JPS6352320B2 - - Google Patents

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JPS6352320B2
JPS6352320B2 JP2725781A JP2725781A JPS6352320B2 JP S6352320 B2 JPS6352320 B2 JP S6352320B2 JP 2725781 A JP2725781 A JP 2725781A JP 2725781 A JP2725781 A JP 2725781A JP S6352320 B2 JPS6352320 B2 JP S6352320B2
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JP
Japan
Prior art keywords
ignition
electric detonator
threshold element
detonator
current
Prior art date
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Expired
Application number
JP2725781A
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English (en)
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JPS57142500A (en
Inventor
Yoichi Kurihara
Tsuneo Unno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は迷走電流等の予期せぬ電気エネルギ
ーに対し安全な電気雷管に関するものである。 従来、電気雷管にとつて予期せぬ電気エネルギ
ーの代表的なものとして、静電気があり、それに
対して安全な電気雷管として、特願昭52−79059
や実願昭52−87555で提案されたものが知られて
おり、これらは耐静電気性能が優れていることが
認められている。しかしながら、これらの電気雷
管は脚線(リード線)の両端に電流が流れた場
合、すなわち雷管内の点火用抵抗線に電流が流れ
る迷走電流のようなものに対しては、発火する危
険性を有している。 そこで、このような迷走電流に対し安全な電気
雷管が望まれており、従来においてはその解決法
として、(1)点火用抵抗線の抵抗値を小さくして感
度を鈍くする、(2)点火薬の感度を低下させる、と
いつた方法が考えられてきた。しかしながら、(1)
の方法では電気雷管を発火させるためには大きな
エネルギー源が必要となり、そのために大きな発
破器が必要であることから実用上、実現が困難で
あつた。又、(2)の方法では(1)の問題に加えて点火
薬を鈍化させることにより、点火特性のバラツキ
が大となり場合によつては不発を生じ、不発残留
が発生するという危険性があり、実用化が難かし
かつた。 この発明はこれらの問題点を解消した新しい電
気雷管であり、通常の発破では従来のものと何ら
違わず、しかも迷走電流に対して安全性を有する
電気雷管を提供することを目的としている。 すなわち、従来の高安全な電気雷管というもの
は点火装置の発火エネルギーレベルを高くするこ
とにより安全性を向上させることが可能となつて
おり、それには、高い電流−電圧のエネルギー供
給装置、つまり発破器が必要であつた。それに対
しこの発明はある一定電圧以下の電気エネルギー
に対してはまつたく安全であり、ある一定電圧以
上になれば通常の発火エネルギーでもつて発火さ
せうるものである。更には一定電流以下では発火
しない点火電流制御回路を用いることで大きな電
流に対しても安全にすることができる。 なお迷走電流として一般的に定義される電気エ
ネルギーの形態は一概には決めかねるが、電圧レ
ベルとして数十ボルト程度であり、かつ電流値は
数百ミリアンペア以下であることからこれ以下の
電気エネルギーでは発火しないものであれば高安
全な電気雷管と云える。 上記の目的を満足させる電気雷管としてこの発
明では、電気エネルギーを供給させる脚線の間に
印加電圧が所定値以上になると導通するしきい値
素子を接続することを特徴としている。こゝで、
前記所定電圧値としては迷走電流の値からみて数
