JPS6357043A - 有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ - Google Patents

有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ

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JPS6357043A
JPS6357043A JP20218286A JP20218286A JPS6357043A JP S6357043 A JPS6357043 A JP S6357043A JP 20218286 A JP20218286 A JP 20218286A JP 20218286 A JP20218286 A JP 20218286A JP S6357043 A JPS6357043 A JP S6357043A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ
に関するものである。
(従来の技術) 従来の有床義歯の製造はフラスコに原型模型を埋没して
石膏鋳型を形成し、次にこの石膏鋳型にレジンを壜入し
て重合により硬化させる方法で行われている。前記レジ
ンには、常温重合レジンや加熱重合レジンが用いられる
。加熱重合レジンが約100℃で加熱重合するのと比較
して、常温重合レジンは常温で重合して周囲との温度差
が少ないため、常温重合レジンの方が熱変形が小さく、
成形精度の高い有床義歯が得られることが知られている
(発明が解決しようとする問題点) しかし上記従来の有床義歯の製造方法で常温重合レジン
を用いた場合、重合硬化後のポストキュアリングを自然
冷却により行うため、このポストキュアリングに長時間
(−晩ないし一昼夜)を要するという問題がある。ポス
トキュアリングを短時間で行うため、温熱法により常温
重合レジンを加熱(約70〜80℃)してポストキュア
リングを促進しようとする試みがある。しかし前記温熱
法によれば常温重合レジンはその外部から徐々に加熱さ
れていくため、常温重合レジン自体の昇温速度が緩慢で
、急速に加熱してポストキュアリングタイムを大幅に短
縮することは、依然として困難である。
本発明者はこれらの問題点を解決するために研究、開発
に鋭意努力を積み重ね、以下に記す有床義歯の製造方法
に想到した。ところが従来のフラスコを用いて常温重合
レジンのポストキユアリングを種々様々に試みたところ
、何れも僅かながら形状変化が生じており、芳しい結果
を得ることができなかった。
すなわち本発明者が用いたフラスコは、上下に1対の開
口部を備えた金属製で、マイクロウェーブが前記開口部
からフラスコ内に侵入することができるものである。従
って多量のマイクロウェーブが常温重合レジンに照射さ
れ、このことにより常温重合レジンに何らかの物性変化
を及ぼすのではないか、という仮説に達した。
しかし前記開口部を小さくし過ぎると、湿気を音響する
石膏鋳型に加熱により発生する水蒸気がフラスコ内にこ
もるため、ポストキユアリング時の常温重合レジンに形
状変化を及ぼすという問題点も明らかになった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、フラスコに原型
模型を埋没して石膏鋳型を形成し、次にこの石膏鋳型に
常温重合レジンを注入して重合により硬化させた後、前
記フラスコにマイクロウェーブを照射して前記常温重合
レジンをポストキュアリングすることを特徴とする有床
義歯の製造方法を提供するものである。
又本発明は上記方法に用いるフラスコとして、マイクロ
ウェーブ通過部と水蒸気通過部とを備えたことを特徴と
する有床義歯の製造方法に用いるフラスコを提供するも
のである。
(作用) 本発明の有床義歯の製造方法は上記構成を有するので、
重合硬化した常温重合レジンをマイクロウェーブにより
その内部から直接加熱することにより、常温重合レジン
自体の昇温速度を早め、ポストキユアリングを促進して
ポストキュアリングに要する時間を短縮することができ
る。
又本発明のフラスコは上記構成を有するのでフラスコに
照射されたマイクロウェーブはマイクロウェーブ通過部
のみを通って前記フラスコ内の常温重合レジンを加熱す
る。従って前記マイクロウェーブ通過部以外に照射され
たマイクロウェーブのフラスコ内への侵入を阻止するこ
とができるので、常温重合レジンが多量のマイクロウェ
ーブ照射による物性変化を受けることを防止することが
できる。
石膏鋳型の含有水が加熱されて発生する水蒸気を、水蒸
気通過部を通ってフラスコの外部に発散させることによ
