JPS63500003A - 哺乳動物細胞中でγ−インタ−フエロンを発現させるためのベクタ−、それを実施する方法、得られた製品及び該γ−インタ−フエロンを含有する医薬組成物 - Google Patents
哺乳動物細胞中でγ−インタ−フエロンを発現させるためのベクタ−、それを実施する方法、得られた製品及び該γ−インタ−フエロンを含有する医薬組成物Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
哺乳動物細胞中でγ−インターフェロンを発現させるためのベクター、それを実
施する方法、得られた製品及び該γ−インターフェロンを含有する医薬組成物
ヒトインターフェロン類は、アイザークス(15aacs )とリンデンマン(
L indenman) (1957年)により、標的細胞においてウィルス低
抗性の状態を誘発できる一群の蛋白質として記載された。
それ以来、多くの重要な生物学的活性が記載されてきた( S tewart、
1979年参照)。とりわけ、免疫調節及び細胞増殖阻害並びに動物での腫瘍増
殖に対する直接的作用が記載されてきた。
その結果、近い将来に、インターフェロンがウィルス感染症及び腫瘍の臨床処置
において重要な役割を果たすであろうと期待される。
白血球(IFN−α)、繊維芽細胞(IFN−β)及び免疫(I FN−γ)と
いう3クラスのインターフェロンのうち、IFN−7は免疫制御作用(S on
nenfeldら、1977年)、細胞制御作用(B Ialockら、198
0年)及び腫瘍阻害作用(S alvinら、1975年; G tasgow
ら、1978年)において、最も活発であることが示されている。
天然IFN−γは、ミトゲン刺激により末梢血白血球培養物中に誘発される。ご
く最近、リンデルクネヒト(R1nderknecht )ら(1984年)が
成熟蛋白質の正しい配列を記載し、そのタイプとグリコジル化度を証明した。
cDNAクローニング実験から推論された蛋白質配列は、生物活性をもつ成熟分
子のN末端及びC末端に関して様々の不明確な点のあることを曝露した。例えば
大腸菌(E、 coli)や酵母での発現を選択した場合の蛋白質の配列は、グ
レイ(Gray)ら(1982年)が発表したcNDAに関するデータを基礎と
するとき、天然の配列に正確には対応しない。もつとも、これらの修飾は分子の
生物活性に影響しない。
本発明は、IFN−γ蛋白質をコードする遺伝子が組込まれ、蛋白質の効率的な
合成と培地への放出を可能ならしめる組換えワクシニアウィルス(VV)を基礎
としたーシステムに関するものである。この合成は種々のタイプの真核細胞中で
達成できる。また、このウィルスは生きた動物中で増殖させることができ、それ
により、高濃度の内因性IFN−γの免疫制御作用の生体内研究を可能とする。
最近、幾つかの研究グループが、インフルエンザ抗原、B型肝炎抗原及び狂犬病
糖蛋白質の抗原の発現のために、生きた組換えワクシニアウィルスを使用して、
これらの疾患に対する免疫を得ることができることを示している[スミス(S
m1th)ら1983年;パニカリ(P anicali )ら、1983年;
キーニー(K 1eny)ら、1984年]。
ワクシニアウィルス(VV)中での外因性蛋白質をコードする配列の発現には、
必然的に次の二つの段階が含まれる:
1)コード配列をVVプロモーターと一列に並べ、適当な細菌プラスミド中にク
ローニングされたVV DNAの非必須セグメントに挿入しなければならない。
2)両側に位置するVV DNAは動物中で該プラスミドとウィルスゲノムとの
間の同種(ホモロガス)組換えを可能にするものでなければならない、二重相互
組換えにより、プラスミドに挿入されたDNAがウィルスゲノムに移され、それ
によってそれが増殖、発現される[パニカリ(P anicali )とパオレ
ッテイ(Paoletti ) 、1983年;パニカリ(P anicali
)ら、1983年]。
本発明は、ヒトIFN−γ蛋白質をコードするDNA配列を含むことを特徴とす
るポックスウィルス、とりわけワクシニアウィルスに関する。このウィルスは、
好ましくは、細胞から培地中へ分泌される完全な成熟型IFN−γの発現を行な
う要素一式を含んでいる。
とりわけ、それは、ヒトIFN−γ蛋白質をコードする配列から上流に位置する
