JP2022552418A - カートンとそのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、複数の物品をパッケージするためのカートン、およびキャリアを形成するためのブランクに関する。カートンは、折り線によってサイドパネルにヒンジ接続された、サイドパネルおよびヒールパネルを含む複数のパネルを備える。カートンは、第１および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備える。第１の開口部および第２の開口部のそれぞれは、一部がサイドパネルに、一部がヒールパネルに形成されている。第１の開口部は、折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅を有する。第２の開口部は、折り線の概念延長線に沿って測定された第２の最大幅を有する。第２の最大幅は、第１の最大幅よりも大きい。

Description

［関連出願への相互参照］本出願は、２０１９年１０月１６日に提出された米国仮特許出願第６２／９１５，９９８号の優先権の利益を主張し、この参照によりその開示の全体が本明細書に組み込まれる。

本発明は、カートンおよびそれを形成するためのブランクに関する。より具体的には、しかし排他的にではなく、本発明は、物品の下部またはヒールを受容するための物品受容開口部を有するラップアラウンドキャリアに関する。

パッケージ（包装）の分野では、複数の物品を運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは当技術分野でよく知られており、消費者が消費のために物品グループを輸送、保管、およびアクセスできるようにするのに役立つ。コストと環境への配慮のために、そのようなカートンまたはキャリアは、可能な限り少ない材料から形成され、それらが形成される材料の無駄をできるだけ少なくする必要がある。さらに考慮すべきことは、カートンの強度と、大量の物品を保持および輸送するためのカートンの適合性である。カートンの中身はカートン内で安全であることが望ましい。

パッケージされる物品の荷重を担うのに十分に強くて頑丈な持ち運び用ハンドル構造を備えたカートンを製造することが望ましい。

本発明は、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野における改良をもたらすものである。

本発明の第１の態様は、１つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンを提供する。カートンは、サイドパネルと、折り線によってサイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを備える。カートンは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、サイドパネルおよびヒールパネルに部分的に形成される。第１および第２の開口部のそれぞれは、部分的にサイドパネルに、さらに部分的にヒールパネルに形成され得る。第１の開口部は、折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅を有する。第２の開口部は、折り線の概念延長線に沿って測定された第２の最大幅を有する。第２の最大幅は、第１の最大幅よりも大きい。

任意選択で、複数のパネルには、トップ壁、ベースパネル、第１のサイドパネル、および第２のサイドパネルが含まれる。

任意選択で、第１の開口部は、カートンの端部から第１の距離に配置され、第２の開口部は、カートンの他の端部から第２の距離に配置され、第１の距離は、第２の距離よりかなり小さい。

任意選択で、カートンは、少なくともカートンのトップパネルにハンドルをさらに含み、カートンを側面から見たときに、ハンドルは第２の開口部と垂直に整列している。

任意選択で、複数の底部受容開口部は、他の端部から第３の距離に位置する第３の開口部をさらに含み、第２の開口部が第１の開口部と第３の開口部との間に割り込むように、第３の距離が、第１の距離にほぼ等しい。

本発明の第２の態様は、１つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンを提供する。カートンは、サイドパネルと、第１の折り線によってサイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルと、第２の折り線によって前記ヒールパネルにヒンジ接続されたベースパネルとを含む、管状構造を形成する複数のパネルを備える。カートンは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備える。第１の開口部および第２の開口部のそれぞれが、部分的にサイドパネルに、そして部分的にヒールパネルに形成され得る。第１の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、第１の折り線に戻るアーチ状のフリーエッジによってのみ規定される上端を有する。第１の開口部は、第２の折り線からアーチ状のフリーエッジ上の第２の折り線から最も遠い点までの第１の最大高さを有する。第２の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、第１の折り線に戻るアーチ状のフリーエッジによってのみ規定される上端を有する。第２の開口部は、第２の折り線からアーチ状のフリーエッジ上の第２の折り線から最も遠い点までの最大の高さを有する。第２の開口部の第２の最大高さは、第１の開口部の第１の最大高さよりも大きくてもよい。

任意選択で、第１の開口部は、カートンの端部から第１の距離に配置され、第２の開口部は、カートンの他の端部から第２の距離に配置され、第１の距離が、第２の距離よりかなり小さい。

任意選択で、カートンは、少なくともカートンのトップパネルにハンドルをさらに含み、カートンを側面から見たときに、ハンドルは第２の開口部と垂直に整列している。

任意選択で、複数の底部受容開口部は、他の端部から第３の距離に位置する第３の開口部をさらに含み、第３の距離は、第２の開口部が第１の開口部と第３の開口部との間に割り込むように、第１の距離にほぼ等しい。

任意選択で、第１の開口部は、第１の折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅を有し、第２の開口部は、第１の折り線の概念延長線に沿って第２の最大幅を有し、第２の開口部の第２の最大幅が、第１の折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の開口部の第１の最大幅よりも大きい。

本発明の第３の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、サイドパネルと、折り線によってサイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを備える。ブランクは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備える。第１の開口部および第２の開口部のそれぞれは、部分的にサイドパネルに、そして部分的にヒールパネルに形成され得る。第１の開口部は、折り線に平行な概念線に沿って第１の最大幅を有する。第２の開口部は、折り線の概念延長線に沿って第２の最大幅を有する。第２の最大幅は、折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅よりも大きい。

本発明の第４の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、サイドパネルと、第１の折り線によってサイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルと、第２の折り線によってヒールパネルにヒンジ接続されたベースパネルとを含む複数のパネルを備える。ブランクは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備える。第１の開口部および第２の開口部のそれぞれは、部分的にサイドパネルに、そして部分的にヒールパネルに形成され得る。第１の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、第１の折り線に戻るアーチ状のフリーエッジによってのみ規定される上端を有する。第１の開口部は、第２の折り線からアーチ状のフリーエッジ上の第２の折り線から最も遠い点までの第１の最大高さを有する。第２の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、第１の折り線に戻るアーチ状のフリーエッジによってのみ規定される上端を有する。第２の開口部は、第２の折り線からアーチ状のフリーエッジ上の第２の折り線から最も遠い点までの最大高さを有する。第２の開口部の第２の最大高さは、第１の開口部の第１の最大高さよりも大きくてもよい。

本発明の第５の態様は、１つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンまたはブランクを提供する。カートンまたはブランクは、サイドパネルと、折り線によってサイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを備える。カートンまたはブランクは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備える。それぞれの開口部が、部分的にサイドパネルに、そして部分的にヒールパネルに形成される。第１の開口部は、対向する一対の第１のサイドエッジを含み、第２の開口部は、対向する一対の第２のサイドエッジを含む。対向する一対の第２のサイドエッジは、互いに対して発散的に配置され、それらの間に第２の角度を規定する。第２の角度は、対向する一対の第１のサイドエッジによって規定される第１の角度よりも大きい。

本出願の範囲内において、前の段落、特許請求の範囲、および／または以下の説明および図面に記載された様々な態様、実施形態、例、特徴および代替案は、独立して、またはそれらの任意の組み合わせで考慮または解釈され得ることが想定または意図される。

