JPS6349148B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6349148B2
JPS6349148B2 JP59088027A JP8802784A JPS6349148B2 JP S6349148 B2 JPS6349148 B2 JP S6349148B2 JP 59088027 A JP59088027 A JP 59088027A JP 8802784 A JP8802784 A JP 8802784A JP S6349148 B2 JPS6349148 B2 JP S6349148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
air
compressor
water separator
drying
Prior art date
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Expired
Application number
JP59088027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60232474A (ja
Inventor
Hidefumi Saito
Masanao Ando
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP59088027A priority Critical patent/JPS60232474A/ja
Publication of JPS60232474A publication Critical patent/JPS60232474A/ja
Publication of JPS6349148B2 publication Critical patent/JPS6349148B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、乾燥を必要とするあらゆる分野、特
に、高温化を招くことなしに水分の乾燥が必要と
なるような分野で利用可能な乾燥装置に関するも
のである。
(ロ) 従来技術 従来の乾燥装置は、乾燥すべき物質を収容する
チヤンバ内の空気を加熱により上昇させたり、前
記物質自身の温度を上昇させ、これによつて水分
の蒸発を促して乾燥を行なうようにしているのが
一般的である。ところが、このような方式のもの
では、入力するエネルギの大部分が水分を蒸発さ
せるための蒸発熱として利用されてしまう。その
ため、エネルギの消費量が大きく、ランニングコ
ストが高くつくという問題がある。
(ハ) 目的 本発明は、このような事情に着目してなされた
もので、水分を蒸発させるようにしただけの従来
装置に比べてエネルギの消費量を大幅に減少させ
ることが可能であり、しかも、構造が簡単で実施
が容易である画期的な乾燥装置を提供することを
目的とする。
(ニ) 構成 本発明は、かかる目的を達成するために、被乾
燥域からの気体をタービンにより断熱膨張させる
とともに、このタービンから吐出される低温気体
中に混入している水分をウオータセパレータによ
り除去し、このウオータセパレータを通過した気
体を前記タービンの回転動力にて作動するコンプ
レツサにより断熱圧縮させて前記被乾燥域へ供給
し得るように構成したことを特徴とする。
(ホ) 実施例 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図
を参照して説明する。
内部に被乾燥域1を形成するチヤンバ2に、本
発明に係る乾燥装置3を付設している。チヤンバ
2は密閉構造をなしており、被乾燥物4を出し入
れするための気密扉(図示せず)を有している。
乾燥装置3は、タービン5と、ウオータセパレー
タ6と、コンプレツサ7とを直列に接続してなる
もので、前記タービン5の入口5aを空気通路8
を介して前記チヤンバ2の空気導出口2aに接続
するとともに、前記コンプレツサ7の出口7bを
空気通路9を介して前記チヤンバ2の空気導入口
2bに接続している。タービン5は、前記チヤン
バ2から導出される気体、つまり空気を断熱膨張
させるためのもので、図示しないケーシング内に
羽根車5cを収容したラジアルタービン構造をな
している。そして、このタービン5の出口5bを
空気通路11を介して前記ウオータセパレータ6
の入口6aに接続している。ウオータセパレータ
6は、空気流路を形成するハウジング12内に邪
魔板13を配設してなるもので、その底部にはウ
オータタンク14が接続してある。そして、この
ウオータセパレータ6の空気出口6bを空気通路
15を介して前記コンプレツサ7の入口7bに接
続している。コンプレツサ7は、前記ウオータセ
パレータ6を通過した空気を断熱圧縮させるため
のもので、図示しないケーシング内に羽根車7c
を収容したラジアルコンプレツサ構造をなしてい
る。そして、このコンプレツサ7を駆動手段16
により駆動するようにしている。駆動手段16
は、前記コンプレツサ7の羽根車7cと前記ター
ビン5の羽根車5cとを回転軸17を介して直結
するとともに、この回転軸17を高周波モータ1
8により補助的に回転付勢し得るように構成した
ものである。
このような構成のものであれば、チヤンバ2内
で蒸気部を含んだ空気が空気導出口2aからチヤ
ンバ2外へ導出され空気通路8を通してタービン
5の入口5aに供給される。そして、この空気は
タービン5を通過する際に断熱膨張し、その温度
が低下すると同時にその含有蒸気がミスト状の水
滴となる。この状態の低温空気をウオータセパレ
ータ6に導入すると、該低温空気が邪魔板13を
迂回する際にその凝結して水滴になつた水分が該
邪魔板13に付着して捕獲されることになり、自
由落下によりウオータタンク14へ廃棄される。
そして、水分を除去された低温空気が空気通路1
5を通してコンプレツサ7の入口7cに供給され
る。そして、この空気は、該コンプレツサ7によ
つて元の圧力にまで断熱圧縮され、前記タービン
5の入口5a側よりも高い温度の乾燥空気となつ
て、前記チヤンバ2内に再び導入される。第2図
は、このサイクルをT(温度)−S(エントロピ)
線図として示したものである。ここで、P0は前
記チヤンバ2内の圧力、P1はウオータセパレー
タ6内の圧力をそれぞれ示している。この図面
は、タービンおよびコンプレツサの効率が100%