ポックスウィルス、特にワクニシアの遺伝子プロモーター、例えばIFN−γを
コードするDNA配列[以下DNA(IFN−γ)という]の発現を行なうP7
.5にと呼ばれる7、5に遺伝子プロモーターを含むであろう。
このプロモーター/DNA (I FN−γ)配列一式を、ワクシニアウィルス
の遺伝子、例えばTK遺伝子の如きワクニシアDNAの非必須配列へ挿入すると
、後述のように選択の可能性が生じる。
当然のことながら、本発明の文脈内で、「ワクシニアウィルス」というとき、ウ
ィルス全体又は非必須部分を欠失させたウィルスを意味しうる。
本発明は上に定義したウィルスに感染しだ哺乳動物細胞にも関する。
特に使用可能な細胞のうち、特に挙げるべきはヴエロ(Vero)細胞である。
しかしながら、実施例に記載するように、他の細胞も使用できる。
本発明はまた、上記細胞を適当な培地中で培養して得られるヒトIFN−γの調
製法に関する。
本発明は最後に、上記方法を実施して得られたヒトIFN−γに関する。
本発明は特に、本発明の方法を実施して得られたIFN−γを有効成分として含
有する治療用組成物並びに上記の通りに修飾されたポックスウィルス、とりわけ
ワクシニアウィルスを有効成分として含有する治療用組成物に関する。後者の場
合、人体又は動物体を処置するための治療剤として使用されるワクシニアウィル
スは生体内でIFN−γを生成させることができなければならない。
本発明の組換えウィルスの調製は、とりわけ次の段階を包含する:
1)cDNA (IFN−7)の一端を再構築してM13pTGO5を得る;
2)pBR322からのミニプラスミドpTGIHの合成;
3)VVTK遺伝子を担持するHin−J断片の上記ミニプラスミドへの挿入;
4)7.5に蛋白質プロモーターのTK遺伝子への挿入;5)P7.5にプロモ
ーターの下流へのポリリンカーの挿入;
6)ポリリンカーの2か所の制限部位間への、IFN−γ蛋白質をコードする完
全なcDNA配列の挿入;7)この最後のプラスミドの必須要素のワクシニアウ
ィルスにおけるクローニング。
以下の実施例は、得られる種々の成分の性質を説明するものである。
使用する種々の材料は実施例中で特定されている。
特記した場合を除いて、酵素類は製造者の推奨する条件下で使用し、用いる諸技
法は当業者にとって既知のものである。
図に示した配列及びヌクレオチド配列は、明細書を煩雑にしないよう、本文中で
は繰り返さないが、その不可欠な部分をなすものである。
添付の図面において、
第1図は、IFN−γ蛋白質をコードするpTGllcDNAの配列を示し、
第2図は、BglI[部位導入のための上記cDNAの変異の概要を示し、
第3図は、p M L 2の構成の概要を示し、第4図は、pTG186−PO
LYの調製の概要を示し、
第5図は、pVVTG41の調製の概要を示し、第6図は、ワクシニアウィルス
におけるクローニングの概要を示し、
第7図は、標識cDNA(IFN−γ)プローブとのハイブリダイゼーション後
のTK−組換えウィルスのDNA断片の螢光写真を示し、
第8図は、3X10−2MOIでの組換えIFN−γワクシニアウィルス感染細
胞による培地への1FN−γの合成、放出の速度を表わす曲線を示す。
1−ベクターの構築
マイトジェンで刺激されたリンパ球のRNAから誘導されたライブラリーから元
来単離されたクローンpTG11のcDNA配列を第1図に示す。
この配列は、グレイ(Gray)ら(1982年)が発表している第一配列と第
521位で相違する。GinをコードするトリプレットCAAが、pTGllで
は、ArgをコードするトリプレットCGAにより置換されている。
実際多くのグループがこの変異を確認しており、更に、ゲノム配列は、記載され
ていたアデニンの代わりにグアニジンを示している。
pTGllにおいてIFN−γをコードする配列には、5′末端の非コード領域
の30塩基が先行している。
のちの構築においてP7.5にプロモーターと蛋白質配列の始まりとの間にポリ
d G/d C伸長部が存在するのを排除するため、開始コドンの上流にBgl
II制限部位を導入した。これにより、cDNAのVVベクターへの移入も容易
になる。
該部位の特異変異は第2図に示した方法に従って行う。
pTGll中に存在するIFN−7cDNAに由来する1、100bpのPst
