JPS63503222A - 肺の疎水性界面活性物質に結合した分子量6,000ダルトンのタンパク質及びその多量体 - Google Patents
肺の疎水性界面活性物質に結合した分子量6,000ダルトンのタンパク質及びその多量体Info
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- JPS63503222A JPS63503222A JP50590586A JP50590586A JPS63503222A JP S63503222 A JPS63503222 A JP S63503222A JP 50590586 A JP50590586 A JP 50590586A JP 50590586 A JP50590586 A JP 50590586A JP S63503222 A JPS63503222 A JP S63503222A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
肺の疎水性界面活性物質に結合した分子量6,000ダルトンのタンパク質及び
その多量体
11へ11
肺胞硝子腹痛HMDは未熟児に多く見られる疾患であり、広汎性無気肺、低酸素
症及びその結果生じる呼吸障害に係わりがある。より特定的には、IIMDは肺
胞の気道における表面張力の低下に必要な肺の極めて重要な物質の欠失に関係が
ある。そのため、)IMD患者の肺胞即ち末端呼吸嚢は通常漬れてしまう。また
、HMD患者においては気体−液体界せることが極めて難しい。従って1(HD
は、特に未熟児に関して、著しい罹患率及び死亡率につながり得る。
現在のI(HD治療は適切な酸素付加状態を維持するために高濃度酸素、陽圧及
び/又は機械的通気を使用することが主流となっている。このような療法は酸素
を使用し、圧力に関連した障害及び気道への機械的アクセスに気管内管が必要で
あるために生じる障害を伴うため複雑である。しがしながら最近の研究によって
、HMD及び他の肺界面活性物質の欠失に関連した症状の治療に肺界面活性物質
の代替物質を使用することが注目されるようになった。この種の療法ではこれま
でのところ、エアロゾール状又は液体状の合成リン脂質混合物、天然肺界面活性
物質及び動物の肺がら製造した種々の界面活性剤組成物が使用されている。天然
の物質から誘導された組成物は通常合成脂質組成物より大きい表面張力低下能力
を有する。改質ウシ界面活性物質を使用する予偏実験も有望視されてきた。しか
しながら、ヒト及び動物の肺に由来する組成物の使用には、バッチ毎の可変性、
感染の可能性及び免疫学的危険性という問題が伴ってきた。 HMDを含む何等
かの病気にかかった患者を治療する場合には、その療法の患者に対する免疫学的
結果を最小限に抑えるために必要な活物質のみを含むことが重要なことは明白で
ある。残念ながら、天然の肺界面活性物質及び既存の組成物は未精製状態である
ため、特異性に劣り、それに伴う免疫学的危険性も大きい。
天然肺界面活性物質は主にリン脂質と界面活性剤結合タンパク質即ちアポリポタ
ンパク質とからなる複合物質である。リン脂質、特にホスファチジルコリン(P
C)、二飽和ホスファチジルコリン(DSPC)及びホスファチジルグリセロー
ル(pc)は、天然の肺界面活性物質が肺胞の表面張力低下において果たす生理
学的役割にとって極めて重要な物質である。 DSPCを主成分とするリン脂質
はII型上皮細胞の小胞体内で合成され、層板体状にパッケージされ、次いでエ
クソサイトーシス作用によって肺胞内のスペースに分泌される。
これらのリン脂質の一部は明らかに異化作用を受けて再合成されるのではなく、
主に完全分子として再使用され天然に存在する肺界面活性物質の主成分を構成す
ると考えられている。
界面活性物質結合タンパク質即ちアポリポタンパク質に関しては、その正体及び
有用性についてかなり異なる見解が示されている。しかしながら、この分野にお
ける医学専門家の間では、肺界面活性リン脂質の他に少なくとも幾つかのアポリ
ポタンパク質が肺胞の表面張力低下における天然肺界面活性物質の十分な生物学
的活性にとって極めて重要な意味をもつという点で合意が見られつつある。
界面活性物質結合タンパク質即ちアポリポタンパク質は血清と肺に特異的なタン
パク質とを含む。l5olation of^poproteins from
Can1ne 5urfactant Material、^m−−シー門■
jシl−244ニア88−795.1973に記載のようにKinB他によって
肺界面活性剤中で同定された肺に特異的な界面活性剤に結合したMr=30〜4
0,000ダルトンの主要タンパク質は、グリシンに富み且つヒドロキシプロリ
ンに富んだコラーゲン様領域を含むグリコタンパク質である0本明細書で5AP
−35と称するこのタンパク質はMr・28〜30,000ダルトンの翻訳生成
物から合成される。この翻訳生成物は、気道で検出できる大きいオリゴマーを形
成すべく、グリコジル化とプロリン残基のヒドロキシル化とスルフヒドリル依存
架橋結合とにかけられる。5AP−35のタンパク贋加水分解フラグメントは、
Characteristics of Human 5urfactant−
^5sociatedGlycoprotein(s)^、 Pediatr
Re519:501−508.1985に記載のようにl’thitsett他
によって、肺胞タンパク症患者の洗浄物質から単離したタンパク質組成物、及び
低分子!タンパク質として泳動する他の動物の界面活性剤から単離したタンパク
質組成物中で同定された。グリコタンパク質5AP−35はリン脂質に結合し且
つ界面活性脂質に管状ミニリンの構造1a楕を付与し得るが、5AP−35が界
面活性剤の生物物理的活性に必要であるか否かは未だ不明である。これに関して
は、King他著、Metabolism of the Apoprotei
ns in PulmonarySurfactant、J^ lPh5io1
42 :483−491 、1977を参照されたい。
肺に特異的な界面活性物質に結合したより小さいタンパク質も種々の哺乳類の界
面活性物質から同定された。 King等は往11旺仕廷223ニア15−72
6.1972で、肺胞洗浄物質中の10,000−12,000ダルトンのタン
パク質を開示したが、このタンパク質の起源又は他のタンパク質との相違点は明
らかにしていない。King等によって報告されたこのタンパク質は主要グリコ
タンパク質5AP−35と考えられる。 King等のタンパク質以外にも、よ
り小さい界面活性剤結合タンパク質が様々な種からの肺胞洗浄物質中で同定され
た。これらのタンパク質の分子量はイヌ及びウサギの場合が約10.000ダル
トン、ラットの場合が10,500〜14,000ダルトン、ブタが11,50