一実施形態に関連して、またはそれに関連して記載された特徴または要素は、その特徴の非互換性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの１つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかに組み込まれるか、または組み合わされ得、一実施形態から抽出された特徴または要素は、他の実施形態の１つまたは複数の特徴または要素に加えて、またはそれらの代わりに含まれ得る。

本明細書に開示される実施形態の特徴または特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出され得る。あるいは、一実施形態の特徴または特徴の組み合わせは、その実施形態から省略され得る。

次に、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して説明する。

第１の実施形態によるカートンを形成するためのブランクを上から見た平面図である。 図１のブランクの一部を上から見た拡大平面図である。 図１のブランクから形成されたカートンの斜視図である。 図３のカートンの側面図である。 第１のヒール係合構造Ｎ１と第２のヒール係合構造Ｎ２との比較である。 図２の第２の開口部の代替形式を示す拡大平面図である。 図２の第２の開口部の代替形式を示す拡大平面図である。

パッケージ、ブランク、およびカートンの特定の実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施することができる方法の単なる例であり、本発明が実施され得るすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことが理解されるであろう。本明細書で使用される場合、「例示的」という用語は、例示、標本、モデル、またはパターンとして機能する実施形態を指すために広範に使用される。実際、本明細書に記載されているパッケージ、ブランク、およびカートンは、様々な代替の形態で具体化され得ることが理解されよう。図は必ずしも縮尺どおりではなく、特定のコンポーネントの詳細を示すために、一部の機能が誇張または最小化されている場合がある。本開示を曖昧にすることを回避するために、周知の構成要素、材料または方法は必ずしも詳細に説明されていない。本明細書に開示されている特定の構造的および機能的な詳細は、限定的であると解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、並びに、本発明を様々に使用することを当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。

図１を参照すると、図２に示すように、以下では物品Ｂと呼ばれる飲料缶などであるが、これに限定されない、図３に示されるように、飲料缶などの一次製品のグループを収容および運搬するための、カートンまたはキャリア９０を形成し得るブランク１０の平面図が示されている。ブランク１０は、少なくとも１つの一次製品容器またはパッケージをパッケージするための二次パッケージを形成する。

本明細書に詳述される実施形態では、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を説明する非限定的な目的のために、一次製品容器Ｂなどの物品Ｂを係合および運搬するための容器９０を意味する。本発明の教示は、テーパー状および／または円筒形であってもなくてもよい様々な製品容器Ｂに適用できることが企図される。他の例示的な容器には、ボトル（例えば、金属、ガラスまたはプラスチックのボトル）、缶（例えば、アルミ缶）、ｔｉｎ缶、カップ、ポット、ポーチ、パケットなどが含まれる。

ブランク１０は、適切な基板のシートから形成される。本明細書で使用される場合、「適切な基板」という用語は、板紙、段ボール、ボール紙、プラスチック、それらの組み合わせなどのあらゆる種類の折り畳み可能なシート材料を含み得ることを理解すべきである。１つまたは他の数のブランクを使用することができ、適切な場合、例えば、以下でより詳細に説明されるキャリア構造を提供し得ることを認識されたい。

本明細書に記載のパッケージ構造またはカートン９０は、板紙などのシート材料から形成され、これは、その強度を高めるための材料で作られるか、またはその材料でコーティングされ得る。このようなシート材料の例は、ＷｅｓｔＲｏｃｋＣｏｍｐａｎｙ製の耐引裂性ＮＡＴＲＡＬＯＣＫ板紙（登録商標）である。パッケージの引き裂き抵抗を向上させるのを助けるために、引き裂き抵抗材料が複数の層によって設けられ得ることに留意されたい。典型的には、シート材料の一方の表面が、もう一方の表面とは異なる特性を有し得る。例えば、完成したパッケージから外向きに面するシート材料の表面は、特に滑らかであり、そして良好な印刷適性を提供するためにクレイコーティング（clay coating）または他の表面処理などのコーティングを有し得る。他方、内側に面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理が施されるか、または１つまたは複数の耐引裂性、良好な接着性、熱シール性、または他の望ましい機能特性などの特性を提供するように準備され得る。

図示された実施形態では、ブランク１０は、例示的な物品Ｂの例示的な配置をパッケージするためのカートンまたはキャリア９０を形成するように構成される。図示された実施形態では、配置は、２行（ｍ＝２）および３列（ｎ＝３）を有するｍｘｎの行列または配列であり、図示された実施形態では、３つの物品Ｂの２つの列が設けられ、物品Ｂは５００ｍｌの飲料缶である。あるいは、ブランク１０は、例えば、完全に密閉されたカートンまたはバスケットのキャリアであるが、これに限定されないが、物品Ｂはボトルまたは缶であり得る、他のタイプ、数およびサイズの物品Ｂをパッケージするための、および／または異なる配置または構成で物品Ｂをパッケージするためのキャリアを形成するように構成され得る。

図１に目を向けると、第１の実施形態によるカートン９０（図３を参照）を形成するためのブランク１０が示されている。ブランク１０は、管状構造を形成するための複数の主要パネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４を備える。複数の主要パネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４は、第１のベースパネル１２と、第１のコーナーパネル１４と、第１のサイドパネル１６と、トップパネル１８と、第２のサイドパネル２０と、第２のコーナーパネル２２と、第２のベースパネル２４とを含む。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４は、対応する折り線１３、１５、１７、１９、２１、２３によって次々にヒンジ接続された線形シリーズに配置され得る。

代替の実施形態では、第１および第２のコーナーパネル１４、２２は省略され、折り線１５、２１も省略され得る。

第１および第２のコーナーパネル１４、２２は、対応する第１または第２のサイドパネル１６、２０の下部を形成すると見なすことができ、或いは、ヒンジ接続されている第１または第２のベースパネル１２、２４のそれぞれの下部を形成すると見なすことができる。

ブランク１０は、図３に示すように、折り畳み可能でパッケージ９０を形成する。第１および第２のベースパネル１２、２４は、重なり合う関係で互いに係合可能で、カートン９０の複合ベース壁１２／２４を形成する。ブランク１０は、第２のベースパネル２４を第１のベースパネル１２に固定するための相補的なロック機構を備え得る。第１のベースパネル１２は、相補的ロック機構の少なくとも１つの第１の部分Ｆを備え得る。第２のベースパネル２４は、相補的ロック機構の少なくとも１つの第２の部分Ｍを備え得る。図示された実施形態では、第１のベースパネル１２は、第１のベースパネル１２の開口部を画定する複数のメスタブＦを備える。第２のベースパネル２４は、複数のオスタブＭを備え、第１のベースパネル１２の開口部が、対応するオスタブＭの一つを受容する。メスタブＦは、第１のベースパネル１２から変異して開口部を形成し、その中に受容されたときにオスタブＭを支持するように構成されている。いくつかの実施形態では、相補的ロック機構Ｍ／Ｆは省略され得、第１および第２のベースパネル１２、２４は、接着剤またはステープル（ホッチキス留め）等であるがこれらに限定されない他の手段によって互いに固定され得る。

