JPS6352717A - 小型トランスの鉄心の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種弱電機器に使用される小型のトランスにお
ける鉄心の製造装置に関するものであって、特に、第３
図に示されるような多数のＥｌ！鉄板１を重ね合わせて
一体に成型したＥ型ブロック２と、多数のＩ型鉄板３を
重ね合わせて一体に成型した■型ブロック４とを結合し
て溶接してなる、略「日」字状の小型トランス用鉄心の
製造装置に関するものである。

而して通常この種の略「日」字状の鉄心を製造する際に
は、第４図に示すように、鉄心の長さに等しい幅を有す
る帯状鉄板５から、その中央部において二本の平行な鉄
片を打抜いてこれを■型鉄板３とし、その■型鉄板３を
打抜いた長孔６を有する残余の帯状鉄板５を、当該長孔
６の中央の位置ａ及び、当該長孔の間隔の中央の位置す
においてそれぞれ切断し、その切断において切離された
鉄片をそれぞれＥ型釦、板１としている。すなわらＥ型
鉄板１を二枚向い合わぜにしたときに形成される透孔の
部分でｒｘ鉄板３を形成していることとなり、材おＩに
全く無駄がなく、極めて製造効率が良い。

従来の技術 ところで従来のこの種の鉄心にお（プる鉄板の打抜ぎ装
置としては、第５図及び第６図に示すものが使用されて
いる。第５図において７は固定部材であり、８は固定部
材７に離接するように設けられた可動部材であって、固
定部材γ上に載置された帯状鉄板５を、固定部材７に設
（プられたダイスと可動部材８に設【ブられたポンチと
で、所定の形状に打抜くようになっている。固定部ｖＪ
’　７上には帯状鉄板５の通過経路に沿ってその両側部
にガイドレール９が形成され、該ガイドレール９に沿っ
て帯状鉄板５が適宜の送り出し手段（図示せず）により
、図中左方から右方に向って間歇的に前進するようにな
っている。

図中１０は、前記固定部材７における帯状鉄板５の通過
経路に平行に二つ設（ブられた■型打抜きダイスであっ
て、該■型打抜きダイス１０に対応する可動部材８の位
置にｒ型打抜ぎポンチ１１が設（プられ、これらの１型
打抜きダイス１０とＩ型打抜きポンチ１１とで、帯状鉄
板５からＩ型鉄板３を打抜く■型打抜ぎ手段１２を構成
している。

そして■型打抜ぎダイス１０には、打抜かれたｒ型鉄板
３を順次重ね合わせて蓄積し、■型打抜きボンデ１１の
押圧力により順次排出するＩ型排出手段１３が設【プら
れている。

■型打抜ぎ手段１２の前方には、帯状鉄板５の位置決め
手段１４が設けられている。この位置決め手段１４は、
可動部材８に■型鉄板３を打抜いた残余の帯状鉄板５に
おける長孔６の両端に嵌合するピン１５が設置プられ、
固定部材７には当該ピン１５を受ける受は孔１６が形成
されており、ピン１５が長孔６の両端を貫通して受は孔
１６に嵌合することにより、帯状鉄板５の位■を設定す
るようになっている。

また位置決め手段１４の前方には、Ｅ型打抜ぎ手段１７
が設けられている。該Ｅ型打抜き手段１７は、固定部イ
オ７にＥ型打抜ぎダイス１８が形成され、可動部材８に
おける当該Ｅ型打抜ぎダイス１８に対応する位置にＥ型
打抜ぎポンチ１９が設けられ、これらＥ型打抜きダイス
１８とＥ型打抜ぎポンチ１９とにより第４図にお（プる
ａ及びｂの位置で帯状鉄板５を切断し、Ｅ型鉄板１を形
成するようになっている。

而してＥ型打抜きダイス１８には、Ｅ型打抜ぎ手段１７
ににって切断された切断位置ａ、ｂ間のＥ型鉄板１ａを
順次重ね合ねゼで蓄積し、「型打抜きボンデ１９の抑圧
ツノにより順次排出するＥ型排出手段２０が形成されて
いる。

