JPS6349478B2 - - Google Patents

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JPS6349478B2
JPS6349478B2 JP56144894A JP14489481A JPS6349478B2 JP S6349478 B2 JPS6349478 B2 JP S6349478B2 JP 56144894 A JP56144894 A JP 56144894A JP 14489481 A JP14489481 A JP 14489481A JP S6349478 B2 JPS6349478 B2 JP S6349478B2
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JP
Japan
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signal
voltage
circuit
current
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Application number
JP56144894A
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English (en)
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JPS5846892A (ja
Inventor
Akira Horikawa
Norio Kagimura
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP56144894A priority Critical patent/JPS5846892A/ja
Publication of JPS5846892A publication Critical patent/JPS5846892A/ja
Publication of JPS6349478B2 publication Critical patent/JPS6349478B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/0004Control strategies in general, e.g. linear type, e.g. P, PI, PID, using robust control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインバータによつて交流誘導電動機の
速度を無段階的に増減制御することが可能な速度
制御装置に係り、特に周波数、負荷トルクの変化
に影響されることなく、常に高効率の下での運転
が可能な高効率保持方式の速度制御装置に関す
る。
交流(かご形)誘導電動機(以下モータと称
す)を可変速運転する必要性は、特に負荷変動の
大きい空気調和機において強いものがあり、かゝ
る要望に応えるものとしてはインバータによる周
波数変換方式の速度制御が最近に至つて頓に使用
されるようになつている。
此の場合に、モータに連結された相手機械を正
常に運転するには、回転が変つてもモータの発生
トルクが負荷トルクより大きくなければならず、
またモータ電流も定格電流値以内である必要があ
る。
そこでインバータの出力電圧Vと出力周波数F
との間に所定の関係を持たせるようにしてモータ
の可変速運転を行つているが、これでは下記の如
き問題点があつて、省エネルギーをはかる目的か
ら遠去かる実用上の大きい欠陥となつていた。
すなわち、その一つは負荷が変動した場合に、
そのときの出力電圧Vと出力周波数Fの関係は最
高効率点での運転を可能にする条件とは限らな
く、今、ある両者の比(V/F)がある値Kとな
る関係においてモータの回転数Nに対するトルク
Tの特性および効率ηの特性を示せば第1図の線
イ,ロの如くなり、モータ効率が最高となるとき
の効率η0、負荷トルクT0に対して負荷トルクが
T1と大きくなつたときのモータ効率はη1となり
η1<η0である。
逆に負荷トルクがT2と小さくなつたときのモ
ータ効率はη2で、矢張りη2<η0となる。
以上のことから前記比(V/F)が固定のとき
には、負荷の状態によつてモータ効率も変動し、
