JPS63501268A - 人間の排出物の収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の名称） 人間の排出物の収集装置 〔技術分野〕 本発明は、人間の排泄物の収集に関し、特に人体の通路に沿って流れる排泄物を 収集するため体内に配置するための装置ならびに体内に容器を配置するための器 具に関する。本発明は、特に月経期間中女性の体からの月経流、粘漿排泄物その 他の排泄物の収集に用いることができる。以下本文において本発明をこの用途例 に関して開示するのが便利であるが、本発明はこの用途に限定されるものでない ことは理解されよう。

（従来技術） 腟に沿フてその出口の小孔から排泄される女性の子宮から流出する月経流は、伝 統的に吸収材料を用いて収集されてきた。この材料は、前記出口から排出される 月経流を受止め吸収するため出口に直接当るように配置し得るパッドの形態をと るものであフた。

あるいはまた、この材料は腟に沿って流れる月経流きるタンポンの形態をとって きた。このタンポンは、装着用具の助けを借りて腟内に定置することができこれ らのパッドおよびタンポンの場合は、パッドまたはタンポンを取外すまで吸収さ れた月経が使用者の体の組織と接触した状態を維持する傾向があった。

この接触はパッドまたはタンポンの使用者にとっては不快なものであり得る。更 にある場合には、接触が非衛生となり、組織の感染および（または）毒性をもた らすおそれがある。吸収された月経に手を触れねばならないことを含む使用済み のパッドまたはタンポンの取外しおよび処分もまた非衛生的であり、あるいは不 快なものである。

〔発明の概要〕

本発明の一目的は、排出された人間の排出液特に月経を収集するための比較的簡 単な装置の提供によりこれらの不便を軽減することにある。本発明の別の目的は 、排出液を収集するためこの装置を体内に定置するための用具の提供にある。

これらの目的を念頭において、本発明は、広義において子宮から排出される排出 液を収集するため、排出液に対する収集室を提供する胴部と、この収集室内に開 口する流入開口を画成する縁部とを有する容器を含む女性の腟内に定置する装置 を提供するものであり、前記容器は、開口が子宮頚部に向けて上流側に面し、収 集室がこの頚部から下流側に延び、これにより子宮から頚部を経て排出された排 出液が流入開口に流れて収集室内に収集されるように腟内に定置する構造となっ ている。

本発明はまた、広義において、腟内に上記装置を定置するための用具を提供する 。この用具は、対向する前後端部がありかつ本装置を少なくとも部分的に収受し て保持するため前端部に隣接する凹部を有する長い形状を呈し、本用具は前記装 置が所要位置に接するまで前端部を先にして腟内へ長手方向に挿入することがで き、その後この用具は腟から構成される装置を子宮から排出された排出液を収集 するための所定位置に残す。

本発明のこの用途例においては、その装置は子宮頚部の通路から流出する月経を 収受するため子宮の頚部真近で腟内部に、収集室内に月経を収集するために、容 器胴部が縁部から腟に沿って延長した状態で配置されるようにするのが望ましい 。前記縁部は、子宮頚部を囲繞して頚部が容器に進入するような形状および寸法 とすることができる。

この容器は、その使用中腹に略々沿って延長する細長い収集室を有することが望 まししマ。更に、前記胴部は、腟内に定置される時腟の形状および寸法と略々同 じ形態になることができるように可撓性に富むことが望ましい。この点から、胴 部は可撓性材料から形成されることが望ましい。

前記容器胴部は、収集室の流入開口を提供するように縁部に対して結合されるこ とが望ましい。この開口は、細長い収集室の一端部もしくはその付近にあること が望ましい。

容器の縁部は、その形状を略々保持しかつ子宮頚部と収集室との間の流入開口を 介する連通状態を維持するようにやや剛性が大きい即ち固めの構造を呈すること が望ましい。この構造はまた、可撓性に富む容器の胴部を収集室を画成する姿勢 に維持することを助け、このため胴部全体が潰れることを阻止することが望まし い。

容器縁部はまた、腟内での位置決めを容易にするように変形し得るように弾性に 富む構造であることが望ましい。

望ましくは、本装置は収受した排出液を内部に略々捕捉してこの排出液が室内か ら逆流することを阻止するためのトラップ弁を有する。このトラップ弁は、使用 後の容器の取出しの間室内の排出液の保持を特に助けることができる。

