JPS6351082A - 時限制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジや電気オーブン等の加熱装置におい
て、加熱時間を制御する手段として用いられる時限制御
装置に関するものである。

従来の技術 一般に電子レンジにおいて、最大出力にて加熱調理する
手段と、最大出力の１／２あるいは１／３以下の低出力
にて加熱調理する手段とを備えたものが多い。調理物に
よって、急速な温度上昇をさせて、短時間に調理を行な
う方がよいものと、低出力でゆっくり加熱する方が良い
ものとがあり、その目的に応じた加熱手段をその都度選
択することになるが、轟然のことながら低出力での調理
の場合には高出力での調理より加熱時間は長くなる。

また、電熱装置を備えた電子レンジの場合には、選択の
対象となる加熱手段は高周波によるものか、電熱ヒータ
によるものかとなる。電熱ヒータによる加熱調理はパン
やケーキその他オーブン料理と称するものであって、通
常高周波の加熱よりも時間が長い。また前述の高低２つ
の出力の高周波加熱と併用すれば３種類の加熱手段を備
えることとなる。

また、オーブントースタのような電熱ヒータのみによる
加熱装置においても、例えば上下に備えたビータのうち
、上ヒータのみで加熱する場合と上下のヒータ全共に使
用する場合との選択がある。

このように、加熱手段を２種類あるいは３種類備えた加
熱装置においては通常加熱手段を選択するスイッチと加
熱時間を設定するタイムスイッチとが設けられている。

加熱手段を選択するスイッチの操作は、押しボタン式２
回転式、スライド式等の種々の方法があり、いずれも加
熱装置における電気制御回路中の接点の開閉もしくは切
換えを行なうためのものである。タイムスイッチは手動
で出力軸をまわして任意の時間に設定し、通電開始によ
ってモータを回転させて出力軸をもとに戻すようにし、
その間は加熱手段への通電を維持継続するものである。

発明が解決しようとする問題点 上記のような構成と操作の方法によれば、加熱手段を選
択するための選択スイッチをまず第１に操作し、次にそ
の選択した加熱手段に見合う加熱時間を、タイムスイッ
チのつまみを回して設定するという操作順序となる。こ
れは選択した加熱手段と設定した加熱時間とが目的とす
る加熱条件に適合している場合には問題ないが、加熱手
段の選択を間違えると問題となる。例えば高低２種の出
力による加熱手段選択えだ電子レンジを想定すると、低
出力で加熱調理する煮こみ等の料理に、誤まって高出力
加熱を選択し、加熱時間を前記煮こみ料理に見合うよう
１時間内至２時間と設定し、加熱を行なった場合、出来
あがったものは焦げつき、殆ど炭化したものとなるであ
ろうし、場合によっては加熱途中で炭化したものが発熱
発火し、スパーク現象を生じることもあり、容器の破損
、加熱装置そのものの故障、あるいは周辺器具の異常加
熱、火災発生等の原因ともなりうる。

即ち、加熱手段の選択と、加熱時間の設定を各々独立し
て操作できるということが上記のような誤操作を生じる
一因となっているという欠点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、加熱手段選択のための専用スイッチを必要と
せず、加熱手段を切換えるためのスイッチと、このスイ
ッチを動作させるための２ｆ重類の回転体とを内蔵し、
前記２種類の回転体のうち、一つは手動操作により任意
の時間に設定できる出力軸に固定され、他の一つは手動
操作により前記回転体との所定の相対的回転角度を越え
たか否かによって前記回転体と一体に係合するか否かを
選択できる構成とした時限制御装置のみを設けることに
より上記問題点を解決しようとするものである。

作　　用 手動操作によって必要とする角度にまで装置の操作出力
軸をまわし、装置の駆動モータに通電してやれば、モー
タは減速機構を経て前記操作出力軸をもとの角度に戻す
ための回転を行なう。通常操作出力軸にはつまみが設け
られ、かつそのつまみには線等の表示があって、つまみ
の周辺の操作パネルに設けられた目盛のどれかを指示し
ており、目盛ば“０″を指示した時点で前記モータへの
通電が切れ、同時にこの装置の主回路であり、目的とし
ているところの制御しようとする加熱手段への通電も切
れる。一方、加熱手段選択用の切換スイッチは、前記加
熱手段への通電の主回路とは独立して設けられ、この切
換スイッチを作動させる回転体は、一定の角度以内で手
動設定される場合に前記切換スイッチを動作させてその
位置から０点までの間ずっと前記切換スイッチを動作さ
せたま＼にする。轟然のことにこの時間は加熱時間とし
て短い時間であ）、前記切換スイッチの動作によって高
出力側の加熱手段に通電されるよう回路構成されている
。一方、一定の角度を越えて手動設定されると、それに
より回転体は前記切換スイッチを別の回路へ動作させる
位置にまで回転し、その位置より０点までの間、特に境
界となる角度を通過しても前記切換スイッチをそのま＼
の状態に維持する。これは手動操作により回転する操作
出力軸と一体に固定された第１の回転体と、境界となる
角度を越えた状態にて係合しうる第２の回転体により、
前記切換スイッチの接点を切換えたま＼にして、出力軸
が０点に復帰した時に始めてもとの状態、即ち回転体同
志の係合が解除されるよう構成されているためである。