運転中を通じて高効率が維持されるのが至難であ
る点を明示している。
また一方、前記比(V/F)がある固定された
状態で運転されている途中で電源変動が生じたと
すると、インバータ出力電圧をフイードバツクし
ないオープンループのインバータにおいては出力
電圧のみが変動して最適な出力電圧Vの出力周波
数Fの関係から逸脱して此の場合もモータ効率が
低下する。
このように負荷トルク、電源電圧の変動によつ
て可変速制御中のモータの運転効率が低下したの
では、年間を通じて運転するヒートポンプ空気調
和機の圧縮機用電動機として用いた場合に、負荷
の変動が著しい機械であるところから運転効率の
低下によるランニングコストの増加をもたらして
好ましくなく、空気調和機に対する駆動装置とし
て特に改善が要求されているのが現状である。
本発明はかゝる実状に鑑みて、、従来の可変速
度制御装置、就中、インバータによる速度制御装
置が有する上述欠陥の解消をはかるべく発明する
に至つたものであつて、特に電圧と周波数との間
に所定の関係を保持してなる出力をインバータか
ら発して、モータを可変速運転する速度制御装置
において、周波数切換信号が発せられた時点から
一定時間経過した基準時刻を起点とする一定周期
毎にパルス状の第1信号を発すると共に、前記基
準時刻以後の前記第1信号が発信していない間、
第2信号を発する時限指令回路、前記モータ又は
インバータの電流を検出する電流センサ、前記時
限指令回路の前記第2信号を受ける毎に前記電流
センサが現に検出した第1電流信号を記憶し、か
つこの記憶した信号を前記第2信号の消去に応じ
て出力する記憶回路、該記憶回路が記憶した前記
第1電流信号と電流センサから現に出された第2
電流信号とを時限指令回路の前記第1信号が発せ
られている間比較して、前記第1電流信号が前記
第2電流信号に比して小さいときに第1出力を、
大きいときに第2出力を発する比較回路、周波数
切換信号が発せられた時点から一定時間経過した
前記基準時刻のときと、比較回路が前記第1出力
を発していて、かつ、直前回において電圧増の出
力電圧制御信号が出されていたときと、比較回路
が前記第2出力を発していて、かつ、直前回にお
いて電圧減の出力電圧制御信号が出されていたと
きとの3つの各条件によつて電圧減の出力電圧制
御信号を発する一方、比較回路が前記第1出力を
発していて、かつ、直前回において電圧減の出力
電圧制御信号が出されていたときと、比較回路が
前記第2出力を発していて、かつ直前回において
電圧増の出力電圧制御信号が出されていたときと
の2つの各条件によつて電圧増の出力電圧制御信
号を発する電圧制御指令回路、該電圧制御指令回
路から発せられる増減の出力電圧制御信号によつ
て前記インバータの出力電圧を基準ステツプ電圧
だけ増減せしめる電圧制御回路からなり、前記モ
ータの電流が極小となるよう出力電圧を自動調整
することにより、モータを常に最高効率の下で可
変速制御せしめる如くしたことを特徴とする。
本発明をさらに添付図面を参照しつつ、その具
体的内容について以下詳述する。
本発明装置の制御態様を第2図のモータ入力電
圧−電流特性線図によつて原理的に説明すると、
第2図は負荷トルクT1,T2をパラメータにした
場合のある周波数Fにおける入力電圧Vと電流
I′との関係を示したものであつて、T1<T2とし
た場合に、電流が夫々最小I1,I2となる点P1,P2
が各負荷トルクT1,T2に対する最高運転効率点
となる。
また、負荷トルクT1,T2における最高効率点
P1,P2に対応する電圧はV1,V2である。
そこで、周波数をF、電圧をV1とすると、負
荷トルクT1に対しては最高効率点P1であつたも
のが、負荷トルクがT2に増加すると電流はI2′ま
で増加して、最高効率点P2をはずれてしまい従
つて負荷トルクT2に対してはモータ効率が低下
する結果となる。
以上の説明によつてわかるように、はじめは予
め周波数と電圧との間に固定的な関係を持たせて
なるインバータの出力によつてモータを可変速制
御しておいて、この状態からモータ電流が最小と
なるような電圧を探索する制御を行えば常に最高
効率の下での可変速制御運転が可能となるもので
ある。
かゝる基本原理にもとづいて構成した制御装置
を第5図、第6図よつて説明する。
1はモータで例えば三相交流かご形モータが使
用されて、三相200Vの交流電源をインバータ2