前記トラップ弁は、室内に流入する排出液は弁を通過するが弁から縁部および流 入開口へ還流することは阻止されるように容器内に取付けられることが望ましい 。このため、排出液は容器室内に弁により捕捉される。

本装置を定置するための用具は、少なくとも略々全長に沿って延長する長手方向 の通路を有することが望ましい。この通路は、本装置を保持する凹部を提供する ことが望ましい。この通路は、望ましくは前端部に開口している。この通路はま たその全長に沿って開口していてもよい。可撓性に富む容器の胴部および弾性縁 部は、必要に応じて前記凹部内に嵌合するように潰れることにより本装置を保持 するため必要な用具の全体寸法を縮小することが望ましい。

本用具は、本装置の内部への装着を容易にするように、腟に対して挿入すること を可能にする適当な形状および寸法を有することが望ましい。特に、この用具は 、腟に沿って比較的容易に摺動して先端部が本装置のための位置に到達しかつ少 なくとも後端部は腟には進入せず、これにより本用具の挿入および取出しの間把 持するため接近し得るような形状および寸法であることが望ましい。本用途例に おいては、この用具は、前端部が子宮頚部に直接後するまで腟に沿って摺動する 。この挿入作業を容易にするため、本用具は湾曲した腟に９１染んで本装置を子 宮頚部にあてがうように直線状ではなく湾曲した形状であることが望ましい。

本用具の使用に際しては、本装置が一旦適正に定置されると、単に本用具を本装 置から離して腟から引出し本装置をその収集位置に残すことが可能である。この 引離し操作は°、木用具と本装置の指の操作にょフて容易に助ける−ことができ る。

以下の記述は、本発明の装置および装着用具の望ましい実施態様を示している。

本発明の理解を容易にするため、本文において本装置および用具が示される図面 を参照する。本発明は、以下に述べかつ図に示す如き実施態様に限定されるもの でないことを理解すべきである。

（図面の簡単な説明） 第１図は本発明の望ましい実施態様による分解時の装置の斜視図、 斜視図、および 第４図乃至第７図は女性の腟内の第３図の用具を示す側面図である。

（発明を実施するための最良の形態） 最初に第１図および第２図によれば、容器２を含む装置１が全体的に示されてい る。容器２は胴部３を有し、収集室４を提供する。容器２はまた室４に開口する 流入口６を画成する縁部５を有し、その結実装置の使用容器胴部３に流入し得る 。

容器胴部３は可撓性に富む薄い材料から形成され、形状が巾着状を呈している。

特に、胴部３は細長くかつ薄い壁面７を有し、縁部５から延長しかつボウル形状 となるように略々内方に湾曲した受入れ部８を提供している。狭められた収集部 ９は受入れ部８から外に延び、この部分から閉鎖された末端部ｌＯまでやや側方 に張出している。このため、収集室４は隣接する縁部５から閉鎖端部１０に向っ て内方へややテーバ状を呈するが、特に装置の使用中胴部３の可撓性のため胴部 ３と室４の変形を充分に生じ得ることが判るであろう。

容器胴部３は、本装置１の所定の用途に従って適当な寸法の室４を１足供するこ とになろう。例示の用途においては、室４は約１００乃至１５０ｍｍの範囲内の 長さを有し、縁部５に隣接する約５０乃至１００ｍｍの範囲内の直径から末端部 ｌＯまでテーバ状を呈し得る。

容器胴部の壁面７は（図示の如く）平滑である。

あるいはまた、壁面７は使用時に詰込みおよび（または）定置のため制御自在に 潰れ得るよう、次いで使用中排出液を収集するため伸張し得るような形状とする こともできる。特に、壁面７は制御された折畳みを可能にし、その結果壁面７は 詰込みおよび定置のため縁部５に対して少なくとも部分的に徐々に潰れ、かつ排 出液の収集中縁部５から離れて伸張し得る。このことは、壁面７にコンチェルテ ィーナ（蛇腹）状の形態を与えることにより達成することができる。

容器の胴部３は、適当な可視性に富む材料から作ることができる。本用途例にお いては、胴部３は密度の小さなプラスチック材料またはゴム材料、あるいは他の 弾性が小さな可撓性材料から作ることもできる。

