JPS63501282A - 乗物用空気式タイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 乗物用空気式タイヤ 本発明は、トロイダル状に（ｔｏｒｕｓｒ６ｒＩＩｌ＋ｇ）湾曲したボディー（ Ｋ５ｒｐｅｒ）および該ボディーに形成されたビードと、各ビード中の複数の部 分からなる（ｇｅｔｅｉ　Ｉ　ｔｅｎ）環状コアと、端部が前記複数の部分から なるコアのそれぞれの部分のあいだを通って導かれているコードブライとからな る乗物用に設計された空気式タイヤに関する。

乗物用空気式タイヤにおいては、タイヤのビードの材料中に埋められたコアに、 必要なコードブライまたは織物製補強材をいかに接続すべきかという事項に関連 した問題点がある。通常は、コードブライはコアのまわりで折り曲げられ、その 自由端がタイヤのサイドウオール部分の中に導き戻される。このために、タイヤ のサイドウオールが折り返された織物製補強材の存在によってタイヤの安定性に 必要な厚さよりも厚くなってしまい、ビード部が相対的にかたくなるという欠点 がある。また、この欠点はサイドウオール部におけるタイヤの弾性の低下をもた らす。さらに、ビードのエンベロープのセルベージ（Ｓｔｏ１３ｋａｎｔｅｎ） の露出は、タイヤのサイドウオールにおけるカーカスの耐久性に対する危険を意 味する。

この問題を解決すべく、分割された形または複数の部分からなる形にまとめられ た多数のスレッド（Ｄｒ菖ｈｔｅｎ）から形成されておリピート中に埋められて いるリングまたはコアを作り、コードブライまたは織物製補強材をリングまたは コアのふたつの部分のあいだに通し、それをリングまたはコアに物質的な方法で （ｓｔｏｆｆｓｃｈｌＵｓｓｊｇｖｅｒｂｉｎｄｅｔ）接続する（ＤＥ−Ｏ３２ ４０８４７４）という方法が試みられてきた。たしかに、このような方法によっ てビード部においてコードブライを折り曲げることを避けることができ、それに よってタイヤのサイドウオール部を不必要に厚くすることを避けることができる が、コードブライまたは補強材がビード中のリングまたはコアに充分に、確実に および恒久的に接続されることについては確かではない。さらに、完全な円とな るために必要な、カーカスの基礎を形成するビードリングの側面の内部での材料 の均一な分布が不充分になる。

従来から知られている乗物用空気式タイヤにおけるほかの問題点として、ビード 部中のビードリングまたはコアの位置が充分正確には制御されにくく、それにと もない不均一性や事実としてのアンバランス効果が生じ、高速用に設計されるタ イヤにおいてとくに望ましくないという事実がある。

本発明は、コードブライとビードリングまたはコアとの固定に悪影響を及ぼすこ となくサイドウオール部がより大きな弾性を有し、同時に他方ではビードリング やコアが従来可能であったよりも形状に対してより忠実であり、それらの位置が さらに正確に決定され、取り付けのために必要な柔軟性を失うことなく重量およ びコストが低減されるというような方法によって、従来知られた乗物用空気式タ イヤの改良における問題点を解決することに基づく。

この問題点は本発明によって解決され、本発明においてはそれぞれのビードリン グまたはコアか相互に位置し機械的にインターロックする形状をしたリングによ って形成され、コードブライまたは織物製の補強材のそれぞれの端部がそれらの リングのあいだに位置し、コードブライがビードリングまたはコアに物質的な方 法や力によってのみならず、機械的に接続するようになっている。

