JP2023516833A - カートンおよびカートン用のブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、複数の物品をパッケージするためのカートンと、キャリアを形成するためのブランクとに関する。カートンは、カートンの内部を画定する複数の壁を備えている。カートンは、フラップ折り線に沿って複数の壁のうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップを備えている。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を有する。

Description

［関連出願の参照］
本出願は、２０２０年３月４日に出願された米国仮特許出願第６２／９８４，９６５号の優先権を主張し、その全内容が、この参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、カートンおよびそれを形成するためのブランクに関する。より具体的には、限定的ではないが、本発明は、改良されたハンドル構造を有するラップアラウンド(wraparound)キャリアに関する。

パッケージ（包装）の分野では、複数の物品を運ぶためのカートンを利用することが知られている。カートンは当技術分野でよく知られており、消費者が、消費するために物品群を輸送、保管、およびアクセスできるようにするのに有用である。コストと環境への配慮のために、そのようなカートンまたはキャリアは、可能な限り少ない材料から形成され、それらが形成される材料の無駄をできるだけ少なくする必要がある。さらに考慮すべきことは、カートンの強度と、大量の物品を保持および輸送するためのカートンの適合性である。カートンの内容物はカートン内で固定されることが望ましい。

入れ子状にできるブランクからカートンを製造することが望ましく、これは環境的および経済的利益をもたらし、標準または固定された幅を有する板紙または他のシート材料から取り出すことができるカートンブランクの数を増加または最大化するのに有益であれ得る。

バッグの完全性を損傷したり、他の方法で損なったり、バッグ内の他のアイテムを損傷したりすることなく、カートンをバッグまたはサックに入れて輸送できることも望ましい。

カートンを運ぶためのハンドル構造を提供することが本開示の目的である。頑丈で丈夫なハンドルを提供することが望ましく、カートンを構成する材料の厚さまたはカリパス(caliper)を減らすことも望ましい。

本発明は、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野における改善を提供するものである。

本発明の第１の態様は、１つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンを提供する。カートンは、カートンの内部を画定する複数の壁を含む。カートンは、フラップ折り線に沿って複数の壁のうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップを含む。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を有する。

本発明の第２の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、内部チャンバーを画定するための複数のパネルを含む。ブランクは、フラップ折り線に沿って複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップを含む。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を有する。

オプションで、複数の平行な折り線は、３つ以上の平行な折り線を含む。

オプションで、複数の平行な折り線のそれぞれは、フラップ折り線に対してほぼ垂直に配置される。

オプションで、複数の平行な折り線のそれぞれは、フラップ折り線からハンドルフラップのフリーエッジに向かって延びる。

オプションで、複数の平行な折り線のうちの少なくとも１つは、ハンドルフラップのフリーエッジまで完全に延びる。

オプションで、ハンドルフラップは、複数の平行な折り線にそれぞれ平行である一対の対向するサイドエッジを有する。

オプションで、複数のパネルのうちの少なくとも１つは、一対の引き裂き線によって画定されたディスペンサーパネルを含み、ハンドルフラップは、引き裂き線から離間した位置で一対の引き裂き線の間に配置される。

オプションで、ハンドルフラップは引き裂き線の中間に配置される。

オプションで、フラップ折り線は、フラップ折り線の概念上の延長線が一対の引き裂き線と交差するように方向付けられる。

オプションで、フラップ折り線の概念上の延長線は、概念上の延長線が交差する引き裂き線のそれぞれの部分に略垂直である。

オプションで、ハンドルフラップは、フラップ折り線に略垂直に延びる中心軸を規定し、複数の平行な折り線は、中心軸に対して対称に配置される。

オプションで、複数の平行な折り線のうちの１つは、中心軸と同一直線上に延びる。

オプションで、ハンドルフラップは、フラップ折り線に略垂直に延びる中心軸を規定し、複数の平行な折り線は、中心軸から等距離の位置で中心軸の反対側に配置された第１の折り線のペアを含む。第１の折り線のペアは、第１の距離だけ互いに間隔を置いて配置される。

オプションで、複数の平行な折り線は、中心軸から等距離の位置で中心軸の反対側に配置された第２の折り線のペアをさらに含み、第２の折り線のペアは、互いに第２の距離で隔てられており、第２の距離は第１の距離よりも大きい。

オプションで、第１の折り線のペアはそれぞれ、第２の折り線のペアのそれぞれよりも長さが長い。

オプションで、第１の折り線のペアはそれぞれ、フラップ折り線からハンドルフラップのフリーエッジに向かって延在し、第１の折り線のそれぞれは、フリーエッジの手前で終端する。

オプションで、複数の平行な折り線は、中心軸と同一直線上に延びる中心折り線をさらに含む。

オプションで、中心折り線は、フラップ折り線からハンドルフラップを横切ってフリーエッジまで延びる。

オプションで、中心折り線の長さは、第１の折り線のそれぞれよりも長い。

オプションで、フラップ折り線の長さは、ハンドルフラップの最大幅以下である。

本発明の第３の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、内部チャンバーおよびハンドルフラップを画定するための複数のパネルを含む。ハンドルフラップは、複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、近位部分と一対の遠位部分とを含む。近位部分は、フラップ折り線に沿って複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。一対の遠位部分のそれぞれは、一対の遠位部分折り線のそれぞれの１つに沿って近位部分にヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数のさらなる折り線を含む。

本発明の第４の態様は、カートンを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、内部チャンバーを画定するための複数のパネルとハンドルフラップを含む。ハンドルフラップは、複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、近位部分と一対の遠位部分とを含む。近位部分は、フラップ折り線に沿って複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。一対の遠位部分のそれぞれは、一対の遠位部分折り線のそれぞれの１つに沿って近位部分にヒンジ接続されている。遠位部分折り線のそれぞれは、ハンドルフラップのフリーエッジから実質的に延びている。遠位部分折り線のペアは、フラップ折り線に向かって発散するように、互いに対して発散するように配置されている。ハンドルフラップは、実質的にフリーエッジからフラップ折り線に向かって延びる少なくとも１つのさらなる折り線を有する。

本発明の第５の態様は、一群の物品およびカートンを含むパッケージを提供する。物品群の各コンテナは、概して円形の断面を有する。カートンは、物品群の外側の周りに少なくとも部分的に配置される。カートンは、複数のパネルとハンドルフラップで構成されている。ハンドルフラップは、フラップ折り線に沿って、複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を含む。

本発明の第６の態様は、一群のコンテナおよびカートンを含むパッケージを提供する。コンテナ群の各コンテナは、概して円形の断面を有する。カートンは、コンテナ群の外側の周りに少なくとも部分的に配置される。カートンは、複数のパネルとハンドルフラップで構成されている。ハンドルフラップは、複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、近位部分と一対の遠位部分とを含む。近位部分は、フラップ折り線に沿って複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されている。一対の遠位部分のそれぞれは、一対の遠位部分折り線のそれぞれの１つに沿って近位部分にヒンジ接続されている。ハンドルフラップは、フラップ折り線を横切って延びる複数のさらなる折り線を有する。

本出願の範囲内で、前述の段落、特許請求の範囲、および／または以下の説明および図面に記載された様々な態様、実施形態、実施例、特徴および代替案について、独立して、或いは、それらの任意の組み合わせにおいても考慮され得る。

一実施形態に関連して、または一実施形態に関連して説明される特徴または要素は、特徴の非互換性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの１つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかに組み込まれるか、もしくは、組み合わされてもよく、或いは、一実施形態から抽出された特徴または要素は、他の実施形態の１つまたは複数の特徴または要素に加えて、もしくは、その代わりに含まれ得る。

本明細書に開示される実施形態の特徴、またはその特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出され得る。あるいは、一実施形態の特徴、またはその特徴の組み合わせは、その実施形態から省略され得る。

次に、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して説明する。

第１の実施形態による、カートンを形成するためのブランクを上から見た平面図である。 図１のブランクから形成されたカートンを上から見た斜視図である。 図１のブランクの一部を拡大した平面図である。 第２の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの一部を上から見た平面図である。 第３の実施形態による、カートンを形成するためのブランクの一部を上から見た平面図である。

パッケージ、ブランク、およびカートンの特定の実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施することができる方法の単なる例であり、本発明を実施することができるすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことが理解されよう。本明細書で使用される場合、「例示的」という用語は、例示、標本、モデル、またはパターンとして機能する実施形態を指すために広範に使用される。実際、本明細書に記載のパッケージ、ブランク、およびカートンは、様々な代替の形態で具体化され得ることが理解されるであろう。図は必ずしも縮尺どおりではなく、特定のコンポーネントの詳細を示すために、一部の特徴が誇張または最小化されている場合がある。周知の構成要素、材料または方法は、本開示を曖昧にすることを回避するために、必ずしも詳細に説明されているわけではない。本明細書に開示される特定の構造的および機能的詳細は、限定的であると解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、並びに、当業者に本発明を様々に使用することを教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。