0〜16,500ダルトン、ウシの場合が約10,000ダルトンである。
これら種々の界面活性剤結合タンパク質(SAP)の性質及び相互間の関係、並
びにより大きいタンパク質5AP−35又はそのフラグメントとの関係は未だ樹
立されていない。しかしながら、5uzuki他の研究、L」jLI−シ=s
23:53−61.1982では、ブタ肺胞洗浄物質中の15,000ダルトン
の低分子量タンパク質が5AP−35より大きい親和力を脂質に対して示すこと
が示唆されている。残念ながら5uzuki等は、このタンパク質と5AP−3
5又はそのフラグメントとの差異を明らかにすることも、又は純粋な状態で界面
活性作用が存在するか否かを示すこともしていない、 5uzuki等はこの1
5,000ダルトンのタンパク質が肺胞のリン脂質のクリアランスに関する生理
学的調節物質であり得ることを示唆しているにすぎない、 C1aypool他
はJ C11n Invest 74:677−684.1984で、ラット肺
胞洗浄物質から単離した未同定の小さいタンパク質が培養II型上皮細胞による
リポソームの取込みを増加させることを示唆している。 lllang他の研究
^i+ino^aid CoBosi−tion of Lou+ Miole
cular Weight Hydrophobia 5urfactant^
poproteins、 Fed Poc 44:1024(abstract
)、1985には、ラットからの界面活性物質中の2つの異なる低分子量活性タ
ンパク質が開示されている。1つはエタノールに溶解し得、もう1つはエーテル
/エタノールに溶解し得るが、この場合も5uzuki等と同様に、これらのタ
ンパクを精製してその界面活性作用を調べたり、又はその特性を分析することは
していない、 Hang等はこれらの低分子量タンパク質が界面活性剤のリサイ
クルに関与し得ることを示唆しているにすぎない、その他、前述のごとき低分子
量タンパク質がより大きい5AP−35分子のタンパク質加水分解フラグメント
として出現する可能性も示唆された。しかしながら、これまでのところは、5A
P−35が、前記低分子量タンパクのいがずれか一方、又はこれらタンパク質の
総てが天然の呻乳類肺界面活性物質に活性を与える活性成分であるが否がは不明
である。
Fujiwara他はBiochem Bio h s、 res、 Comm
、 135:527−532.1986で5,000ダルトンのタンパク脂質の
単離を報告している。この物質はリン脂質と混合すると生物物理的テストで界面
活性作用を示した。しかしながら、このタンパク質は特性も精製状態での作用も
明らかにされていない。
Schilling他は−orld Patent Application
NoJO86103408で35,000ダルトンのヒトタンパク質及び10,
000ダルトンのヒト以外のタンパク質を開示している。これらのタンパク質は
いずれも、界面活性リン脂質に十分な生物物理活性を付与するのに必要であると
されている。また、35.000ダルトンのタンパク質をコードする完全DNA
配列及びヒト以外の10,000ダルトンのタンパク質に関するNH2−末端ア
ミノ酸配列も開示されている。しかしながら、前記10.000ダルトンのタン
パク質は残念なこと精製せずに単独で又は35,000ダルトンのタンパク質と
組み合わせてリン脂質での生物物理的アッセイに使用されている。Schill
ing等は組換えDNA法により誘導した35,000ダルトンのタンパク質を
ヒト以外の10,000ダルトンの天然タンパク質と組み合わせて使用したと思
われる。5chillin6等はまた、10.000ダルトンのタンパク質であ
ると推定されるヒトcDN^クローンに関する予備的(81bp)部分配列も開
示している。
これはイヌcDN^クローンに対するホモロジーに基づいて選択されたものであ
る。 当業界の現状から見ると、界面活性物質に結合した肺に特異的なタンパク
質の性質及び役割を明らかにし、HMD及び他の肺界面活性物質の欠失又はその
量の不足に起因する症状を治療し且つ予防する最も効果的な手段、即ちI(HD
治療の効果を最大にし且つ従来のI(MD治療に伴う欠点を解消するような手段
を発見することは明らかに必要である。
(以下余白)
光1し久薦JL
要約すれば、本発明の目的は前記のごとき従来技術の問題及び欠点を緩和是正す
ることである。この目的は、単純分子量6,000ダルトンをもつ新規な単離さ
れた実質的に純粋な疎水性界面活性剤結合タンパク質の知見によって達成された
。該タンパク質は、動物組織から単離されると、各々が分子i6,000ダルト
ンの2つの疎水性タンパクを含み、更にそのより大きい多量体(以後rSAP−
6Jと摺移)を含む。
5AP−6は脂質と結合すると有意な肺生物物理的界面活性をもち、この活性が
HMD及び天然界面活性物質の欠如又は不足に関連するその他の症候群の治療及
び予防に有効に利用され得る。現在では5AP−6は肺特異的であると考えられ
ているが、肺生物物理界面活性は種特異的ではないと考えられている。従って、
5AP−8は、種々の動物、例えばイヌ、ウシ、ヒト、ブタ、ウサギ、ラット等
から抽出された動物組織特に肺組織もしくは羊水から精製されるか、又は組換D
N八へ法又は直接ペプチド合成によって製造される。肺組織及び洗浄(Iava
ge)中の5AP−6の濃度は羊水中の濃度より高いと予想される。しかしなが
ら別の動物組織又は流体に関しては、5AP−6は実質的により少ない量もしく
は検出不能な量で存在するが又は全く存在しないと考えられる。SへP−6は脂
質と結合すると脂質の界面活性特性を増強する。
従って該結合物は有意な肺生物物理界面活性を生じる。この顕著な特性の結果、
かがる結合物は、肺、特にHND患者及び天然肺界面活性物質の欠如又は不足に
関連するその他の症候群の患者の肺における天然の肺界面活性物質の代替もしく
は補充のため又は肺の正常表面張力の低減もしくは維持のために極めて有用であ
る。また、5AP−6は動物組織から高度に精製されるが又は組換DN^技術も
しくは直接ペプチド合成によって産生できるので、HMD又は結合症候群の治療
又は予防にこれまで利用されている純度の低い調製物に結合する免疫学的危険は
がなり低減される。
本文中で、「疎水性界面活性剤結合タンパク質」及びrSAP−6」なる用語は
互換的に使用されており、この用語は、界面活性剤様活性をもちドデシル硫酸ナ
トリウム含有ポリアクリルアミドゲル中で測定すると約6,000ダルトンの単
純分子量をもちプロテアーゼ、エンドグリコシダーゼF及びコラゲナーゼに実質
的に耐性であるような疎水性界面活性剤結合タンパク質をいかに少量でも含有す
る物質を意味するものと理解されたい。
本発明は更に、動物組織を粒子分画と液体分画とに分離し、液体分画から実質的
に純粋な状態の5AP−6を抽出する工程を含む動物組織からの5AP−6の分
