JPS6355567A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、導電性磁性トナーを用いてドラム上にトナー
画像を形成せしめ、これを記録シート上に圧力転写して
画像記録を行う画像記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、互いに対向された記録電極と対向電極との間に、
記録体と、導電性磁性トナーとを供給し、記録電極と対
向電極との間に画像信号に応じて記録電圧を印加するこ
とにより、トナー粒子を記録体に移行させて記録を行う
画像記録装置が知られている。このような装置は１例え
ば特公昭５５−３０２２８号公報に開示されている。

ところで、上記対向電極を内部に円筒状中空部を有する
円筒形ドラムとし、そのドラムの外表面に絶縁層を施し
て上記記録体を形成したものがある。このようなドラム
外表面に形成されたトナー画像を記録シート（例えば、
普通紙）に定着するには、コロナ放電を用いた転写や、
加圧ローラ等による転写が行なわれ、その後定着操作が
なされて定着している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来における記録シートへの画像の定着は、転写操作と
定着操作の２工程で行なわれている。この場合、記録シ
ートの湿度の変動、表面状態の変動などによって、転写
効率の大幅な変動があり、画質のばらつきが大きいとい
う問題を残している。

加圧ローラによってドラムと記録紙に圧力を加え、それ
によってドラム外表面上のトナー画像を記録紙に転写す
る場合、ドラムは中空部を有しているので、加圧ローラ
により十分な圧力を加えることができない。この結果、
転写効率を良好にする上で問題があり、十分な画質が得
られにくい。

本発明の目的は、ドラムと記録シートとに十分な圧力を
加え、トナー画像の転写効率を向上させると共に、転写
工程と定着工程とを同時に行うことのできる画像記録装
置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、円筒ドラム内にドラム内面に接するように第
１のローラを配し、円筒ドラムの外表面と記録シートを
介して第２のローラを記録シートに接するように対向し
て配し、第１のローラと第２のローラ間に圧力を印加す
ることによって、ドラムと記録シートとに十分な圧力を
付与するようにしたことを特徴とする。

〔作用〕

一ドラム外表面上に形成（現像）されたトナー画像は、
定着領域に達すると、ドラムと記録シートとの間にはさ
まれる状態となる。この状態において、ドラム内部でド
ラム内面と接している第１０−ラとドラム外でドラムと
対向している第２０−ラとの間に十分な圧力が印加され
ており、トナー画像は記録シート上に転写され、そのま
ま圧力定着される。第１０−ラと第２０−ラ間の圧力印
加によって１０円筒ドラムの変形、破壊の心配はないの
で、定着に十分な圧力を加えることができる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。

第１図、第２図は、それぞれ本発明の記録装置の全体構
成と記録部の側断面を示すものである。

セラミック基板１の上には厚膜プロセスによって作られ
た列状に並べられた複数の記録電極２が設けられている
。セラミック基板１は、記録部側の端部において先細り
状となっており、磁束を集束させるための透磁性体より
なる磁性板３が積層構造となっている。

ホッパ４には、導電性磁性トナー５が収納されている。

トナー５はＮ極−８極交互に着磁されたマグネットロー
ル６の回転によりスリーブ７、突起状になった第２のス
リーブ８の上を矢印Ａの方向に電送され、電極の先端部
に到達する。余剰となったトナーはマグネットロール６
の磁気的吸引力によって矢印Ｂのように吸引され、マグ
ネットロールの回転によって矢印Ｃの様に再びホッパ内
に回収される。

現像ドラム９はその大部分が導電性部材９ａから成り、
その形状は中空状に加工されており、その表面は、例え
ばアルミニウムの陽極酸化処理皮膜、又は硬質陽極酸化
皮膜、又は多孔性硬質酸化アルミニウムに四弗化樹脂を
含浸させる表面処理（三菱金属商標；タフラム処理）等
の硬度が高い表面処理が施されており、２〜１００μｍ
厚程度の絶縁Ｊｉ１９ｂを形成している。

