JPS635371B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は澄明ゲルタイプの歯磨に関する。 ラウリル硫酸ナトリウムは歯磨中の界面活性剤
として用いられる場合がある。ラウリル硫酸ナト
リウムはヤシ油の水添により得られたアルコール
混合物を硫酸で処理し、次いで生成物を水酸化ナ
トリウムで中性にすることにより製造できる。こ
れにより得られた生成物は典型的には広い分布の
アルキル鎖長、例えば８％以下のC₁₀、少なくと
も50％のC₁₂、少なくとも19％のC₁₄、11％以下の
C₁₆及び12％以下のC₁₈を含有する。歯磨成分とし
て用いるためにラウリル硫酸ナトリウムを製造す
るには、上記の方法を場合により修正してスルホ
ン化の前にアルコール混合物を精製することによ
りC₁₂含量が少なくとも90％、更には約99％にす
らなる「ナローカツト（narrow cut）」のラウリ
ル硫酸ナトリウムを得ている。これは不透明な歯
磨剤においては何ら問題を起さなかつた。しかし
ながら「ナローカツト」ラウリル硫酸ナトリウム
及び水溶性のアルカリ金属フツ化物またはモノフ
ルオロリン酸アルカリ金属塩を含有する澄明ゲル
歯磨剤を製造すると、望ましくない霞みすなわち
曇りが起きるときがある。 本発明は「ナローカツト」ラウリル硫酸ナトリ
ウムまたは他のアルカリ金属塩を含有する澄明ゲ
ル歯磨の霞みすなわち曇りを減少させることがで
きる。本明細書中で用いた「ナローカツト
（narrow cut）」という語はラウリル硫酸アルカ
リ金属塩のC₁₂含量がその全アルキル含量の少な
くとも90重量％であることを意味する。 本発明によれば澄明歯磨は少なくとも70％の実
験的SiO₂含量、１〜35ミクロンの粒径、実質的
に無定形のＸ線構造及び1.44−1.47の屈折率を有
する研磨剤５〜50％、歯磨を澄明にしておくこと
ができる研磨剤の屈折率に釣合う屈折率を有し、
保湿剤を含有する液相、ゲル化剤または増粘剤ま
たはその混合物を含む固相、アルカリ金属フツ化
物及びモノフルオロリン酸アルカリ金属塩から選
択された、0.01〜１％のフツ素を供給する化合物
及びナローカツトラウリル硫酸アルカリ金属塩及
び(a) 低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質
的に飽和された高級脂肪族アシルアミドのアルカ
リ金属塩、(b) 実質的に飽和された高級脂肪族ア
ルコールアルキレンオキシドスルフエートのアル
カリ金属塩、(c) 式 （式中、Ｒは炭素原子10〜20個のアルキル基で
あり、ｎは整数１〜６であり、Ｍは水素、アルカ
リ金属またはアンモニウムである）で表わされる
モノエステル及び式 （式中、Ｒ，ｎ及びＭは上記と同一の意義を有
する）で表わされるジエステルの混合物からなる
アニオンリン酸エステル及び(d) これらの混合物
から選択される別のアニオン界面活性剤からな
り、ラウリル硫酸アルカリ金属塩の量が別のアニ
オン界面活性剤の量より多く、その比が少なくと
も３：１、例えば約20：１である界面活性系0.1
〜５％を含有する歯磨ビヒクルからなる。 本明細書中の割合及び量は全て重量による。 研磨剤の割合は好ましくは10〜30％、例えば15
〜25％の範囲である。好適な研磨剤は1.44〜1.47
の範囲の屈折率を有し、かつ少なくとも70％のシ
リカ、10％以下のアルミナ、20％以下の水分及び
10％以下の酸化ナトリウムを含有する無定形のア
ルミノケイ酸アルカリ金属またはアルカリ土類金
属である。この物質は好ましくは２〜20ミクロ
ン、例えば２〜４ミクロンの範囲の粒径を有す
る。好ましい水分は1000℃における強熱減量によ
り測定して10〜20％であり、酸化ナトリウムの典
型的な含量は５〜10％である。一般に、研磨剤は
0.2ｇ／c.c.以下、例えば0.07〜0.12ｇ／c.c.の粗嵩密
度を有する。研磨剤の他に好適なタイプは好まし
くは20ミクロン未満で２ミクロンを越える平均粒
径、少なくとも200m²／ｇ、好ましくは少なくと
も300m²／ｇの表面積及び少なくとも0.15ｇ／cm³、
好ましくは少なくとも0.30ｇ／cm³の嵩密度を有す