を介し給電することによつて、電圧と周波数との
間に所定の関係を保持してなる三相交流電圧が印
加され可変速運転が成される。
上記インバータ2は公知の構成であるところか
ら詳細な内容は省略するが、AC−DC変換器3、
チヨツパ4、フイルタ5およびDC−AC変換器6
から構成されて、周波数切換信号e1によつて第4
図々示のV/F特性を有する出力が最終段のDC
−AC変換器6から発せられるようになつている。
しかして、本発明装置例は時限指令回路7と、
電流センサ8と、記憶回路9と、比較回路10
と、電圧制御指令回路11と、電圧制御回路12
との各要素からなつており、それ等各要素を以下
分説する。
◎時限指令回路7、 周波数切換信号e1が発せられた時点から計時を
行つて一定時間T1経過した基準時刻H1から次の
周波数切換信号e1が発せられるまで出力e2を発し
続けるタイマー13、該タイマー13が出力e2
発する基準時刻H1から計時を行つて一定周期T2
毎に巾△tを有するパルス状の出力e3を発する繰
り返しタイマー14、タイマー13の出力e2と禁
止回路N1で反転させた繰り返しタイマー14出
力e3との論理積をとつて出力e5するAND回路A1
両タイマー13,14の出力e2,e3の論理積をと
つて出力e4するAND回路A2から構成されてお
り、次の如く作動する。
周波数切換信号e1が発せられた時点から一定時
間T1経過した基準時刻H1を起点とする一定周期
T2毎に巾△tを持つパルス状の第1信号e4を発
し、また、基準時刻H1以後の第1信号e4が発信
していない間、第2信号e5を発する作動を行うも
のである。
◎電流センサ8、 第6図に概要示する如く、変流器8をモータ1
配線のうちの1本に介設し、あるいはホール素子
8′をフイルタ5とDC−AC変換器6との間の接
続配線中に介設するなどの手段でモータ1の電流
あるいはインバータ2内の電流を検出する。
第5図々示例は変流器8で検出した電流をA/
D変換器15によつてデイジタル量に変換して後
段の回路に送信するように形成している。
◎記憶回路9、 記憶素子を要素としたもので、書込み端子を
A/D変換器15の出力側に、読出し端子を後段
の比較回路10の入力端子に、ゲート端子を前記
MND回路A1の出力端子に夫々接続しており、次
の如き作動を行う。
前記第2信号e5を受ける毎に、その立上りの時
点(第7図の矢示を施した個所)において電流セ
ンサ8が現に検出した第1電流信号Iを記憶し、
かつこの記憶した信号Iを第2信号e5の消去に応
じて読出しの上、出力するようになつている。
◎比較回路10、 2つの入力端子と2つの出力端子とを備えて、
両入力端子を記憶回路9の読出し端子とA/D変
換器15の出力側に夫々接続してなるコンパレー
タ16、該コンパレータ16の第1出力端子から
出される第1出力aと前記第1信号e4との論理積
をとつて出力するAND回路A3、コンパレータ1
6の第2出力端子から出される第2出力bと前記
第1信号e4との論理積をとつて出力するAND回
路A4から構成され、その作動は次の如きもので
ある。
記憶回路9が記憶した前記第1電流信号Iと、
電流センサ8から現に出された第2電流信号iと
を時限指令回路7の第1信号e4が発せられている
間比較して、前記第1電流信号Iと前記第2電流
信号iとの関係が、I<iの場合は第1出力aを
AND回路A3から出力し、I>iの場合は第2出
力bをAND回路A4から出力し、I≒iの場合は
出力を発しないようになつている。
◎電圧制御指令回路11、 2極連動形双投スイツチの機能を有し、ゲート
端子cに「H」入力があると接点イ−ハ間が導通
し、逆に「L」入力があると接点イ−ロ間が導通
する如く作動する走査器(マルチプレクサ)1
7、前記ゲート端子Cに切換信号を送るためのフ
リツプフロツプ回路18、タイマー13の出力e2
における立上りエツジを検出してパルス出力e6
発するエツジ検出回路19、OR回路O1,O2およ
び禁止回路N2から構成されている。
OR回路O1は、前記AND回路A3からの第1出
力aと前記AND回路A4からの第2出力bのうち
の何れか一方の出力と、前記タイマー13の出力
e2の反転値との論理和をとつて出力を発し、この
出力をフリツプフロツプ回路18の端子CLにイ
ンプツトさせるようにしている。
OR回路O2は、前記OR回路O1に入力される出
