JPS6357101A - Ｎｃ付多軸自動盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、１台の自動盤で複数の工程の加工ができる多
軸自動盤に関するものである。

（従来の技術） 従来の多軸自動盤にあっては、複数個のスピンドルにチ
ャックを装着し、チャックにより加工物を固定し、スピ
ンドルの回転により加工物を回転させ、一方、スピンド
ルに対向する刃物群はスピンドルと同数個の刃物を有し
、その刃物は荒削り加工を行うものから仕上げ加工を行
うものまでを設置し、刃物群を保持する刃物台はスライ
ド上を前後に移動可能であり、刃物台が前方へ移動して
加工し、加工終了後に後方へ移動するものである。スピ
ンドルを保持する主軸台は、−回の加工終了ごとに１ピ
ツチずつ回転し、スピンドルの位置を移動させ、次の加
工工程に移るものであり、スピンドルが荒削り加工を行
う刃物の加工から仕上げ加工を行う刃物の加工までを終
了すると、加工物は完成するものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記のような多軸自動盤では、刃物台の刃物取
付は部に刃物を取付ける場合すべて手作業であり、刃物
の取付けによる誤差が加工物の誤差となるものであるこ
　。

とから、熟練者でなければ刃物を取付けることができな
いものであった。また、熟練者であっても刃物の取付け
には十分な時間が必要とされ、それに費やす時間の短縮
は以前より強く要望されているものであった。

特に、仕上げ加工を行う軸においては誤差の許容範囲が
非常に狭く、この許容範囲を越える誤差を発生した加工
物は当然製品とはなり得ないものであるから、仕上げ加
工を行う刃物の取付けは細心の注意をはらう必要がある
ばかりでなく、加工途中における刃物の摩耗によっても
誤差が発生し得るものであるから、刃物の摩耗に応じて
改めて刃物の取付けを行わなければならないものであっ
て、この場合もまた。熟練者でなければならないもので
あった。

このように熟練者でなければ取り扱いが困雅であるにも
かかわらず、近年では熟練者が激減し、多軸自動盤の利
用価値が問われているのが現状である。

本考案は上記謝意にかんがみ、熟練者でなくとも容易に
刃物の取付けができ、しかも加工時に発生する誤差を許
容範囲内に抑えることのできる多軸自動盤を提供するこ
とを目的とするものである。

（問題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、同一ベッド上に複数個の
スピンドルを有する主軸群と各スピンドルに対向する位
置に同数個の刃物を有する刃物群とからなる多軸自動盤
において、刃物群のうちの任意の刃物を刃物群から独立
させてＮＣ装置により制御させ、刃物群を保持する刃物
台から当該刃、物の取付は部を除去する構成とした。

（作用） 上記のような構成にすることにより、仕上げ加工を行う
刃物をＮＣ装置により制御させることにより、仕上げ加
工時に発生する誤差を許容範囲内に抑えることができる
ものであり、また、刃物を取付けた後、その刃物の基準
点を装置に設定し、その基準点から切り込み量および送
り量等を決定するものであるから、刃物の取付けには何
らの注意も要せず熟練者でなくとも容易に取付けること
のでき得るものとなる。

刃物群を保持する刃物台からＮＣ装置により制御させる
刃物の取付は部を除去することから、それに対向するス
ピンドルの前方には空間ができ、その空間部にＮＣ工作
装置を設置することができ、また、ＮＣ装置により制御
させる刃物がスピンドルの正面に設定できるものとなる
ことから、刃物の基準点の設定および切り込み量等の決
定が容易となるものである。

なお、−工程だけで仕上げ加工ができない場合は、二ま
たは三個の刃物をそれぞれＮＣ装置により制御させれば
よく、荒削り加工においては高い精度を要求するもので
はないから熟練者でなくとも刃物の取付けができるもの
である。また、ＮＣ装置への設定により複雑な加工また
は従来では数工程に分けなければならなかった加工を一
工程により行うことも可能となるという利点も生じるも
のである。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