る多孔性無定形無水ケイ酸、例えば、好ましくは
標準密度または中級密度タイプの、脱水シリカヒ
ドロゲル（すなわちキセロゲル）である。このよ
うな無定形無水ケイ酸研磨剤は「シロイド
（Syloid）63」「シロイド72」及び「シロイド74」
であり、その製造業者のGrace，Davison
Chemical Companyより出版された「The
Davison Family of Syloid Silicas」中に記載
されている。Monsanto社の「サントセル
（Santocel）100」もまた望ましい歯研磨剤であ
る。（SYLOID及びSANTOCELは商標である。）
「シロイド72」は約４ミクロンの平均粒径、約340
m²／ｇの表面積及び約1.77ｇ／cm³の嵩密度を有し
ている。「シロイド74」は約８ミクロンの平均粒
径、約320m²／ｇの表面積及び約0.26ｇ／cm³の嵩
密度を有している。「シロイド63」の場合、対応
する数字は約アミクロン、約675m²／ｇ及び約0.4
ｇ／cm³である。これらの無定形無水ケイ酸は単独
でも混合物としても使用できる。 歯磨はアルミニウムチユーブまたは鉛チユーブ
のような折りたたみ可能なチユーブから押出しで
きるようなコンシステンシーを有する澄明な練歯
磨でもよい。ビヒクルは液体及び固体を含有して
いる。液相はグリセリン、ソルビトール水溶液ま
たはポリエチレングリコールのような保湿剤を有
しており、通常水も含有する。視覚的に澄明な歯
磨剤の全液体含量は通常20〜94.38％であり、典
型的にはグリセリンを含み、０〜10％の水及び０
〜80％のソルビトールを含有する。好ましくは０
〜５％の水、15〜40重量％のグリセリン及び０〜
50重量％のソルビトールが存在する。ビヒクルの
液体部分において、ソルビトールは1.45の屈折率
を有する70重量％の水溶液として好適に用いられ
る。グリセリン単独またはソルビトール溶液との
混合物はこの望ましい屈折率を研磨剤のそれから
実質的に変化させない。なぜならばグリセリンは
1.47の屈折率を有するからである。かくして、ソ
ルビトール及び実質的量のグリセリンの水性混合
物は研磨剤の屈折率に著しく満足できる釣合いを
与える。 ビヒクルの固体部分は、天然または合成のガム
またはガム状物質のようなゲル化剤、例えばアイ
ルランドゴケ、トラガカントガム、「カルボポー
ル（Carbopol）934」及び「カルボポール940」
として市販されているもののようなカルボキシビ
ニル重合体アルカリ金属塩及び「ラポナイト
（Laponite）CP」及び「ラポナイトSP」として
市販されているもののような合成無機ケイ酸含有
粘土である。（CARBOPOL及びLAPONITEは
商標である。）これら「ラポナイト」銘柄は式
（Si₈Mg_5.4Li_0.6O₂₄）^0.6-Na⁺ _0.6を有する。ビヒクル
の固体部分は歯磨の約10％以下の量、好ましくは
0.5〜５％の量で存在する。「ラポナイト」を用い
るときは、これは好ましくは１〜５％の量で使用
される。 「Cab−Ｏ−SilM−５」、「シロイド244」、「シ
ロイド266」、「エーロシル（Aerosil）D200」と
して市販されているものやこれらの混合物のよう
な合成微粉砕シリカもまた、例えば0.5〜20％の
量で、増粘即ちゲル化を促進し、かつ、歯磨の澄
明性を改善するために用いることができる。
（CAB−Ｏ−SIL，SYLOID及びAEROSILは商
標である。） 本発明の歯磨はまた口腔内の保護と衛生、例え
ばエナメル質の酸中溶解度の低下及び虫歯からの
保護に有利な効果を有するアルカリ金属フツ化物
またはモノフルオロリン酸アルカリ金属塩を含有
している。その例はフツ化ナトリウム、フツ化ア
リウム、モノフルオロリン酸ナトリウム及びモノ
フルオロリン酸カリウムである。これらの物質は
水中にフツ素含有イオンを解離即ち放出し、その
水溶性フツ素含量として0.01〜１％の範囲の効果
的で無毒性の量で存在する。 界面活性系は0.1〜５％の量で存在する。この
系はナローカツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩及
