JPS61217152A - 歯科用レジン重合法及びその装置 - Google Patents

歯科用レジン重合法及びその装置

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JPS61217152A
JPS61217152A JP60058688A JP5868885A JPS61217152A JP S61217152 A JPS61217152 A JP S61217152A JP 60058688 A JP60058688 A JP 60058688A JP 5868885 A JP5868885 A JP 5868885A JP S61217152 A JPS61217152 A JP S61217152A
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dental resin
resin
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light
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吉輝 野本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯科用レジン重合法及びモの装置に係わり、更
に詳しくは可視光線、紫外線存在下で光重合する歯科用
レジンの硬化法及びその装置の改良に関する。
周知の通り、義歯、歯冠等の製造技術は種々あり、材料
的にみても金属、陶材、プラスチックス、セラミックス
等を用いたもの、方法的にみても型成形法、電鋳法、等
様々である。
この内、レジン歯の製造方法については、アクリル樹脂
、ポリカーボネイト樹脂等を加熱、加圧下で型成形する
方法が従来から用いられている。この方法の1つの従来
技術として特開昭52−113090号公報の技術があ
る。
このような加熱重合方法の場合、型圧成型するので自然
の健康歯に対して、かなりの程度まで近い強度の義歯等
を製することができるが、比較的、重合の開始、停止、
反応速度などの制御にむずかしい面がある。
そこで近時、光重合型歯科用レジンに光を照射すること
により重合させる技術が用いられるようになった0例え
ば、紫外線存在下で光重合させるレジンとしては、特開
昭52−134291号公報、特開昭53−51237
号公報、又紫外線、可視光線を問わないものとして特開
昭53−104[138号公報、等がある。
この光重合技術の場合には、上記した熱重合等に比べ、
型が不要であると共に重合反応の開始、停止、反応速度
等の制御が容易であり、義歯、歯冠等をより容易に製作
できる利点がある。
然しながら従来の光重合による技術は、光重合型歯科用
レジンを光重合させるに際し、ペンライト型のライトを
用いたり等して単に大気圧下で露光しているにすぎない
ので、本出願人の幾つかのテストによれば加熱重合法に
よって製したものに比し強度が不足し、摩耗し易く且つ
割れ易いことが判明した6例えば、自然の健康歯は、3
0〜110kg/crn”程度の耐力性を有するものの
、この光重合法によって得た義歯は20〜30kg/c
rn’程度の耐力性しか有さない、これには、幾つかの
原因が考えられるけれども、1つには、モノマーを結合
させて大きな分子を結合させる分子間結合力が不足する
ことが考えられる。しかしより重要な事は、大気圧下で
築盛した後、大気圧下で露光するだけなので、築盛した
レジンの各部が均−質になっていないことが考えられ、
この結果、硬化した結果物が部分的に強度不足となる所
が生ずるものと考えられる。又成形前に含まれているレ
ジン内の気泡をそのままにして光重合させることにより
、該気泡部分が部分的に強度不足となるものと考えられ
る。
本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その要旨とす
る所は、光重合型歯科用レジンに光を照射して硬化させ
る歯科用レジン重合法に於いて、上記光重合型歯科用レ
ジンを、光を通すことができるようにガラス部分を有す
る密閉容器内のテーブル上に築盛し、次いでこの密閉容
器内に圧縮空気等の気体を供給して、この圧縮空気等気
体による加圧下で密閉容器のガラス部分の外側から可視
光線、紫外線を照射することにより光重合型歯科用レジ
ンを硬化成形するようにしたことを特徴とする歯科用レ
ジン重合法であって、その目的とする所は、容易、簡便
にレジン義歯、歯冠を製造することのできる光重合法に
よる良さを活かしつつ、気体の加圧下での光重合なので
より強度に勝れた光重合法による歯科用レジン重合法を
提供するにある。
次に添付図面に従い本発明の一実施例を第1図に従い詳
述する。
1は上方が開口した装置の基台を示し、この基台lの底
部にはターンテーブル2が配設され、モーター3等によ
り緩速回転するように構成されている。そして、この基
台lの周壁4の上部にはネジ部5が刻成されている。他
方6は下方開口状のガラス蓋を示し、この周壁7の下部
には、上記ネジ部5に気密に螺着するネジ部8が刻成さ
れている。
従って、ガラス蓋6と基台1を互いのネジ部5と8によ
って螺着すれば、外部から内部9が透視できるガラス密
閉容器Aが構成される。この密閉性を確保する為に、ネ
ジ部5にシール部材が従来周知の方法で任意に適用され
る。
このガラス蓋6の上方又は側方には、可視光線、紫外線
(波長400腸ル〜780+s JL )を内部9に向
って照射できる光源10が配設される。この可視光線、
紫外線光源としては、ハロゲンランプ、白熱電球、2次
的に可視光線、紫外線を生ずる蛍光灯、ナトリウム灯等
が考慮される。
次に、このガラス密閉容器Aの内部9内に気体・・拳圧
縮空気、窒素ガ・ス等の不活性ガスその他・・・を供給
し、且つそこから排出できるように、気体源11.  