I −Hlnd II制限断片をファージM13mp8の二本鎖DNAに挿入す
る。M 13 m l)8から得られた一本鎖DNAを、第2図に示した構造を
もつ合成18ヌクレオチドオリゴマーとハイブリダイズさせる。これによりAT
配列がGA配列により置換される。
かくして、M 13 p T G 05と呼ぶファージM 13の誘導体が得ら
れ、これをBglII及びEcoRIで消化すると、もはやdg/dC末端を含
まず、完全なIFN−γ蛋白質をコードする950bpの断片が得られる。
2)ハイブリッドプラスミドの構築
ヒトIFN−γをコードする配列のVVゲノムへの移入及びその後のそれの発現
に必要な各種要素を合わせたサイズは数kbのオーダーである。それゆえ、必要
な操作を容易にするべく、構築作業に用いるE、 coli中での複製のために
プラスミドの寸法を最小必要限まで縮小することが必要であると考えられた。
VVゲノムのHlnd Tri (Hin −J )断片はチミジンキナーゼ(
TK)の完全な遺伝子を含んでおり、このものは既に先にVVゲノム中での異種
DNAの交換及び組換えを可能にするのに用いられている[マケット(Mack
ett)ら、1982年]。VvのTK遺伝子への挿入部の移入が認識可能なT
K欠損ウィルスをうみ出すことを指摘しておくことは重要である。まず第一に、
VV DNAのHln−J断片の完成に使用できるようなHind III部位
1か所を有する小型プラスミドを製出することが必要であった。更に、実施すべ
き後の操作を可能ならしめるべく、プラスミドの不必要な制限配列を除去するこ
とが必要であった。
ヌクレオチド1089と2491との間のセグメントの自然欠失によりプラスミ
ドpBR322から導かれたベクターであるプラスミドpML2 [ラスキー(
L usky)とボチャン(Botchan) 、1981年]を用いて構築を
開始した(第3図)。まず、p M L 2の2か所のA haII[部位間に
pUC8[ビエイラ(Vieira )とメリック(Messing) 、19
82年]のA ham −A ham断片を挿入することにより、19塩基対を
除去して、PstI配列を消去した。「リンカ−テーリング」法[ラス(L a
the)ら、1984年]を用いて、このプラスミドの、前もってSlで処理し
たNruI部位とEcoRI部位との間にHind mリンカ−を挿入した。こ
れにより、BamHI部位をもはや含まず、機能性のβ−ラクタマーゼ遺伝子(
アンピシリン耐性を付与する)を担持し、更にE、 coli中で活性な複製開
始点及び1か所のHind■制限部位を含む2049塩基対のプラスミドが得ら
れる。
この構築物をpTGIHと名付けた。
TK遺伝子を担持するVV DNAのHin−J断片は先に、pBR327由来
のベクター中でクローニングされている[ドリリエン(Drillien )と
スペーナ−(Spehner) 、1983年]。この4.6Kbの断片をpT
GIHのHindIII部位で再クローニングした。アンピシリン耐性をコード
する遺伝子に関して遠位にTK遺伝子が位置するクローニンを選択した。 この
pTGIH構築物を次の実験のキャリヤーとして使用した。
次の段階は、ヒトIFN−γをコードする配列の発現制御に用いうるvVプロモ
ーターを単離することがらなっていた。7,500ダルトン(7,5K)の蛋白
質をコードする初期遺伝子のプロモーターが同じ目的で既に成功裏に使用されて
おり [スミス(S m1th)ら、1983年]、それゆえこのセグメントの
単離に着手した。
この7.5に遺伝子はWR型vvのゲノムのより小さい5alI断片(Sal−
3断片)の一つの上に位置している[ペン力タサン(V enkatasan
)ら、1981年]。
それら小型断片が優先的にクローニングされるので、5alI切断WR型VV
DNAをプラスミドpBR322中で直接クローニングして得られるクローンの
多くが5at−3断片を担持する。この断片を、5alI消化及び再結合により
ベクターバクテリオファージM13mp701[キー−Z −(Kieny)ら
、1983年]に挿入して、ファージM13TGSal−3を得る。
このクローンでは、7.5に遺伝子の開始ATGのすぐ近くにS ca I部位
