JPS6357448A

JPS6357448A - 紙葉類取出装置

Info

Publication number: JPS6357448A
Application number: JP19904686A
Authority: JP
Inventors: Masashi Nakada; 雅士中田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-08-27
Filing date: 1986-08-27
Publication date: 1988-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は積層状態に供給された多数枚の紙葉類を１枚ず
つ取り出す紙葉類取出し装置の改良に関する。

（従来の技術）従来、たとえば銀行券整理機や銀行券整理機などにおい
ては、銀行券を１枚ずつ取り出す取出し装置として第４
図に示す構造のものが用いられている。

ここで、供給された各銀行券（Ｐ）がすべてわん曲のく
せを有していない平担なものであれば支障なく取出すこ
とができるが例えば第５図に示すように銀行券（Ｐ）の
先端が吸着取出しロータ０から離間する方向にわん曲す
るくせを有している場合、吸着取出しロータ■が銀行券
（Ｐ）を吸着してもわん曲している先端が吸着ブロック
（８）の前面に引っ掛って取出し得ないという現象を生
ずる。そこで、このような銀行券（Ｐ）が吸着ブロック
（ハ）の位置に引っ掛っている状態になっていると、そ
の後の吸着取出しロータ■の回転により押出され、供給
部（υの前壁■に沿って銀行券（Ｐ）の先端がもぐり込
んでしまうという不具合がある。

このような現象が起きた場合、従来は装置の稼動を停止
させてもぐり込んだ上記銀行券（Ｐ）を係員の手により
取出して矯正し、元の位置に戻さない限り上記銀行券（
Ｐ）を取出すことができないという大きな欠点があり、
銀行券整理機や銀行券鑑査機などの全自動化に大きな障
害となっていた。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は上記事情にもとづいてなされたもので。

先端がわん曲しているくせをもっている銀行券でも供給
部の前壁にもぐり込む現象を防止して確実に取出すこと
ができろ紙葉類の取出し装置を提供することを目的とす
る。

〔発明の構成〕（問題点を解決するための手段）本発明は上記問題点を解決するために、積層状態の紙葉
類を載置して移動するバックアップ体と、このバックア
ップ体の移動方向の一側に設けられてバックアップ体に
載置された最先の紙葉類を順次１枚ずつ取出す取出手段
と、上記積層状態の紙葉類の取出方向先端側に設けられ
て紙葉類の先端縁を規制する規制板とを有してなる紙葉
類取出装置において、上記規制板は取出手段の近傍に位
置し、かつバックアップ体の移動方向において取出手段
から離間する方向に高抵抗をもち、取出手段に近接する
方向には低抵抗となる突起部を設けて構成されるもので
ある。

（作　用）すなわち１本発明は上記構成とすることにより、バック
アップ体上に積層されたわん曲のくせをもった紙葉類が
取出手段の駆動によって取出されるときでも規制板に設
けられた突起部の上部水平面に先端縁が阻止されてもぐ
り込みを防止することができ、しかもバックアップ体上
の紙葉類が取出手段方向へ移動するときは抵抗を受ける
ことなく取出手段に近づけられるため、紙葉類の取出し
を順次円滑に行なうことができる。

（実施例）以下、本発明を第１図乃至第３図に示す一実施例にもと
づいて説明する。第１図において、■は積層された紙葉
類としての銀行券（Ｐ）・・・を−括して収容する収容
部で、この収容部■は図示しないメインベースに取付け
られた前壁■、側壁■と、これらによって形成されるコ
ーナ部に配置された上下動可能なバックアップ体６）と
により形成されている。上記銀行券（Ｐ）・・・は図示
しないバックアップ体作動機構によって上下動する上記
バックアップ体（イ）上に載置され、その前端面および
一側端面が上記前壁■および側壁■を基準面として位置
決めされている。しかして、バックアップ体（イ）上に
積層された銀行券（Ｐ）・・・は前壁■および側壁■に
規正されて上方に押上げられるようになっている。

