JPS635294A - 耐磁時計ケ−ス - Google Patents
耐磁時計ケ−スInfo
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- JPS635294A JPS635294A JP14864586A JP14864586A JPS635294A JP S635294 A JPS635294 A JP S635294A JP 14864586 A JP14864586 A JP 14864586A JP 14864586 A JP14864586 A JP 14864586A JP S635294 A JPS635294 A JP S635294A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B43/00—Protecting clockworks by shields or other means against external influences, e.g. magnetic fields
- G04B43/007—Antimagnetic alloys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 ・
この発明は、時計ケース製造に利用される。
この発明は、携帯用時計(以下時計とする)等が外部磁
界の影響で、その進み遅れを生しないよう外部磁界を遮
断する方法に関するものである。
界の影響で、その進み遅れを生しないよう外部磁界を遮
断する方法に関するものである。
すなわち、時計ケース用材料に強磁↑も体を一部混在さ
せたステンレス鋼を用いることで、その目的を達するも
のである。
せたステンレス鋼を用いることで、その目的を達するも
のである。
時計が外部磁界の影響を受けて、進み遅れを生ずること
はよく知られている。時計では、−秒毎の信号を受けて
、電磁モーターを動かしているが、外部からの強い磁界
が時計体に入ると、ノイズとなり誤動作をしてしまうか
らである。
はよく知られている。時計では、−秒毎の信号を受けて
、電磁モーターを動かしているが、外部からの強い磁界
が時計体に入ると、ノイズとなり誤動作をしてしまうか
らである。
従来、このノイズを遮断するのには、耐磁十オである純
鉄やパーマロイ!!遮蔽板を時計ケースの内側に配置す
るか、ケース自体を耐磁材で作る方法がとられてきた。
鉄やパーマロイ!!遮蔽板を時計ケースの内側に配置す
るか、ケース自体を耐磁材で作る方法がとられてきた。
しかし、前者では余分に遮蔽板を入れるため、時計が大
きくなり厚さも厚く小型化、薄形化には難があった。ま
た後者では、小型化には都合がよいが、時計携帯中に苛
酷な環境条件に遇うため耐食性1強度に問題があった。
きくなり厚さも厚く小型化、薄形化には難があった。ま
た後者では、小型化には都合がよいが、時計携帯中に苛
酷な環境条件に遇うため耐食性1強度に問題があった。
磁界から時計を保護する方法には2つあり1つは、磁界
の磁束を「吸収」する磁気シールド材料を配置する方法
、2つ目は向かって来る磁束の向き(NとS)に反発す
る逆向きの磁、界をつくり対す方法がある。後者は、超
電導の極低温の話であり、実際には吸収による磁気シー
ルドの方法が採られている。
の磁束を「吸収」する磁気シールド材料を配置する方法
、2つ目は向かって来る磁束の向き(NとS)に反発す
る逆向きの磁、界をつくり対す方法がある。後者は、超
電導の極低温の話であり、実際には吸収による磁気シー
ルドの方法が採られている。
時計ケース用材料には、オーステナイト系ステンレス鋼
、黄銅、亜鉛合金などがあるが、これらの材料はいずれ
も磁気シールド効果はない、そこで、磁気シールド効果
のあるパーマロイや純鉄をケースに使うことが考えられ
るが、耐食性が著しく悪く、実用化には向かない。
、黄銅、亜鉛合金などがあるが、これらの材料はいずれ
も磁気シールド効果はない、そこで、磁気シールド効果
のあるパーマロイや純鉄をケースに使うことが考えられ
るが、耐食性が著しく悪く、実用化には向かない。
また、耐磁効果の認められるフェライト系ステンレス鋼
は、加工上や耐食上に問題があり、−方オーステナイト
系ステンレス鋼に前述のパーマロイなどを内側にフラッ
ドする方法もあるがコスト上に問題があり、いずれも実
用上に支障があった。
は、加工上や耐食上に問題があり、−方オーステナイト
系ステンレス鋼に前述のパーマロイなどを内側にフラッ
ドする方法もあるがコスト上に問題があり、いずれも実
用上に支障があった。
本発明はフェライト相とオーステナイト相の二相を有す
るステンレス鋼を使い、耐磁性はもとより耐食性も満足
させるものである。
るステンレス鋼を使い、耐磁性はもとより耐食性も満足
させるものである。
そのほかに、市販の二相ステンレスの板を利用すると、
圧延方向とその直角方向でその耐磁特性に大きな差が生
じる。特に厳しい耐磁特性が求められる場合には、それ
を嫌い、方向性のない粉末冶金や鋳造による方法が有効
である。
圧延方向とその直角方向でその耐磁特性に大きな差が生
じる。特に厳しい耐磁特性が求められる場合には、それ
を嫌い、方向性のない粉末冶金や鋳造による方法が有効
である。
以下に実施例によって説明する。
〔実施例1〕
高ニツケル系二相ステンレス鋼(25,5%Cr。
6.3%N+、3.3%Mo、0.10%N)の市販板
を用いて鍛造、切削により時計ケースを作った。
を用いて鍛造、切削により時計ケースを作った。
フェライト量が60%程度であり、圧延方向に両相の流
れが明瞭であった。この時計の耐磁レベルは当社規格で
120ガウスであった。
れが明瞭であった。この時計の耐磁レベルは当社規格で
120ガウスであった。
耐食性は、塩水噴霧試験5日を十分クリヤした。
〔実施例2〕
フェライト量が50%になるようシエフラーの状態図か
らCr23%、Ni6%、MO3,5を選んだ。
らCr23%、Ni6%、MO3,5を選んだ。
配合は粉末としその粒度は325メツシユ、各成分の単
味配合で、混合はボールミル、成形プレスは50トン、
焼成は1300℃の条件で、時計ケースを製作した。
味配合で、混合はボールミル、成形プレスは50トン、
焼成は1300℃の条件で、時計ケースを製作した。
焼成上りケースは、切削により時計ケースに仕上げた。
このケースの組織は、圧延によらず、粉末冶金であるた