が存在する。ベクター由来の各1か所のBamHI部位及びEcoRI部位が7
.5遺伝子の下流に位置している。BamHI部位及びS ca I部位を、B
amHI消化により生じた末端をポリメラーゼのフレノウ断片を用いてうめたの
ち、Ba1nリンカ−55’ −CAGATCTG−3’を介して融合する。こ
のプロセスにより、5caI部位は除去されるが、BamHI部位が再構成され
、単一のEcoRI部位は下流ヘシフトする。同時に、下流の5alI (Ac
cI)部位が除がれ、従って上流の該部位が単独のものとなる。
この構築物をM13TG7.5にと称する。
VV DNA(7)Hin−J断片内には、約30塩基対により隔てられたCI
aI部位とEcoRI部位とが位置されている[ウェアー(Weir)と(Mo
ss)、1983年]。
M13TG7.5に中に存在する7、5にプロモーター断片をAccI及びEc
oRIで切り出し、pTGIH−TKのC1a−I部位とEcoRI部位との間
でクローニングし、pTGIH−TK−p7.5Kを生ぜしめる。これの合成の
概略を第4図に示す。
この構築により、ベクターM13のそれぞれ単一のBamHI部位及びEcoR
I部位が7.5にプロモーター配列の直ぐ下流へ移動する。これら各単−のBa
mHI部位及びEcoRI部位は、次の構築で利用する。
バクテリオファージM13TG131[キーニー(K 1eny)ら、1984
年]のポリリンカーセグメントをEcoRI及びBglIIを用いて切り出し、
プラスミドpTGIH−TK−p7.5にのEcoRI部位とBamHIとの間
に挿入して、pTG186−POLyを生ぜしめる。この構築物では、p7.5
にの制御下に異種遺伝子をクローニングするのに10か所の制限部位を利用でき
る。
pTG186−POLYをBamHIとEcoRIとで消化し、M 13 p
T G 05から導いた、IFN−7cDNA配列を含有するBglII −E
coRI断片に結合する(第5図)。E、 coliを形質転換後、プラスミド
DNAのミニ調製物を酵素消化して組換えプラスミドを確認する。
正しい酵素1検体を採用し、pVVTG41と名付けた。
7)ワクシニアウィルスでのクローニング(第6図)スミス(S m1th)ら
(1983年)が記載している方法は、VV TK遺伝子中に挿入断片を担持し
ているプラスミドと野生型ウィルスゲノムとの間で生体内交換を行わせ、ウィル
スが担持しているTK遺伝子を不活性化することを基礎としている。TK−ウィ
ルスは、5−ブロモデオキシウリジン(5BUDR)の存在下に細胞系(TKネ
ガイブ)でのブレーティングにより選択できる[マケット(Mackett)ら
、1982年]。チミジンキナーゼは5BUDRをリン酸化して5′−モノリン
酸とし、これは次にトリリン酸に転化される。この化合物はdTTPアナログで
あって、それがDNAに組込まれると、ウィルスの正常な発育が阻害される。そ
れにもかかわらず、TK−ウィルスは、そのDNAを正常に複製し、TK−の細
胞形において目に見えるウィルスのプラークを生じる。
ワクシニアウィルスは、感染細胞の核内でよりも細胞質内で増殖する。その結果
、宿主DNAの複製、転写機構を利用することができず、ウィルス粒子がそのゲ
ノム発現のための諸成分を有することが必要である。精製VV DNAは非感染
性である。
組換え体を生成させるには、細胞をVvウィルス粒子に感染させることと関心の
あるクローニン化DNAセグメントによるトランスフェクションとを同時に行う
ことが必要である。それにもかかわらず、組換え体の形成は、DNAによる形質
転換を受けうる細胞のごく僅かに限られる。そのため、組換え体でない親つイス
ルがもたらすバックグラウンドを減じるため、間接的「コングルエンス(適合)
」という手段をとることが必要であった。これは、生きた感染性ライスルとして
、非許容温度39.5℃で増殖できない温度感受性(t s)のワクニシア変異
株[ドリリエン(Drillien )とスペーナー(Spehner) 、1
983年]を用いることによって、達成された。細胞を非許容条件下でts変異
株に感染させ、野生型ウィルスのDNAでトランスフェクトすると、トランスフ
ェクションを受けることができて、その中で野生型ウィルスDNA(!:tsウ
ィルスのゲノムとの形で組換えが起る細胞の中でのみ、ウィルスの増殖が起る;