図１を参照すると、図２に示されているような飲料缶、但しこれに限定されず、以下物品Ｂと呼ぶ、などの一次製品群を収容および運搬するための、図２に示すようなカートンまたはキャリア９０を形成し得るブランク１０の平面図が示されている。ブランク１０は、少なくとも１つの一次製品コンテナまたはパッケージをパッケージするための二次パッケージを形成する。

本明細書に詳述する実施形態では、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を説明する非限定的な目的のために、一次製品コンテナＢなどの物品Ｂと係合して運ぶためのコンテナ９０を指す。本発明の教示は、テーパーおよび／または円筒形であってもなくてもよい様々な製品コンテナＢに適用できることが企図される。他の例示的なコンテナには、ボトル（例えば、金属、ガラスまたはプラスチックのボトル）、缶（例えば、アルミ缶）、tin缶、カップ、ポット、ポーチ、パケットなどが含まれる。

ブランク１０は、適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用される場合、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、ボール紙、プラスチック、それらの組み合わせなどのあらゆる種類の折り畳み可能なシート材料を含むことが理解されるべきである。１つまたは複数のブランクを使用することができ、適切な場合、例えば、以下でより詳細に説明されるキャリア構造を提供し得ることを認識されたい。

本明細書に記載のパッケージ構造またはカートン９０は、板紙などのシート材料から形成することができ、板紙は、その強度を高めた材料で作られているか、またはその材料でコーティングされ得る。このようなシート材料の例は、WestRock Company製の耐引裂性NATRALOCK（登録商標）板紙である。パッケージの引裂き抵抗を改善するのを助けるために、引裂き抵抗材料が複数の層によって設けられ得ることに留意されたい。典型的には、シート材料の一方の表面は、もう一方の表面とは異なる特性を有する場合がある。例えば、完成したパッケージから外向きに面するシート材料の表面は、特に滑らかであり、良好な印刷適性をもたらすために、クレイコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有し得る。その一方、内側に面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理が施されるか、または他の方法で、引裂き抵抗、良好な接着性、熱シール性、または他の望ましい機能特性などの１つまたは複数の特性をもたらすように準備され得る。

図示された実施形態では、ブランク１０は、例示的な物品Ｂの例示的な配置をパッケージするためのカートンまたはキャリア９０を形成するように構成される。図示された実施形態では、配置は、２行（ｍ＝２）および３列（ｎ＝３）を有するｍｘｎマトリックスまたはアレイである。図示した実施形態では、３つの物品Ｂの２行が設けられ、物品Ｂは５００ｍｌの飲料缶である。あるいは、ブランク１０は、他のタイプ、個数および寸法の物品Ｂをパッケージするためのキャリアを形成するように構成され、さらに／或いは、例えば、カートンまたはバスケットキャリアを完全に密閉し、物品Ｂがボトルまたは缶等、但しこれに限定されない、異なる配置または構成で物品Ｂをパッケージするためのキャリアを形成するように構成され得る。

図１に目を向けると、第１の実施形態によるカートン９０（図２を参照）を形成するためのブランク１０が示されている。ブランク１０は、管状構造を形成するための複数のメインパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４を含んでなる。複数のメインパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４は、第１のベースパネル１２、第１のコーナーパネル１４、第１のサイドパネル１６、トップパネル１８、第２のサイドパネル２０、第２のコーナーパネル２２、および第２のベースパネル２４を含む。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４は、対応する折り線１３、１５、１７、１９、２１、２３によって互いにヒンジ接続された線形綴りに構成され得る。

代替の実施形態では、第１および第２のコーナーパネル１４、２２は省略され、折り線１５、２１も省略され得る。

第１および第２のコーナーパネル１４、２２は、第１または第２のサイドパネル１６、２０のそれぞれの１つの下部を形成すると見なすことができ、あるいはそれらがヒンジで結合されている第１または第２のベースパネル１２、２４の一部を形成すると見なされ得る。

ブランク１０は、図２に示すように、折り畳み可能でパッケージ９０を形成する。第１および第２のベースパネル１２、２４は、重なり合う関係で互いに係合可能であり、カートン９０の複合ベース壁１２／２４を形成する。ブランク１０は、第２のベースパネル２４を第１のベースパネル１２に固定するための相補的なロック機構を含み得る。第２のベースパネル２４は、相補的なロック機構の少なくとも１つの第１の部分Ｆを含み得る。第１のベースパネル１２は、相補的なロック機構の少なくとも１つの第２の部分Ｍを含み得る。図示された実施形態では、第２のベースパネル２４は、第２のベースパネル２４の開口部を画定する複数のメスタブＦを含み得る。第１のベースパネル１２は、複数のオスタブＭを含み、第２のベースパネル２４の開口部は、オスタブＭのそれぞれの１つを受容するように構成され得る。メスタブＦは、開口部を形成し、そこにオスタブＭを受容する際にオスタブＭを支えるために、第２のベースパネル２４から変位するように構成されている。いくつかの実施形態では、相補的ロック機構Ｍ／Ｆは省略され、第１および第２のベースパネル１２、２４は、接着剤またはステープル等であるがこれらに限定されない他の手段によって互いに固定され得る。

オプションで、第１および第２のベースパネル１２、２４は、少なくとも１つの第１のアパーチャＡ１を含み得る。図示された実施形態では、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれは、２つの第１のアパーチャＡ１を含む。オプションで、第１および第２のベースパネル１２、２４は、少なくとも１つの第２のアパーチャＡ２を含み得る。図示された実施形態では、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれは、１つの第２のアパーチャＡ２を含む。第１および第２のアパーチャＡ１、Ａ２は、カートン９０の構築を容易にするために使用され得る。パッケージ機構成要素は、第１および第２のアパーチャＡ１、Ａ２と係合して、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４が、物品Ｂ群の周りを締めつけることを可能にする。第１および第２のアパーチャＡ１、Ａ２はまた、第１および第２のベースパネル１２、２４の互いに対する位置合わせを容易にするため、或いは、相補的ロック機構の第１の部分を相補的ロック機構の第２の部分と位置合わせするために使用され得る。図示され説明されている補完的なロック機構は完全にオプションである。

ブランク１０は、物品Ｂのヒールまたは下部と係合するための少なくとも１つのヒール係合構造Ｎを含み得る。図１に示されるブランク１０は、それぞれがそれぞれの物品Ｂと係合するために設けられた６つのヒール係合構造Ｎを含む。ヒール係合構造Ｎは、構造が本質的に類似しており、第１のサイドパネル１６に設けられたヒール係合構造Ｎを参照することによって説明される。

ヒール係合構造Ｎは、開口部を含み得る。開口部は、一部はヒールアパーチャＡ３によって、一部はヒールタブ４２によって画定される。ヒールタブ４２は、折り線４３によって第１のベースパネルにヒンジ接続される。ヒールタブ４２は、第１のコーナーパネル１４から打ち抜かれる。

折り線４３は、第１のベースパネル１２を第１のコーナーパネル１４にヒンジ接続する折り線１３を遮断する。折り線４３は、非線形であってよく、図示された実施形態では、折り線４３は、形状が湾曲または弧状であり、他の実施形態では、折り線４３は、互いに対して発散するように配置され、互いに隣接している少なくとも２つの線形折り線から形成され得る。

ヒールタブ４２は、ヒールタブ４２の折り畳み可能なコーナー部分を画定し得る、発散するように配置された一対の折り線４５ａ、４５ｂを含み得る。

トップパネル１８は、ハンドル構造Ｈを含む。ハンドル構造Ｈは、少なくとも１つの折り畳み可能なタブ５２を含む。図示された実施形態は、一対の折り畳み可能なフィンガータブ５２を含む。

一対のフィンガータブ５２は、互いに離間している。それぞれのフィンガータブ５２は、カートン９０内に４つの物品Ｂが隣接して配置された物品Ｂ群間にボイドまたはギャップを備えたレジストリに配置される(in registry with)ように構成され得る。

それぞれのフィンガータブ５２は、第１の折り線５５によってトップパネル１８にヒンジ接続され、切断線または分離線５１によって部分的に画定される。切断線５１は、実質的に半円形の形状であり得る。切断線または分離線５１は、第１の折り線５５の両端部に近接して配置された対向する端部を含む。切断線または分離線５１の端部は、弧状または曲線状であり得る。分離線５１の湾曲した端部は、第１の折り線５５と隣接または連続するように配置される。第１の折り線５５は、長さ寸法Ｌ１を含み、長さ寸法Ｌ１は、実質的にタブ５２の最大幅寸法Ｗ１以下であるように構成され得る。例えば、長さ寸法Ｌ１と幅寸法Ｗ１との差は、３ｍｍ以下であり、いくつかの実施形態では、約２ｍｍであり得る。

分離線５１は、図３に最もよく示されるように、タブ５２の最大幅寸法Ｗ１を少なくとも部分的に規定する一対の線形セクション５１ａ、５１ｂを含み得る。線形セクション５１ａ、５１ｂは、第１の折り線５５に隣接するそれぞれの湾曲した端部から連続して延び得る。一対の線形セクション５１ａ、５１ｂは、第１の折り線５５の両端から連続的な切断線または分離線５１を形成するように配置された曲線セクションによって互いに結合され得る。いくつかの実施形態では、曲線セクションは弧状で、他の実施形態では、線形および／または弧状部分の組み合わせであり、例えば、互いに対して発散するように配置された２つ以上の線形部分およびそれらの間に配置された弧状部分を含み得る。