任意選択で、第１および第２のベースパネル１２、２４は、少なくとも１つの第１の開口Ａ１を含み得る。図示された実施形態では、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれは、２つの第１の開口Ａ１を備える。任意選択で、第１および第２のベースパネル１２、２４は、少なくとも１つの第２の開口Ａ２を含み得る。図示された実施形態では、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれは、１つの第２の開口Ａ２を備える。カートン９０の構築を容易にするために、第１および第２の開口Ａ１、Ａ２が使用され得る。パッケージ機コンポーネントが、第１および第２の開口Ａ１、Ａ２と係合して、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４を一群の物品Ｂの周りに締め付けることができるようにし得る。第１および第２の開口Ａ１、Ａ２はまた、第１および第２のベースパネル１２、２４の互いに対する位置合わせを容易にするため、或いは、相補的ロック機構の第１の部分を相補的ロック機構の第２の部分と位置合わせするために使用され得る。図示および説明されている補完的なロック機構は完全に任意選択である。

ブランク１０は、物品Ｂのヒールまたは下部と係合するための少なくとも１つのヒール係合構造Ｎ１、Ｎ２を備え得る。図１に示されるブランク１０は、６つのヒール係合構造Ｎ１、Ｎ２を含み、それぞれが対応する物品Ｂを係合するために設けられている。ブランク１０は、４つの第１または外側のヒール係合構造Ｎ１を備える。ブランク１０は、２つの第２または内側のヒール係合構造Ｎ２を備える。

第１のヒール係合構造Ｎ１のそれぞれは、構造が実質的に類似しており、第２のサイドパネル２０に設けられ、図２に詳細が示される第１のヒール係合構造Ｎ１を参照することによって説明される。

第１のヒール係合構造Ｎ１は、開口部を含み得る。開口部は、一部は第１のヒール開口Ａ３によって、そして一部はヒールタブ４２によって規定される。ヒールタブ４２は、折り線４３によって第２のベースパネル２４にヒンジ接続されている。ヒールタブ４２は、少なくとも部分的に、第２のコーナーパネル２２から打ち抜かれている。

折り線４３は、第２のベースパネル２４を第２のコーナーパネル２２にヒンジ接続する折り線２３を遮断する。折り線４３は非線形であり、図示された実施形態では、折り線４３は、形状が湾曲または弧状であり得る。他の実施形態では、それは、互いに発散して配置され、それぞれに隣接する少なくとも２つの線形折り線から形成され得る。

ヒールタブ４２は、ヒールタブ４２の折り畳み可能なコーナー部分を規定し、発散的に配置された一対の折り線４５ａ、４５ｂを含み得る。

第２のヒール係合構造Ｎ２のそれぞれは、構造が実質的に類似しており、第２のサイドパネル２０に設けられ、図２に詳細が示される第２のヒール係合構造Ｎ２を参照することによって説明される。

第２のヒール係合構造Ｎ２は、開口部を含み得る。開口部は、一部は第２のヒール開口Ａ５によって、そして一部はヒールタブ４２によって規定される。ヒールタブ４２は、折り線４３によって第２のベースパネル２４にヒンジ接続されている。ヒールタブ４２は、少なくとも部分的に、第２のコーナーパネル２２から打ち抜かれている。

折り線４３は、第２のベースパネル２４を第２のコーナーパネル２２にヒンジ接続する折り線２３を遮断する。折り線４３は非線形であり、図示された実施形態では、折り線４３は、形状が湾曲または弧状であり得る。他の実施形態では、それは、互いに発散して配置され、それぞれに隣接する少なくとも２つの線形折り線から形成され得る。

ヒールタブ４２は、ヒールタブ４２の折り畳み可能なコーナー部分を規定し、発散的に配置された一対の折り線４５ａ、４５ｂを含み得る。

第１のヒール開口または開口部Ａ３は、最大幅寸法Ｗ１を含む。最大幅寸法Ｗ１は、折り線２１に平行な概念線に沿って延びる。図２の実施形態では、第１の開口部Ａ３の最大幅寸法Ｗ１は、折り線２１の概念延長線に沿って延びる。

第１のヒール開口Ａ３は、対向する一対の第１のサイドエッジと、それらの間に延在する第１の弧状または湾曲した縁（エッジ）とを備える。対向する一対のサイドエッジは、互いに発散するように配置されている。対向する一対のサイドエッジは、トップパネル１８に向かって発散する。対向する一対のサイドエッジは、それらの間に第１の角度θ１を規定する。

いくつかの実施形態では、第１の角度θ１は、２０°未満、例えば、約１６°であり得る。他の実施形態では、第１のヒール開口Ａ３の対向する一対のサイドエッジは平行であり、そのような実施形態では、第１の角度θ１はゼロまたは規定できないと見なされ得る。

第２のヒール開口または開口部Ａ５は、最大幅寸法Ｗ２を含む。最大幅寸法Ｗ２は、折り線２１と同一直線上にある概念線に沿って延びる。言い換えると、第２の開口部Ａ５の最大幅寸法Ｗ２は、折り線２１の概念延長線に沿って延びる。

第２のヒール開口Ａ５は、対向する一対の第２のサイドエッジと、それらの間に延在する第２の弧状または湾曲した縁（エッジ）とを備える。対向する一対のサイドエッジは、互いに発散するように配置されている。対向する一対のサイドエッジは、トップパネル１８に向かって発散する。対向する一対のサイドエッジは、それらの間に第２の角度θ２を規定する。

いくつかの実施形態では、第２の角度θ２は、２０°より大きくてもよく、いくつかの実施形態では、第２の角度θ２は、３０°より大きく、例えば、約４０°であり得る。

第２の最大幅寸法Ｗ２は、第１の最大幅寸法Ｗ１よりも大きい。

第１のヒール開口Ａ３は、第１の高さ寸法Ｈ１を含む。

第２のヒール開口Ａ５は、第２の高さ寸法Ｈ２を含む。第２の高さ寸法Ｈ２は、第１の高さ寸法Ｈ１よりも大きくてもよい。

第２の角度θ２は、第１の角度θ１よりも大きい。

対向する一対の第１のサイドエッジは、第１の概念的な収束点を規定し得る。対向する一対の第１のサイドエッジが平行である実施形態においては、第１の概念的な収束点はない。

対向する一対の第２のサイドエッジは、第２の概念的な収束点を規定する。第２の概念的な収束点は、第１の概念的な収束点よりも折り線２３に近い。

第２の弧状のエッジは第１の弧状のエッジよりも長く、これは図５に最もよく示されている。

第１のヒール係合構造Ｎ１のヒールタブ４２および折り線４３は、第２のヒール係合構造Ｎ２のヒールタブ４２および折り線４３と実質的に同じ寸法である。第１および第２のヒール開口Ａ３、Ａ５は、折り線４３に近接する寸法において実質的に類似し得る。