フィルタ12、減圧弁13、バルブ14、等より成る気
体供給装置が付設されている。
このような構成に基き、歯科用光重合型レジンを用いて
光重合法により歯冠を製造する方法の一つの例を説明す
ると、先ず石つこう模型15(治療すべき悪い部分を削
除した歯を印象して形成した模型)上に、可視光線、紫
外線照射によって光重合して硬化するレジン16(歯冠
色のモチ状レジン)を築盛して、所望の形の歯冠を形づ
くる。
上記レジンとしては、従来から幾つかのものが開発され
、又提案されている。1つにはアクリル系樹脂、他には
ポリカポネイト系樹脂等があり、必要ならば可視光線、
紫外線増感剤が配合される。
例えば特開昭53−104838号公報で示されるよう
な組成物が利用できる。
さて、このように所望の歯冠を形づくる時に、従来の加
熱重合法の場合には雄、雌の型によって圧密することが
必要であったが、本発明は単に石つこう模型15上に所
望に形づくればよい、これをターンテーブルz上に任意
の止め手段を用いて位置保持し、次に基台lに対してガ
ラス蓋6を、ネジ部5と8を用いて螺着し、内部9を気
密に保つ、そして、気体供給装置を構成するバルブ14
を操作して、密閉ガラス容器Aの内部9に圧力気体を供
給する。気体の圧力自体は特に過大にならない限り、あ
る範囲で用いる事ができるが、例えば2kg/cm″〜
5 kg/ c m″程度が考えられる。
このように気体が供給されると、内部9の内圧が高まり
、この圧力によってレジン16が加圧される為、外表面
から内部へその圧力が各部均一に作用して、レジン1B
は均一に加圧される。その結果各部均一質となり、圧密
状態が部分的に不均一となることが防止される。又レジ
ンを築盛した時に混入せる気泡が圧密によって除去され
る。とりわけ、所望に築盛したレジ71Bが、その所望
の形を保ったまま気体により圧密される。
さて、このように気体によって圧密されている詩に、光
源10を点灯して、所定時間レジ71Bに対して可視光
線、紫外線を照射する。この場合、密閉容器はガラス密
閉容器Aとして構成されているので、可視光線、紫外線
の透過性が損なわれることなくレジ71Bに到達し、レ
ジン18を光源10の光の強さIと露光時間tの積によ
って決まる露光量分だけ露光する。この際、レジン16
の各部に均一な照射が図られるようレジン16はターン
テーブル2によって、ゆっくりと回転せしめられている
この露光によって光重合が開始され、露光時間の終りに
よって停止されることにより、レジンが硬化するもので
あるが、気体の加圧条件下で硬化せしめられるので、重
合時の分子間結合力を増大させ、強度を増大させること
が考えられる。
且つ上述したように、各部均一に加圧されているので、
不均一に硬化せず、各部同一の強度が得られると共に、
脱泡状態での重合なので、各部密に重合されて、強度が
増すものである。
以後、バルブ14を操作して内部9の圧力を減圧し、ガ
ラス蓋6を基台1から取り外し、硬化した義歯なり、歯
冠を取り出せばよい。
而して、この例では内部9に1つのレジン1Bをセット
した場合を示したが、複数のレジンを同時に光重合して
もよい、又、気体の圧力如何によっては、気体で加圧す
る時に1重力の影響によりレジンが下方へ流動して当初
予定の所望の形状が維持されない場合が考へられるが、
この場合には、先ず光重合でレジンの表面を重合しつつ
、次に気体で加圧する等調節しながら実施すればよい。
又、上記の例に於いては、歯冠の製法を例にとって示し
たが、第2図に例示するような義歯又は入歯を製するこ
とも同様にできる。即ち、石つこう模型17上に、可視
光線、紫外線照射によって光重合して硬化するレジン1
8を所望に築盛して歯肉の部分を形づくり、次に別途準
備した義歯18をならべる。この状態で第1図の実施例
