JPS63501636A - 巻き包み式運搬容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 巻き包み式運搬容器 影顧豆酊１ 本発明は１巻き包み式品物運搬容器に関し、さらに詳しく言えば、下部が円筒状 を呈しているびんあるいは他の品物の底部を受け支えるよう構成されている、か かと部に切欠を備えた巻き包み式品物運搬容器に関する。

凡匪立ｉ反 びんのごとき品物に使用される運搬容器のあるタイプのものは、板紙シート材よ り成る素材から作られていて、該素材は包装機械により品物のまわりに巻きつけ られる。

一般的には、その品物は２枚の側部パネルと、その側部パネルに折り曲げ可能に 接続された頂部パネル及び底部パネルとにより包まれている。包装体の端部は開 放された状態にある。包装体は、頂部パネルに一体となって形成された指穴また は他のタイプのハンドルを利用することにより持ち上げることができるようにな っている６品物のかかと部または底面を適所に保持するため、底部パネルに近接 して側部パネルに開口が設けられている。そのほか、品物がびんである場合、び んの頚部を適所に保持するため頂部パネルに関口が設けられている。

このような運搬容器に付随する問題の１つは、運搬容器が一般的に比較的厚い板 紙から作られているので、製造コストがかさむことである。薄くて安価な板紙材 を使用することができるよういろいろな試みが行なわれているが、このような試 みは運搬容器を大幅に弱化させ、応力が高い部分がひきちぎれる傾向がある。こ のような傾向を解消するため、比較的薄い運搬容器用の素材を補強したりあるい は応力が現われる領域、すなわち、運搬容器の取っ手まわりを強化するよう試み が行なわれている。

比較的薄い板紙材を使用する上述の試みは成功に到っているとはいえ、側部パネ ルのエツジと端部かかと部切欠との間に残された運搬容器の材料の帯状部には問 題の領域が残っている。

比較的薄い板紙材から形成された運搬容器を持ち上げて運ぶ際に現われる応力に 打ち勝つため、取っ手を設計し直すことができるとはいえ、荷積みと出荷と荷お ろしの際に現わ九る応力は、これまでのところ十分に満足するにたるところまで 解消されていない。さらに詳しく言えば、４つの運搬装置より成るケースを形成 する際に、該運搬装置が落として積まれるような、出荷のさい運搬装置がうける 乱暴な取り扱いの間にときとして帯状部がちぎれる傾向がある。

帯状部は強化するうえでは非常に困難な部分である。

なぜなら、かかと部の切欠が設けられているので、必然的にこのような帯状部が 現われるからである。たとえば、６本のソフト・ドリンクのびんを収容するため に使用されるびん用運搬容器は、一般的には長さが８３１４インチであり、切欠 はぴんと中心が合うようにされている。各切欠は基部では幅が約１１７１インチ であるので、幅が１八インチしかない帯状部が残されることになる。帯状部を広 くするよう切欠を小さく作ることは、びんを適所に保持しようとする要求と相い れないことである。なぜなら、切欠を広くすると、切欠のエツジによりびんに作 用する把持力が増大するからである。帯状部を強化するため帯状部を設計し直そ うとする試みは、運搬容器を作るコストが増加するので、好ましいことではない 。

且皿坐薬星皇見豊 本発明は、端部切欠について設計を若干変えることにより上述の問題点を解決し ようとするものである。帯状部を広くした結果、端部の切欠の幅はごくわずか小 さくなるが、端部の切欠間で腹部の幅が変わることはないので、端部の切欠が該 当したびんの中心線と一列に並ぶことはない、しかし、端部の切欠の輪郭を含め て設計を変えることにより、この問題を解消することができるとともに、この配 置構成の切欠のエツジを利用してびんを把持しあるいは係合して上述のごとくび んを適所に保持することができる。

運搬容器を作る生産素材の標準タイプの場合は、これらの設計上の特徴を容易に 得ることができ、しかも新しい切断線を作るにさいし素材形成用金型にごくわず かな変更を必要とするにすぎない。

本発明のその他の特徴と観点ならびに本発明のいろいろな特徴は、以下の詳細説 明により容易に明らかとなろう。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明に係る改良されたかかと部切欠を備えた巻き包み式運搬容器を 図解した斜視図である。

