JPS63501868A - 角質溶解性および抗炎症活性を有する皮ふ用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 角質溶解性および抗炎症活性を有する皮ふ用組成物本発明は角質溶解性および抗 炎症活性を有する皮ふ用組成物に関する。

背景技術 近年益々、活性成分として植物抽出物を含有するいわゆる植物性皮ふ用組成物が 市場に出されている。

本発明の目的は皮ふ用組成物に使用するための植物由来の新規活性成分を見出す ことにあった。

植物リジウム　ハリミツオリラム（１，ｙｃｉｕｍ　ｈａｌｉｍｉｆｏｌｉｕｍ 　）はタコ（Ｌｙｅｉｕｍ　）属に属する。それは地中海の内湾が原産地で、ハ ンガリーにおいては野生している。種々のタコ種は多くの名前を有し、多くの場 合それは個々の種を見分けることは困難である。

最近の２０年において、主として１９７０年の初期から、リジウム　チ卑ンセ（ Ｌｙｃｉｕａ＋　ｃｈｉｎｅｎｓｅ）およびリジウムユーロピウム（Ｌｙｃｉｕ ｍ　ｅｕｒｏｐｅｕｍ　）が文献に挙げられている。参考文献の大部分がクコ種 の各種の成分に関係してい３１０−１．３５〜４０．１９７７年および３０８− ８、２４７〜２４９．１９６８年；　Ａｎｎａｌｅｓ　Ｉｎ５ｔ、Ｓｕｐ、ｄｉ の生理学的性質が論じられている。オサワおよびヌノカワはラビットの排卵につ いて、リジウム　チネンセの作物、シウム　チネンセの水性抽出液から蛋白質を 分離した、こクコアミンと命名された化合物が日本の研究者によってリジウム　 チネンセから分離された、これは著しい血圧降下活性を有する（　Ｔｅｔｒａｈ ｅｄｒｏｎ　Ｌｅｔｔｅｒｓ、１３５５−６．１９８０年）。また治療における リジウム　チ卑ンセの役割も発表者によって述べられており、従ってそれは血糖 濃度低下のため、および解熱処置のため東洋で使用されており、同様にストレス および潰瘍に対するその使用も記載され【いる。リジウム　ハリミツオリラムの 抽出物の使用による動物試験におけるラビリナの研究によれば、長時間持続性血 糖低下効果を達成できる（　Ｆａｒｍａｔｓｅｖｔ、Ｚｈ、、　１９−４．５２ 〜５８．１９６４年）。英国特許第１１５７７１７号および第１３００９６６号 によれば薬理学的に活性な蒸発残渣および液体溶出物が、例えばリジウム　チネ ンセの植物種の抽出物の真空蒸溜によって作ることができる。この特表昭６３− ５０１８６８　（２） 方法を実施するための装置が記載されているが、この明細書には薬理学的なデー タは何も含まれていない。英国特許第１１０６１３３号は、例えばリジウム　バ ルバラム（Ｌｙｃｉｕｍ　ｂａｒｂａｒｕｍ　）の植物組織からサポニンを回収 する方法に関する。かくして得られたサポニンは悪性および非悪性腫瘍およびト リコモナス感染を処置するのに好適である。

しかしながら、リジウム　ハリミツオリラムめ如きタコ種の角質溶解性および抗 炎症活性につい【は文献中に述べたものはない。更に前記活性を有する皮ふ用組 成物について文献中には何も述べられていない。

フオリウムの葉、総括（ｇｒｅｅｎ　５ｔａｌｋ　）および／または花°の抽出 により、稀釈剤および／またはビヒクルおよび所望によって香粧工業に使用され る他の既知の物質、例えば蜂ろうと混合したとき、ケラチン化した皮ふの局部処 置、例えばイボの摘除および炎症をおこした皮ふの鎮静に非常に好適である活性 成分溶液が得られた。

発明の詳細な開示 本発明は、通常のビヒクルおよび／または稀釈剤と共に、活性成分としてリジウ ム　ハリミツオリラムの葉、総括および／または花の抽出物を含有する角質溶解 性および抗炎症活性を有する皮ふ用組成物に関する。

水または水と水混和性有機溶媒の混合物、好ましくは水とエタノールの混合物を 用い、浸漬または沸とうさせることによって乾燥し、破砕した植物から抽出物を 作る。抽出物を濾過した後、活性成分の溶液を、直接にまたは凍結乾燥した後、 通常の香粧用ビヒク／Ｌ’および／または稀釈剤（例えば植物油）と配合して香 粧組成物、例えばクリーム、溶液、グル、ボディパウダー等にする。

