JPS6349022A - 椎茸連続栽培室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は椎茸を定量連続的に生産する椎茸連続栽培温室
に関する。

詳しくは植菌後のほだ木を温室内の各室で生育ステージ
により最良の日照、温度、湿度、空気組成、含水量等の
最適な環境条件を与えて定ｆａ連続的に生産するもので
、特に従来の温室には見られない発芽調整を行い、平均
した高品質の椎茸が短期間に収穫できる椎茸連続栽培温
室を提供するにある。

以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する。

（Ａ）はアルミ又は鉄による骨組した温室で、屋根（１
）は遮光性のボードを側壁（２）には透光性のＦＲＰ波
板を張設し、（３）、（４）は出入口である。（５）は
コンクリートの床、（６）は温室（Ａ）の側壁（２）室
内側に沿って設けた巻上式の遮光カーテンであり、材質
としてはシルバーポリフィルム等を使用している。温室
（Ａ）内はほだ木抑制室（７）、加湿室（８）９発芽調
整室（９）、展開室（１０）とにそれぞれ断熱ボードで
人出可能に区画されている。　　（ｎ）、　（＋２）。

（１３）はそれぞれ床面に設置した暖房機、除湿機及び
冷暖房機である。　　（＋４）、（１５）は天井に多数
配設した散水ノズル及び赤外線ランプ、（１６）は屋根
（１）に設けた換気装置である。　　（１７）はぼだ木
、（１８）は井桁に組んだほだ木（１７）を積載したま
ま移送する台車である。

次に各室（７）、（８）、（９）、（１０）について詳
述すると、先ずはだ木抑ｖ１室（７）では植菌したほだ
木（１７）に栄養分を蓄積させ熟成し、１１つ発芽抑Ｍ
１することにあり、室内の床（５）面上に暖房機（１１
）と除湿機（１２）とが、天井には多数配設した散水ノ
ズル（１４）と、屋根（１）に設けた換気装２１（１Ｂ
）とで、温度、湿度、含水琶、Ｃ０２濃度等が調節され
る。すなわち室内が常時温度２８℃以内でモ均湿度約７
０％前後に保ち、換気装置（１６）でＣ０２濃度は昼間
３００ＰＰ）！、夜間で５０００ＰＰＭ程度とし、はだ
木（１７）の含水量を３０％前後にしている。従ってこ
のほだ木抑制室（７）で行われるほだ木（１７）が栄養
分を蓄積するのは温度、含水ｍ　、　ＣＯｚ　ｅｔ度の
調節によって菌糸を育成し、その菌糸の酵素加水分解に
よって蓄積される。つまりはだ木（１７）が含水量３０
％近くになると菌糸の養分濃度がほだ木（１７）の養分
濃度より高くなり、浸透圧により菌糸の酵素がほだ木（
１７）に浸透し、その酵素がほだ木（１７）の成分を溶
かし菌糸の栄養分となり蓄積し積算温度を与えられ熟成
されるのである。この熟成されたほだ木（１７）は含水
量が３０％程度に押えであるため乾燥と遮光により発芽
を抑制させている。尚、熟成に必要な平均温度と日数の
積、つまり積算温度としては通常−木のほだ木（１７）
当り１０万ｈ・℃程度を目安とすればよい、又この熟成
期間中は光を殆ど必要としないので遮光カーテン（６）
を下して室内を遮光する。熟成されたほだ木（１７）は
生産量に見合った計画本数を台車（１８）ごと加湿室（
８）に移送され、加湿室（８）でほぼだ木抑制室（７）
と同様天井に多数の散水ノズル（目）のみを配設し、こ
の散水ノズル（１４）からの散水によりほだ木（１７）
の含水量を４５〜４７％程度の生木の状態とし、発芽・
展開に必要な水分の補給をさせる。この加湿室（８）に
入れる時間は散水する水温や室内のＦ均一度によって異
るも、例えば平均温度１５°Ｃでは２４時間、２０℃で
は８時間程度でよい。

