JPS63502432A - アシル化シアナミド組成物 - Google Patents

アシル化シアナミド組成物

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JPS63502432A
JPS63502432A JP62501040A JP50104087A JPS63502432A JP S63502432 A JPS63502432 A JP S63502432A JP 62501040 A JP62501040 A JP 62501040A JP 50104087 A JP50104087 A JP 50104087A JP S63502432 A JPS63502432 A JP S63502432A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アシル化シアナミド組成物 光」LqjL員 この発明は部分的に、ベテランス・アトミニストレージョンからの援助によりな された。政府はこの発明に幾らかの権利を有する。
アルコール増感剤ジスルフィラム(disulfiram) (テトラエチルチ ウラムジスルフィド;アンタブス(Antabuse)@ )及びカルビミド( cart+tmide) (クエン酸化カルシウム力ルビミド:テンボシル(T emposil)@ )は、アルデヒドデヒドロゲナーゼ(AIDI()による アセトアルデヒドの酢酸への酸化を阻害することにより、エタノールの存在下で 血中アセトアルデヒド濃度を上昇せしめ、これによりアルコール中毒者によるそ れ以上の飲酒を思いとどまらせる生理的効果を生じさせる。
経口投与に続くカルシウム力ルビミドの吸収は非常に迅速であり、悪心、頭痛、 及び嘔吐を生じさせる。吸収速度を低下せしめる試みにおいて、カルシウムカル ビミドは徐放錠剤として製剤化され、そしてアンモニアへのその分解を防止する ためにクエン酸化形(2部のクエン酸に対して1部の薬剤)で調製される。胃液 中で、カルシウムカルビミドはカルビミド(シアナミド、H!NCN)に加水分 解され、これは迅速に門脈循環に吸収される。動物実験からのデーターが示すと ころによれば、この薬剤は迅速に吸収され、代謝されそして除去され、そしてカ ルシウム力ルビミドーエタノール反応(CE R)の急速な開始及び短い持続時 間の観点から、吸収、代謝及び除去はヒトにおいても急速であると考えられる。
シアナミド自体はAIDHを阻害しないが、しかしカタラーゼにより、未だ同定 されていない活性代謝産物に酵素的に活性化されるに違いない。
ジスルフィラムはアルコール中毒の治療に広く使用され続けているが、しかしな がらその反復使用は毒性を誘導するかもしれないという懸念が存在する。カルシ ウム力ルビミドの使用は米国では認められていない。カナダ及び他の国において は、カルシウムカルビミドは、約24時間続くその短い活性持続のため、広く使 用されていない。これは、尿中に容易に排泄されるアセチル化誘導体すなわちア セチルシアナミド(A C)への生体内における容易な転換のためである。投与 されたシアナミドの少な(とも94%がラットによりこの経路を介して6時間以 内に除去される。シアナミドと同様に、ACはインビトロにおいてAID)I阻 害活性に欠ける。
従って、経口投与後長時間にわたってエタノールの存在下で血中アセトアルデヒ ドレベルを実質的に上昇せしめることができるアルコール感受性化及び抑止剤の 必要性が常に存在する。
土ヨ庄Jとl−叉 この発明は一般構造RCONHCNの一連のシアナミド誘導体に向けられ、この ものはシア・ナミドのアミノ窒素原子を親脂性アシル基及びN−置換−(α−ア ミノアシル)基で置換することにより調製される。生体内において、これらのア シル基の酵素的開裂(RCO)はシアナミドの緩慢な放出をもたらす。すなわち 、この発明の好ましい化合物は、(a)エタノールの供給後の血中アセトアルデ ヒドレベルの上昇、及び/又は(b)作用の持続性に関して、シアナミド又はそ の塩に優る。従って、この発明はまた、この発明の化合物のいずれかの有効量を 投与することによりエタノール摂取後のヒトの血中アセトアルデヒドレベルを上 昇せしめることを含んで成るエタノールの摂取抑止方法に向けられる。
この発明のアルコール感受性化組成物は次の式(I)〔式中、RはC,−C,。
(アルキル)、アリール、又はシクロアルキルであり;好ましくはC+Z〜C2 □アルキル又はcs−c+zシクロアルキルであり;このアルキルは0〜3個の 二重結合を含有する〕 で表わされる化合物を含む。従って、RCOアシル基は好ましくは飽和又は不飽 和の脂肪酸、例えばアルカン酸、アルケン酸、ジエン酸又はトリエン酸に由来す る。この様な酸にはラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、リル ン酸、ステアリン酸、エレアステアリン酸、バルミチン酸、パルミトレイン酸、 ペトロセレン酸、バセニン酸、エルシン酸等が含まれる。他の好ましいR基には プロピル、ブチル及び分枝アルキル基、例えばt−ブチル(ピバリン酸から)又 は1〜4個の環を有するシクロアルキル基、例えばシクロヘキシル、シクロプロ ピルメチル、ノルボルニル、シクロペンチル、アダマンチル等が含まれる。好ま しいアリール基はフェニル、ベンジル、ベンジルオキシ、トリル、及びヘテロア リール基を包含する種々に置換されたアリール基を包含する。
式(1)の化合物のR基はまた式(R1)N)IcH(R,)により表わされ、 ここでR,はH1ベンジル、又はC,−C,アルキル基であり、そしてR2はベ ンゾイル、(N−カルボベンジルオキシ)又は(L−ピログルタミル)である。
従って、式(1)の化合物のRCO成分は(N−保護)−α−アミノ酸又はN− ((N−保護)−(α−アミノ)アシル〕−α−アミノ酸から誘導され得る。好 ましくは、Rはベンジル又はi−ブチルである。このタイプの好ましいRCO基 はヒラプリルCC6H3CONHCH2CO) 、N−ベンゾイル−し−ロイシ ル、(N−カルボベンジルオキシ)グリシル−し−ロイシル、(L−ピログルタ ミル)−L−ロイシル及び(L−ピログルタミル)−L−フェニルアラニルを包 含する。RCOはまた成分N−カルボベンジルオキシ−し−ピログルタミルであ ることができる。
この発明の特に好ましいアシル化シアナミドは、血中アセトアルデヒドレベルを アルコール抑止レベルに上昇せしめるそれらの能力、及び/又は長期間にわたっ て血中アセトアルデヒドレベルを上昇せしめるその能力のため、n−ブチリルシ アナミド、バルミトイルシアナミド(R=C,+s ”−アルキル)、ステアロ イルシアナミド(R=C+t n−アルキル)、N−ベンゾイル−し−ロイシル −シアナミド、ヒラプリルシアナミド、N−カルボベンジルオキシ−グリシル− L−ロイシルシアナミド及びL−ピログルタミル−し−フェニルアラニル−シア ナミド、並びにこれらの医薬として許容される塩を含む。
この発明はまた、ヒトによるエタノールの摂取及び乱用を思いとどまらせる方法 に向けられ、この方法はこの発明の化合物のいずれかの有効量を投与することに よりエタノールの摂取後のヒトの血中アセトアルデヒドレベルを上昇せしめるこ とを含んで成る。この方法において使用することができる他の化合物はアセチル シアナミド及びプロピオニルシアナミドである。従って、この発明はまた、効果 的な非毒性投与形で投与するための医薬として許容されるキャリヤーと共に、こ れらのアシル化シアナミドの医薬として許容される塩をも含む。医薬として許容 されるアミド塩は金属塩、例えばアルカリ及びアルカリ土類金属塩、例えばナト リウム、カリウム、リチウム等を包含することができる。
これらの生理的に許容される塩は当業界において既知の方法により調製される。
金属塩は、調節された量の金属水酸化物を遊離シアナミドと反応せしめることに より製造することができる。この方法により製造され得る金属塩の例はLi 。
