JPS6351909B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 下記を有する傾斜キヤブ・トラツク： (a) シヤシー１２； (b) 前記シヤシー上に装架され、前記シヤシーに
対して或る軸の周りに枢動することができるキ
ヤブ１０； (c) 前記キヤブを或る下降された第１位置と或る
上昇された第２位置との間に前記軸の周りに後
方および前方に傾斜させるための第１および第
２の単動式水圧ジヤツキ１６，１８； (d) 前記第１および第２水圧ジヤツキのプツシユ
側に水圧流体を送給および排出するための制御
弁２６； (e) 前記制御弁を前記第１水圧ジヤツキのプツシ
ユ側に連結する流体連通第１通路３４； (f) 前記制御弁と前記第１水圧ジヤツキのプツシ
ユ側との間の流体連通第１通路に配置され、か
つ前記制御弁により選択的に送られるパイロツ
ト圧力により動作する逆止弁； (g) 前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側を、前記
制御弁と前記パイロツト動作逆止弁との間の第
１点４２において前記流体連通第１通路に連結
する流体連通第２通路４０； (h) 前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側に向つて
流れを許容するけれどもその反対方向の流れを
阻止するように前記流体連通第２通路に配置さ
れた第１逆止弁４４； (i) 前記パイロツト動作する逆止弁と前記第１水
圧ジヤツキのプツシユ側との間の第２点４８に
おいて前記流体連通第１通路を、前記第１逆止
弁と前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側との間
の第３点５０において前記流体連通第２通路に
連結する流体連通第３通路４６； (j) 前記第１水圧ジヤツキのプツシユ側に向つて
流れを許容するけれども、その反対方向の流れ
を阻止するように前記流体連通第３通路に配置
された第２逆止弁５２。

２ (a) 前記パイロツト動作する逆止弁と前記第
２点４８との間の前記流体連通第１通路に配置
された第１流れ制限器５４； (b) 前記第３点５０と前記第２水圧ジヤツキのプ
ツシユ側との間の前記流体連通第２通路に配置
された第２流れ制限器５６； を更に有する請求の範囲第１項に記載の傾斜キヤ
ブ・トラツク。

３ 下記を有する傾斜キヤブ・トラツク： (a) シヤシー１２； (b) 前記シヤシー上に装架され、前記シヤシーに
対して或る軸の周りに枢動することができるキ
ヤブ１０； (c) 前記キヤブを或る下降された第１位置と或る
上昇された第２位置との間に前記軸の周りに後
方および前方に傾斜させるための第１および第
２の複動式水圧ジヤツキ１６′，１８′； (d) 前記第１および第２の複動式水圧ジヤツキの
プル側またはプツシユ側に水圧流体を選択的に
送給および排出するための制御弁２６； (e) 前記制御弁を前記第１水圧ジヤツキのプツシ
ユ側に連結する流体連通第１通路３４； (f) 前記制御弁と前記第１水圧ジヤツキのプツシ
ユ側との間の流体連通第１通路に配置され、か
つ前記第１水圧ジヤツキのプル側の分岐水圧に
よりパイロツト動作する逆止弁３６； (g) 前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側を、前記
制御弁と前記パイロツト動作逆止弁との間の第
１点４２において前記流体連通第１通路に連結
する流体連通第２通路４０； (h) 前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側に向つて
流れを許容するけれどもその反対方向の流れを
阻止するように前記流体連通第２通路に配置さ
れた第１逆止弁４４； (i) 前記パイロツト動作逆止弁３６と前記第１水
圧ジヤツキのプツシユ側との間の第２点４８に
おいて、前記流体連通第１通路を、前記第１逆
止弁と前記第２水圧ジヤツキのプツシユ側との
間の第３点５０において前記流体連通第２通路
に連結する流体連通第３通路４６； (j) 前記第１水圧ジヤツキのプツシユ側に向つて
流れを許容するけれどもその反対方向の流れを
阻止するように前記流体連通第３通路に配置さ
れた第２逆止弁５２； (k) 前記制御弁を前記第１の複動式水圧ジヤツキ
１６′のプル側に連結する流体連通第４通路５
８； (l) 前記制御弁を前記第２の複動式水圧ジヤツキ
１８′のプル側に連結する流体連通第５通路６
２。

４ (a) 前記パイロツト動作する逆止弁と前記第
２点４８との間の前記流体連通第１通路３４に
配置された第１の流れ制限器５４； (b) 前記第３点５０と前記第２の複動式水圧ジヤ
ツキ１８′のプツシユ側との間の前記流体連通
第２通路４０に配置された第２流れ制限器５
６； (c) 前記流体連通第４通路５８に配置された第３
流れ制限器６０； (d) 前記流体連通第５通路に配置された第４の流
れ制限器６４； を更に有する、請求の範囲第３項に記載の傾斜キ
ヤブ・トラツク。

発明の分野 本発明は、傾斜キヤブ・トラツクに関する。特
に、本発明は、複数個の傾斜シリンダと、これら
の傾斜シリンダを一様に前進および後退させるた
めの装置を持つた傾斜キヤブに関する。

