JPH04148620A - きのこの原木栽培における人工ほだ化方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、しいたけ等のきのこの原木栽培におけるほ
だ木の人工ほだ化方法と、該方法に使用する人工Ｇｆだ
化装置に関するものである。

〔従来の技術〕

きのこの原木栽培において、ほだ木とは原木を所定の寸
法に切断して乾燥させたのち、原木に例えばしいたけ菌
を接種したもので、このほだ木を雑木林などの自然界で
、あるいは人工のハウス内等でほだ化し、雑菌の繁殖を
抑えながら接種したし°いたけ菌の菌糸の活着と生長を
図っている。

このほだ木のほだ化作業において最も重要なことは、ほ
だ木を直接日光に当てず、充分な湿度と風通しのよい場
所で伏せ込みを行うことで、例えば温度４０℃以上にな
るとほだ水内の菌が死滅ないし弱って発育が遅れ、過度
に乾燥すると菌糸の生長が悪く、また通風が悪く、湿度
が高すぎると菌糸の生長が悪くなると共に、雑菌が侵入
し易くなって充分なほだ化ができず、収量に大きな影響
を与える。

そのため、栽培農家では、雑木林等の自然界における仮
伏せや本伏せ、さらにはハウス内の人工ほだ化において
は、ほだ木に種々の材料からなるシート等を被せたり、
笠木とよばれる木々の小技を被せることによって温度、
湿度、通風の管理に細心の注意を払っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、雑木林などを使用する自然界におけるほ
だ化は、仮伏せや本伏せに適するほだ場は概ね栽培農家
から離れた所にあるため、きめの細かい作業が難しいと
共に、ほだ場に適する場所が年々減少している。

一方、ハウス等を利用するほだ化は、設備に多大の費用
を要し、かつ場所も必要とするため経費が掛りすぎると
いう欠点を有している。

この発明はか＼る現状に鑑み、少ない経費と簡単な操作
によってきのき菌を接種したほだ木のほだ化を確実に行
うことのできるきのこの原木栽培における人工ほだ化方
法と、このほだ化方法に使用する装置を提供することを
目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、この発明のきのこの原木栽培
における人工ほだ化方法は、アングル材からなる複数の
縦桟と横桟とによって多段の棚を形成すると共に、上部
に撒水機構を有する屋根を設けた簡易ハウスを使用し、
該簡易ハスウ内の上段の棚には径級の大きなほだ木を、
下段の棚には径級の小さなほだ木をそれぞれ積層せんと
するほだ木間に断面が三角形状の間隔保持材を使用して
回動自在に並列保持し、屋根に設けた撒水機構によって
各ほだ木の湿度を適度に保持しっ一５簡易ハウスの外周
部に重畳して設けた性質の異なる複数のシート部材を外
部の環境に応じて使い分け、もって簡易ハウス内の温度
や通風および採光を制御しながらほだ木を人工的に管理
することを特徴とするものである。

また、前記きのこの原木栽培における人工ほだ化装置は
、アングル材からなる複数の縦桟と横桟とによって多段
の棚を有するハウス主体を形成し、該ハウス主体の上部
に多数の撒水孔を有し、かつ裏面に撒水管を配設した天
板を水平に設けると共に、該天板の上部に屋根板を所定
の間隔を存して傾斜させて設け、該傾斜した屋根板の傾
斜端部と前記天板の一端部との間にダンパを介装し、前
記ハウス主体の外周部には、ハウス主体の全周を覆うこ
とのできる性質の異なる複数のシート部材を巻き上げ、
巻き下ろしおよび周方向への移動ができるよう重畳して
設けた簡易ハウスからなることを特徴とするものである
。