トップパネル１８は、オプションのハンドル構造Ｈを備え得る。ハンドル構造Ｈは、一対の折り畳み可能なフィンガータブ５２を備える。フィンガータブ５２は、互いに離間されている。フィンガータブ５２は、折り線５３によってトップパネル１８にヒンジ接続され、カットラインまたは切断線５５によって部分的に規定される。フィンガータブ５２の第１の１つは、フィンガータブ５２の第２のものとは反対側に、トップパネル１８にヒンジ接続されている。

トップパネル１８は、引き裂きストリップの形態の取り外し可能な部分Ｄを含み得る。取り外し可能な部分Ｄは、第１の引き裂きまたは切断線６２ａによって、および第２の引き裂きまたは切断線６２ｂによって規定される。第１および第２の切断線６２ａ、６２ｂは、概して、トップパネル１８を横切って長手方向に延在する。第２の切断線６２ｂは、第１の切断線６２ａから横方向に離間している。プルタブ６０ａ、６０ｂの形態の引き裂き開始デバイスが引き裂きストリップの各端部に設けられ得る。プルタブ６０ａ、６０ｂは、対応する折り線６１ａ、６１ｂによって引き裂きストリップにヒンジ接続されており、第１および第２の切断線６２ａ、６２ｂよりも容易に引き裂かれる弱められた線、つまり、第１および第２の切断線６２ａ、６２ｂよりも引き裂き抵抗が少なく弱められた線によって部分的に規定され得る。

取り外し可能な部分Ｄは、カートン９０の内容物、物品Ｂ、その取り出し時にアクセスを容易にし得る。

それぞれのパネル１２、１６、１８、２０、２４は、一対の切り欠き（カットアウト）またはくぼみを備えて形成されている。切り欠きは、ブランク１０の対向する端部エッジに規定される。切り欠きは、完全な主要切り欠きと、部分的またはマイナーな切り欠きとを含む。

第１の主要切り欠きは、その対向する端部エッジのそれぞれに沿った中間付近のトップパネル１８に画定されている。第２の主要切り欠きは、第１のサイドパネル１６のそれぞれの端部エッジに画定されている。第３の主要切り欠きは、第２のサイドパネル２０のそれぞれの端部エッジに画定されている。

マイナー切り欠きは、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれの対向する端部エッジのそれぞれに画定される。

結果として、ブランク１０は、そのいずれかの長手方向エッジに沿って設けられ、それぞれが隣接する切り欠きの間に挟まれた４つのタブを備えている。

図１に示されるように、第１の上部タブは、隣接して配置された第１の切り欠きと第３の切り欠きによって挟まれて規定されている。第２の上部タブは、第１の切り欠きと第２の切り欠きによって挟まれて規定されている。第１の下部タブは、第２の切り欠きと、第１のベースパネル１２に規定された第１の部分的切り欠きとによって挟まれて規定される。第２の下部タブは、第３の切り欠きと、第２のベースパネル２４に規定された第２の部分的切り欠きとによって挟まれて規定される。

第１の上部タブは、隣接する折り線１９にまたがって配置される。第２の上部タブは、隣接する折り線１７にまたがって配置される。

第１の下部タブは、隣接する折り線１３、１５にまたがって配置される。第２の下部タブは、隣接する折り線２１、２３にまたがって配置される。

第１および第２の上部タブのそれぞれは、ブランク１０がカートン９０に組み立てられたときにカートン９０の内容物がカートン９０から外れるのを防ぐための端部保持構造を形成するか、または形成を補助する。第２の上部タブには切断線および折り線があり、折り線に沿って折り畳まれたときに上部係合構造を形成する。

より具体的には、それぞれの上部タブは、折り線２５ａ、３５ｂ、３９ａ、３９ｂに沿って隣接するサイドパネル１６、２０にヒンジ接続されたアンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂを備える。それぞれの上部タブは、折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂに沿ってアンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂにヒンジ接続されたガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂを備える。

それぞれの上部タブは、対応する１つの折り線１７、１９の延長部２９ａ、２９ｂ、３５ａ、３５ｂに沿ってガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂにヒンジ接続されたウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂを備える。それぞれの上部タブは、トップパネル１８と一体的に形成されたカバー部分８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂを備える。それぞれのウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂは、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂによって、対応するカバー部分８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂにヒンジ接続されている。

オプションの開口Ａ４は、一部がトップパネル１８から、一部が第１または第２のサイドパネル１６、２０から、そして一部がそれぞれの隣接する上部タブから打ち抜かられ得る。開口Ａ４は、折り線１７、１９；２９ａ、２９ｂ、３５ａ、３５ｂ；３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂ；２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂ；２５ａ、３５ｂ、３９ａ、３９ｂのそれぞれの終端を規定し、前述した折り線の頂点に配置されている。

それぞれの上部タブの折りたたみは、カートンの組み立て中に行われる。それぞれの上部タブから上部係合構造を形成するために、アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂを約１８０度折り曲げて、隣接するサイドパネル１６、２０の内面と面接触関係にする。アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂは、パッケージされた物品Ｂの１つによって隣接するサイドパネル１６、２０に押し付けられることによって、折り畳まれた位置に保持される。アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂの折り畳みにより、ガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂが折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂの周りで外側に折り畳まれ、ガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂは、１つのパッケージされた物品Ｂの側壁に沿って、折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂから外向きに延在する。同時に、ウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂは、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂに沿って下向きに折り畳まれ、それにより、ウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂは、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂに沿って下向きに折り畳まれ、それにより、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂとガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂの外側エッジとの間に延在する、折り畳み位置にもたらされる。このようにして完成した上部係合構造が図２に示され、この構造は、１つの物品Ｂのトップにしっかりと係合しているように示されている。

それぞれの下部タブは、隣接する第１または最端のヒール開口Ａ３が規定されている十分な材料を提供するのに役立つ。より具体的には、それぞれの下部タブに隣接する第１のヒール開口Ａ３は、第１のヒール開口Ａ３がその下部タブ内に延在する場合でさえ、十分な材料が第１のヒール開口Ａ３を取り囲むように配置される。物品Ｂの組み立ておよびパッケージ中に、ブランク１０は、それぞれの第１のヒール開口Ａ３が対応する物品Ｂの底部を受容し、物品Ｂをカートン９０内に保持するように操作される。ヒールタブ４２はまた、物品Ｂを保持するのを助けるために折り畳まれる。

それぞれの下部タブは、カートン９０の折り畳み可能なコーナー領域を形成する変形可能な折り畳み構造ＦＳを含み、図２に最もよく示されている。変形可能な構造ＦＳは、折り線の配置の形態を取り、カートン９０の鋭いコーナーまたはエッジの作成を無くしまたは軽減するのに適している。これは、カートン９０がキャリーバッグ、特に、プラスチック、紙、または同様のシート材料（但し、これに限定されない）から形成されたもので輸送または搬送される場合に有利であり得る。変形可能な構造ＦＳは、カートン９０が、キャリーバッグが形成される材料に穴を開ける、引き裂く、または他の方法で突き刺す可能性を防止または低減する。キャリーバッグに穴を開けると、キャリーバッグの耐荷重能力が損なわれ、一度損なわれると、裂け目が伝播し、カートン９０またはキャリーバッグ内に配置された他のアイテムの出口につながり、その結果、損傷し得ることが理解される。