直線または線形の切断線セグメント５１ａ、５１ｂはオプションであるが、いくつかの実施形態では、ハンドル強度を高めるためにそれらを設けることができる。直線の切断線セグメント５１ａ、５１ｂは、第１のまたはフラップ折り線５５に向かって収束的に延びる湾曲したまたは斜めの切断線セグメントなどの他の形状または構成の切断線セグメントによって置き換えられ得る。

それぞれのフィンガータブ５２は、第１の折り線５５からタブ５２を横切ってその高さＨ１に沿ってその反対側のフリーエッジまで延びる第２の折り線６１を含む。第２の折り線６１は、第１の折り線５５に対して垂直であり得る。第２の折り線６１は、タブ５２を二分し得る。第２の折り線６１は、第１の折り線５５を二分し得る。いくつかの実施形態では、第２の折り線６１は、第１の折り線５５から離間した位置から延在し、および／または対向するフリーエッジＥ１の手前で終端し得る。いくつかの他の実施形態では、第２の折り線６１は、第１の折り線５５に対して横方向に、そしてそれに対して斜めに配置され得る。第２の折り線６１が第１の折り線５５に対して斜めである実施形態では、第２の折り線６１は、タブ５２を二分することも、第１の折り線５５を二分することもできない。

それぞれのフィンガータブ５２は、１対の第３の折り線５３ａ、５３ｂを含み得る。第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアは、互いに対して発散するように配置されている。第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアは、頂点を規定するように収束し、頂点は、タブ５２のフリーエッジに近接する第２の折り線６１の端部に配置または位置することができる。第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアのそれぞれは、分離線５１の湾曲した端部のそれぞれの１つまで延在する。このようにして、第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアは、タブ５２の最大幅寸法Ｗ１を横切って延びる「Ｖ」字形の折り線を規定する。

それぞれのフィンガータブ５２は、第１の折り線５５から延びるさらなる折り線を含み得る。さらなる折り線は、フィンガータブ５２のフリーエッジに向かって、および／または第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアの１つに向かって延び得る。

図示された実施形態では、４つの折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、第１の折り線５５から延在する。折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、フィンガータブ５２を部分的に横切って延在する。折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、第１の折り線５５と第３の折り線５３ａ、５３ｂのペアのそれぞれの１つとの間に部分的に延在する。

折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、第２の折り線６１の反対側に配置され、互いに平行に配置され得る。折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、第２の折り線６１と平行に配置され得る。

２つの折り線５７ａ、５９ａは、第２の折り線６１の第１の側に配置され得る。２つの折り線５７ｂ、５９ｂは、第２の折り線６１の第２の側に配置され得る。

第２の折り線６１に近接して配置されている内側の折り線５９ａ、５９ｂは、外側の折り線５７ａ、５７ｂよりも長さ寸法が長くてもよい。

フィンガータブ５２の第１の１つは、フィンガータブ５２の第２の１つとは反対に、トップパネル１８にヒンジ接続されている。

ハンドル構造の配置は、キャリア９０を介して荷重を分散させるのに役立ち得る。フィンガータブ５２は、荷重下でのトップパネル１８の変形を画定するマンドレル(mandrel)として機能し得る。

第２の折り線６１および折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、図１の方向矢印ＧＲによって示されるように、グレーンまたは抄紙機の方向(grain or paper machine direction)を横切る、或いは、垂直に荷重を向け得る。

使用中、トップパネル１８は、カートン９０の管状軸に実質的に平行な方向、すなわち、グレーンまたは抄紙機の方向ＧＲに垂直な方向に変形または折り畳み得る。これにより、カートン９０の剛性および／または強度が向上し得る。

第２の折り線６１および折り線５７ａ、５９ａ、５７ｂ、５９ｂは、第１の折り線５５および分離線５１の両端の端部に近接するトップパネル１８の領域において、荷重または応力を低減する、或いは、それらの荷重または応力の集中を軽減する効果を有し得る。

トップパネル１８は、引き裂きストリップの形態の取り外し可能部分Ｄを含み得る。取り外し可能部分Ｄは、第１の引裂きまたは分離線６２ａによって、および第２の引裂きまたは分離線６２ｂによって画定される。第１および第２の分離線６２ａ、６２ｂは、概して、トップパネル１８を横切って長手方向に延びる。第２の分離線６２ｂは、第１の分離線６２ａから横断方向に離間している。プルタブ６０ａ、６０ｂの形態の引裂き開始デバイスを、引裂きストリップの各端部に設けられ得る。プルタブ６０ａ、６０ｂは、それぞれの折り線６３ａ、６３ｂによって引裂きストリップにヒンジ接続され、第１および第２の分離線６２ａ、６２ｂよりも容易に引裂かれるように脆弱にされた線によって部分的に画定され得る。つまり、脆弱にされた線は、第１および第２の分離線６２ａ、６２ｂよりも引き裂き抵抗が少ない。

取り外し可能部分Ｄは、カートン９０の内容物、すなわち物品Ｂへのアクセスを、その取り外し時に容易にし得る。

パネル１２、１６、１８、２０、２４のそれぞれは、１対の切り欠きまたは窪みを備えて形成され得る。切り欠きは、ブランク１０の対向するエンドエッジで画定される。切り欠きは、完全な主要な切り欠き７０、７０ａ、７０ｃ、および部分的またはマイナーな切り欠き７０ｂを含む。

第１の切り欠き７０は、その対向するエンドエッジのそれぞれに沿った中間付近のトップパネル１８に画定されている。第２の切り欠き７０ａは、第１のサイドパネル１６のそれぞれのエンドエッジに画定されている。第３の切り欠き７０ｃは、第２のサイドパネル２０のそれぞれのエンドエッジに画定されている。

部分的またはマイナーな切り欠き７０ｂは、第１および第２のベースパネル１２、２４のそれぞれの対向するエンドエッジのそれぞれに画定されている。

結果として、ブランク１０は、そのいずれかの長手方向エッジに沿って、それぞれが切り欠き７０、７０ａ、７０ｂ、７０ｃの隣接するタブの間に挿入された４つのタブ７２、７２ａ、７２ｂ、７２ｃを備えている。

図１に示されるように、第１の上部タブ７２は、隣接して配置された第１および第３の切り欠き７０、７０ｃによって挟まれて画定されている。第２の上部タブ７２ａは、第１および第２の切り欠き７０、７０ａによって挟まれて画定されている。第１の下部タブ７２ｂは、第２の切り欠き７０ａと、第１のベースパネル１２で画定された部分切り欠き７０ｂの第１のものとによって挟まれて画定される。第２の下部タブ７２ｃは、第３の切り欠き７０ｃと、第２のベースパネル２４で画定された部分切り欠き７０ｂの第２のものとによって挟まれて画定される。

第１の上部タブ７２は、隣接する折り線１９にまたがって配置される。第２の上部タブ７２ａは、隣接する折り線１７にまたがって配置される。

第１の下部タブ７２ｂは、隣接する折り線１３、１５にまたがって配置される。第２の下部タブ７２ｃは、隣接する折り線２１、２３にまたがって配置される。

完全またはメジャーな切り欠き７０、７０ａ、７０ｃは、同様のまたは同様に隣接して配置されたブランクのタブ７２、７２ａ、７２ｃのうちの適切なサイズの１つを収容することができる。

部分的またはマイナーな切り欠き７０ｂのそれぞれは、図１に示されたブランク１０の端部から端部まで配置された、後続または先行する第２のブランク（図示せず）の部分的またはマイナーな切り欠き７０ｂと協働し、図１のブランク１０に並行して配置される（オプションで、ブランク１０の長手方向エッジの少なくとも一部は、第３のブランクの長手方向エッジの少なくとも一部と共有され得るか、または共通し得る）、隣接する第３のブランク（図示せず）の適切なサイズのタブ７２、７２ａ、７２ｂ、７２ｃを収容することができるボイドまたは切り欠きが設けられている。第１のブランク１０からの第１の部分切り欠き７０ｂと、第２のブランクからの第２の部分切り欠き７０ｂとが、単一のタブ７２を収容するために必要である。このようにして、２つの部分的な切り欠き７０ｂは、完全な切り欠きを形成すると見なされ得る。

第１および第２の上部タブ７２および７２ａのそれぞれは、前記ブランク１０がカートン９０に組み立てられたときにカートン９０の内容物がカートン９０から外れるのを防ぐための端部保持構造を形成するか、または形成を補助する。第１および第２の上部タブ７２および７２ａは、折り線に沿って折り畳まれたときにトップ係合構造を形成するために、切断線および折り線を備え得る。