離方法を提供する。
本発明は更に、より大きい新規な疎水性多量体から5AP−6を分離する方法に
係る。前記のごとくこれは、例えばゲル電気泳動又はその他の適当な技術によっ
て行なわれる。
本発明は更に、[IHD及び天然肺界面活性物質の欠如又は不足に関連するその
他の症候群に罹患したヒト幼児を含む動物の治療に使用される新規な医薬組成物
、調製物及びその使用方法に係る0本発明は更に、5AP−6に対する新規な抗
体及び抗血清に係る。
従って本発明が、天然肺界面活性物質の研究における当分野での長年の課題を解
決し、HMD及び天然肺界面活性物質の欠如又は不足に関連するその他の症候群
の治療又は予防に有効な手段を提供することが理解されよう。
前記特徴及び利点は、図面、詳細説明及び実施例に関する以下の記載より明らか
にされるであろう、また、記載の組成物及び方法は本発明の単なる例であり本発
明がこれらに限定されないことは理解されよう。
註訓」」IL焚晟旦
子離された5AP−6及びその多量体を示す添付の図面を参照する。
第1図はウシからの5AP−6である。5AP−6は本明細書中に記載したよう
にして精製及び脱脂し、β−メルカプトエタノールの非存在下に10〜20%ナ
トリウムドデシルスルフェート−ポリアクリルアミドゲル電気泳動ゲルに入れた
。レーンBは銀染色により検出される約2埒のタンパク質を示した。ウシからの
5AP−6、レーンB ハM r−6,000、14,000,20,000及
び26,000に移動した。
第2図は、ヒト、イヌ及びウシからの5AP−6である。5AP−6は本明ll
1l書中に記載したようにして精製および脱脂し、β−メルカプトエタノールの
存在下に10〜20%ナトリウムドデシルスルフェート−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動ゲルに入れた。各レーンは、銀染色により検出される各タンパク質の
約2埒を示(〕だ。ト1はヒト、Dはイヌ、Cはウシであり、各種からの5AP
−6ハM r−6,000及ヒ14.OOOkm移動Lり。β−メルカプトエタ
ノール人為構造もMr=65〜70,000に観察された。
標準分子量マーカーが右側に観察される。
0の! たf8
本発明及びそれに付随する多くの利点のより完全な説明と理解のために、以下に
5AP−6,5AP−6に基づいた新規な薬剤、新規な抗体及び抗血清、及びそ
の製造方法及びその利用について詳細に説明する。
本発明は、動物組織、特に肺111械及び羊水から甲部した5AP−6、組換え
DNA法により製造された5AP−6、あるいは直接のペプチド合成により製造
された5AP−6を提供する。
動物の組織から単wiされた場合、5AP−6は、それぞれが約6000ダルト
ンの単純分子量を有する2つの小さな疎水性表面活性剤結合タンパク質(以後r
sAP−6単量体」と指称する)を含むか、あるいか5AP−6単聞休が共有的
にあるいは非共有的に凝集した、より大きな疎水性タンパク質多伍体(以後「5
AP−6条苗体」と指称する)を含んでいてもよく、後者は5DS−PAGEゲ
ル電気泳動を使用した寸法測定に基いて約14,000.約20.000及び約
26,000ダルトンの分子量を有している。その他の5AP−6多量体も存在
し得るが、より小さな検出し得ない濃度であることを注記しておく。ここで使用
する[単純分子FM (simple moleculur weightNと
は、スルフヒドリル還元の後の最も小さなポリペプチド鎖と考えられるものの分
子量を示すものであり、これは5AP−6多量体の構築繰り返しブロックとなる
ものである。
分子量を決定し、より大きな5AP−6多量体から5AP−6単石体を分離する
ためには、例えば約2%のナトリウムドデシルスルフェート(SDS)を含む約
3〜27%、特に約15%のポリアクリルアミドゲル(PAGE)を使用して5
DA−PAGE中の5AP−6単量体及び多量体を分離し、分子Bを決定するこ
とができる(第1図参照)。例えば、トリプシンインヒビター(6,200)、
リゾチーム(14,000) 、β−ラクトアルブミン(18,400) 、α
−キモトリプシン(25,700)及びオバルブミン(43,000)のような
低分子量タンパク質マーカーを比較に使用できる。これ等はBRL社、Beth
esdaSM Dより入手できる。
例えばβ−メルカプトエタノール、ジチオトレイトール(DTT)のようなスル
フヒドリル還元剤の非存在下、あるいは還元及びアルキル化の後に5AP−6に
ついてゲル分離を行なうと、5AP−6単量体に対してより大きな5AP−6多
量体の増加がみられた。従って、5AP−6のフラクションのスルフヒドリル結
合、非スルフヒドリル凝集及び/又はベアブード間結合が、より大きな疎水性5
AP−6多量体の原因となっていると考えられる。分子量は単に相対的移動によ
り評価されるものであり、より正確な分子間決定は他の適当な方法を使用して行
ない得ることは明らかである。
本明細書中で使用する「疎水性」は、例えば3:1のエーテル/エタノール、ク
ロロホルム、3:1のような種々の比率のクロロホルム/メタノール等の非極性
溶媒中の溶解度を示し、疎水性非電荷アミノ酸を多数有するものである。本明細
書中で使用する「表面活性剤結合タンパク質」の用語は、等張溶液中での遠心分
離の間に哺乳動物表面活性剤のリン脂質成分に結合するか共に精製された結合タ
ンパク質を示す。
5PA−6はさらに、プロテアーゼ酵素(トリプシン、キモトリプシン及び5t
aph V−8)、エンドグリコシダーゼF及びコラブナ−ぜに対して実質的に
耐性であることによっても特徴付けられる。5AP−6はこれ等の酵素により分
解されず、寸法異質性も有意には変化させられないことが判明した。
5AP−6は種々の哺乳動物種の肺■型細胞及び肺表面活性剤、並びに妊娠終期
に近い頃のヒト羊水中に局在することによっても特徴付けられる。
5AP−6のアミノ酸組成決定に関しては、精製した試料を異なる2つの方法で
加水分解した。第1の方法では、試料を0.3%フェノール及び01%β−メル
カプトエタノールを含む5.7NHCjJ中で110℃で約24時間及び48時
間真空下に連続的に沸騰させて加水分解した。第2の方法では、これ等の同じ試
料を0.3%フェノールを含む12NHCffi/I−リフルオロ酢酸(2+1
)中150℃で真空下に2時間、6時間、24時間及び48時間加水分解した。
これ等の試料のシスティン組成を、過蟻酸酸化の後、システィン酸として別々に
測定した。次に酸化した試料を0.3%フェノールを含む12NH(1!/トリ
フルオロ酢酸(2:1)中15o℃で3時間加水分解した。Beckman 6
300アミノ酸分析器と5ICA 7000^1nteljratOrを使用し
てアミノ酸を測定した。
第1表は、ウシ及びイヌ5AP−6について測定されたアミノ酸組成を示す。B