Na 、に、Ca 、Mg 、Zn 、Mn及びBaを含有する塩である。難溶 性金属塩は、適当な金属化合物の添加により一層可溶性の塩の溶液から沈澱せし めることができる。すなわち、例えばZn、Mg及びMn塩は対応するナトリウ ム塩から製造することができる。所与の金属塩の金属イオンは、適当な陽イオン 交換体により、水素イオン、他の金属イオン、アンモニウムイオン、グアニジニ ウムイオン、並びに1又は複数の有機基により置換されたアンモニウム及びグア ニジニウムイオンにより交換することができる。
用1j11幻TW肌 第上二土■は、ラットにおけるエタノール投与後の血中アセトアルデヒド(Ac H)の上昇についての、この発明の組成物の幾つかの有効性をグラフにより示す 。
第1皿は、72時間にわたるラットにおけるエタノール投与(0,5mn+ol / kg i、p、)後の血中AcHの上昇についての、この発明の4種類の組 成物の有効性のグラフ的表示である。
mは、72時間にわたるラットにおけるエタノール投与後の血中AcHの上昇に ついての、経口投与されたパルミトイルシアナミド及びN−ベンゾイル−し−口 イシル−シアナミドの有効性のグラフ的表示である。
図中に次の略号が存在する:CBZ=カルボベンジルオキシ;cty=グリシル ;及びpG1u=ピログルタミル。
光所勿用胤友星敗 一般式(I)〔式中、RはC3−C3゜(アルキル)、了り−ル(例えばフェニ ル)又はシクロアルキル基である〕のアシル化シアナミドは、アルカリ金属シア ナミド塩、例えばモノナトリウムシアナミド、を酸塩化物RCOCj!でアシル 化することにより容易に製造することができる。反応は約−5℃〜30℃にて、 不活性溶剤、例えばテトラヒドロフラン中で約10〜80時間にわたり行うこと ができる。反応混合物を水と酢酸エチルのごとき有機溶剤との間で分配した後、 生成物のナトリウム塩を含有する水相を稀鉱酸により酸性化し、クロロホルムの ごとき有機溶剤により抽出し、そして溶剤を除去して粗生成物を得る。生成物は 結晶化及び/又は薄層もしくはカラムクロマトグラフ法により精製することがで きる。この方法の変法を後記の例において示す。
所望の酸塩化物が商業的に入手できない場合、これは対応するカルボン酸から、 核酸をトリエチルアミンの存在下で塩化チオニルと又は(COC1) 、もしく はPCl5と反応せしめることにより製造することができる。Compendi um ofOrganicSynthetic Methods % 1.T、 Harrison等編、Wiley−1ntersciences出版、ニュー ヨーク(1971)、22−24頁を参照のこと。この開示を引用によりこの明 細書に組み入れる。
式(I)〔式中、RはR2C0NHCH(Rυ−であり、ここでR。
及びR2は前に定義した通りであるか、あるいはRCOは(N−カルボベンジル オキシ−し−ピログルタミル−)である〕のアシル化シアナミドは、対応する( N−保護)−α−(アミノ)酸から、又は対応するN−((N−保護)−(α− アミノ)アシル〕−α−アミノ酸(保護されたジペプチド)から、ジシクロへキ シルカルボジイミド(DCC)の存在下でのN−ヒドロキシサクシニミドとの反 応により遊離C00)lを対応する活性化されたN−ヒドロキシサクシニミドに 転換することにより、誘導することができる。活性化されたエステルはアルカリ 金属水酸化物の存在下でシアナミドと迅速に反応し、酸性化の後、弐RzCON HCH(R+)CONHCHの保護されたアシル化シアナミドをもたらす。N− 保護−α−アミノ酸はまた対応する活性化されたN−ヒドロキシサクシニミドエ ステルに転換することができ、そして第二のα−アミノ (ベンジル)エステル と反応して、水素化分解によるベンジルエステルの除去後、この発明において使 用されるジペプチド出発材料(R2C0NHCH(R1)Co!H)をもたらす ことができる。L、F、Pieser等%、 Reagents for Or ganic 5ynthesis、John Wiley and 5ons。
ニューヨーク(1967)、485及び487頁を参照のこと。この開示を引用 によりこの明細書に組み入れる。
他の活性化中間体、例えば、(N−メチル)モルホリンの存在下でのアミノ酸( RCO□H)とi −BuOCOCj!との反応により生成する混合無水物i  BuOCOCORを用いることができる。アミノ保護基は、塩基安定性の保護基 、例えばt−ブトキシカルボニル及びカルボベンジルオキシ基から選択される。
ピログルタミン酸はグルタミン酸の自己保護された環状アミドである。
臨床的実際においては、アシル化シアナミド又はその塩は、固体、半一固体もし くは液体稀釈剤又は摂取性カプセルと組み合わされた活性成分を含んで成る単位 投与形医薬の形態で経口投与されよう。単位投与量の化合物又はその塩はまた、 キャリヤー材料を伴わないで投与することもできる。医薬製剤の例として、錠剤 、カプセル、水溶液、懸濁液、リポゾーム、及び他の徐放性製剤を挙げることが できる。通常、活性物質は単位投与形の約0.05〜99%、又は0.1〜95 重量%、例えば経口投与が意図される製剤の約0.1〜50%を構成するであろ う。
ある患者へのアシル化シアナミドの投与量及び投与顔度は、該患者の心理的状態 及び身体的条件に関連する種々の変数に依存するであろう。これらの因子の評価 については、J、E。
Peachey、A Review of the C11nical Use  of Disulfiram及びCalcium Carbimide in  Alcoholism Treatment+J、C1inicalC11n icalPsychophar、 L368(1981) ; J、F、Br1 en等、Europ、J。
Cl1n、Pharmacol、 、 14.133(1978) ;及びPh ysiciens’ DestReference、Charles E、Ba ker、Jr、、Pub、、Medical EconomicsCo、、0r adell+NJ (34版) 、1980.591−592頁を参照のこと。
一般に、この発明の化合物の最初の単位投与量はカルシウムシアナミドの場合に 投与されるそれに近似し、例えば0.5〜1.5■/ kgでよいが、単位投与 量は24〜96時間再投与する必要がなく、これに対してカルシウムシアナミド の場合は約8〜12時間である。
次の詳細な例への言及によりこの発明をさらに記載しよう。
■、アシルヒシアナミドの入 肛 ナトリウムアセチルシアナミド(1)F、N、5hirota等、叶ug  Metab、Disp、、 12.337(1984) (このナトリウムシア ナミド(フル力・ケミカル社、Hauppauge、 N。
Y、)をアセチル化してナトリウムアセチルシアナミドを製造した。
U ベンゾイルシアナミド(2) 100mfのジエチルエーテル中塩化ベンゾイル(6,33g、0.045mo l)を100m1のエーテル中モノナトリウムシアナミド(5,76g、0.0 90mol)の懸濁液に4℃にて添加することによりベンゾイルシアナミドを製 造した。反応物を室温にて一夜攪拌し、そして形成される淡黄色固体を集め、そ して水に溶解した。pH1に溶液を酸性化した後、形成された沈澱を集め、そし て酢酸エチル(EtOAc) /石油エーテルから再結晶化しく30〜60℃) 、(2)を得た(収量5.89 g 、 89.7%)、融点140℃〜142 ℃(報告されている融点139°C〜140℃)。立JfL: C11H6FI 20についての計算値: C65,75; H4,11i N19.1B。測定 (直: C65,79; H4,35; N 19.04゜±1 ピバロイルシ ア ミド(3) 50−のテトラヒドロフラン(THF)中塩化ピバロイル(2,41g 、 2 .46m1.0.0200101)を、100tnlのTHFHFトナトリウム シアナミド、84 g、0.060mol)の懸濁液を、水浴温にて攪拌しなが ら滴加した。反応を25℃にて一夜進行せしめた。次に、反応混合物を酢酸エチ ル(2X50mj)で抽出した。水性層(pH10,5)を分離し、10%H( J水溶液によりpH1,5に酸性化し、そしてクロロホルム(3X50vi)で 抽出した。クロロホルム抽出液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濾液を 真空蒸発せしめることにより2.15g (収率85.2%)の粗生成物を得た 。これを酢酸エチル及び石油エーテル(沸点30℃〜60℃)から結晶化して1 .4gの白色結晶(3)を得た。融点112℃〜118℃。T L C: Rf  =0.56、酢酸エチル/石油エーテル/酢酸(AcOH)(50: 100 : 1) 、フェリシアニド噴霧剤によるオレンジ色により検出。I R(Nu jol。
