JPS63502885A - 過剰投与を防止して生理学的に活性の物質を自動投与する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 過剰投与を防止して生理学的に活性の 物質を自動投与する装置 本発明は、少なくとも一つの物質と前記物質を容器外に噴射するように適応した 噴射剤、好ましくは噴射ガスとを収納する容器と、前記物質を吐出するために前 記容器に接続されたノズルと、前記ノズルと前記容器との間に接続された弁とを 備えた過剰投与を防止して生理学的に活性の物質を自動投与するために好ましく は鼻または肺にスプレーする型式の装置に関する。

生理学的に活性の物質、例えば、薬品を単位時間あたり所定の量で自動投与して それにより危険な過剰投与を阻止可能であることが所望される多数の用途がある 。例えば、催眠剤を投与する場合には、もしも投与量が投与された後に、次の投 与量の投与前に一時間または二時間待たなければならないとすれば、その投与は 有利であろう、過剰投与を防止する一つの方法は、生理学的に活性の物質をある 機械的な作用形態で徐々に放出するマトリックスで該物質を適用することである 。この一つの例は、ニコチンを含有する最初の喫煙抑制製品である良（知らレタ ニコチンチュウインガムである。ニコチンは、口腔内に吸収される。また、ニコ チンは、チュウインガムにより放出されるにつれて比較的に徐々に吸収される。

タバコの喫煙者は、ニコチンを極めて迅速に吸収する。血中のニコチンの濃度は 、４　ｍｙのニコチンチュウインガムをかんでから２０〜３０分後のニコチンの 濃度よりも高い値に既に達している。このニコチン吸収率の差異にもかかわらず 、喫煙を止めようとする人々は、通常、このようなチュウインガムの助けにより 禁煙を達成することができる。しかしながら、すべての喫煙者がニコチンチュウ ィンガムを使用できるわけではなく、機会的なまたは社会的な局面からガムをか むことができないことがある。

なかんずく、胃腸系内で二次的な作用が起こることもある。

ニコチンをより迅速に吸収し、胃腸内の二次作用を防止しかつチュウインガムを かむことが困難な人の喫煙解毒処置を行う場合のニコチン治療を容易にする目的 のために、鼻内にニコチンを含有するビスコース溶液を投与することが試みられ た。これらの試みを行った結果、ニコチンがより迅速に吸収された。それ故に、 鼻を通じてのニコチンの吸収は、喫煙解毒処置の別の可能性であると思われる。

これについては、勿論、ニコチンが鼻にスプレーするかわりに投与されることは 、明らかであろう。

鼻にスプレーする方法を使用することにより、はるかに大きい領域にわたってニ コチンをさらに均一に分布することができ、それによりより迅速かつ安全なニコ チンの吸収を達成することができる。さらに一つの利点は、鼻内へのスプレーが ビスコースニコチン溶液よりもはるかに容易に適用可能であることである。しか しながら、鼻内へのスプレーはよりひんばんな時間間隔で反復投与することがは るかに容易であることと、ニコチン投与とニコチン吸収との間の時間間隔と相俟 って、これが病気の発作や目まいを容易に惹き起こして例えば自動車の中枢機構 を大幅に損傷することがありうるので、喫煙解毒処置を行う場合に、ニコチンを 含むビスコース溶液を鼻にスプレーする方法の使用に対する大きい障害になる。

また、この理由から、鼻へのスプレーは、好適でないと認定された。

本発明は、過剰投与を防止して鼻および肺にスプレーすることを目的とするもの である。

鼻または肺にスプレーするエアゾールパックは、その最も簡単な形態において、 開放可能な弁を有するガス容器を備えている。このガス容器は、噴射ガスと、投 与されるべき化学物質とを収容する。噴射ガスは、無害な不活性ガスまたは例え ば圧縮空気とすべきである。このガス容器内の化学物質は、固体または液体であ り、かつ溶液、エマルジョンまたは懸濁液とすることができる。このガス容器内 には、過剰の圧力が作用している。ガス容器の弁が開かれたときに、噴射ガスは 過剰の圧力により膨張せしめられ、そして生理学的に活性の物質を伴なって狭い 出口を通過し、出口にエアゾールが形成される。

エアゾールの噴射ガスは、液体または固体の粒子を吸収面に運ぶ。液体または固 体の粒子は、吸収面に付着する。

その後、これらの生理学的に活性の物質は、吸収面の細胞膜を通じて吸収され、 人体組織に作用する。エアゾールパックの出口または延長管は、吸収面または内 部に前記物質を吸収する腔部に向けられる。