eckman 6300分析嘉分析用してアミノ酸組成の測定を行なったので、
タンパク質分子当りのアミノ酸残基組成はこの分析方法に基づいてのみ評価され
るものであることは当業者に明らかであろう。
(以下余白)
策−1−ロー去
分子量 6588.0 6620. Q(計算値)
本加水分解より得た最大値
前記したように、5AP−6は分子量が6,000の蛋白質すなわち5AP−6
の七ツマ−の2つからなる。ここにいう5AP−6のモノマーを特徴づけるため
に、各蛋白質をそれぞれ別個に5AP−6−Val及び5AP−6−Pheと称
する。
ウシ、イヌおよびヒトの5AP−6−Val各々の最初の25個。
最初の23個及び最初の19個のNH2末端アミノ酸残基の配列を決定した。そ
れらを第2表に示す。
ウシ、イヌおよびヒトの5AP−6−Phe各々の最初の6個。
最初の7個及び最初の12個のNH2末端アミノ酸残基の配列を決定した。それ
らを第3表に示す。
第 2 表
5AP−6−Vat
NH2末端アミノ酸配列
イヌ: Ile−Pro−Cys−Phe−Pro−Ser−3er−Leu−
Lys−Arg−Val−Val−Val
ヒト: Ler−11e−Pro−Cys−Cys−Pro−Val−八sn−
l−eu−Lys−(Ile)
Arg−Leu−Leu−11e−Val−Val−Val−Val−Val(
)の上のアミノ酸は()内のアミノ酸でもあり得る。
いずれをとり得るかはTN F&していない。
肛−−−ユーーー人
5AP−6−Phe
NH2末端アミノ酸配列
ウシ: Pie−Pro−11e−Pro−11e−Pr。
イヌ: l1e−Pro−Ile−Pro−11e−Pro−丁hrヒト: P
he−Pro−11e−Pro−Leu−Pro−Tyr−Cys−Trp−L
eu−Cys−Arg−^Ia−Leu
配列決定に際しては、S A P−6サンプルを、先ずサンプルを水で透析する
エドマン配列分析法によって調製した。サンプルをメタノール中にとり、ガラス
繊維フィルターにか番プた。
分析は、Applied Biosysteis model 47QA Ga
s Phase Proteinsequencerで行なった。得られたフェ
ニルチオヒダントイン(P T H) +7)分析は、50℃でAltex逆相
PTH−C18カラムFでの高速液体クロマトグラフィー(HP L C)で行
なった。酢酸アンモニウム緩衝アセトニトリル(pH4,5)の二成分緩衝シス
テムを用いた。
クロマトグラフィーの操作は、約10%のアセトニトリルを含有するバッファー
Aと約90%のアセトニトリルを含有するバッファーBとを用いて行なった。最
初のクロマトグラフィー条件は、70%のバッファー八と30%のバッファーB
であって1.Od/分の流速である。インジェクションから1分経過すると、バ
ッファーBの濃度が3分間に渡り50%まで直線的に増加し、その後8分間のこ
のレベルにあった。次いでバッファーBの濃度は1分間に30%まで減少した。
約10分間か(プて再び平衡状態に戻した後、別のP T Hサンプルをインジ
ェクトした。この分離法の詳細は、Jospeph L、 Heuth and
J、 Lawrence Fox、 5eparation of Am1n
o Ac1d Phenylthiohydantoin Derivativ
es byHigh−Pressure 1jquid ChroIIlato
graphy、 Analytical Biochem、。
Vol、154. I)p、 478−484.1986に述べられている。な
お、この技術文献の内容は参照により本明細内中に含める。
すでに指摘したように、5AP−6は6.000ダルトンの疎水性界面活性剤関
連蛋白質2つからなる。これらの5AP−6モノマーについて、次のことが観察
された。先ず第1に、イヌ。
ウシおよびヒトのSΔP−6”−ValのN)12末端アミノ酸残基配列はそれ
ぞれ上記に示したように相互に似たものではあるが、これら3つの種すべての5
AP−6−PheのNH2末端アミノ酸残基配列とは非常に異なるものである。
同様に、3つの種すべての5AP−6−PheのNH2末端アミノ酸残基配列は
相互に似たものではあるが、5AP−6−Val配列とは非常に異なるものであ
った。第2に、5AP−6をβ−メルカプトエタノールの非存在下でゲル電気泳
動にかけ移動させると、スルフヒドリル還元剤1人けおよび少ヱの蛋白質が出現
した。このことは第1図を参照すればより良く理解される。すなわち、第1図に
おいて、人品の銀染色蛋白質が分子量6,000および14,000の移動領域
に表われ、小量の銀染色蛋白質が分子量20,000および26、000の移動
領域に表われている。第3に、5AP−6をβ−メルカプトエタノールの存在下
でゲル電気泳動にかけ移動させると、第2図に示すように銀染色蛋白質は分子1
6,000および14.000の移動領域にのみ表われる。これらから、2つの
ハツキリした6、 000ダルトンの5AP−6モノマーが存在することが判る
。これらは、共溶出性であり、ゲル電気泳動移動により共に精製され得るもので
あり、ドデシル硫酸ナトリウムを含有するポリアクリルアミドゲル上でめた約6
.000ダルトンの同じような分子量を有しており、同じような生物物理的界面
活性剤様活性を有しており、同じような酵素耐性を有しているものと思われる。
更に、1つ又はそれ以上の6,000ダルトンの5AP−6モノマーから得られ
るより大きな5AP−6マルチマー、すなわちM r = 20,000および
26,000の5AP−6フルチマーは、第1図および第2図に示したように、
β−メルカプトエタノールの非存在下および存在下におけるそれらの移動パター
ンに鑑み、スルフヒドリル結合を介しておそらく相互に結合している。
それゆえ、6,000ダルトンの疎水性界面活性剤関連蛋白質はいずれも、すな
わち5AP−6は本発明の範囲内にあるものと理解すべきである。5AP−6P
heが分子ffi 6,000〜14,0OOf7)領域を移動する可能性があ
るが、このことはペプチドの加水分解の結果として生じ得るのである。すなわち
、s、ooo〜14,000の間に形態の上で若干の異質性があることに留意す
べきであり、このことは5AP−6−Pheプレカーサーの種々の加水分解を反
映するものである。
本発明は、更に、新規な5AP−6の単離法にも係る。5AP−6は、例えば動
物組織、流体、細胞、培養細胞、適当な肺界面活性剤置換調製物たとえばCLS
E若しくは5urfactant−Tへ等々から精製することができる。ここに
いう[@物組織Jとは広い意味を有しており、5AP−6に対するすべての適当
な源を含んでいるものであり、例えば動物組織、流体、細胞、培養細胞、CLS
Eおよび5urfactant−Tへのような肺界面活性置換調製物等々を指す