clll−璽)3180(NH) 、 2240 (Cミ N) 、 1730  (C= O) 、 NMR(シラノールC,TMSからのδ) 1.26 ( s、(Ch)zc )。
公開 CbH+。N、0についての計算値: C57,12; H7,99、N 22.20.測定値: C56,98; H7,93; N 22.12゜肛  1−ア゛マン ンカルボニルシア ミド(1−ア マン イルシア ミド)(4 50−のTHF中1−アダマンクンカルボニルクロリド(1,99g 、 0. 010mol)を、100−のTI(F中ナトリウムシアナミド(1,92g  −0,030mol)の懸濁液に、水浴温度にて撹拌しながら滴加した。反応を 25℃にて15時間進行せしめた。
次に、反応混合物を酢酸エチル(100mZ)で抽出した。分離された水性部分 (pH10,5)を10%H(Jによりpn 1.5に酸性化し、そして酢酸エ チル(3X60mりで抽出した。酢酸エチル抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥 し、濾過し、そして溶液を真空蒸発乾燥した。得られる白色固体残渣を最少量の 蒸留水中ですりつぶし、濾過し、そして空気乾燥することにより1.74g ( 収率85.2%)の粗(4)を白色固体として得た。
これを酢酸エチル及び石油エーテルから再結晶化して0.55 g(収得物1) の白色結晶性粉末を得た。濾液をさらに−a縮した場合さらに結晶化が起こり0 .49g (収得物2)の追加の生成物が得られ、全収率50.9%となった。
融点168℃〜170 ’C0T L C: Rf =0.58、EtOAc/ 石油エーテル/AcOH(50:100: 1) 、UV吸収(弱い)及びフェ リジアミド噴霧剤により赤味オレンジ色により検出。I R(Nujol、al l−〇、 3210(NH)、2330(CミN) 、1710 (C= O) 。NMR(シラノールC,TMSからのδ) 1.62−2.2 (旦、脂肪族 C旦)。■CItHIbNtOについての計算値: C70,56、H7,90 ; N 13.71゜測定値C70,59: H8,04; N 13.66゜ 斑5. m−ブチ1ルシア ミド(5)50mlの新たに蒸留した乾燥THF中 n−ブチリルクロリド(3,2g 、 3.12m1.0.030mol)を、 100@Zの新たに蒸留した乾燥THFHFトナトリウムシアナミド、76g  、 0.090mol)の懸濁液を、水浴温にて滴加した。反応を室温にて24 時間進行せしめ、そして次に混合物を真空蒸発乾固した。得られる黄色固体残渣 を蒸留水(50+nj)に溶解し、そしてアルカリ性の溶液を10%HC6によ りpH6,sに調整した。次に、混合物を酢酸エチルで抽出した(2X50aO ,水性部分(pH7,8)を10%ICEによりpH1,5に酸性化し、そして 塩化メチレン(3X30mj)により抽出した。有機層を分離し、無水硫酸ナト リウム上で乾燥し、そして真空蒸発せしめて3.33g(収率99.0%)の粗 生成物を淡黄色液体として得た。粗(5)の部分(2,00g 、 0.017 8mol)をEtOAc/石油エーテル(1:’30)生乾燥シリカゲルカラム (22X2.5cm、230−400メツシユ、EM試薬)に適用し、そして同 じ溶剤で、1、5 psiでのフラッシュクロマトグラフィーにより溶出した。
合計32 x 20−の画分を集めた。目的化合物を含有する画分をプールし、 そして真空蒸発せしめることにより1.77g (合計収率87.6%)の純( 5)を透明な無色の液体として得た。この化合物は、長期間の後5℃にて放置し ても分解する。TLC:Rf=0.6、EtOAc/石油エーテル/AcOH( 50: 100 :1) 、UV吸収、及びフェリシアニド噴霧剤によるオレン ジ色による検出。I R(neat 、 cm−’) 3100 3250(N )I)、2860−2960 (アルキル)、2260 (CミN) 、172 5 (C= O) ; NMR(シラノールC,TMSからの6)8.2−8. 5(ブロード、朋) 、2.3−2.6 (t、C)lx C旦z C=O)  、1.5 1.9(sextet % CH3−C旦z −CI(i−) 、0 .8−1.1 (t、CH:1−CHz ) i CI MS (NHz :ポ ジティブ)m/z(相対強度”) 147 (12,6、(CM+ 1) +2 NH:l ) ) 、130 (100,0)((M+1) +NH3) 、1 05(5,2) ((M+1) +2 NH3−H2NCN ) ; CI − MS (Nt−Hi :ネガティブ)m/z(相対強度) 111(100,0 ) (M−1)、68(2,0) ((M−1> −CH5CH2C1h )  、4N16.7) ((M−1) −CHzCHzC)I=C= O)。
±五 バルミトイルシアナミド(6) 50−の新たに蒸留した乾燥THF中バルミトイルクロリド(5,5g 、 0 .020mol)の溶液を、150dの新たに蒸留した乾燥THFHFトナトリ ウムシアナミド、84 g 、 0.060mol)の懸°濁液に、水浴温度に て滴加し、た。添加の後、水浴を除去し、そして反応を25℃にて43時間進行 せしめた。形質される固体を濾取して8.48 gのワックス状固体残渣を得た 。残渣を微粉末に粉砕し、そして150−の蒸留水中氷浴温度にて攪拌した。生 ずる石けん状懸濁液(pH11)を10%HC4によりpH2に酸性化し、次に 濾過しそして空気乾燥して5.4g(収率96.3%)の粗(6)を白色固体と して得た。これを温THEに溶解し、そして混合物を濾過した。濾液を真空濃縮 して溶液がわずかに濁るようにした。この材料をTHF/石油エーテルから結晶 化して3.6g(収得物1)の白色粉末を得た。
濾液を濃縮し、そして同様にして結晶化して追加の0.6g(収得物2)の白色 粉末を得た(合計収率74.8%)。融点62℃〜65℃。T L C: Rf  =0.68、酢酸エチル/石油エーテル/氷酢酸(10:20: 1) 、I  R(Nujol 、、an−’) 3230(NH)、2250 (Ci=  N) 、1740 (C= O”)。NMR(シラノールC2TMSからのδ” ) 1.3−1.6 (±、−CHI−C旦、−cm0)、1−1.8(工、− (C旦z)1s ) 、0.8 1 (±、C旦s CHI )−分析Cr7H 2zNtOについての計算値: C72,81: H11,50; N9.90 ゜測定値: C72,69: H11,65、N 9.6B。
l ステアロイルシアナミド(7) 50mlの新たに蒸留した乾燥THFHF中入化ステアロイル、03 g 、  0.010mol)を、100−の新たに蒸留した乾燥THFHFトナトリウム シアニド、92g、0.030mol)の懸濁液に、激しく攪拌しながら滴加し た。反応を25℃にて63時間進行せしめた。形成された固体を濾過により集め 、そして固体のケーキを200 +nZの蒸留水に懸濁した。生ずる石けん状懸 濁液(pH10,5)を10%HC1によりpH1,5に酸性化し、濾過し、そ して空気乾燥して2.85g (収率92.4%)の粗(7)を得た。
これをTHFに溶解し、そして溶液を活性炭により脱色した。