このような構成によれば、加熱時間を所望の加熱物に見
合うように設定するという動作によって、例えば高出力
と低出力というような選択を自動的に行なったことにな
り、加熱手段の選択切換えを誤る可能性がなく、それに
付随する過加熱を防止することができ、極めて操作の簡
更な、かつ安心して誰にでも使用できる装置となりうる
ものであり、電子レンジにおける出力の高低の切換え、
電熱装置つきの電子レンジにおいては、電熱ヒータか高
周波分の切換え、オーブントースタにおいてはヒータの
上下の切換えなど多方面の用途に適合しうるものである
。

実施例 以下に本発明の一実施例について図面に基づいて説明す
る。

第１図、第２図及び第３図において、時限制御装置本体
１のつまみ２によって手動回転させられる操作軸３に連
結固定された第１の回転体４と、これと向かい合い、一
定の条件下で結合することのできる第２の回転体５とが
設けられている。タイマ用モータ６はギヤ等による減速
機構７を経由して回転力を操作軸３に伝達する。従って
操作軸３は最終の出力軸でもあり、つまみは出力軸に取
付けられた指針ともなりつる。

第１の回転体４によって動作するスイッチは少くとも２
種類あり、そのうちの一つであるメインスイッチ８はモ
ータ６ならび制御対象となる加熱装置等への通電を行な
う回路に接続されるもので、つまみ２の設定角度に関係
なく、“○”指示点以外において常に接点を閉じるよう
になっている。もう一つのスイッチは加熱手段を選択切
換えを行なうための切換スイッチ９．であって、第１の
回転体４と第２の回転体５の双方にスイッチアクチェー
タがまたがってあり、どちらの回転体によっても動作す
ることができるようになっている。第２の回転体６はモ
ータ６からの減速機構とは機緘的な連結はなく、ばね１
０により本体１の壁面に押しつけらＩＦ−る等の方法に
より、外力が加わらぬ限り回転しないよう拘束されてい
る。

減速機構Ｔ中に設けられたカム１１はスイッチ１２を断
続的に開閉するもので、例えば第４図のような制御回路
において高圧トランス１３やマグネトロン１４の高周波
発振部へつながる回路に設け、断続の時間比率を５０係
とすれば、高周波発温の継続時間は全時間の１／２とな
り、従って実効的出力も１／２となる。即ち、カム１１
の断続する比率を変えて出力を１／２や１／３にするこ
とができる。なお前記断続スイッチ１２と並列に設けら
れた切換スイッチ９が回路を閉じているとき、前記断続
スイッチ１２の開閉とは無関係に高周波発振部へは連続
的に通電されるため出力は最大出力となる。従って前記
断続スイッチ１２はつまみ２の設定角度とは一切関係の
ない位置に設けられている。

また、第５図のように高圧トランス１３ａと電熱ヒータ
１５とのいずれかへ選択通電するような切換スイッチ９
の構成の場合には前記のような断続スイッチ１２は不要
となる。

第６図に示すように第１の回転体４は“０“点に３いて
、その外径の大きい山部４ａが切換スイッチ９のアクチ
ェータ９ａを押しあげており、また、この点においては
主回路となるスイッチ８は開となっている。つまみ２を
矢印Ｃのように時計方向へ回すと、アクチェータ９ａは
山部４ａから谷部４ｂ上に来るのでスイッチ９はＨの方
向へ切換わり、また同時にこの時主回路となるスイッチ
８が閉となって、装置へ通電が開始される。タイマ用モ
ータ６にも通電され出力軸３は前記矢印Ｃ方向と逆の方
向へ回転させられる。

一方、出力軸３を１８ｄＯ以上の角度に設定したときに
はスイッチ９のアクチェータ９ａは一度谷部４ｂ上に来
たのち、再び山部４ａに押し上げられることになり、即
ち１８ｏｏの山と谷との境界点にて切換スイッチ９の接
点が切換わってしまう。