がかならずしもこれらに限定されるものではない。しかしながら、動物肺組織又
は羊水から5AP−6を分離するのが好ましい。より好ましくはヒトの肺組織か
ら5AP−6を単離する。5AP−6含有溶液は、5AP−6が存在する動物組
織の抽出によって得られる。例えば、吐乳動物の肺を切開し、好ましくは気管に
カニユーレを挿入し、数倍容量の水冷緩衝溶液たとえば0,9%NaCρ (p
H7,0〜7.4)で何回も洗浄して肺胞から界面活性剤を取り出す。洗浄液を
低速たとえばiooogで10分間遠心分離し、汚染原因となる血液および白血
球すなわちマクロファージを除去するために必要に応じ前記遠心分離を繰り返す
。すべての操作は好ましくは約2〜4℃で行う。次いでこの界面活性物質を高速
で肺胞洗浄液から遠心分離し、約30分間もしくはそれ以上かけて約10.00
09で粒状物質を沈澱させる。このペレットを好ましくは再懸濁し、繰り返し遠
心分離で洗浄し、上記したような適当な緩衝液中で必要に応じ複数回超音波処理
若しくは凍結融解し、前記物質を均一に再懸濁させる。
得られた白色の界面活性剤を遠心分離によりベレットにし、水性物質を除去し、
10〜100容量の約2:1のエーテル/エタノール、3:1のクロロホルム/
メタノール又は他の適当な有機溶媒を用いて約−30℃で抽出し5AP−6を含
有する上清を得る。抽出は一晩中続ける。次いで該物質を再び約10,000g
で約20分間若しくはそれ以上遠心分離する。得られた液体画分には脂質および
本発明の5AP−6が含まれている。その後この液体画分を例えばN2気流を用
いて乾燥(lli縮)し、クロロホルム又は他の適当な有機溶媒のごとき有機溶
媒中に再懸濁し、室温でクロロホルム又は他の適当な有機溶媒で予め平衡化して
おいたサイズが約501×2.5cmの珪酸カラムすなわちL H−20カラム
に通す。次いで、このカラムを、例えば50〜200 dのクロロホルムとメタ
ノールのようなアルコールとの混合物を用い、アルコール濃度を段階的に又は勾
配的に0%から約100%に増加させながら溶出する。5AP−6は、アルコー
ル濃度が約40%以上で約100%までの溶媒中に、特に約40%以上80%の
溶媒中に溶出する。5AP−6中に存在するすべての脂質はこの段階で蛋白質か
ら分離する。前記珪酸カラムはまた本発明の5AP−6を抽出することのできる
任意の他の適当な溶媒でも溶出し得ることを当業者は理解すべきである。5AP
−6を単離する具体例を以下の実施例に示す。
(以下余白)
実施例
■、′ の゛
殺した成体イヌ及びウシから得た肺洗浄物質から、界面活性物質と結合したタン
パク質を単離する。また、解剖したヒト死体からかあるいは同性愛者の肺洗浄物
から得たヒト界面活性物質からもタンパク質を単離する。動物試験では気管にカ
ニユーレ挿入し、氷冷した0、9%NaCl、50zMNaJPO<及び5zM
EDT^、 pH7,2数容量で肺を3回洗浄する。
細胞及び挫滅組織片を80×sでの約10分間の遠心分!(2回)により除去し
、各フラクションを、4o、oooxyでの遠心分離を4℃で約30分間行なう
ことにより収集する0次に、ベレット化した物質を1zMフェニルメチルスルホ
ニルフルオライド含有の上記緩衝液中に再び懸濁させ、Bransonソニファ
イアーで10秒間超音波処理する。4℃で約30分間行なう約40,000xy
での遠心分離を繰り返すことによって、界面活性物質をベレット化する。
lエ S^P−6タンパク の ゛か の 1界面活性物質ベレットを、約3:
1のエーテル/エタノールあるいはクロロホルム/メタノール中で約−30℃で
約16時間抽出することによって更に処理する。5AP−6を含有するエーテル
/エタノールあるいはクロロホルム/メタノール抽出物を、N、ガスでほぼ乾燥
状態となるまで蒸発させた後再びクロロホルム中に溶解する。クロロホルム中の
再溶解残渣をBioSilH^カラム(Bio−Rad、 Richmond、
Ca1ifornia製の寸法2 、5cv X 40cmのシリカカラム)
に付与し、クロロホルム中で平衡させる。クロロホルム−メタノール混合物で、
クロロホルム中のメタノール濃度を(10%間隔で)連続的に高めつつ段階的に
溶離する(混合物量は毎回200z1)ことにより、脂質−タンパク質フラクシ
ョンを回収する。3:2から1:4のクロロホルム/メタノール溶剤での溶離に
おいて、もしくはクロロホルム中のメタノール濃度約40%〜約80%において
5AP−6タンパク質が溶離できる。
今や、本発明の5AP−6を含有するフラクションを、例えばフルオレサミンア
ッセイによって、あるいはゲル電気泳動の後銀での染色かあるいはクーマシーブ
リリアントブルー染色を実施することによって検出し得る。この時点で単離した
5AP−8を、実質的に純粋かつ均質であると看做す。
“実質的に純粋”という語句は本明細書では、5AP−6が細胞、細胞破片、D
NA、RNA、並びに主な界面活性糖タンパク質あるいはそのフラグメントとい
った汚染物質を実質的に有しないということを意味する。しかし、実質的に純粋
となった5AP−6になお幾分かの脂質が残留することが認識されるべきである
。最も好ましい形態において、実質的に純粋な5AP−6は汚染物質を約10%
以下のオーダーで含有する。
所望であれば、単離した、実質的に5AP−6単量体並びに比較的大きい5AP
−6多量体から成る実質的に純粋な5AP−6から更に脂質を除去するべく、溶
離5AP−6を含有するフラクションを好ましくは貯溜し、蒸発させてほぼ乾燥
状態とし、更に例えばセルロース透析バッグで、約2=1のクロロホルム/メタ
ノール混合物その他の適当な混合物か、あるいは[ICIその他の適当な酸で酸
性化した酸性化クロロホルム/メタノール混合物約100〜500容量を用いて
、はぼ室温で繰り返し透析する。この手続きは、5AP−6が汚染物質としての
脂質を実質的に有しなくなるまで続行するべきである。実質的に精製したこの5
AP−6も、フルオレサミンアッセイ及びゲル電気泳動によって検出し得る。脂
質の除去のために、上述以外の適当な脂質除去ステップを用いることも可能であ
ることが認識されるべきである。クーマシーブリリアントブルー染色、銀染色そ
の他の標準的な染色技術でのPAGE後、おおよそのアミノ酸組成も決定し得、
タンパク質を同定し得る。上述の方法は概略的に説明してあり、この方法を、5
AP−6を適当なソースから分離及び複製する他の適当な溶剤及び方法と共に用
いることも可能であることが認識されるべきである。5AP−6タンパク質につ
いては、その全体が本明細書に参考として含まれるJeffrey^、Whit
settet al、、 Hydrophobia 5urfactant−^
5sociated Protein(SAP6−14) In Whole
Lung 5urfactant and Its I輸portan−ce