永久磁石１ｏは、第２図−点鎖線で示す様な磁束を発生
し、電極２と現像ドラムの外表面を鎖状に結ぶ安定に集
中したトナーチェイン５ａを作る。

１１はパルス駆動回路で、画像信号に応じて複数の記録
電極２に電圧を印加する。電極に電圧が印加されると、
トナーに電荷が注入される。それと同時に、ドラム９の
導電層９ａの絶縁層９ｂとの境界部にトナーと異極の電
荷が誘導され、この２つの電荷はクーロン力によって引
き合う。更に現像ドラムが矢印り方向に゛回転すること
によりトナーチェインは切断され、帯電したトナー５ｂ
によつて現像々が形成される。

第１のローラ１２は、現像ドラムの内部に位置し、現像
ドラムの一方の内壁と接している。第２のローラ１３は
第１のローラと対向して位置しており、第１のローラと
の狭隙に現像ドラムの一方の壁と記録紙をはさむ構造に
設定されている。第１、第２のローラは、それぞれその
断面円の中心を回転中心となるように図示されていない
回転支持装置により支持されている。またそれと同時に
第２のローラは矢印Ｐで示す様に１強く現像ドラムと記
録用紙を押圧するばね機構を備えている。

現像ドラムがＤ方向に回転すると、第１．第２のローラ
も矢印Ｅ、Ｆ方向に、各々の接触点でのすべりが最小に
なるように図示されていない回転装置により回転する。

従って記録紙１４は矢印Ｇ方向に搬送される。帯電した
トナー５ｂは現像ドラムの回転によつ゛Ｃ記録紙と接触
し、更に第２のローラの発生する圧力によって記録紙上
に定着される。

圧力によるトナーの定着は、トナーを塑性変形させるた
めに、相当大きな圧力が必要である。本発明では、剛性
の低い中空ドラムには、ドラムを変形させる力が作用せ
ず、信頼性が高い画像記録装置が構成できる。

本発明では、従来必要であった転写プロセスが無く１画
像の最大の劣化要因を排除することができる。また、ト
ナーが現像ドラムから記録用紙上に移る率は９０％以上
であり、従来方式における転写効率７０〜８０％に比べ
て一段の向上を見ており、画質の向上が著しい。

この定着過程で若干のトナーが現像ドラム上に残る。１
５は第２のホッパで、弾性板１６及びその支持具１７を
備えている。残存トナーは弾性板１６を現像ドラムの表
面に押圧することによって矢印Ｈのようにホッパ内に収
納する。

本実施例によれば、導電性トナーを用いた記録装置で従
来問題となっていた転写プロセスを排除することができ
、高湿時の画質の劣化等の問題は生ぜず高速、高精細な
画像記録装置の実現が可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、導電性トナーの記録機構において画質
劣化の要因である転写プロセスを省略することができ、
高速高精細な現像画像をそのまま定着することが可能と
なった。またトナーが記録紙上に定着される割合も従来
の記録装置に比べて良く記録濃度も十分高く、信頼性も
高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の画像記録装置の側断面図、
第２図は本発明の一実施例の記録部の側断面図である。 ２・・・記録電極、５・・・導電性磁性トナー、９・・
・現像ドラム、１０・・・永久磁石、１２・・・第１の
ローラ、１３・・・第２のローラ、１４・・・記録用紙
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外表面に絶縁層が形成され中空部を有する導電性の
   円筒ドラムと、該ドラム外表面と微小ギャップを介して
   配置された電極と、導電性磁性トナーを該微小ギャップ
   部に供給するトナー供給部と、供給された該トナーによ
   つて該微小ギャップ間を電気的に連絡するトナーチェイ
   ンを形成する磁石とを備え、該ドラムを回転させながら
   該電極と該ドラム間に記録画像に対応した電圧を印加し
   て、該ドラム外表面の該電極設置位置下流側にトナーに
   よる画像を形成するようにした画像記録装置において、 該ドラムの中空部内で該ドラム内面に接するように配さ
   れた第１のローラと、 該ドラムの外表面と記録シートを介して対抗する位置に
   接するように配された第２のローラとを設け、該第１の
   ローラと該第２のローラとによつて該ドラムと該記録シ
   ート間に圧力を印加して、該ドラム外表面に形成された
   トナー画像を該記録シート上に圧力定着することを特徴
   とする画像記録装置。