このようにして、コードブライはビードリングの周りを通されたり、タイヤのサ イドウオールにおいてその端部が逆向きにされたりする必要がなく、２個のビー ドリングまたはコアに挿入されているコードブライの範囲はタイヤのカーカスの いかなる周辺部においても一様であり、コードブライとビードリングまたはコア とのがたく恒久的な固定かえられる。対照的に、ビードリングとプライとの固定 が不充分になることに対するいかなるおそれも伴わず、ビードリングまたはコア の部分においてコードブライは終結してもよい。ビードリングまたはコアは相互 に作用する形状のリングで作られ、従来のようなワイヤのループではないので、 形状に対する忠実さが改善され、従来可能であったよりもより正確にタイヤのビ ード部に位置決めされることができるようになり、その形状や位置は加熱および 圧縮操作時においても充分に維持される。実際に、これらは従来の通常のビード リングやコアよりも容易に形成することができ、それによって強度不足の問題を 増大させることもない。

好ましくは、前記２個の成形された側面を有するリングは実質的にＬ字またはＵ 字形状から作られるのがよく、すなわち、最低のコストで製作されうるように成 形された側面を有する帯状材料から作られてもよい。

帯状材料で作られたビードコアまたはリングはタイヤのビード部にとくに正確に 配置できる。

２個の形作られたリングの少なくとも１個の上方に延びた周辺部は外側に曲げら れている。これはコードブライまたは補強材がふたつの部分からなるビードリン グまたはコアに入る点において鋭い端部が排除されるという利点を有し、そのた め圧縮荷重やはさみっけ荷重がなく、さらにまた、タイヤの空気が抜けたままで 乗物かつぎの車庫に向って運転し続けられるときにもコードブライまたは補強材 が鋭い端部によってよじられることがなくなる。曲げ戻された周辺部を設けるこ とによってカーカスのスレッド部へのいかなる局部圧力も避けられる。したがっ て、本発明の空気式タイヤは相応の良好なランフラット性能を有する。

さらに本発明の一態様として、多部分からなるビードリングまたはコアのそれぞ れの成形された側面を有するリングは、周方向に伸びる溝孔または長孔を有し、 この孔は一方においてリングとタイヤの弾性材料との良好な機械的キーイング（ Ｖｅｒｂｉｎｄｕｎｇ）を確実にし、他方においてそれ以外の点ではかたいリン グのとくにねじりに関してのある程度の柔軟性を確実にする。

これらの溝孔または長孔は何列かの平行な列となるように配列されてもよく、そ のばあい、まとめられた２個のリング上の溝孔が、タイヤの弾性材料と成形され た側面を有するリングまたはコアとの機械的な接続を達成するようにのみならず 、片方の成形された側面を有するリングの溝孔が開いていない部分がその位置で 溝孔が開いている他方のリングの弾性的挙動を相殺しないことを確実にするよう に、実際に整列させられるのに対し、個別の列内の溝孔は相互にｎい違いに配列 される。

さらに本発明の一態様として、リングの画部分の周辺部の一方をはさみ込むよう な方法で係ｉＬするクランピングリングがぞれぞれのビードリングまたはコアに 設けられる。このように１２で、各ビードリングまたは＝ｌアの２つの部分とそ れらのあいだにあるコー　ドブライまたは補強材との接続が、とくにタイヤの製 造工程において改善され、ビードリングまたはコアの２つの部分とそれらのあい だの織物製ブライまたは捕強祠とが確実に恒久的に一緒に接続される。タイヤの 製造後において、タイヤの弾性材料は、成形された側面を有するリングとコード ブライとを、クランピングリングによって決められる位置に保持する。

例と１．で、各クランピングリングは、クランピングリングによって一緒に圧縮 されるべき成形された側面を有するリングの周辺部を係止するために、弾性をも たせて形成された２個所の周辺部を有し、そのクランピングリングの周辺部は、 たとえば帯状材料で作られたクランピングリングが縦方向の端部に横方向に延び る７ノツチを有するような方法で形成される。これらのノツチ部分においてクラ ンピングリングの端部を内側に曲げることは、弾性を有づ−るタング（Ｚｕｎｇ Ｃｎ）またはクランピングフィンガー（Ｋｌｃｎ＋ｎ＋ｂｉｉｇｅｌ）をもたら すのできくに有利である。