力、すなわち第1出力aあるいは第2出力bと前
記パルス出力e6の論理和をとつて出力を発するよ
うにしている。
フリツプフロツプ回路18は端子CLに「H」
入力が加えられると出力端子Qが「L」出力にな
り、端子CLが「L」でかつ端子CKに「H」入力
が加えられると出力端子Qが「H」出力になる如
く作動する。
上述の構成になる電圧制御指令回路11は後述
の作用説明によつても明らかにされるが、その作
動態様は次の如くなる。
この指令回路11からは、電圧減(−△V)の
出力電圧制御信号S1と、電圧増(+△V)の出力
電圧制御信号S2との一方を発するか全く発しない
かの3種の出力を後段の電圧制御回路12に与え
るものである。
(イ) 電圧減の出力電圧制御信号S1を発する条件、 () 周波数切換信号e1が発せられた時点から
一定時間経過した基準時刻T1のとき、すな
わち、周波数の切換えによつてモータ1に加
える電圧を減少側で制御開始することを意味
する。
() 比較回路10が第1出力aを発してい
て、かつ直前回に電圧増(+△V)の出力電
圧制御信号S2が出されていたとき、すなわ
ち、電圧を増加側に制御した結果、モータ電
流が増加したため電流減少方向の電圧減少側
に作動させることを意味する。
() 比較回路10が第2出力bを発してい
て、かつ直前回に電圧(−△V)の出力電圧
制御信号S1が出されていたとき、すなわち、
電圧を減少側に制御した結果、モータ電流が
減少したため、さらに電流減少方向の電圧減
少側に作動させることを意味する。
(ロ) 電圧増の出力電圧制御信号S2を発する条件、 () 比較回路10が第1出力aを発してい
て、かつ直前回において電圧減(−△V)の
出力電圧制御信号S1が出されていたとき、す
なわち、電圧を減少側に制御した結果、モー
タ電流が増加したため電流減少方向の電圧増
加側に作動させることを意味する。
() 比較回路10が第2出力bを発してい
て、かつ直前回において電圧増(+△V)の
出力電圧制御信号S2が出されていたとき、す
なわち、電圧を増加側に制御した結果、モー
タ電流が減少したためさらに電流減少方向の
電圧増加側に作動させることを意味する。
◎電圧制御回路12、 電圧制御指令回路11から出される増減の出力
電圧制御信号S2,S1によつてインバータ2の出力
電圧を1ボルト等基準ステツプ電圧だけ増減せし
めるための回路であつて、第6図に示した如く、
前記出力電圧制御信号S2がU/端子に、前記両
出力電圧制御信号S1,S2の否定論理積をとり、か
つ遅延回目25で遅延させて得た信号がCK端子
に夫々入力されるアツプダウンカウンタ20、基
本周波数を発振する発振器21、アツプダウン
カウンタ20からの信号で発振器21からの発振
出力を分周する分周器22、この分周された発振
出力をさらに分周するカウンタ23、該カウンタ
23からの発振出力を前記チヨツパ4にゲート信
号として与えるためのシングルシヨツトマルチバ
イブレータ24から構成されており、特に図示例
の回路の機能については後述する。
本発明速度制御装置は叙上の構成になるが、次
にその作動態様について第3図乃至第7図にもと
づいて概要説明すると、今、インバータ2からの
出力周波数がF1に決められると、第4図より出
力電圧はV1となる。
タイマ13のカウントアツプ時点、すなわち基
準時刻H1で出力電圧がV1のときの電流(I=I1
を記憶回路9で記憶すると同時に、電圧制御指令
回路11は前記(イ)−()に述べたように出力電
圧を△V降下させる。
出力電圧をV1−△V=V2とした後、T2−△t
時間後の電流i=I2と記憶値I1とを比較回路10
で比較して、第3図より明らかな如くI<i(I1
<I2)であるから、電圧制御指令回路11は前記
(ロ)−()に述べたように、電流減少方向の電圧
増加側の出力電圧制御信号S2を発する。
なお、A/D変換器15の出力は上位の数ビツ
トのみ比較回路10に送る等の手段で適当に分解
能を下げるようにすることによつてi−△iから
i+△iの範囲を同一電流値iと判断するように
しておくものとする。
前記出力電圧制御信号S2を発することによつ
て、出力電圧はV2+△V=V3に上昇すると同時
に記憶回路9は電流I2を記憶する。
次いでT2−△t時間経過後の電流i=I3と記憶
I2とを比較回路10で比較して、第3図より明ら
かなように、I>i(I2>I3)であるから、電圧