より具体的には、それぞれの上部タブ７２、７２ａは、折り線２５ａ、３５ｂ、３９ａ、３９ｂに沿って隣接するサイドパネル１６、２０にヒンジ接続された固定部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂを含み得る。それぞれの上部タブ７２、７２ａは、折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂに沿って固定部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂにヒンジ接続されたガセット部分(gusset portion)２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂを含み得る。

それぞれの上部タブ７２、７２ａは、折り線１７、１９のそれぞれ１つの延長部２９ａ、２９ｂ、３５ａ、３５ｂに沿ってガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂにヒンジ接続されたウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂを含み得る。それぞれの上部タブ７２、７２ａは、トップパネル１８と一体的に形成される被覆部分８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂを備え得る。それぞれのウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂは、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂによって、それぞれの被覆部分８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂにヒンジ接続されている。

オプションのアパーチャＡ４は、一部はトップパネル１８から、一部は第１または第２のサイドパネル１６、２０から、そして一部は上部タブ７２、７２ａから打ち抜かれ得る。アパーチャＡ４は、折り線１７、１９；２９ａ、２９ｂ、３５ａ、３５ｂ；３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂ；２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂ；２５ａ、３５ｂ、３９ａ、３９ｂのそれぞれの終端を画定し、前述の折り線の頂点に配置されている。

それぞれの上部タブ７２、７２ａの折り畳みは、カートンの組み立て中に達成される。それぞれの上部タブ７２、７２ａからトップ係合構造を形成するために、固定部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂを約１８０度折り曲げて、隣接するサイドパネル１６の内面と面接触関係にされる。固定部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂは、パッケージされた物品Ｂの１つによって隣接するサイドパネル１６、２０に押し付けられることによって、折り畳まれた位置に保持される。固定部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂの折り畳みにより、ガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂが折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂの周りで外側に折り畳まれ、ガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂは、１つのパッケージされた物品Ｂの側壁に沿って、折り線２７ａ、２７ｂ、３７ａ、３７ｂから外向きに延在する。同時に、ウェブ部分３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂは、折り線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂに沿って下向きに折り畳まれ、それにより、折り畳み線３１ａ、３１ｂ、３３ａ、３３ｂとガセット部分２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂのアウターエッジとの間に延在する折り畳み位置にもたらされる。このようにして完成したトップ係合構造は図２に示され、構造が１つの物品Ｂのトップにしっかりと係合するように示されている。

それぞれの下部タブ７２ｂ、７２ｃは、隣接する最も端のヒールアパーチャＡ３が画定される十分な材料を提供するのに役立ち得る。より具体的には、それぞれの下部タブ７２ｂ、７２ｃに隣接するヒールアパーチャＡ３は、ヒールアパーチャＡ３がその下部タブ７２ｂ、７２ｃ内に延在するときでさえ、十分な材料がヒールアパーチャＡ３を取り囲むように配置される。物品Ｂの組み立ておよびパッケージ中に、ブランク１０は、各ヒールアパーチャＡ３がそれぞれの物品Ｂの底部を受け入れて、前記物品Ｂをカートン９０内に保持するように取り扱われる。ヒールタブ４２はまた、物品Ｂを保持するのを助けるために折りたたまれている。

それぞれの下部タブ７２ｂ、７２ｃは、カートン９０の折り畳み可能なコーナー領域を形成する変形可能構造Ｇを含み得る。変形可能構造Ｇは、折り線の配置の形態を取り、カートン９０の鋭いコーナーまたはエッジを除去するのに適している。これは、カートン９０がキャリーバッグ、特に、プラスチック、紙、または同様のシート材料から、但しそれらに限定されない、形成され、輸送される場合に有利であり得る。変形可能構造Ｇは、カートン９０が、キャリアバッグが形成される材料に穴を開ける、引き裂く、または他の方法で突き刺す可能性を防止または低減する。キャリーバッグに穴を開けると、キャリーバッグの耐荷重能力が損なわれ、一度損なわれると裂け目が伝播し、カートン９０またはキャリーバッグに配置された他のアイテムの出口につながり、その結果、損傷する可能性があることが理解されよう。

それぞれの変形可能構造Ｇは、構造が実質的に類似しており、図１に示す第２の下部タブ７２ｃの１つに設けられた変形可能構造Ｇを参照して説明する。第２の下部タブ７２ｃは、第２のサイドパネル２０から部分的に形成され、一部はオプションの第２のコーナーパネル２２から、一部は第２のベースパネル２４から形成される。

変形可能構造Ｇは、部分的に第２のサイドパネル２０から、および部分的に第２のコーナーパネル２２から形成されたレリーフタブ８８を含み得る。第１または第２のコーナーパネル１４、２２が省略される実施形態では、レリーフタブ８８は、一部は第２のサイドパネル２０から、一部は第２のベースパネル２４から形成される。

レリーフタブ８８は、一部は第２のサイドパネル２０に設けられた第１の折り線８７によって、一部は第２のコーナーパネル２２に設けられた第２の折り線９１によって画定されている。

第１の折り線８７は、第２の折り線９１に対して発散するように配置されている。第１および第２の折り線８７、９１は、ブランク１０の長手方向またはフリーサイドエッジに向かって発散している。第１および第２の折り線８７、９１は、互いに近位に配置された第１の端部と、互いに遠位に配置された第２の端部とを含む。

レリーフタブ８８は、切断線または分離可能線９３によって部分的に画定される。切断線９３は、第１の折り線８７の第１の端部から第２の折り線９１の第１の端部に向かって延び得る。切断線９３は、第１の折り線８７の第１の近位端部と第２の折り線９１の第１の近位端部との間に実質的に延び得る。切断線９３は、第１の折り線８７の第１の端部を第２の折り線９１の第１の端部と隣接するように接続し得る。切断線９３は、第２の下部タブ７２ｃの長手方向またはフリーサイドエッジの隣接部分に実質的に平行になるように配置され得る。レリーフタブ８８は、実質的に台形の形状であり得る。

折り線２１の延長部または一部は、レリーフタブ８８を実質的に二等分する第３の折り線８９を規定する。他の実施形態では、第３の折り線８９は、レリーフタブ８８が第３の折り線８９に対して非対称であるように中心からずれていてもよい。

レリーフタブ８８は、その長手方向またはフリーサイドエッジから打ち抜かれた第１の切り欠きまたは窪みＲ１を含み得る。図１の実施形態では、窪みＲ１は、「Ｖ」字形のフリーエッジを画定するように実質的に三角形である。窪みＲ１は、第３の折り線８９を中断する。第３の折り線８９は、「Ｖ」形状の頂点で終端する。窪みＲ１は、第３の折り線８９にまたがる材料を除去して、第２の下部タブ７２ｃのフリーエッジに近接する第３の折り線８９の突出を低減する。窪みＲ１は、第３の折り線８９のクリップエッジをもたらす。

レリーフタブ８８は、第２の下部タブ７２ｃの長手方向またはフリーサイドエッジと隣接する最も端のヒールアパーチャＡ３との間に配置されている。

変形可能構造Ｇは、一対のフラップ８４、８６を備えたウェブ構造を含み得る。第１のフラップ８４は、第４の折り線８３によって第２のサイドパネル２０にヒンジ接続される。第４の折り線８３は、第３の主要な切り欠き７０ｃの長手方向のフリーエッジと同一直線上にあり得る。第２のフラップ８６は、第５の折り線８５によって第１のフラップ８４にヒンジ接続される。第５の折り線８３は、第４の折り線８３に対して発散するように配置される。第１の折り線８４は、実質的に三角形の形状である。第２のフラップ８６は、第１の折り線８７によってレリーフタブ８８にヒンジ接続されている。第５の折り線８３は、第１の折り線８７に対して発散するように配置されている。第２のフラップ８６は、実質的に三角形の形状である。

第１および第２のフラップ８４、８６は、レリーフタブ８８を第２のサイドパネル２０に相互接続する。

変形可能構造Ｇは、第２のサイドパネル２０（そして、設けられる場合はオプションの第２のコーナーパネル２２）によって設けられた第２の下部タブ７２ｃの部分を、最も端に隣接する物品Ｂの端部の周りに折り畳むかまたは変形させて、第２の下部タブ７２ｃの前記部分のフリーエッジが、最も端の物品Ｂに近接するようにしている。それは、第２の下部タブ７２ｃの前記部分の外側領域の剛性を低下させて、それが容易に変形するようにする。このようにして、キャリアバッグの装填中または運搬中に、第２の下部タブ７２ｃが内部に配置されたときにキャリアバッグの壁に穴を開ける可能性が低減される。これにより、第１のキャリアバッグを第２のキャリアバッグ内に配置して２層の壁を作成する「ダブルバッグ」の慣行を減らし得る。

変形可能構造Ｇは、その長手方向またはフリーサイドエッジから打ち抜かれた第２の切り欠きまたは窪みＲ２を含み得る。図１の実施形態では、第２の窪みＲ２は、「Ｖ」字形のフリーエッジ部分を画定するように実質的に三角形である。第２の窪みＲ２は、第２のベースパネル２４を第２のコーナーパネル２２に結合する折り線２３を遮断する。折り線２３は、「Ｖ」形状の頂点で終端する。第２の窪みＲ２は、第２の下部タブ７２ｃのフリーエッジに近接する折り線２３の突出を低減するように、折り線２３にまたがる材料を除去する。第２の窪みＲ２は、折り線２３のクリップエッジをもたらす。