一方、１つの成形された側面を有するリングの周辺部のうち片方に弾性をａする クランピングリングを形成すること、すなわち、クランピングリングと成形され た側面を有するリングとを一体にすることも可能である。

Ｒにクランプされる部分に対して恒久的に作用する弾性的な係止によって、カー カスの組み立て工程においてさえも成形された側面を有するリングまたはコアリ ングの全体システムに対して集中化効果がもたらされる。

また、採用される成形された側面を有するリングおよびクランピングリングと、 成形された側面を有するリングのあいだに存在する織物製ブライおよびゴム系材 料との良好な接続が達成される。これにより、各ビードリングからなる成形され た側面を有するリングが互いに相対的に動きうるため、取り付１ノの際に望まし いタイヤの柔軟性の改善ももたらされる。

本発明にかかわる乗物用タイヤの２つの実施態様が以下の図面中に例として図形 的に示される。

第１図はタイヤのビードのうちの１方の部分の部分断面図である。

第２図はタイヤのビードコアまたはリングの１つの成形された側面を有するリン グを示す斜視図である。

第３図はコアのほかの成形された側面を有するリングを示す部分図である。

第４図はクランピングリングを示す部分図であり、第５図は本発明の第２の実施 態様にかかわるタイヤのビード部の部分断面図である。

部分的に１７か図示されていないが、空気式タイヤ（２）は第１−図に示されて いるようにリム（１）上に取り付りられている。タイヤは相対的に薄肉のサイド ウオール（３）を有しており、該サイドウオー・ル（３）はリム（１）に係合ｌ −ているより厚肉のビ・−ド（４）にそれぞれが接続されている。

図形的にのみ示されているように、織物製ブライまたはコード補強祠（５）がタ イヤの中に埋められており９、その端部（６）はビー　ド（４）の中にあり、タ イヤのサイドウオール部の内部に導きもどされてはいない。

実質的に１８字形状側面またはＵ字形状側面を有する２個の成形された側面を有 するリング（力および（８）からなるそれぞれの環状コアまたはリングがビード （４）の中に埋められでおり、これらのリングは互いに取り付けられ、必要があ れば実際に機械的にインターロックされる。コードブライ（５）の端部（６）は これら成形された側面を有するリング（刀および（８）のあいだにいわばクラン プされ、路上での使用中に発生ずる最大の引張荷重のもとでさえもビードのコア から引き抜き去られることがない。

第２および第３図に示されるように、帯状材料からなり成形された側面を有する リング（７）および（８）は縦方向に伸びた溝孔（９）を有し、それによっであ る程度のねじり弾性が与えられ、タイヤ（ａのゴム系材料がリング（７）および （８）のあいだを通ることができるようになり、シｔ：がって空気の気泡が排除 され、タイヤの材料とそれ以外の部分では平滑面を有する成形された側面を有す るリングとの機械的な接続がもたらされる。

例として図示された実施態様において、内側のリング（８）にはその、Ｌ端部ま たは外側端部に横方向に伸びたノ・ソチ（Ｉｌｌで区切られた弾性を有するタン グ（財）が設けられ、そのため、このリング（８）はタイヤのサイドウオールに 向う方向にある弾性を有し、よＩじれることがなく、したがつＣ夕・イヤが偏平 な状態にあり、緊急な状態で使用されるときコードブライ（（３）をはざみ込む 。図面においてそのよウニは図示されでいないが、リング（７）も同様に成形し てもよい。

