JPS6349587Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6349587Y2
JPS6349587Y2 JP1981156877U JP15687781U JPS6349587Y2 JP S6349587 Y2 JPS6349587 Y2 JP S6349587Y2 JP 1981156877 U JP1981156877 U JP 1981156877U JP 15687781 U JP15687781 U JP 15687781U JP S6349587 Y2 JPS6349587 Y2 JP S6349587Y2
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JP
Japan
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groove
sliding
frame
cylinder
roller
Prior art date
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Application number
JP1981156877U
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English (en)
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JPS5862192U (ja
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はローラに追従して摺動する摺動羽根を
備えた回転式圧縮機の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、回転式圧縮機に使用される摺動羽根は耐
摩耗性があり、しかも、摺動部において動力損失
の少ない軽量の合成樹脂系材質の物を使つて種々
考案されてきた。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、合成樹脂系材質の摺動羽根は鉄
系の材質で形成されたローラ及びシリンダーとの
熱膨張系数が大幅に異なり、前記ローラ及びシリ
ンダーに設けた摺動溝との間の嵌合寸法を大きく
取る必要があり、特に、摺動羽根の上端において
シール性が悪くなり、圧縮機の性能を低下させる
という問題があつた。
本考案は上記の問題を解決するもので、摺動羽
根の上端の隙間を狭くするようにすることを目的
としたものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案はシリンダー内に収納されたローラに接
しつつ枠体で挟持されて摺動する摺動羽根を設
け、この摺動羽根の枠体側の端面に摺動方向を長
くしてシール部材を収納した凹溝を設け、かつ、
この凹溝の底に密閉容器内と連通する連通部を開
口させたものである。
(ホ) 作用 本考案は上記のように構成したことにより、回
転圧縮要素で圧縮されて密閉容器内に吐出された
冷媒の一部を連通部から凹溝の底に導き、シール
部材を枠体に押付け、この枠体と摺動羽根との間
の隙間を狭くし、この摺動羽根と枠体との間の気
密性を向上させるようにしたものである。
(ヘ) 実施例 以下図に示す実施例に基づいて説明する。
1は密閉容器2内の上方に電動要素3、下方に
回転圧縮要素4を収納してなる回転式圧縮機であ
る。前記圧縮要素4は円筒状圧縮室5を有するシ
リンダー6と、前記円筒状圧縮室5を閉塞する上
部枠体7及び下部枠体8と、圧縮室5内に電動要
素3により偏心回転するローラー9とにより構成
される。10は前記シリンダー6に穿設された摺
動溝であり、圧縮室5の側壁より径方向にて外方
に延びている。11は前記摺動溝10内に摺動自
在に収納される合成樹脂のポリイミドからなる摺
動羽根であり、スプリング12の弾性力により後
端部から軸心に向つて押圧され、その先端部を常
時ローラー9の周面に当接して圧縮室5内を低圧
室と高圧室とに区分している。
而して13は合成樹脂製の摺動羽根11の上端
部111に設けられた凹溝である。また14は摺
動溝10内と前記凹溝13の底面131とを連通
する連通溝である。15は前記凹溝に遊嵌的に収
納されたテフロンのシール部材である。
このように構成された回転式圧縮機において、
本案の摺動羽根11は、圧縮機1の運転時にシリ
ンダー6の摺動機構10内にかかる内圧を以つ
て、該羽根に設けられた連通溝14を介して上端
部111の凹溝113に収納されたシール部材1
5をその底面から押圧し、この上端部111にお
けるシール性を向上し圧縮機1の性能低下を防止
するものである。
尚、本案実施例では摺動羽根11の材質をポリ
イミド等の合成樹脂材で説明したが、ローラー9
及びシリンダー6の鉄系材質より熱膨張係数が小
さい材質である、セラミツク、カーボン等におい
ても同等の効果を期待できるものである。
(ト) 考案の効果 本考案の回転式圧縮機はシリンダー内に収納さ
れたローラに接しつつ枠体で挟持されて摺動する
摺動羽根を設け、この摺動羽根の枠体側の端面に
摺動方向を長くしてシール部材を収納した凹溝を
設け、かつ、この凹溝の底に密閉容器内と連通す
る連通部を開口させたのであるから、以下の効果
を有する。
シール部材を回転圧縮要素により圧縮された
冷媒で枠体側に押付けることができ、この枠体
と摺動羽根との間の隙間を狭くできる。
しかも、摺動羽根と枠体との間の寸法を大き
くさせられるので、摺動羽根を鉄系の材質で形
成されたローラ及びシリンダーと熱膨張係数が
大幅に異なる合成樹脂で形成しても、摺動羽根
と枠体との間の気密性を良くでき、圧縮機の冷
凍能力を向上できるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本案の実施例を示す回転式圧
縮機の縦断面図と横断面図、第3図のイ,ロ,ハ
は本考案の摺動羽根を示し、イは平面図、ロは正
面図、ハはA−Aセクシヨンでの断面図である。 1……回転式圧縮機、5……円筒状圧縮室、9
……ローラー、11……摺動羽根、111……上
端部、13……凹溝、131……底部、14……
連通溝、15……シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダーブロツクと枠体とで形成されたシリ
    ンダーと、このシリンダー内を回転するローラー
    と、このローラーに接しつつ枠体で挟持されて摺
    動する摺動羽根とを備えた回転圧縮要素を密閉容
    器内に収納し、この回転圧縮要素で圧縮された冷
    媒を密閉容器内部を介して機外に吐出するように
    した回転式圧縮機において、摺動羽根の枠体側の
    端面には摺動方向を長く、シール部材を収納した
    凹溝が設けられ、かつ、この凹溝の底には密閉容
    器内と連通する連通部が開口されていることを特
    徴とする回転式圧縮機。
JP15687781U 1981-10-20 1981-10-20 回転式圧縮機 Granted JPS5862192U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15687781U JPS5862192U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 回転式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15687781U JPS5862192U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 回転式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5862192U JPS5862192U (ja) 1983-04-26
JPS6349587Y2 true JPS6349587Y2 (ja) 1988-12-20

Family

ID=29949407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15687781U Granted JPS5862192U (ja) 1981-10-20 1981-10-20 回転式圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5862192U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51143208U (ja) * 1975-05-13 1976-11-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5862192U (ja) 1983-04-26

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