尚、加湿室（８）には散水ノズル（１４）の他に加湿機
を併用して使用すると含水量の管理が容易となる。加湿
室（８）で処理された生木状態のほだ木（１７）は発芽
２Ｉ！ｌ整室（９）に移送される。この発！Ｊ２ｇＩ整
室（９）には床（５）面上に除湿機（１２）と冷暖房機
（１３）を、天井には赤外線ランプ（１５）を、更にＰ
Ｊ、根（１）に換気装置（１６）を備え、これら除湿機
（＋２）、冷暖房機（＋３）、換気装置（＋８）により
恒温条件下で急速な除湿が行われるのであり、それは室
内温度が約１５℃の恒温条件下で１０時間以内に５０％
程度の含水量３５％程度思速に下げる。それによって菌
糸をほだ木（１７）の養分の移動が平衡状態となり発芽
を促すと共に赤外線ランプ（１５）の刺激により花芽分
化を進ませ、休眠打破が起こり発芽揃いが行われる０発
芽したほだ木（１７）は展開室（１０）に進み、展開室
（１０）には床（５）面に冷暖房機（１３）、天井及び
側壁に赤外線ランプ（＋５）、屋根（１）に換気装置（
！６）を備え、冷暖房機（１３）により温度を発芽調整
室（９）より約２℃上昇させ湿度約７０ヲ６以上とし、
赤外線ランプ（１５）で１６６時間程の１１長調乎を行
い、遮光カーテン（６）の開閉で室内を弱光にし、これ
らの調節により椎ｉ１の品質が管理され、均一で高品質
の椎茸が収穫される。展開室（ｌＯ）で収穫された後の
ほだ木（１７）は再びほだ木抑制室（７）に戻され乾燥
と遮光により、菌糸を抑制しほだ木（１７）を熟成させ
、以後前回の工程サイクルを順次繰返し行って椎茸が定
植連続的に収穫される０本実施例の全工程のサイクルは
約３５〜５０［１前後で一木のほだ木（１７）から年間
８〜ｌＯ回程度の収穫が可能となる。尚、はだ木抑制室
（７）は全工程のサイクルから見た場合に、第１回目は
植菌後のほだ木（１７）の菌糸育成を主として使用する
ものであり、この期間として前述した１０万ｈ・°Ｃの
積算温度を加えるため６ケ月以上である。以後２回目か
らほぼだ木（１７）はある程度熟成されており約３５〜
５０口間でほだ木（１７）の熟成と菌糸の抑制が行える
。

このように本発明は椎茸の生育ステージに最良の環境条
件を４えられ年間を通して定量連続的に収穫がＩ′ＩＴ
能であり、特に従来の椎茸連続温室と比べ急速な除湿を
行う発芽調整室（９）を設けたことにより各はだ木（１
７）の発芽の不揃いを無くし平均に発芽させることがで
き、安定した収穫量を確保できると共に収穫した椎茸の
大きさも良く揃い高品質なものが得られるのである。

又、展開室（１０）では上方から赤外線ランプ（１５）
の光を、側面からは自然光が投光されるため、通常はほ
だ木（１７）の横から発芽した椎茸が上方に向うので曲
った状態になるが、はだ木（１７）に対して放射状に真
直ぐ伸びて曲りが少なく見た目の良い椎茸を収穫できる
。

更に全工程のサイクルはほだ木抑制室（７）のコントロ
ールによってす・ｆクル調整をｂ丁能と成し、それらに
よって市場への出荷量１時期の調節もＤ７能となり、ａ
茸裁培における収益性が高く経営的にもイ■利であり、
又、各室（７）、　（８）。

（９）、（１０）の環境コントロールをコンピュータ制
御することにより自動コントロールでき生産管理を容易
にし労力を削減できる等その実用壮大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体斜視図、第２図は縦
方向の断面図、第３図は平面の配置図である。 （１）・・会屋根　　（２）・中・側壁（５）・・り床
　　　（６）・・拳遮光カーテン（８）・・・加湿室　
（７）・・・はだ木抑制室（１０）・・−展開室　（９
）・ψ・発芽、＊整置（１１）・・−暖房機　（１２）
・・・除湿機（１３）・・−冷暖房機（１４）・・・散
水ノズル（１６）＠・＠換気装置（＋５）−・・赤外線
ランプ以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 室内が椎茸栽培工程に合せ順次区画した室を有し、該各
   室にはそれぞれ生育ステージにより適宜な環境コントロ
   ールを行う装置関係を設備した椎茸連続栽培温室におい
   て、アルミ又は鉄骨の骨組で屋根（１）に遮光性のボー
   ドを側壁（２）に透光性のボードを張設し、その内部は
   ほだ木抑制室（７）と、加湿室（８）と、発芽調整室（
   ９）と、展開室（１０）とに断熱ボードで区画し、且つ
   前記各室（７）、（８）、（９）、（１０）には側壁（
   ２）内側に設けた遮光カーテン（６）、コンクリートの
   床（５）面上に設置する暖房機（１１）、除湿機（１２
   ）及び冷暖房機（１３）、天井に配設する散水ノズル（
   １４）及び赤外線ランプ（１５）、屋根（１）に設ける
   換気装置（１６）等をそれぞれ適宜に設けたことを特徴
   とする椎茸連続栽培 温室。