その他の細胞では、感染していても、ウィルスは増えない。
pVVTG41のようなワクシニアDNAの断片を含有する組換えプラスミドが
、野生型DNAと共に、適当な濃度でトランスフェクション用混合物に含まれて
いると、適格細胞中でのワクニシアDNAとの同種組換えにそれを関与させるこ
ともできる。
ニワトリ胚線維芽細胞(CE F)の初代細胞層を33°CでVv−コペンハー
ゲンt s 7 (0,1p f u/細胞)に感染させ、野生型■V−コペン
ハーゲンウイルスのDNA (50ng/106細胞)と組換えプラスミド(2
5〜30ng/106細胞)とのリン酸カルシウム共沈物でトランスフェクトす
る。
tsウィルスの生育を許容しない温度(39,5°C)で2時間インキュベーシ
ョン後、細胞を再び39.5℃で48時間インキュベートする。ts+ウィルス
を希釈したものを用いて37°CでL−TK−マウス細胞の単層の再感染を行い
、それら細胞を次に5BUDR(100μg / rrQ )の存在下にイキン
ユベートする。組換えプラスミドを受け入れたこれらの細胞からTK−ウィルス
のプラークが得られ、一方、プラスミドなしの対照培養物は目に見えるプラーク
を示さない。TK−ウィルスを次に、5BUDRの存在下での第二次選択でサブ
クローニングする。
IFN−γ/ワクシニアハイブリッドプラスミドと■Vゲノムとの間で正しい二
重相互組換えが起ると、挿入断片を担持するTK遺伝子とウィルスのTK遺伝子
とが交換され、組換え体はTK−となる。
種々のTK−組換えウィルスミから精製したDNAをPstIとEcoRIとで
同時に消化し、アガロースゲル電気泳動に付す。DNA断片をサザン(S ou
thern ) (1975年)が記載している技法に従って、ニトロセルロー
スフィルターに移す。次にフィルターを32 pでニック翻訳したcDNA(I
FN−γ)プローブとハイブリダイズする。フィルターを洗浄後、螢光写真をと
る。ワクシニアウィルスがIFN−γ遺伝子を取り込んでいれば(第7図)、オ
ートラジオグラフ上に1.0kbのバンドが見られる。
組換えワクシニアウィルスで哺乳動物細胞を感染させた後のヒトIFN−γの発
現
IFN−γの遺伝子を組込んだTK″′組換えウィルス、すなわちpVVTG4
1は各種培養細胞の感染に用いられる。
ヒト[チャン、ヘーラ(Chang、 He1a ) ] 、マウス(LM)
、ハムスター(BHK) 、イヌ(MDcK)及ヒ+ル(Vero )株あるい
はニワトリ−次細胞について試験を行う。
これ等の株は互いに極めて類似した量のヒトIFN−γを産生ずる。
標準プロトコール及び得られる結果を以下ヴエロ(Vero)株について説明す
る。
ワクニシアによるヴエロ株の感染
ヴエロ細胞の単層(集密度80%〜100%)に、各種感染濃度(MOI 、
10〜105pfu /cell)のライスルを含む非血清加培地を用いて感染
させる。室温で1時間吸着させた後、ウィルスを培地で希釈し、インキュベータ
中37℃で感染を継続させる。各種の感染時間(3乃至72時間)の後、上清を
取って凍結し、2回反復して洗浄後、細胞を剥離してBSA (0,1mg/脱
)加培地中で凍結させる。これと平行して、ウィルス(野生株乃至組換え)株を
ニュートラル・レッド染色によって定量し、溶解面積を各種感染濃度ごとに観察
する。
産生インターフェロンの定量
抽出液中に存在するワタシニアウイルスによる定量への干渉を避けるため、抽出
物を、紫外線を用いてウィルスの99%以上を不活性化するに充分な時間処理す
るか、あるいは30,000rpm、4℃で2時間遠心する(この条件でウィル
スの99,9%以上が固形ペレットとして得られ、存在するインターフェロンの
95%以上が回収される)。
上清についてはその他の操作を施さない。細胞抽出液を得るには、凍結、融解を
3度繰り返すことによって細胞を破壊し、ついで短時間の超音波処理を施し、更
に遠心する(10.000rpm、4℃で10分)。
上清中のインターフェロン活性もしくはこのように処理された細胞中のインター
フェロン活性は、VSV (水痘性口内炎ウィルス)のWI SH細胞(ヒト表
皮細胞)における複製に及ぼす抑制作用を測定することによって定量される。
集密なWI SR単層を供試抽出物の段階希釈液及び標準インターフェロン(P