制御指令回路11は前記(ロ)−()で述べたよう
に電圧増加側の出力電圧制御信号S2を発する。
かくして出力電圧がV3+△V=V4に上昇制御
されるのと同時に記憶回路9は電流I3を記憶す
る。
次いでT2−△t時間経過後の電流i=I4但し、
I1−△I≦I4≦I1+△I、と記憶値I2とを比較回
路10で比較する。
この場合、A/D変換器15の分解能を適当に
下げているので、比較回路10ではI3(I)≒I4
(i)として演算される結果、比較回路10の第1出
力a、第2出力b共に「0」となり、も早や電圧
制御指令回路11からは増・減何れもの出力電圧
制御信号S2,S1は出されなくなつて、出力電圧は
V4に保たれる。この電圧4がモータ1の電流値を
最少にする出力電圧となる。
以上の作動説明は第3図々示実線曲線における
出力電圧V4に対して、低電圧域での制御態様に
ついてのものであるが、出力電圧V4よりも高電
圧域での制御も同じ要領によつて行われることは
言う迄もない。
なお、負荷の変動等によつて、インバータ2の
出力電圧−電流特性が第3図の破線のように変化
しても、この変化に追従した電圧制御を行つて常
にモータ電流が極小となる高効率の下で運転を維
持することができる。この場合の動作は前述と同
要領であるので説明は省略する。
また、図示例の装置は、実用化に即したものと
して制御系をデイジタル回路に構成しているが、
本発明はアナログ回路構成でも同様に実現でき
る。この場合A/D変換器を省略し、比較器及び
記憶素子をアナログ素子とするのである。さら
に、モータ負荷の程度に応じた種々の周波数−電
圧特性を記憶したマイクロコンピユータを使用し
て、負荷変動に対応した的確な高効率運転を果す
ことも可能である。
次に電圧制御回路12の作動態様について以下
説明を加えると、一般にインバータの制御方式に
は、パルス巾変調(PWM)方式とパルス振幅変
調(PAM)方式とがあり、PWM方式ではコン
バータ部で整流された電圧が一定の直流電圧をイ
ンバータの入力として受け、インバータ部で周波
数の制御だけでなく電圧の大きさを同時に制御す
ることにより、可変直流電源を得るために必要と
するサイリスタ変換器やチヨツパなどの主回路部
品を省略できる利点を有する反面、インバータの
出力電圧波形は各周波数毎に異つており、電圧を
変化するにはパルス幅を変える必要があることこ
ろから、高調波分の含有率が変ることは避け得な
く、電圧を変化させる全域で最適な電圧波形(効
率、高調波の抑制等)が得られるとは限らない
し、多くのポイントで解析することも困難となる
などの問題があるものである。
このような点に鑑みて構成された第6図々示の
インバータ2は整流後の回路にチヨツパ4を挿入
せしめており、一方、電圧制御回路12はこのチ
ヨツパ4に関連せしめていて、このチヨツパ4の
部分で直流電圧のレベルを変えることによつてパ
ルス幅を変えずに電圧を変化させることができる
ようにしている。
電圧制御指令回路11からの出力電圧制御信号
S1又はS2はアツプダウンカウンタ20を介して分
周器22に至り、これによつて発振器21からの
基本周波数fを持つた出力が分周され、電圧減の
出力電圧制御信号S1によつて周波数は低くなり、
電圧増の出力電圧制御信号S2によつて周波数は高
くなる。
この分周された出力は、さらにカウンタ23に
より分周した後、シングルシヨツトマルチバイブ
レータ24を経てチヨツパ4に送られる。
カウンタ23によつてさらに分周しているのは
下記の理由による。
すなわち、分周器22で分周された出力は基本
周波数を持つた出力のパルスを間引いた形とな
つて周期性が無いため、パルスをカウントするこ
とで周期を平均化するためである。
なお、チヨツパ4に送られる出力はパルスの巾
が一定であるため、分周された割合に応じてデユ
ーテイサイクルが変わり、結果としてインバータ
2の出力電圧が変化する。
このようにして制御されたインバータ2の出力
電圧は、電圧値の高低に関係なく高調波分の含有
率が一定となり、高調波の抑制が簡単で効率向上
が果されるし、異音、振動の抑制が簡単に行える
利点を有する。
本発明は叙上の構成および作用を有するもので
あり、交流誘導電動機1をインバータ2によつて
可変速運転する場合に、電動機電流が制御周波数
の下で極小値になるように自動制御せしめている
ので、交流誘導電動機1が負荷変動、電源変動の