for Biophysical^ctivity In Lung 5urf
actant Ex−tracts Used for Replacemen
t Therapy、 Pediatr Res 20:460−467、19
86、及びJeffrey 八、 Whitsett et al、、 Imm
u−nologic Identification of a Pul+*o
nary 5urfactant−^5sociated Protein o
r Mr=6,000 Daltons、 Pediatr Re520: 7
44−749.1986において検討されている。
本発明の5AP−6は、有用な“′界面活性剤様活性”を有すると考えられる0
本明細書において用いられる“界面活性剤様活性”という語句は、リン脂質その
他の脂質と相互に作用して、表面に広がる表面張力を低下させ、及び/または空
気−液体界面での表面張力を低下させる能力を意味する。また、5AP−6、即
ち5AP−6単量体か、あるいは5AP−6多量体と組み合わせた5AP−6単
量体を脂質と混合すると、SAP=6の界面活性剤様活性が混合物に著しい生物
物理学的肺胞界面活性を付与すると考えられる。この活性を有する上記のような
混合物は、肺、特にHMD及び自然の肺胞界面活性物質の欠如あるいは不足に関
連するその他の症候群に冒された動物の肺において表面張力を低下させ、あるい
は正常の表面張力を維持するべく自然の肺胞界面活性物質と置き換え、あるいは
該物質に補足するのに非常に有用である。
5AP−6及び脂質を含有する薬用調製物を製造するために、単離した5AP−
6を、脂質との再結合前に約−30℃で窒素あるいは空気の存在下にクロロホル
ム中に貯蔵することが可能である。上記調製物はまた、アルコールを用いても製
造できる。中性その他の脂質並びにリン脂質を含めた用いることが可能な脂質は
、ホスファチジルコリン、二飽和ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセ
ロール、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ホスファチジルイノシトール等
の適当なリン脂質及びこれらの混合物、コレステロールあるいはコレステロール
エステル及びこれらの混合物等から誘導し得る0例えば、精製5AP−6を約0
.1〜約2.0%の量で、約65%のジパルミトイルホスファチジルコリン、約
20%の卵ホスファチジルコリン、約7.5%の大豆ホスファチジルイノシトー
ル並びに約7.5%の卵ホスファチジルグリセロールのような合成リン脂質と混
合し得る。所望であれば、このような薬剤の調製において混合物は更に0.9%
塩化ナトリウム含有の生理緩衝液を、場合によっては約0.5aM〜約1.5a
M塩化カルシウムその他の、医薬的に許容される任意の適当な基剤と共に含有し
得る。再結合もしくは混合の後に、物質を超音波処理し、あるいは攪拌して、表
面張力低下能力並びにウィルヘルミーバランスその他の表面張力測定装置での吸
着について試験する。吸着試験は、その全体が本明細書に参考として含まれるN
otter et at、。
Chew、 Ph s、 Li ids 33: 67−80.1983、及び
Ross et al、。
Phospholipid Binding and Biophysical
Activity ofPulmonary 5urfactant−^5s
ociated Protein 5AP−35andIts Non−CoN
on−Co11a C−Terminal Domains、 In Pres
s。
1986に開示されている方法で実施し得る。
約65%のシアルミドイルホスファチジルコリン(DDPC)、約20%の卵ホ
スファチジルコリン(PC)、約7.5%の卵ホスファチジルグリセロール(P
に)並びに約7.5%の大豆ホスファチジルイノシトール(pr)を含有するリ
ン脂質混合物(SN)を、脂質を除去した5AP−6と組み合わせ、ウィルヘル
ミーバランス及び窒素気泡サーフアクトメーターで試験する。 5AP−6−リ
ン脂質混合物は、急激に吸収されて表面張力を約30〜47ダイン/cz低下さ
せ、同じ脂質と混合して同様に試験した、主要な界面活性物質結合糖タンパク質
である5AP−35のリン脂質混合物より大きい活性を有することが判明した。
表■〜■を参照されたい0表■〜■の作成に用いた方法は、先に言及したNot
ter et al、及びRoss et al、の論文に詳細に記載されてい
る。
老」し
合成脂質混合物(SM) * 、5AP−35結合合成脂質混合物及び5AP−
6結合合成脂質混合物の吸着効果脂質濃度 吸着表面圧力
良釦割 島■l!b山画韮上 堕刈た 野L 脂分]Σ形SM O,6B/+a
l 1 ダイン/cm 1 1 3SM+5AP−35** 0.61111/
III 20 ダイン7cm 22 22 22(イヌ)
SN+ 5AP−6*零 0.6 +*H/+*l 43 ダイン/cm 45
45 45*SHは、DPPC:卵−PC:卵−PG:ダイズーPIが65:
20ニア、5ニア、5がら成る合成脂質混合物である。
木本プロティン5AP−35及び5AP−6を同様のモル比で加えた。
表N−
合成リン脂質混合物と結合させた、脱脂5AP−35及び種々のセグメント並び
に5AP−6の吸着
界面活性剤 本本表面圧力(ダイン/am)2、SN+1 2 4 5 5
卵アルブミン
3、SN+5AP−359131415184、SN+5AP−1881617
17185、SN+5AP−2124679
6、天然LS 17 46 46 47 477、SM+イヌ 19 26 2
9 31 33 37SAP−6(25ug)
8、SM+イヌ 37 47−48 47−48 47−4847−48SAP
−6(50ug)
9、SM+イヌ 46 47 47 47 47SAP−6(looug)
本試験した脱脂タンパク質はグリコプロティン5AP−35、S^P−21及び
5AP−18とイヌ5AP−6とである。これらのタンパク質ノ各々を、DPP
C:卵−PC:卵−PG:ダイズーPIが65:20ニア、5ニア、5から成る
合成リン脂質混合物(SN)と結合させる。天然LS(脂質−表面活性剤)は最
適な活性表面活性剤を代表する。
卵アルブミンは非特異的なタンパク質lコントロールとして使用する。
全吸着実験におけるリン脂質濃度は、約1.4+aM CaCl2を有する約0
.063mg/s+I O,158NaClである。
温度は35〜2℃であり、ケース2〜うでは、タンパク質に対する脂質の比は、
(重量7重@)99/1から98/2である。
天然LSを除いた全混合物を室温で渦動させることによって分散する(再懸濁液
)0木本表面圧力は、時点0で撹拌しである並相に表面活性剤の丸塊を分散して