第２図は、本発明に係る運搬容器を作るさいに使用される生産素材を示した平面 図である。

第３図は、本発明に係る運搬容器の倒立面図である。

第４図は、かかと部切欠の配置を図解した代表的な従来の運搬容器の部分側面図 である。

及匪血炙吸 さて、第１図を参照すれば、巻き包み式運搬容器１０は側部パネル１２を備えて おり、該側部パネル１２は折り曲げ線１６により折り曲げ可能に頂部パネル１４ に接続されているとともに、折り曲げＮｌＡ２０により底部パネル１８に接続さ れている。第２図に示されているように、運搬容器は１枚の素材１１から作られ ていて、該素材１１の中間部分１２と１４はそれぞれ第１図に示されている運搬 容器１０の側部パネル１２と頂部パネル１４に相等している。素材１１の刻み線 １６は運搬容器の折り曲げ線１６に対応しており、一方、素材１１の刻み線２０ は運搬容器の折り曲げ線２ｏに対応している。

運搬容器１０の底部パネル１８は素材の端部区画２２と２４から作られている。

端部区画２２は、第２図に示されているように、切欠２６と２８を備えていると ともに、刻み線または折り曲げ線３２により蝶番状に接続されたタブ３０を備え ている。他方の端部区画２４はタブ３４．３６．３８と切欠４０を備えている。

タブ３４は刻み線また折り曲げ線４２により蝶番状に接続されている。

運搬容器を成形するにさいしては、第２図に示されているすべての刻み線に沿っ て素材を下向きに折り曲げると、端部区画２２は端部区画２４と重ね合わされる 。端部区画２２と２４は切欠４ｏにタブ３０を、切欠２６にタブ３４を、切欠２ ８にタブ３６と３８をそれぞれ挿入することにより機械的に締結される。これら の作業はすべて、使用される特定のタイプの素材を取り扱うよう設計された自動 包装機械により実施されるが、本発明の一部分をなすものではない。上述の締結 機構を使用した結果、十分に満足するにたる底部パネル構造を得ることができ、 いろいろ異なった包装の周囲長さにあわせるよう゛にし、１つまたは複数のタブ と切欠機構により底部パネルを適所に締結することができるが、素材の端部区画 から底部パネルを形成するためどのような構成を採用してもよい、したがって、 本発明は、特定の底部パネルの設計に限定されるものではない。

第１図と第２図を参照すれば、素材１１の中間区画１２の中で刻み線２０に隣接 して配置された端部切欠４４と内部切欠４６は運搬容器１０の側部パネル１２に 設けられた開口４４と４６に対応している。第１図で参照数字４７により示され ているように、普通のびんである包装容器内に収容されている品物の円筒状の底 部は、切欠または開口を通って突出している。このような一般的な構成のおかげ で、最終的な包装容器の寸法のわずかな変化にもあわせることができるとともに 、びんの基部を適所に保持することができる。膨張用切込またはスリット４８が 切欠の上部から短い距離上に向がって延在していて、びんの直径の変化にあわせ ることができるようになっている。膨張用切込に隣接した側部パネルはたわむの で、わずかに小さい直径を有するびんと同じくらいに、わずかに大きい直径を有 するびんもががと部の切欠を通って突出することができる。

そのほか、素材１１の中央区画１４に位置ぎめされている切欠４９は、びんの頚 部が延在している運搬容器１゜の頂部パネル１４に設けられた開口４９に対応し ている。

刻み線５２のところで上に向かって曲げることができるようにされたタブ５０は 頚部の穴を取り囲んで頚部保持構造として構成されている。刻み線５８のところ でタブ５６を下に曲げることにより形成された指穴５４が設けられているので、 運搬容器を持ち上げて運ぶことができる。若干詳しく示されているが、上述の一 般的な運搬容器の構造は、この技術分野では基本的には従来公知のものである。

第３図と第４図を参照すれば、第３図に示されている本発明に係るかかと部の切 欠構成は、第４図に示されて゛いる一般に知られている従来公知の構成と比較す ることによりうまく説明することができよう。第４図に示されている一般的な構 成は３つのかかと部の切欠６０を備えており、該切欠６０は、６本のびんを運ぶ ようにされた運搬容器内のびんにそれぞれ対応して位置ぎめされている。切欠の 形状は類似しており、切欠はそれぞれ円弧状を呈していて、切欠に配置されたび んの中心線と一致した軸に対してほぼ対称形を呈している。膨張用切込６２はほ ぼびんの中心線と一致している。切欠の寸法の大部分は、びんの寸法により設定 されている。切欠の縁が最大程度ぴんと係合あるいは接触することができる程度 まで、切欠を通ってびんが突出するようびんの基部またはかかと部にあわせて切 欠は十分に広くなければならない。

