JPS6354538B2 - - Google Patents

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JPS6354538B2
JPS6354538B2 JP4083880A JP4083880A JPS6354538B2 JP S6354538 B2 JPS6354538 B2 JP S6354538B2 JP 4083880 A JP4083880 A JP 4083880A JP 4083880 A JP4083880 A JP 4083880A JP S6354538 B2 JPS6354538 B2 JP S6354538B2
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JP
Japan
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synthetic resin
flocked
layer
resin layer
flocked body
Prior art date
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Expired
Application number
JP4083880A
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English (en)
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JPS56140183A (en
Inventor
Hideo Ueno
Juichi Myoshi
Yoshio Kizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は改良された植毛体に関する。さらに
詳しくは、植毛体において、合成樹脂層に直接植
毛層を形成してなり、かつ合成樹脂層がホツトメ
ルト接着性を有する合成樹脂粉末とポリマーエマ
ルジヨンからなる混合物の加熱、乾燥によつて形
成されていることを特徴とし、合成樹脂層の下に
は必要に応じて離型材を設けてなる植毛体に関す
る。
従来、植毛体は、例えば、布帛類のマーク、ワ
ツペン等としての服装、袋物の装飾品;手芸用
品、教材用品;建材、車両等の内装品;その他の
資材用等の広い分野で用いられている。これらの
用途の多くは植毛体を被着体に接着して用いるも
のであり、このような植毛体は、一般にホツトメ
ルト接着性を有する合成樹脂基体層、接着剤層、
植毛層の順に一体に重ねた3層からなるものであ
る。そしてこの植毛体を実用に供する場合、特に
要求される特性は、植毛層が該基体層に強固に接
着していることである。
一方、特公昭52−25433号公報には、第1図に
示すごとく離型材1、ホツトメルト接着性を有す
る合成樹脂基体層2、接着剤層3および植毛層4
の4層からなる植毛体が開示され、該接着剤層3
を用いて植毛層4を該基体層2に強固に接着する
ことができると記載されている。
一方、特開昭54−18874には、熱可塑性樹脂層
に、接着剤を介せずして直接植毛層を植毛した2
層からなる植毛体が開示されている。しかしなが
ら、この植毛体では植毛層が熱可塑性樹脂層に強
固に接着していない等の欠点がある。
この発明は、上記の発明をさらに発展させたも
のである。すなわち、第2図に示すごとく必要に
応じ設ける離型材5、合成樹脂層6および植毛層
7からなり、合成樹脂層が従来の植毛体のように
樹脂基体層ではなくホツトメルト接着性を有する
合成樹脂粉末8とポリマーエマルジヨンからなる
混合物を加熱、乾燥して形成されており前記接着
剤層2に前記基体層1の機能を兼ねさせたことを
特徴とするものである。
その結果、製造工程を短縮しコストを低減しう
る他に、合成樹脂層が合成樹脂粉末とポリマーエ
マルジヨンの混合物のため、植毛層との接着が非
常に強固でかつ非常に柔軟性があるという効果を
有するものである。
この発明の植毛体に用いられる離型材としては
離型紙など通常のものが用いられるが、なかでも
次のような性能を有するものが好ましい。
(a) 吸湿性が小さいこと (b) 合成樹脂層とほぼ同一の収縮率を有すること (c) 加熱によつて、硬化を起さず植毛体の品質を
損なうような変質をしないこと (d) 合成樹脂層との接着性が小さいこと (e) シリコン樹脂の移行が少ないこと (f) 安定した剥離性を有すること ホツトメルト接着性能を有する合成樹脂粉末と