この発明のきのこの原木栽培における人工ほだ化方法お
よびその装置の最大の特徴は、ほだ化にもっとも重要な
湿度、温度、通風を環境゛に合わせて人為的に制御する
ことにあり、具体的にはアングル材からなる縦桟と横桟
によって多段の棚を形成すると共に、多段の棚の上部に
撒水機構を有する屋根を設けたハウス主体の外周部に、
性質の異なる複数のシート部材を重畳して設けた簡易ハ
ウスを使用し、簡易ハウスに設けた撒水機構を利用して
ほだ木の乾燥を防ぎ、複数のシート部材を使用してハウ
ス主体内の温度、湿度、通風を制御してほだ化作業を行
うものである。

ハウス主体は、アングル材からなる複数の縦桟と横桟と
から構成されるが、その奥行きは、ほだ木の取り扱いが
便利なように、０．８〜１．１ｍ程度が好ましいが、長
さは設置せんとする敷地の広さによって自在に変えるこ
とができ、組立て、分解が容易であることが望ましい。

撒水機構は、アングル材で構成されたハウス主体の上部
を覆い、かつその周縁部が棚から突出する大きさを有す
る板部材に多数の撒水孔を設けると共に、その裏面に単
数若しくは複数の撒水管を配設した天板を棚に対して水
平に設け、該天板の上方に所定の間隔を存して屋根板を
傾斜させて設け、傾斜した屋根板の基端部と前記天板の
一端部との間に雨水調節用のダンパを介装してなるもの
で、天板の周縁部には雨水が撒水孔からのみ落下するよ
うに縁部を形成しておくのが望ましい。

ハウス主体の周側に配設するシート部材は、ハウス主体
内の温度、湿度、通風を制御するためのもので、保温の
みを目的とする非通気性の透明なシート部材と、保温と
風通しと湿度の制御を目的とする通気性を存するシート
部材と、同じ目的に使用する通気性を有し、かつ遮光率
が６０％以上のシート部材とから構成するのが望ましい
が、部品ハウスを設置する場所の環境によっては必ずし
も３枚に限定されることはない。

なお、ハウス主体にほだ木を積層する場合、ほだ木間の
通風を図るため、間隔保持材を使用するものであるが、
この間隔保持材は、断面が三角形状とすることによって
間隔保持材上に載せたほだ木を容易に反転させることが
できる。

〔作　　　用〕

この発明のきのこの原木栽培における人工ほだ化方法は
、多段の棚を有するハウス主体内に接種済の原木をその
径級に分けて揃えて載置するものであるが、径級の大き
なほだ木は乾燥が遅く、径級の小さなほだ木は乾燥し易
いため、径級の小さなほだ木を下段に並べ、上方に行く
に従って径級を大きくすることによってほだ木の乾燥状
態を均一にすると共に、ほだ木への撒水に際して撒水を
均一に行うことができる。

その際、各ほだ木間には間隔保持材を介装して積層する
が、間隔保持材を断面が三角形状とすることによって天
地返しのためのほだ木の回転を容易に行うことができる
と共に、ほだ木に物理的な衝撃を与えて接種した種菌の
活着、伸長、蔓延等を助長させる意味で実施されている
ほだ木の移動を、そのま＼の位置において実質的に容易
に実施することができる。

ほだ木の湿度を保つためのほだ木への撒水は、降雨を利
用して撒水する方法と、撒水管を利用して直接撒水する
方法を選択することができるもので、降雨を利用する場
合には、天板と屋根板間に設けたダンパを閉じ、屋根板
から落下する雨水を天板に導き、天板に設けた撒水孔か
らほだ木に落下させて行うが、梅雨時など降雨の多いと
きや雨水が不要のときは、ダンパを開き、雨水が天板に
入らないようにしてお（。

また、雨水による撒水ができない場合には、天板の裏面
に配設された撒水管を使用してほだ木への撒水を行うこ
とができる。

部品ハウス内の温度、湿度、通風の制御は、外部環境に
応じてハウス主体の外周部に重畳して設けた複数のシー
ト部材を利用して行うもので、例えば外気温が低い場合
には、非通気性を有するシート部材を垂設してハウス主
体を覆い、外気温が高く、直射日光の強いときは、通気
性を有し、かつ一定の遮光率を有するシート部材を垂設
してハウス主体を覆い、室内の温度と風通しをコントロ
ールし、直射日光が弱く、比較的外気温が高い場合には
通気性を有するシート部材を使用することによって室内
の温度や通風を制御するものであるが、単独のシート部
材の使用でなく、複数のシート部材を組み合わせて使用
することによってより効果的に室内の条件をコントロー
ルすることができる。