影響を受けずに常に最高効率点で運転可能とな
り、その結果、電動機効率が従来の制御手段に比
し向上して消費電力が減少する。
また、従来は特定の負荷に対して最高効率を得
るにはインバータを専用化する必要に迫られてい
たが、本発明装置は負荷の種類やバラツキに関係
なく高効率を保証し得る普遍性を有している。
さらに、交流誘導電動機とインバータの組合わ
せにおいて、本発明装置を用いることによつて、
運転電流の減少にもとづいてインバータでの電力
損失が減り効率が向上するだけでなく、電流減少
によるインバータの信頼性向上が果される。
【図面の簡単な説明】
第1図は交流誘導電動機の回転数に対するトル
ク、効率特性線図、第2図は同じく負荷トルクを
パラメータとしたときの電圧−電流特性線図、第
3図および第4図は本発明装置例に係るインバー
タの出力電圧−電流、出力周波数−出力電圧の各
関係線図、第5図は本発明装置例に係る速度制御
回路要部展開図、第6図は同じく本発明装置例の
ブロツク回路図、第7図は本発明装置の動作説明
のためのタイムチヤートである。 1……交流誘導電動機、2……インバータ、7
……時限指令回路、8……電流センサ、9……記
憶回路、10……比較回路、11……電圧制御指
令回路、12……電圧制御回路、H1……基準時
刻、H2……一定周期、I……第1電流信号、i
……第2電流信号、a……第1出力、b……第2
出力、e1……周波数切換信号、e4……第1信号、
e5……第2信号、S1……電圧減の出力電圧制御信
号、S2……電圧増の出力電圧制御信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電圧と周波数との間に所定の関係を保持して
    なる出力をインバータ2から発して、交流誘導電
    動機1を可変速運転する速度制御装置において、
    周波数切換信号e1が発せられた時点から一定時間
    T1経過した基準時刻H1を起点とする一定周期T2
    毎にパルス状の第1信号e4を発すると共に、前記
    基準時刻T1以後の前記第1信号e4が発信してい
    ない間、第2信号e5を発する時限指令回路7、前
    記交流誘導電動機1又はインバータ2の電流を検
    出する電流センサ8、時限指令回路7の前記第2
    信号e5を受ける毎に電流センサ8が現に検出した
    第1電流信号Iを記憶し、かつこの記憶した信号
    Iを前記第2信号e5の消去に応じて出力する記憶
    回路9、該記憶回路9が記憶した前記第1電流信
    号Iと電流センサ8から現に出された第2電流信
    号iとを時限指令回路7の前記第1信号e4が発せ
    られている間比較して、前記第1電流信号Iが前
    記第2電流信号iに比して小さいときに第1出力
    aを、大きいときに第2出力bを発する比較回路
    10、周波数切換信号e1が発せられた時点から一
    定時間経過した前記基準時刻T1のときと、比較
    回路10が前記第1出力aを発していて、かつ、
    直前回において電圧増の出力電圧制御信号S2が出
    されていたときと、比較回路10が前記第2出力
    bを発していて、かつ、直前回において電圧減の
    出力電圧制御信号S1が出されていたときとの3つ
    の各条件によつて電圧減の出力電圧制御信号S1
    発する一方、比較回路10が前記第1出力aを発
    していて、かつ、直前回において電圧減の出力電
    圧制御信号S1が出されていたときと、比較回路1
    0が前記第2出力bを発していて、かつ直前回に
    おいて電圧増の出力電圧制御信号S2が出されてい
    たときとの2つの各条件によつて電圧増の出力電
    圧制御信号S2を発する電圧制御指令回路11、該
    電圧制御指令回路11から発せられる増減の出力
    電圧制御信号S2,S1によつてインバータ2の出力
    電圧を基準ステツプ電圧だけ増減せしめる電圧制
    御回路12からなり、前記交流誘導電動機1の電
    流が極小となるよう出力電圧を自動調整すること
    により、交流誘導電動機1を常に最高効率の下で
    可変速制御せしめる如くしたことを特徴とする誘
    導電動機の速度制御装置。
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