しては、ポリアミド共重合樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂等が可能である。特に、接着強度及び繊
維製品への適用において重要な特性である耐洗濯
性の点から、融点80〜160℃のポリアミド共重合
樹脂が好適であり、例えばナイロン6/66/12、
6/69/12、6/610/12、6/612/12、6/
66/11、6/66/69/12、6/66/610/12、
6/66/612/12、6/66/11/12、6/69/
11/12等の粉末がある。融点はDSCにて昇温速
度16℃/minにて測定した。
また、合成樹脂粉末としては平均粒径が約0.1
〜500μのものを使用することができる。接着性
からみて粒子径に特に制限を設ける必要はない
が、塗布層の厚みと同等ないしそれ以下のもので
あればよい。
次にこの発明に用いられるポリマーエマルジヨ
ンとしては、例えば、天然ゴムラテツクス、ニト
リル−ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム等の合成ゴムラテツクス、
ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン
−酢ビ、エポキシ樹脂、ポリウレタン等の合成樹
脂エマルジヨンなどほとんどのポリマーエマルジ
ヨンが使用可能である。もちろん、これらには通
常行なわれているような変性エマルジヨンも含ま
れている。
さらに、これらポリマーエマルジヨンは単独に
使用される外、混合して使用することもできる。
また、これらのポリマーエマルジヨンには、必
要に応じ増粘剤、顔料、架橋剤(メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、イソシアネートのブロツク体等)、
架橋のための触媒等が添加される。
また、この発明において、前記ポリマーエマル
ジヨンの固形分とホツトメルト接着性能を有する
合成樹脂の粉末の混合比率は約80:20重量部〜約
10:90重量部である。該合成樹脂粉末の混合比率
が上記の範囲より低いと、被着体に対する接着性
が不良であり、また上記範囲より高いとエマルジ
ヨンが不安定になり、かつ離型材への均一な塗布
がむつかしくなる。
また合成樹脂層の厚みは、通常50〜1500μであ
る。好ましくは、50〜200μである。
上記のような合成樹脂層に、被着体に対する隠
蔽性を付与するために染顔料を加えることができ
る。つまり植毛体を貼合せようとする被着体の色
彩の影響を受けないようにすることができる。隠
蔽力の強い染顔料として酸化チタン微粉末、黒色
(例えば東洋ドライカラーTN−0643)、赤色(例
えば東洋ドライカラーTN−4274)、青色(例え
ば東洋ドライカラーTN−7268)等が挙げられ
る。
またホツトメルト接着性を有する合成樹脂粉末
に前もつてこれらの染顔料を配合しておいてもよ
い。
この発明の植毛体は一般に次のようにして製造
される。
合成樹脂層の基材となるポリマーエマルジヨン
とホツトメルト接着性を有する合成樹脂粉末と
は、通常の方法、例えばインペラータイプ、ター
ビンタイプ、ニーダータイプ等の撹拌機で混合さ
れる。得られた混合液を離型性を有する支持体上
に通常の方法、例えばドクターナイフコーテイン
グ、ローラーコーテイング、スクリーン印刷法等
の方法で塗布される。次いで短繊維群が主として
静電植毛法(電着または電気植毛法)によつて、
合成樹脂層に直接植毛される。次いで加熱乾燥さ
れるが、加熱温度は合成樹脂層のポリマーエマル
ジヨンのベーキング温度程度で行われる。
この加熱乾燥により合成樹脂層がフイルム化
し、離型材を有する支持体との剥離が可能な植毛
体が得られる。
この支持体としては、離型性などの離型材を用
いることができる。この場合、離型紙を付した
まゝ新製品とすることができる。
さらに支持体としては、それ自体で離型性のあ
る材質、例えば、テフロン樹脂等で作製したベル
ト、または耐熱ゴム、ポリウレタン等の耐熱合成
体等の表面にシリコン樹脂などの離型剤を塗布し
たベルトを用いることができる。
また、シリコン樹脂などの離型剤を塗布したポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂製シート又はフイルム
も支持体として用いることができる。
これらの支持体を用いた場合には、支持体から
植毛体を剥離して製品とされる。
もちろん、この場合、必要に応じて支持体から