〔実　施　例〕

以下、この発明のきのこの原木栽培における人工ほだ化
方法に使用する装置の実施例を添付の図面を引用して説
明する。

この発明のきのこの原木栽培における人工ほだ化装置を
構成する簡易ハウスｌは、第１図および第２図によって
明らかなように、アングル材からなる複数の縦桟５およ
び横桟６で形成された多段の棚を有するハウス主体２と
、該ハウス主体２の上部に取付けられる撒水機構を有す
る天板７と、該天板７の上方に所定の間隔を存して傾斜
させて設けられる屋根板３と、前記ハウス主体２の外周
部に重畳して設けられる複数のシート部材とから構成さ
れるものである。

ハウス主体２は、アングル材からなる複数の縦桟５と横
桟６とを縦横に組み合わせて上下および左右に所定の間
隔を存して棚２ａを多段に形成して間口（長さ）約２．
ＱｍＸ奥行（幅）約０．８〜Ｑ、９ｍＸ高さ約１．８ｍ
〜２．０ｍの構造体としたもので、間口の長さはほだ本
の本数や設置する地形や作業条件等によって任意に設定
するものであるが、奥行は通常の長さが約１ｍのほだ木
を確実に載置することができるよう約８０〜９０ｃｍに
設定し、高さは作業者がハウス主体２の間口の前に立っ
てほだ化のための諸作業を支障なく行うことができるよ
うに１．８〜２．０ｍ程度とすることが望ましい。

か＼るハウス主体２の上部に水平な状態で設ける撒水機
構を有する天板７は、″ハウス主体２の上部を覆うと共
に、その周縁部がハウス主体２より突出する大きさの板
部材に多数の撒水孔８を均等間隔で穿設し、その四周に
は縁部７ａを上方に突設すると共に、その裏面の中央部
に多数の撒水孔を配設した撒水管９を設けたもので、該
撒水管９の基端にはパルプｌＯを有するホース１１が連
結されたものである。

屋根板３は、前記天板７の上方に所定の間隔を存して片
流れとなるよう傾斜させて設けられるもので、該屋根板
３の基端部３ａと前記天板７の一端部間にはダンパ１２
が介装される。

このダンパ１２は、屋根板３に降った雨水を天板７に流
すためのもので、第４図に示すように閉の状態にするこ
とによって屋根に降った雨水を地上に逃がし、第５図に
示すように開の状態にすることによって雨水を天板７に
流入させ、天板７に設けた撒水孔８を介して雨水をほだ
木に撒水さセてほだ木の乾燥を防止するものである。

ハウス主体２の周側に重畳して設ける複数のシート部材
は、例えば内側から外側に向けて、非通気性の合成樹脂
製の透明なシート部材１３と、合成樹脂の不織布等から
なる通気性を有する透明なシート部材１４と、黒色乃至
灰色の合成樹脂テープを織成して得た遮光率６０％以上
のネット状のシート部材１５とからなるもので、各シー
ト部材１３．１４および１５はそれぞれ単独で上下方向
における巻上げ乃至巻下しと、周方向への移動が自在に
できるよう設けられ、各シート部材の単独または併用に
よってハウス主体２内の温度や湿度並びに通風状態を適
宜コントロールするものである。

なお、図中４は縦桟５の下端部に設けられた土台を示す
。

か−る簡易ハウス１からなる人工ほだ化装置を使用して
ほだ木の人工ほだ化方法について述べると、まず、ほだ
化しようとするほだ木を径級によって大径水Ａ（直径が
約１０ｃｍ程度）と、小径木（直径約７〜ｇｃｍ程度）
と、小径木Ｂ（直径が約４〜５ｃｍ程度）とに区分けし
、大径水Ａを上段に、小径木（図示せず）を中段に、小
径木Ｂを下段にして、それぞれハウス主体２の奥行の方
向に、前後の横桟６間に所定の間隔を保持して掛は渡す
。