固定部材７にお（プるＥ型打抜ぎダイス１８の前方には
傾斜面２１が形成されており、該傾斜面２１の前端部に
は二本のガイド棒２２が取イ」けられ、Ｅ型打抜ぎ手段
１７において帯状鉄板５から切離された二つのＥ型鉄板
１の内前方のＥ型鉄板１ｂが傾斜面２１に沿って滑り落
ち、長孔６がら形成される切欠ぎがガイド棒２２に引掛
るようになっている。

発明が解決しようとする問題点 前記装置においては、Ｉ型鉄板３及び−組のＥ型鉄板１
ａは、打抜かれた後それぞれ■型排出手段１３及びＥ型
排出手段２０において蓄積され、■型打抜ぎボンデ１１
及びＥ型打抜きポンチ１９の押圧力により、互いに圧接
されつつＥ型排出手段２０から排出される。従って各Ｉ
型鉄板３及びＥ型鉄板１に形成された適宜の係止手段に
より隣接づ゛るｒ型鉄板３及びＥ型鉄板１同士が係止し
、一体の■型ブロック４及びＥ型ブロック２として排出
されることになる。

しかしながら他の一組のＥ型鉄板１ｂは、二本のガイド
棒２２に引掛けた状態で排出されることとなり、その過
程において隣接するＥ型鉄板１ｂ同士が互いに圧接され
ることがない。従って最終的にＥ型鉄板１ｂは一枚づつ
分離した状態で取出され、これらを所定の枚数纏めて押
圧し、係止手段を係止させてＥ型ブロック２を形成する
工程を必要とする。

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、全て
のＥ型鉄板１及び■型鉄板３を一体のＥ型ブロック２及
びＩ型ブロック４として排出することのできる装置を提
供することを目的とするものである。

問題点を解決する手段 而して本発明は、■型鉄板を多数重ねて一体化したＩ型
ブロックと、Ｅ型鉄板を多数重ねて一体化したＥ型ブロ
ックとよりなる鉄心の製造装置であって、帯状鉄板をそ
の長さ方向に進行させる手、−７− 段と、前記帯状鉄板の中央部からその長さ方向に平行な
二枚のＩ型鉄板を打抜く、Ｉ型打抜きダイスとＩ型打抜
きポンチとからなるＩ型打抜き手段と、打抜かれた■型
鉄板をそれぞれ前記Ｉ型打抜きダイスから順次重ね合わ
せて排出する■型排出手段と、前記Ｉ型鉄板を打抜いた
残余の帯状鉄板を前記ｒ型鉄板を打抜いて形成された長
孔の中央位置及び当該長孔の間隔の中央位置において帯
状鉄板の幅方向に切断する、Ｅ型打抜きダイス及びＥ型
打抜きポンチからなり当該切断位置の問及びその前方に
おいてそれぞれＥ型鉄板を形成するＥ型打抜き手段と、
前記Ｅ型打抜きダイスから前記切断位置間のＥ型鉄板を
順次重ね合わせて排出する第一のＥ型排出手段と、前記
Ｅ型打抜ぎ手段の前方に設けられ前方のＥ型鉄板が嵌合
し得る孔と鎖孔にＥ型鉄板を圧入する圧入具とを有する
第二のＥ型排出手段とよりなることを特徴とするもので
ある。

以下本発明を図面に従って説明する。第１図及び第２図
は本発明の装置を示すものであって、固窓部材７と該固
定部材７に離接する可動部材８とよりなり、固定部材７
上に載置された帯状鉄板５を、固定部材７に設けられた
ダイスと可動部材８に設けられたポンチとで、所定の形
状に打抜くようになっている。

前記固定部材７上には、帯状鉄板５の通過経路に沿って
、固定部材７の後端部から後述するＥ型打抜き手段１７
の後部の位置までの間に亙って、その両側部にガイドレ
ール９が形成されており、該ガイドレール９に沿って帯
状鉄板５が適宜の送り出し手段（図示せず）により、図
中左方から右方に向って間歇的に前進せしめられるよう
になっている。

１０は前記固定部材７における帯状鉄板５の通過経路に
平行に二つ設けられたＩ型打抜きダイスであって、可動
部材８の当該Ｉ型打抜きダイス１０に対応する位置にＩ
型打抜きポンチ１１が設けられ、これらのＩ型打抜きダ
イス１０とＩ型打抜きポンチ１１とで帯状鉄板５から■
型鉄板３を打抜くＩ型打抜き手段１２を構成している。