溶液が濁るまで濾液を濃縮した。石油エーテルの添加が2.29g(収得物1) の白色ワックス状の(7)をもたらした。濾液を濃縮し、そして石油エーテル、 を添加して0.28g (収得物2)の追加の生成物を得、合計収率83.3% となった。融点74℃〜75℃。T L C: Rf =0.69、EtOAc /石油エーテル/AcOH(50: 100: 1) 、UV吸収(弱い)で検 出、フェリシアニド噴霧剤による呈色反応なし。I R(Nujol 、 cm −’)3210 (NH)、2250 (C=N) 、1735 (C= O) 。NMR(シラノールC,TMSからのδ)2.3−2.6C±、−CH2−C I2−C=O) 、1.0−1.8 (融合上、(CHz)+4) 、0.8  0.9(t、 CI3 CHz )。■C+、Hs&NgOについての計算値: C73,97; H11,76; N 9.09 、測定値: C73,88;  Hll、50 ;N9.09゜ 1N−カルボベンゾキシクロリド゛・ トリウム声(8)60−の蒸留水中シア ナミド(6,3g 、 0.15mol)の攪拌された溶液に、カルボベンゾキ シクロリド(8,5g 、 0.050mol)及び10%NaOH(40mf 、0.10mol)を、別個の漏斗を通して水浴温度にて滴加した。反応をこの 温度にて3時間進行せしめた。反応混合物(pH10,1)を酢酸エチル(2X 50mZ)及びジエチルエーテル(2X50mZ)により抽出し、そして水層を 10%H(JによりPH1,5に酸性化し、そしてジエチルエーテル(4X50 d)で抽出した。エーテル抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥しそして濾過した 。濾液を真空蒸発せしめて淡いピンク色の透明な液体を得た。この液体を水浴温 度にて50mのメタノールに溶解した。メタノール溶液(pH1,8)を5%メ タノール性NaORで滴定してpus、9にし、溶液を濾過し、そして濾液を乾 燥近くまで真空蒸発せしめ淡黄色液体を得た。時々振とうしながら、この液体に ジエチルエーテル(100W&)を加えた。ガラス棒でこすった後、白色固体の ケーキが生成した。集めた白色固体をジエチルエーテルで洗浄して5.17g  (収率52.2%)の純粋な(8)を白色粉末として得た。融点216℃〜21 7℃。T L C: Rf =0.56、CHtCl t/CH,OH(5:  1) 、UV吸収及びフェリシアニド噴霧剤によるオレンジ色により検出。I  R(Nujol Scm−’) 3100−3040 (C,Hs) 、215 0 (−N”’C=N −Na) 、1640 (−0zC−N)。NMR(シ ラノール0.0/D S SSD S Sからの6)、7.38 (土、C0旦 、)、5.03 (土、C4H6CHI −0) 。j」示CgH6NzOz− Naについての計算値: C54,55、H3,56;N14.14゜測定値:  C54,57; )(3,79; N 14.26゜アセトニトリル(100 d)を、N−カルボベンゾキシグリシン(4,18g 、 0.020mol)  、ジシクロへキシルカルボジイミド(4,13g、0.020n+ol)及び N−ヒドロキシサクシニミド(2,3g 、 0.020mol)を含む反応容 器に加え、100−のアセトニトリル中氷浴温度にて5時間攪拌した。反応混合 物を濾過して4.12gの白色結晶性ジシクロヘキシル尿素(D CU)を副生 成物として濾除した。濾液を真空蒸発せしめて半固形残渣を得、これをクロロホ ルム/白油エーテル(融点60℃〜70℃)から再結晶化して4.99g (収 率81.5%)の白色結晶性N−カシボベンゾキシグリシンN−ヒドロキシサク シニミドエステルを得た。融点111℃。I R(Nujol 、 cm−’)  3300(NH)、3020及び3060 (ChH5)、1820.178 0.1740及び1690 (C= O)。
光扼CraHraNzOhニツイ”’C(D計算値: C54,90; H4, 61; H9,15゜測定値: C54,15; H4,63; N 8.75 ゜u、N−カルポベンゾキシグ1シルシア ミド(9)50−のTHF及び10 %NaOH(4m/、0.4 g 、 0.010mol)中N−カルボベンゾ キシグリシンN−ヒドロキシサクシニミドエステル(1,53g 、 5.0  mol)の溶液を、100rnlの蒸留水中シアナミド(0,63g 、 0. 015mol)を収容する反応容器に、水浴温度にて攪拌しながら、別個のチャ ンネルを通して同時に滴加した。反応を室温にて一夜進行せしめた。反応混合物 (pt(9,5)を酢酸エチル(2X50m7)で抽出した。エーテルを無水硫 酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そして濾液を真空蒸発せしめることにより1. 0g(収率86%)の粗生成物を白色固体残渣として得た。これをTHF/石油 エーテル(沸点範囲=60℃〜70℃)から再結晶化して0.50g (収率4 3%)の白色結晶(9)を得た。融点198℃分解。IR(Nujol、 cm −’) 3300.3100(NH)、2250 (CN)、1725及び16 8゜(C=0)、 ■C++L INJiについ7(D分析値: C56,65 ;H4,75; N 18.02゜測定値: C56,77; H4,53;  N 17.95゜馬尿酸(3,58g 、 0.020mol) 、D CC( 4,13g 、 0.020mol)及びN−ヒドロキシサクシニミド(2,3 g 、 0.020mol)を100m1のアセトニトリル中で水浴温度にて2 時間撹拌した。
反応混合物を濾過して副生成物DCUを除去した。濾液(70a/)を、100 m1の蒸留水中ナトリウムシアナミド(3,84g、0.060mol)の溶液 に、水浴温度ニテ激しく攪拌しながら滴加した。反応を室温にて一夜進行せしめ た。反応混合物(pH11)を酢酸エチル(2X60m)で抽出し、そして分離 された水層を10%)I(t’にてpH1,5に酸性化した。生ずる固体懸濁液 を濾過して2.28g (収量56.1%)の白色結晶(10)を得た。これを THF/アセトニトリル/石油エーテルから再結晶化して0.78g (収得物 1)の白色結晶性生成物を得た。濾液を濃縮し0.9g(収得物2)の追加の結 晶を得た。融点7155℃で分解(160℃で褐色油状物になる)。TLC:R f =0.36、EtOAc/Ac0H(100: 1 ) 、U V吸収、及 びフェリジアミド噴霧剤によるオレンジ色により検出。I R(Nujol、e lll−’) 3400(NH)、3080 (C6H5)、2220 (C6 N) 、1710及び1620 (C= O) 、 NMR(シラ/ −ルC及 びDMSO(1: 1)、(工、C6旦s ) 、4.1 4.2 (d、 N HC1(2CO) −圀捉CIoHqNzOzについての計算値: C59,1 1; H4,46; N 20.68゜測定値: C59,26; H4,46 ; N 20.84 (収得物1)、及びC59,03: H4,20; N  20.80 (収得物2)。
±12. N−ベンゾイル−し−ロイシン塩化ベンゾイル(4,22g 、 0 .030mol)及びNa0H(12rn!。
0.030mol)を、150mZの蒸留水中り一ロイシン(3,94g 。
0.030mol)の溶液に、水浴温度にて激しく攪拌しながら別々に添加した 。反応混合物が透明になるまで(30分間)反応をこの温度で進行せしめ、次に これを酢酸エチル(2X100mZ)で抽出した。水相を分離し、10%HC4 にてpH2に酸性化し、そして酢酸エチル(3x50mZ)で抽出した。酢酸エ チル抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過の後、濾液を真空蒸発せしめ て定量的量のN−ベンゾイル−し−ロイシンを半固形物として得、これを次の段 階のために直接使用D CC(2,41g、0.O117mol)及びN−ヒド ロキシサクシニミド(1,35g 、 0.0117mol)を、100+nl のアセトニトリル中N−ベンゾイルーし一ロイシン(2,75g 、 0.01 17mol)の溶液に、水浴温度にて添加した。この温度にて2時間反応を進行 せしめた。反応混合物を濾過してDCUを除去し、そして濾液を真空蒸発乾固し た。生ずる半固形残渣をTHFに再溶解し、そして混合物を濾過してすべての残 留DCUを除去した。濾液を真空蒸発せしめることにより粗N−ベンゾイル−し 一ロイシンN−ヒドロキシーサクシニミドエステルを泡状残渣として得た。I  R(neat、 cm−’) 3340(NH)、3060(C6H5)、1B 20゜1790、1740及び1650 (C=0) 、 NMR(シラ/ − ル0.。