図２に示されるようなカートン９０の構造に目を向けると、カートン９０は、その構造を完成するためにカートン９０を回転または反転させる必要がないように、直線状の機械における一連の連続的な折り畳み操作によって形成され得る。折り畳みプロセスは、以下に説明するものに限定されず、特定の製造要件に基づいて変更され得る。

図２に示される実施形態では、６つの物品Ｂが２×３のアレイに配置されている、物品Ｂ群が組み立てられる。ブランク１０のトップパネル１８は、物品Ｂ群の上に配置され、カートン９０のトップ壁１８をもたらす。

第１および第２のサイドパネル１６、２０は、トップパネル１８に対して、それぞれ、物品群Ｂの反対側の周りに、それぞれ折り線１７、１９の周りに折り畳まれ、カートン９０の第１および第２の側壁１６、２０を形成するために、物品Ｂ群の反対側の周りに配置される。

アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６は、上述したトップ係合構造を形成するために、第１および第２のサイドパネル１６、２０をトップパネル１８に対して折り畳むのと実質的同時に、第１および第２のサイドパネル１６、２０のそれぞれの１つと面接触する関係に折り畳まれ得る。

あるいは、トップ係合構造は、カートン９０を管状形態に組み立てた後に形成され得る。アンカー部分２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６は、それらがヒンジ接続されている第１および第２のサイドパネル１６、２０のそれぞれの１つと隣接して配置された物品Ｂとの間に押し込まれ得る。

第１および第２のコーナーパネル１４、２２は、第１および第２のサイドパネル１６、２０のそれぞれの１つに対して、隣接して配置された物品Ｂのヒールまたは下部周辺の折り線１５、２１の周りにそれぞれ折り畳まれる。

ヒールタブ４２は、第１および第２のコーナーパネル１４、２２のそれぞれの第１および第２のサイドパネル１６、２０を折り畳む前に、第１および第２のコーナーパネル１４、２２の平面から折り線４３の周りに折り畳まれ得る。

第１のベースパネル１２は、物品Ｂ群のベースに隣接して配置されるように折り線１３の周りに折り畳まれ、次に、第２のベースパネル２４は、第１のベースパネル１２に対し少なくとも部分的に重なるように折り線２３の周りに折り畳まれる。そうすることで、ヒールタブ４２のそれぞれが、それぞれの物品Ｂのベースと係合し得る。

第１および第２のベースパネル１２、２４は一緒に固定されている。オスタブＭのそれぞれは、第２のベースパネル２４の平面から内側に変位する。そうすることで、メスタブＦのそれぞれは、内側に変位し、第１のベースパネル１２に対応する開口部を作り出す。オスタブＭは、第１および第２のベースパネル１２、２４を一緒にロックするように、開口部のそれぞれに受容される。このようにして、物品Ｂ群の周りに管状構造が形成される。

組み立てられたカートン９０を図２に示す。ハンドル構造Ｈは、第１および第２の引裂き線６２ａ、６２ｂの間に配置される。タブ５２は、初期状態または展開されていない状態で示されている。

ここで図４および５を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。第２および第３の図示された実施形態では、可能であれば、これらの特徴がそれぞれ第２および第３の実施形態に属することを示すために接頭辞「１００」、「２００」が追加されているが、同様の部品を示すために同様の数字が使用される。追加の実施形態は、第１の実施形態と多くの共通の特徴を共有するため、図１から図３に示された実施形態との違いのみを詳細に説明する。

図４を参照すると、第２の実施形態によるカートン（図示せず）を形成するためのブランク１１０の一部が示されている。ブランク１１０は、ハンドルパネルを形成するためのパネル１１８を含む。ハンドルパネル１１８は、ハンドル構造Ｈを含む。ハンドル構造Ｈは、少なくとも１つの折り畳み可能なタブ１５２を含む。

タブ１５２は、第１またはフラップ折り線１５５によってハンドルパネル１１８にヒンジ接続され、切断線または分離線１５１によって部分的に画定される。切断線１５１は、実質的に半円形の形状であり得る。切断線または分離線１５１は、第１の折り線１５５の両端部に近接して配置された対向する端部を含む。切断線または分離線１５１の端部は、弧状または曲線状であり得る。分離線１５１の湾曲した端部は、第１の折り線１５５と隣接または連続するように配置される。第１の折り線１５５は、長さ寸法Ｌ１を含み、長さ寸法Ｌ１は、実質的にタブ１５２の最大幅寸法Ｗ１以下であるように配置され得る。例えば、長さ寸法Ｌ１と幅寸法Ｗ１との間の差は、３ｍｍ以下であるか、いくつかの実施形態では、約２ｍｍであり得る。

オプションで、分離線１５１は、タブ１５２の最大幅寸法Ｗ１を少なくとも部分的に規定する一対の線形セクション１５１ａ、１５１ｂを含み得る。オプションの線形セクション１５１ａ、１５１ｂは、第１の折り線１５５に近接するそれぞれの湾曲端部から連続して延在し得る。線形セクション１５１ａ、１５１ｂのペアは、第１の折り線１５５の両端から連続的な切断線または分離線１５１を形成するように配置された曲線セクションによって互いに結合され得る。真っ直ぐな切断線セグメント１５１ａ、１５１ｂは、他の形状または構成の切断線セグメントによって置き換えられ得る。

いくつかの実施形態では、曲線セクションは弧状であり、他の実施形態では、線形および／または弧状部分の組み合わせであり得る。例えば、互いに対して発散するように配置された２つ以上の線形部分およびそれらの間に配置された弧状部分を含み得る。

タブ１５２は、タブ１５２のフリーエッジＥ１から延びる第２のまたは中心折り線１６１を含み、タブ１５２のフリーエッジＥ１は、タブ１５２を横切って、第１の折り線１５５によって規定されるヒンジエッジに対抗し、オプションで、第１の折り線１５５を横切って延在し、第１の折り線１５５を超える位置で終端し得る。いくつかの実施形態では、第２の折り線１６１は、タブ１５２の外側の位置においてハンドルパネル１１８で終端する。いくつかの実施形態では、第２の折り線１６１は、第１の折り線１５５で、またはその上で終端する。さらに他の実施形態では、第２の折り線１６１は、末端がタブ１５２内に位置するように、すなわち、末端が第１の折り線１５５から離れて配置されるように、第１の折り線１５５の前で終端する。

第２の折り線１６１は、第１の折り線１５５に対して垂直であり得る。第２の折り線１６１は、タブ１５２を二分し得る。第２の折り線１６１は、第１の折り線１５５を二分し得る。

タブ１５２は、１対の第３の折り線１５３ａ、１５３ｂを含み得る。第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアは、互いに対して発散するように配置されている。第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアは、頂点を規定するために収束し、頂点は、タブ１５２のフリーエッジＥ１に近接する第２の折り線１６１の端部に配置または位置し得る。第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアのそれぞれは、分離線１５１の湾曲した端部のそれぞれの１つまで延在する。このようにして、第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアは、タブ１５２の最大幅寸法Ｗ１を横切って延びる「Ｖ」字形の折り線を規定する。

タブ１５２は、第１の折り線１５５を横切って延びるさらなる折り線を含み得る。さらなる折り線は、タブ１５２の外側の位置から延び得る。タブ１５２の境界は、第１の折り線１５５および分離線１５１によって画定される。さらなる折り線は、タブ１５２のフリーエッジＥ１に向かって、および／または第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアの１つに向かって延び得る。他の実施形態では、さらなる折り線のいずれかは、第１の折り線１５５上に位置する末端を含み得る。さらに他の実施形態では、さらなる折り線のいずれか１つの末端は、タブ１５２の境界内に位置し、そこから離間し得る。オプションで、さらなる折り線の配置は、中心折り線１６１に関して対称（ミラー対称）である。

図示された実施形態では、６つの折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂが、第１の折り線１５５を横切って延びる。折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂは、部分的にタブ１５２を横切る。折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂは、タブ１５２の外側に位置する第１の端部から、タブ１５２の境界内に配置された第２の端部まで延びる。第２の端部は、第３の折り線１５３ａ、１５３ｂのペアのそれぞれの一方から離間して配置され得る。

折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂは、第２の折り線１６１の反対側に配置され、互いに平行に配置され得る。折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂは、第２の折り線１６１と平行に配置され得る。

３つの折り線１５７ａ、１５９ａ、１６５ａは、第２の折り線１６１の第１の側に配置され得る。３つの折り線１５７ｂ、１５９ｂ、１６５ｂは、第２の折り線１６１の第２の側に配置され得る。

第２の折り線１６１に最も近接して配置される内側の折り線１６５ａ、１６５ｂは、外側の折り線１５７ａ、１５７ｂおよび／または中間の折り線１５９ａ、１５９ｂよりも長さ寸法が長くてもよい。中間の折り線１５９ａ、１５９ｂは、外側の折り線１５７ａ、１５７ｂよりも長さ寸法が長くてもよい。