発明の背景 複数個（通常は２個）の傾斜シリンダを持ち、
各シリンダ内にパイロツト動作する逆止弁を有す
る傾斜キヤブ・トラツクにおいては、両方のシリ
ンダまたはすべてのシリンダの負荷がたとえ等し
いか、ほとんど等しいときでも、一般的には、そ
れらのシリンダのうちの一方は、他方のシリンダ
よりも急速に前進または後退するであろう。この
望ましくない作用は、パイロツト動作する逆止弁
の非同期的作動によつて生じるものと思われる。

発明の目的 本発明の一般目的は、複数個の傾斜シリンダを
持つ傾斜キヤブ・トラツクにおける傾斜シリンダ
の非同期的前進および後退を除去または最小にす
ることである。

本発明の他の重要目的は、２個のパイロツト動
作する逆止弁を持つ通常の装置の場合に存在する
安全性と同様の安全性をもつて、１個のパイロツ
ト動作する逆止弁を持つ装置で、水圧管系の故障
の場合に前記第１目的を達成することである。

本発明の他の目的および利点は、以下に述べる
現在の好ましい実施例の説明から明らかとなるで
あろう。

発明の概要 本発明による傾斜キヤブ・トラツクは、シヤシ
ーと、前記シヤシー上に装架され、前記シヤシー
に対して或る軸の周りに枢動することができるキ
ヤブと、前記キヤブを或る下降された第１位置と
或る上昇された第２位置との間に前記軸の周りに
後方および前方に傾斜させるための第１および第
２の水圧ジヤツキと、前記水圧ジヤツキのプツシ
ユ側に水圧流体を選択的に送給及び排出するため
の制御弁と、前記制御弁を前記第１水圧ジヤツキ
のプツシユ側に連結する流体連通第１通路と、前
記制御弁と前記第１水圧ジヤツキのプツシユ側と
の間の流体連通第１通路に配置されたパイロツト
動作する逆止弁と、前記第２水圧ジヤツキのプツ
シユ側を前記制御弁と前記パイロツト動作する逆
止弁との間の第１点において流体連通第１通路に
連結する流体連通第２通路と、前記第２水圧ジヤ
ツキのプツシユ側に向つて流れを許容するけれど
もその反対方向の流れを阻止するように、流体連
通第２通路に配置された第１逆止弁と、前記パイ
ロツト動作する逆止弁と前記第１水圧ジヤツキの
プツシユ側との間の第２点において流体第１通路
を前記第１逆止弁と前記第２水圧ジヤツキのプツ
シユ側との間の第３点において流体連通第２通路
に連結する流体連通第３通路と、前記第１水圧ジ
ヤツキのプツシユ側に向つて流れを許容するけれ
どもその反対方向の流れを阻止するように、流体
連通第３通路に配置された第２逆止弁とを含んで
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施した傾斜キヤブ・トラ
ツクを示す。

第２図は、単動式水圧ジヤツキ１６および１８
に対する水圧管系を略示する。

第２Ａ図は、水圧ジヤツキの後退中に貯槽に流
体を戻す位置にある水圧管系の一部を示す。

第３図は、第２Ａ図の水圧管系の構体を示す断
面図である。

第４図は、複動式水圧ジヤツキに対する水圧管
系を略示する。

現在の好ましい実施例の詳細な説明 第１図は、本発明を実施した傾斜キヤブ・トラ
ツクを示す。キヤブ１０は、シヤシー１２の上に
装架され、このシヤシー１２に対して軸１４の周
りに枢動することができる。キヤブ１０を軸１４
の周りに下降した第１位置と上昇した第２位置の
間を前後に傾斜させるために第１の水圧ジヤツキ
１６および第２の水圧ジヤツキ１８が設けられて
いる。

第２図は、単動式水圧ジヤツキ１６および１８
の水圧管系を略図形式に示し、第３図は、第１水
圧ジヤツキ１６の基部内に、好ましくは組み込ま
れた水圧管系の一部を示す。この水圧管系は、水
圧流体の貯槽２２と、水圧流体を水圧ジヤツキ１
６および１８に圧送するためのポンプ２４と、水
圧流体を水圧ジヤツキ１６および１８のプツシユ
側に向かわせる位置と、その水圧流体を貯槽２２
に排出させる位置とに切り換えるための制御弁２
６とを含む。この制御弁２６は、また両水圧ジヤ
ツキのプツシユ側から流体を貯槽に排出するとき
に、その排出通路に存在する逆止弁３６を開くパ
イロツト水圧をパイロツト管３８に送る作用を兼
ねている。過圧力リリーフ弁２８は、ポンプ２４
と制御弁２６との間の水圧管３０の過圧力を貯槽
２２に放出するために設けられる。流れ制限器３
２は、制御弁２６と貯槽２２の間の水圧管３４に
設けられる。