TMSからの6> 7.3−7.9 (二、C6川、)、5.1−5.3(工、 −NH−C)l−C=O) 、2.8 (s、cycl、−C)lz CHz  )、1.6−2.2(m、CI−C旦2 ) 、0.9 1.1 (d、 (C H3)3CH)。
このものを 100−のTHFに溶解し、そして100mZの蒸留水中ナトリウ ムシアニド(1,50g、0.0234mol)の溶液に、氷浴温度にて滴加し た。反応を室温にて24時間進行せしめた。
次に、反応混合物を、その最初の容量の半分に真空濃縮し、そして濾過した。濾 液(pH9>を酢酸エチル(2X50mj)で抽出した。水性層を分離し、10 %H(JによりpH1,5に酸性化し、そして塩化メチレン(3X50+nf) により抽出した。
塩化メチレン抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濾過した。濾液を真 空蒸発せしめることにより2.80g (収率92.4%)の粗生成物をベトベ トした白色固体として得た。これをジエチルエーテルと共にすりつぶし、そして 集めて1.30g(収率42.9%)の白色粉末(11)を得た。融点136℃ 〜137℃。(α) El”+ O,”to (c = 0.1 ) 、CH: l0H)。TLC:Rf =0.93、EtOAc/石油エーテル、/THF/ CH2(J2 /AcOH(50: 50 : 10 : 50 : 4 )  、及び0.24、EtOAc/石油エーテル/AcOH(50: 100 :  1 ) 、U V吸収及びフェニシアニド噴霧剤によるオレンジ色により検出。
I R(Nujol、cm −’ )3300.3100 (NH)、2230  (C==N) 、1750及び1630(C=O)。
NMR(シラノール−〇MSO1TMSからのδ)7.4−8.0(d、CbH s−) 、4.2−4.6 (m、 −NH−CH−C= 0) 、1.4−1 .9(m、COGHz ) 、 0.8 1.1 (d、(CHs)zcH−) 。分捉C+ 48I 7830□についての計算値: C64,85:H6,6 1;N 16.10゜測定値: C64,62; H6,73; N 15.9 3゜を、50−のTHF中D CC(3,09g 、 0.O15mol)及び N−ヒドロキシサクシニミド(1,73g 、 0.015mol)と、水浴温 度にて2.5時間反応せしめた。反応混合物を濾過し、そして明褐色の濾液(5 0af)を、30m1の蒸留水中ナトリウムシアナミド(2,88g 、 0. 045mol)の溶液に加えた。反応を室温にて24時間進行せしめた。反応混 合物をそのもとの容量の半分に濃縮しそして濾過した。濾液(pH9)を10% HCNによりpH2,5に酸性化し、そして塩化メチレン(4X50mf)で抽 出した。−緒にした塩化メチレン抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し 、そして濾液を真空蒸発せしめることにより4.86g (収率93.5%)の 粗(10)をドロドロした半固体残渣として得た。残渣を塩化メチレンに溶解し 、そして溶液を5%クエン酸で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム で乾燥し、そして活性炭で脱色した。濾過による木炭の除去の後、濾液を真空蒸 発せしめることにより4.10g(収率78.9%)の白色ガラス状の(10) を得た。融点50℃〜55℃。Cα) o” 34.0° (c=1.0、Me O)1) 、 TLC; Rf−0,54、CHzC1!z /MeO)l/A cOH(90: 10: 5) 、UV吸収及びフェリシアニド噴霧剤によるオ レンジ色により検出。IR(Nujol、 (J−’) 3300(N)1)、 3060(C,HS)、2260(C=N)、1650−1730 (C= O ”)。NMR(シラノールC,TMSからのδ) 7.35 (上、C6旦s− ) 、5.7 6.1(N且)、5.1(土、−OCHI) 、4.3 4.7  (工、−N)I一旦H−CO) 、3.8〜4.0(融合上、−NH−CHI −CO) 、1.4−1.8 (m、 −CH2−C旦=)、0.8〜1.0( 融合d、(C旦、)CH−)。■C+ t Hz□N404についての計算値:  C58,95;H6,40; N 16.17.測定値:C5890; H6 ,55; N 15.93゜■耳、 N −Cbz −L−ピログルタミン N −ヒドロキシサクD CC(2,27g 、 0.011mol)を、THF中 Cbz−L−ピログルタミン! (2,63g 、 0.010mol)及びN −ヒドロキシサクシニミド(1,15g 、 0.010mol)の溶液に添加 し、そしてこの混合物を室温にて15時間攪拌した。反応混合物を濾過し、そし て濾液を蒸発せしめることにより3.50g (収率97.1%)の粗生成物を 石油エーテルの添加により凝集する粘稠な液体として得た。沈澱をイソプロピル アルコールから結晶化して2.15g (収得物1)の白色結晶を得た。濾液を 濃縮しそして同様にして結晶化して0.71g (収得物2)を得、合計収率が 79.4%となった。融点132℃〜134℃(報告されている融点131℃〜 133℃)。TLC: Rf =0.77、EtOAc/ Ac0H(100:  1) 、UV吸収により検出。I R(Nujol、ell−リ3o50(C 6H5)、1820.1785及び1735(C=O)。NMR(シラノールC ,TMSからのδ) 7.3−7.6 (m、CJs−) 、5.3−5.4( d、−o−c旦z−) 、4.9−5.1 (t、0=C−CI−N) 、2. 9 (S、O= CHz−CH2−C=O) 、2.3−2.84MのTHF中 Cbz−L−ピログルタミン酸N−ヒドロキシサクシニミドエステル(1,8g 、5.0 mmol)を、3〇−の蒸留水中ナトリウムシアナミド(0,96g  、 0.015mol)の溶液に、水浴温度にて滴加した。反応をこの温度に て4時間進行せしめ、そして次に反応混合物を酢酸エチル(2x50af)で抽 出した。水相(pH11)を分離し、そして2N)IcIlによりpH2に酸性 化した。生ずる白色沈澱を濾取し、そして乾燥して0.66g (収率45.9 %)の(13)を白色粉末として得た。融点185℃〜186℃0170℃でわ ずかに黄化)。〔α) 、ts−31,56’ (c −1,0、CH2CN) 。TLC: Rf =0.5、CHzCI!z/MeO)1/AcOH(80:  20 : 5 ) 、U V吸収及びフェリシアニド噴霧剤による黄色の緩慢 な出現により検出。I R(Nujol。
Cff1−’) 、3160(NH)、3050(CJs)、2240(CミN ) 、1775及び1725(C=0)。NMR(アセトン−da 、TMSか らのδ)7.4(土、C6旦、)、5.3(土、−C旦2 0 )、4.8 5 .0(」1、 O=C−CH−N) 、2.2−3.0 (m、 0=C−CH ,−C旦、−CH)。■C+ 4HI 2N30aについての計算値: C58 ,53;H4,56: N 14.63゜測定値: C5B、33 、 )14 .73 ; N 14.63゜D CC(4,13g 、 0.020mol) 及びN−ヒドロキシサクシニミド(2,3g 、 0.020mol)を、50 −のTHF及び5afのジメチルホルムアミド(DMF)中L−ピログルタミン 酸(2,58g 、 0.020mol)の溶液に、水浴温度にて加えた。反応 を室温にて48時間進行せしめた。次に、反応混合物を濾過してDCUを除去し 、そして濾液を真空蒸発せしめた。生ずる白色固体残渣を40−のTHFに溶解 し、溶液を濾過し、そして濾液を真空蒸発せしめることにより5.61 gの半 固体残渣を得た。これを熱塩化メチレンから結晶化して2.35g (収得物1 )の白色結晶性L−ピログルタミン酸N−ヒドロキシサクシニミドエステルを得 た。濾液から1.11g (収得物2)が得られ、76.5%の合計収率となっ た。融点(収得物1)136℃〜137℃; (収得物2) 134℃〜135 ℃。TLCzRf千0.4、EtOAc/Ac0H(100: 1 ) 、N− クロロ噴霧剤による褐色の発色により検出。
