JP2501560B2 - 雷管の発火方法 - Google Patents

雷管の発火方法

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JP2501560B2
JP2501560B2 JP61112341A JP11234186A JP2501560B2 JP 2501560 B2 JP2501560 B2 JP 2501560B2 JP 61112341 A JP61112341 A JP 61112341A JP 11234186 A JP11234186 A JP 11234186A JP 2501560 B2 JP2501560 B2 JP 2501560B2
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忠三 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気エネルギーの印加による雷管の発火方
法に関する。
従来技術 電気エネルギーの印加によって起爆する雷管としてよ
く知られるものに電気雷管があり、電気雷管には電橋式
のものと、無電橋式のものがあるが、いづれも次のよう
な難点があった。
第一は製造工程が複雑なことである。すなわち電橋式
のものの場合、脚線付プラグの端子にニクロム線、白金
イリジウム線、タングステン線等のブリッジワイヤーを
ハンダ付けし或いはスポット溶接した後点火薬を塗布し
たいわゆる点火玉と称するものを添装薬の装填されるカ
ップに挿入後かしめ付けして固定しており、製造工程が
複雑であるほか使用されるブリッジワイヤーはいづれも
5〜100μm程度で細くて短いためこれをハンダ付けし
たりスポット溶接することは容易でないことである。一
方無電橋式のものの場合には、脚線付プラグの両端子に
塗布したグラファイトによるブリッジを形成し、これに
点火薬を塗布した点火玉を添装薬の装填されるカップに
挿入後かしめ付けして固定しており、製造工程が同じく
複雑である。
電橋式のものと無電橋式のものの第二の難点は、取扱
い中或いは保管中に発火するおそれがあることである。
すなわちいづれのものも脚線は通常の取扱い中及び保管
中は安全のため短絡されているが、それでもなお脚線と
カップ間に静電気等による電位差が生じた場合発火する
おそれがある。
第三の難点は、例えば腎臓結石や胆石の治療に使用す
る場合のように、空中或いは水中において数秒間隔で連
発させる必要のある場合、上述する従来の電気雷管では
発火する都度プラグを次のカップに接続するのに手間と
時間がかゝることである。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来よりも製造工程が簡素化し、通常の取
扱い中や保管中は発火するおそれがなくて安全な雷管を
用い、短時間での連発が自動的に行えるような方法を提
供することを目的とする。
問題点の解決手段 本発明によればそのため、電極が上下に往復動すると
共に、上側に開口部を有する管体と、該管体に装填され
る起爆薬と、上記管体内の起爆薬上に挿入される金属箔
の電導体とからなる雷管が上記電極下に順次供給され、
電極が降下するごとに上記開口より電導体に接触して雷
管を連続的に発火させる方法が提供される。
ここで使用される管体は、例えばアルミニュウム、
鉄、ステンレス、銅などの金属製好ましくはポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成される。腎臓結
石や胆石の治療に使用する場合、発火時の破片飛散物で
人体に被害を与えることが少なくなるからである。
起爆薬としては、例えばアジ化鉛、アジ化銀、スティ
フネート鉛、DDNP、テトラセンその他混合起爆薬等が使
用される。
管体或いは該管体に挿入される金属箔、導電体の素材
としては、例えばAl、Sb、Ce、Cu、Fe、Mg、NiCr合金、
MgAl合金等が挙げられる。
作用 電極が降下して金属泊等の導電体に接触すると、導電
体に電流が流れ、その際に発生するジュール熱で導電体
が溶融し、アーク放電を行う。そしてそのエネルギーで
起爆薬が発火する。こうして電極は降下する都度、順次
供給される雷管の導電体に接触し、起爆薬を発火する。
実施例1 第1図に示すように、アルミニュウムの管体1にペン
スリット2とアジ化鉛3を装填したのちアルミ箔4を挿
入し、ついでプラグ5をアルミ箔4に全周にわたりかし
め付けして固定する。この状態で端子6はアルミ箔4に
接触している。その後電圧24V、2200μFのコンデンサ
ー容量で放電させたところ完爆した。