それぞれの変形可能な構造ＦＳは、構造が実質的に類似しており、図２に示される第２の下部タブの１つに設けられた変形可能な構造ＦＳを参照することによって説明される。第２の下部タブは、一部が第２のサイドパネル２０から、一部がオプションの第２のコーナーパネル２２から、そして一部が第２のベースパネル２４から形成される。

変形可能構造ＦＳは、一部が第２のサイドパネル２０から、一部が第２のコーナーパネル２２から形成されたレリーフタブ８８を備える。第１または第２のコーナーパネル１４、２２が省略される実施形態では、リリーフタブ８８は、一部が第２のサイドパネル２０から、一部が第２のベースパネル２４から形成されている。

レリーフタブ８８は、部分的には第２のサイドパネル２０に設けられた第１の折り線８７によって、部分的には第２のコーナーパネル２２に設けられた第２の折り線９１によって画定される。

第１の折り線８７は、第２の折り線９１に対して発散して配置されている。第１および第２の折り線８７、９１は、ブランク１０における長手方向またはフリーサイドエッジに向かって発散している。第１および第２の折り線８７、９１は、互いに近位に配置された第１の端部と、互いに遠位に配置された第２の端部とを備える。

レリーフタブ８８は、カットラインまたは分離可能なライン９３によって部分的に定義される。カットライン９３は、第１の折り線８７の第１の近位端から第２の折り線９１の第１の近位端に向かって延在し得る。カットライン９３は、第１の折り線８７の第１の近位端と、第２の折り線９１の第１の近位端との間に実質的に延在し得る。カットライン９３は、第１の折り線８７の第１の端部を第２の折り線９１の第１の端部と隣接するように接続され得る。カットライン９３は、第２の下部タブにおける長手方向またはフリーサイドエッジの隣接部分に略平行になるように配置され得る。レリーフタブ８８は、実質的に台形の形状であり得る。

折り線２１の延長部または一部は、レリーフタブ８８を実質的に二等分する第３の折り線８９を規定する。他の実施形態では、第３の折り線８９は、レリーフタブ８８が第３の折り線８９に対して非対称であるように中心からずれ得る。

リリーフタブ８８は、その長手方向またはフリーサイドエッジから打ち抜かれた第１の切り欠きまたはくぼみＲ１を備え得る。図１の実施形態では、「Ｖ」字形のフリーエッジを画定するために、くぼみＲ１は実質的に三角形である。くぼみＲ１は、第３の折り線８９を中断する。第３の折り線８９は、「Ｖ」字形の頂点で終端する。くぼみＲ１は、第２の下部タブのフリーエッジに近接する第３の折り線８９の突出を減らすように、第３の折り線８９にまたがる材料を除去する。くぼみＲ１は、第３の折り線８９のクリップされたエッジを設ける。

リリーフタブ８８は、第２の下部タブ７２ｃの長手方向またはフリーサイドエッジと、隣接する第１のヒール開口Ａ３との間に配置される。

変形可能構造ＦＳは、一対のフラップ８４、８６を含むウェブ構造を備え得る。第１のフラップ８４は、第４の折り線８３によって第２のサイドパネル２０にヒンジ留めされる。第４の折り線８３は、第３の主要な切り欠きの長手方向のフリーエッジと実質的に同一直線上にあるか、またはそれからオフセットされ得る。第２のフラップ８６は、第５の折り線８５によって第１のフラップ８４にヒンジ接続されている。第５の折り線８３は、第４の折り線８３に対して発散的に配置されている。第１のフラップ８４は、実質的に三角形の形状である。第２のフラップ８６は、第１の折り線８７によってリリーフタブ８８にヒンジ接続されている。第５の折り線８３は、第１の折り線８７に対して発散的に配置されている。第２のフラップ８６は、実質的に三角形の形状である。

第１および第２のフラップ８４、８６は、リリーフタブ８８を第２のサイドパネル２０に相互接続する。

変形可能構造ＦＳは、第２のサイドパネル２０（および設けられる場合にはオプションの第２のコーナーパネル２２）によって設けられる第２の下部タブの部分を、最も端に隣接する物品Ｂの端部の周りで折り畳むまたは変形させ、第２の下部タブの前記部分のフリーエッジが、最も端の物品Ｂに近接することを可能にする。これは、容易に変形するように、第２の下部タブの前記部分の外側領域の剛性を低下させる。このようにして、キャリーバッグの装填中または運搬中のいずれかにおいて、内部に配置されたときに第２の下部タブがキャリーバッグの壁に穴を開ける可能性が低減される。これにより、２つの層の壁を作成するために第２のキャリーバッグの内側に第１のキャリーバッグを配置する「二重バック」の慣行を減少させることができる。

変形可能構造ＦＳは、その長手方向またはフリーサイドエッジから打ち抜かれた第２の切り欠きまたはくぼみＲ２を含み得る。図１の実施形態では、第２のくぼみＲ２は、「Ｖ」字形のフリーエッジ部分を画定するように実質的に三角形である。第２のくぼみＲ２は、第２のベースパネル２４を第２のコーナーパネル２２に結合する折り線２３を遮断する。折り線２３は、「Ｖ」字形の頂点で終端する。第２のくぼみＲ２は、第２の下部タブのフリーエッジに近接する折り線２３の突出を減らすように、折り線２３にまたがる材料を除去する。第２のくぼみＲ２は、折り線２３のクリップされたエッジを設ける。

図２に示されるようなカートン９０の構造に目を向けると、カートン９０は、その構造を完成するためにカートン９０を回転または反転させる必要がないように、直線機械における一連の連続的な折り畳み操作によって形成され得る。折り畳みプロセスは、以下に説明するものに限定されず、特定の製造要件に基づいて変更され得る。

物品群Ｂが組み立てられ、図３に示される実施形態では、６つの物品Ｂが、２×３のアレイ（配列）に配置されている。ブランク１０のトップパネル１８は、物品群Ｂの上に配置されて、カートン９０のトップ壁１８を設ける。

第１および第２のサイドパネル１６、２０は、トップパネル１８に対して、それぞれ、物品群Ｂの反対側の周りに、カートン９０の第１および第２の側壁１６、２０を形成するために、物品群Ｂの対向するサイド（側面）の周りに配置されるように、それぞれ折り線１７、１９の周りに折り畳まれる。

アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６は、上述した上部係合構造を形成するために、トップパネル１８に対して第１および第２のサイドパネル１６、２０を折り畳むのと実質的に同時に、対応する第１および第２のサイドパネル１６、２０の一つと面接触関係に折り畳まれ得る。

あるいは、上部係合構造は、カートン９０が管状の形態に組み立てられた後に形成され得る。アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６は、それらがヒンジ接続されている第１および第２のサイドパネル１６、２０の対応する一つと隣接して配置された物品Ｂとの間に押し込まれ得る。

第１および第２のコーナーパネル１４、２２は、第１および第２のサイドパネル１６、２０の対応する一つに対して、隣接して配置された物品Ｂのヒールまたは下部の周りで、対応する折り線１５、２１の周りに折り畳まれる。

