、タングステン酸ナトリウムが溶解
して、水酸化鉄マンガンが泥状となつて沈殿す
る。この反応における化学式は、 (Fe・Mn)WO4+2NaOH→Na2WO4 +(Fe・Mn)(OH)2である。
しかして、反応槽1の内部を仕切板5で第1お
よび第2の室7,8に区画してあるので、反応槽
1上部の入口2から流入した液体Aは全てが第1
および第2の室7,8を順次通過することにより
反応槽1の底部を移動して上部の出口3から流出
する。すなわち、液体Aの全てを反応槽1の底部
を通過する大なる距離で移動させ反応槽1内での
滞溜時間を増大させることができる。また、第1
および第2の室7,8毎に夫夫撹拌機9,9で液
体Aを撹拌して撹拌の回数を多くするだけでな
く、撹拌機9,9により各室7,8移動する液体
Aの全てに対しその移動方向とは逆向きの力を作
用しながら撹拌するので、液体Aに対する撹拌効
果を高めるとともに第1および第2の室7,8の
夫々における液体Aの滞溜時間を長くすることが
できる。従つて、液体Aは全て反応槽1内部に長
い時間滞溜し、液体A全体が均一で充分な反応を
行なえる。
なお、この反応槽装置はアルカリ溶解に限ら
ず、例えば鉱石からタングステン金属粉末を取出
す製造工程におけるカルシウム沈殿 (Ma2WO4+CaCl2→CaW4+2NaCl)、酸沈殿 (CaWO4+2HCl→H2WO4+CaCl2)などの反応
処理に用いることができる。
また、この反応槽装置において反応槽は1個の
仕切板により2個の室に区画する構造に限らず、
2個以上の仕切板により3個以上の室に区画する
構造としても良く、この場合各室に連通部を反応
槽の底部と上部に交互に設け、各室毎に撹拌機を
設ける。この構造では液体が反応槽内部を移動す
る距離が大となる。
本考案の反応槽装置は以上説明したように、反
応槽内に流入する液体全体は仕切板で区画された
反応槽の複数の室を通過することにより反応槽内
部を大なる距離で移動し、しかも液体を各室毎に
撹拌機により移動方向とは逆方向の力を与えて撹
拌することにより撹拌効果を高めるとともに滞溜
時間を増加させているので、液体全体を均一で充
分に反応させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の反応槽装置の概略的構成を示す
縦断側面図、第2図は本考案の反応槽装置の一実
施例の概略的構造を示す縦断側面図である。 1……反応槽、2……入口、3……出口、4…
…蓋、5……仕切板、6……連通部、7……第1
の室、8……第2の室、9……撹拌機、12……
回転羽根、A……液体、イ……反応槽、ロ……入
口、ハ……出口、ニ……撹拌機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反応させるべき液体を入れる入口および反応後
    の液体を出す出口を有する反応槽と、この反応槽
    の内部の入口側と出口側との間を前記液体が移動
    する連通部を残して少なくとも2個の室に区画す
    る仕切板と、この仕切板で仕切られた前記反応槽
    の各室毎に夫々設けられ且つこれら室の内部を前
    記入口側から前記出口側に向けて移動する前記液
    体にその移動方向とは逆向きの力を回転羽根の回
    転により作用させて前記液体を撹拌する撹拌機と
    を具備してなる反応槽装置。
JP13115981U 1981-09-03 1981-09-03 反応槽装置 Granted JPS5835922U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13115981U JPS5835922U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 反応槽装置

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JP13115981U JPS5835922U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 反応槽装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5835922U JPS5835922U (ja) 1983-03-09
JPS635773Y2 true JPS635773Y2 (ja) 1988-02-17

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JP13115981U Granted JPS5835922U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 反応槽装置

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US8061888B2 (en) * 2006-03-17 2011-11-22 Barrick Gold Corporation Autoclave with underflow dividers
JP5497734B2 (ja) * 2009-03-11 2014-05-21 株式会社アライドマテリアル タングステン酸ナトリウムの製造方法およびタングステンの回収方法

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JPS5835922U (ja) 1983-03-09

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