び別のアニオン界面活性剤からなる。少量存在で
きる非ドデシル炭化水素基には炭素原子10，14，
16及び18個のアルキル基が含まれる。このナロー
カツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩は別のアニオ
ン界面活性剤より多量、すなわち３：１の比以上
で、典型的には約20：１で存在する。 別のアニオン界面活性剤として使用できる低級
脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和さ
れた脂肪族アシルアミドのアルカリ金属塩は脂肪
酸、アルキルまたはアシル基中に12〜16個の炭素
原子を有するものを含み、例えばＮ−ラウロイ
ル、Ｎ−ミリストイル及びＮ−パルミトイルサル
コシネートのナトリウム、カリウム及びエタノー
ルアミン塩であつてよく、これらはこれらの化合
物の効果を実質的に低下させる傾向のある石けん
または同様の高級脂肪酸物質を実質的に含有して
いてはならない。本発明の歯磨剤中にこれらのサ
ルコシネートを用いることは特に有利である。そ
の理由はこれらの物質が歯のエナメル質の酸溶解
性をある程度低下するのに加え、炭水加物による
口腔内の酸生成の抑制に長期間に亘り顕著な効果
を示すからである。 更に、別のアニオン界面活性剤として使用でき
る実質的に飽和された高級脂肪族アルコールアル
キレンオキシドサルフエート化合物のアルカリ金
属塩には12〜16個の炭素原子（好ましくは12〜14
個）を有するアルコール部分及びアルキレン基が
１〜４個の炭素原子を有する１〜10個のアルキレ
ンオキシド基を有し、好ましくは反復基としてエ
チレンオキシドを２〜３回有するものが含まれ
る。この群の好ましい化合物はラウリルエーテル
サルフエートのナトリウム塩、例えばC₁₂−C₁₄ア
ルコール（エチレンオキシド）２−３：１硫酸ナ
トリウムである。これらの化合物は式R′O
（CmH₂mO）qOSO₃X（式中、R′は炭素原子12〜
16個のアルキル基であり、ｍは１〜４であり、ｑ
は１〜10であり、Ｘはアルカリ金属である）を有
することを特徴とする。 別の表面活性剤として使用できるアニオンリン
酸エステルは上記の式で表わされるモノエステル
及びジエステルの混合物である。このようなエス
テル混合物はスウエーデンのMoDo Kemi
Aktiebolaget（旧名Berol Aktiebolaget）から
「ベロール（Berol）」という名で市販されてお
り、アニオントリエステル部分もまたある程度の
ノニオン部分も含むことがある。「ベロール729」
は16〜18個の炭素原子からなるアルキル鎖長を有
し、直列の４個のエチレンオキシド単位を含有す
る。ベロール729」の酸型は完成された歯磨に６
より低いPHを与えるのが典型的であるため、この
物質は完成された歯磨に６より高いPHを保証する
ために、中和または一部中和された型で使用され
る。 酸または中性化型で使用できる別のアニオンリ
ン酸エステルは10〜18個の炭素原子からなるアル
キル基及び直列の５個のエチレンオキシド単位を
含有する「ベロール525」及び炭素原子16〜18個
のアルキル基を含有する「ベロール513」である。
酸型の「ベロール525」の使用は完成された歯磨
に６より低いPHを与えることがあり、これを中和
または一部中和された型で用いるのが好ましい。
別の「ベロール」アニオンリン酸エステルは「ベ
ロール521」、「ベロール724」及び「ベロール733」
として市販されている。モノエステル対ジエステ
ルの比は、典型的には１：10から10：１まで、変
化できる。 アニオンリン酸エステル界面活性剤の酸型を中
和または一部中和するときは、アルカリ金属、好
ましくはナトリウムまたはアンモニウムカチオン
が存在する。 ナローカツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩及び
別のアニオン界面活性剤に加えて、歯磨はナロー
カツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩及び別のアニ