また、上記収容部（Ｄの開口前端縁部上方には吸着取出
し機構としての吸着取出しロータ０が設けられていて、
最」二部の銀行券（Ｐ　）の前端部上面を真空吸着し、
その回転に伴ない収容部（ト）から取出して搬送ベルト
などにより形成された搬送路（図示しない）に送り込む
ようになっている。この吸着取出しロータ０は図示しな
い真空源と連通し下端面側に吸引口（図示しない）を有
した真空チャンバ０と、この真空チャンバ■を囲繞し、
その周面の一部に吸着孔（７ａ）・・・を有し図示しな
い駆動機構を介して時計方向に回転駆動される吸着取出
し用ロータ本体■とから構成されている。そして、ロー
タ本体■の吸着孔（７ａ）・・・が真空チャンバ０の吸
引口に対向したとき銀行券（Ｐ）の前端部上面を吸着し
１回転に伴なって銀行券（Ｐ）を取出すとともに銀行券
（Ｐ）の前端部が搬送路の起端部に送り込まれた位置に
到達した時点で吸着孔（７ａ）・・・が吸引口と非対向
状態となって吸着動作が解除され、銀行券（Ｐ）は搬送
路を介して引続き搬送されるようになっている。

また、上記吸着取出しロータ■の下方には最上部の銀行
券（Ｐ）に伴なって取出された２枚目以降の銀行券（Ｐ
）・・・を真空吸着して１枚目の銀行券がら剥離する２
枚取り防止用吸着ブロック（８）が設けら扛でいる。こ
の吸着ブロック（ハ）は前記前壁■の上端部に取付けら
れ、吸着孔（９）・・・が形成された上面吸着面部（８
ａ）の幅は上記吸着取出しロータ■の幅よりも若干広く
設定されているとともにその真空圧は銀行券（Ｐ）・・
・間の摩擦力よりも強く、上記吸着取出しロータ■の真
空吸着力よりも弱く設定されている。

一方、２枚取り防止用吸着ブロック０の左右両端側には
空気噴出孔（１０）・・・を有する空気吹付手段として
の空気吹付ブロック（１１）、　（１１）が配設されて
いて収容部■内にＩＡ層された銀行券（Ｐ）・・・の積
層端面に圧縮空気（ａ）を吹付は上記吸着取出しロータ
０によって順次取出される銀行券（Ｐ）を分離し易いよ
うになっている。

上記右側の空気吹付はブロック（１１）は側壁■に、ま
た左側の空気吹付はブロック（１１）は吸着ブロック（
８）に取付けられており、それぞれ配管（１２）、（１
２）を介して圧縮空気発生源（図示しない）に連通した
構成となっている。

また、空気吹付はブロック（１１）、　（１１）の上面
には銀行券（Ｐ）の浮上りを防止する押え手段として　
。

のガイドブロック（１３）、　（１３）が取付けられて
いる。

これらのガイドブロック（１３）、　（１３）は銀行券
（Ｐ）の前端両側部上面に対向し、かつ２枚取り防止用
吸着ブロック（ハ）の少なくとも一部に対向した状態に
設けられている。また、その下面ガイド部は吸着取出し
ロータ■の下死点を基準にして所定位置に取付けられて
いる。

さらに、上記前壁■と同一面上に設けられる吸着ブロッ
ク（８）の前面には第３図に示すように銀行券（Ｐ）・
・・の先端部を係止させる１対の係止部（耗）が固着さ
れている。この係止部（且）は板体（１６）の表面に突
起（１７）・・・が縦横に配設されており、これらの突
起（１７）・・・は第３図に示すように取出しロータ０
から離間する方向に対しては抵抗力をもち、取出しロー
タ■に接近する方向には低い抵抗となるよう上部を水平
面（１７ａ）とした三角形状に形成されている。

しかして、このように構成された取出し装置において、
収容部（ト）内に積層状態で収容され、バックアップ体
（イ）により所定位置まで押上げられた銀行券（Ｐ）は
空気吹付ブロック（１１）の空気噴出孔（１０）・・・
から噴出された空気（ａ）・・・によって前端側銀行券
（Ｐ）・・・の取出し方向端が分離状態となる。