そして−〇　　− Ｉ型打抜きダイス１０には、打抜かれたＩ型鉄板３を順
次重ね合わせて蓄積し、Ｉ型打抜ぎポンチ１１の押圧力
により順次排出する■型排出手段１３を有している。

Ｉ型打抜き手段１２の前方には、帯状鉄板５の位置決め
手段１４が設けられている。該位置決め手段１４は、可
動部材８にＩ型鉄板３を打抜いた残余の帯状鉄板５にお
ける、Ｉ型鉄板３を打抜いた跡の長孔６の両端に嵌合す
るビン１５が設けられ、固定部材７には当該ビン１５を
受ける受は孔１６が形成されており、ビン１５が長孔６
の両端を貫通して受は孔１６に嵌合することにより、帯
状鉄板５の位置を装置に対して正確に設定するようにな
っている。

また位置決め手段１４の前方には、帯状Ｖ、板５を切断
してＥ型鉄板１を切離すＥ型打抜き手段１７が設けられ
ている。該Ｅ型打抜き手段１７は、固定部材７にＥ型打
抜きダイス１８が形成され、可動部材８における当該Ｅ
型打抜ぎダイス１８に対応する位置にＥ型打抜きボンデ
１９が設けられ、これらＥ型打抜ぎダイス１８とＥ型打
抜ぎポンチ１９とにより、第４図におけるａ及びｂの位
置で帯状鉄板５を切断し、二枚のＥ型鉄板１を形成する
ようになっている。

而して前記Ｅ型打抜ぎダイス１８には、Ｅ型打抜き手段
１７により帯状鉄板５から切離された二枚のＥ’！鉄板
１の内、後方のＥ型鉄板１ａを順次重ね合わせて蓄積し
、Ｅ型打抜きボンデ１９の押圧力により順次排出する第
一のＥ型排出手段２０が形成されている。

Ｅ型打抜き手段１７の前方の固定部材７の上面には、Ｅ
型鉄板１の幅の−乃至数枚力の長さに亙って平らな摺動
面２３が形成され、該周動面２３の両側部にはガイドレ
ール２４が設けられており、その摺動面２３の前方には
第二のＥ型排出手段２５が形成されている。

該第二のＥ型排出手段２５は、固定部材７にはＥ型鉄板
１が嵌合し得る孔２６が形成され、可動部材８には、前
記孔２６に嵌合する圧入具２７が設けられている。而し
て前記孔２６に嵌合したＥ型鉄板１ｂを蓄積し、圧入具
２７で押圧することにより、相互に圧接しながら順次排
出するようになっている。

作用 而して本発明の装置においては、図中左方から供給され
た帯状鉄板５は、先ず■型打抜ぎダイス１０の上部で停
止し、そこへ■型打抜ぎポンチ１１が下動して当該帯状
鉄板５の中央部から互いに平行な二枚の■型鉄板３を打
抜ぎ、その打抜かれた■型鉄板３はそれぞれ■型打抜ぎ
ポンチ１１で■型打抜きダイス１０内に押込まれ、重ね
合わされた■型鉄板３は互いに圧接されて係止手段が係
止しつつ、一体のＪ　！Ｉ！ブロック４として順次Ｉ型
排出手段１３から排出される。

一方■型鉄板３を打抜かれた残余の帯状鉄板５は図中右
方に送られ、位置決め手段１４においてピン１５が下動
して前記Ｉ型鉄板３を打抜いた跡の長孔６を貝通し、さ
らに受は孔１６に嵌合され、帯状鉄板５の位置を設定し
、この状態においてＩ型打板き手段１２及び後述するＥ
型打抜き手段１７が帯状鉄板５の所定の位置に■型鉄板
３及びＥ型鉄板１を打抜く。

さらに帯状鉄板５は右方に送られ、位置決め手段１４で
設定された所定の位置においてＥ型打抜きボンデ１９が
下動し、帯状鉄板５を所定の位置ａ、ｂにおいて切断し
、Ｅ型鉄板１ａ、１ｂを切離す。切離された後方のＥ型
鉄板１ａはＥ型打抜ぎボンデ１９でＥ型打抜きダイス１
８内に押込まれて蓄積され、これらが重ね合わされて互
いに圧接されて係止手段が係止しつつ、一体のＥ型ブロ
ック２として第一のＥ型排出手段２ｏがら排出される。