ヒールタブ４２は、第１および第２のコーナーパネル１４、２２の対応する第１および第２のサイドパネル１６、２０を折り畳む前に、第１および第２のコーナーパネル１４、２２の平面から折り線４３の周りに折り畳まれ得る。

第１のベースパネル１２は、物品群Ｂのベースに隣接して配置されるように折り線１３の周りに折り畳まれ、次いで、第２のベースパネル２４は、第１のベースパネル１２と少なくとも部分的に重なり合う関係にあるように折り線２３の周りに折り畳まれ、そうすることで、ヒールタブ４２のそれぞれが、対応する物品Ｂのベースと係合され得る。

第１および第２のベースパネル１２、２４は一緒に固定されている。オスタブＭのそれぞれが、第２のベースパネル２４の平面から内側に変位している。そうすることで、メスタブＦのそれぞれが内側に変位し、第１のベースパネル１２に対応する開口部を作成する。オスタブＭは、第１および第２のベースパネル１２、２４を一緒にロックするように、開口部の対応する１つに受容される。このようにして、物品群Ｂの周りに管状構造が形成される。

組み立てられたカートン９０が図３に示される。図４は、カートン９０の側面図を示す。

本開示の一実施形態は、物品Ｂをパッケージするためのカートン９０を提供する。カートン９０は、第１および第２の開口または開口部Ａ３、Ａ５を含む複数の底部受容開口部を備える。第１および第２の開口Ａ３、Ａ５のそれぞれは、部分的に側壁１６、２０に形成され、折り線１５、２１によって側壁１６、２０にヒンジ接続されてヒールパネル１４、２２に部分的に形成される。第１の開口Ａ３は、折り線１５、２１に平行な概念線に沿った最大幅Ｗ１の寸法を有する。第２の開口部Ａ５は、折り線１５、２１の概念線の延長に沿った最大幅Ｗ２の寸法を有する。第２の開口部Ａ５の最大幅Ｗ２は、第１の開口部Ａ３の最大幅Ｗ１よりも大きい。

第１および第２の開口Ａ３、Ａ５は、折り線１５、２１で、またはその周りで最も広い。

第１および第２の開口Ａ３、Ａ５の最大幅寸法Ｗ１、Ｗ２は、カートン９０の長手方向に延びる軸または概念線に沿って、すなわち、複数の主要なパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４によって規定される管状構造の管状軸に沿って測定される。軸または概念線は、ブランク１０に対して横方向に配向され得、ブランクの横軸は、図１の符号ｘによって、縦軸は符号ｙによって示される。ブランクの横軸は、対向する端部保持構造の間に延在する。縦軸は、第１および第２のベースパネル１２、２４の間に延在する。

セットアップされたカートン９０において、管状軸は、カートン９０の長手方向軸と呼ばれるか、または見なされ得る。横軸または横方向は、対向するサイドパネル１６、２０の間に延在し得る。

ブランク１０は、粒子方向または機械方向を有する材料であって、粒子方向が図１の矢印方向ｙと平行に第１および第２のベースパネル１２、２８の間を延在し得る材料から形成され得る。

第２の開口Ａ５の幅を大きくすると、携行ハンドルＨを使用するときにカートン９０の強度または堅牢性を高め得ることが見出された。それは、開口Ａ５から引き裂きが伝播する可能性を低減し得る。第２の開口Ａ５の幅を大きくすると、カートン９０を形成する材料が、そうでない場合よりも大幅に伸長または変形し得ると考えられている。開口Ａ５の形状はまた、側壁１６、２０のより大きいまたはより広い領域に荷重を分散させ得る。第２の開口Ａ５は、飲料缶やボトルなど、第１の開口部Ａ３よりも大きな程度に、荷重を隣接する物品Ｂに分散させ得る。

幅が拡大された内側または中央に配置された第２の開口Ａ５と、より狭い幅寸法を有する外側または最端の第１の開口Ａ３とを設けることによって、カートン９０の一体性またはカートン９０内の物品Ｂの保持を損なうことなく、カートン９０の強度または堅牢性を向上させる。より小さく、幅がより狭く、および／または高さがより短い第１の開口Ａ３を設けることによって、カートン９０のサイドパネル１６、２０の端部領域は、より大きな第２の開口Ａ５が設けられる内側領域ほど容易に伸張も変形もしない。

いくつかの実施形態では、カートン９０は、トップパネル１８の携行ハンドルＨのほぼ下またはそれに位置合わせされているサイドパネル１６、２０の領域において、１つまたは複数の第２の開口Ａ５を含み得る。他の実施形態では、カートン９０は、それぞれがカートン９０の端部に隣接して配置された一対の第１の開口Ａ３の間に配置された複数の第２の開口Ａ５を備え得る。いくつかの実施形態では、カートン９０は、カートン９０の第１の端部に隣接して配置された２つ以上の第１の開口Ａ３と、カートン９０の第２の対向する端部に隣接して配置された２つ以上の第１の開口Ａ３との間に配置された少なくとも１つの第２の開口Ａ５を含み得る。

第１の開口部Ａ３は、カートン９０またはブランク１０の端部Ｅ１から第１の距離Ｄ１に配置され、第２の開口部Ａ５は、カートンの他の端部Ｅ２から第２の距離Ｄ２に配置される。第１の距離Ｄ１は、第２の距離Ｄ２よりもかなり小さい。

複数の底部受容開口部は、他の端部Ｅ２から第３の距離Ｄ３に位置する第３の開口部を含み、第３の距離Ｄ３は、第２の開口部Ａ５が第１と第３の開口部Ａ３との間に割り込むように、第１の距離Ｄ１に概ね等しくてもよい。

第１の開口部Ａ３は、カートン９０またはブランク１０の第１の端部Ｅ１から第１の距離Ｄ１に配置され、第２の開口部Ａ５は、カートンの第１の端部Ｅ１から第４の距離Ｄ４に配置される。第１の距離Ｄ１は、第２の距離Ｄ２よりもかなり小さい。

カートン９０は、カートン９０の少なくともトップパネル１８にハンドルＨを備え得、カートン９０を側面から見たときに、ハンドルＨは、第２の開口Ａ５と垂直に整列している。

本開示の別の実施形態は、それぞれが、部分的に側壁１６、２０に、部分的にヒールパネル１４、２２に形成される、第１および第２の開口Ａ３、Ａ５を含む、複数の底部受容開口を備えたカートンを提供する。ヒールパネル１４、２２は、第１の折り線１５、２１によって側壁１６、２０にヒンジ接続され、第２の折り線１３、２３によって底部パネル１２、２４にヒンジ接続されている。図２を参照すると、第２の開口部Ａ５は、第１の折り線１５、２１から側壁１６、２０に延在し、第１の折り線１５、２１に戻るアーチ状のフリーエッジＦＥ２によってのみ規定される上端を有する。第２の開口部Ａ５は、第２の折り線１３、２３からアーチ状のフリーエッジＦＥ２上の第２の折り線１３、２３から最も遠い点までの最大高さＨ２を有する。第１の開口部Ａ３は、第２の折り線１３、２３からフリーエッジＦＥ１上の第２の折り線１３、２３から最も遠い点までの最大高さＨ１を有する。第２の開口部Ａ５の最大高さＨ２は、第１の開口部Ａ３の最大高さＨ１よりも大きい。第２の開口部Ａ５のアーチ状のフリーエッジＦＥ２は、カートンの他の部分とのヒンジ接続がなくてもよく、および／または、第２の開口部Ａ５のアーチ状のフリーエッジＦＥ２は、第１の折り線１５、２１に垂直であり、側壁１６、２０に沿って延びる概念線に対して対称であり得る。