HA刺激リンパ球から得られる天然インターフェロン)の存在下で24時間、3
87°Cでインキュベートする。ついで培地を除き、血清枯渇培地中0.1Ml
0のvSVで細胞を感染させる。37℃で24時間乃至30時間一対照培養物に
おいて完全な溶解を起こさせるに必要かつ充分な時間−インキュベートし抽出物
中での溶解に対して1/2の保護を与える希釈を、標準試験室インターフェロン
によるそれと比較する。
この内部標準は国際標準(NIHG9 23−901−530) 、即ちNat
ional I n5titute of Allergyand Infec
tious Diseases (Bethesda、 USA)から得た、I
U/mQで1/2保護が観察された天然ヒトIFN−γと比較定量される。結果
は国際単位で表わされている。
免疫テストにおいては、抗IFN−γ抗体(バクテリア中でクローンされたヒト
IFN−γに対して作られたマウス・モノクローナル抗体)の段階希釈液を、l
0UZ鵬のインターフェロンに対応する一定量の抽出物の存在下、37℃で2時
間ブレインキュベートし、その後に細胞に加える。
ウシ(MD B K)もしくはマウス(LM)株を用いた種得意性のテストをV
SV感染によっても行う。この場合、バクテリア中でクローンされたヒトIFN
−α又は部分精製天然マウスIFN−γを対照として用いる。
インターフェロンの酸性pHに対する感受性を調べるためには、抽出物をI M
HCQでpH2に調製し、4°Cで2時間インキュベートした後、IMNaO
Hを加えて中性とし、その後に定量を行う。
結 果
ヴエロ株について得られた結果を第1、■、■表と第8図に要約した。
これらによると、IFN−γの細胞外蓄積の速度は組換えウィルスの感染度に依
存することが知られる(第工表)。
低いMOI (<1O−2)では、感染後48時間においても、極めて僅かなイ
ンターフェロンしか検出されていない。
MOI≧10−2では、細胞外インターフェロンの量はインキュベーション時間
に依存する。ヴエロ株(3,5X10’U/106細胞)で得られる最大量はM
OI =10では25時間以降に達成され、MOI = 1では48時間まで得
られない。
MOIをやや大きい値(3X10−2)にとると、インターフェロンの細胞内合
成をそれに続く細胞外培地中への放出の段階的プロセスを見ることもできる(第
8図参照)。インキュベーション8時間後では、Molの値に関わりなく、産生
されるインターフェロンの10ないし30%が細胞内にとどまっている。
組換えワクシニアウィルスで感染したヴエロ株が合成するインターフェロンはヒ
トIFN−γに特異な諸性質をもっていることが確認されたニ
ーヒト細胞株に対する種特異性、即ちウシないしマウス株に対する抗ウィルス活
性の欠如(第■表)。
−湿度、酸性度及び界面活性剤に対する感受性(第1表)。
−ヒトIFN−γに特異な抗体による中和(第■表)。
第1表
組換えIFN−γワクニシアワクチン感染ヴ工ロ細胞中に産生されるインターフ
ェロンの安定性ND−測定せず
これらの結果は対照に対する相対96活性値として示さ全ての供試株は組換えワ
クシニアウィルス感染後にヒトIFN−γを合成する能力をもつことが明かとな
った。
ヒト由来株を含めたこれらの株については、産生ヒトIFN−γは使用した感染
条件下においてワクニシアの複製に対して無視し得る程度の作用しか及ぼさなか
った。
これらの各種の株について得られた最大力価は、感染細胞106当たり2X10
’乃至7X10’ヒトIFN−γ単位の間にあった。この3倍のファクターは、
ワクシニウィルスに対する各種株の感受性における僅かな差異を反映したものと
考えられる。
天然インターフェロンについて述べた特異活性値が10” U/106mgであ
ることを考慮すると、これらの結果は、106感染細胞当たり最高0. 2乃至
0.7mgの産生、つまり培養物1リットル当り純粋インターフェロン約0.2
乃至0.7mgを得ることが可能であることを示している。
プラスミドpVVTG41は1985年6月12日に73015パリ市ドクテユ
ール・ルー街28番地のパスツール研究所国立微生物寄託機関(Cof Iec
tionNationa!e de Cu1tures de Microor
gganismes )に寄託されている。寄託番号は次の通りである。