また前方のＥ型鉄板１ｂは摺動面２３上に残され、ガイ
ドレール２４により保持されつつ、次に右方に送られた
帯状鉄板５の先端部により押されて右方に摺動し、これ
を繰返して第二のＥ型排出手段２５に至る。

該第二のＥ型排出手段２５においては、Ｅ型鉄板１ｂは
孔２６に落込んで蓄積され、上方から圧入具２７が下動
して押圧され、互いに圧接され、係止手段が係止しつつ
、一体のＥ型ブ［コック２として排出される。

なお本発明において、ガイドレール２４は必１ｒしも必
要ではないが、装置の作動による振動ににつてＥ型鉄板
１ｂが移動することがあり、正しく帯状鉄板５によって
前方に送るためには、ガイドレール２４でＥ型鉄板１ｂ
を保持しつつ前進させるのが好ましい。

また第二のＥ型排出手段２５において、図面においては
両側部に前記ガイドレール２４とは切離されたガイドレ
ール２８が形成されている。これは圧入具２７が下動し
てＥ型鉄板１１）を孔２６内に押込む際に、当該ガイド
レール２８が側方に移動して圧入具２７の不動の邪魔に
ならないようになっている。この場合、圧入具２７でＥ
型鉄板１ｂの中央部のみを押圧して孔２６に押込むよう
にすることにより、ガイドレール２８をガイドレール２
４と連続した、固定的なものとすることも可能である。

発明の効果 本発明によれば、装置から排出されるＥ型鉄板１及びＩ
型鉄板３は、すべて一体のＥ型ブロック２及びＩ型ブロ
ック４として排出されるので、−枚ずつ分離された鉄板
を結合してブロックとする工程を必要とせず、極めて生
産効率が高いものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の装置を示すものであって、
第１図は第２図におけるＩ−１断面図であり、第２図は
固定部材の平面図である。第３図は本発明により製造さ
れる小型トランスの鉄心を分離した斜視図である。第４
図は前記鉄心の製造の、際におけるＥ型鉄板及びＴ型鉄
板の裁断手順を示す平面図である。第５図及び第６図は
従来の装置を示すものであって、第５図は第６図におけ
るｖ−■断面図であり、第６図は固定部材の平面図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　Ｉ型鉄板（３）を多数重ねて一体化したＩ型ブロッ
   ク（４）と、Ｅ型鉄板（１）を多数重ねて一体化したＥ
   型ブロック（２）とよりなる鉄心の製造装置であって、
   帯状鉄板（５）をその長さ方向に進行させる手段と、前
   記帯状鉄板（５）の中央部からその長さ方向に平行な二
   枚のＩ型鉄板（３）を打抜く、Ｉ型打抜きダイス（１０
   ）とＩ型打抜きポンチ（１１）とからなるＩ型打抜き手
   段（１２）と、打抜かれたＩ型鉄板（３）をそれぞれ前
   記Ｉ型打抜きダイス（１０）から順次重ね合わせて排出
   するＩ型排出手段（１３）と、前記Ｉ型鉄板（３）を打
   抜いた残余の帯状鉄板（５）を前記Ｉ型鉄板（３）を打
   抜いて形成された長孔（６）の中央位置（ａ）及び当該
   長孔（６）の間隔の中央位置（ｂ）において帯状鉄板（
   ５）の幅方向に切断する、Ｅ型打抜きダイス（１８）及
   びＥ型打抜きポンチ（１９）からなり当該切断位置（ａ
   、ｂ）の問及びその前方においてそれぞれＥ型鉄板（１
   ａ、１ｂ）を形成するＥ型打抜き手段（１７）と、前記
   Ｅ型打抜きダイス（１８）から前記切断位置（ａ、ｂ）
   間のＥ型鉄板（１ａ）を順次重ね合わせて排出する第一
   のＥ型排出手段（２０）と、前記Ｅ型打抜き手段（１７
   ）の前方に設けられ前方のＥ型鉄板（１ｂ）が嵌合し得
   る孔（２６）と該孔（２６）にＥ型鉄板（１ｂ）を圧入
   する圧入具（２７）とを有する第二のＥ型排出手段（２
   ５）とよりなることを特徴とする、小型トランスの鉄心
   の製造装置