実施例2 第2図に示すよう、ポリエチレン製の管体8にアジ化
銀9を装填し、アルミ箔10を挿入したのちプラグ11をア
ルミ箔10に接着剤で取着する。これを空中或いは水中に
置いて電圧12V、2200μFのコンデンサー容量で放電さ
せたところいづれも完爆した。
実施例3 第3図に示すように、アルミニュウムの管体13にテト
リール14とアジ化鉛15を装填したのちアルミディスク16
を挿入した兵器用火炎雷管において、プラグ17をアルミ
ディスク16に接着剤で固定したのち24V、2200μFのコ
ンデンサー容量で放電させたところ空中及び水中のいづ
れにおいても完爆した。
実施例4 第4図に示すように、ポリエチレン製の管体19にアジ
化銀20を装填し、アルミ箔21を挿入したのち二本の縫い
針22をアルミ箔21に接触させ、水中においてバッテリー
23より12Vを印加したところ完爆した。
実施例5 実施例4において、縫い針をタングステン製の針と
し、水中において20V、3000μFのコンデンサー容量で
放電したところ完爆した。
実施例6 実施例4において、縫い針の代りにステンレス管25と
該管25に通される銅棒26とをアルミ箔21に接触させ(第
5図参照)、バッテリー23より12Vを印加したところ完
爆した。
実施例7 第6図に示すように、起爆薬28と添装薬29を装填した
既存の撃発雷管30を電極31及び32で上下より挟み、24
V、3000μFのコンデンサー容量で放電させたところ完
爆した。
実施例8 第7図に示すように、ポリエチレン製の管体34に挿入
したアルミニュウム製の管体35にアジ化銀36とアルミ箔
37を装填し、これを固定の電極38上に置いて上方より電
極39を降下させ、アルミニュウム製の管体35に接触させ
たところ通電し、12Vのバッテリー電源で完爆した。
発明の効果 本発明によれば、電極を上下に往復動させると共に雷
管を電極下に順次供給することにより短時間での連続発
火を自動的に行うことができる。
また本発明で用いられる雷管は、管体に入れられる起
爆薬と管体の開口部より起爆薬上に装着される金属泊等
の導電体だけでよく、従来の電気雷管と比べて製造が容
易で、工程が簡素化され、しかも通常の取扱い中や保管
中においては、雷管に脚線が繋がれることはないので、
発火するおそれがなく、きわめて安全である。
また、管体をポリエチレン、ポリプロピレン等の合成
樹脂製にすれば、発火した後の破片飛散物が金属よりも
軽量であるため、腎臓結石や胆石の治療に使用した場
合、人体に危害を与えることが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例、第2図は第2実施例、第3図は第
3実施例、第4図は第4実施例、第5図は第6実施例、
第6図は第7実施例、第7図は第8実施例の断面図をそ
れぞれ示す。 1、8、13、19、34、35……管体、2……ペンスリット 3、15……アジ化鉛、4、10、21、37……アルミ箔 5、11、17……プラグ、14……テトリール 16……アルミディスク、9、20、36……アジ化銀 22……縫い針、23……バッテリー 25……ステンレス管、26……銅棒 30……撃発雷管、31、32、38、39……電極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極が上下に往復動すると共に、上側に開
    口部を有する管体と、該管体に装填される起爆薬と、上
    記管体内の起爆薬上に挿入される金属箔の電導体とから
    なる雷管が上記電極下に順次供給され、電極が降下する
    ごとに上記開口より電導体に接触して雷管を連続的に発
    火させる方法。
  2. 【請求項2】管体は合成樹脂製である請求項1記載の雷
    管の発火方法。
JP61112341A 1986-05-15 1986-05-15 雷管の発火方法 Expired - Lifetime JP2501560B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3682096A (en) * 1968-07-25 1972-08-08 Dynamit Nobel Ag Electric detonator element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3682096A (en) * 1968-07-25 1972-08-08 Dynamit Nobel Ag Electric detonator element

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