め、圧延特有のフェライト、オーステナイトとも伸びた
石状組織は呈さず、フェライト地にオーステナイトの塊
が均一に分布する方向性のないm織であった。
め、圧延特有のフェライト、オーステナイトとも伸びた
石状組織は呈さず、フェライト地にオーステナイトの塊
が均一に分布する方向性のないm織であった。
この時計の耐磁レベルは、当社規格で200ガウスであ
った。
った。
耐食性は塩水噴霧試験5日を十分クリヤした。
以上のようにフェライト、オーステナイト系ステンレス
鋼を時計ケースに使えば、耐磁効果を生し、しかも加工
性は、従来のSU、5304系のオーステナイトステン
レス鋼の性質も兼ねるので、鍛造、切削とも従来の加工
技術、設備がそのまま利用できることがわかった。
鋼を時計ケースに使えば、耐磁効果を生し、しかも加工
性は、従来のSU、5304系のオーステナイトステン
レス鋼の性質も兼ねるので、鍛造、切削とも従来の加工
技術、設備がそのまま利用できることがわかった。
高耐礎レベル向けには、方向性のない粉末冶金や鋳造が
有効である。特に粉末冶金では、原料粉末の粒度、成分
(単味や合金粉の利用も)、焼成条件の選定により、フ
ェライト量比、オーステナイト粒度、同分布を細かく制
御することが極めて有効であることがわかった。
有効である。特に粉末冶金では、原料粉末の粒度、成分
(単味や合金粉の利用も)、焼成条件の選定により、フ
ェライト量比、オーステナイト粒度、同分布を細かく制
御することが極めて有効であることがわかった。
磁束を「吸収」してしまう働きはフェライト相のみが受
持ち、オーステナイト層はこれに関与しない。
持ち、オーステナイト層はこれに関与しない。
上記の場合フェライト地にオーステナイト相が混在して
いる上、その量比も関係し、オーステナイト相は磁束の
吸収にマイナス効果を有するので、圧延材の場合はその
方向性が耐磁レベルを大きく下げる結果になっている。
いる上、その量比も関係し、オーステナイト相は磁束の
吸収にマイナス効果を有するので、圧延材の場合はその
方向性が耐磁レベルを大きく下げる結果になっている。
以上に説明したように耐磁ケースに二相ステンレス鋼を
使えば、十分な耐磁効果をもたらし、しかも、耐食性は
十分であり、加工法も従来の鍛造、切削、仕上げ法とも
そのまま使える効果がある。
使えば、十分な耐磁効果をもたらし、しかも、耐食性は
十分であり、加工法も従来の鍛造、切削、仕上げ法とも
そのまま使える効果がある。
しかも、粉末冶金法で製造する場合は、フェライト量比
、オーステナイトの粒径、形状、分布を制御することで
、各種耐磁要求レベルを満たすことが可能にした効果は
極めて大きい。
、オーステナイトの粒径、形状、分布を制御することで
、各種耐磁要求レベルを満たすことが可能にした効果は
極めて大きい。
以上
Claims (2)
- (1)オーステナイトとフェライトの二相組織を有する
ステンレス鋼を用いたことを特徴とする耐磁携帯時計ケ
ース。 - (2)二相組織は、圧延組織をもたないことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の電磁時計ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14864586A JPS635294A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 耐磁時計ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14864586A JPS635294A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 耐磁時計ケ−ス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635294A true JPS635294A (ja) | 1988-01-11 |
Family
ID=15457429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14864586A Pending JPS635294A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 耐磁時計ケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS635294A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090073815A1 (en) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Seiko Epson Corporation | Device and a method of manufacturing a housing material |
-
1986
- 1986-06-25 JP JP14864586A patent/JPS635294A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090073815A1 (en) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Seiko Epson Corporation | Device and a method of manufacturing a housing material |
JP2009069049A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Seiko Epson Corp | 機器およびハウジング材の製造方法 |
US8303168B2 (en) * | 2007-09-14 | 2012-11-06 | Seiko Epson Corporation | Device and a method of manufacturing a housing material |
CN105039899A (zh) * | 2007-09-14 | 2015-11-11 | 精工爱普生株式会社 | 设备和壳体的制造方法 |
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