切欠が非常に狭い場合、上記のようにびんを突出させることができないし、持ち 上げて運搬している重要な期間中に、びんを適所に保持するに必要な支持力を提 供することはできない。運搬容器を持ち上げるとき、取っ手に作用する上向きの 引張力とびんの重さにより付加される下向きの力のため、運搬容器の側部パネル に緊張が作用することは理解される。このため切欠のエツジ、とくに切欠の上部 エツジ部分がびんに向かって内向きに移動し、ぴんと良好な係合あるいは接触を 行なおうとする。切欠間の腹部部分をひき裂きに耐えることができるよう十分に 広くする必要により調整され、切欠を大きくしようとする動機が生じ、この結果 、このタイプの運搬容器についてかなり標準的な寸法を採用することになったの である（基本的にはびんの直径と運搬容器内のびんの本数の関数である）。長さ が８３１１インチの運搬容器の場合、切欠の幅は約１７八インチであり、切欠を 分離している腹部６４の幅は約１１八インチである。運搬容器の端部切欠と開放 端との間の帯状部分の幅は約１八インチである。

本発明を図解する手段としての第３図を参照すれば、長さが８３八インチの本発 明に係る運搬容器の好適な寸法は次の通りである。内部切欠の幅は　１７八イン チであり、円弧状の切欠の対称軸は、従来の構成の内部切欠の場合と同様、びん の中心線とほぼ一致している。同様に腹部の幅は、この領域における適切な引き 裂き抵抗を確保するため、１１八インチである。　しかし、従来のものの１１２ インチの寸法に代わって、帯状部７０の幅は５八インチである。　このことは、 １八インチの幅の増加を表わすだけであるが、実際には２５％の増加であり、運 搬容器のこの個所における引き裂き抵抗を増加させるに十分であるので、紙の厚 さが２３番から２５番までの従来の材料より大幅に薄い板紙から運搬容器を作っ た場合でも、乱暴な取り扱いや積み出し作業に耐えることができる。本発明の設 計の場合１紙の厚さが１８番から２０番までの材料を使用することができる。

帯状部を広くとった結果、外部切欠、すなわち端部切欠の幅は１八インチ狭くな り、すなわち端部切欠は１３八インチの幅になることになる。端部切欠の中心は 、内部切欠の方向において、その切欠に対応したびんの中心線から１八インチ位 置ずれしている。したがって、端部切欠の外部のエツジからその切欠に対応した びんの中心線までの距離は１３７１Ｇインチであり、端部切欠の内側のエツジか ら該当したびんの中心線までの距離は１５７□６インチである。切欠の頂部にあ る膨張用切り込はびんの中心線とほぼ一致している。

位置ずれした切欠構造が採用されているので、運搬容器を持ち上げたとき、端部 切欠の内側のエツジがびんの表面を把持し、あるいは係合することができないよ うな程度まで端部切欠の内側のエツジはびんから分離されることになる。びんの 中心線の内側へ切欠が１八インチ余分に設けられているので、ぴんと端部切欠の 内側のエツジとの間にギャップが生じる。この問題を解消するため、端部切欠の 垂直方向の内側のエツジが弦部あるいは直線部分７２により切欠の上部に接続さ れている。運搬容器を持ち上げると、切欠の幅は理論的に期待される以上に大き すぎるぐらいであっても、このまっすぐなエツジ部分はびんの表面と接触するこ とができる。

少なくとも帯状部の幅の２倍に等しく、通常これより大きくなるようにされた従 来の構成とは異なり、帯状部の幅の２倍より小さい腹部を用意するよう端部切欠 寸法を調節することにより、また端部切欠にまっすぐなエツジ部分を用意するこ とにより、本発明に係る切欠の片寄った構成のおかげで運搬容器を持ち上げたと き、必要なびんとの係合を用意することができる。

６本のびんを運ぶようにされた運搬容器と関連して本発明の詳細な説明したが、 これより多くの本数のびんを運ぶようにされた運搬容器に同じ原理を適用してさ しつかえない。

本発明の好適した一実施例を説明したが、請求の範囲の項に限定されている本発 明の精神と範囲を逸脱しない限り、本発明に適当な変更を加えてさしつかえない ことは明らかなことであろう。