u、L−ピログル ミル−し一ロイシンベンジルエスールし一ピログルタミン酸 し一ヒドロキシサクシニミドエステル(4,52g、0.020mol)を、6 0atfのTHF中り一ロイシンベンジルエステル(4,43g、0.020m ol)の溶液に室温にて添加し、そして反応を15時間進行せしめた。反応混合 物を真空蒸発せしめて淡黄色の液体を得た。この液体を塩化メチレン中に溶解せ しめ、そして10%のクエン酸(50af)で洗浄し、次に5%の炭酸水素ナト リウム(50af)で洗浄した。
塩化メチレン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発せしめて6.37g  (収率95.8%)の粗生成物を淡黄色の粘稠な液体として得た。熱塩化メチ レン及び石油エーテルからの結晶化により5.42g (収率81.53%)の 白色結晶性化合物を得た。融点127℃〜128℃。T L C: Rf =0 .58、EtOH/Ac0H(100: 1) 、UV吸収により検出。NMR (シラノ−)Lt C。
TMSからのδ) 7.34 <土、C4,)、5.4(土、−O−C旦2C6 H5) 、4.5 4.9 (工、−NO−C旦−C=0)、3.9−4.3( m、−NH−C旦−C=O) 、’2.0−2.7 (m、cycl、 −NH −C旦tC旦t CH) 、1.4 1.8 (工、−C旦t Cl)、0.7 −1.1(融合丈、−CI (C旦、)3)。■Cls H24N Z Osに ついての計算値: C65,04; H7,28; H8,43゜測定値: C 65,32;H7,51: Na、36゜ u、L−ピログルタミル−し−ロイシンL−ピログルタミル−し一ロイシンベン ジルエステル(6,65g 、 0.020mol)を100−のメタノール中 で木炭上9%パラジウムにより1時間水素化した。水素化混合物をセライトを通 して濾過し、そして濾液を真空蒸発せしめて4.78gの生成物を白色固体とし て得た。これをメタノール及びジエチルエーテルから結晶化して4.63g ( 収率95.6%)の白色結晶を得た。
融点152℃〜154℃(報告されている融点151℃〜152℃)。
〔α〕D23℃−19,35° (c=1.0、MeOH) 、 TLC: R f=0.57、CHC/ 3 /MeOH/Ac0)1 (80: 20 :  5 ) 、N−クロロ噴霧剤による褐色の発色により検出。NMR(メタノール −da、TMSからのδ) 4.3−4.6 (工、−NH−C旦−C=0)、 4.1−4.3(l、−NH−C旦−C=O) 、1.9−2.6 (工、cy cl、 O=C−CH2−C旦z−CI) 、1.5 1.8 (m、−CH2 −CI) 、0.7−1.1 (工、−C)I (C且、)3)。バC++)I taNJ4についての計算値 C54,53; H7,49i N 11.56 ゜測定値:C54,55; H7,39; N 11.58゜、u、L−ピログ ルタミル−し−ロイシルシアナミド(14)L−ピログルクミル−し−ロイシン (1,21g 、 5.0 mmol)を150−のTHF中でDCC(1,0 3g、5.0 mmol )及びN−ヒドロキシサクシニミド(0,58g、5 .0+nmol)と共に、まず水浴温度において、次に室温において攪拌した。
反応混合物を濾過し、そして溶剤を真空除去して乾固した。残渣をTHF中に再 溶解し、そして濾過した。濾液(70ml)を、70−の蒸留水中ナトリウムシ アナミド(0,64g 、 0.010mol)の溶液に水浴温度にて滴加した 。反応を、この温度にて4時間進行せしめた。反応混合物を25℃にてその最初 の容量の半分に濃縮し、そして濾過した。濾液(pH7,5>を10%)lc4 によりpH7に中和し、そして蒸留水と共に充填したAGIX2陰イオン交換樹 脂カラム(15%2cm、100 200メツシユ、アセテート形)に適用した 。TLCプレート上にスポットすることにより(フェリシアニド噴霧剤により紫 色)シアナミドがもはや検出されなくなるまでカラムを水(380+nj)で洗 浄し、次に貯槽中の0.15NHCffと混合フラスコ中の水の等容量<101 00O: 1000a/)からなる直線p)!グラジェントにより溶出した。合 計45X20+nZの画分を集めた。所望の生成物を含有する両分(TLCプレ ート上にスポットしそしてフェリシアニド試薬を噴霧した場合オレンジ色)をプ ールし、そしてEtOAc/THF (5: 1)(2X 30m1)及びEt OAc (4X30mZ)により抽出した。有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上 で乾燥し、そして真空蒸発乾燥した。生ずる固体を集めて1.29g (収率9 6.9%)の粗生成物を白色粉末として得た。生成物(140■)の部分をメタ ノールに溶解し、そして4枚の分取用TLCプレート(ブレードソルベント、ア ナルテック、1000 p厚)に適用し、次にCHC(13/MeOH) Ac OH(80: 20 :5)により溶出した。目的生成物に相当するバンドを取 り出し、EtOAc/純EtOH(2: 1)により抽出し、そして次に濾過し た。濾液を真空蒸発乾固し、残渣をジエチルエーテルと共にすりつぶし、そして 生成物を集め、真空乾燥して79Q!(合計収率54.7%)のわずかに灰色が かった粉末を得た。融点7175℃で分解(徐々に黄化し、次に205℃で暗褐 色残渣となる)。(α) 、” 29.93° (c=1.0、MeOH) 、  TLC:Rf =0.36、CHCj!s /MeOH/AcOH(80:2 0: 5) 、UV吸収、フェリシアニド噴霧剤によるオレンジ色、及びN−C j’噴霧剤による褐色により検出。I R(Nujol 、 cn+−’) 3 300(NH)、2170 (CミN) 、1670−1690 (C= 0  ”) 。NMR(メタノール−d、 、TMSからのδ)4.1−4.6(工、 −NH−C旦−C=O) 、2.1−2.6 (m、 cycl、−C旦2−  c旦2−)1.4−1.8(m、−CI(z−CI)、0.8−1.1(m、− CH(C旦、) 、)。
N−メチルモルホリン(2,02g 、 0.020mol)及びイソブチルク ロロホルメート(2,73g 、 0.020mol)を、100−のTHF/ DMF (6: 1)中L−ピログルタミン酸(2,58g 。
0 、020mo l )の溶液に一15℃にて添加した。2分間のカップリン ク期間の後、L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩(4,31g、0.0 20mol) (Q濁液)及びN−メチルモルホリン(2,02g、0.020 mol)を反応混合物に添加した。この温度において30分間、そして次に室温 にてさらに1時間反応を進行せしめた。次に、反応混合物を濾過して微粒子を除 去し、そして濾液をほとんど乾燥まで真空蒸発せしめた。生ずる黄色液体を10 0 +n/の酢酸エチルに溶解し、そして酢酸エチル溶液を塩化ナトリウムで飽 和された5%クエン酸(50mZ)、及びNaCj!で飽和された5%炭酸水素 ナトリウムで洗浄した。