本発明の組成物は新規にして有利な効果を示す。

グＩＬ／（実施例１２）および溶液（実施例１１）を、手のひらまたは足裏にイ ボ（尋常性イボ）を有する５才から４５才までの９０人の女性および４５人の男 性について試験した。４才から４０才までの３５人の女性および１５人の男性の 群を対照群とした、この群は、イボの処置に一般に使用されるサリチル酸２．０ １１、乳酸２．ＯにＩ、ジエチルエーテル１．０Ｉおよびコロジオン５．０ｇか らなる組成物で処置した。処置は両群において、イボに各組成物を付与すること によって１日に２回行ない、第２処置後夕方に包帯をした。

本発明の組成物で処置した皮ふのひどい炎症の症候は、処置３日で既に改良され 、皮ふの落屑が始まった。７週間後に１１０のケースにおける処置ではイボは消 失し、２５のケースでは改良が観察された。処置中アレルギー反応、刺戟皮ふ炎 または感覚過敏は見られなかった。対照群においては７週間処置後５ケースにお いてのみイボが消失しただけであった。

下記の非限定的実施例は本発明の組成物および活性成分の製造を示す。

リジウム　ハＩＪ　ミツオリラムの葉および総括を、草に対する通常の方法で２ ０℃で乾燥し、次いで破砕した。破砕物質１　ｋｇを１０１の脱イオン水中で２ 時間沸とうさせた。

形成された抽出液を濾過し、炉液な使用するまで乾燥した冷所で貯蔵した。

実施例　２ リジウム　ハリミツオリラムの葉および総括を実施例１の如く乾燥し、破砕した 。破砕物質１ｋｇを８ノの水中で２０分間沸とうさせ、形成された抽出液を濾過 し、フィルターｌの水を用いて同じ方法で抽出した、水性抽出液を一緒にして濾 過し、凍結乾燥した。２５８ｇの乾燥抽出物が得らリジウム　ハリミツオリラム の葉および総括を実施例１の如く乾燥し、破砕した。破砕物質１ｋｇを７０容量 ％エタノール水溶液５．０１中に３６時間浸漬した。次いで抽出液を濾過し、使 用するまで乾燥した冷所で貯蔵した。

実施例　４ リジウム　ハリミツオリラムの葉、総括および花を実施例１の如く乾燥し、破砕 した。破砕物質ＩＩＣｇを５ノの水中で２０分間沸とうさせた。抽出液を濾過し 、使用するまで乾燥した冷所で貯蔵した。

し、次いで破砕した。破砕物質１ｋｇを５１の脱イオン水中で室温で１２時間浸 漬した。抽出液を濾過し、使用するまで乾燥した冷所で貯蔵した。

実施例　６ 皮ふ用クリーム 成分 実施例１の抽出液　２０、ｏｏ、！？ ラウリル硫酸ナトリウム　ｉ、ｏｏｇ ニパギン（Ｎｉｐａｇｉｎｅ　）　０．１０９羊毛脂　７．０Ｏｆｉ 白色ワセリン　７．００ｇ ヒマワリ油（ｏｌｅｕｍ　ｈｅｌｉａｎｔｉ　）　３．００　ｇヒマシ油　３． ００ｇ グリセロール　５．００ｇ 脱イオン水　５３．８０　ｇ ゼラニウム油　０．１０ｇ 活性成分およびゼラニウム油を除いた各成分を混合し、混合物を沸点に加熱した 水浴上で溶融し、次いで一定撹拌下冷却し、加熱中蒸発した水を補う。少しずつ 活性成分およびゼラニウム油を混合物に加え、混合物を均質化する。

実施例　７ 皮ふ用クリーム 成分 実施例２の抽出物　２．６５ｇ ラウリル硫酸ナトリウム　１．００ｇ ニバギン　０．１０ｇ 羊毛脂　７．ＯＯｇ 白色ワセリン　７．ＯＯｇ ヒマワリ油　３．ＯＯｇ ヒマシ油　３．００９ グリセロール　５．ＯＯｇ 蜂　ろ　う　０．１１Ｊ ゼラニウム油　０．２４９ 脱イオン水　７１．００ｇ 実施例６に従って′クリームを作る。