ボルト望ましくは30ボルト以上であればよい。 更に安全性を高める上で前記しきい値素子を接
続すると共に、点火用抵抗線と並列に分流路を接
続することが好ましい。この分流路の存在により
雷管の脚線間に流れる電流が0.3〜1A、好ましく
は(こゝでいう電流値は0.3Aから1Aであればよ
く、好ましくは0.6〜0.9Aであればよい。)0.6〜
0.9Aで発火するようにされる。 前記しきい値素子としては前記要求を満足する
電流−電圧特性を持つ半導体素子を用いることが
でき、そのような半導体素子としてはSBS、トリ
ガダイオード(ダイアツク)、双方向性サイリス
タ(トライアツク)、SSS等がある。これら素子
中でも電気雷管としては極性のない双方向性のも
のが好ましく、それを満足するものとしてダイア
ツク、トライアツクがある。 次に図面を参照してこの発明を詳細に説明す
る。第1図はこの発明による電気雷管の要素を示
し、雷管の脚線11,12の間に、前記しきい値
素子よりなる保護回路13と、点火薬部及び抵抗
線からある点火素子14とが直列に接続される。 第2図は前記しきい値素子及びこれに対しシヤ
ントに接続された電流分流路よりなる保護回路1
3と点火素子14との並列回路が脚線11,12
間に接続される。 第3図は第1図の具体例を示し、保護回路13
にしきい値素子としてダイアツク16を用いた場
合であり、第4図ではトライアツク17を用いた
場合であり、トライアツク17にはトリガ用抵抗
器18が接続される。点火素子14としては点火
用抵抗器19がそれぞれ示されている。 第5図A,B及び第6図A,Bはそれぞれしき
い値素子及び分流路を含む保護回路15の具体例
を示し、第5図A,Bはしきい値素子としてダイ
アツク16を用い、分流路として抵抗器21を点
火用抵抗器19と直接並列に接続した場合と、ダ
イアツク16を介して並列に接続した場合とを示
す。第6図A,Bはしきい値素子としてトライア
ツク17を用い、トリガ用抵抗器18と分路抵抗
器21とからなる保護回路15を示し、分路抵抗
器21はトライアツク17を介して点火用抵抗器
19と並列にした場合と、更にトリガ抵抗器18
を介した場合とを示す。 第7図は、第3図、第4図に示した回路を実際
に電気雷管に組込んだときの構造を示すもので、
脚線対22の一方の脚線にしきい値素子16(又
は17)をハンダ付等で接続し、それを樹脂モー
ルドしたもの23に対し、更に塞栓24として成
型するか、又は一体に樹脂成型する。そのモール
ド体23の先端に白金線等からなる点火用抵抗線
19をしきい値素子16の他端及び他方の脚線に
接続し、点火薬部として点火玉25を膠着し、そ
の上に被膜26を塗布し、点火素子14とする。
添装薬27及び起爆薬28を内蔵した管体29を
点火素子14が内部に位置するように塞栓24で
栓をして電気雷管が構成される。 第8図はこの発明の他の実施例を示し、脚線対
22の両者に保護回路13(又は15)を接続
し、その上に合成樹脂を成型して塞栓24とし、
塞栓24の内端に白金線等からなる点火用抵抗線
19を接続し、点火薬31を有する点火薬カツプ
32と結合し、更に第7図と同様の管体29とこ
れを結合する。 保護回路13,15の組込む位置としては第7
図、第8図に示したように電気雷管の内部に入れ
てもよく、第9図A,Bに示すように外部に取付
けてもよい。第9図Aの場合は、雷管管体29の
すぐ付傍に保護回路を内蔵した樹脂モールド部品
23を取付け、更に脚線22と結合しもので、第
9図Bの場合は雷管の脚線22の末端部に保護回
路素子13(又は15)を内蔵した樹脂モールド
部品34を取付けたもので、これより発破器等へ
の接続は接続部35によりなされる。 上記のように構成されたこの発明の電気雷管は
下記のように作動する。即ち、第10図に示すよ
うな電流−電圧特性を持つしきい値素子を用いた
場合、脚線11,12間の電圧がVBO以下であれ
ば、点火素子14にはほとんど電流は流れず、点
火素子14は発火しない。しかし脚線11,12
間の電圧がVBO以上になつた場合には、両脚線1
1,12間に電流は流れ、点火素子14は発火し
電気雷管も発火する。 従来の電気雷管の場合は、曲線36より大きな
電流−電圧が加わると発火していたが、この発明
の電気雷管は電圧VBO以上で、かつ曲線36より
大きな電流−電圧が与えられると発火するが、そ
れ以下では発火せず、安全であることがわかる。 次に従来は最低発火電流がIAであつたものを、