ハンドル構造の配置は、キャリアを介して荷重を分散させるのに役立ち得る。

図５を参照すると、第３の実施形態によるカートン（図示せず）を形成するためのブランク２１０の一部が示されている。ブランク２１０は、ハンドルパネルを形成するためのパネル２１８を含む。ハンドルパネル２１８は、ハンドル構造Ｈを含む。ハンドル構造Ｈは、少なくとも１つの折り畳み可能なタブ２５２を含む。

タブ２５２は、第１またはフラップ折り線２５５によってハンドルパネル２１８にヒンジ接続され、切断線または分離線２５１によって部分的に画定される。タブ２５２の境界は、第１の折り線２５５および分離線２５１によって規定される。分離線２５１は、実質的に半円形の形状であり得る。切断線または分離線２５１は、第１の折り線２５５の対向する端部に近接して配置された対向する端部を含む。切断線または分離線２５１の端部は、弧状または曲線状であり得る。分離線２５１の湾曲した端部は、第１の折り線２５５と隣接または連続するように配置される。第１の折り線２５５は、長さ寸法Ｌ１を含み、長さ寸法Ｌ１は、実質的にタブ２５２の最大幅寸法Ｗ１以下であるように配置され得る。例えば、長さ寸法Ｌ１と幅寸法Ｗ１との間の差は、３ｍｍ以下であり、いくつかの実施形態では、約２ｍｍであり得る。

オプションで、分離線２５１は、タブ２５２の最大幅寸法Ｗ１を少なくとも部分的に規定する一対の線形セクション２５１ａ、２５１ｂを含み得る。オプションの線形セクション２５１ａ、２５１ｂは、第１の折り線２５５に近接するそれぞれの湾曲端部から連続して延び得る。線形セクション２５１ａ、２５１ｂのペアは、第１の折り線２５５の両端から連続的な切断線または分離線２５１を形成するように配置された曲線セクションによって互いに結合され得る。真っ直ぐな分離線セグメント２５１ａ、２５１ｂは、他の形状または構成の分離線セグメントにより置き換えられ得る。

いくつかの実施形態では、曲線セクションは弧状であり、他の実施形態では、線形部分と弧状部分の組み合わせであり得る。例えばそれは、互いに対して発散するように配置された２つ以上の線形部分と、それらの間に配置された弧状部分とを含み得る。

タブ２５２は、タブ２５２のフリーエッジＥ１から離間した位置から延びる第２のまたは中心折り線２６１を含み、フリーエッジＥ１は、第１の折り線２５５によって画定されるヒンジエッジに対向する。第２の折り線２６１は、タブ２５２の高さＨ１に沿ってタブ２５２を横切って延び得る。第２の折り線２６１は、第１の折り線２５５上の位置で終端し得る。いくつかの実施形態では、第２の折り線２６１は、第１の折り線２５５を超えて延在し、ハンドルパネル２１８のタブ２５２の外側の位置で終端し得る。さらに他の実施形態では、第２の折り線２６１は、近位末端がタブ２５２内に位置するように、すなわち、近位末端が第１の折り線２５５から離れて配置されるように、第１の折り線２５５の前で終端し得る。遠位末端は、フリーエッジＥ１に配置され得る。

第２の折り線２６１は、第１の折り線２５５に対して垂直であり得る。第２の折り線２６１は、タブ２５２を二分し得る。第２の折り線２６１は、第１の折り線２５５を二分し得る。

タブ２５２は、１対の第３の折り線２５３ａ、２５３ｂを含み得る。第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアは、互いに対して発散するように配置されている。第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアは、頂点を規定するために収束し、頂点は、タブ２５２のフリーエッジＥ１に近接する第２の折り線２６１の端部に配置または位置し得る。第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアのそれぞれは、分離線２５１の湾曲した端部のそれぞれの１つまで延びる。このようにして、第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアは、タブ２５２の最大幅寸法Ｗ１を横切って延びる「Ｖ」字形の折り線を規定する。

タブ２５２は、第１の折り線２５５から、またはそれを横切って延びるさらなる折り線を含み得る。さらなる折り線は、タブ２５２のフリーエッジＥ１に向かって、および／または第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアの１つに向かって延び得る。図５に示される実施形態では、さらなる折り線のそれぞれは、第１の折り線２５５上に位置する末端を含む。さらに他の実施形態では、さらなる折り線のいずれか１つの近位末端は、タブ２５２の境界の外側または内側に配置され、第１の折り線２５５から離間され得る。オプションで、さらなる折り線の配置は、中心折り線２６１に対して対称（ミラー対称）である。

図示された実施形態では、４つの折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂがタブ２５２内に設けられている。折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、部分的にタブ２５２を横切って延びる。折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、第１の折り線２５５上に位置するそれらのそれぞれの近位端部から第２の遠位端部まで延びる。遠位端部は、第３の折り線２５３ａ、２５３ｂのペアのそれぞれの１つから離間され得る。

図示された実施形態におけるさらなる折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは線形である。他の実施形態では、さらなる折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、非線形または曲線であり得る。

図示された実施形態では、さらなる折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、中心折り線２６１に対して斜めに配向されている。

図示された実施形態では、さらなる折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、第１の折り線２５５に対して斜めに配向されている。

折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、第２の折り線２６１の反対側に配置され得る。折り線２５７ａ、２５９ａ、２５７ｂ、２５９ｂは、第２の折り線２６１に対して発散するように配置されている。

２つの折り線２５７ａ、２５９ａは、第２の折り線２６１の第１の側に配置され得る。２つの折り線２５７ｂ、２５９ｂは、第２の折り線２６１の第２の側に配置され得る。

第２の折り線２６１に最も近接して配置された内側の折り線２５９ａ、２５９ｂは、互いに対して発散するように配置され、外側の折り線２５７ａ、２５７ｂよりも長さ寸法が長くてもよい。外側の折り線２５７ａ、２５７ｂは、互いに対して発散するように配置されている。

図示された実施形態では、第１の内側折り線２５９ａは、第１の外側折り線２５７ａと実質的に平行に配置されている。他の実施形態では、第１の内側の折り線２５９ａおよび第１の外側の折り線２５７ａは、非平行であり得る。

図示された実施形態では、第２の内側折り線２５９ｂは、第２の外側折り線２５７ｂと実質的に平行に配置されている。他の実施形態では、第２の内側の折り線２５９ｂおよび第２の外側の折り線２５７ｂは、非平行であり得る。

本開示は、カートン９０の内部を画定するための複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８と、フラップ折り線５５；１５５；２５５に沿って複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８のうちの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されたハンドルフラップ５２；１５２；２５２と、を備えたカートンブランク１０；１１０；２１０であって、ハンドルフラップ５２；１５２；２５２が、フラップ折り線５５；１５５；２５５を横切って延びる複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂを有している、カートンブランク１０；１１０；２１０を提供する。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ。１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂは、３つ以上の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂを含み得る。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ。１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂは、フラップ折り線５５；１５５に対してほぼ垂直に配置され得る。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ。１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂはフラップ折り線５５；１５５からハンドルフラップ５２；１５２；２５２のフリーエッジＥ１に向かって延在する。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂのうちの少なくとも１つの折り線６１；１６１；２６１は、フリーエッジＥ１まで完全に延在する。

ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂのうちの少なくとも１つに平行である、一対の対向するサイドエッジ５１ａ、５１ｂ；１５１ａ、１５１ｂ；２５１ａ、２５１ｂを有し得る。

複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４のうちの少なくとも１つ１８は、一対の引き裂き線６２ａ、６２ｂによって画定されるディスペンサーパネルＤを含み、ハンドルフラップ５２は、引き裂き線６２ａ、６２ｂから離間した位置で、一対の引き裂き線６２ａ、６２ｂの間に配置される。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４のうちの少なくとも１つ１８は、通常の使用ではトップパネル１８であり得る。

ハンドルフラップ５２は、引き裂き線６２ａ、６２ｂの間の内側に配置され得る。

フラップ折り線５５は、フラップ折り線５５の概念上の延長線ｘ－ｘ’が一対の引き裂き線６２ａ、６２ｂと交差するような方向に配置され得る。

フラップ折り線５５の概念上の延長線ｘ－ｘ’は、概念上の延長線ｘ－ｘ’が交差する引き裂き線６２ａ、６２ｂのそれぞれの部分にほぼ垂直である。

ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５に対してほぼ垂直に延びる中心軸ｙ－ｙ’を規定する。複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂは、中心軸ｙ－ｙ’に対して対称に配置され得る。複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂは、中心軸ｙ－ｙ’から等距離の位置で中心軸ｙ－ｙ’の反対側に配置された、折り線５９ａ、５９ｂ；１６５ａ、１６５ｂの第１のペアを含み、折り線５９ａ、５９ｂ；１６５ａ、１６５ｂの第１のペアは、互いに第１の距離Ｄ１で配置されている。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂのうちの１つ折り線６１；１６１は、中心軸ｙ－ｙ’と同一直線上に延在する。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂは、中心軸ｙ－ｙ’から等距離の位置で中心軸ｙ－ｙ'の反対側に配置される、折り線５７ａ、５７ｂ；１５９ａ、１５９ｂの第２のペアをさらに含み、折り線５７ａ、５７ｂ；１５９ａ、１５９ｂの第２のペアは、互いに第２の距離Ｄ２で配置され、第２の距離Ｄ２が第１の距離Ｄ１よりも大きい。