分離された有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空蒸発せしめで定量 的量の淡黄色液体を得、これを直接次の(100: 1) 、UV吸収により検 出。I R(neat、 aa−’) 3300(NH)、3020−3060  (C6H,)、2860−2960 (アルキル”) 、1650−1750 (C=O)。NMR(シラノールCSTMSからの6)7.25 (融点上、C 6旦S)、5.5−5.7及び6.6−6.8(ブロード、N旦”) 、4.6 −5.1 (±、−NH−CI−C= O) 、3.0−3.2(l、−C用z  C6H3) 、1.6 2.5 (二、cycl、 O=C旦250mZのメ タノール中上−ピログルタミル−し一フェニルアラニンメチルエステル(1,2 7g 、 4.4 mmol)を10%Na0H(1,98mZ、0.193g のNaOH,4,8mmol)と共に室温にて1時間攪拌した。反応混合物を真 空蒸発乾固し、次に残渣を蒸留水に溶解し、そして混合物を酢酸エチルで抽出し た(100aff)。
水性Ji (pH10,5)を分離し、10%HCl1により、pH2に酸性化 し、次に塩化ナトリウムで飽和し、そして酢酸エチル(6X50mj)で抽出し た。プールされた酢酸エチル抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そ して濾液を真空蒸発せしめて白色泡状固体残渣を得た。このものを無水ジエチル エーテルと共にすりつぶし、集め、そして真空乾燥して1.04g(収率86. 0%)の白色粉末を得る。これは次の段階のために直接使用することができる。
融点128℃〜130℃。〔α〕D23十13.51 (c−1,0、MeOH ) 、 TLC: Rf =0.66、 CHC#3/l’1eOH/AcOH (80: 20 : 5 ) 、U V吸収及びN−C/!噴霧試薬による褐色 により検出。NMR(メタノールーーチ、TMSからの6) 7.22 (上、 C6旦、−) 、4.6−4.8 (ニーNH−C旦−C=0) 、4.0−4 .2 (l、−NH−C)I−C= O)、2.8−3.2(m、−C旦z−C I、Is) 、1.7−2.5 (m、、cycl。
0=C−C旦z C)It CH) 。
L−ピログルタミル−し−フェニルアラニン(4,10g 。
0.0148mol)を60−のTHF中D CC(3,37g 、 0.01 63mol)及びN−ヒドロキシサクシニミド(1,88g 、 0.0163 mol)と水浴温度にて3時間反応せしめ、そして次に室温にて一夜反応せしめ た。反応混合物を濾過し、そして濾液を、60afの蒸留水中ナトリウムシアナ ミド(1,90g 、 0.0297mol) (7)溶液に、水浴温度にて滴 加した。この温度にて6時間反応を進行させた。次に、反応混合物(pH8)を 10%HCfによりpH7に中和し、塩化ナトリウムで飽和し、そして酢酸エチ ルで抽出した(2X50m)、水性部分(pH6,2)を10%11(J!ニよ りpH1,5に酸性化し、そしてEtOAc/THF (3: 1) (100 mZ)及び酢酸エチル(2X50mf)により抽出した。−緒にした有機抽出液 を無水g酸ナトリウムで乾燥し、そして真空蒸発せしめることにより4.20g  (収率94.5%)の粗生成物を灰色を帯びた固体残渣として得た。これを純 EtOH/ジエチルエーテルから結晶化して1.36g (収得物1)の(15 )を得た。濾液を濃縮し、そして同様にして結晶化して9.53g (収得物2 )を得、合計収率を42.5%とした。融点163−165℃、〔α〕D23+ 7.81° (cm1.0、MeOH) 。TLC: Rf =0.29、CH Cl s/MeOH/AcOH(80: 20 : 5 ) 、U V吸収及び フェニシアニド噴霧剤によるオレンジ色により検出。I R(Nujol %  cm−’)3350 (NH)、3020 (C6H5)、2160 (C=  N) 、1650−1690 (C=0)。NMR(メタノール−d4 、TM Sからのδ) 7.22(土、 C6H3)、4.5−4.7(l、−NH−C H−C= O”)、4.0−4.2(工、−NH−岨−C=O) 、2.8−3 .2 (工、−C用2分捉C+sH+bN403についての計算値: C59, 99; H5,37、N18.66゜計算値: C59,61、N5.61 ; N 1B、40゜■、アシルヒシアナミド類のインビボ=・化合物(1)〜(1 1)をラットにおいて第1表に要約する方法を用いて、エタノール投与後の血中 アセトアルデヒド(AcH) レベルを上昇せしめそして維持するそれらの能力 について評価した。
1、薬剤投与量: 1. Ommol/ kg (ip)2、動物二体重185 〜225gのSprague −Dawley血統の雄性ラット(バイオラプス 社、セントポール、MN)を使用した。各薬剤投与区につき4匹の動物を使用し た。
3、タイミング:動物を午前7:00時又は8:00時から絶食させた。ラット の1グループに、午後5=00時(0時間)にプロドラッグを投与しそして午前 8二〇〇時(15時間目)にエタノール(2g/kg、 ip)を投与し、そし て午前9:00時(16時間目)に動物を殺した。ラットの第2セツトには午前 6:30時(0時間)にプロドラッグを、そして午前8:30時(2時間目)に エタノールを与え、そして午前9=30時(3時間目)に動物を殺した。シアナ ミドで処置した動物(]、 Ommol/ kg)を陽性対象とした。血中Ac Hレベルを下記の様にして決定した。
B、経片刃迭 1、薬剤投与量: 0.5mmol/kg(ip) : 1. Ommol/k g(po)。
2、動物:体重176〜200gのSprogue −Dawley血統の雄性 ラット(バイオラプス社、セントポール、MN)を使用した。各薬剤投与区に2 匹の動物を使用した。
3、 タイミングニー夜絶食した動物に0時間においてプロドラッグを投与し、 1 、4.11,23,35.47及び72時間目にエタノール(2g / k g、 ip)を投与し、そして各エタノール投与の1時間後に動物を殺した。シ アナミドで処置された動物(1,0mmol/ kg)を陽性対象とした。
血中AcHレベルを、5hirota等、JoMed、Chem、、23.66 9(1980)により記載されているのと実質的に同様にして、処置された動物 及び対照動物においてエタノール(2g / kg、 ip)後1時間において 測定した。頭への急速な吹き付けによって動物を気絶させ、そして開胸心臓穿刺 によって迅速に血液を取り出した。アリコート(0,2mZ)を、1. Ont fの5mMナトリウムアジドを収容した20afの血清バイアルに入れ(エタノ ールからのAcHの人工的な発生を最少にするため)、そしてこのバイアルをす ぐにゴム栓によって封止し、ドライアイス上で凍結し、そして測定するまで一2 0℃にて凍結した。Nagasawa等、Life Sci、、20.187( 1977)によりすでに記載されているヘッド−スペース・ガスクロマトグラフ ィーによりAcHを2連測定し、そして既知濃度のAcHによる標準に基く標準 曲線を用いて定量した。この研究の結果を第1〜4図に要約する。
既知の強力なAIDHID側でありそして陽性対照であるシアナミドは、薬剤投 与後3時間で薬剤なしの対照に比べて血中AcHを150倍、そして16時間目 において対照に比べて25倍以上、上昇せしめた。シアナミドの主たる尿内代謝 産物の塩であるナトリウムアセチルシアナミド(1)は、予想通り、エタノール 由来血中AcHの上昇についてシアナミドに比べて非常に弱かったが、しかしな がらこの化合物はなお、3時間目において血中AcHを有意に上昇せしめた(対 照に対して25倍)。ベンゾイルシアナミド(2)は(1)と同様な活性を示し 、16時間目において(1)よりわずかに大きな血中AcHの上昇をもたらした (対照に対して10倍)。