更に安全性を付与するため、分流抵抗器を用いて
最低発火電流をIBにすると、曲線37以上の電流
−電圧であれば発火するが、この発明では曲線3
7以上でかつ電圧VBO以上の斜線領域38でなけれ
ば発火しないことから、より有効で安全であるこ
とがわかる。しきい値素子のしきい値VBOについ
てはその半導体素子によつて決まるが、迷走電流
等の大きさから考えると5V〜50V程度であれば
好ましいといえる。 次にこの発明の電気雷管の実施例を上げて説明
する。 実施例 1 しきい値素子としてダイアツク(日本電気株式
会社製N413)を使用し、第3図に示した回路の
ように、白金線19(Rb=0.7Ω)を接続し、第
7図に示したように点火玉25を膠着し、点火素
子14とし、電気雷管とした。こゝで用いたダイ
アツクのしきい値VBOは31〜33Vであつた。この
電気雷管を用いて電圧を変化させ電流感度を試験
したところ表−1に示す結果が得られた。なお比
較のため従来の電気雷管についても同様に試験し
た結果を表−1(次項)に示した。この表中の分
母は試料数、分子は発火試料数である。 実施例 2 しきい値素子としてダイアツク(東京芝浦電気
【表】 株式会社製1S2093)を使用し、第5図Bに示し
た回路のように400Ωの分路抵抗器21を接続し、
0.7Ωの白金線19を用い第8図に示した電気雷
管に組込み、実施例1と同様の試験を行つた。そ
の結果を表−1に示した。こゝでVBOは32〜34V
であつた。 実施例 3 しきい値素子としてトライアツク(東京芝浦電
気株式会社製SM2D41)を使用し、第6図Aに示
した回路のように分路抵抗器21とトリガ用抵抗
器18とを接続し、更に白金線19(Rb=0.7
Ω)を接続した。これを第8図に示したような電
気雷管とした。抵抗器18,21の各抵抗R1
R2の各種値について印加電圧をかえて電流感度
を測定した。その結果を表−2に示す。(次頁) 以上の実施例からも明らかなように、この発明
の電気雷管によればある電圧(VBO)以上では従
来と変らぬ発破ができるが、それ以下では発火せ
ず安全であることがわかる。又、第8図に示した
構造、すなわち、点火薬カツプ部32と管体29
【表】 とを一体に締結することで耐静電気性能を持たせ
た構造と併用することにより、更に安全性の高い
電気雷管にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれこの発明に係る電気
雷管の点火部を示すブロツク図、第3図、第4図
はそれぞれその点火部の電気回路図、第5図及び
第6図はそれぞれ一定電圧及び一定電流以上で発
火する保護回路を示す回路図、第7図は保護回路
を電気雷管に組込んだ例を示す断面図、第8図は
その他の例を示す一部切欠断面図、第9図は保護
回路を電気雷管の外側に取付けた状態を示す側面
図、第10図はしきい値素子の電流−電圧特性を
示すグラフ、第11図はこの発明の電気雷管の発
火特性を示すグラフである。 11,12:雷管の脚線、13,15:保護回
路、14:点火素子、16:ダイアツク、17:
トライアツク、18:トリガ用抵抗器、19:点
火用抵抗線、21:分流抵抗器、23,34:保
護回路13(又は15)を内蔵したモールド品、
24:塞栓、25:点火玉、26:被膜、27:
添装薬、28:起爆薬、29:管体、31:点火
薬、32:点火薬カツプ、35:脚線接続部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印加電圧が一定値以上になると通電するしき
    い値素子と、そのしきい値素子と直列に接続され
    た抵抗線と、その抵抗線を流れる電流にもとずく
    発熱により点火する点火薬部とを具備する電気雷
    管。 2 印加電圧が一定値以上になると通電するしき
    い値素子と、そのしきい値素子と直列に接続され
    た抵抗線と、その抵抗線に対して並列に接続され
    た分流路と、上記抵抗線を流れる電流にもとずく
    発熱により点火する点火薬部とを具備する電気雷
    管。
JP2725781A 1981-02-25 1981-02-25 Electric fuse Granted JPS57142500A (en)

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