複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２５９ｂ、２５７ｂは、中心軸ｙ－ｙ’から等距離の位置で中心軸ｙ－ｙ’の反対側に配置される、折り線１５７ａ、１５７ｂの第３のペアをさらに含み、折り線１５７ａ、１５７ｂの第３のペアは、互いに第３の距離Ｄ３で配置され、第３の距離Ｄ３が第２の距離Ｄ２よりも大きい。

折り線５９ａ、５９ｂ；１６５ａ、１６５ｂ；２５９ａ、２５９ｂの第１のペアは、それぞれ、折り線５７ａ、５７ｂ；１５９ａ、１５９ｂ；２５７ａ、２５７ｂの第２のペアのそれぞれよりも長さが長い。

折り線５９ａ、５９ｂ；２５９ａ、２５９ｂの第１のペアは、それぞれ、フラップ折り線５５；２５５からハンドルフラップ５２のフリーエッジＥ１に向かって延び、折り線５９ａ、５９ｂ；２５９ａ、２５９ｂの第１のペアは、フリーエッジＥ１の手前で終端する。

ハンドル構造Ｈは、中心軸ｙ－ｙ’と同一直線上に延びる中心折り線６１；１６１；２６１をさらに含む。

中心折り線６１；１６１；２６１は、少なくとも、フラップ折り線５５；１５５；２５５からフリーエッジＥ１まで完全に延在する。

中心折り線６１；１６１；２６１は、折り線５９ａ、５９ｂ；１６５ａ、１６５ｂ；２５９ａ、２５９ｂの第１のペアのそれぞれよりも長さが長い。

フラップ折り線５５；１５５；２５５の長さＬ１は、ハンドルフラップ５２；１５２；２５２の最大幅Ｗ１以下である。

本開示はまた、物品Ｂをパッケージするためのカートン９０を提供する。カートン９０は、それぞれがカートン９０を形成する同様のブランクと入れ子にされ得るブランク１０から形成される。

本開示は、内部チャンバーを画定するための複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８と、複数のパネルの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されたハンドルフラップ５２；１５２；２５２とを備えたカートン９０を形成するためのブランク１０；１１０；２１０を提供する。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５に沿って、複数のパネルの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続された近位部分６６；１６６；２６６を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、一対の遠位部分折り線５３ａ、５３ｂ；１５３ａ、１５３ｂ；２５３ａ、２５３ｂのそれぞれに沿って、近位部分６６；１６６；２６６にヒンジ接続された、一対の遠位部分６７、６８；１６７、１６８；２６７、２６８を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５の横断方向に延びる、複数のさらなる折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２６１、２５９ｂ、２５７ｂを有する。

本開示は、さらに、内部チャンバーを画定するための複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８と、複数のパネルの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されたハンドルフラップ５２；１５２；２５２とを備えたカートン９０を形成するためのブランク１０；１１０；２１０を提供する。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５に沿って、複数のパネルの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続された近位部分６６；１６６；２６６を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、一対の遠位部分折り線５３ａ、５３ｂ；１５３ａ、１５３ｂ；２５３ａ、２５３ｂのそれぞれに沿って、近位部分６６；１６６；２６６にヒンジ接続された、一対の遠位部分６７、６８；１６７、１６８；２６７、２６８を含む。遠位部分折り線５３ａ、５３ｂ；１５３ａ、１５３ｂ；２５３ａ、２５３ｂは、ハンドルフラップ５２；１５２；２５２のフリーエッジＥ１からフラップ折り線５５；１５５；２５５に向かって発散するように延在する。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フリーエッジＥ１からフラップ折り線５５；１５５；２５５に向かって実質的に延在する、少なくとも１つのさらなる折り線６１；１６１；２６１を有する。

本開示はまた、それぞれがほぼ円形の断面を有する物品またはコンテナ「Ｂ」の群と、コンテナＢの群の外側の周りに少なくとも部分的に配置されたカートン９０とを含んでなるパッケージを提供する。カートン９０は、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８およびハンドルフラップ５２；１５２；２５２を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５に沿って、複数のパネルのうちの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されている。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５の横断方向に延びる、複数の平行な折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２６１、２５９ｂ、２５７ｂを有する。

本開示はまた、それぞれがほぼ円形の断面を有するコンテナ「Ｂ」の群と、コンテナＢの群の外側の周りに少なくとも部分的に配置されたカートン９０とを含んでなるパッケージを提供する。カートン９０は、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４；１１８；２１８およびハンドルフラップ５２；１５２；２５２を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、複数のパネルのうちの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されている。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５に沿って、複数のパネルのうちの少なくとも１つ１８；１１８；２１８にヒンジ接続されている近位部分６６；１６６；２６６を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、一対の遠位部分折り線５３ａ、５３ｂ；１５３ａ、１５３ｂ；２５３ａ、２５３ｂのそれぞれに沿って、近位部分６６；１６６；２６６にヒンジ接続された、一対の遠位部分６７、６８；１６７、１６８；２６７、２６８を含む。ハンドルフラップ５２；１５２；２５２は、フラップ折り線５５；１５５；２５５の横断方向に延びる、複数のさらなる折り線５７ａ、５９ａ、６１、５９ｂ、５７ｂ；１５７ａ、１５９ａ、１６５ａ、１６１、１６５ｂ、１５９ｂ、１５７ｂ；２５７ａ、２５９ａ、２６１、２５９ｂ、２５７ｂ。１５５；２５５を有する。

ブランク１０は、それらの間にタブを画定する複数の窪みを有する長手方向エッジを含み得る。窪みは、ブランク１０が同様のブランク１０と入れ子になることを可能にするように配置され得る。タブは、カートン９０の上部および下部のコーナー部分をもたらす。下コーナー部分は、カートン９０の下コーナー部分の鋭さを低減するために下コーナー部分を変形または折り畳むことを可能にする変形可能な折り畳み構造Ｇを含み得る。変形可能な折り畳み構造Ｇは、荷重が加えられると、下コーナー部分が容易に折りたたまれて丸みを帯びるようにされる。

本発明の範囲内で様々な変更を行うことが可能であることが理解され得る。例えば、パネルおよび開口のサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品に対応するように調整され得る。

本明細書で使用される場合、「トップ」、「ボトム」、「ベース」、「前」、「後」、「端部」、「サイド」、「内側」、「外側」、「上部」および「下部」は、必ずしもそれぞれのパネルをそのような方向に制限するわけではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するのに使用され得る。

本明細書で使用される場合、「ヒンジ接続」および「折り線」という用語は、ブランクのヒンジ機構を規定し、ブランクの互いに対する折り畳み部分を容易にする、或いは、さもなければブランクの最適なパネル折り畳み位置を示すあらゆる種類の線を指す。「ヒンジ接続」への言及は、必ずしも単一の折り線のみを指すと解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ接続は、２つ以上の折り線から形成することができ、２つ以上の折り線のそれぞれは、形状が直線／線形または湾曲／曲線のいずれかであり得る。直線状の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに平行に配置されるか、または互いに対してわずかに角度が付けられ得る。曲線の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに交差して、曲線の折り線で囲まれた領域内に成形パネルを画定し得る。そのようなヒンジ接続の典型的な例は、それらがそれらの間に楕円形のパネルを画定するように、２点で交差する一対のアーチ型または弧状の折り線を含み得る。ヒンジ接続は、１つまたは複数の直線状の折り線および１つまたは複数の曲線状の折り線から形成され得る。そのようなヒンジ接続の典型的な例は、それらがそれらの間の半月形のパネルを画定するように２点で交差する線形折り線とアーチ型または弧状折り線の組み合わせを含み得る。

本明細書で使用される場合、「折り線」という用語は、以下のいずれかを指し得る。すなわち、スコアライン、エンボスライン、デボスライン、ミシン目の線、短いスリットのライン、ハーフカットのライン、シングル・ハーフカット、中断された切断線、整列されたスリットのライン、スコアのライン、およびそれらの任意の組み合わせである。

ヒンジ接続および折り線はそれぞれ、ミシン目、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、切断線、中断された切断線、スリット、スコア、それらの任意の組み合わせなどを含む、ブランクの基材に形成される要素を含み得ることを理解されたい。要素は、必要な機能をもたらすように寸法を決めて配置され得る。例えば、ミシン目の線は、折り線および／または切断線を規定するために、脆弱の程度で寸法決めまたは設計され得る。ミシン目の線は、折り畳みを容易にし、破壊に抵抗するように、折り畳みを容易にし、より多くの努力で破壊を容易にするように、またはわずかな努力で破壊を容易にするように設計され得る。