容器の縁部５は、胴部３の略々長手方向の軸心ａに対しである角度をなす面内に 存在するように胴部の壁面７に対し結合されている。本用途例においては、前記 縁部の面は軸心ａに対して鋭角に位置しており、その結実装置１が所定位置にあ る時、縁部５は容器の胴部３から直立し、流入口６は上を向き容器の胴部３はこ の流入口からやや側方に下垂している（第２図に示されるように）。

縁部５は胴部３と一体に形成されている。縁部５および胴部３は同じ材料から作 ることができる。しかし、縁部５は、縁部５内の剛性および弾性を増大するよう に厚さを増したリプ１１を含むことも望ましく、その結果縁部５は使用中流入口 ６を所要の形状に保持する。

更に、装置１は、縁部Ｓに配置されて使用中流入口６を前記の所要の形状に維持 することを助ける弾性部材１２を含む。部材１２は、使用のための挿入ならびに 使用後の取外しを容易にするように、縁部５の弾性的な歪み即ち変形を阻止する 程には、剛性が大きくない。

部材１２は無端コイルばねでよく、縁部５は部材１２を把持するようにこの部材 の一部周囲に延在させてもよい。リブ１１は、縁部５内の部材１２の保持を助け 、この目的のため、排出液を収集室４内に保持する時、胴部３を支持するため収 集部９に隣接して更に大きな断面寸法とすることもできる。部材１２は、装置１ の清掃を可能にするため縁部５から取外すこともできる。

縁部５は形状が略々円形を呈する。流入口６は、装置１の意図される用途に従っ て選択される直径を有し、本用途例においては約５０乃至１００ｍｍの範囲内に あり、典型的には約６０ｍｍでよい。

装置１はまたトラップ弁１３を有し、この弁は装置の使用中容器２内に置かれ、 収集室４内で受止められた排出液を捕捉して収集室からの偶発的な逆流を阻止す る。トラップ弁１３は弁作用ダイヤフラム１４を含む。

ダイヤフラム１４は、収集室４を横切って延在し、内部に排出液が流過し得る小 さな開口１５を有し、この開口は排出液が末端部ｌＯに向フて開口１５を自由に 流れ得るが室４から開口１５を通って流入口６への逆流は阻止されるように構成 されている。

ダイヤフラム１４は可撓性に富む薄い材料から形成され、また形状は容器２に似 るもこれより小さな略々巾着形状を呈する。ダイヤフラム１４は周縁部１６を有 し、これを介してダイヤフラム１４が容器２に対し縁部５で結合されている。ダ イヤフラム１４はまた、縁部１６から延長し浅いボウル形状となるようにやや前 方に達する受止め部分１７を有する。受止め部１７は装置の使用時に胴部３の受 入れ部８と丁度入れ子となる。先端部分１８が受止め部１７からやや側方に張出 し、水装置の使用中収集部９内に突出している。先端部１８は末端部ｌＯに面す るスリット状の開口１５を画成する１対の可撓性を有するリップ部１９で終って いる。リップ部１９は相互に接近離反するように撓んでそれぞれ開口１５を開閉 する。

弁ダイヤフラムＩ４は容器２と一体に形成することもできる（図示せず）。ある いはまた、ダイヤフラム１４は別個に作り容器２に対して結合することもできる （図示の如く）。この点から、周縁部１６は部材１２をその周縁部１６内に収め ることによって弾性部材１２に対して結合される。

弁ダイヤフラム目は、容器２と同じ材料から作ると都合が良い。

図示しないが、装置１はまた、容易に把持して装置を取外すことを可能にする容 器２から張出した把持線を有する。この線は延ばすことができ、容器の胴部３と 一体に作るか、あるいは別個に作って胴部に結合することができる。

次に第３図においては、使用のため装置１を定置するため用いられる用具２０が 全体的に示されている。用具２０は剛性が大きく、反対側の前端部２１と後端部 ２２とを有する長い形状である。通路２３が用具２０に沿って延在し、端部２１ ．２２に開いている。更に、通路２３はまた端部２１．２２間に延在する側方開 口２４を提供するように側方に開いている。