流体連通第１通路３４は、制御弁２６を第１水
圧ジヤツキ１６のプツシユ側に連結する。パイロ
ツト動作する逆止弁３６は、制御弁２６と第１水
圧ジヤツキのプツシユ側との間の流体連通第１通
路３４内に配置される。逆止弁３６は、第３図に
示すように、水圧ジヤツキの後退時にポンプ圧力
が加わる管３８からのパイロツト圧力によつて選
択的に動かされる。流体連通の第２通路４０は、
第２水圧ジヤツキ１８のプツシユ側を、制御弁２
６とパイロツト動作逆止弁３６との間の第１点４
２において流体連通第１通路３４に連結してい
る。第１逆止弁４４は、流体連通第２通路４０に
配置されているので、第２水圧ジヤツキ１８のプ
ツシユ側へ向かう流れは許容するけれどもその反
対方向の流れを阻止する。流体連通第３通路４６
は、流体連通第１通路３４をパイロツト動作逆止
弁３６と第１水圧ジヤツキ１６のプツシユ側との
間の第２点４８において、逆止弁４４と第２水圧
ジヤツキ１８のプツシユ側との間の流体連通第２
通路４０の第３点５０に連結する。第２逆止弁５
２は、流体連通第３通路４６に配置されているの
で、第１水圧ジヤツキ１６のプツシユ側に向かう
流れを許容するけれども、その反対方向の流れを
阻止する。好ましくは、パイロツト動作逆止弁３
６と第２点４８との間の流体連通第１通路内に第
１の流れ制限器５４が設けられ、また第３点５０
と第２水圧ジヤツキ１８のプツシユ側との間の流
体連通第２通路４０内に第２の制限器５６が設け
られる。

本発明の動作は、水圧ジヤツキ１６および１８
の後退中に貯槽へ戻る流体の正常な流れ通路を示
す第２Ａ図から理解されることができる。第１水
圧ジヤツキ１６からの流体は、流れ制限器５４お
よび逆止弁３６（それは、管３８を経て加えられ
るパイロツト圧力によつて開かれている）を含む
流体連通第１通路を通つて流れる。第２水圧シリ
ンダ１８からの流体は、流体連通第２通路４０を
経て第３点５０に流れる。流体連通第２通路４０
を通る別の流れは逆止弁４４によつて阻止され
る。しかし、第２水圧ジヤツキ１８からの流体
は、第３点５０から、開いている逆止弁５２を通
り、第２点４８において流体連通第１通路３４に
合流するように流体連通第３通路４６を流れる。
そこから、流体は第１水圧ジヤツキ１６からの水
圧流体と同様に流体連通第１通路３４を通つて貯
槽２２へ流れる。従つて、第１および第２の水圧
ジヤツキ１６および１８のピストン後退動作は全
く同期的に行われることが理解される。

流体連通第１通路３４に故障がある場合には、
逆止弁３６および４４が装置を安全に保持する。
流体連通第２通路４０に故障がある場合には、逆
止弁３６および５２が装置を保持する。（第２水
圧ジヤツキ１８は、その水圧流体を失うであろう
けれども、修理が行われるまでは、第１水圧ジヤ
ツキ１６が荷重を支持し続けるであろう。） 以上の本発明の説明は、一つの単動式システム
が示されているけれども、同様の原理の同期的動
作装置は複動式システムにも同様に適用されるこ
とは理解されるであろう。

すなわち、複動式システムの水圧管系を示す第
４図において、図中の符号は単動式システムと同
様の部分には同様の符号をつけてあるので複動式
において異なる点のみについて以下説明する。

水圧ポンプ２４からの水圧流体は、制御弁２６
を選択的に切り換えることによつて複動式水圧ジ
ヤツキ１６′および１８′のプル側またはプツシユ
側に送給される。プツシユ側に至る管は前述の単
動式と同様に第１通路３４および第２通路４０で
示され、プル側に至る管は第４通路５８および第
５通路６２で示される。また、複動式第１ジヤツ
キ１６′および第２ジヤツキ１８′を同時的に後退
させるためのパイロツト動作逆止弁３６を作動さ
せるパイロツト管３８′は、複動式ジヤツキ１
６′または１８′のプル側の流体通路５８または６
２から分岐して設けられる。また、好ましくは第
１水圧ジヤツキ１６′のプル側に至る流体連通第
４通路５８に第３の流れ制限器６０が設けられ、
第２水圧ジヤツキ１８′のプル側に至る流体連通
第５通路６２に第４の流れ制限器６４が設けられ
る。

複動式システムにおける第１および第２水圧ジ
ヤツキの同期的後退動作の確保および第２通路４
０故障の場合の第１水圧ジヤツキによる傾斜キヤ
ブ保持作用は単動式におけると同様である。

申 告 本発明は、２個の水圧ジヤツキを有するその好
ましい実施例の詳細説明によつて例示されたけれ
ども、本発明の真の要旨を逸脱することなく、多
くの変化を形成および詳細部分に行うことができ
ることは、当業者にとつて明白であろう。この理
由により、本発明は、それに添付された請求の範
囲によつて判断されるものであつて、前記の好ま
しい実施例によつて判断されてはならない。