から10秒以内に測定する量である。ケース1〜6で得られた値は、常に3ダイ
ン/C−未満のSEM(測定の標準誤差)を有する4〜10回の実験の平均値で
ある。但し5AP−18については、平均値の近傍0゜5ダイン7cmの偏差を
有する2回の実験の平均値である。
退W
振動バブルを動的圧縮する間に低下する動的表面張力循環後最小表面張力
表面活性剤 分散濃度 〈ダイン/C−)2、卵−PC1mg/ml 53 4
2 27 223、SN+5AP−351mg/ml 36 36 36 36
4.3M+5AP−352+*g/ml 35 23 21 215、SN+5
AP−211Tag/ml 54 47 47 426、LS IB/ml 1
6 10 2 L7、SM+イヌ 1111[1/Il+ 15 15 14
3 1SAP−6(25ug)
8、SN+イヌ 0.5mg/ml 17 16 16 18 18SAP−6
(25ug)
9、SN+イヌ 2B/ml 16 9 4 3 1SAP−6(25ug)
10、S8士イヌ 0.5重g/ml 16 15 1 1 他5AP−6(5
0ug)
S8士イヌ 1偽gl係1 15 0 0 0 他5AP−6(50ug)
S8士イヌ 2Tag/ml 15 13 1 他 他5AP−6(50ug)
温度約37”C1湿度約100%、循環速度的20ep+a及び面積圧縮約50
%の条件で振動バブルについて表面活性剤分散を試験する。濃度は表に示したよ
うに1又は2−g脂質/−1バブル亜相である。天然LS(脂質−表面活性剤)
は、ケース3−5及び7−10の脂質−タンパク質結合混合物をそれと比較する
ための活性肺表面活性調製剤を代表する。
(以下余白)
1(MD及びその他の関連疾患の治療においては、これらを治療又は予防するた
めに5AP−6と天然又は合成リン脂質とを含有する混合物を例えば液体形態又
はエアゾールスプレーとして体重1kg当たり5AP−6約0.1〜約2.0単
量%及びリン脂質約20〜約LOOxgの投与量で気管内に点滴注入するとよい
。
5AP−6の別の用途は抗5AP−6抗体又は抗血清の調製である。
これらの抗体又は抗血清は、5AP−6を検出、定量又は精製するための免疫化
学的方法で使用される0例えば、抗5AP−6抗体及び抗血清は免疫学的検出の
ためのイムノプロット及びELIS八分析へはその他の5AP−6の免疫学的ア
ッセイに使用され得る。
このために使用できる抗5AP−8抗体及び抗血清は以下のごとく得られる6脱
脂5AP−6とフロイント完全アジュバントとの反復注射によってへIb1no
ウサギを免疫する。毎回的100μ9の脱脂5AP−6の注射を4回反復すると
有用な抗血清が得られる。−次元5OS−PAGE後の銀染色分析によれば、注
射に使用される5AP−6は、5AP−6単量体とより少量の5AP−6多葉体
とを含有していなければならない、アフィニティクロマトグラフィーによってポ
リクローナル抗体が抗血清から単離され得る−0
SAP−6タンパク質に対するモノクローナル抗体を産生ずるためには、かかる
抗体を産生ずるための公知の標準方法が本発明にも応用できる。1つの例として
、一般にはKohler& Milstein、256:495−497(19
75)の方法を用い、単離5AP−6で免疫したマウスのリンパ球を例えばポリ
エチレングリコールの存在下にマウスミエローマ細胞と融合させる。上記文献の
記載はすべて本明細書に含まれるものとする8次に生存ハイブリッドを選択クロ
ーニングによってスクリーニングし抗5AP−6抗体を産生する細胞だけを得る
。この細胞を免疫吸収によって夾雑ミエローマ抗体から分離すると、例えば組織
サンプル中の5AP−6の検出のためのイムノアッセイ方法で使用できる0例え
ばかかる抗体は、5AP−6を含有する混合物から5AP−6に結合するか又は
5AP−6を沈殿させることができ、5AP−6の沈降速度を促進し、ゲル濾過
における5AP−6の溶出特性を変化させ、サンプルから5AP−6を同定又は
定量し得る。
免疫学的方法による5AP−6の検出及び定量は診断的に重要である。正常状態
ではSAP−8が人体のある種の組織例えば肺組織、肺洗浄及び羊水中で産生さ
れるので5AP−6の検出が可能である。 5AP−6関連疾患ではこのタンパ
ク質が血清、肺のごとき組織及びその他の体液中に出現しないが又は変化した濃
度で出現する。これらのタンパク質の検出又は検出欠如を利用して、疾患の診断
決定又は疾患の進行の追跡及び疾患の治療の細心な管理を行なうことが可能であ
る。 5AP−6は、抗5AP−6抗体を使用するイムノプロット分析によって
妊娠終期のヒト羊水から検出された。
本発明の要旨及び本質的特徴を逸脱することなく、本明細書に記載の方法以外の
特定方法で本発明を実施することは勿論可能である。従って記載の具体例はすべ
て例示的なものであり限定的なものでないこと及び請求の範囲の要旨及び範囲と
均等の変更はすべて本発明に包含されることを理解されたい。
国際調査報告
1+IIen内−1電1naal^aohcn+n*xap(:==!7/”J
586702258I酎囮Iゆ一^帥−1+−IIm、 pcT/ワC’161
0225BPCT/l、ls8610225B
Claims (32)
- 1.脂質の界面活性剤様活性を増大し、ドデシル硫酸ナトリウム含有ポリアクリ ルアミドゲル中で測定した単純分子量が約6,000ダルトンであり、ブロテア ーゼ酵素,エンドグリコシダーゼF,及びコラゲナーゼに対して実質的に耐性で ある、単離され実質的に純粋な疎水性界面活性剤結合蛋白質(SAP−6)。
- 2.動物組織から得られることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の単離S AP−6。
- 3.その疎水性多量体を更に含有することを特徴とする、請求の範囲第1項に記 載の単離SAP−6。
- 4.前記多量体が、ドデシル硫酸ナトリウム含有ポリアクリルアミドゲル中で測 定した分子量が約14,000ダルトン,約20,000ダルトン及び約26, 000ダルトンを有する疎水性多量体及びそれらの混合物から成る群から選択さ れることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の単離SAP−6。
- 5.動物組織から抽出されることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の単離 SAP−6。
- 6.脂質の界面活性剤様活性を増大し、ドデシル硫酸ナトリウム含有ポリアクリ ルアミドゲル中で測定した単純分子量が約6,000ダルトンであり、NH2− 末端アミノ酸残基配列が、【配列があります】 及び 【配列があります】 から成る群から選択される、単離され実質的に純粋なヒトSAP−6。