本発明の目的は、序文に述べた装置において、弁に接続されかつ手操作により作 動させたときに前記弁を所定期間中開きかつ所定時間間隔内で所定回数投与を行 なった後に前記弁を同様な所定期間中再び開（ことを阻止するようになった電子 制御部材により達成される。

本発明においては、エアゾールパックのガス容器の弁の開閉は、多数のトランジ スタ機能を有するプログラム可能な電子チップを介して電気的に制御される。本 発明による簡単な実施例においては、エアゾールパックは、電池および電子開閉 接点により補助される。

慣用のスプレー投与は、正確な投与を行なうために、投与量噴射ガス容器が手動 で開放したときにノズル開口部と直接に接触せずそれにより機械的な装置により 分離された所定の投与量のみが投与される既知の技術を使用している。このスプ レー型式の装置は、本発明（二よる電子的に制御される弁により機械的に分離さ れた投与量とノズル開口部との間に設けることができる。この場合には、手動に より開放されかつ電子的に制御される開弁時間は、機械的に予め決定された投与 量を放出可能にするために十分に長く設定しなければならない。

別の型式のスプレーパックにおいては、投与量噴射ガス容器は、手動で開放した ときに、電子的に制御されて開く弁と直接に接触する。この場合には、投与量は 開弁時間により決定される。正確な投与は、ガス容器内のガス量が所定回数の噴 射ガスの放出により単位時間あたりの生理学的に活性の物質の放出量に影響を与 えない程度であるという状態の下で実施可能である。弁が開かれて使用者に生理 学的に活性の物質を正確に所定の投与量だけ供給する時間は、活性物質の型式、 ガス容器内の圧力状態および弁の機能に関する純粋に機械的な構造上の問題によ り左右される。特定の時間パラメータは、本発明の各々の適用時に決定しかつ電 子制御装置にプログラムすべきである。

電子プログラミングの寛容度により、開弁制御スケジュールを多数の異なる方法 で変更することが可能である。

もしも電子制御装置が簡単なマイクロプロセッサであれば、アルゴリズムに翻訳 することができる任意の制御スケジュールを使用することができる。

本発明は、制御スケジュールが上限を単位時間あたりの投与回数に関して設定し ておりかつ電子的な構造により使用者が制御スケジュールにアクセス不可能であ るという理由で高度に活性の物質を自動投与可能である点で特に有利である。

今日量も一般的に使用されているスプレーパックは、一方の端部に吐出管を設け た容器を備えている。この吐出管が容器内に押し込まれたときに、容器の中味の うちようなスプレーパックには、前述した態様で制御される弁を設けることがで きるが、本発明は、容器と吐出管との間の相対運動を利用することにより、付加 的な弁を設けないで適用することも可能である。したがって、容器に接続されか つ弁作動部材の所定回数の移動およびそれに相当する回数の投与量の供給後に機 械的なロックを弁作動部材または容器と交互にロック係合するように作動させて 所定の期間中の前記弁作動部材と前記容器との間の相対移動を阻止するようにな った電子制御部材を使用することができる。

本発明を一実施例を略図で例示した添付図面について以下にさらに詳細に説明す る。

第１図は慣用の設計の缶を備えたエアゾール装置を示した図、 第２図は別の設計の容器を有する装置を示しかつ機能構造を例示した図、 第３図は容器の時限回路の設計を例示した図である。

第１図は、市販されている型式のガス缶を示している。

このガス缶は、一方の端部に吐出管（１８）を備えた閉ざされた円筒形の容器を 備えている。吐出管（１８）は、容器の一方の端部内に所定の距離押し込みそれ により噴射ガスの作用により容器（１０）内の物質を所定の投与量供給すること ができる。したがって、吐出管（１８）は、また、弁作動部材として作用する。

容器（１０）は、下向きに開口したクーシンク（２０）内に収納されている。ケ ーシング（２ｏ）は、吐出管（１８）から離れる方向に向いた容器（１ｏ）の端 部がケーシング（２０）から突出する寸法に形成されている。

容器（１０）を収納するようになったケーシング（２ｏ）のスペースのまわりに は、以下にさらに詳細に記載する電子制御部材（１３）を収納する上側環状部材 ならびに電池（１５）を収納する下側環状部材が配置されている。容器（１０） は、これらの環状部材によって形成されたスば一ス内に好適に隙間嵌めされて移 動可能に配置されている。ケーシング（２０）は、その上側端部に容器（１０） の吐出管（１８）の上側端部を締り嵌めにより収納する穴を有しておりそれによ り容器（１０）はケーシング（２０）内に保持され、しかも同時に容器（１０） と吐出管（１８）との間の相対移動により移動可能である。吐出管（１８）を収 納する穴は、ノズル（１２）と連絡している。したがって、容器（１０）は、第 １図に示した位置からケーシング（２０）内に押し込むことができそれにより固 定吐出管（１８）が容器（１ｏ）内に押し込まれ、その結果、前記吐出管（１８ ）からノズル（１２）に投与量が供給される。