国際調査報告

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．底部分の形状がほぼ円筒形を呈している品物を運ぶために使用される巻き包 み式品物運搬容器であって、頂部パネルと、 底部パネルと、 頂部パネルと底部パネルと一体をなし、折り曲げ可能に頂部パネルと底部パネル に接続された側部パネルと、側部パネルが、該側部パネルを底部パネルに接続す る折り曲げ部に隣接して切欠を備えていることと、切欠が各品物に向かい合って 配置されていて、品物の底部部分を切欠を通って突出させることができることと 、切欠を通って突出している品物の一般的に円筒形の部分の中心線が切欠の内部 の側部エッジよりも切欠の外部の側部エッジに近くなるよう運搬容器の端部にも っとも近い切欠が配置されていることと、 運搬容器を持ち上げたとき、切欠の上部エッジが切欠を通って突出している品物 としっかり接触することとより成ることを特徴とする巻き包み品物運搬容器。
2. ２．内部の切欠と端部の切欠との間の距離が、端部の切欠と運搬容器の端部との 間の距離の２倍より小さいことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の巻き包み 式品物運搬容器。
3. ３．内部の切欠と端部の切欠との間の距離が約ｓ／ｇインチであり、運搬容器の 長さが約８３／４インチであることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の巻き 包み式品物運搬容器。
4. ４．各側部パネルが少なくとも３つの切欠を備えていて、端部の切欠の間に配置 された内部の切欠がほぼ円弧状を呈していて、前記内部の切欠それぞれを通って 突出した品物の中心線に一致した軸に関しほぼ対称形に配置されており、端部の 切欠の外部のエッジの形状がほぼ円弧の半分に合致していて、前記端部の切欠の 内部のエッジがまっすぐな部分を備えており、該まっすぐな部分が内部のエッジ のほぼ垂直な部分を切欠の上部の１つの点に接続していることを特徴とする請求 の範囲第２項に記載の巻き包み式品物運搬容器。
5. ５．側部パネルがさらに、比較的短い距離だけ各切欠の頂部から上に向かって延 在した膨脹用の切込を備えていて、該膨脹用の切込が切欠を通って延在した品物 の中心線とほぼ一列に並んでいることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の巻 き包み式品物運搬容器。
6. ６．品物がびんであり、頂部パネルが開口を備えていて、びんの頸部が前記開口 を通って延在していることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の巻き包み式品 物運搬容器。
7. ７．運搬容器を持ち上げたとき、切欠の少なくとも上部エッジが切欠を通って突 出したびんと接触することを特徴とする請求の範囲第６項に記載の巻き包み式品 物運搬容器。
8. ８．底部分の形状がほぼ円筒形を呈している品物を運ぶために使用される巻き包 み式品物運搬容器を形成するよう折り曲げるようにされた生産素材であって、一 般的な形状が矩形を呈しているシート材料と、該シート材料が運搬容器の頂部パ ネルとなるようにされた中央区画と、運搬容器の底部パネルを形成するよう互に 接続される端部区画と、刻み線により中央区画と端部区画に接続されていて、運 搬容器の側部パネルとなるようにされた中間区画とを備えていることと、中間区 画が該中間区画を端部区画と接続している刻み線に隣接して切欠を備えているこ とと、素材から形成された運搬容器内に収容されている各品物の底部が切欠を通 って突出するよう切欠が位置ぎめされていることと、 切欠のうち若干のものがシート材の側部のエッジの近傍に位置ぎめされていて、 品物の概して円筒状の部分の中心線が切欠の内部のエッジよりも切欠の外部のエ ッジの近くに所在するよう切欠が配置されていることとより成ることを特徴とす る生産素材。
9. ９．各中間区画が少なくとも３つの切欠を備えていて、内部の切欠と側部の切欠 との間の距離が側部の切欠とシート材の側部のエッジとの間の距離の２倍より小 さくなるようシート材の側部のエッジの近傍に所在している切欠と内部の切欠が 配置されていることを特徴とする請求の範囲第８項に記載の生産素材。
10. １０．側部の切欠とシート材の側部のエッジとの間の距離が約５／６インチであ って、シート材の幅が約８３／４インチであることを特徴とする請求の範囲第９ 項に記載の生産素材。
11. １１．素材が運搬容器に形成されていて、品物を詰め込まれたあと、各切欠を通 って突出した品物の中心線に一致した軸に関し内部の切欠がほぼ円弧状に、かつ ほぼ対称形に配置されていて、側部の切欠の外部のエッジの形状が円弧の半分に ほぼ一致しており、前記側部の切欠の内部のエッジがまっすぐな部分を備えてい て、該まっすぐな部分が内部のエッジのうちほぼ垂直の部分を切欠の上部に所在 している一点に接続していることを特徴とする請求の範囲第９項に記載の生産素 材。
12. １２．中間区画がすべて、中央区画に向かって各切欠から短い距離だけ延在して いる膨脹用のスリットを備えており、該膨脹用のスリットが対応した切欠を通っ て突出した該品物の円筒状部分の中心線と一列に並ぶよう配置されていることを 特徴とする請求の範囲第１１項に記載の生産素材。
13. １３．素材から形成された運搬容器がびんを運ぶようにされており、素材の中間 区画がびんの頸部を受け入れるようにされた開口を備えていることを特徴とする 請求の範囲第１２項に記載の生産素材。
14. １４．少なくとも切欠の上部エッジが、運搬容器を持ち上げたとき、素材から形 成された運搬容器により支持されるびんとしっかりと接触していることを特徴と する請求の範囲第１３項に記載の生産素材。