- 7.脂質の界面活性剤様活性を増大し、ドデシル硫酸ナトリウム含有ポリアクリ ルアミドゲル中で測定した単純分子量が約6,000ダルトンであり、NH2− 末端アミノ酸残基配列が、【配列があります】 及び 【配列があります】 から成る群から選択される、単離され実質的に純粋なイヌSAP−6。
- 8.脂質の界面活性剤様活性を増大し、ドデシル硫酸ナトリウム含有ポリアクリ ルアミドゲル中で測定した単純分子量が約6,000ダルトンであり、NH2− 末端アミノ酸残基配列が、【配列があります】 及び 【配列があります】 から成る群から選択される、単離され実質的に純粋なウシSAP−6。
- 9.下記のアミノ酸残基組成を有する、単離され実質的に純粋なSAP−6: タンパク質分子当りの アミノ酸残基 アミノ酸残塁概数 Cys 約3〜約6 Asx 約1〜約3 Thr 0〜約1 Ser 約1〜約6 Glx 約1〜約4 Pro 約4〜約6 Gly 約4〜約7 Ala 約2〜約7 Val 約7〜約25 Met 約1〜約2 Ile 約4〜約7 Leu 約10〜約16 Tyr 0〜約2 Phe 0〜約3 His 0〜約1 Lys 約2〜約3 Trp 0〜約2 Arg 約2〜約5。
- 10.下記のアミノ酸残基組成を有し、ヒト由来であることを特徴とする、請求 の範囲第9項に記載のSAP−6: タンパク質分子当りの アミノ酸残基 アミノ酸残塁概数 Cys 約5 Asx 約1 Thr 約1 Ser 約1 Glx 約4 Pro 約5 Gly 約4 Ala 約7 Val 約7 Met 約1 Ile 約6 Leu 約10 Tyr 約2 Phe 約1 His 約1 Lys 約2 Arg 約5。
- 11.下記のアミノ酸残基組成を有し、イヌ由来であることを特徴とする、請求 の範囲第9項に記載のSAP−6: タンパク質分子当りの アミノ酸残基 アミノ酸残塁概数 Cys 約2 Asx 約1 Thr 約1 Ser 約4 Glx 約1 Pro 約5 Gly 約5 Ala 約3 Val 約20 Met 約1〜約2 Ile 約6 Leu 約14 Tyr 約1 Phe 約2 Lys 約2 Arg 約2。
- 12.下記のアミノ酸残基組成を有し、ウシ由来であることを特徴とする、請求 の範囲第9項に記載のSAP−6: タンパク質分子当りの アミノ酸残基 アミノ酸残塁概数 Cys 約4 Asx 約3 Ser 約1 Glx 0〜約1 Pro 約5 Gly 約5 Ala 約3 Val 約24 Met 約2 Ile 約5 Leu 約14 Phe 0〜約1 Lys 約2 Arg 約2。
- 13.動物組織を粒子分画及び液体分画に分離し、及び、該液体分画から実質的 に純粋なSAP−6を抽出することから成る、動物組織から実質的に純粋なSA P−6を単離する方法。
- 14.前記分離段階が、動物組織を遠心分離にかけて細胞分画及び液体上澄を生 成し、液体上澄を遠心分離にかけてSAP−6を含有するペレット分画を生成し 、ペレット分画から有機溶媒によってSAP−6含有の液体分画を得ることから 成る、請求の範囲第13項に記載の方法。
- 15.前記抽出段階が、液体分画を濃縮してSAP−6含有物質を得、クロロホ ルム中で該物質を分散させて分散液を形成させ、該クロロホルム分散液をケイ酸 カラムにかけ、該ケイ酸カラムを、アルコール及びクロロホルムを含み、このア ルコール濃度が各段階的な増加に伴って連続的に0%から100%まで増加する 一連の選択溶媒で段階的増加にて溶出することから成る、請求の範囲第13項に 記載の方法。
- 16.前記抽出段階の後に、更に、実質的に純粋なSAP−6を脱脂して更にそ れから脂質を除去する段階を含むことを特徴とする、請求の範囲第13項に記載 の方法。
- 17.前記脱脂段階を透析によって実施することを特徴とする、請求の範囲第1 6項に記載の方法。
- 18.請求の範囲第13項に記載の方法にしたがって製造された実質的に純粋な SAP−6。
- 19.請求の範囲第16項に記載の方法にしたがって製造された実質的に純粋な SAP−6。
- 20.更に、実質的に純粋なSAP−6を透析によって脱脂して更にそれから脂 質を除去する段階を含む請求の範囲第13項に記載の方法にしたがって製造され た実質的に純粋なSAP−6。
- 21.実質的に純粋なSAP−6、脂質及び医薬上許容し得るキャリアから成る 、動物の肺胞に於ける正常肺表面張力を維持し又は軽減する医薬組成物であって 、前記SAP−6及び前記脂質が前記肺胞に於ける正常肺表面張力を雑持し又は 軽減するに有効な量で含有されている前記医薬組成物。
- 22.SAP−6多量体を更に含有する請求の範囲第21項に記載の医薬組成物 。
- 23.前記脂質が、合成脂質,天然リン脂質又はそれらの混合物である請求の範 囲第21項に記載の医薬組成物。
- 24.前記脂質が、リン脂質,中性脂質,コレステロール,コレステロールエス テル及びそれらの混合物,ホスファチジルコリン,二飽和ホスファチジルコリン ,ホスファチジルグリセロール,ジパルミトイルホスファチジルコリン,ホスフ ァチジルイノシトール並びにこれらの混合物から成る群から選択される請求の範 囲第21項に記載の医薬組成物。
- 25.脂質と混合された単離SAP−6を含有する、動物の肺界面活性物質に取 って代わる調製物。
- 26.更にSAP−6多量体を含有する請求の範囲第25項に記載の調製物。
- 27.前記脂質が、合成脂質,天然リン脂質又はそれらの混合物である請求の範 囲第25項に記載の調製物。
- 28.前記脂質が、リン脂質,中性脂質,コレステロール,コレステロールエス テル及ひそれらの混合物,ホスファチジルコリン,二飽和ホスファチジルコリン ,ホスファチジルグリセロール,ジパルミトイルホスファチジルコリン,ホスフ ァチジルイノシトール並びにこれらの混合物から成る群から選択される請求の範 囲第25項に記載の調製物。
- 29.動物に、正常肺表面張力を維持し又は軽減するに有効量の単離SAP−6 及び脂質を投与することから成る、動物に於ける肺胞硝子膜症又は肺界面活性物 質の不足に関連するその他の症候群の治療又は予防方法。
- 30.前記SAP−6及び脂質を液体又はエアゾールスプレーとして投与する請 求の範囲第29項に記載の方法。
- 31.前記投与段階が更にSAP−6多量体を含有する請求の範囲第29項に記 載の方法。
- 32.SAP−6で免疫感作した動物から血清イムノグロブリン成分として得ら れ、 a)SAP−6含有混合物からのSAP−6に結合するか、又はこれを沈降させ る得る能力; b)SAP−6の沈降速度を増大させ得る能力;c)SAP−6の溶出特性を変 え得る能力;d)試料からSAP−6を同定し又は定量し得る能力;の性質によ って特徴づけられる、免疫学的に活性で特異的な抗SAP−6抗体。
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