成形されたリング（刀および（８）の実質的に水平に延びている周辺部（７ａ） および（８ａ）は、帯状材料から作られ縦方向に伸びた溝孔Ｏ′３を有するクラ ンピングリング０２）によって−緒に保持される。実質的に相互に平行な周辺部 ０・１）および６は内側に折り曲げられており、横方向のノツチ（至）が設けら れていることによって弾性を有するようにされており、したがってリング（７） および（８）の周辺部（７ａ）および（８ａ）ならびにコードブライ（５）の付 随する端部を弾性クランプのように一括して保持する。とくに取り付は時におけ る仕上げられ加硫された（ｆｅｒｔｉｇｖｕｌｋａｎｊｓｉｅｒｔｅｎ）タイヤ （２）の圧縮荷重によって、その弾性を有する端部とそれをとり巻くゴム系材料 のために、クランピングリング（１２）は−緒にされたリング（７）および（８ ）に対して相対的に動くことができ小さな局部の円弧を形成することもできる。

成形された側面を有するまたは成形されたリング（力、（８）および０２）はそ の形状のために必然的に互いに関連を有しつつ位置する。タイヤの製造過程にお いて、タイヤ用モールドまたは加硫用モールド中に設けられたビンによって、そ れらはさらに加えて所望の位置に一括して保持され、仕上げられたタイヤには小 さな開口０ハが残るがこれら開口は仕上げられたタイヤに影響を与えない。

第５図に示す実施態様において内側のリング（′７）の上方に延びている周辺部 （７ｂ）には、曲げ戻された端部（７Ｃ）が設けられ、それはこのリングに関し て外側に、しかしタイヤ（２）に関して見たばあいには内側に伸びており、リン グ（７）によってコードブライ（５）がよじれたりひっかかったりすることが防 がれる。

この実施例において、さらに輪状に成形されたクランピングリング（１２ａ）が ほかのリング（８）の実質的に水平な周辺部（８ａ）に形成され、その内側に曲 げられた自由端（１２ｈ）はリング（７）の内側に伸びている周辺部（７ａ）に 対して弾性的に支持し、このようにコー“ドブライ（５）の端部（６）をリング （７）および（８）のあいだに固定する。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．トロイダル状に湾曲したボディーおよび該ボディーに形成されたビードと、 各ビード中の複数の部分からなる環状コアと、端部が前記複数の部分からなるコ アのをれぞれの部分のあいだを通って導かれているコードプライとを有し、各コ アが機械的にインターロックするように成形された側面を有するリング（７、８ ）からなる二とを特徴とする乗物用空気式タイヤ。
2. ２．成形された側面を有する２個のリング（７、８）が実質的にＬ字またはＵ字 形状の側面を有ずることを特徴とする請求の範囲第１項記載の空気式タイヤ。
3. ３．成形された側面を有する２個のリング（７、８）の少なくとも片方の上方に 伸びている周辺部（１０）が弾性を有しかつ外側方向に曲げ戻されていることを 特徴とする請求の範囲第２項記載の空気式タイヤ。
4. ４．曲げ戻された端部（１０）が弾性を有することを特徴とする請求の範囲第３ 項記載の空気式タイヤ。
5. ５．成形された側面を有する各リング（７、８）が周囲に伸びている溝孔または 長孔（９）な含むことを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項または第 ４項記載の空気式タイヤ。
6. ６．溝孔または長孔（９）が何列かの平行な列になるように配列されておりこれ らの列が相互にずれてまたは互い遠いになっていることを特徴とする請求の範囲 第５項記載の空気式タイヤ。
7. ７．コァ（７、８）が、コアのふたつの環状部のうち少なくとも一方の周辺部（ ７ａ、８ａ）のうちのひとつをクランビングする方法で係止するクランピングリ ング（１２）を有していることを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、第３項 、第４項、第５項または第６項記載の空気式タイヤ。
8. ８．クランピングリング（１２）が２つの弾性を有する周辺部（１４、１５）を 有することを特徴とする請求の範囲第７項記載の空気式タイヤ。
9. ９．クランピングリング（１２）が１つの成形された断面を有するリングの１つ の周辺部に一体として形成されていることを特徴とする請求の範囲第７項記載の 空気式タイヤ。
10. １０．弾性を有する周辺部（１４、１５）がノッチ（１６）を有し内側に折り曲 げられていることな特徴とする請求の範囲第８項または第９項記載の空気式タイ ヤ。