と同様に、気体加圧下で可視光線、紫外線を照射すれば
、光重合した歯肉部分を形成でき、義歯を製することが
できる。
更に上記の例に於いては、可視光線を用いた例を示すと
共に密閉容器の蓋全体をガラスとして示したが、紫外線
を用いてもよく、密閉容器の部分をガラス製とし、そこ
から光線を内部に導くようにしてもよい、そして紫外線
を用いる場合には、ガラス部分は石英ガラスが用いられ
る。
以上詳述した如く、この発明は光重合型歯科用レジンに
光を照射して硬化させる歯科用レジン重合法に於いて、
上記光重合歯科用レジンを、光を通すことができるガラ
ス部分を有する密閉容器内のテーブル上に築盛し1次い
でこの密閉容器内に気体を供給して、この気体による加
圧下で密閉容器のガラス部分の外側から可視光線、紫外
線を照射することにより光重合型歯科用レジンを硬化成
形するようにしたので、光重合方法の良さ、即ち、重合
の開始、停止、反応速度等の調節の容易さや、線錐の型
を不要とする等の利点を可能にしつつ、同時に強度にも
勝れ、耐摩耗性をそなえた義歯、歯冠等を製することの
できる歯科用レジンの重合法及びその装置を提供できる
ものであり、とりわけそれらの利点に加えて、予備段階
では築盛するだけなので、任意の望む形に自由に成形す
ることができる方法及び装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1の実施
例を示す断面図、第2図は第2の実施例を示す断面図で
ある。 図中A08.密閉ガラス容器、  109.基台、29
9.ターンテーブル、  610.ガラス蓋、90.、
内部、 io、、、可視光線、紫外線光源、 1B、1.85.、レジン。 卒 1 回 茶 2 呵

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光重合型歯科用レジンに光を照射して硬化させる
    歯科用レジン重合法に於いて、上記光重合型歯科用レジ
    ンを、光を通りすことができるようにガラス部分を有す
    る密閉容器内のテーブル上に築盛し、次いでこの密閉容
    器内に気体を供給して、この気体による加圧下で密閉容
    器のガラス部分の外側から可視光線、紫外線を照射する
    ことにより光重合型歯科用レジンを硬化成形するように
    したことを特徴とする歯科用レジン重合法。
  2. (2)光重合型歯科用レジンを築盛する為のテーブルと
    、そのテーブル上に築盛された光重合型歯科用レジンを
    取り囲んで外気と遮断できると共に光を通すことができ
    るようにガラス部分を有する密閉容器と、この密閉容器
    内に気体を供給、排出する為の気体供給装置と、密閉容
    器の外部に位置してガラス部分を介して密閉容器内の光
    重合型歯科用レジンに可視光線、紫外線を照射する為の
    光源より成る歯科用レジン重合装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62240044A (ja) * 1986-04-14 1987-10-20 日本歯研工業株式会社 変色歯コスメテイツク修復用シエルの成形方法
JPH02196706A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Sogo Shika Iryo Kenkyusho:Kk 歯科用光重合型レジンの重合方法及び装置
JP2008125937A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Shiyoufuu:Kk 光重合用加圧容器

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