投与量を供給するための容器（１０）と吐出管（１８）との間の各々の相対移動 中、電子制御部材（１３）がこの相対移動を電気的にまたは機械的に検出し、そ して通常、１回または２回である所定回数の投与量が供給されたときに、電子部 材（１６）が磁石またはソレノイド（２１）を動作させてロックを形成するアン カー（２２）を押圧して容器（１ｏ）の環状凹部と係合させる。この作動状態は 、所定の期間中、維持される。その間、容器（１０）と吐出管（１８）との間に は、それ以上の相対移動は起こらず、すなわち、容器（１０）は押込み位置に保 持され、したがって、投与量は供給されない。回路（１６）を動作する動力は、 下側環状部材内の電池（１５）により供給される。

また、本発明は、容器に対して移動せしめられる弁作動部材を手動で作動させる ことにより投与量が供給されかつアンカー（２２）が容器または弁作動部材と係 合して弁作動部材と容器との間の相対移動を阻止してそれにより投与量の供給を 阻止するその他の型式のスプレーパックにも適用することができる。

かさらに精巧な実施例を第２図および第６図について以下説明する。

本発明によるエアゾール装置は、異なる物質を収納した１個またはそれ以上のガ ス容器（１０）を備えることができる。これは、異なる物質の組合わせをも投与 することができることを意味している。第２図は、異なる別々の化学物質を収納 するガス容器（１０）、（１０’）、（１０“）の包括的な装置の設計を示して いる。共通のノズルを形成する吐出管（１２）には、別々のガス容器（１０）、 （１０’）、（１０“）からの別々の物質が各々の容器の開いた弁（１１）、（ １１つおよび（１１“）からそれぞれ供給される。スイッチ（１７）により動作 させることができかつ制御チップ（１３）の型式である電子制御部材がすべての 動作を制御するようになっている。

高度の用途においては、制御チップ（１３）に、例えば、ＬＣＤ型式の表示窓（ １４）が接続されている。表示窓（１４）は、もしもエアゾールがロックされれ ば、最大の投与量に達して異なる状態、例えば、電池（１５）の低い電圧が作用 するので、所定の投与回数に関する情報を供給する。

第１図に示したより簡単な実施例もまたこのような表示窓（１４）を備えること ができる。エアゾール缶には、種々の型式のパラメータ、例えば、単位時間あた りの投与の頻度、弁開放時間、すなわち、投与量を供給してそれにより例えば別 々の患者に同一のエアゾール缶構造により別々の投与処方を与えるためのパネル （１６）を設けることができる。パラメータ供給用パネル（１６）は、一つのプ ログラミングを行なうことができそれにより使用者自身が設定を変更することを 阻止するように設計することができる。制御チップ（１３）としては、マイクロ コンピュータチップまたは顧客の注文により設計された構造を使用することがで きる。弁（１１）、（１１’）、（１１“）としては、電流消費が少ないンレノ イド型式の弁またはシリコンを備えた機械的な弁を使用することができる。弁（ １１）、（１１′χ（１１“）は、機械的な構造の可動部分を構成する小型の電 動機を備えることができる。第３図は、本発明によるエアゾール缶にガス容器（ １０）を設けることができる態様を例示している。この実施例は、この特定の用 途のためにプログラムされるマイクロコンピュータチップ（１６）を使用してい る。このエアゾール缶を魅力的に設計するために、マイクロコンピュータチップ （１３）および弁（１１）は、一体に構成され、かつ電池（１５）および情報シ ステム（１４））ｉ、容易に接近可能にするために、エアゾール缶の外周に装着 される。

適用例 ニコチンは、前述したように、本発明を適用することができる医薬的に活性な物 質の一例である。ニコチンは、有毒以下の（ＳＵＢＴＯＸＩＣ）投与量において も不快な二次作用、例えば、めまいや吐き気等の不快感を生ずる。本発明（＝よ るニコチンを含有する鼻内へのスプレーは、前述したように、スプレーを容易に 適用可能でありかつニコチンをより迅速に作用させる点で有利であろう。過剰投 与は、本発明による正しいプログラミングにより阻止される。