この状態で最上部の銀行券（Ｐ）は吸着取出しロータ（
へ）にて吸着され、このロータ■の回転に伴なって取出
されることになる。このとき、１枚目の銀行券（Ｐ）は
吸着取出しロータ０に真空吸着されて２枚取り防止用吸
着ブロック（８）上を通過し、通常同時に２枚目および
３枚目の銀行券（Ｐ）・・・が銀行券相互の摩擦力によ
って１涌方（取出し側）に移動するが、これら２枚目以
降の銀行券（Ｐ）・・・は吸着ブロック（ハ）により吸
着されて取出しが防止される。

また、前端側の銀行券（Ｐ）・・・に折れぐせがあるも
のであっても第１図に示すようにガイドブロック（１３
）、　（１３）により押えられているため銀行券（Ｐ）
・・を分離させるべく吹付けられる空気（ａ）によって
浮上りが増長されて吸着ブロック（８）への吸着不良を
起すようなことがなく、確実に１枚取出しが行なえるも
のである。

また、ガイドブロック（１３）、　（１３）が吸着ブロ
ック（ハ）の一部に対向するように配置されているため
、確実な押え効果が得られ２枚目以降の銀行券（Ｐ）・
・・の吸着動作を確実に行なうことができる。

また、このように銀行券（Ｐ）・・・の浮上りが防止さ
れることにより、取出される銀行券（Ｐ）の側面が空気
吹付ブロック（１１）によって案内され、銀行券（Ｐ）
の傾き（スキュー）が防止される。

ここで、従来に示すように銀行券（Ｐ）の前端部がわん
曲していて吸着ブロック（８）に引っ掛り、吸着取出し
ロータ０により吸着されても取り出せなかった場合、こ
のような銀行券（Ｐ）はその後の吸着取出しロータ■の
回転によって前方向へ押出される方向の力を受け、前壁
■に沿ってもぐり込もうとする。しかし、上記吸着ブロ
ック（８）の前面に突設した係止部（１５）、すなわち
縦横に配置した突起（１７）の水平面（１７ａ）に銀行
券（Ｐ）の前端が係止され、前Ｉｉ■に沿ってのもぐり
込みを阻止することができる。したがって、このような
銀行券（Ｐ）もその後の吸着取出しロータ００回転によ
り、前壁■に沿ってもぐり込むことなく取出されること
となる。

なお、上記突起（１７）はバックアップ体に）上に載置
された銀行券（Ｐ）・・・が上昇し吸着取出しロータ■
に接近する方向には抵抗が小さいため、銀行券ＣＰ）・
・・は上記突起（１７）に妨げられるこ午なく吸着、取
出しロータ■側へ上昇させることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、紙葉類の前端がわ
ん曲するくせをもったものでも２枚取り防止用吸着ブロ
ックに沿ってもぐり込むのを防止でき、しかも通常の取
出動作には悪影響を与えることなく紙葉類の取出しを行
なうことができるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は一部切欠した取出し装置の概略的斜視図、第２図
は銀行券の取出し状態を示す要部の断面図、第３図（ａ
）、（ｂ）は係止部を示すもので、（ａ）は正面図、（
ｂ）はその左側面図、第４図乃至第６図は従来の一例を
示すもので、第４図は一部切欠した取出し装置の概略的
斜視図、第５図は銀行券の取出し状態を示す部分断面図
、第６図は銀行券が吸着ブロックに沿ってもぐり込んで
しまった状態を示す一部断面図である。Ｐ・・・紙葉類　　　　　　２・・・前　壁４・・・バ
ックアップ体

Claims

【特許請求の範囲】

（１）積層状態の紙葉類を載置して移動するバックアッ
プ体と、このバックアップ体の移動方向の一側に設けら
れてバックアップ体に載置された最先の紙葉類を順次１
枚ずつ取出す取出手段と、上記積層状態の紙葉類の取出
方向先端側に設けられて紙葉類の先端縁を規制する規制
板とを有してなる紙葉類取出装置において、上記規制板
は取出手段の近傍に位置し、かつバックアップ体の移動
方向において取出手段から離間する方向に高抵抗をもち
、取出手段に近接する方向には低抵抗となる突起部を設
けたことを特徴とする紙葉類取出装置。
（２）取出手段は吸着取出しロータを用いたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の紙葉類取出装置。
（３）突起部は上部が水平面の三角形状に形成したこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の紙葉類取出装
置。