用具２０は薄い壁面を有し、やや平らな断面形状を呈し、略々Ｃ字形であると都 合が良い。このため、通路２３は、湾曲した長手方向の縁部２５を残した１Ｊの 広い側方開口２４を有する卵状即ち狭いスロットの形状を呈している。

用具２０は端部２１．２２間で長手方向に湾曲して、腟に沿って滑り易くしまた 使用に際して装置１の適正な定置を容易にする。この湾曲は、端部２１．２２間 で用具２０内の湾曲した螺旋を生じる如きものである。即ち、用具２０は長い中 心軸Ｘの周囲に螺旋を有するのみならず前記軸Ｘも湾曲している。この螺旋が約 ８０°の用具の部分２１゜２２の相互の回転変位を生じる。この湾曲は、中心軸 Ｘが浅い円弧に沿って延長し、側方開口２４が前記円弧の略々半径方向内方に面 している。

用具２０は更に、少なくとも前端部２１が縁部２５から鋭い隅部を取除くことに より形成される。このため、腟内への挿入を容易にし、かつ腟壁面との接触によ る傷害を最小限度に抑えることになる。

用具２０は、適当な製造方法を用いて適当な材料から作ることができる。本用途 例においては、用具２０はプラスチック材料から作られるか、あるいは使用中の その剛性を維持するため適当なコーティング（ワックス等による）を施したボー ル紙即ち厚紙から作られる。

次に第４図乃至第７図においては、装置１および用具２０の使用方法について本 用途例に関して概略を述べることにする。最初に、組立てられた装置１は使用を 望むユーザにより用具２０の通路２３内に手操作で装填される。装填は縁部５を 半径方向に圧縮することにより行なわれ、その結実装置１は端部２１に隣接して 通路２３内に定置され保持することができる。この観点から、装置１は通路２３ に沿って押込む（第４図に示される如く）か、あるいは側方開口２４を介して送 ることができる。

圧縮された縁部５は弾性的に圧縮前の形状を取戻そうとし、その結果縁部２５に より通路２３内に捕捉される。

装置１は、縁部５が装置１の湾曲の外方に面しかつ側方開口２４とは反対側に面 するように通路２３内に配置される。容器２は、通路２３の側方開口２４を介し て外部に伸張することになる。

別の実施態様（図示せず）においては、装置１は製造中および包装中に用具２０ 内に予め装填することができる。この方法は、用具２０がこれにより保持される 装置１の設置に続いて処理されることを意図される場合に特に適している。

装置１を腟内に定置するため、用具２０は最初子で持って腟Ｖの出口小孔Ｏへ挿 入される（第５図に略図的に示されるように）。こめ操作に際して、先端部２１ はニーに湾曲している。

次に、用具２０は徐々に腟Ｖ内に押込まれ、前端部２１は腟に沿って徐々に子宮 頚部Ｃに向って移動する。この運動中、出口小孔０を通過する用具２０の後続部 分は対称面内に維持される。用具２０における捻れの故に、用具２０を長手方向 軸心Ｘの周囲にゆっくりと回転させる。この回転運動は用具２０を徐々に新たな 方向に向けさせて２その結実用具は腟の湾曲に追従して前端部２１から後端部２ ２に向けて下方に湾曲する。

用具２０の回転運動はまた装置１を共に回転させ、その結果前端部２１が子宮頚 部Ｃに到達する時、縁部５がヌ頚部Ｃの下方にあって頚部Ｃに面する。このため 、用具２０の挿入は自動的に装置１を子宮Ｕからの月経流を収集するためのその 位置に隣接させるのである。

その後、指Ｆを通路２３に沿って滑らせ、装置１と係合させ、用具２０が徐々に 腟Ｖから引出される（第６図に示されるように）。この運動中、装置１は通路２ ３から押出されるが、腟Ｖまたは頚部Ｃから大きく外れることはない。このため 、用具２０が通路２３から出ると、弾性縁部５は頚部Ｃを囲繞するようにその通 常の形状を取戻すように伸張し、縁部５は後部円蓋まで伸張する（第７図に示さ れるように）。次いで、自然の吸引作用により縁部５と腟■の壁面との間に頚部 Ｃを囲繞する良好な封止状態が生じる結果となり、装置１を確実に定置する。