り、ポストキユアリング時の常温重合レジンに形状変化
を及ぼすということを防止することができる。又水蒸気
通過部は有床義歯内のモノマーガスを、外部に排出させ
ることにも役立つ。
(実施例) 本発明を、常温重合レジンインドプレスシステム(西独
クルツアー社の開発になるもの)に適用した実施例につ
いて説明する。
第1図及び第2図に示すのは、本実施例に用いるフラス
コ1である。フラスコ1の本体は金属製で土倉1aと下
金1bとからなる。上mlaの天板部に大径の水蒸気通
過部2を備える一方、下金1bの底板部に大径のマイク
ロウェーブ通過部3を備えている。前記水蒸気通過部2
はマイクロウェーブによるキユアリング時、上蓋4で覆
われてマイクロウェーブの通過を阻止する。この上M4
は開口が上下2層の金網4a、 4aで覆われている。
金!44aは網目の径が細目で、マイクロウェーブの通
過を阻止することができる。この金網4aを上下2層に
設けることにより、マイクロウェーブの通過を阻止する
効果を高めると共に、金網4a、4aを互いに強度的に
保護するものとなっている。前記マイクロウェーブ通過
部3は埋没時、底板5で覆われ石膏泥の流出が防止され
る。前記土倉1aと前記下gtbとは対応位置に半径方
向に突出する半筒部6a、6bを備えており、土倉1a
と下金lbとを重ねた際、上下1対の半筒部6a、 6
bが合わさってフラスコ1の外周に3箇所の筒部6を形
成する。各筒部6にフラスコリング7を嵌装すると、土
倉1aと下金1bとは分離しないように固定される。又
これら3つの筒部6のうち1つにレジン注入用のスプル
ー8を形成している。尚、図に示す9はレジン流出用の
ベントである。又10は前記スプルー8の閉止栓で、閉
止ポル)10a、閉止ナラ) 10b及びバネ10cと
を備えている。
以上のように構成したフラスコ1を用いた有床義歯の製
造方法を説明する。
フラスコ1の下金1bに底板5を嵌め、石膏で原型模型
(図示せず)を埋没する。この原型模型は数種の硬石膏
を混合し、常温重合レジンaの加熱時の収縮率と適合す
るようにしている。
フラスコ1の土倉1aの埋没後、水蒸気通過部2に金属
製の天板を被せ、フラスコプレスにより上下から挟圧す
る。このようにして石膏鋳型11が形成されたフラスコ
lを、第3図に示すようにインジェクタ12に設置する
。フラスコ1はインジェクタ12の両側壁13.13で
挟圧されるので、土倉1aの水蒸気通過部2と下iIb
のマイクロウェーブ通過部3とは前記側壁13により封
止される。この状態で常温重合レジンaを壜入する壜入
する常温重合レジンaは13ccのインドプレス液(モ
ノマー)と30gのインドプレス粉末(ポリマー)とを
混和したもので、通常よりやや硬めにしている。ピスト
ン14により約40〜60気圧に加圧されたもち状の常
温重合レジンaはスプルー8を通って前記石膏鋳型11
に壜入され、ベント9から流出することにより充填が完
了する。この状態で約10分間放置する。フラスコ1を
インジェクタ12より取外し、更に約10分間放置する
。この合計約20分間で常温重合レジンaが重合により
硬化する。
次に前記常温重合レジンaをポストキユアリングするた
めに、第4図に示すように土倉1aの水蒸気通過部2に
上蓋4を被せ、フラスコ1を下=1bを下にして電子レ
ンジに収容する。下金1bのマイクロウェーブ通過部3
は開放されたままにしている。電子レンジに通電する。
マイクロウェーブbは前記マイクロウェーブ通過部3を
通ってフラスコ1内に侵入し、常温重合レジンaを直接
加熱することによりポストキュアリングに要する時間を
大幅に短縮することができる。更にマイクロウェーブb
がマイクロウェーブ通過部3のみの、一方向からフラス
コ1内に侵入し前記フラスコ1の内周面、及び上蓋4の
金X4aで乱反射して常温重合レジンaを均一に加熱す
るため、有床義歯Aに形状歪を生じさせることなく、適
合性の優れた成形精度の高い有床義歯へを得ることがで
きる。又石膏鋳型11の含有水が加熱されて発生する水
蒸気Cは、水蒸気通過部2を通ってフラスコ1の外部に
発散するので、ポストキュアリング時の常温重合レジン
aに形状変化を及ぼすことを防止することができる。又
前記水蒸気Cが発生しこれを外部に発散することにより
、フラスコ1内が過熱することを防止することができる
以上のようにして、熱膨張率の小さな常温重合レジンa
を用いて、第5図に示すように成形精度の高い有床義歯
Aを短いポストキユアリングタイムで得ることができる
本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成するこ