第６図に破線で示すビン１６は回転体４０側方に突出し
、第２の回転体６と係合する位置にあって、上記のよう
に１８０°を越すと、第７図に破線矢印りに示す通り、
第２回転体５の山部５ａと谷部５ｂとの境界５Ｃに当接
し、１８０°以降の設定時には第１の回転体４と第２回
転体５とが一体となって回転することになる。この時、
第１回転体の山部４ａと第２回転体の山部５ａの外径は
各々等しく、切換スイッチ９のアクチェータ９ａはいず
れ側によって押上げられても接点はＬの側に閉じている
。

この状態からモータ６に通電され、減速機構７を経由し
て回転力が出力軸３に伝えられ、出力軸３が反時計方向
に回転した際、第１の回転体４は出力軸３と一体に回転
するが第２回転体５は回転しない。即ち、切換スイッチ
９のアクチェータ９ａを押上げた状態のま＼であり、第
１回転体４の係合用ビン１６との係合も離れた状態とな
り、前記ピン１６が約１８０°回転してゆき、第２回転
体６の山谷のもう一方の境界点５ｄに当接して、この状
態で第１の回転体と係合する。出力軸３が“σ指示点に
戻る直前においてアクチェータ９ａは、第２回転体の山
部５ａを離れ、第５図に示す通電の状態に復帰する。

以上の実施例においては、第１の回転体４．第２の回転
体５ともに外周方向に山と谷を有するカムの場合につい
て説明したが、これらの回転体とスイッチの動作との関
係については、回転体の側方に山谷を有する端面カム状
の形状と機械的接点との組合せであっても、またカムの
山と谷とを物理的な大きさの差とせずに、同外径で山部
に相当する部分を金属磁性体とし、谷部を非磁性体とし
てスイッチを無接触での磁性体検出器音用いたり、ある
いは金属磁性体部分を永久磁石にして、スイッチ側にホ
ール素子等磁力検出器を用いる等の組合せであっても同
様の効果が得られる。また山と谷との関係はそのま＼で
、軸方向へもっと薄く形成し、機械的スイッチの代りに
光電スイッチを用いてもよい。

また、１８０°回転角を境界点としているが、これは用
途により任意に設定できるものである。

以上のように本実施例によれば、つまみ２の設定角度が
１８０°以内の場合には、高出力側に切換わり、同時に
比較的短時間の加熱時間を設定でき、１８００以上の設
定の場合には低出力側に切換わって、加熱時間も比較的
長いものとなり、その間における誤操作は全く生じえな
いものにすることができる。

発明の効果 （１）回路の切換えのために専用の選択操作部全必要と
せず、操作が単純で済み、誰にでも容易に操作できる。

（２）回路の選択と時間の設定とを各々独立して操作す
ることがないので、誤操作がなく、それに伴なう加熱の
失敗や機器の破損、火災の危険等を回避できる。

（３）回路選択と時間設定とが一体の関係にあり、高低
の出力を有する加熱装置に利用すれば、加熱時間の設定
だけで加熱出力も自動的に選択できてしまう形となり、
極めて便利なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の時限制御装置の断面図、第２
図はこの時限制御装置の内部の斜視図、第３図はこの時
限制御装置の要部断面図、第４図は電子レンジにおける
出力切換えを含む制御回路図、第６図は電熱ヒータと高
周波との切換部を示す部分制御回路図、第６図は第１図
におけるＡ−Ａ’断面図、第７図は第１図におけるＢ　
−Ｂ’断面図でちる。 １・・・・・・時限制御装置本体、２・・・・・・つま
み、３・・・・・・出力軸、４・・・・・・第１の回転
体、６・・・・・・第２の回転体、６・・・・・・モー
タ、９・・・・・・切換スイッチ、１６・・・・・・係
合用ピン。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１−
　　埼房制ｍ装！（本体） ２−−−っま与 ３−一一山す釉 ４、−ｍ−第　ＩＷＪ　　車云イ、４〈ｓ−￥５　２　
　回転イイ（ ｑ−−一切視スイッテ 第１図 第３図 ｑα 第４図 第　５　図 第６図 ！ 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）手動操作できる出力軸に固定された第１の回転体
   と、これに係合する第２の回転体と、前記２種の回転体
   のいずれかにより接点開閉を行なうスイッチとを内蔵し
   、前記第１の回転体と第２の回転体との係合ならび前記
   スイッチの動作を、前記第１の回転体と第２の回転体と
   が所定の相対的回転角度以上か以下かにより選択的に決
   定する構成とする時限制御装置。