ニコチン溶液用のエアゾールパックは、延長したノズルまたはパイプを備えるよ うに設計されているので、その中味を鼻内に本質的に保持される粒径の微細な液 滴または微粒の形態で供給することができる。弁を押し下げる都度、２冨ｇのニ コチンの投与量を与えるようにタイミングスケジュールを設計することができる 。３０分あたりの最大の投与量は、例えば、２１１ｇまたは４　ｍｇに設定され る。最初の場合には、新しい投与量が３０分後のみに供給される。第二の場合に は、もしも二回の投与の間に３０分を経過していなければ、別の３０分後のみに 新しい投与量が投与されるように、タイミングスケジュールが完了する。これら のタイミングスケジュールは、マイクロコンピュータチップまたは顧客の注文に より設計されたチップに設定されることが好ましい。

しかしながら、本発明は、ニコチンの使用に限定されるものではなく、また種々 の生理学的に活性の物質（二連用することができる。例えば、インシューリン、 抗アレルギー性薬品、ホルモンおよびある痘苗な鼻内にスプレーすることにより 適用することができる。抗喘息薬を投与するために、肺内へのスプレーを行なう ことができる。

本発明を自動投与に不適当な経口投与薬を経口投与するためにも適用することが できる。この場合には、薬はエアゾールの形態で供給されないで、液体、例えば 、溶液、懸濁液またはエマルジョンの形態で供給され、かっ開弁はこの目的のた めに設計される。

本発明は、使用者にとっては、容易（二連用することができかつ生理学的に活性 の物質を迅速に吸収させることができるという点で有利である。過剰投与のリス クを実際に排除することができ、かつよく効く薬を自動投与することができる。

当業者は、以上の説明および請求の範囲に記載の本発明の範囲内で種々の変型、 変更を実施することができることは、明らかであろう。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．少なくとも一つの物質と前記物質を容器外に噴射するすうに適応した噴射剤 、好ましくは噴射ガスとを収納する容器（１０）と、前記物質を吐出するために 前記容器に接続されたノズル（１２）と、前記ノズルと前記容器との間に接続さ れた弁（１１）とを備えた過剰投与を防止して生理学的に活性の物質を自動投与 するために好ましくは鼻または肺にスプレーする型式の装置において、前記弁に 接続されかつ手作動するときに前記弁（１１）を所定期間中開きかつ所定の時間 間隔内で所定回数投与を行なった後に前記弁（１１）を同様左所定期間中再び開 くことを阻止するすうになつた電子制御部材（１３）を備えたことを特徴とする 装置。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の装置において、弁（１１）が開いているときに容 器（１０）が弁（１１）と直接に接触しかつ弁（１１）の開放時間を設定するこ とにすり所定の投与量を制御可能であることを特徴とする装置。
3. ３．少なくとも一つの物質と前記物質を容器外に噴射するように適応した噴射剤 、好ましくは噴射ガスとを収納する少なくとも１個の容器（１０）と、容器（１ ０）の吐出口（１８）と、作動部材を有する弁とを備え、前記作動部材は各々の 移動時に前記弁を作動して前記吐出口（１８）を通して所定投与量の前記物質を 供給するために前記容器（１０）に対して手動にすり移動可能である過剰投与を 防止して生理学的に活性の物質を自動投与するために好ましくは鼻または肺にス プレーする型式の装置において、前記容器（１０）に接続されかつ前記作動部材 の所定回数の移動おすびそれに相当する回数の投与後に機械的なロック（２２） を前記作動部材または前記容器（１０）と交互にロック係合するすうに作動させ て所定の期間中の前記作動部材と前記容器との間の相対移動を阻止するすうにな った電子制御部材（１３）を備えたことを特徴とする装置。
4. ４．請求の範囲第２項に記載の装置であって、前記容器（１０）が移動可能に装 着されたパイプの形態でありかつ弁作動部材を構成する容器吐出口（１８）と連 絡するノズル（１２）を有するケーシング（２０）内に移動可能に装着され、前 記容器の一方の端部が前記ケーシング（２０）から突出しかつ投与量を供給する ために前記ケーシング（２０）内のストッパーと係合する前記吐出口／弁作動部 材を移動するために前記ケーシング（２０）内に手動で挿入可能である装置にお いて、前記ロック（２２）が引込み位置と前記容器内の凹部と係合する位置との 間に磁気にすり移動可能であることを特徴とする装置。
5. ５．請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載の装置において、生 理学的に活性の物質がニコチンまたはその塩類であることを特徴とする装置。