とができる。例えば上記実施例のフラスコにおいて、マ
イクロウェーブ通過部と水蒸気通過部とを兼用してもよ
い。加熱重合レジンを用いる場合は、マイクロウェーブ
の照射量を増減することにより加熱重合を行うことがで
きる。
(発明の効果) 本発明の有床義歯の製造方法は上記構成、作用を有する
ので、常温重合レジンのポストキユアリングタイムを大
幅に短縮することができる結果、成形精度の裔い有床義
歯を短時間で製造することができる。
又本発明のフラスコは上記構成、作用を有するので常温
重合レジンに物性変化や形状変化などの悪影響を及ぼす
ことなく、常温重合レジンのポストキユアリングを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に用いられるフラスコの分解斜
視図、第2図はその縦断面図、第3図は石膏鋳型に常温
重合レジンを壜入する状態を示す一部切欠側面図、第4
図はフラスコにマイクロウェーブを照射する状態を示す
縦断面図、第5図は完成した有床義歯を示す斜視図であ
る。 1・−−−−−−・−・−一−−−−−−−−−−−−
・−−−−−−・・−・フラスコ1a−・−・・−・−
・−・−−−−−−−−−−一−−−−−・−−−−一
土倉1b・−・・−・−・・−・−・−・・−・−一−
−−−−−−−−−−・下意2−・・・−・・−・−〜
−−−−−−−・−・−・−・−水蒸気通過部3−・−
−−−一・−・−・−−−−−−−−−−・−−−−−
−−−マイクロウェーブ通過部11−−−−−・−・−
・・−−−−−−〜−−−−・−一−−−−−石膏鋳型
a・−−−−−−−−−・−一−−−−−−−・・・−
−−−−−−−−−一・−常温重合レジンb−・−・−
・−−−−−−・−・−−−−−−−−・−一−−−−
マイクロウェーブA−・−・・・・−・−・−・−・−
・−−−−−−−−・有床義歯第4図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フラスコに原型模型を埋没して石膏鋳型を形成し
    、次にこの石膏鋳型に常温重合レジンを注入して重合に
    より硬化させた後、前記フラスコにマイクロウェーブを
    照射して前記常温重合レジンをポストキュアリングする
    ことを特徴とする有床義歯の製造方法。
  2. (2)マイクロウェーブ通過部と水蒸気通過部とを備え
    たことを特徴とする有床義歯の製造方法に用いるフラス
    コ。
JP20218286A 1986-08-28 1986-08-28 有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ Granted JPS6357043A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20218286A JPS6357043A (ja) 1986-08-28 1986-08-28 有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ

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JPS6357043A true JPS6357043A (ja) 1988-03-11
JPH0335941B2 JPH0335941B2 (ja) 1991-05-29

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JP20218286A Granted JPS6357043A (ja) 1986-08-28 1986-08-28 有床義歯の製造方法及びこれに用いるフラスコ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865154A (ja) * 1981-09-21 1983-04-18 フラウ・ピエロ アクリル樹脂製歯科用義歯のマツフル内急速重合方法および装置
JPS6176149A (ja) * 1984-07-31 1986-04-18 木村 博 義歯床の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865154A (ja) * 1981-09-21 1983-04-18 フラウ・ピエロ アクリル樹脂製歯科用義歯のマツフル内急速重合方法および装置
JPS6176149A (ja) * 1984-07-31 1986-04-18 木村 博 義歯床の製造方法

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