ついで、その上に第３図に示す合成樹脂によって形成さ
れた三角柱からなる間隔保持材Ｘを、並列したほだ木Ａ
（又はＢ）を横切るように、つまりほだ木Ａ（又はＢ）
の長さの方向に直角となるように２本宛間隔をおいて並
べ、その上に同様にしてほだ木Ａ（又はＢ）を並列支持
させ、が＼る間隔保持材Ｘを使用して順次ほだ木を並べ
ることによってハウス主体２内に所定数のほだ木を上下
及び左右に所定の間隔で水平に保持する。

なお、この三角柱からなる間隔保持材Ｘは、断面三角型
の頂点によってほだ木を支持するため、ほだ木に対する
接点が小さく、片手の操作にょって至極簡単に反転させ
ることができる。

ほだ木をハウス主体２に収容したのちは、外部の環境に
合わせてほだ木への撒水と、ハウス主体２内の温度と湿
度および通風を管理するものであるが、ほだ木への撒水
は、雨水を利用する方法と、井戸や水道等の水を利用す
る方法とがあり、雨水を利用する場合には、ダンパ１２
を開の状態として屋根板３に降った雨水を天板７内に導
き、天板７に形成した撒水孔８からほだ木に雨水を降ら
せて行うが、雨水による撒水を実施しない場合にはダン
パ１２を閉じ、屋根板３に降った雨水が傾斜に沿って地
上に流れるようにしておく。

また、比較釣用の少ない時期、あるいはほだ木が乾燥し
易い環境においては、雨水による撒水だけでほぼだ木に
充分な湿度を与えることができないので、バルブ１０を
開き、ホース１１を介して撒水管９に通水して撒水管９
からほだ木に撒水する。

つぎに、ほだ木のほだ化には、ハウス主体２内の温度と
湿度および通風がきわめて重要な要件となるため、ハウ
ス主体２内のこれらの条件を、性質の異なるシート部材
を使用して外部環境に応じて制御する。

すなわち、春先等など外気温の低い場合には、非通気性
のシート部材１４によってハウス主体２をすっぽりと覆
って室内の保温を図り、ある程度外気温が上がって室内
が蒸れ易い状況になったときは、通気性を有するシート
部材１５によって室内の換気を図って室内を適温に保持
し、夏場の日差しが強い場合には、通気性を有すると共
に、遮光性を有するシート部材１６によってハウス主体
２を覆い、ほだ木に直射日光が当たるのを防ぎ、かつ室
内の通風を図ってハウス主体２内をほだ化に適した条件
に保つ。

なお、これら各シート部材は、単独で巻き上げと巻き下
ろしおよび全周を覆うための移動ができるため、シート
部材の巻き上げや巻き下ろしの程度の制御、さらにはシ
ート部材によって覆うハウス主体２の面積を自在に変え
ることによってより。

細かな温度や湿度、通風のコントロールを行うことがで
き、複数のシート部材を同時に使用することによっても
より完全なハウス主体内のほだ化条件をコントロールす
ることができる。

また、ほだ化には採光も重要な要件のため、少なくとも
通気性および非通気性のみを条件とするシート部材は、
透明ないし半透明のシート部材であることが望ましい。

さらに、ある程度ほだ化されたほだ木は、天地返しとよ
ばれる作業を行うことによってより一層ほだ化を推進す
ることができるので、これらの時期に該当するほだ木は
、間隔保持材Ｘ上で半回転させることによって行うこと
ができる。