任意選択で、第２の開口部は、その上端を代替形状にすることができる。第２の開口部のそのような代替形態は、図６および図７に示されている。図６は、概して正方形のフリーエッジＦＥ２によって規定される上端を有する代替の第２の開口部Ａ６を示す。第２の開口部Ａ６のフリーエッジＥＦ２は、第１の折り線２２１から側壁２２０まで上向きに延在し、回転してほぼ水平に延在し、次に下向きに延在して第１の折り線２２１に戻る。図７は、図６と同様の別の代替の第２の開口部Ａ７を示しているが、第２の開口部Ａ７のフリーエッジＦＥ２は、図６の場合のように、第１の折り線２２１から出ているのとは対照的に、第１の折り線３２１と交差するその垂直セグメントを有する。第２の開口部Ａ６、Ａ７のそれぞれは、第２の折り線２２３、３２３から対応する四角いフリーエッジＦＥ２の水平方向に延びるセグメントまで延びる最大高さＨ２を有する。第２の開口部Ａ６、Ａ７の最大高さＨ２は、関連する第１の開口部の最大高さよりも大きい。

カートン９０は、それぞれがカートン９０を形成する同様のブランクと入れ子にされ得るブランク１０から形成される。

ブランク１０は、それらの間にタブを規定する複数のくぼみを有する長手方向のエッジを含む。くぼみは、ブランク１０が同様のブランク１０と入れ子にされ得るように配置され得る。タブは、カートン９０の上部および下部のコーナー部分を設ける。下コーナー部分は、カートン９０の下コーナー部分の鋭さを低減するために下コーナー部分を変形または折り畳むことを可能にする、変形可能な折り畳み構造ＦＳを備え得る。変形可能な折り畳み構造ＦＳは、荷重が加えられたときに、下コーナー部分を容易に折り畳んで丸くすることを可能にする。

本発明の範囲内において様々な変更を行うことができることが理解され得る。例えば、パネルおよび開口のサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品に対応するように調整され得る。

本明細書で使用される場合、「トップ」、「底部」、「ベース」、「前」、「後」、「端部」、「側面」、「内側」、「外側」、「上部」およぼ「下部」は、必ずしもそれぞれのパネルをそのような方向に制限するわけではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するのに役立ち得るものである。

本明細書で使用される場合、「ヒンジ接続」および「折り線」という用語は、ブランクのヒンジ機能を規定し、ブランクの互いに対する折り畳み部分を容易にし、またはそうでなければ、ブランクの最適なパネル折り畳み位置を示すあらゆる種類の線を指す。「ヒンジ接続」への言及は、必ずしも単一の折り線のみを指すと解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ接続は、２つ以上の折り線から形成することができ、２つ以上の折り線のそれぞれは、形状がまっすぐ／直線または湾曲／曲線のいずれかであり得る。直線状の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに平行に配置されるか、または互いに対してわずかに角度付けられ得る。曲線の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに交差して、曲線の折り線で囲まれた領域内に成形パネルを規定し得る。そのようなヒンジ接続の典型的な例は、それらの間に楕円形のパネルを規定するように、２つの点で交差する一対のアーチ型または弧状の折り線を含み得る。ヒンジ接続は、１つまたは複数の直線状の折り線および１つまたは複数の曲線状の折り線から形成され得る。そのようなヒンジ接続の典型的な例は、それらがそれらの間で半月形のパネルを規定するように２点で交差する直線状の折り線とアーチ型または弧状の折り線との組み合わせを含み得る。

本明細書で使用される場合、「折り線」という用語は、刻み目線、エンボス線、デボス線、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、中断されたカットライン、整列されたスリットのライン、スコアのライン、これらのオプションの任意の組み合わせのいずれか一つを指し得る。

ヒンジ接続および折り線はそれぞれ、ミシン目、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、カットライン、中断されたカットライン、スリット、スコア、これらの任意の組み合わせなどを含む、ブランクの基板に形成された要素を含み得ることを理解されたい。要素は、必要な機能を提供するために寸法決めされて配置され得る。例えば、ミシン目の線は、折り線および／または切断線を規定するために、弱さの程度で寸法決めまたは設計され得る。ミシン目の線は、折り畳みを容易にし、破損に抵抗するように、折り畳みを容易にしてより多くの労力が破損を容易にするように、或いはわずかな労力で破損を容易にするように設計され得る。

本明細書で使用される「整列され」という用語は、２つの重なり合うパネルの第１に形成された開口および２つの重なり合うパネルの第２に形成された第２の開口など、組み立てられたカートン内の２つ以上の要素の位置合わせを指す。互いに整列されているこれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに整列させ得る。例えば、第１のパネルの開口が、第１のパネルと重なり合う配置で配置された第２のパネルの第２の開口と「整列」されている場合、開口のエッジは、エッジの少なくとも一部に沿って延在し、第２の開口の、第１および第２のパネルの厚さの方向に、第２の開口と整列し得る。

１０ ブランク
１２ 第１のベースパネル
１３、１５、１７、１９、２１、２３、２５、２７、２９、３１、３３、３５、３７、３９、４３、４５、５３ 折り線
１４ 第１のコーナーパネル
１６ 第１のサイドパネル
１８ トップパネル
２０ 第２のサイドパネル
２２ 第２のコーナーパネル
２４ 第２のベースパネル
２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂ アンカー部分
２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂ ガセット部分
２９ａ、２９ｂ、３５ａ、３５ｂ 延長部
３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂ ウェブ部分
４２ ヒールタブ
５２ フィンガータブ
５５ カットラインまたは切断線
６２ａ 第１の引き裂きまたは切断線
６２ｂ 第２の引き裂きまたは切断線
８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂ カバー部分
８７、２２１、３２１ 第１の折り線
８８ レリーフタブ
８９ 第３の折り線
９０ カートン
９１、２２３、３２３ 第２の折り線
９３ カットライン
Ａ１ 第１の開口
Ａ２ 第２の開口
Ａ３ 第１のヒール開口
Ａ４ オプションの開口
Ａ５ 第２のヒール開口
Ａ６、Ａ７ 第２の開口部
Ｂ 物品
Ｄ 取り外し可能な部分
Ｄ１～Ｄ４ 第１～第４の距離
Ｅ１、Ｅ２ 端部
ＦＳ 変形可能構造
Ｆ メスタブ
ＦＥ１、ＦＥ２ フリーエッジ
Ｈ ハンドル構造、携行ハンドル
Ｈ１、Ｈ２ 最大高さ
Ｍ オスタブ
Ｎ１、Ｎ２ ヒール係合構造
Ｒ１ 第１の切り欠きまたはくぼみ
Ｗ１ 第１の最大幅寸法
Ｗ２ 第２の最大幅寸法
θ１ 第１の角度
θ２ 第２の角度