植毛体を剥離したのち、離型紙等の離型材を取り
つけることもできる。
この発明に用いられる短繊維群としては、染色
し、電着処理したものであつてアクリル、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、コツトン、モダク
リル等の繊維を束ねた状態で任意の長さに切断し
たものが用いられる。
この発明の植毛体を使用する場合は、離型材が
あればそれをはがしとり、接着剤層面を被着体に
向けて重ね、植毛部側と反対側より加熱押圧する
と、合成樹脂層が融着して植毛体と被着体が接着
される。
次いで実施例に基づいてこの発明を例証する
が、これによつてこの発明が限定されるものでは
ない。
実施例 1 メタクリル酸変性のエチルアクリレート−ブチ
ルアクリレート共重合エマルジヨン(固型分濃度
40%、エマルジヨンの固型分100重量部に対し、
メラミン樹脂5重量部を使用し、アンモニア水で
約1000cpsに増粘させたもの)100重量部中にナイ
ロン6/6・12/12(共重合比30/30/40、融点
115℃)の粉末(150〜300μ)46重量部添加し、
ニーダータイプの撹拌機で約30分間撹拌したとこ
ろエマルジヨン中にナイロン粉末が均一に分散し
ているペーストが作製された。このペーストを表
面がシリコン加工処理された離型紙上に塗布し、
更にこの上にレーヨンの短繊維(繊度:7.5デニ
ール、繊維長:0.5mm)を静電植毛法により直接
植毛し、その後90℃の温度でベーキングして植毛
体を作製した。
次にこの植毛体を所望の形状に切り、植毛面の
反対側に付着している離型紙を剥離して、メリヤ
スのシヤツ上に設置し、アイロンを用いて150℃
で30秒間ヒートプレスを行ないこの植毛体を熱接
着させた。この植毛体の接着強度および耐洗濯性
は良好であつた。
実施例 2 固型分50%の水溶性ウレタンエマルジヨンの固
型分100重量部に、エポキシ−架橋剤を3重量部、
触媒を架橋剤の重量部に対して10%それぞれ添加
しナイロン6/6・6/12を(共重合比30/30/
40、融点115℃)の粉末(150〜300μ径)を35重
量部添加し、ニーダータイプの撹拌機で約15分間
撹拌後、増粘剤としてアクリル酸エステル(日本
アクリル社ASE−60)を5重量部添加後、アン
モニア水で増粘撹拌15分後、BH型粘度計で測定
No.6ローター10rpmで28000cpsのペーストを作製
した。
このペーストを耐熱性ゴムの表面にシリコン加
工したベルト上に直接ナイフコーター方法で塗布
し(350g/m2 WET塗布量)更にこの上にレー
ヨン短繊維(電着パイル、繊度3デニール、繊維
長1.2mm)を直接電気植毛を行つた。その後、90
℃の温度でそのまゝ4分間乾燥後、植毛体とベル
トを剥離して植毛体を作り、次にこの植毛体を所
望の形状に切り、植毛面の反対側をメリヤスのシ
ヤツ上に設置して、アイロンを用いて150℃で30
秒間ヒートプレスを行ない、この植毛体を熱圧着
させた。この植毛体の接着強度及び耐洗濯・耐ド
ライクリーニング性は、実施例1と同様に良好で
あつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は特公昭52−25433号に開示された植毛
体の断面図および第2図は本発明の植毛体の一実
施態様の断面図である。 1,5……離型材、2……ホツトメルト接着性
を有する合成樹脂基体層、3,6……接着剤層、
4,7……植毛層、8……ホツトメルト接着性を
有する合成樹脂粉末。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 植毛体において、合成樹脂層に直接植毛層を
    形成してなり、かつ合成樹脂層がホツトメルト接
    着性を有する合成樹脂粉末とポリマーエマルジヨ
    ンからなる混合物の加熱、乾燥によつて形成され
    ていることを特徴とする植毛体。 2 植毛体において、離型材、その上の合成樹脂
    層に直接植毛層の3層からなり、かつ合成樹脂層
    がホツトメルト接着性を有する合成樹脂粉末とポ
    リマーエマルジヨンからなる混合物の加熱、乾燥
    によつて形成されていることを特徴とする植毛
    体。
JP4083880A 1980-03-28 1980-03-28 Flocked material Granted JPS56140183A (en)

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