従来の４軸自動盤は第１図に示すような構造であり、こ
れによる加工は刃物台（１）の刃物取付は部（ａ）〜（
ｄ）のそれぞれに刃物（４）を取付け、主軸台■が保持
する主軸群（６）が有するスピンドル（ｅ）〜（ｈ）の
それぞれにチャックを装着し、加工物（５）を固定し、
各スピンドル（ｅ）〜（ｈ）はスピンドル回転用モータ
ー（８）により矢印（Ｅ）〜（）Ｄ方向へ回転し、刃物
台（１）はシリンダー（２）によりスライド（３）上を
前方へ移動し、刃物取付は部（ａ）〜（ｄ）に取付けた
刃物（４）は、それぞれに対向するスピンドル（ｅ）〜
（ｈ）に装着したチャックにより固定さ九た加工物（５
）を加工し、その後、刃物台（１）はシリンダー（２）
によりスライド（３）上を後方へ移動し、加工を終了さ
せ、その後。

主軸台を矢印（Ｉ）方向へ９０度だけ回転させ、各スピ
ンドル（ｅ）、（ｆ）、（ｇ）、（ｈ）がそれぞれスピ
ンドル（ｆ）　、（ｇ）、（ｈ）、（ｅ）の位置へ移動
させ、この状態で再び加工を繰り返すものである。

ここで、スピンドル（ｅ）の位置で行う加工を第１工程
とすると、スピンドル（ｈ）の位置の加工が仕上げ加工
となり、この位置での加工が終了した時点で製品ができ
あがるものであり、スピンドル（ｅ）の位置での加工の
前に加工物を取付け、スピンドル（ｈ）の位置での加工
の後、加工物を取外すものである。

本発明にかかる多軸自動盤は例えば４軸自動盤において
は、第２図に示すような刃物取付は部（ａ）〜（ｄ）に
取付ける刃物のうちの例えば（ｃ）および（ｄ）に取付
ける刃物をＮＣ装置により制御させる場合、刃物取付は
部（ａ）〜（ｄ）のうちの（ｃ）および（ｄ）を刃物台
（１）から除去し、第４図に示すように刃物台（９）は
、刃物取付は部（ｉ）および（ｊ）のみを有し、除去し
た部分にはＮＣ工作装置を設置することが可能となる。

ここで主軸群は従来のものと同様のものを使用するもの
であるので、ＮＣ工作装置の刃物取付は部０７）および
（至）は、従来の刃物取付は部の位！　（ｋ）および（
１）と一致するように設定するものである。この刃物取
付は部に刃物を取付け、主軸群は従来通りの回転をさせ
、刃物台（９）もまた、従来と同様の往復運動をさせな
がら、それにあわせて切り込み量等をＮＣモーター０◇
、００および０３に伝達し刃物を制御させる。

（発明の効果） 従って、本発明にかかる多軸自動盤は。

従来のように熟練者でなくては取り扱いが困難なもので
はなく、極めて簡単にしかも短時間に刃物を取付けるこ
とができ、その後の操作はＮＣ装置に数値を設定するだ
けでよく、熟練者でなくとも容易に取り扱いが可能なも
のである。また、最も精度を要求される仕上げ加工にお
いてもその誤差の許容範囲内に抑えることも容易であり
、仮に、刃物が摩耗した場合であっても、基準点のみを
改めて設定し直せばよく、この設定も短時間でできるも
のである。

なお１本発明に用いるＮＣ装置については既に開発され
ているもので足りるものであるので、改めてその構成に
ついて説明を要しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の４軸自動盤の正面図である。 第２図は第１図中のＡ−Ａ′力方向ら示した刃物台の側
面図。 第３図は第１図中の已−ｇ方向から示した主軸台の側面
図。 第４図は本本発明にかかる多軸自動盤の・１＠自動盤の
場合の状態図。 １・・・・刃物台 ２・・・・シリンダー ３・・・・スライド ４・・・・刃物 ５・・・・加工物 ６・・・・主軸群 ７・・・・主軸台 ８・・・・スピンドル回転用モーター ９・・・・刃物台 １０・・・・スライド １１、１２・・ＮＧ用ススライ ド３〜１６・　・ＮＣモーター １７．１８・・刃物取付は部 ａ　＝　ｄ・・・刃物取付は部 ｅ　−ｈ・・・スピンドル ｉ、ｊ・・・刃物取付は部 ｋ、１・・・従来の刃物取付は部の位置以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一ベッド上に複数個のスピンドルを有する主軸群と各
   スピンドルに対向する位置に同数個の刃物を有する刃物
   群とからなる多軸自動盤において、刃物群のうちの任意
   の刃物を刃物群から独立させてＮＣ装置により制御させ
   、刃物群を保持する刃物台から当該刃物の取付け部を除
   去することを特徴とするＮＣ付多軸自動盤。