炭素原子4個の脂肪族アシル基を有するn−ブチルシアナミド(3)は、短い活 性のAIDHID側であり、そしてシアナミドそれ自体より高活性であることが 見出された。この化合物は3時間目において対照に比べて170倍、血中AcH を上昇せしめたが、しかしながら16時間目においてはAcH血中レベルは対照 に対して約20倍に、急速に低下した。カルボニル基上に立体的にバルキーな置 換基を付加することによってアシルシアナミド結合の加水分解速度を遅くするた めに設計されたピバロイルシアナミド(4)及び1−アダマントイルシアナミド (5)は非常に高力価であるがしかし短かく作用することが見出された。
2種類の脂肪族脂肪アシルシアナミドであるバルミトイルシアナミド(6)及び ステアロイルシアナミド(7)は3時間目においてシアナミドとほとんど同じ活 性を示し、そして16時間目においてなお有意に高い血中AcHを示し、すなわ ち対照に対してそれぞれ100倍、及び50倍以上であった。
N−カルボベンゾキシシアナミド(8)によるラットの前処置及びこれに続くエ タノールによる処置は、3時間目において血中AcHレベルを対照に比べて12 0倍上昇せしめ、カルボベンゾキシ基が酵素的過程により効果的に開裂されてい なければならないことが示された。N−Cbz−グリシルシアナミド(9)もま た、3時間目において対照に比べて80倍以上血中^cHを上昇せしめたが、し かしながら、血中AcHは16時間目にほとんど対照値に低下した。N−Cbz −グリシル−し−ロイシル−シアナミド(12)は3時間目において(9)より 高力価であったが、しかし後者と同様16時間目には有意に上昇した血中AcH レベルを維持しなかった。
ヒラプリルシアナミド(10)はN−ベンゾイル−し−ロイシルシアナミド(1 1)に比べて活性が低かったが、これはおそら< (10)が(11)よりもロ イシンアミノペプチダーゼにとってよくない基質であるためである。これらの基 質は3時間目において血中AcHレベルを上昇せしめるのみならず、長く作用し 16時間目において有意なレベルの血中AcHが存在する。
N−Cbz−L−ピログルタミルシアナミド(13)及びL−ピログルタミルー し一ロイシルーシアナミド(14)は他のプロドラッグと同様には活性でない。
14と異り、L−ピログルタミル−し−フェニルアラニルシアナミド(15)は インビボにおいて非常に高活性のAIDHID側であることが見出され、上記の 結果に基き、化合物(6)、 (7)、 (10) 、及び(11)がさらにイ ンビボ研究するために選択された。血中AcHの上昇におけるそれらの有効性の 持続が上記の方法に従って72時間にわたって評価された。
第5図に示されるように、シアナミドによる血中AcHの上昇は2時間以内に最 高に達し、次にこのレベルは36時間目でほとんど対照値まで急速に下った。バ ルミトイルシアナミド(6)及びステアロイルシアナミド(7)がエタノールの 前に前投与された場合、血中AcHレベルは約5時間口にそれらの最高に達し、 そして徐々に低下したが、しかしく6)により惹起される血中AcHは48時間 目においてさえ有意に上昇した。ヒラプリルシアナミド(10)は12時間後上 昇した血中Ac、Hを維持することができなかった。これに対して、N−ベンゾ イル−L−ロイシルシアナミド(11)は2時間目においてシアナミドより少な く血中AcHレベルを上昇せしめたが、この化合物は72時間目においてなお上 昇した血中Ac)Iを維持し続けた。
(6)及び(11)が経口投与により投与された場合、両化合物は類似の血中A cH上昇曲線を与えた。すなわち、最高AcHレベルは2時間目に見られ、Ac Hレベルは12時間目の谷に急速に低下し、次に24時間目においてもう一度上 昇した(第6図)。次に、血中AcHは約36時間口において徐々に対照レベル に低下した。
こうして、広範囲の種類のアシル化シアナミド類似体が、エタノールの存在下で 哺乳類血中AcHレベルを実質的に上昇せしめるために有効であることが証明さ れた。この発明の多数の類似体が、シアナミドそれ自体によりもたらされるもの に比べて高い初期AcHレベルをもたらし、そして/又は上昇したAcHレベル をより長時間にわたって維持した。しかしながら、相対的に力価が低く又は短か く作用する化合物でも、それらがシアナミドそれ自体よりも一層特異的に作用し 、そして/又は適切に製剤化されるのであれば、アルコール抑止剤として臨床的 に有用であろう。゛ この発明は種々の特定の且つ好ましい態様及び技法に言及して記載された。しか しながら、この発明の本質及び範囲内に維持しながら多くの変形及び変更を行う ことができることgl l l −II N+ 41 シI ?l xl *I Sl 叫 の1 Φl 91=l 血中AcH(1M) 血中ACH(μM) 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 PCT/US 8710 O132 2発明の名称 アシル化シアナミド組成物 3 特許出願人 補正された請求の範囲 1〜7、変更なし。
8、次の式: (式中、Rは0〜3個の二重結合を含有する(Cal Cs。)アルキル、アリ ール、シクロアルキル、ベンジルオキシ、又は式(R2)NHCH(Rυ−の基 〔式中、R,はH1ベンジル又は(C3−C&)アルキル基であり;そしてR2 はベンゾイル、N−カルボベンジルオキシ又はL−ピログルタミルである〕であ る) で表わされる化合物、及びその医薬として許容される塩の、血中アセトアルデヒ ドレベルを上昇・維持するための医薬の・ 製造のための使用。
9、Rが01□−02□アルキル基である請求の範囲第1項に記載の化合物の使 用。
10、 RがC,、−n−アルキル、C,、−n−アルキル又はt−ブチルであ る請求の範囲第8項に記載の化合物の使用。
11、Rがベンジルオキシである請求の範囲第1項に記載の化合物の使用。
12、Rがシクロヘキシル、ノルボルニル、シクロペンチル又はアダマンチルで ある請求の範囲第1項に記載の化合物の使用。
13.1RCOがヒソプリル、N−ベンゾイル−し−ロイシル、(N−カルボベ ンジルオキシ)グリシル−し−ロイシル、(L−ピログルタミル)−L−ロイシ ル、(L−ピログルタミル)−L−フェニルアラニル、又はN−カルボベンジル オキシ−し−ピログルタミルである請求の範囲第1項に記載の化合物の使用。
14、Rがプロピルである請求の範囲第1項に記載の化合物の使用。
国際調査餌牛

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.次の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、Rは0〜3個の二重結合を含有する(C3−C30)アルキル、アリー ル、シクロアルキル、ベンジルオキシ、又は式(R2)NHCH(R1)一の基 〔式中、R1はH、ベンジル又は(C3−C6)アルキル基であり;そしてR2 はベンジル、N−カルボベンジルオキシ又はL−ピログルタミルである〕である } で表わされる化合物、及びその医薬として許容される塩を含んで成る組成物。
  2. 2.RがC12−C22アルキル基である請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. 3.RがC17−n−アルキル、C15−n−アルキル又はt−ブチルである請 求の範囲第2項に記載の組成物。
  4. 4.Rがベンジルオキシである請求の範囲第1項に記載の組成物。
  5. 5.Rがシクロヘキシル、ノルボルニル、シクロペンチル又はアダマンチルであ る請求の範囲第1項に記載の組成物。
  6. 6.基RCOがヒップリル、N−ベンゾイル−L−ロイシル、(N−カルボベン ジルオキシ)グリシル−L−ロイシル、(L−ピログルタミル)−L−ロイシル 、(L−ピログルタミル)−L−フェニルアラニル、又はN−カルボベンジルオ キシ−L−ピログルタミルである請求の範囲第1項に記載の組成物。
  7. 7.Rがプロピルである請求の範囲第1項に記載の組成物。
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