E、coli SK株pVVTG41 :No、l−456本プラスミドを要約
すると次の通りである。
ワクシニアウィルスプロモーターの制御下に置かれ、哺乳動物細胞中でのワクシ
ニアウィルスによる生体内組換えにより哺乳動物細胞中でヒトインターフェロン
γ(IFN−γ)を発現しうるTK−I FN−γ組換えワクシニアウィルスを
生成させることを意図したヒトIFN−γをコードする5DNAを担持するとこ
ろのE、coli複製プラスミド。
一該IFN−γcDNAは、マイトジェン刺激リンパ球のメツセンジャーRNA
に由来するライブラリーから単離した。
−このcDNAはワクシニアウィルスプロモーターである7、5に蛋白質プロモ
ータの支配下に置かれた。
−哺乳動物細胞の感染に使用する予定の野生型ワクシニアウィルスのTK遺伝子
との同種組換えを促進すべく、p7.5に−I FN−γDNA配列を、ワクニ
シアのTK遺伝子内に組込んだ。
−TK遺伝子に組込まれたp7.5に−IFN−γを含有するDNA配列を、E
、 coli中での複製の開始点とβ−ラクタマーゼ遺伝子とを含むpML2由
来のE。
coliプラスミドに挿入した。
この構築物をpVVTG41と名付ける。
プラスミドpVVTG41のDNAをリン酸カルシウム沈澱の形で、ワクシニア
ウィルス感染哺乳動物のトランスフェクトに用いることにより、細胞内でのウィ
ルス増殖の間に、ウィルスのT’に遺伝子と該プラスミドに担持されたIFN−
γ遺伝子含有TK遺伝子との間に組換えが起る。この交換で生じる組換えウィル
スはTK−であり、IFN−γ遺伝子を担持する。
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’HE INTERNATIONAL 5EARC!(R三FORT ON
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 IFN−γをコードするDNA配列の全部又は一部を含有することを特徴と するポツクスウイルス。 2 ワクシニアウイルスであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポツ クスウイルス。 3 IFN−γをコードするDNA配列が完全な当該蛋白質をコードするDNA 配列であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のウイルス。 4 IFN−γをコードするDNA配列がポツクスウイルス遺伝子プロモーター に依存していることを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のウイ ルス。 5 プロモーターがワクニシア遺伝子のプロモーターであることを特徴とする請 求の範囲第4項に記載のウイルス。 6 IFN−γをコードするDNA配列がワクニシアの75K蛋白質をコードす る遺伝子のプロモーターの支配下にあることを特徴とする請求の範囲第5項に記 載のウイルス。 7 IFN−γをコードする配列がワクニシアのTK遺伝子中にクローンされて いることを特徴とする請求の範囲第1〜6項に記載のウイルス。 8 組換えウイルスpVVTG41。 9 請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載のウイルスに感染した哺乳動物細胞 。 10 請求の範囲第9項に記載の細胞を培養し、生成蛋白質を回収することを特 徴とするIFN−γの調製法。 11 請求の範囲第10項の方法を実施して得られたIFN−γ。 12 グリコシル化された成熟型のものであることを特徴とする、細胞培養物か ら得られたIFN−γ。 13 請求の範囲第11又は第12項に記載のIFN−γを含有することを特徴 とする治療用組成物。 14 請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載のウイルスを含有することを特徴 とする治療用組成物。 15 接種できる形を取っていることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の 組成物。
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