オン界面活性剤が歯磨の少なくとも0.1％、好ま
しくは1.5〜2.5％を占る限り、他の好適な界面活
性剤を含有できる。 他に好適な界面活性物質には、ソルビタンモノ
ステアレートと約20モルのエチレンオキシドの縮
合物、エチレンオキシドと、プロピレングリコー
ルのプロピレンオキシド縮合物との縮合物（「プ
ルロニクス（Pluronics）」−PLULONICSは商標
である）のようなノニオン界面活性剤及びイソブ
チルフエノキシエトキシエチルジメチルベンジル
アンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステア
リルアンモニウムクロリド、窒素に結合した１個
の脂肪族アルキル基（炭素原子12〜18個）及び２
個の（ポリ）オキシエチレン基を有する第三アミ
ン（典型的には１分子当り合計２〜50個のエテノ
キシ基を含有する）及びこれらの酸との塩、及び
構造式 （式中、R″は炭素原子12〜18個の脂肪族アル
キル基であり、ｘ，ｙ及びｚは合計３以上であ
る）で表わされる化合物及びこれらの、鉱酸また
は有機酸との塩のようなカチオン界面活性殺菌薬
及び抗菌化合物が含まれる。 任意の好適な矯味矯臭剤または甘味剤物質が歯
磨の風味を処方するのに用いることができる。好
適な矯味矯臭剤成分の例には風味油、例えばスペ
アミント油、ペパーミント油、冬緑油、サツサフ
ラス油、丁字油、薬用サルビア油、ユーカリ油、
マヨラナ油、肉桂油、レモン油、オレンジ油及び
サリチル酸メチルが含まれる。好適な矯味矯臭剤
及び甘味剤は合せて歯磨の0.01〜５％またはそれ
以上をしめる。クロロホルムも用いることができ
る。 各種の他の物質も本発明の歯磨に配合すること
ができる。これらの例は着色剤、保存剤、ケイ素
樹脂、クロロフイル化合物及びアンモニア化物
質、例えば尿素、リン酸ニアンモニウム及びこれ
らの混合物である。このような助剤は望ましい性
質及び特性に実質的に悪影響を与えない量で歯磨
中に配合される。 また抗菌剤は、例えば0.01〜５％の量で、歯磨
剤中に存在できる。典型的な抗菌剤は下記のもの
である。 N′−（４−クロロベンジル）−N⁵−（２，４−ジク
ロロベンジル）ビグアンド、 ｐ−クロロフエニルビグアンド、 ４−クロロベンズヒドリルビグアニド、 ４−クロロベンズヒドリルグアニル尿素、 Ｎ−３−ラウロキシプロピル−N⁵−ｐ−クロロ
ベンジルビグアニド、 １，６−ジ−ｐ−クロロフエニルビグアニドヘキ
サン、 １，６−ビス（２−エチルヘキシルビグアニド）
ヘキサン、 １−（ラウリルジメチルアンモニウム）−８−（ｐ
−クロロベンジルジメチルアンモニウム）オクタ
ンジクロリド、 ５，６−ジクロロ−２−グアニドベンゾイミダゾ
ール、 N′−ｐ−クロロフエニル−N⁵−ラウリルビグア
ニド、 ５−アミノ−１，３−ビス（２−エチルヘキシ
ル）−５−メチルヘキサヒドロピリミジン 及びこれらの無毒性酸付加塩。 練歯磨は保湿剤、ガムまたは増粘剤及び甘味剤
でゲルを形成し、これに研磨剤、界面活性剤、矯
味矯臭剤及び水を添加することにより製造でき
る。 歯磨は使用するのに実施可能なPH、例えば４〜
10、でなければならない。やや酸性ないし中性の
PH、例えば５〜７が好ましい。 実施例 下記の澄明な練歯磨を製造し、脱気しアルミニ
ウム練歯磨チユーブに入れた。

【表】

【表】 歯磨を室温、43℃及び４℃で経図させた。ラウ
リル硫酸ナトリウムが唯一のアニオン界面活性剤
である対照歯磨Ａは４℃で１ケ月後曇つており、
室温で１ケ月後わずかに曇つていた。同じくラウ
リル硫酸ナトリウムが唯一のアニオン界面活性剤
である対照歯磨Ｄは43℃で１ケ月後曇つており、
室温及び４℃で１ケ月後わずかに曇つていた。混
合アニオン界面活性剤を含有する歯磨Ｂ，Ｃ，Ｆ
及びＧについては室温、43℃及び４℃で３ケ月以
上経過した後ですら何ら実質的な曇りは観察され
なかつた。混合アニオン性界面活性系を含有する
歯磨Ｅでは非常にわずかな曇りが観察された。し
かしながら、この曇りは対照歯磨Ａ及びＤの場合
より少なかつた。歯磨Ｈは実質的な曇りを生じる
ことなく良好に老化した。 本発明の範囲内において変更を行なうことがで