実施例　８ 皮ふ用クリーム 成分 実施例５の抽出液　５．００ｇ ラウリル硫酸ナトリウム　１．ＯＯｐ ニバギン　０．１０．９ 羊毛脂　７．ＯＯｇ 白色ワセリン　７．００１７ ヒマワリ油　３．００，９ ヒマシ油　３．０１ グリセロール　５．００，９ ゼラニウム油　０．１０Ｊ＋ 脱イオン水　６８．８０　ｇ クリームを実施例６に従つ【作る。

ボディローション 成分 実施例１の抽出液　９５．０１ ニパギン　０．１０ｇ グリセロ−／Ｉ／　４．５０ｇ ゼラニウム油　０．４０ｇ 実施例１の抽出液にニパギン、次いでグリセロールおよびゼラニウム油を加え、 混合物を均質化し、濾過して滅菌し、滅菌条件下にアンプルまたはフラスコに充 填する、あるいはスプレーの形に噴射剤によって配合する。

実施例　１０ ボディローション 成分 実施例３の抽出液　５０．００９ ニパギン　０．２０ｇ ラウリル硫酸ナトリウム　０．０５９ グリ七〇　−１’　４．４５ｐ 脱イオン水　４５．２０ｇ ゼラニウム油　０．１０Ｊｉ’ 固体成分を脱イオン水中に溶騨し、溶液にグリセロールおよびゼラニウム油を加 え、溶液を均質化し、濾過して滅菌し、それを実施例９に従って配合する。

実施例　１１ ボディローション 成分 実施例４の抽出液　５．ＯＯｇ ニパギン　０．１０１！ グリセロール　ｓ、ｏｏｇ ゼラニウム油　０．１０ｇ 脱イオン水　８９．８０ｐ 脱イオン水をグリセロールおよびニバギンと均質化し、それに実施例４の抽出液 を加え、最後ゼラニウム油を加え、溶液を均質化し、濾過して滅菌し、実施例９ に従って配合ゲル 成分 実施例１の抽出液　ｓｏ、ｏｏｇ カルボボー／Ｉ／９４０　（Ｃａｒｂｏｐｏｌ　９４０　ニゲル形成性重合体） 　２．０（Ｂｉ’ プロピレンゲ＋）　コ−７＋／　１０．００９水酸化ナトリウム　０．１０ｇ ニバギン　０．１０ｇ ゼラニウム油　０．１０ｇ 脱イ脱イオン水中水　３７．７０ｇ 実施例１の抽出液を脱イオン水、プロピレングリコールおよびニパギンと混合し 、次いでカルボボー／Ｉ／９４０をこの混合物に加える。それを１０時間で膨潤 させ、次（１でそれを均質化し、撹拌下水酸化ナトリウムを、１０％水溶液の形 で均質化したものの中に加え、最後にゼラニウム油を加えて混合物を均質にする 。

実施例　１３ 実施例４の抽出液ｓｏ、ｏｏｇを活性成分とし【使用した以外は実施例１２に従 ってゲルを作る。

実施例　１４ ボディパウダー 実施例２の抽出物４．５ｇをタルク９５．２５ｇおよびメントール０．２５９と 均質化する。混合物を紫外線で滅菌、次国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．通常の香粧用ビヒクルおよび／または稀釈剤と共に、活性成分としてリシウ ムハリミフオリウムの葉、緑柄および／または花の抽出物を含有する角質溶解性 および抗炎症活性を有する皮ふ用組成物。
2. ２．活性成分としてリシウムハリミフオリウムの葉および緑柄の抽出物を含有す る請求の範囲第１項記載の組成物。
3. ３．活性成分としてリシウムハリミフオリウムの花の抽出物を含有する請求の範 囲第１項記載の組成物。
4. ４．活性成分としてリシウムハリミフオリウムの葉、緑柄および花の抽出物を含 有する請求の範囲第１項記載の組成物。
5. ５．リシウムハリミフオリウムの葉、緑柄および／または花を乾燥した後破砕し 、次いで水または水と水混和性有機溶媒の混合物、好ましくは水とエタノールの 混合物で抽出し、濾過した後かくして得られた活性成分の溶液を直接にまたは凍 結乾燥後通常のビヒクルおよび／または稀釈剤と混合することを特徴とする角質 溶解性および抗炎症活性を有する皮ふ用組成物の製造方法。
6. ６．抽出を２０〜１００℃の温度で行う請求の範囲第５項記載の方法。
7. ７．抽出を２０〜１２０分間約１００℃で行う請求の範囲第５項または第６項記 載の方法。
8. ８．抽出を１２〜３６時間約２０℃で行う請求の範囲第５項または第６項記載の 方法。