〔発明の効果〕

この発明のきのこの原木栽培における人工ほだ化方法は
、多段の棚を有するハウス主体の棚に、上段から下段に
向けて径級の大きい順に間隔保持材を使用して積み重ね
、屋根に設けた撒水機構を使用してほだ木への撒水を行
い、ほだ木の湿度を適正に保持し、ハウス主体の外周部
に設けた性質のことなる複数のシート部材を使用してハ
ウス主体内の温度、湿度、通風を外部環境に応じてコン
トロールしてほだ化を行うことができるもので、部品ハ
ウスを設置する場所の環境条件やその年の気象条件に左
右されることなく、ほだ木のほだ化を理想的な条件によ
って人工的に実施できるもので、効率よく品質の良いき
のこを収穫することができる。

一方、前記きのこの原木栽培における人工ほだ化方法に
使用する装置は、アングル材からなる縦桟と横桟を縦横
に連結して形成したハウス主体の上部に天板と屋根板を
設け、その外周部に巻き上げ、巻き下ろしと周方向への
移動を自在とした性質の異なる複数のシート部材を重畳
して設けたもので、天板に設けた撒水機構と天板と傾斜
する屋根板間に設けたダンパを開閉することによって、
雨水による撒水と雨水以外の水による撒水を自在に選択
してはぎ木の乾燥を防ぐことができ、重畳して設けた複
数のシート部材を適宜使用することによって外部環境に
応じてハウス主体内の温度や湿度、通風および採光を図
り、ほだ化を行うに適した条件を簡単かつ容易に作り出
すことができるもので、少ないスペースで、四季を通じ
て省力化したほだ化作業を行うことができるなど多大の
利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のきのこの原木栽培における人工ほだ
化方法に使用する装置の一例を示す全体斜視図、第２図
はその側面図、第３図はほだ木の積み重ね状態を示すた
めの説明図、第４図と第５図は天板と屋根板およびダン
パの関係を示し、第４図はダンパを閉じて雨水を地上に
流す状態を示す説明図、第５図はダンパを開き雨水を天
板に導入する状態を示す説明図である。 １・・・簡易ハウス、　　２・・・ハウス主体３・・・
屋根板、　　　５・・・縦桟 ６・・・横桟、　　　　７・・・天板 ９・・・撒水管、　　　１２・・・ダンパ１３．１４．
１５・・・シート部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）アングル材からなる複数の縦桟と横桟とによって多
   段の棚を形成すると共に、上部に撒水機構を有する屋根
   を設けた簡易ハウスを使用し、該簡易ハスウ内の上段の
   棚には径級の大きなほだ木を、下段の棚には径級の小さ
   なほだ木をそれぞれ積層せんとするほだ木間に断面が三
   角形状の間隔保持材を使用して回動自在に並列保持し、
   屋根に設けた撒水機構によって各ほだ木の湿度を適度に
   保持しつゝ、簡易ハウスの外周部に重畳して設けた性質
   の異なる複数のシート部材を外部の環境に応じて使い分
   け、もって簡易ハウス内の温度や通風および採光を制御
   しながらほだ木を人工的に管理することを特徴とするき
   のこの原木栽培におけるほだ木の人工ほだ化方法。 ２）アングル材からなる複数の縦桟と横桟とによって多
   段の棚を有するハウス主体を形成し、該ハウス主体の上
   部に多数の撒水孔を有し、かつ裏面に撒水管を配設した
   天板を水平に設けると共に、該天板の上部に屋根板を所
   定の間隔を存して傾斜させて設け、該傾斜した屋根板の
   傾斜端部と前記天板の一端部との間にダンパを介装し、
   前記ハウス主体の外周部には、ハウス主体の全周を覆う
   ことのできる性質の異なる複数のシート部材を巻き上げ
   、巻き下ろしおよび周方向への移動ができるよう重畳し
   て設けた簡易ハウスからなることを特徴とするきのこの
   原木栽培における人工ほだ化装置。 ３）前記複数のシート部材は、非通気性のシート部材と
   、通気性を有するシート部材と、通気性を有し、かつ遮
   光率が６０％以上のシート部材とからなることを特徴と
   する請求項２記載のきのこの原木栽培における人工ほだ
   化装置。