きる。例えば0.82部のモノフルオロリン酸ナトリ
ウムの代りにフツ化ナトリウム0.2部を存在させ
たとき、別のアニオン界面活性剤が存在したとき
は曇りが減少した。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 澄明歯磨において、少なくとも70％のSiO₂
   含量、１〜35ミクロンの範囲の粒径、実質的に無
   定形のＸ線構造及び1.44〜1.47の屈折率を有する
   研磨剤５〜50％；歯磨を澄明にできる研磨剤の屈
   折率に釣合う屈折率を有し、保湿剤を含有する液
   相；ゲル化剤または増粘剤またはそれらの混合物
   を含む固相；アルカリ金属フツ化物及びモノフル
   オロリン酸アルカリ金属塩から選択される、0.01
   〜１％のフツ素を供給する化合物；及び、ナロー
   カツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩及び(a)低級脂
   肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和され
   た高級脂肪族アシルアミドのアルカリ金属塩、(b)
   実質的に飽和された高級脂肪族アルコールアルキ
   レンオキシドサルフエートのアルカリ金属塩、(c)
   一般式： （式中、Ｒは炭素原子数が10〜20個のアルキル
   基であり、ｎは整数１〜６であり、Ｍは水素、ア
   ルカリ金属またはアンモニウムである）で表わさ
   れるモノエステルと一般式： （式中、Ｒ，ｎ及びＭは上記と同一の意義を有
   する）で表わされるジエステルとの混合物からな
   るアニオンリン酸エステル、及び(d)これら(a)，(b)
   及び(c)の混合物から選択される別のアニオン界面
   活性剤からなり、アルカリ金属ラウリル硫酸塩の
   量が別のアニオン界面活性剤の量より多く、その
   比が少なくとも３：１である界面活性系0.1〜５
   ％；を含有する歯磨ビヒクルを含む澄明歯磨。 ２ ナローカツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩と
   別のアニオン界面活性剤の比が約20：１である、
   特許請求の範囲第１項記載の澄明歯磨。 ３ ナローカツトアルカリ金属ラウリル硫酸塩が
   ナローカツトラウリル硫酸ナトリウムである、特
   許請求の範囲第１または２項記載の澄明歯磨。 ４ 液相がグリセリン、ソルビトール溶液または
   それらの混合物からなる、特許請求の範囲第１〜
   ３項のいずれかに記載の澄明歯磨。 ５ 固相がカルボキシメチルセルロースナトリウ
   ムを含有している、特許請求の範囲第１〜４項の
   いずれかに記載の澄明歯磨。 ６ フツ素を供給する化合物がモノフルオロリン
   酸ナトリウムである、特許請求の範囲第１〜５項
   のいずれかに記載の澄明歯磨。 ７ 研磨剤の粒径が２〜20ミクロンの範囲内にあ
   る、特許請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載
   の澄明歯磨。 ８ 研磨剤がアルミノケイ酸ナトリウムである、
   特許請求の範囲第１〜７項のいずれかに記載の澄
   明歯磨。 ９ 別のアニオン界面活性剤がＮ−ラウロイルサ
   ルコシン酸ナトリウムである、特許請求の範囲第
   １〜８項のいずれかに記載の澄明歯磨。 １０ 別のアニオン界面活性剤がC_12-14アルコー
   ル（エチレンオキシド）２〜３：１硫酸ナトリウ
   ムである、特許請求の範囲第１〜９項のいずれか
   に記載の澄明歯磨。 １１ 別のアニオン界面活性剤がモノエステル及
   びジエステルの一般式中のＲが炭素原子が16〜18
   個のアルキル基である該アニオンリン酸エステル
   混合物である、特許請求の範囲第１〜８項のいず
   れかに記載の澄明歯磨。 １２ 別のアニオン界面活性剤がアニオンリン酸
   モノエステル及びジエステルのナトリウム塩の混
   合物である、特許請求の範囲第１〜８項及び１１
   項のいずれかに記載の澄明歯磨。