本明細書で使用される「in registry with」という句は、２つの重なり合うパネルの第１に形成された開口および２つの重なり合うパネルの第２に形成された第２の開口など、組み立てられたカートン内の２つ以上の要素の位置決めを指す。互いに整列されているこれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに位置決めされ得る。例えば、第１のパネルのアパーチャが、第１のパネルと重なり合う位置で配置された第２のパネルの第２のアパーチャと「in registry with」されている場合、アパーチャのエッジは、エッジの少なくとも一部に沿って延在し、第２のアパーチャの、第１および第２のパネルの厚さの方向に、第２のアパーチャと整列し得る。

１０、１１０、２１０ ブランク
１２、１４、１６、１８、２０、２２、２４ パネル
１３、１５、１７、１９、２１、２３、４３、４５，５５、５７、５９、６１、８７、８９、９１ 折り線
２６ａ、２６ｂ、３６ａ、３６ｂ 固定部分
２８ａ、２８ｂ、３４ａ、３４ｂ ガセット部分
３０ａ、３０ｂ、３２ａ、３２ｂ ウェブ部分
４２ ヒールタブ
５１ 切断線または分離線
５１ａ、５１ｂ 線形セクション
５２ フィンガータブ
６０ａ、６０ｂ プルタブ
６２ａ、６２ｂ 第１および第２の分離線
７０ 切り欠き
７２、７２ａ、７２ｃ タブ
８０ａ、８０ｂ、８２ａ、８２ｂ 被覆部分
８８ レリーフタブ
９０ コンテナ、キャリア
Ａ１、Ａ２ 第１および第２のアパーチャ
Ａ３ ヒールアパーチャ
Ｂ 物品
Ｄ 取り外し可能部分
Ｅ１ フリーエッジ
Ｆ メスタブ、相補的ロック機構
Ｍ オスタブ、相補的ロック機構
Ｇ 変形可能構造
Ｈ ハンドル構造
Ｌ１ 長さ寸法
Ｎ ヒール係合構造
Ｒ１ 窪み
Ｗ１ 最大幅寸法

Claims (26)

1. １つまたは複数の物品をパッケージするためのカートンであって、当該カートンの内部を画定する複数の壁と、フラップ折り線に沿って前記複数の壁のうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップと、を備え、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を有していることを特徴とする、カートン。
2. 内部チャンバーを画定するための複数のパネルと、フラップ折り線に沿って前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップと、を備えたカートンを形成するためのブランクであって、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を有していることを特徴とする、ブランク。
3. 前記複数の平行な折り線が３つ以上の平行な折り線を含むことを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
4. 前記複数の平行な折り線のそれぞれが、前記フラップ折り線に対して略垂直に配置されていることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
5. 前記複数の平行な折り線のそれぞれが、前記フラップ折り線から前記ハンドルフラップのフリーエッジに向かって延びていることを特徴とする、請求項４に記載のブランク。
6. 前記複数の平行な折り線のうちの少なくとも１つが、前記ハンドルフラップのフリーエッジまで完全に延びていることを特徴とする、請求項５に記載のブランク。
7. 前記ハンドルフラップは、それぞれが前記複数の平行な折り線に平行である一対の対向するサイドエッジを有していることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
8. 前記複数のパネルのうちの少なくとも１つは、一対の引き裂き線によって画定されるディスペンサーパネルを含み、前記ハンドルフラップは、前記引き裂き線から離間した位置で一対の前記引き裂き線の間に配置されていることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
9. 前記ハンドルフラップが前記引き裂き線の間の内側に配置されていることを特徴とする、請求項８に記載のブランク。
10. 前記フラップ折り線の概念上の延長部が一対の前記引き裂き線と交差するように前記フラップ折り線が配向されていることを特徴とする、請求項８に記載のブランク。
11. 前記フラップ折り線の前記概念上の延長部が、前記概念上の延長部が交差する引き裂き線のそれぞれの部分に略垂直であることを特徴とする、請求項１０に記載のブランク。
12. 前記ハンドルフラップは、前記フラップ折り線に対して略垂直に延びる中心軸を規定し、前記複数の平行な折り線は、前記中心軸に対して対称に配置されていることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
13. 前記複数の平行な折り線のうちの１つが前記中心軸と同一直線上に延びていることを特徴とする、請求項１２に記載のブランク。
14. 前記ハンドルフラップは、前記フラップ折り線に対して略垂直に延びる中心軸を規定し、前記複数の平行な折り線は、前記中心軸から等距離の位置で前記中心軸の反対側に配置された第１の折り線のペアを含み、前記第１の折り線のペアは、第１の距離だけ互いに離れて配置されていることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
15. 前記複数の平行な折り線は、前記中心軸から等距離の位置で前記中心軸の反対側に配置された第２の折り線のペアをさらに含み、前記第２の折り線のペアは、第２の距離だけ互いに離れて配置され、前記第２の距離は、前記第１の距離よりも大きいことを特徴とする、請求項１４に記載のブランク。
16. 前記第１の折り線のペアはそれぞれ、前記第２の折り線のペアのそれぞれよりも長さが長いことを特徴とする、請求項１５に記載のブランク。
17. 前記第１の折り線のペアはそれぞれ、前記フラップ折り線から前記ハンドルフラップのフリーエッジに向かって延び、前記第１の折り線はそれぞれ、フリーエッジの手前で止まっていることを特徴とする、請求項１４に記載のブランク。
18. 前記複数の平行な折り線は、前記中心軸と同一直線上に延びる中心折り線をさらに含むことを特徴とする、請求項１７に記載のブランク。
19. 前記中心折り線が、前記フラップ折り線から前記ハンドルフラップを横切ってフリーエッジまで完全に延びていることを特徴とする、請求項１８に記載のブランク。
20. 前記中心折り線が前記第１の折り線のそれぞれよりも長さが長いことを特徴とする、請求項１９に記載のブランク。
21. 前記フラップ折り線の長さが前記ハンドルフラップの最大幅以下であることを特徴とする、請求項２に記載のブランク。
22. カートンを形成するためのブランクであって、
    内部チャンバーを画定するための複数のパネルと、
    前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続されたハンドルフラップと、
    を備え、前記ハンドルフラップは、
    フラップ折り線に沿って前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続された近位部分と、
    それぞれ一対の遠位部分折り線に沿って前記近位部分にヒンジ接続された一対の遠位部分と、を含み、
    前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる複数のさらなる折り線を有していることを特徴とする、ブランク。
23. カートンを形成するためのブランクであって、内部チャンバーを画定するための複数のパネルとハンドルフラップとを備え、前記ハンドルフラップが、前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにフラップ折り線に沿ってヒンジ接続された近位部分と、一対の遠位部分折り線に沿ってそれぞれの近位部分にヒンジ接続された一対の遠位部分と、を備え、それぞれの前記遠位部分折り線が、前記ハンドルフラップのフリーエッジから実質的に延在し、一対の前記遠位部分折り線が、前記フラップ折り線に向かって発散するように、前記遠位部分折り線のそれぞれが、互いに発散するように配置され、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる少なくとも１つのさらなる折り線を有していることを特徴とする、ブランク。
24. それぞれが略円形の断面を有するコンテナ群と、
    前記コンテナ群の外側の周りに少なくとも部分的に配置されたカートンであって、複数のパネルおよびハンドルフラップを含み、前記ハンドルフラップが、フラップ折り線に沿って前記複数のパネルの少なくとも１つにヒンジ接続されており、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる複数の平行な折り線を備える、カートンと、
    を含んでなることを特徴とする、パッケージ。
25. それぞれが略円形の断面を有するコンテナ群と、
    前記コンテナ群の外側の周りに少なくとも部分的に配置されたカートンであって、複数のパネルおよびハンドルフラップを含み、前記ハンドルフラップが、前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続された、カートンと、
    を備えたパッケージであって、
    前記ハンドルフラップは、
    フラップ折り線に沿って前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続された近位部分と、
    一対の遠位部分折り線のそれぞれに沿って前記近位部分にヒンジ接続された一対の遠位部分と、
    を含み、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる複数のさらなる折り線を有していることを特徴とする、パッケージ。
26. それぞれが略円形の断面を有するコンテナ群と、
    前記コンテナ群の外側の周りに少なくとも部分的に配置されたカートンであって、複数のパネルおよびハンドルフラップを含み、前記ハンドルフラップが、前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続された、カートンと、
    を備えたパッケージであって、
    前記ハンドルフラップは、
    フラップ折り線に沿って前記複数のパネルのうちの少なくとも１つにヒンジ接続された近位部分と、
    一対の遠位部分折り線のそれぞれに沿って前記近位部分にヒンジ接続された一対の遠位部分であって、それぞれの前記遠位部分折り線が、前記ハンドルフラップのフリーエッジから実質的に延び、一対の前記遠位部分折り線が、前記フラップ折り線に向かって発散するように、前記遠位部分折り線のそれぞれが、互いに対して発散するように配置されている、一対の遠位部分と、
    を含み、前記ハンドルフラップが、前記フラップ折り線を横切って延びる少なくとも１つのさらなる折り線を有していることを特徴とする、パッケージ。

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