月経期間中、子宮Ｕからの月経は頚部Ｃから直接装置１内に流れて室４内で捕捉 される。このため、月経は腟Ｖから下方へ流れて人体の組織と接触することはな 腟Ｖに沿って徐々に落下する。

装置１を引出すためには、胴部３の端部ｌＯを摘んで装置１が隣接した頚部Ｃか ら外れて腟Ｖに沿って出口小孔０から出てくるように徐々に引張る。ダイヤフラ ム１４がある故に、収集された月経はその引出し作業の間室４内に保持される。

その後、装置ｌは適当な方法で処理するか、あるいは再使用のため洗浄される。

本発明による装置は、本用途例において用いられる時、月経と人体の組織、特に 腟組織との間の接触を最小限度に抑える。このため、接触による人体組織の感染 の可能性を低下させ、また一般にパッドおよびタンポンに形成された吸収材料の これまでの使用よりも更に衛生的である。いずれにしても、このような接触がな いことは月経期間中のユーザの快適度を改善し得る。

本装置の他の利点は、タンポンの使用と関連することが知られる有害なショック 症候群からのユーザの保護、子宮頚部周囲の封止効果による性交時に伝染する病 気からのユーザの保護、および子宮頚部癌の危険、尿路感染および痔疾からのユ ーザの保護を含む。