で、配管ロスのない場合について示しているが、
実際にはロスがあり、このロスを補うエネルギの
入力が必要となる。この実施例では、タービン5
とコンプレツサ7を結ぶ回転軸17上に設けた高
周波モータ18が、そのエネルギ補給の役割を担
つている。なお、この高周波モータ18は、起動
時の回転を与える役目もする。
このようなサイクルを営ませることによつて、
チヤンバ2内、つまり、被乾燥域1に配設した被
乾燥物4を乾燥させることができるわけである
が、本乾燥装置3では、水分の蒸発により消費す
るエネルギを回収することができる。すなわち、
本装置では、コンプレツサ7をタービン5の回転
動力を利用して駆動することで断熱膨張仕事を断
熱圧縮仕事に変換するが、このとき水分が凝結す
るためエネルギ回収となる。したがつて、水分を
蒸発させるための蒸発熱に相当するエネルギを外
部から逐次供給しなければならない従来の乾燥装
置に比べて、入力すべきエネルギ量がはるかに少
なくて済むことになり、いわゆる省エネルギ運転
が可能となる。
また、このようなものであれば、チヤンバ2内
を比較的低い温度に保つたままで、乾燥運転を行
なうことができるので、高温化を嫌う分野で用い
る乾燥装置、例えば、食品工業向等の乾燥チヤン
バや大型クリーニング店用の乾燥機あるいは乾燥
空気実験室(作業室)用の空気乾燥手段等として
特に好適に使用できるものである。
しかも、このものは、タービン5、コンプレツ
サ7およびウオータセパレータ6を組み合せただ
けのものであるため構造が簡単であり、実施が容
易である。すなわち、例えば、空気を冷却装置で
冷却してその含有水分を凝結させ、しかる後に、
その空気を加熱装置により加熱して高温の乾燥空
気を得るようにしたり、空気を一時的に高圧化す
ることによつて乾燥空気を得るようにしたもので
は、格別な冷熱源と高熱源あるいは強力な圧縮装
置と高圧容器等が必要になるため、設備が大がか
りなものになるが、本発明の乾燥装置では、かか
る大がかりな装置類は一切不要である。また、吸
着方式の乾燥装置のように特殊な水分吸着剤を用
いることがないので、取り扱いも容易である。
なお、本発明は前記実施例のものに限定されな
いのは勿論であり、例えば、第3図に示すような
実施例も本発明に含まれる。すなわち、このもの
は、チヤンバ2とタービン5とを連通させる空気
通路8の途中に冷却フアン19付きの冷却部21
と補助ウオータセパレータ22を介設するととも
に、タービン5からウオータセパレータ6に至る
空気通路11と、前記ウオータセパレータ6から
コンプレツサ7に至る空気通路15との間に再生
熱交換器23を設けたものである。
また、被乾燥域は密閉されたチヤンバ内に形成
されたものに限らず、例えば、大気に開放したも
のであつてもよい。この場合には、ウオータセパ
レータの内圧を負圧にすればよい。
さらに、コンプレツサに動力を補助的に供給す
る手段は、高周波モータに限らず、例えば、ガス
タービンエンジン等であつてもよい。
また、取り扱う気体は空気に限らない。
(ヘ) 効果 本発明は、以上のような構成であるから、水分
を蒸発させるようにしただけの一般的な乾燥装置
に比べてエネルギの消費量を大幅に減少させるこ
とができるとともに、高温を嫌う被乾燥物の乾燥
等にも無理なく使用することが可能であり、しか
も、構造が簡単で実施が容易である画期的な乾燥
装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシステム説明
図、第2図は同実施例の作用説明図である。第3
図は本発明の他の実施例を示すシステム説明図で
ある。 1……被乾燥域、2……チヤンバ、3……乾燥
装置、5……タービン、6……ウオータセパレー
タ、7……コンプレツサ、16……駆動手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被乾燥域からの気体を断熱膨脹させるタービ
    ンと、このタービンから吐出される気体中に混入
    している水分を除去するウオータセパレータと、
    このウオータセパレータを通過した気体を断熱圧
    縮させて前記被乾燥域へ供給するコンプレツサ
    と、このコンプレツサを前記タービンの回転動力
    にて駆動する駆動手段とを具備してなることを特
    徴とする乾燥装置。
JP59088027A 1984-04-30 1984-04-30 乾燥装置 Granted JPS60232474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59088027A JPS60232474A (ja) 1984-04-30 1984-04-30 乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59088027A JPS60232474A (ja) 1984-04-30 1984-04-30 乾燥装置

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Publication Number Publication Date
JPS60232474A JPS60232474A (ja) 1985-11-19
JPS6349148B2 true JPS6349148B2 (ja) 1988-10-03

Family

ID=13931339

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JP59088027A Granted JPS60232474A (ja) 1984-04-30 1984-04-30 乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144531U (ja) * 1986-03-06 1987-09-11
JPH0667449B2 (ja) * 1987-11-27 1994-08-31 宇部興産株式会社 ガスの脱湿法
JPH04316936A (ja) * 1991-04-17 1992-11-09 Hokoku Kogyo Co Ltd 温冷風発生装置
JP5515421B2 (ja) * 2009-05-26 2014-06-11 東京電力株式会社 産業用加熱システム

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