Claims (17)

1. １つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンであって、
   当該カートンは、サイドパネルと、折り線によって前記サイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを備え、
   当該カートンは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、前記サイドパネルおよび前記ヒールパネルに部分的に形成され、
   前記第１の開口部は、前記折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅を有し、前記第２の開口部は、前記折り線の概念延長線に沿って測定された第２の最大幅を有し、前記第２の最大幅が、前記第１の最大幅よりも大きいことを特徴とする、カートン。
2. 前記複数のパネルが、トップ壁と、ベースパネルと、第１のサイドパネルと、第２のサイドパネルとを含むことを特徴とする、請求項１に記載のカートン。
3. 前記第１の開口部は、当該カートンの端部から第１の距離に配置され、前記第２の開口部は、当該カートンの他の端部から第２の距離に配置され、前記第１の距離が前記第２の距離よりかなり小さいことを特徴とする、請求項１に記載のカートン。
4. 当該カートンは、少なくとも当該カートンのトップパネルにハンドルをさらに備え、当該カートンを側面から見た場合、前記ハンドルが前記第２の開口部とほぼ垂直に整列していることを特徴とする、請求項１に記載のカートン。
5. 複数の前記底部受容開口部が、前記他の端部から第３の距離に配置された第３の開口部をさらに含み、前記第２の開口部が前記第１の開口部と前記第３の開口部との間に割り込むように、前記第３の距離が、前記第１の距離にほぼ等しいことを特徴とする、請求項３に記載のカートン。
6. １つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンであって、
   当該カートンは、サイドパネルと、第１の折り線によって前記サイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルと、第２の折り線によって前記ヒールパネルにヒンジ接続されたベースパネルとを含む、管状構造を形成する複数のパネルを備え、
   当該カートンは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、サイドパネルおよびヒールパネルに部分的に形成され、
   前記第１の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、前記第１の折り線に戻る第１のフリーエッジによって規定される上端を有し、前記第１の開口部が、第２の折り線から前記第１のフリーエッジ上の前記第２の折り線から最も遠い点までの第１の最大高さを有し、
   前記第２の開口部は、前記第１の折り線から側壁に延在し、前記第１の折り線に戻る第２のフリーエッジによってのみ規定される上端を有し、前記第２の開口部が、前記第２の折り線から前記第２のフリーエッジ上の前記第２の折り線から最も遠い点までの最大高さを有し、
   前記第２の開口部の第２の最大高さが、前記第１の開口部の第１の最大高さよりも大きいことを特徴とする、カートン。
7. 前記第１の開口部は、当該カートンの端部から第１の距離に配置され、前記第２の開口部は、当該カートンの他の端部から第２の距離に配置され、前記第１の距離が前記第２の距離よりかなり小さいことを特徴とする、請求項６に記載のカートン。
8. 前記カートンは、少なくともカートンのトップパネルにハンドルをさらに含み、カートンを側面から見たときに、ハンドルは第２の開口部とほぼ垂直に整列していることを特徴とする、請求項６に記載のカートン。
9. 複数の前記底部受容開口部が、前記他の端部から第３の距離に位置する第３の開口部をさらに含み、前記第３の距離は、前記第２の開口部が前記第１の開口部と前記第３の開口部との間に割り込むように、前記第１の距離にほぼ等しいことを特徴とする、請求項７に記載のカートン。
10. 前記第１の開口部は、前記第１の折り線に平行な概念線に沿った第１の最大幅を有し、前記第２の開口部が、前記第１の折り線の概念延長線に沿って第２の最大幅を有し、前記第２の開口部の第２の最大幅が、前記第１の折り線に平行な前記概念線に沿って測定された前記第１の開口部の第１の最大幅よりも大きいことを特徴とする、請求項６に記載のカートン。
11. 第２のフリーエッジには、当該カートンの他の部分とのヒンジ接続がないことを特徴とする、請求項６に記載のカートン。
12. 前記第２のフリーエッジは、前記第１の折り線に垂直であり、前記サイドパネルに沿って延在する概念線に対して対称であることを特徴とする、請求項６に記載のカートン。
13. １つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンであって、
    当該カートンは、サイドパネルと、折り線によって前記サイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを含み、
    当該カートンは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、前記サイドパネルおよび前記ヒールパネルに部分的に形成され、
    前記第１の開口部が、一対の対向する第１のサイドエッジを含み、前記第２の開口部が、一対の対向する第２のサイドエッジを含み、一対の対向する前記第２のサイドエッジが、互いに対して発散的に配置され、それらの間に第２の角度を画定し、前記第２の角度が対向する一対の前記第１のサイドエッジによって画定される第１の角度よりも大きいことを特徴とする、カートン。
14. カートンを形成するためのブランクであって、
    当該ブランクは、サイドパネルと、折り線によって前記サイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルとを含む複数のパネルを備え、
    当該ブランクは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、前記サイドパネルおよび前記ヒールパネルに部分的に形成され、
    前記第１の開口部は、前記折り線に平行な概念線に沿って測定された第１の最大幅を有し、前記第２の開口部は、前記折り線の概念延長線に沿った第２の最大幅を有し、前記第２の最大幅が、前記第１の最大幅よりも大きいことを特徴とする、ブランク。
15. カートンを形成するためのブランクであって、
    当該ブランクは、サイドパネルと、第１の折り線によって前記サイドパネルにヒンジ接続されたヒールパネルと、第２の折り線によって前記ヒールパネルにヒンジ接続されたベースパネルとを含む複数のパネルを備え、
    当該ブランクは、第１の開口部および第２の開口部を含む複数の底部受容開口部を備え、それぞれの開口部が、サイドパネルおよびヒールパネルに部分的に形成され、
    前記第１の開口部は、第１の折り線から側壁に延在し、前記第１の折り線に戻る第１のフリーエッジによって規定される上端を有し、前記第１の開口部が、第２の折り線から前記第１のフリーエッジ上の前記第２の折り線から最も遠い点までの第１の最大高さを有し、
    前記第２の開口部は、前記第１の折り線から側壁に延在し、前記第１の折り線に戻る第２のフリーエッジによってのみ規定される上端を有し、前記第２の開口部が、前記第２の折り線から前記第２のフリーエッジ上の前記第２の折り線から最も遠い点までの最大高さを有し、
    前記第２の開口部の第２の最大高さが、前記第１の開口部の第１の最大高さよりも大きいことを特徴とする、ブランク。
16. 前記第２のフリーエッジには、カートンの他の部分とのヒンジ接続がないことを特徴とする、請求項１５に記載のブランク。
17. 前記第２のフリーエッジは、前記第１の折り線に垂直であり、前記サイドパネルに沿って延在する概念線に対して対称であることを特徴とする、請求項１５に記載のブランク。

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