本装置は腟障壁を提供するものであるため、本装置は、特に殺精子剤の意図的使 用と関連する障壁避妊法として使用することもできる。

本発明による用具は、本発明の装置の容易かつ迅速な定置を可能にする。木用具 は構造が比較的簡単であるため、その購入コストは最小限度で済む。

最後に、本装置および本用具の種々の変更および（または）修正が添付の請求範 囲に記載される本発明の範囲から逸脱することなく可能であることは理解すべき である。

国際調査報告

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. １．人間の女性の腟内に配置して子宮から排出される排出液を収集する装置にお いて、排出液のための収集室を提供する胴部と、該収集室内に開口する流入口を 画成する縁部とを備えた容器を設け、該容器は腟内に配置して前記流入口が子宮 頸部に対して上流側に面し、前記収集室が該流入口から下流側へ延長し、以て子 宮から子宮頸部を経て排出された排出液が前記流入口を介して流入して前記収集 室内に収集されることを特徴とする装置。
2. ２．前記収集室が細長い形状を呈し、かつ装置の使用中腟に略々沿って延長し得 、かつ前記縁部の流入口が前記収集室の一端部に向けて配置されることを特徴と する請求の範囲第１項記載の装置。
3. ３．前記容器が、前記流入口から該流入口から離れた閉鎖された末端部に向けて 略々先細状を呈することを特徴とする請求の範囲第２項記載の装置。
4. ４．前記容器の胴部が、前記縁部から内方へ湾曲して延長して略々浅いボウル形 状を呈する受止め部と、前記受止め部から略々側方に張出す狭められた収集部と を含むことを特徴とする請求の範囲第３項記載の装置。
5. ５．前記容器の胴部が可撓性に富む材料からなる薄い壁面構造を呈し、前記縁部 が前記縁部を補強することにより前記流入口を予め定めた形状に保持する厚さの 大きなリブを有することを特徴とする請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の 装置。
6. ６．前記装置の使用中前記縁部が前記子宮頸部の周囲に嵌合する丸い開口を提供 するようにリング形状を呈し、前記縁部が前記リング形状から弾性的に変形して 腟に対する挿入および取出しを容易にするよう弾性的に撓み得ることを特徴とす る請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の装置。
7. ７．前記縁部の開口が容器胴部に対して鋭角をなす面内に延長し、その結果装置 の使用中、前記縁部が容器胴部から直立し、上方を向いた開口が前記子宮頸部の 周囲に延在しかつ前記容器胴部が腟の下方に延在することを特徴とする請求の範 囲の前記各項のいずれかに記載の装置。
8. ８．前記流入口が約５０乃至１００ｍｍの範囲内の直径を有することを特徴とす る請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の装置。
9. ９．前記縁部を弾性的に作用して前記流入口を予め定めた形状に保持するための 弾性部材を更に設けることを特徴とする請求の範囲の前記各項のいずれかに記載 の装置。
10. １０．前記弾性部材が前記縁部に沿って延長するコイルばねであることを特徴と する請求の範囲第９項記載の装置。
11. １１．前記弾性部材が装置の洗浄を可能にするため前記縁部から取外することが できることを特徴とする請求の範囲第９項または第１０項に記載の装置。
12. １２．装置の使用中前記容器内に配置されるトラップ弁を更に設け、以て前記流 入口を流れる排出液が前記収集室に対して該弁を流過するが、該弁を通って前記 流入口から出る逆流は阻止される結果、収集される排出液が収集室内に捕捉され ることを特徴とする請求の範囲の前記各項のいずれかに記載の装置。
13. １３．前記トラップ弁は、排出液が前記収集室内に流入し得る開口を有する弁ダ イヤフラムを含むことを特徴とする請求の範囲第１２項記載の装置。
14. １４．前記ダイヤフラムが弾性的な可撓性材料からなり、前記開口が閉鎖される スリット状を呈し、その結果装置の使用中前記子宮頸部から前記開口へ流入する 排出液が前記ダイヤフラムを撓めて前記スリット状開口を開き、該開口を介する 前記収集室内への排出液の流れを許容することを特徴とする請求の範囲第１３項 記載の装置。
15. １５．前記ダイヤフラムが、前記スリット状開口を間に画成する１対の可撓性に 富むリップ部を含み、該可撓性リップ部は相互に接近離反するように運動してそ れぞれ前記開口を閉鎖開口することを特徴とする請求の範囲第１４項記載の装置 。
16. １６．前記弁ダイヤフラムが周縁部を有し、該縁部を介して前記ダイヤフラムが 前記胴部に対して縁部において結合され、前記ダイヤフラムが前記周縁部から前 記収集室内へ突出ていることを特徴とする請求の範囲第１３項乃至第１５項のい ずれかに記載の装置。
17. １７．前記ダイヤフラムが、略々浅いボウル形状となるように前記周縁部から前 記収集室内に湾曲する受止め部と、該受止め部から張出しかつ更に前記収集室内 へ延長する先端部とを含み、前記開口が該先端部に設けられることを特徴とする 請求の範囲第１６項記載の装置。
18. １８．前記トラップ弁が前記容器内に取外し自在に配置することができ、装置の 洗浄を可能にすることを特徴とする請求の範囲第１２項乃至第１７項のいずれか に記載の装置。
19. １９．図面に関して本文に実質的に記載した如き子宮から排出される排出液を収 集するため人間の女性の腟内に配置するための装置。
20. ２０．子宮から排出される排出液を収集するため人間の女性の腟内に前記請求範 囲各項のいずれかに記載の装置を定置するための用具であって、該用具が反対側 の前および後の端部を有する長形を呈し、かつ装置を少なくとも部分的に収受し て保持するため前記前端部に隣接して凹部を有し、前記装置が所要の位置に隣接 するまで前記前端部を先にして腟内に長手方向に挿入可能であり、その後腟から 取出して前記装置を子宮から排出される排出液を収集するため所定位置に残すこ とを特徴とする用具。
21. ２１．前記用具が少なくとも実質的にその全長に沿って延長し、装置を保持する ための凹部を提供する長い通路を有することを特徴とする請求の範囲第２０項記 載の用具。
22. ２２．前記用具が断面の輪郭において略々Ｃ字形を呈し、これにより片側が開い た長い通路を提供することを特徴とする請求の範囲第２１項記載の用具。
23. ２３．前記用具が中心軸の周囲に螺旋状を呈することを特徴とする請求の範囲第 ２０項乃至第２２項のいずれかに記載の用具。
24. ２４．前記用具がその両端部間で約８０°にわたり螺旋状を呈することを特徴と する請求の範囲第２３項記載の用具。
25. ２５．前記用具が、中心軸がある円弧に沿って延長するように長手方向に湾曲す ることを特徴とする請求の範囲第２０項乃至第２４項のいずれかに記載の用具。
26. ２６．前記中心軸が浅い円弧に沿って延長し、かつ前記凹部が該円弧の半径方向 内方に開いていることを特徴とする請求の範囲第２５項記載の用具。
27. ２７．図面に関して本文に実質的に記載される如く、子宮から排出される排出液 を収集するため請求の範囲第１項乃至第１９項のいずれかに記載の装置を人間の 女性の腟内に定置することを特徴とする用具。